JP2547616Y2 - 自動車のインストルメントパネル構造 - Google Patents

自動車のインストルメントパネル構造

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JP2547616Y2
JP2547616Y2 JP9811891U JP9811891U JP2547616Y2 JP 2547616 Y2 JP2547616 Y2 JP 2547616Y2 JP 9811891 U JP9811891 U JP 9811891U JP 9811891 U JP9811891 U JP 9811891U JP 2547616 Y2 JP2547616 Y2 JP 2547616Y2
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功 平島
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のインストルメン
トパネル構造に関し、特にデフロスタ吹出口の外観を低
下させることなく、デフロスタ吹出口に装着されたデフ
ロスタグリルのパーティングラインからの反射光がフロ
ントウィンドで反射してドライバーの目に入射すること
により、フロントウィンドにデフロスタグリルのパーテ
ィングラインが見えるのを防止し得るような自動車のイ
ンストルメントパネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のインストルメントパネ
ルは、パネル基部材とその表面を覆う表皮部材とを有す
るインストルメントパネル本体を備え、インストルメン
トパネル本体の上壁部にはデフロスタ吹出口が車幅方向
に形成され、デフロスタ吹出口にはデフロスタグリルが
装着されている。また、図4に示すように、インストル
メントパネル本体100に高級感やソフトな感触をもた
せる場合には、パネル基部材101と表皮部材102と
の間にクッション部材103を設けることが多い。従
来、図4に示すように、デフロスタグリル104の上端
は、デフロスタ吹出口105の上端近傍に位置するよう
に配設されていた。尚、図4において、符号106は、
デフロスタグリル104に空調用エアを供給する為のダ
クトである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のインストル
メントパネル構造においては、デフロスタグリル104
の上端がデフロスタ吹出口105の上端近傍に位置する
ように配設されているため、図4に示すように、デフロ
スタ吹出口105の前後の縦壁部108の上端のパーテ
ィングラインからの反射光109とともに、デフロスタ
グリル104の前後の開口壁110の上端のパーティン
グラインからの反射光111がフロントウィンド112
の下端部に入射し、これら反射光109・111がフロ
ントウィンド112で反射してドライバーの目に入射す
ることにより、フロントウィンド112の下端部に複数
のパーティングラインが見え、そのため運転時における
フロントウィンド下端部の視認性が低下するという問題
がある。この対策として、図5に示すように、デフロス
タグリルを省略してデフロスタ吹出口105Aの下端に
ダクト106Aを直接接続することも考えられるが、こ
の場合、クッション部材103Aとパネル基部材101
Aの断面やダクト106Aが露出するためデフロスタ吹
出口105Aの外観が著しく低下するという問題があ
る。
【0004】本考案の目的は、デフロスタ吹出口の外観
を低下させることなく、デフロスタ吹出口に装着された
デフロスタグリルのパーティングラインからの反射光が
フロントウィンドで反射してドライバーの目に入射する
ことにより、フロントウィンドにデフロスタグリルのパ
ーティングラインが見えるのを防止し得るような自動車
のインストルメントパネル構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動車の
インストルメントパネル構造は、少なくともパネル基部
材とその表面を覆う表皮部材とを有するインストルメン
トパネル本体と、前記インストルメントパネル本体の上
壁部に車幅方向にスリット状に形成されたデフロスタ吹
出口と、前記デフロスタ吹出口に装着されたデフロスタ
グリルとを備えたインストルメントパネル構造におい
て、前記デフロスタグリルは、その上端がデフロスタ吹
出口の上端よりも低く位置するように配設され、前記デ
フロスタ吹出口の前後の縦壁部のうちデフロスタグリル
の上端より上方に位置する縦壁部部分は表皮部材の一部
で構成され、前記デフロスタグリルの前後の開口壁は、
その内面が前記縦壁部部分の内面に対してデフロスタグ
リルのエア通路内方側へ突出しないように構成されたも
のである。
【0006】請求項2に係る自動車のインストルメント
パネル構造は、請求項1に記載の自動車のインストルメ
ントパネル構造において、前記パネル基部材と表皮部材
との間にクッション部材が設けられているものである。
【0007】請求項3に係る自動車のインストルメント
パネル構造は、請求項1に記載の自動車のインストルメ
ントパネル構造において、前記縦壁部のうちデフロスタ
グリルの上端より下方に位置する縦壁部部分は、デフロ
スタグリルに対してエア通路外方側へ段落ち状に構成さ
れているものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る自動車のインストルメントパネ
ル構造においては、デフロスタグリルは、その上端がデ
フロスタ吹出口の上端よりも低く位置するように配設さ
れ、デフロスタグリルの前後の開口壁は、その内面がデ
フロスタ吹出口の前後の縦壁部のうちデフロスタグリル
の上端より上方に位置する縦壁部部分の内面に対してデ
フロスタグリルのエア通路内方側へ突出しないように構
成されているので、デフロスタグリルの前後の開口壁の
パーティングラインからの反射光がフロントウィンドに
入射することはない。従って、フロントウィンドの下端
部にデフロスタグリルのパーティングラインが見えるこ
とはなく、運転時におけるフロントウィンド下端部の視
認性が向上する。更に、デフロスタ吹出口の前後の縦壁
部のうちデフロスタグリルの上端より上方に位置する縦
壁部部分は表皮部材の一部で構成されているので、パネ
ル基部材やクッション部材の断面が露出することはな
く、デフロスタ吹出口の外観が向上する。
【0009】請求項2に係る自動車のインストルメント
パネル構造においては、基本的に請求項1と同様の作用
が得られる。加えて、パネル基部材と表皮部材との間に
クッション部材を設けたインストルメントパネル本体の
高級感を維持することが出来る。
【0010】請求項3に係る自動車のインストルメント
パネル構造においては、基本的に請求項1と同様の作用
が得られる。加えて、縦壁部のうちデフロスタグリルの
上端より下方に位置する縦壁部部分を、デフロスタグリ
ルに対してエア通路外方側へ段落ち状にした簡単な構成
で、デフロスタグリルの前後の開口壁の内面が、デフロ
スタグリルの上端より上方に位置する前後の縦壁部部分
の内面に対してデフロスタグリルのエア通路内方側へ突
出しないようにできるので、フロントウィンドにデフロ
スタグリルのパーティングラインが見えるのを防止する
ことが出来る。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば作用の項で説明したよう
に次のような効果が得られる。請求項1に係る自動車の
インストルメントパネル構造によれば、デフロスタグリ
ルを、その上端がデフロスタ吹出口の上端よりも低く位
置するように配設し、デフロスタグリルの前後の開口壁
を、その内面がデフロスタ吹出口の前後の縦壁部のうち
デフロスタグリルの上端より上方に位置する縦壁部部分
の内面に対してデフロスタグリルのエア通路内方側へ突
出しないように構成することにより、フロントウィンド
の下端部にデフロスタグリルのパーディングラインが見
えるのを防止することが出来、運転時におけるフロント
ウィンド下端部の視認性が向上する。更に、デフロスタ
吹出口の前後の縦壁部のうちデフロスタグリルの上端よ
り上方に位置する縦壁部部分を表皮部材の一部で構成す
ることにより、パネル基部材やクッション部材の断面が
露出することはなく、デフロスタ吹出口の外観が向上す
る。
【0012】請求項2に係る自動車のインストルメント
パネル構造によれば、基本的に請求項1と同様の効果が
得られる。加えて、パネル基部材と表皮部材との間にク
ッション部材を設けたインストルメントパネル本体の高
級感を維持することが出来る。
【0013】請求項3に係る自動車のインストルメント
パネル構造によれば、基本的に請求項1と同様の効果が
得られる。加えて、縦壁部のうちデフロスタグリルの上
端より下方に位置する縦壁部部分を、デフロスタグリル
に対してエア通路外方側へ段落ち状にした簡単な構成
で、フロントウィンドにデフロスタグリルのパーティン
グラインが見えるのを防止することが出来る。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例の自動車のインストルメントパネル
構造は、4ドアセダンタイプの自動車のインストルメン
トパネル構造に本考案を適用したものである。尚、車体
の前後左右を基準に前後左右を定義して説明する。図1
・図2に示すように、インストルメントパネル本体1
は、自動車Cの車室前端部に車幅方向に配設され、イン
ストルメントパネル本体1の後壁部2の上部のうち運転
席に対向する右部と助手席に対向する左部とは左右非対
称に形成され、運転席に対向する右部は、そこに配設さ
れる種々の計器類やスイッチ類の視認性を高めるために
湾曲状に形成されている。インストルメントパネル本体
1の上壁部3の後端右部は、計器類の上方に突出状に形
成され、インストルメントパネル本体1の上壁部3のう
ちフロントウィンド4の下端近傍に位置する前部には、
デフロスタ吹出口5が車幅方向にスリット状に形成され
ている。尚、図2において、符号6はセンターコンソー
ルである。
【0015】図3に示すように、インストルメントパネ
ル本体1は、一体成形された合成樹脂製のパネル基部材
7と、パネル基部材7を覆う合成樹脂製のクッション部
材8と、クッション部材8の表面を覆う合成樹脂製の表
皮部材9とを備えている。インストルメントパネル本体
1に形成されたデフロスタ吹出口5の前後の縦壁部10
のうち上段部と中段部は、デフロスタ吹出口5内に連な
るように成形された表皮部材9の一部で構成され、デフ
ロスタ吹出口5の前後の縦壁部10のうち中段部と下段
部は、上段部から前後両側へ段落ち状に形成されてい
る。
【0016】次に、デフロスタ吹出口5に装着されたデ
フロスタグリル11について説明すると、図3に示すよ
うに、デフロスタグリル11の下部にはフランジ部13
が夫々形成され、デフロスタグリル11の上端部の前後
の開口壁12は、デフロスタ吹出口5の前後の縦壁部1
0の中段部に当接状に配設され、パネル基部材7とフラ
ンジ部13とはボルト14で締結されている。デフロス
タグリル11の下端には、デフロスタグリル11に空調
用エアを供給する為のダクト15がシール部材16を介
して接続されている。このようにデフロスタグリル11
をデフロスタ吹出口5に装着することにより、デフロス
タグリル11の前後の開口壁12は、その内面がデフロ
スタ吹出口5の前後の縦壁部10の上段部の内面に対し
てデフロスタグリル11のエア通路17内方側へ突出し
ないようになっている。尚、図4において、符号20・
21は、夫々カウルボックスとカウル部材である。
【0017】次に、前記インストルメントパネル構造の
作用について説明する。デフロスタグリル11は、その
上端がデフロスタ吹出口5の上端よりも低く位置するよ
うに配設され、デフロスタグリル11の前後の開口壁1
2は、その内面がデフロスタ吹出口5の前後の縦壁部1
0の上段部の内面に対してデフロスタグリル11のエア
通路17内方側へ突出しないように構成されているの
で、デフロスタグリル11の前後の開口壁12のパーテ
ィングラインからの反射光がフロントウィンド4の下端
部に入射することはない。従って、フロントウィンド4
の下端部にデフロスタグリル11のパーディングライン
が見えることはなく、運転時におけるフロントウィンド
4の下端部の視認性が向上する。更に、デフロスタ吹出
口5の前後の縦壁部10の上段部と中段部は表皮部材9
の一部で構成されているので、クッション部材8の断面
が露出することはなく、デフロスタ吹出口5の外観が向
上し、インストルメントパネル本体1の高級感を維持す
ることが出来る。加えて、デフロスタ吹出口5の前後の
縦壁部10の中段部と下段部を上段部から前後両側へ段
落ち状にした簡単な構成で、フロントウィンド4の下端
部の視認性を向上させることが出来る。尚、クッション
部材8を省略してパネル基部材7と表皮部材9とでイン
ストルメントパネル本体1を構成すること有り得る。ま
た、パネル基部材7を金属部材で構成することも有り得
るし、表皮部材9を天然皮革で構成することも有り得
る。加えて、デフロスタ吹出口5の前後の縦壁部10の
上段部から中段部への段差を前後両側に大きく形成して
もよい。更に、前記インストルメントパネル構造はセダ
ンタイプの自動車に限らず種々のタイプの自動車に適用
できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車室前部の側面図である。
【図2】インストルメントパネル本体とセンターコンソ
ールの斜視図である。
【図3】インストルメントパネル構造を示す要部縦断面
図である。
【図4】従来技術に係るインストルメントパネル構造を
示す要部縦断面図である。
【図5】従来技術に係るインストルメントパネル構造を
示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
C 自動車 1 インストルメントパネル本体 3 上壁部 5 デフロスタ吹出口 7 パネル基部材 8 クッション部材 9 表皮部材 10 縦壁部 11 デフロスタグリル 12 開口壁 17 エア通路

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともパネル基部材とその表面を覆
    う表皮部材とを有するインストルメントパネル本体と、
    前記インストルメントパネル本体の上壁部に車幅方向に
    スリット状に形成されたデフロスタ吹出口と、前記デフ
    ロスタ吹出口に装着されたデフロスタグリルとを備えた
    自動車のインストルメントパネル構造において、 前記デフロスタグリルは、その上端がデフロスタ吹出口
    の上端よりも低く位置するように配設され、 前記デフロスタ吹出口の前後の縦壁部のうちデフロスタ
    グリルの上端より上方に位置する縦壁部部分は表皮部材
    の一部で構成され、 前記デフロスタグリルの前後の開口壁は、その内面が前
    記縦壁部部分の内面に対してデフロスタグリルのエア通
    路内方側へ突出しないように構成されたことを特徴とす
    る自動車のインストルメントパネル構造。
  2. 【請求項2】 前記パネル基部材と表皮部材との間にク
    ッション部材が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の自動車のインストルメントパネル構造。
  3. 【請求項3】 前記縦壁部のうちデフロスタグリルの上
    端より下方に位置する縦壁部部分は、デフロスタグリル
    に対してエア通路外方側へ段落ち状に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車のインストルメ
    ントパネル構造。
JP9811891U 1991-10-30 1991-10-30 自動車のインストルメントパネル構造 Expired - Lifetime JP2547616Y2 (ja)

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JPH0537550U JPH0537550U (ja) 1993-05-21
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