JP2003063320A - 車両用モールの取付方法及び取付構造 - Google Patents

車両用モールの取付方法及び取付構造

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JP2003063320A JP2001255071A JP2001255071A JP2003063320A JP 2003063320 A JP2003063320 A JP 2003063320A JP 2001255071 A JP2001255071 A JP 2001255071A JP 2001255071 A JP2001255071 A JP 2001255071A JP 2003063320 A JP2003063320 A JP 2003063320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用モールの成形が容易で,厚みの小さい
車両用モールにも対応することができる車両用モールの
取付方法及び取付構造を提供すること。 【解決手段】 プレート部21のリブ穴211に補強リ
ブ12の一部を高くして形成した溶着リブ13が挿入し
てあると共にプレート部21が凹部11に配置してあ
る。クリップ2とサイドモール1とは,溶着リブ13の
先端部131に形成した抜け防止部132が,ザグリ部
212の内部に収納されていることにより一体化されて
いる。クリップ2の脚部22がボディパネル3の係合穴
31に係合していることによって,サイドモール1はボ
ディパネル3に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,クリップを介してボディパネル
に取り付けてなる車両用モールの取付方法及び取付構造
に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,自動車のサイドドア等のボディ
パネルには,装飾性に優れると共にボディパネルを保護
することができる車両用モールが使用されている。この
車両用モールの取付方法には,例えば,クリップを介し
て車両用モールをボディパネルに取り付ける取付方法が
ある。即ち,この取付方法においては,クリップと車両
用モールとが対向する対向面側のそれぞれにそれらが互
いに係合するための係合部分を設ける。そして,この係
合部分において係合を行うことにより,クリップを車両
用モールに一体化させる。そして,上記クリップをボデ
ィパネルに係合させることにより,上記車両用モールを
ボディパネルに取り付けている。
【0003】
【解決しようとする課題】ところで,上記車両用モール
の取付方法は,上記係合部分の厚みを確保する必要があ
る。そのため,上記車両用モールの表面側から裏面側ま
での厚みが小さい場合には,上記取付方法の適用が困難
である。また,上記取付方法においては,上記係合部分
を成形するために車両用モールの成形型にアンダーカッ
ト部分等が必要になり,この車両用モールの成形に手間
がかかる。また,アンダーカット部分等から成形品を離
型させるために,車両用モールの成形装置が複雑になっ
てしまう。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,車両用モールの成形が容易で,厚みの小
さい車両用モールにも対応することができる車両用モー
ルの取付方法及び取付構造を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題の解決手段】第1の発明は,クリップを介してボ
ディパネルに取り付ける車両用モールの取付方法におい
て,該車両用モールには,上記ボディパネルと対向する
裏面側に形成した凹部と,該凹部より立設した補強リブ
と,該補強リブの一部を高くして形成した溶着リブとを
設け,上記クリップには,上記溶着リブを挿入するリブ
穴を有するプレート部と,上記ボディパネルに設けた係
合穴に係合する脚部とを設け,上記リブ穴に上記溶着リ
ブを挿入すると共に上記プレート部を上記凹部に配置
し,上記溶着リブの先端部を溶融させると共に変形させ
て,上記リブ穴の幅寸法より大きい抜け防止部を形成し
て,上記クリップと上記車両用モールとを一体化し,上
記クリップの脚部を上記ボディパネルの係合穴に係合す
ることによって,上記車両用モールを上記ボディパネル
に取り付けることを特徴とする車両用モールの取付方法
にある(請求項1)。
【0006】本発明における車両用モールは,上記クリ
ップと一体化する前は,上記裏面側において上記溶着リ
ブを有しているが,従来のようにクリップと係合するた
めのアンダーカット部分等を有するような係合部分を有
していない。そのため,上記車両用モールを成形する際
の成形型にアンダーカット部分等の特別な形状を設ける
必要がない。そのため,上記成形型を含む成形装置が簡
単であると共に,上記車両用モールの成形が容易であ
る。
【0007】また,上記のごとく,上記クリップを車両
用モールに配置する際には,上記クリップのリブ穴に上
記車両用モールの溶着リブを挿入すると共に上記クリッ
プのプレート部を上記車両用モールの凹部に配置する。
そして,上記配置を行った後には,上記溶着リブの先端
部を溶融させると共に変形させ,上記リブ穴の幅寸法よ
り大きい抜け防止部を形成して,上記クリップと上記車
両用モールとを一体化させる。つまり,本発明の車両用
モールの取付方法においては,従来のようにアンダーカ
ット部分等を有するような係合部分を設けることなく,
上記溶融及び変形を行うことによりクリップと車両用モ
ールとを係合して一体化させることができる。
【0008】そのため,本発明の取付方法を適用する場
合には,従来のアンダーカット部等を有する係合部分を
設ける場合のような厚み寸法を必要としない。そのた
め,本発明によれば,上記車両用モールの表面側から裏
面側までの厚みが小さい場合,あるいは上記車両用モー
ルの凹部の深さが浅い場合でも,容易に対応することが
できる。
【0009】また,上記車両用モールは,上記裏面側に
上記凹部より立設した補強リブを有しており,上記溶着
リブはこの補強リブの一部を高くして形成してある。そ
のため,上記溶着リブを上記補強リブから比較的緩やか
に突出させることができ,溶着リブの形成部分に急激な
形状変化が形成されることを抑制することができる。そ
のため,車両用モールを成形する際に,成形型に成形材
料を流動させるとき,この成形材料を滑らかに流動させ
ることができる。それ故,車両用モールの表面側にヒケ
等が発生することを効果的に防止することができる。
【0010】また,上記車両用モールは,上記クリップ
の脚部を上記ボディパネルの係合穴に係合することによ
って,上記ボディパネルに取り付けられる。この際,上
記車両用モールは,上記補強リブが上記裏面側に設けて
あるため,ねじりや曲げ等の変形に強く,高い取付強度
でボディパネルに取り付けられる。
【0011】第2の発明は,クリップを介してボディパ
ネルに取り付ける車両用モールの取付方法において,該
車両用モールには,上記ボディパネルと対向する裏面側
に形成した凹部と,該凹部より立設した溶着リブとを設
け,上記クリップには,上記溶着リブを挿入するリブ穴
を有するプレート部と,上記ボディパネルに設けた係合
穴に係合する脚部とを設けると共に,上記リブ穴の周辺
には,凹状のザグリ部を設けておき,上記リブ穴に上記
溶着リブを挿入すると共に上記プレート部を上記凹部に
配置し,上記溶着リブの先端部を溶融させると共に変形
させ,上記ザグリ部の内部に少なくともその一部が収納
されるように抜け防止部を形成して,上記クリップと上
記車両用モールとを一体化し,上記クリップの脚部を上
記ボディパネルの係合穴に係合することによって,上記
車両用モールを上記ボディパネルに取り付けることを特
徴とする車両用モールの取付方法にある(請求項3)。
【0012】本発明における車両用モールも,従来のア
ンダーカット部分等を有するような係合部分を有してい
ないので,その成形型を含む成形装置が簡単であると共
に,その成形が容易である。また,本発明においても,
車両用モールの裏面側に配置したクリップと上記車両用
モールとを一体化させる際には,上記溶着リブの先端部
を溶融させると共に変形させる。このとき,本発明にお
いては,上記抜け防止部を,その少なくともその一部が
上記ザグリ部の内部に収納されるように形成する。その
ため,上記ザグリ部の存在によって,上記抜け防止部が
無制限に溶融,変形してしまうことを防止することがで
きる。
【0013】さらに,上記ザグリ部の存在によって,上
記抜け防止部の上記プレート部上面への突出量を小さく
することができるので,従来のアンダーカット部分等を
有するような係合部分を設けていないことによる作用効
果に加えて,より一層厚みの小さい車両用モールへの適
用が容易となる。
【0014】第3の発明は,クリップを介してボディパ
ネルに取り付けてなる車両用モールの取付構造におい
て,該車両用モールは,上記ボディパネルと対向する裏
面側に形成した凹部と,該凹部より立設した補強リブ
と,該補強リブの一部を高くして形成した溶着リブとを
有しており,上記クリップは,上記溶着リブを挿入する
リブ穴を有するプレート部と,上記ボディパネルに設け
た係合穴に係合する脚部とを有しており,上記クリップ
と上記車両用モールとは,上記リブ穴に上記溶着リブが
挿入してあると共に上記プレート部が上記凹部に配置し
てあり,上記溶着リブの先端部を溶融させると共に変形
させて形成した抜け防止部が上記リブ穴の周辺に掛止さ
れていることにより一体化されており,上記クリップの
脚部を上記ボディパネルの係合穴に係合することによっ
て,上記車両用モールを上記ボディパネルに取り付けて
いることを特徴とする車両用モールの取付構造にある
(請求項5)。
【0015】本発明の取付構造を採用することにより,
上述した第1の発明の取付方法の場合と同様にして優れ
た作用効果を得ることができる。
【0016】第4の発明は,クリップを介してボディパ
ネルに取り付けてなる車両用モールの取付構造におい
て,該車両用モールは,上記ボディパネルと対向する裏
面側に形成した凹部と,該凹部より立設した溶着リブと
を有しており,上記クリップは,上記溶着リブを挿入す
るリブ穴を有するプレート部と,上記ボディパネルに設
けた係合穴に係合する脚部とを有していると共に,上記
リブ穴の周辺には凹状のザグリ部を有しており,上記ク
リップと上記車両用モールとは,上記リブ穴に上記溶着
リブが挿入してあると共に上記プレート部が上記凹部に
配置してあり,上記溶着リブの先端部を溶融させると共
に変形させて形成した抜け防止部の少なくとも一部が上
記ザグリ部に収納されていることにより一体化されてお
り,上記クリップの脚部を上記ボディパネルの係合穴に
係合することによって,上記車両用モールを上記ボディ
パネルに取り付けていることを特徴とする車両用モール
の取付構造にある(請求項7)。
【0017】本発明の取付構造を採用することにより,
上述した第2の発明の取付方法の場合と同様にして優れ
た作用効果を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】上記車両用モールとしては,自動
車に用いる各種のモールを適用することができる。例え
ば,サイドモール,ドアロアモール,ロッカーモール等
を適用することができる。上記第1の発明においては,
上記補強リブは,車両用モールの長手方向の全長に渡っ
て設けてあることが好ましい。この場合,上記車両用モ
ールを成形する際に,この車両用モールの表面側にヒケ
等が発生することを一層効果的に防止することができ
る。
【0019】また,上記第1の発明においては,上記ク
リップにおけるリブ穴の周辺には凹状のザグリ部を設け
ておき,上記抜け防止部の形成時には,該抜け防止部の
少なくとも一部を上記ザグリ部の内部に収納することが
好ましい(請求項2)。この場合には,上記第1の発明
においても,上記ザグリ部を設けることによる上記抜け
防止部の形成形状の規制効果と厚みの薄い車両用モール
への適用の容易化を計ることができる。
【0020】また,上記第2の発明においては,上記車
両用モールには,上記凹部より立設した補強リブを設け
ると共に上記溶着リブは上記補強リブの一部を高くして
形成することが好ましい(請求項4)。この場合には,
上記第2の発明においても,上記補強リブを設けること
によるヒケ防止効果と取付強度向上効果を得ることがで
きる。
【0021】また,上記第3の発明においては,上記ク
リップにおけるリブ穴には,凹状のザグリ部が設けてあ
り,上記抜け防止部の少なくとも一部が上記ザグリ部の
内部に収納されていることが好ましい(請求項6)。こ
の場合,上記と同様に上記第3の発明においても,上記
抜け防止部の形成形状の規制効果と厚みの薄い車両用モ
ールへの適用の容易化を計ることができる。
【0022】また,上記第4の発明においては,上記車
両用モールは,上記凹部より立設した補強リブを有して
いると共に上記溶着リブは上記補強リブの一部を高くし
て形成してあることが好ましい(請求項8)。この場
合,上記と同様に上記第4の発明においても,上記ヒケ
防止効果と取付強度向上効果を得ることができる。
【0023】
【実施例】図1に示すごとく,本例の車両用モールの取
付構造は,クリップ2を介して車両用モール1をボディ
パネル3に取り付けてなる。上記車両用モール1は,上
記ボディパネル3と対向する裏面側102に形成した凹
部11と,該凹部11より立設した補強リブ12と,該
補強リブ12の一部を高くして形成した溶着リブ13と
を有している。上記クリップ2は,上記溶着リブ13を
挿入するリブ穴211を有するプレート部21と,上記
ボディパネル3に設けた係合穴31に係合する脚部22
とを有している。また,本例では,上記クリップ2は,
上記リブ穴211の周辺に凹状のザグリ部212を有し
ている。
【0024】上記車両用モール1の取付構造において
は,上記クリップ2と上記車両用モール1とは,上記リ
ブ穴211に上記溶着リブ13が挿入してあると共に上
記プレート部21が上記凹部11に配置してある。ま
た,本例では,クリップ2と車両用モール1とは,上記
溶着リブ13の先端部131に形成した抜け防止部13
2が,上記ザグリ部212の内部に収納されていること
により一体化されている。そして,上記クリップ2の脚
部22が上記ボディパネル3の係合穴31に係合してい
ることによって,上記車両用モール1が上記ボディパネ
ル3に取り付けられている。
【0025】以下に,これを詳説する。図2に示すごと
く,本例においては,上記車両用モール1は,自動車の
サイドドアに取り付けるサイドモール1である。このサ
イドモール1は,本体部15と該本体部15の幅方向の
左右両側に形成した立設部16とにより形成されてい
る。また,上記補強リブ12は,サイドモール1の長手
方向の全長に渡って複数設けてある。本例では,補強リ
ブ12が5本設けてあり,内側に位置する3本は低く,
両外側に位置する2本は高く形成されている。また,上
記溶着リブ13は,内側に位置する3本のうち内両外側
に位置する補強リブ12に設けてある。
【0026】図3に示すごとく,上記クリップ2は,上
記サイドモール1と対向する裏側面202に3本の補強
リブ用溝213が設けてある。上記プレート部21のザ
グリ部212は,上記ボディパネル3と対向する表面側
201において,上記3本の補強リブ用溝213のうち
両外側に位置する補強リブ用溝213に形成してある。
また,上記クリップ2において,上記脚部22は表面側
201の略中央位置に設けてある。
【0027】そして,図1に示すごとく,クリップ2と
サイドモール1とが合わさった状態では,上記内側に位
置する3本の補強リブ12は上記サイドモール1の補強
リブ用溝213に挿入されている。また,本例において
は,上記サイドモール1の幅方向の左右両側に形成した
立設部16と上記両外側に位置する2本の補強リブ12
には両面テープ4が配置してある。そして,サイドモー
ル1は,上記クリップ2における脚部22の係合穴31
への係合と上記両面テープ4の貼着とによりボディパネ
ル3に取り付けられている。また,サイドモール1の溶
着リブ13はサイドモール1の長手方向の複数箇所に設
けてあり,上記クリップ2はサイドモール1の複数箇所
に設けてある(図示略)。
【0028】次に,上記クリップ2をサイドモール1に
取り付ける方法について説明する。図4(a)に示すご
とく,上記クリップ2とサイドモール1とを組み合わせ
るに当たっては,クリップ2の裏側面202をサイドモ
ール1の裏側面102に対向させる。そして,図4
(b)に示すごとく,サイドモール1の上記内側の3本
の補強リブ12をそれぞれクリップ2の上記補強リブ用
溝213に挿入すると共に,サイドモール1の溶着リブ
13を上記リブ穴211に挿入する。このとき,サイド
モール1の溶着リブ13が上記クリップ2の表側面20
1よりも突出する。こうして,クリップ2のプレート部
21をサイドモール1の凹部11に配置する。
【0029】次いで,図4(c)に示すごとく,上記溶
着リブ13の先端部131を溶融させると共に変形させ
る。このとき,上記リブ穴211の幅寸法より大きい抜
け防止部132を,上記ザグリ部212の内部に収納さ
れるように形成する。そして,このザグリ部212の存
在によって,上記抜け防止部132が無制限に溶融,変
形してしまうことを防止することができる。こうして,
上記クリップ2と上記サイドモール1とを一体化するこ
とができる。
【0030】図2に示すごとく,上記サイドモール1
は,上記クリップ2と一体化する前は,上記裏面側10
2において上記溶着リブ13を有しているが,従来のよ
うにクリップ2と係合するためのアンダーカット部分等
を有するような係合部分を有していない。そのため,上
記サイドモール1を成形する際の成形型にアンダーカッ
ト部分等の特別な形状を設ける必要がない。そのため,
上記成形型を含む成形装置が簡単であると共に,上記サ
イドモール1の成形が容易である。
【0031】また,図4(b)に示すごとく,本例のサ
イドモール1は,上記クリップ2をサイドモール1に配
置する際には,上記クリップ2のリブ穴211に上記サ
イドモール1の溶着リブ13を挿入すると共に上記クリ
ップ2のプレート部21を上記サイドモール1の凹部1
1に配置する。そして,図4(c)に示すごとく,上記
配置を行った後には,上記溶着リブ13の先端部131
を溶融させると共に変形させる。そして,上記リブ穴2
11の幅寸法より大きい抜け防止部132を形成すると
共に上記ザグリ部212の内部に配置し,クリップ2と
サイドモール1とを一体化させている。
【0032】つまり,本例のサイドモール1の取付方法
においては,従来のアンダーカット部分等を有するよう
な係合部分を設けることなく,上記溶融及び変形を行う
ことによりクリップ2とサイドモール1とを係合して一
体化させることができる。そのため,本例の取付構造を
適用する場合には,従来のアンダーカット部等を有する
係合部分を設ける場合のような厚み寸法を必要としな
い。そのため,本例の取付構造によれば,上記サイドモ
ール1の表面側101から裏面側102までの厚みが小
さい場合,あるいは上記サイドモール1の凹部11の深
さが浅い場合でも,例えば上記クリップ2のプレート部
21の厚みを小さくする又は上記抜け防止部132を薄
く形成することにより,容易に対応することができる。
【0033】また,図2に示すごとく,上記サイドモー
ル1は,上記裏面側102に上記凹部21より立設した
補強リブ12を有しており,上記溶着リブ13はこの補
強リブ12の一部を高くして形成してある。そのため,
上記溶着リブ13を上記補強リブ12から比較的緩やか
に突出させることができ,溶着リブ13の形成部分に急
激な形状変化が形成されることを抑制することができ
る。そのため,サイドモール1を成形する際に,成形型
に成形材料を流動させるとき,この成形材料を滑らかに
流動させることができる。それ故,サイドモール1の表
面側101にヒケ等が発生することを効果的に防止する
ことができる。
【0034】また,図1に示すごとく,上記サイドモー
ル1は,上記クリップ2の脚部22を上記ボディパネル
3の係合穴31に係合することによって,上記ボディパ
ネル3に取り付けられている。そして,上記サイドモー
ル1は,上記補強リブ12が上記裏面側102に設けて
あるため,ねじりや曲げ等の変形に強く,高い取付強度
でボディパネル3に取り付けておくことができる。
【0035】また,上記クリップ2にザグリ部212が
形成してあることにより,上記溶融,変形させて形成し
た抜け防止部132をこのザグリ部212に収納するこ
とができる。そのため,クリップ2のプレート部21の
厚みを,上記サイドモール1の凹部11の深さと同じく
らいの厚みに確保した状態で上記サイドモール1の取付
構造を実現することができる。そのため,上記プレート
部21の強度を確保すると共に,より一層厚みの小さい
サイドモール1への適用が容易となる。
【0036】なお,本例においては,上記抜け防止部1
32の全体を上記ザグリ部212の内部に配置した。こ
れに対し,図5に示すごとく,抜け防止部132はその
一部がザグリ部212の内部に配置してあってもよい。
この場合でも,上記と同様の作用効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,サイドモールの取付構造を示
す断面説明図。
【図2】実施例における,サイドモールを示す斜視図。
【図3】実施例における,クリップを示す斜視図。
【図4】実施例における,サイドモールへのクリップの
取付方法を示す図で,(a)サイドモールにクリップを
対向させた状態,(b)サイドモールにクリップを配置
した状態,(c)クリップとサイドモールとを一体化し
た状態を示す断面説明図。
【図5】実施例における,抜け防止部の一部をザグリ部
の内部に配置して,クリップとサイドモールとを一体化
した場合を示す断面説明図。
【符号の説明】
1...車両用モール(サイドモール), 11...凹部, 12...補強リブ, 13...溶着リブ, 131...先端部, 132...抜け防止部, 2...クリップ, 21...プレート部, 22...脚部, 211...リブ穴, 212...ザグリ部, 22...脚部, 3...ボディパネル, 31...係合穴,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮野 哲也 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小木曽 浩一 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D023 AA01 AB01 AC02 AD26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップを介してボディパネルに取り付
    ける車両用モールの取付方法において,該車両用モール
    には,上記ボディパネルと対向する裏面側に形成した凹
    部と,該凹部より立設した補強リブと,該補強リブの一
    部を高くして形成した溶着リブとを設け,上記クリップ
    には,上記溶着リブを挿入するリブ穴を有するプレート
    部と,上記ボディパネルに設けた係合穴に係合する脚部
    とを設け,上記リブ穴に上記溶着リブを挿入すると共に
    上記プレート部を上記凹部に配置し,上記溶着リブの先
    端部を溶融させると共に変形させて,上記リブ穴の幅寸
    法より大きい抜け防止部を形成して,上記クリップと上
    記車両用モールとを一体化し,上記クリップの脚部を上
    記ボディパネルの係合穴に係合することによって,上記
    車両用モールを上記ボディパネルに取り付けることを特
    徴とする車両用モールの取付方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記クリップにおけ
    るリブ穴の周辺には凹状のザグリ部を設けておき,上記
    抜け防止部の形成時には,該抜け防止部の少なくとも一
    部を上記ザグリ部の内部に収納することを特徴とする車
    両用モールの取付方法。
  3. 【請求項3】 クリップを介してボディパネルに取り付
    ける車両用モールの取付方法において,該車両用モール
    には,上記ボディパネルと対向する裏面側に形成した凹
    部と,該凹部より立設した溶着リブとを設け,上記クリ
    ップには,上記溶着リブを挿入するリブ穴を有するプレ
    ート部と,上記ボディパネルに設けた係合穴に係合する
    脚部とを設けると共に,上記リブ穴の周辺には,凹状の
    ザグリ部を設けておき,上記リブ穴に上記溶着リブを挿
    入すると共に上記プレート部を上記凹部に配置し,上記
    溶着リブの先端部を溶融させると共に変形させ,上記ザ
    グリ部の内部に少なくともその一部が収納されるように
    抜け防止部を形成して,上記クリップと上記車両用モー
    ルとを一体化し,上記クリップの脚部を上記ボディパネ
    ルの係合穴に係合することによって,上記車両用モール
    を上記ボディパネルに取り付けることを特徴とする車両
    用モールの取付方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記車両用モールに
    は,上記凹部より立設した補強リブを設けると共に上記
    溶着リブは上記補強リブの一部を高くして形成すること
    を特徴とする車両用モールの取付方法。
  5. 【請求項5】 クリップを介してボディパネルに取り付
    けてなる車両用モールの取付構造において,該車両用モ
    ールは,上記ボディパネルと対向する裏面側に形成した
    凹部と,該凹部より立設した補強リブと,該補強リブの
    一部を高くして形成した溶着リブとを有しており,上記
    クリップは,上記溶着リブを挿入するリブ穴を有するプ
    レート部と,上記ボディパネルに設けた係合穴に係合す
    る脚部とを有しており,上記クリップと上記車両用モー
    ルとは,上記リブ穴に上記溶着リブが挿入してあると共
    に上記プレート部が上記凹部に配置してあり,上記溶着
    リブの先端部を溶融させると共に変形させて形成した抜
    け防止部が上記リブ穴の周辺に掛止されていることによ
    り一体化されており,上記クリップの脚部を上記ボディ
    パネルの係合穴に係合することによって,上記車両用モ
    ールを上記ボディパネルに取り付けていることを特徴と
    する車両用モールの取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項5において,上記クリップにおけ
    るリブ穴には,凹状のザグリ部が設けてあり,上記抜け
    防止部の少なくとも一部が上記ザグリ部の内部に収納さ
    れていることを特徴とする車両用モールの取付構造。
  7. 【請求項7】 クリップを介してボディパネルに取り付
    けてなる車両用モールの取付構造において,該車両用モ
    ールは,上記ボディパネルと対向する裏面側に形成した
    凹部と,該凹部より立設した溶着リブとを有しており,
    上記クリップは,上記溶着リブを挿入するリブ穴を有す
    るプレート部と,上記ボディパネルに設けた係合穴に係
    合する脚部とを有していると共に,上記リブ穴の周辺に
    は凹状のザグリ部を有しており,上記クリップと上記車
    両用モールとは,上記リブ穴に上記溶着リブが挿入して
    あると共に上記プレート部が上記凹部に配置してあり,
    上記溶着リブの先端部を溶融させると共に変形させて形
    成した抜け防止部の少なくとも一部が上記ザグリ部に収
    納されていることにより一体化されており,上記クリッ
    プの脚部を上記ボディパネルの係合穴に係合することに
    よって,上記車両用モールを上記ボディパネルに取り付
    けていることを特徴とする車両用モールの取付構造。
  8. 【請求項8】 請求項7において,上記車両用モール
    は,上記凹部より立設した補強リブを有していると共に
    上記溶着リブは上記補強リブの一部を高くして形成して
    あることを特徴とする車両用モールの取付構造。
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