JPS6111050Y2 - - Google Patents

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JPS6111050Y2
JPS6111050Y2 JP6100280U JP6100280U JPS6111050Y2 JP S6111050 Y2 JPS6111050 Y2 JP S6111050Y2 JP 6100280 U JP6100280 U JP 6100280U JP 6100280 U JP6100280 U JP 6100280U JP S6111050 Y2 JPS6111050 Y2 JP S6111050Y2
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JP
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door
sash
vehicle
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JP6100280U
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JPS56161824U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ドアの改良に関する。
自動車用ドアは周知のように、プレス成形した
板金製のドアアウタパネルとドアインナパネルと
を巻締め結合してボツクス断面構造とし、ドア本
体内にドアガラスを始めとしてウインドレギユレ
ータ、ドアロツク装置、ドアロツク操作機構等の
各種機能部品を格納するようにしており、またサ
ツシユ付ドアの場合には該ドア本体内の前後部に
ドアサツシユロワを組付けると共に、ドアウエス
ト部にドアサツシユアツパを立設するようにして
いる。(山海堂版自動車工学全書第13巻乗用車の
車体125頁4.1ドアの頁参照) しかし、このような板金製ドアでは、ドアアウ
タ、インナ両パネルの巻締め結合のため多大な工
数を要し、しかもドア本体自体の重量が非常に重
くなつて、車体の軽量化に大きな支障となつてし
まい、またドア下がりの問題を生じてしまうおそ
れがあつた。更に、ドアサツシユは耐蝕性金属板
をロール成形して構成してあり、その組付けに溶
接を伴うために作業工数が多くかかり、しかもド
アサツシユアツパは外周側にドアウエザーストリ
ツプ嵌着溝を、および内周側にドアガラスラン嵌
着溝を備えていて、これを前述のように一枚の金
属板を以つてロール成形する関係上、開き角度の
小さなサツシユコーナ部分では連続成形が不可能
なため分割して成形せざるを得ず、二次的に組付
ける必要があつて益々作業工数が増大してしまう
ものであつた。
本考案はかかる従来の実状に鑑み、ドア本体を
樹脂化することによりドアアウタ、インナ両パネ
ルの接合を容易となし、かつドア重量の軽減を図
り、また、ドアインナパネルとドアサツシユロワ
の一体成形を可能として部品点数並に組付作業工
数を削減し、更に、ドアサツシユアツパを車外側
サツシユと車室側サツシユとに分割してこれらサ
ツシユをそれぞれ対応するドアアウタパネル、ド
アインナパネルと一体成形して、ドアアウタ、ド
アインナ両パネルの接合と同時にドアサツシユを
組立てられるようにして大幅な部品点数の削減と
作業工数の削減を図つたものである。
以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1図乃至第5図において、1はドアアウタパ
ネル、2はドアインナパネル、3はドアサツシユ
アツパを示し、該ドアサツシユアツパ3は車外側
サツシユ4と車室側サツシユ5とに分割してあ
り、該車外側サツシユ4と前記ドアアウタパネル
1および車室側サツシユ5とドアインナパネル2
とをそれぞれ適宜の樹脂材を以つて一体成形して
車外側ドア構成体6と車室側ドア構成体7として
分割構成している。前記ドアインナパネル2の前
後端縁および下端縁にはフランジ8を形成してあ
ると共に、車外側サツシユ4および車室側サツシ
ユ5には第6図Aに示すように対応する突合せ端
部に段部4a,5aを形成してあり、該ドアイン
ナパネル2のフランジ8をドアアウタパネル1の
前後および下側周縁に当接すると共に、車外側サ
ツシユ4と車室側サツシユ5をそれぞれ段部4
a,5aで突合せ、適宜の接着材を以つて接着固
定している。車外側サツシユ4と車室側サツシユ
5との接合に関しては前述の段部4a,5aの突
合せ接合の他、例えば第6図Bに示すように車外
側サツシユ4の突合せ端部を溝4bとし、この溝
4b内に車室側サツシユ5の突合せ端部を嵌合し
て接着固定するようにしてもよい。
ここで、車外側ドア構成体6と車室側ドア構成
体7とを別々に一体成形した場合、熱収縮による
成形誤差がおのおの違うため精度の確保が難かし
い。特に、車外側サツシユ4、車室側サツシユ5
ともドアアウタパネル1、ドアインナパネル2よ
り立設してあり、しかもこれらサツシユ4,5は
細い板状に成形されるため前述の傾向が著しくな
る。そこで、前記車室側サツシユ5には第1図に
示すようにその一部、例えば上辺部にスリツトS
を成形してこのスリツトSの間隔調整により該車
室側サツシユ5を車外側サツシユ4に合致して突
合せ接合して成形誤算を吸収できるようにしてあ
る。
また、前述のドアインナパネル2の前後端部は
ドアサツシユロワ9を一体成形してあると共に、
ドアヒンジ11やドアロツク装置12が取付く部
分を厚肉成形して補強部10として、これらドア
ヒンジ11、ドアロツク装置12の支持剛性を十
分に確保できるようにしてある。
以上のように本考案によれば、ドアアウタパネ
ルとドアサツシユアツパの車外側サツシユおよび
ドアインナパネルと車室側サツシユとをそれぞれ
樹脂材により一体成形して車外側ドア構成体と車
室側ドア構成体とし、これらドア構成体を突合せ
て接合してドアを樹脂化してあるためドア重量を
著しく軽減できると共に、従来の板金製ドアのよ
うにドアアウタ、ドアインナ両パネルの巻締め結
合を廃止できるためドアの組付工数を大幅に削減
できるのである。また、ドアサツシユアツパは従
来のロール成形によるものと異なり、ドア本体と
一体成形してあるため一体感があり、造形美を出
すことができて外観を向上することができ、しか
も該ドアサツシユアツパはドアアウタ、ドアイン
ナ両パネルの接合時に車外側サツシユと車室側サ
ツシユとを突合せて接合できるため特別にサツシ
ユ組付工程を要することがなく、またドアサツシ
ユロワもドアインナパネルと一体成形が可能であ
るため該ドアサツシユロワの組付工数を省略する
ことができ、全体的なドア組付作業を簡略化でき
ると共に部品点数を著しく削減できる。そして更
に、車室側サツシユには誤差吸収用のスリツトを
設けて該車室側サツシユを車外側サツシユに適合
して組付けられるようにしてあるため特に成形誤
差が生じ易いサツシユ部の組付精度を確保できる
のである。また、このことは外観上問題となる車
外側ドア構成体の精度管理のみ十分に実施すれ
ば、車室側ドア構成体の成形型温調、成形条件等
の成形管理は不十分でも精度面での不良部品の発
生をなくすことができるという製造上の利点もあ
り、また樹脂材料の選定が比較的広範囲になり、
要求に応じた樹脂ドアを得ることができるという
実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ドアの分解斜視図、第2,3図
は第1図範囲部および範囲部の分解斜視図、
第4図,第5図は第1図の−線、−線に
沿う拡大断面図、第6図A,Bは第1図の−
線に沿う各異なる例を示す断面図である。 1……ドアアウタパネル、2……ドアインナパ
ネル、3……ドアサツシユ、4……車外側サツシ
ユ、5……車室側サツシユ、6……車外側ドア構
成体、7……車室側ドア構成体、S……スリツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアサツシユアツパを車外側サツシユと車室側
    サツシユとに分割し、ドアアウタパネルと前記車
    外側サツシユおよびドアインナパネルと前記車室
    側サツシユをそれぞれ樹脂材を以つて一体成形し
    て車外側ドア構成体と車室側ドア構成体とに分割
    して構成し、これら車外側ドア構成体と車室側ド
    ア構成体とを突合せて接合するようにし、かつ前
    記車室側サツシユ誤差吸収用のスリツトを形成し
    たことを特徴とする自動車用ドア。
JP6100280U 1980-05-02 1980-05-02 Expired JPS6111050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6100280U JPS6111050Y2 (ja) 1980-05-02 1980-05-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6100280U JPS6111050Y2 (ja) 1980-05-02 1980-05-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56161824U JPS56161824U (ja) 1981-12-02
JPS6111050Y2 true JPS6111050Y2 (ja) 1986-04-08

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ID=29655415

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