JPH0210006Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210006Y2 JPH0210006Y2 JP15888184U JP15888184U JPH0210006Y2 JP H0210006 Y2 JPH0210006 Y2 JP H0210006Y2 JP 15888184 U JP15888184 U JP 15888184U JP 15888184 U JP15888184 U JP 15888184U JP H0210006 Y2 JPH0210006 Y2 JP H0210006Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- roof rail
- air
- vehicle body
- air conditioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 20
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 11
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、たとえばワゴン車等に使用される
ような自動車の空気装置に関し、さらに詳しくは
車室内に対して効率よく空調配管することができ
る自動車の空調装置に関する。
ような自動車の空気装置に関し、さらに詳しくは
車室内に対して効率よく空調配管することができ
る自動車の空調装置に関する。
(従来技術)
従来、自動車の空調装置は、車体フロアの下側
に配置された空調ユニツトと車体の天井部に配置
された空気吹出口との間を、車体ピラーの内部空
間を利用して配管し、この空気吹出口より冷風ま
たは温風を吹出すべく設けている(たとえば実開
昭57−33522号公報)。
に配置された空調ユニツトと車体の天井部に配置
された空気吹出口との間を、車体ピラーの内部空
間を利用して配管し、この空気吹出口より冷風ま
たは温風を吹出すべく設けている(たとえば実開
昭57−33522号公報)。
しかし、車体ピラーの上端側にあつては、この
ピラーの内部空間を閉鎖する形で固定設置された
補強用のルーフレール部材のために、配管方向が
阻止されてしまい、それゆえ空調配管はこのルー
フレール部材を迂回すべく車室内に一部が入り込
んだ状態で配管され、車室内の空間が狭められて
居住性が低下する他、美観ならびに安全性の低下
を余儀なくされていた。このため、ルーフレール
部材自体を貫通して配管することも考えられる
が、この場合はルーフレール部材本来の補強性能
を維持できなくなる問題を有していた。
ピラーの内部空間を閉鎖する形で固定設置された
補強用のルーフレール部材のために、配管方向が
阻止されてしまい、それゆえ空調配管はこのルー
フレール部材を迂回すべく車室内に一部が入り込
んだ状態で配管され、車室内の空間が狭められて
居住性が低下する他、美観ならびに安全性の低下
を余儀なくされていた。このため、ルーフレール
部材自体を貫通して配管することも考えられる
が、この場合はルーフレール部材本来の補強性能
を維持できなくなる問題を有していた。
(考案の目的)
この考案の目的は、空調配管によつて車室内の
空間が狭められたり、安全性が低下したりするこ
とのない自動車の空調装置の提供にある。
空間が狭められたり、安全性が低下したりするこ
とのない自動車の空調装置の提供にある。
(考案の構成)
この考案は、車体フロアの下側に配置された空
調ユニツトと、車体の天井部に配置された空気吹
出口とを接続する導風ダクトを設け、この導風ダ
クトは車体側部に形成される閉断面形状の車体ピ
ラー内部に配設されると共に、上下のダクトに分
割して設けられ、下側ダクトの分割部は、車体ピ
ラー上端側の前後方向に向けて延びるルーフレー
ル部材の下面側に設けられた取付部に接続され、
上側ダクトの分割部は、ルーフレール部材の上面
側に設けられた取付部に接続され、上側ダクトと
下側ダクトはそれぞれルーフレール部材に形成さ
れた導通孔を介して接続される自動車の空調装置
であることを特徴とする。
調ユニツトと、車体の天井部に配置された空気吹
出口とを接続する導風ダクトを設け、この導風ダ
クトは車体側部に形成される閉断面形状の車体ピ
ラー内部に配設されると共に、上下のダクトに分
割して設けられ、下側ダクトの分割部は、車体ピ
ラー上端側の前後方向に向けて延びるルーフレー
ル部材の下面側に設けられた取付部に接続され、
上側ダクトの分割部は、ルーフレール部材の上面
側に設けられた取付部に接続され、上側ダクトと
下側ダクトはそれぞれルーフレール部材に形成さ
れた導通孔を介して接続される自動車の空調装置
であることを特徴とする。
(考案の効果)
この考案によれば、車体ピラーと交差して、該
ピラーの内部空間を閉鎖するルーフレール部材の
閉鎖面に対し、このルーフレール部材の補強性能
が低下しない程度に該閉鎖面には、空調ユニツト
からの通風を許容する小さな導通孔を形成してあ
るため、車体ピラーの内部空間を全て利用して空
気吹出口まで空調配管することができる。
ピラーの内部空間を閉鎖するルーフレール部材の
閉鎖面に対し、このルーフレール部材の補強性能
が低下しない程度に該閉鎖面には、空調ユニツト
からの通風を許容する小さな導通孔を形成してあ
るため、車体ピラーの内部空間を全て利用して空
気吹出口まで空調配管することができる。
このため、空調配管が車体ピラーの外部に突出
せず、車室内を広く使用でき、かつ美観を高め得
る効率のよい空調配管となり、安全性の面でも好
適となる。
せず、車室内を広く使用でき、かつ美観を高め得
る効率のよい空調配管となり、安全性の面でも好
適となる。
(実施例)
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
する。
図面はキヤブオーバタイプの自動車の空調装置
を示し、第1図〜第5図において、この自動車の
空調装置は、車体フロア11の下側に配置された
空調ユニツト12と、車体の天井部に配置された
空気吹出口13との間を接続する導風ダクト14
を介して、空調ユニツト12からの冷風または温
風のいずれかを、この空気吹出口13より車室内
に吹出すように設けている。
を示し、第1図〜第5図において、この自動車の
空調装置は、車体フロア11の下側に配置された
空調ユニツト12と、車体の天井部に配置された
空気吹出口13との間を接続する導風ダクト14
を介して、空調ユニツト12からの冷風または温
風のいずれかを、この空気吹出口13より車室内
に吹出すように設けている。
上述の導風ダクト14は、運転席15の後方側
面部位に配置された一側の車体ピラー16に対
し、その内部空間17に挿通されて配管され、車
体ピラー16は周知のごとくサイドパネル18
(ピラーインナパネル16aの一部およびルーフ
レールアウタパネル19aを構成)の内面に固着
された断面コ形状のピラーインナパネル16bに
よつて、内部に空間を有する閉断面形状にて設け
られる。
面部位に配置された一側の車体ピラー16に対
し、その内部空間17に挿通されて配管され、車
体ピラー16は周知のごとくサイドパネル18
(ピラーインナパネル16aの一部およびルーフ
レールアウタパネル19aを構成)の内面に固着
された断面コ形状のピラーインナパネル16bに
よつて、内部に空間を有する閉断面形状にて設け
られる。
なお、ピラーインナパネル16bは、ルーフレ
ール19のインナパネル19bの一部が下方に延
長されて構成されている。
ール19のインナパネル19bの一部が下方に延
長されて構成されている。
そして、この車体ピラー16の上部位にあつて
は、車体ピラー16と、車体側面の前後方向に延
びるルーフレール19およびルーフレールレイン
フオースメント20とが略直角に交差する形で接
続され、この交差部のルーフレールレインフオー
スメント20により車体ピラー16の内部空間は閉
鎖された状態となり、この閉鎖面に相当するルー
フレールレインフオースメント20とこの上面に
重ね合わされた状態に設けられるサイドパネル1
8の上端折曲部とに対し、閉鎖面間の通風を許容
する比較的小さな導通孔21を数個貫設してい
る。そして、これら導通孔21……に対して上述
の導風ダクト14が上・下に分割されて接続され
る。
は、車体ピラー16と、車体側面の前後方向に延
びるルーフレール19およびルーフレールレイン
フオースメント20とが略直角に交差する形で接
続され、この交差部のルーフレールレインフオー
スメント20により車体ピラー16の内部空間は閉
鎖された状態となり、この閉鎖面に相当するルー
フレールレインフオースメント20とこの上面に
重ね合わされた状態に設けられるサイドパネル1
8の上端折曲部とに対し、閉鎖面間の通風を許容
する比較的小さな導通孔21を数個貫設してい
る。そして、これら導通孔21……に対して上述
の導風ダクト14が上・下に分割されて接続され
る。
すなわち、下側ダクト23はダクト下端が車体
ピラー16の下端開放部を介して空調ユニツト1
2に接続され、ダクト上端は車体ピラー16の内
部空間に挿通されて上述のルーフレールレインフ
オースメント20の閉鎖面に接着シール部材24
を介して接続される。
ピラー16の下端開放部を介して空調ユニツト1
2に接続され、ダクト上端は車体ピラー16の内
部空間に挿通されて上述のルーフレールレインフ
オースメント20の閉鎖面に接着シール部材24
を介して接続される。
一方、上側ダクト22は、ダクト下端が車体ピ
ラー16の上端開放部を介してサイドパネル18
の閉鎖面に接着シール部材24を介して接続さ
れ、このダクトがルーフパネル29の内面に沿つ
て配置され、その上端が空気吹出口13に接続さ
れる。
ラー16の上端開放部を介してサイドパネル18
の閉鎖面に接着シール部材24を介して接続さ
れ、このダクトがルーフパネル29の内面に沿つ
て配置され、その上端が空気吹出口13に接続さ
れる。
この場合、導通孔21に対する双方のダクト2
2,23の接続部は、ルーフレールレインフオー
スメント20およびサイドパネル18の閉鎖面に
付設したダクト係止部材26とこれらダクト2
2,23との相互の凹凸部27,28を対応させ
ることによつて、係止する。
2,23の接続部は、ルーフレールレインフオー
スメント20およびサイドパネル18の閉鎖面に
付設したダクト係止部材26とこれらダクト2
2,23との相互の凹凸部27,28を対応させ
ることによつて、係止する。
なお、前述した導通孔21は、比較的小さく開
口することによつて、ルーフレールレインフオー
スメント20本来の補強性能を低下させることな
く使用することができる。図中、29はアウタル
ーフパネル、30はレインレールである。
口することによつて、ルーフレールレインフオー
スメント20本来の補強性能を低下させることな
く使用することができる。図中、29はアウタル
ーフパネル、30はレインレールである。
このように構成された自動車の空調装置は、空
調ユニツト12からのたとえば冷風が下側ダクト
23、導通孔21……、および上側ダクト22を
介して空気吹出口13より車室内の後方に向けて
冷風が吹出される。この場合、車室内にあつて
は、これら上・下側ダクト22,23が車体ピラ
ー16の内部空間に、効率よく収納配管され、車
室内を最適な状態にて使用することができる。
調ユニツト12からのたとえば冷風が下側ダクト
23、導通孔21……、および上側ダクト22を
介して空気吹出口13より車室内の後方に向けて
冷風が吹出される。この場合、車室内にあつて
は、これら上・下側ダクト22,23が車体ピラ
ー16の内部空間に、効率よく収納配管され、車
室内を最適な状態にて使用することができる。
第6図および第7図はこの考案の他の実施例を
示し、これはルーフレールレインフオースメント
61の下端を上端と同形状に折曲して断面コ形状
に設け、この下端を上端固着部と同様にルーフレ
ール62の内面に固着して設けることによつて、
車体ピラー63に対する一体化が強められて、ル
ーフレールレインフオースメント61による補強
性能が一層高められる。そして、この場合の導通
手段にあつては、車体ピラー63の内部空間に上
側と下側との上下二段の閉鎖面が形成されるが、
これら双方の閉鎖面64,64に対して導通用の
導通孔65,65を形成し、これら上下の導通孔
65,65間を導通管66でそれぞれ接続し、そ
の上方側に上側ダクト67を、下方側に下側ダク
ト68を接続して設けたものである。
示し、これはルーフレールレインフオースメント
61の下端を上端と同形状に折曲して断面コ形状
に設け、この下端を上端固着部と同様にルーフレ
ール62の内面に固着して設けることによつて、
車体ピラー63に対する一体化が強められて、ル
ーフレールレインフオースメント61による補強
性能が一層高められる。そして、この場合の導通
手段にあつては、車体ピラー63の内部空間に上
側と下側との上下二段の閉鎖面が形成されるが、
これら双方の閉鎖面64,64に対して導通用の
導通孔65,65を形成し、これら上下の導通孔
65,65間を導通管66でそれぞれ接続し、そ
の上方側に上側ダクト67を、下方側に下側ダク
ト68を接続して設けたものである。
このように構成しても、上述の実施例と同様な
空調配管としての作用効果が得られる。
空調配管としての作用効果が得られる。
なお、この考案の構成におけるルーフレール部
材はルーフレール19,62およびルーフレール
レインフオースメント20,61に対応する。
材はルーフレール19,62およびルーフレール
レインフオースメント20,61に対応する。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はキ
ヤブオーバタイプの自動車の空調装置を示す斜視
図、第2図はその車体ピラーとルーフレールレイ
ンフオースメントとの交差部を示す側面図、第3
図は第2図のA−A拡大断面図、第4図はその要
部拡大斜視図、第5図は上側ダクトと下側ダクト
との接続状態を示す縦断面図、第6図はこの考案
の他の実施例を示す上側ダクトと下側ダクトとの
接続状態を示した要部拡大斜視図、第7図はその
縦断面図である。 11……車体フロア、12……空調ユニツト、
13……空気吹出口、14……導風ダクト、1
6,63……車体ピラー、17……内部空間、2
0,61……ルーフレールレインフオースメン
ト、21,65……導通孔、22,67……上側
ダクト、23,68……下側ダクト、66……導
通管。
ヤブオーバタイプの自動車の空調装置を示す斜視
図、第2図はその車体ピラーとルーフレールレイ
ンフオースメントとの交差部を示す側面図、第3
図は第2図のA−A拡大断面図、第4図はその要
部拡大斜視図、第5図は上側ダクトと下側ダクト
との接続状態を示す縦断面図、第6図はこの考案
の他の実施例を示す上側ダクトと下側ダクトとの
接続状態を示した要部拡大斜視図、第7図はその
縦断面図である。 11……車体フロア、12……空調ユニツト、
13……空気吹出口、14……導風ダクト、1
6,63……車体ピラー、17……内部空間、2
0,61……ルーフレールレインフオースメン
ト、21,65……導通孔、22,67……上側
ダクト、23,68……下側ダクト、66……導
通管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体フロアの下側に配置された空調ユニツト
と、車体の天井部に配置された空気吹出口とが導
風ダクトで接続されており、 この導風ダクトは車体側部に形成される閉断面
形状の車体ピラー内部に配設されると共に、上下
のダクトに分割されていて、下側ダクトの分割部
は、車体ピラー上端側の前後方向に向けて延びる
ルーフレール部材の下面側に設けられた取付部に
接続され、上側ダクトの分割部は、ルーフレール
部材の上面側に設けられた取付部に接続され、上
側ダクトと下側ダクトはそれぞれルーフレール部
材に形成された導通孔を介して接続されることを
特徴とする 自動車の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15888184U JPH0210006Y2 (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15888184U JPH0210006Y2 (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6173412U JPS6173412U (ja) | 1986-05-19 |
JPH0210006Y2 true JPH0210006Y2 (ja) | 1990-03-13 |
Family
ID=30716848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15888184U Expired JPH0210006Y2 (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0210006Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-20 JP JP15888184U patent/JPH0210006Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6173412U (ja) | 1986-05-19 |
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