JPH0351267Y2 - - Google Patents

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JPH0351267Y2
JPH0351267Y2 JP1985048964U JP4896485U JPH0351267Y2 JP H0351267 Y2 JPH0351267 Y2 JP H0351267Y2 JP 1985048964 U JP1985048964 U JP 1985048964U JP 4896485 U JP4896485 U JP 4896485U JP H0351267 Y2 JPH0351267 Y2 JP H0351267Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は車体ルーフ部品、特に合成樹脂製の車
体ルーフ部品に関する。
従来の技術 第8図は一般に乗用車の斜視図であつて、車体
1を金属パネルで剛構造に構成し、この車体1の
車室2を隔成する内壁面に合成樹脂からなる内装
材を装着して車室2の居住性を高めてある。例え
ば、ルーフ3の前部まわりを第9図に図示して説
明すると、金属からなるルーフパネル4の前縁に
フランジ4aを有段形成する一方、金属からなる
フロントルーフパネル5の前縁と後縁とにフラン
ジ5a,5bを有段形成し、この前縁側フランジ
5aをルーフパネル4のフランジ4aに接合し、
かつ後縁側フランジ5bをルーフパネル4の一般
面4bの裏面に接合して、車体1の一部分である
ルーフ3を構成してある。そして、このルーフ3
の車室2内側に、内装材を構成する合成樹脂のヘ
ツドライニング6やフロントルーフレールガーニ
ツシユ7を内張りしてある。
考案が解決しようとする問題点 しかし前述の構造では、多数の車体部材を金属
パネルによつて所要の形状に成形し、これら車体
部材を互いに接合して車体1を一体構成し、この
車体1に別体成形した合成樹脂の内装材を後付け
してあるので、車体1の金属占有率が高く、しか
も金属パネルの成形や接合或は合成樹脂の成形や
組付けと作業工数も多くなり、車体の軽量化とコ
ストダウンとを図るにも限度がある。
ところで、例えば昭和55年4月20日(株)山海堂発
行「自動車工学全書;第13巻乗用車の車体」第34
〜38頁に示されているように、重量軽減,防錆,
コスト低減,外観美の向上等の要求を満足するも
のとして合成樹脂の使用が着目されてきているけ
れども、車体ルーフ部品を合成樹脂で作る場合、
従前の金属部分を単に合成樹脂に代替したので
は、車体強度が低下し安全性を損なうばかりでな
く、断熱性にも欠ける可能性がある。
そこで本考案は車体強度と断熱性とを確保した
合成樹脂製の車体ルーフ部品を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 本考案にあつては、略方形なる筒状のルーフ本
体の前二隅に左右一対のフロントピラー結合部が
筒状に連設されかつ前記ルーフ本体の後二隅に左
右一対のリヤーピラー部が筒状に連設されるルー
フ部材を構成する熱可塑性樹脂で筒状に予め成形
された第1成形体と、前記ルーフ本体からフロン
トピラー結合部,リヤーピラー部にわたつて裏打
ちされる内装材を構成する熱可塑性樹脂で板状に
予め成形された第2成形体との間に、前記ルーフ
本体の周縁に沿う補強枠部の前二隅に左右一対の
フロントピラー結合部補強部が連設されかつ前記
補強枠部の後二隅に左右一対のリヤーピラー補強
部が連設された補強材を介装して、前記第1成形
体と補強材と第2成形体との3者を一体に形成し
てある。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面とともに前記従
来の構造と同一部分に同一符号を付して詳述す
る。
第1〜6図は、本考案の一実施例を示すもので
ある。この車体ルーフ部品としてのルーフ3A
は、ルーフ部材を構成する熱可塑性樹脂で筒状に
予め成形された第1成形体8と、内装材を構成す
る熱可塑性樹脂で板状に予め成形された第2成形
体9との間に、金属パネルからなる補強材10を
介在して所要の形状、具体的には略方形状のルー
フ本体11の前二隅部に左右一対のフロントピラ
ー結合部12を連設し、ルーフ本体11の後二隅
部に左右一対のリヤーピラー部13を連設した形
状に一体に形成されている。
前記補強部材10は、ルーフ本体11の外形よ
りも少し小さな外形を有してルーフ本体11の周
縁に配設した略ロ字形の補強枠部14と、この補
強枠部14の前二隅部から内側に曲折形成したフ
ロントピラー結合補強部15と、補強枠部14の
後二隅部から内側に曲折形成したリヤーピラー結
合補強部16とからなつている。
前記ルーフ本体11は、第1成形体8における
ルーフ3Aの一般面を構成するアウタパネル部1
7と、このアウタパネル部17の内側に並設する
第2成形体8のインナパネル部18とで空間部1
9を囲繞形成した閉断面になつている。このルー
フ本体11の周縁には、ルーフレール部20が、
第1成形体8のインナパネル部18と第2成形体
9との間に、補強材10の補強枠部14を介在,
抱持して、内側に有段形成してある。このルーフ
レール部20のルーフ本体11前縁と後縁とに配
置したフロントルーフレール部21とリヤールー
フレール部22とにおいて、第1成形体8のアウ
タパネル部17の前端縁と後端縁それぞれには、
フロントガラス23,リヤーガラス24の取付用
フランジ25,26が、ルーフ3Aの一般面から
有段形成してある。前記ルーフレール部20のル
ーフ本体11両側縁には、筒状のサイドルーフレ
ール部27が形成してある。このサイドルーフレ
ール部27においては、第1成形体8のアウタパ
ネル部17のルーフ3Aの一般面とインナパネル
部18とを連絡する外側面28が、平坦に形成さ
れて、ボデイサイドウエザストリツプ29の取付
け面になつている。
前記フロントピラー結合部12とリヤーピラー
部13とは、第1成形体8によつて空間部19に
ルーフレール部20を介して連通した先端開放状
の筒状に形成されている。これらフロントピラー
結合部12とリヤーピラー部13とにおいて、第
成形体8のインナパネル部18と第2成形体9と
の間それぞれには、補強材10のフロントピラー
結合部補強部15とリヤーピラー補強部16とが
個別に介在,抱持してある。これらフロントピラ
ー結合部12とリヤピラー部13とにおけるイン
ナパネル部18それぞれには、フランジ30,3
1が突設してある。これらフランジ30,31
は、前記フロントガラス23とリヤーガラス24
との取付用フランジ25,26に連設している。
以上の実施例構造によれば、第6図に示すよう
に、ブロー成形機の左右一対の金型A,B間に、
補強材10を図外の保持手段によつて縦置き配置
し、この補強材10のフロントピラー結合補強部
15やリヤーピラー補強部16と金型Bとの間
に、熱可塑性樹脂を図外の押出機で板状に押し出
してなる板状の第2成形体9を配置するととも
に、補強材10と金型Aとの間に、熱可塑性樹脂
を前記とは別の図外の押出機で筒状に押し出して
第1成形体8を配置し、これら第1成形体8と第
2成形体9とが冷却固化しないうちに、金型A,
Bを型閉じ作動させ、第1成形体8と第2成形体
9とを、その間に補強材10を介装させた状態
で、金型A,B内にくわえ込み、第1成形体8内
に空気を吹き込んで膨張させ、金型A,Bのキヤ
ビテイ壁面に第1成形体8のアウタパネル部17
と第2成形体9とを押さえ付けて冷却固化させる
ことにより、車体ルーフ部品としてのルーフ3A
を一体に形成できる。
このルーフ3Aは、フロントピラー結合部12
の下端を、第1図に仮想線で示すように、別に形
成した車体1Aのフロントピラー32の上端に形
成したフランジ部32aに外接嵌合し、リヤーピ
ラー部13の下端を、車体1Aのリヤーホイール
ハウス部33上方のウエストライン部34に突設
したフランジ部35に外接嵌合することにより、
車体1Aに組み付けられる。しかも、ルーフ本体
10とフロントピラー結合部12とリヤーピラー
部13それぞれの空間部19に存在する空気層で
断熱を採ることができる。
なお、本考案は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、第7図に示すように、ルーフ
本体11の前後方向略中央部の第1成形体8と第
2成形体9との間に、センター補強部36を介
在,抱持して、車体ルーフ部品としでのセンター
強度を高めることもできる。この場合には、補強
材10の補強枠部14に、センター補強部36
を、第6図に仮想線で示すように、車幅方向に跨
設することによつて容易に実施できる。
また、場合によつては、図示は省略するが、成
形時に、第2成形体9と金型Bとの間に、例えば
布地のようなフアブリツク材を配置して同時成形
することも考えられる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ルーフ部材を構
成する熱可塑性樹脂で筒状に予め成形された第1
成形体と、内装材を構成する熱可塑性樹脂で板状
に予め成形された第2成形体との間に、ルーフ本
体の周縁に沿う補強枠部の前二隅に左右一対のフ
ロントピラー結合補強部が連設されかつ前記補強
枠部の後二隅に左右一対のリヤーピラー補強部が
連設された補強材を介装し、前記第1成形体で略
方形なる筒状のルーフ本体の前二隅に左右一対の
フロントピラー結合部が筒状に連設されるととも
に前記ルーフ本体の後二隅に左右一対のリヤーピ
ラー部が筒状に連設され、これらルーフ本体とフ
ロントピラー結合部とリヤーピラー部との車室内
側に第2成形体が裏打ちされているので、金属占
有率を大幅に減少して車体の軽量化を図り、金属
パネルの接合作業も省き、別成形した車体への取
り付け性も確保して、コストダウンを図ることが
できる。しかも、補強材が車体ルーフ部品として
最も剛性の要求される部分に限定して設けてある
ので、車体の軽量化に支障を招くことなく、車体
強度を確保することができる。また、ルーフ部材
を筒状に予め成形された第1成形体で構成してあ
るので、ルーフ部材の車外露出面と内装材との間
に空気層による断熱効果も発揮できるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の−線に沿う一部省略拡大断面
図、第3図は第1図の−に沿う一部省略拡大
断面図、第4図は第1図の−線に沿う拡大断
面図、第5図は第1図の矢視部の拡大斜視図、
第6図は本考案の成形例の説明図、第7図は本考
案の異なる例を示す要部断面図、第8図は従来の
乗用車を示す斜視図、第9図は第8図の−線
に沿う断面図である。 3,3A……ルーフ、8……第1成形体、9…
…第2成形体、10……補強材、11……ルーフ
本体、12……フロントピラー結合部、13……
リヤーピラー部、14……補強枠部、16……リ
ヤーピラー補強部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略方形なる筒状のルーフ本体の前二隅に左右一
    対のフロントピラー結合部が筒状に連設されかつ
    前記ルーフ本体の後二隅に左右一対のリヤーピラ
    ー部が筒状に連設されるルーフ部材を構成する熱
    可塑性樹脂で筒状に予め成形された第1成形体
    と、前記ルーフ本体からフロントピラー結合部,
    リヤーピラー部にわたつて裏打ちされる内装材を
    構成する熱可塑性樹脂で板状に予め成形された第
    2成形体との間に、前記ルーフ本体の周縁に沿う
    補強枠部の前二隅に左右一対のフロントピラー結
    合補強部が連設されかつ前記補強枠部の後二隅に
    左右一対のリヤーピラー補強部が連設された補強
    材を介装して、前記第1成形体と補強材と第2成
    形体との3者を一体に形成したことを特徴とする
    車体ルーフ部品。
JP1985048964U 1985-04-02 1985-04-02 Expired JPH0351267Y2 (ja)

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JP2011088493A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Mazda Motor Corp 車両の車体構造
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JPS534968A (en) * 1976-07-02 1978-01-18 Hamasawa Kogyo:Kk Parts feeder plate

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