JPH04109650U - グローブボツクス構造 - Google Patents

グローブボツクス構造

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Publication number
JPH04109650U
JPH04109650U JP2048491U JP2048491U JPH04109650U JP H04109650 U JPH04109650 U JP H04109650U JP 2048491 U JP2048491 U JP 2048491U JP 2048491 U JP2048491 U JP 2048491U JP H04109650 U JPH04109650 U JP H04109650U
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JP
Japan
Prior art keywords
glove box
front panel
energy absorbing
box body
absorbing material
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Withdrawn
Application number
JP2048491U
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Inventor
貴久 田中
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱自動車工業株式会社 filed Critical 三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニープロテクタを兼ねるグローブボックスの
重量及び組付工数を減らし、製造コストを低くする。 【構成】 インジェクション成形されたボックス本体5
及び表パネル材9を、間に波形断面を有するエネルギー
吸収材3を挟み込んだ状態で、溶着により接合する。エ
ネルギー吸収材3は、ボックス本体5及び表パネル材9
の少なくともいずれか一方から突設したリブ(図示略)
に、熱がしめによって固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車室内に開閉可能に設けられるグローブボックスの構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
自動車室内の前側に設けられているインストルメントパネルには開閉可能なグ ローブボックスが取付けられる。この取付位置にはインストルメントパネルの下 側になり、フロントシートに着座した乗員のひざが接近する位置となる。このた め、急激な減速などによって車に大きなマイナスの加速度が働いた場合には、乗 員のひざがグローブボックスと干渉する恐れがある。そこで、このような状況で の乗員のひざの障害を低くおさえるため、グローブボックスにはニープロテクタ の働きを持たせている。
【0003】 ニープロテクタの働きを備えたグローブボックスの従来構造の断面図を図3に 示す。すなわち、ニープロテクタの働きを行う部分は、発泡ウレタン1の内部に 、エネルギーを吸収するための波形断面を有するエネルギー吸収材3がインサー トされて成形されており、この発泡ウレタン1とボックス本体5が結合され、さ らに発泡ウレタン1の表側に表皮7が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のグローブボックスの構造によれば、発泡ウレタン1 の重量が重くなるため、この発泡ウレタン1及びエネルギー吸収材3とボックス 本体5との結合、さらには表皮7の取付には、ボルト又はビスなどが必要となり 、グローブボックスの組付作業の工数も多くなるものであった。
【0005】 また、インジェクション成形されるボックス本体5の型、発泡ウレタン1を発 泡させるときの型及び表皮7の型などが必要であった。このため、製造コストが 高くなってしまうものであった。
【0006】 本考案は以上の問題点を解決するために成されたもので、必要とするボルト又 はビス、さらには、必要とする型を少なくし、ひいては組付作業の工数を減らし 、製造コストを低くできるグローブボックス構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために成されたもので、自動車室内でニープ ロテクタを兼ねるグローブボックス構造において、インジェクション成形された ボックス本体及び表パネル材を、間に波形断面を有するエネルギー吸収材を挟み 込んだ状態で、溶着により接合したことを特徴とするグローブボックス構造であ る。
【0008】
【作用】
前述の手段によれば、ボックス本体及び表パネル材の間にエネルギ吸収材を挟 み込み、発泡ウレタンを使用しない構造としたので、従来の機能を損なうことな く軽量化が可能となる。この軽量化に加えて、ボックス本体と表パネル材との間 を溶着するので、ビスやボルト類の使用を最小限にとどめ、さらなる軽量化を可 能にする。しかも、組付工数の低減、経費及び部品コストの低減が可能なため、 安価に製作できるグローブボックス構造を提供できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図2に基づいて説明する。図2はグローブボ ックスの斜視図であり、この図2のA−A断面を図1に示す。
【0010】 ボックス本体5は、インジェクション成形され、インストルメントパネル(図 示せず)の下側に配置されるため表側が曲面となっている。この表側に、エネル ギー吸収材3が位置される。エネルギー吸収材3は波形断面を有する部材3Aと 、この部材3Aに張り合わされる部材3Bとからなる。このエネルギー吸収材3 の表側には、表パネル材9が位置する。この表パネル材9はインジェクション成 形され、ボックス本体5との間で前記エネルギー吸収材3を挟み込んだ状態で、 周囲がボックス本体5の一部と重なるようになっている。この重なった部分が溶 着され、両者5,9が接合される。また、表パネル材5の下方には、開閉をおこ なうヒンジ結合のためのヒンジ孔11が形成されている。なお、エネルギ吸収材 3は、ボックス本体5及び表パネル材9の少なくともいずれか一方から突設した リブ(図示略)との熱がしめなどによって固定すればよい。このリブは、ボック ス本体5及び表パネル材9の適所に必要な数だけ一体成形して設ける。
【0011】 以上のように本実施例によれば、エネルギー吸収材3をボックス本体5及び表 パネル材9の間に挟み込むことで、従来のような発泡ウレタン1(図3)を用い なくても、エネルギー吸収材3を両者5,9の間に配置することができる。重量 の大きな発泡ウレタン1を用いずに済むので、従来のようにエネルギー吸収材3 がインサート成形された発泡ウレタン1とボックス本体5の、結合、及び表皮7 (本実施例の表パネル材9に相当)の取付にボルト又はビスを設ける必要が小さ くなる。また、ボックス本体5及び表パネル材9の溶着を十分に行えば、表パネ ル材9の取付のためにボルト又はビスなどを用いる必要はまったくなくなる。ま た、前記したように発泡ウレタンを用いずにすむので、発泡ウレタンを発泡させ るための型を必要としない。
【0012】 このように、ボルトまたはビスの必要が小さくなり、必要とする型が少なくな るので、組付作業の工数を減らすことができるのみならず、製造コストを低く押 さえることが可能となる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のグローブボックス構造によれば、発泡ウレタン を使用せずにすむので。重量の重い、発泡ウレタンとボックス本体の結合を行う ためのボルトまたはビスを少なくできる。また、表パネル材とボックス本体の接 合は溶着によって行えるので、ボルトまたはビスを必要としない。さらに、前記 発泡ウレタンを用いないので発泡のための型を必要としない。これらのことから グローブボックスの組付作業の工数を減らし、さらには製造コストを低くできる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に関するグローブボックスの
断面図である。
【図2】図1のグローブボックスの全体斜視図である。
【図3】従来のグローブボックスの断面図である。
【符号の説明】
1 発泡ウレタン 3 エネルギー吸収材 5 ボックス本体 7 表皮 9 表パネル材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車室内でニープロテクタを兼ねるグロ
    ーブボックス構造において、インジェクション成形され
    たボックス本体及び表パネル材を、間に波形断面を有す
    るエネルギー吸収材を挟み込んだ状態で、溶着により接
    合したことを特徴とするグローブボックス構造。
JP2048491U 1991-03-07 1991-03-07 グローブボツクス構造 Withdrawn JPH04109650U (ja)

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JP2048491U JPH04109650U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 グローブボツクス構造

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JP2048491U JPH04109650U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 グローブボツクス構造

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JPH04109650U true JPH04109650U (ja) 1992-09-22

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JP (1) JPH04109650U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063320A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用モールの取付方法及び取付構造
JP2012111295A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Honda Motor Co Ltd 車両用グローブボックス構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003063320A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用モールの取付方法及び取付構造
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