JPH049269Y2 - - Google Patents

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JPH049269Y2
JPH049269Y2 JP16839086U JP16839086U JPH049269Y2 JP H049269 Y2 JPH049269 Y2 JP H049269Y2 JP 16839086 U JP16839086 U JP 16839086U JP 16839086 U JP16839086 U JP 16839086U JP H049269 Y2 JPH049269 Y2 JP H049269Y2
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JP
Japan
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reinforcing member
body structure
vehicle
automobile
reinforcing
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JP16839086U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車室前部付近の強度を保つのに適用
される自動車の前部車体構造に関するものであ
る。
〔従来技術〕
自動車の前部車体構造において、フロントガラ
スの下端が前方に位置され、フロントフードが短
く構成されるシートノーズタイプの自動車におい
ては、ダツシユアツパパネルの車室側に車幅方向
に延びるアツパメンバが接合されており、このア
ツパメンバは、自動車の衝突の際に車室内の乗員
を保護し、特に、前部車体の変形によるフロント
ガラスの脱落防止のために重要な部材となつてい
る。
しかし、従来の自動車の前部車体構造は、例え
ば、実開昭57−125619号公報に開示され、また第
3図にも示したように、車室前部に空気調和装置
1の吹き出し口2があり、さらに、この吹き出し
口2と空気調和装置1とを接続するダクト3が配
設されるため、ダツシユアツパパネル4の車室側
にアツパメンバを配設する場合には該アツパメン
バに、上記ダクトを配設するために切欠きあるい
は貫通孔を形成する必要があり、そのため、アツ
パメンバの剛性が低くなり、車両の衝突等によ
り、アツパメンバが変形し、フロントガラスが脱
落してしまうという問題が生じる。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来の問題点を考慮してなされ
たものであつて、空気調和装置におけるダクトの
配設を阻害することなく車体前部の強度を保ち、
車室内の乗員の保護、フロントガラスの脱落防止
を図ることができる自動車の前部車体構造の提供
を目的とするものである。
〔考案の構成〕
本考案に係る自動車の前部車体構造は、上記の
目的を達成するために、車室前部で車幅方向に配
設され、ダツシユアツパパネルの車室側に接合さ
れるアツパメンバを有する自動車の前部車体構造
において、上記アツパメンバが、車幅方向に離間
して配設される少なくとも2つの第1の補強部材
と、ダツシユアツパパネルに接合されて閉断面を
形成するとともに上記第1の補強部材の前部を連
結する第2の補強部材と、上記第1の補強部材の
後部を連結する第3の補強部材とを備え、アツパ
メンバ内に、充分な強度を有する補強部材を、空
気調和装置におけるダクトの配設を阻害しないよ
うに設けることにより、空気調和装置におけるダ
クトの配設を阻害することなく車体の強度を保つ
ことができ、自動車の衝突時における乗員の保
護、フロントガラスの脱落防止を図ることができ
るように構成したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図および第2図に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
アツパメンバ11内には、第1図に示すよう
に、板材から形成される4つの第1の補強部材1
2…が、互いに車幅方向に離間して設けられてい
る。一方、第2の補強部材13が、第1の補強部
材12…の各前部に連結されている。また、第3
の補強部材14が、第1の補強部材12…の各後
部に連結されており、上記3つの補強部材12,
13,14により枠状が形成されている。
上記アツパメンバ11は、第2図に示すよう
に、横断面が略コ字状に形成され、その前端部が
ダツシユアツパパネル15およびダツシユロアパ
ネル16に接合され、その上壁11aには、空調
用のダクト24が貫通する切欠き28が設けられ
ており、下壁11bには、空気調和装置22とダ
クト24を連通する連通孔29が設けられてい
る。第2の補強部材13はダツシユアツパパネル
15に接合されて閉断面が形成されている。ダツ
シユアツパパネル15の上端は、カウル17と接
合され、この接合部18で、ダツシユボード1
9、およびラバーストリツプ20を介してフロン
トガラス21を支持している。
ダツシユボード19には空気調和装置22の吹
き出し口23が設けられ、この吹き出し口23と
空気調和装置22とは、ダクト24およびパツキ
ン25によつて接続されている。
上記の構成において、ダツシユアツパパネル1
5の車室側に接合されるアツパメンバ11にはダ
クト24を配設するための切欠き28及び連通孔
29が形成されるが、該アツパメンバ11内に第
1、第2及び第3の補強部材12,13,14に
より構成される枠状の構造体が設けられるため、
アツパメンバ11の剛性は低下されることはな
く、充分な強度を保つことができる。
一方、第1の補強部材12、第2の補強部材1
3、および第3の補強部材14によつて囲まれる
空間26にはダクト24を通すことが可能であり
ダクト24の配設を阻害することなく、容易に配
設することができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る自動車の前部車体構造は、以上の
ように、車室前部で車幅方向に配設され、ダツシ
ユアツパパネルの車室側に接合されるアツパメン
バを有する自動車の前部車体構造において、上記
アツパメンバ内に、車幅方向に離間して配設され
る少なくとも2つの第1の補強部材と、ダツシユ
アツパパネルに接合されて閉断面を形成するとと
もに上記第1の補強部材の前部を連結する第2の
補強部材と、上記第1の補強部材の後部を連結す
る第3の補強部材とを備える。これにより、ダツ
シユアツパパネルの車室側に、充分な強度を有す
るアツパメンバを、空気調和装置におけるダクト
の配設を阻害しないように設けて、空気調和装置
におけるダクトの配設を阻害することなく車体の
強度を保ち、自動車の衝突時における車室内の乗
員の保護及び、前部車体の変形によるフロントガ
ラスの脱落防止を図ることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
ものであつて、第1図は、補強部材の構造を示す
斜視図、第2図はアツパメンバを接合した前部車
体構造を示す車両の要部縦断面図、第3図は従来
の前部車体構造を示す車両の要部縦断面図であ
る。 11はアツパメンバ、12は第1の補強部材、
13は第2の補強部材、14は第3の補強部材、
15はダツシユアツパパネルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室前部で車幅方向に配設され、ダツシユアツ
    パパネルの車室側に接合されるアツパメンバを有
    する自動車の前部車体構造において、上記アツパ
    メンバが、車幅方向に離間して配設される少なく
    とも2つの第1の補強部材と、ダツシユアツパパ
    ネルに接合されて閉断面を形成するとともに上記
    第1の補強部材の前部を連結する第2の補強部材
    と、上記第1の補強部材の後部を連結する第3の
    補強部材とを備えたことを特徴とする自動車の前
    部車体構造。
JP16839086U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH049269Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16839086U JPH049269Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP16839086U JPH049269Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JPS6374378U JPS6374378U (ja) 1988-05-18
JPH049269Y2 true JPH049269Y2 (ja) 1992-03-09

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ID=31101228

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