JP2529896Y2 - 自動車のメータフード構造 - Google Patents

自動車のメータフード構造

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JP2529896Y2 JP1990066903U JP6690390U JP2529896Y2 JP 2529896 Y2 JP2529896 Y2 JP 2529896Y2 JP 1990066903 U JP1990066903 U JP 1990066903U JP 6690390 U JP6690390 U JP 6690390U JP 2529896 Y2 JP2529896 Y2 JP 2529896Y2
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敏則 坂本
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車のメータ類の周囲を覆うメータフ
ード構造に関する。
[従来の技術] 周知のように、自動車の車室前部に配設されたインス
トルメントパネルには、通常、運転席の正面部位に、速
度計や燃料計等のメータ類を一つのセットにまとめたメ
ータセットが取り付けられ、該メータセットの周囲には
メータフードが配設されている(例えば実開昭64−3073
4号公報参照)。
上記メータセットは、通常、例えば第8図及び第9図
に示すように、直射日光の侵入・反射等によるメータ視
認性の低下を防止することなどを目的として、インスト
ルメントパネル51内のある程度奥まった箇所に取り付け
られており、上記メータフード60も、インストルメント
パネル51の表面に沿って固定される平面部61と、該平面
部61からメータセット55の前端部まで車体前方に向かっ
て延設された上下左右の縦壁部62とで構成されている。
そして、上記平面部61には、操作スイッチあるいは表示
ランプ等のインストルメントパネル装着品J1′,…,
J4′が取り付けられている。
また、具体的には図示しなかったが、インストルメン
トパネルの表面に沿った平面部には、上記装着品と共
に、あるいは装着品に替えて、メータ正面位置に着座し
た乗員に向けて空調風を吹き出す空調吹出口が設けられ
る場合も少なくない。尚、上記メータセット55とその正
面位置に着座した乗員(ドライバ)との間にはステアリ
ングホイール53が位置している。
従来では、上記メータフード60は、例えば合成樹脂材
料を用いて平面部61と縦壁部62とが一体に成形され、こ
の成形工程において容易に型抜きを行うことができるよ
うに、上記縦壁部62は乗員M′側に向かって広がるテー
パ状に形成されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、メータフード60を上記のようなテーパ状に
形成した場合、縦壁62の乗員M′側の基端部はメータセ
ット55よりも外方に向かって張り出すことになり、その
分だけインストルメントパネル51における上記装着品や
空調吹出口の取付スペースが制限され、そのレイアウト
の自由度が低下することとなる。そして、特に、空調吹
出口を設ける場合においては、そのレイアウト性の低下
は、空調時における乗員の快適性を高める上で、大きな
制約となるという問題があった。殊に、インストルメン
トパネルとドアトリムとを連続した曲面状に滑らかに結
んでラウンジ風に仕上げた内装デザインの車両では、イ
ンストルメントパネルの左右両端部が曲面形状に形成さ
れる関係上、空調吹出口を取り付けるための有効スペー
スがより狭められることになる。
ところで、上記メータセット55の正面部位に着座した
乗員M′(ドライバ)が、メータセット55内に配置され
たメータ類56,57を視認する場合、その視界は車体前方
に向かってテーパ状に広がったものとなる。従って、上
記メータフード60の縦壁部62が、少なくとも、上記乗員
M′のメータセット55を臨む視界の最外側の視線Lc′及
びLd′に沿った形状に形成されていれば、乗員M′のメ
ータセット55に対する視界を確保することができ、メー
タ視認性が損なわれることはない。
そこで、この考案は、メータフードの縦壁形状を工夫
することにより、メータの視認性を阻害することなく、
インストルメントパネルの取付有効スペースを拡大する
ことができる自動車のメータフード構造を提供すること
を目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] このため、この考案は、自動車のメータの周囲に配設
されたメータフード構造において、上記メータフード
は、インストルメントパネルの平面部から車体前方に延
びる上下左右の縦壁部を備え、この縦壁部のうち少なく
とも左右または下部の縦壁の少なくともいずれか一つ
は、メータの正面位置に着座した乗員の上記メータを臨
む視界の最外側の視線に沿ってテーパ状に形成されてお
り、このテーパ状の縦壁の乗員側の基端部がメータ側に
張り出して面部を形成するとともに、該面部の少なくと
もいずれか一つには、上記乗員に向けて空調風を吹き出
す吹出口が設けられているようにしたものである。
[考案の効果] この考案によれば、上記縦壁部のうち少なくとも左右
または下部の縦壁の少なくともいずれか一つを、上記乗
員の上記メータを臨む視界の最外側の視線に沿ってテー
パ状に形成し、その乗員側の基端部がメータ側に張り出
して面部を形成するとともに、該面部の少なくともいず
れか一つには、上記乗員に向けて空調風を吹き出す吹出
口が設けられているようにしたので、乗員のメータを臨
む視界を確保した上で、空調吹出口を取り付けることが
できる。すなわち、メータ視認性を阻害することなく、
インストルメントパネルの取付有効スペースを拡大する
ことができ、上記空調吹出口のレイアウトの自由度を向
上させることができる。
特に、上記テーパ状の縦壁の乗員側の基端部がメータ
側に張り出して形成された面部の少なくともいずれか一
つに上記吹出口が設けられているので、上記縦壁が乗員
側に向かって広がるテーパ状に形成されていた従来に比
べて、吹出口を、乗員の近くでかつ乗員に向かって開口
させることができ、空調時における乗員の快適性を高め
ることができる。
[実施例] 次に、この考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明するが、これに先立って、まず、本考案に係る自動
車のメータフード構造の実施例をなすものではないが、
メータフードの縦壁の一部を乗員のメータを望む視界の
最外側の視線に沿ってテーパ状に形成した例について、
第1図〜第6図を参照しながら説明する。
第6図に示された自動車では、車室前部に配設された
インストルメントパネル1の運転席2に対向する正面部
位に、速度計6や燃料計7等のメータ類を一つのセット
にまとめたメータセット5が取り付けられ、該メータセ
ット5と運転席2との間にはステアリングホイール3が
位置している。
上記メータセット5は、直射日光の侵入及び反射等に
よる視認性の低下を防止することなどを目的として、イ
ンストルメントパネル1内のある程度奥まった箇所に取
り付けられており、第1図及び第2図に示すように、そ
の車室内側の周囲には例えば合成樹脂製のメータフード
10が配設されている。該メータフード10は、インストル
メントパネル1の表面に沿って固定される平面部11と、
該平面部11からメータセット5の前端部に至るまで車体
前方に向かって延設された上下左右の縦壁部12(12a乃
至12d)とで構成されている。また、上記平面部11の比
較的外側の部分には、操作スイッチあるいは表示ランプ
等のインストルメントパネル装着品J1,…,J4が取り付
けられている。
このように、上記メータフード10の縦壁部12のうち上
部の縦壁12aについては、従来通り乗員M側に向かって
広がるテーパ状に形成されているが、他の3つの縦壁部
12b,12c及び12dのうちの少なくともいずれか一つ、例え
ば左右の縦壁部12c及び12dについては、乗員Mのメータ
セット5を臨む視界の最外側の視線Lc及びLdに沿って車
体前方に向かって広がるテーパ状に形成され、このテー
パ状の縦壁12c,12dの基端部はメータセット側に張り出
している。
すなわち、メータフード平面部11の左右のフラット部
分が拡大され、上記左右の縦壁が乗員M側に向かって開
くテーパ状に形成されていた従来(第1図及び第2図に
おける2点鎖線参照)に比べて、インストルメントパネ
ル装着品15,16の取付有効スペースが拡大される。そし
て、この拡大されたスペース(張り出し部分)には、該
部分の外側に従来より取り付けられている上記装着品
J1,…,J4に加えて、他のインストルメントパネル装着
品K1,…,K4が取り付けられている。
第3図に詳しく示すように、上記メータフード10は、
より好ましくは、特別な成形型を用いることなく成形時
の型抜きを容易に行えるように、上記平面部11と縦壁部
12とが別体に形成されている。このメータフード10及び
メータセット5をインストルメントパネル1に組み付け
る際には、まず、上記装着品J1,…,J4及び装着品K1
…,K4を平面部11に取り付けた後、第4図に示すよう
に、この平面部11を縦壁部12の後端側に接合してメータ
フードアッセンブリ10を形成する。そして、第5図に示
すように、メータセット5をインストルメントパネル1
内の所定の凹部に組み付けた後、このメータセット5の
車室側に上記メータフードアッセンブリ10を組み付ける
ようになっている。
このとき、上記メータフード10の左右の縦壁部12c及
び12dは、運転席2に着座した乗員Mのメータセット5
を臨む視界の最外側の視線Lc及びLdに沿って、車体前方
に向かって広がるテーパ状に傾斜しているので(第1図
参照)、その視界が狭められることはなく、従って乗員
Mからのメータ6,7の視認性が損なわれることはない。
以上、説明したように、上記メータフード10の縦壁部
12のうち左右の縦壁12c及び12dを、上記乗員Mのメータ
セット5を臨む視界の最外側の視線Lc及びLdに沿って、
車体前方に向かって広がるテーパ状に形成し、その乗員
側の基端部がメータ側に張り出すようにしたので、乗員
Mのメータ6,7を臨む視界を確保した上で、この張り出
した部分には操作スイッチや表示ランプ等のインストル
メントパネル装着品K1,…,K4を新たに取り付けること
ができる。すなわち、メータ視認性を阻害することな
く、インストルメントパネル1の取付有効スペースを拡
大することができ、インストルメントパネル1への各種
装着品のレイアウトの自由度を向上させることができる
のである。
また、上記装着品K1,…,K4はメータフード10の比較
的内側部分に取り付けられ、乗員Mの手近に位置するこ
とになるので、これら装着品K1,…,K4を操作スイッチ
とした場合にはその操作性を向上させることができ、更
に、装着品K1,…,K4を表示ランプ等の表示手段とした
場合にはその視認性を向上させることができる。
尚、上記第1図〜第6図で示された例は、メータフー
ド10の左右の縦壁部12c,12dの両方について、乗員Mの
メータセット5を臨む視界の最外側の視線に沿ったテー
パ状に形成したものであったが、いずれか片側のみを上
記のようなテーパ状に形成しても良い。
次に、本考案に係る自動車のメータフード構造の実施
例について、第7図を参照しながら説明する。尚、以下
の説明において第1図〜第6図で示された例における場
合と同じものには同一の符号を付し、それ以上の説明は
省略する。
第7図に示すように、本実施例では、メータフード20
の例えば右側の縦壁22dのみが、乗員Mのメータセット
5を臨む視界の最外側の視線Ldに沿ったテーパ状に形成
され、左側の縦壁22cなど他の縦壁は従来通り乗員M側
に向かって広がるテーパ状に形成されている。
そして、上記右側縦壁22dの基端部がメータセット5
側に張り出して形成されたフラット部分には、空調装置
のサイドダクト26pに連なるサイド吹出口26が設けられ
ている。尚、上記サイド吹出口26の更に右側にはサイド
デミスタ吹出口25が設けられ、またメータフード20の左
側にはセンタ吹出口24が設けられている。
上記サイド吹出口26は、急速冷房時などにおいて、乗
員Mに向かって直接に空調風を吹き出すもので、上記サ
イドダクト26pをメータフード20の右側縦壁22dに沿って
配設することにより、上記乗員Mのできるだけ近くでか
つ乗員Mに向かって開口している。
すなわち、この場合には、上記縦壁が乗員側に向かっ
て広がるテーパ状に形成されていた従来に比べて、上記
サイド吹出口26を、乗員Mの近くでかつ乗員Mに向かっ
て開口させることができ、空調時における乗員Mの快適
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るものではないが、メー
タフードの縦壁の一部を乗員のメータを望む視界の最外
側の視線に沿ってテーパ状に形成した例を説明するため
のもので第2図のA−A方向の断面説明図、第2図は上
記メータセット及びメータフードの正面図、第3図は上
記メータフードの横断面説明図、第4図は上記メータフ
ードの分解斜視図、第5図は上記メータフード,メータ
セット及びインストルメントパネルの組立斜視図、第6
図は上記メータフードを備えた自動車の車室前部の斜視
図、第7図は本考案の実施例に係るメータフードの縦壁
形状を示す第1図と同様の図面、第8図は従来例に係る
メータセット及びメータフードの正面図、第9図は第8
図のB−B方向の断面説明図である。 1……インストルメントパネル、5……メータセット、
10……メータフード、11……平面部、12……縦壁部、12
c……左側縦壁、12d,22d……右側縦壁、26……空調吹出
口、Lc,Ld……視界の最外側の視線。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のメータの周囲に配設されたメータ
    フード構造において、 上記メータフードは、インストルメントパネルの平面部
    から車体前方に延びる上下左右の縦壁部を備え、この縦
    壁部のうち少なくとも左右または下部の縦壁の少なくと
    もいずれか一つは、メータの正面位置に着座した乗員の
    上記メータを臨む視界の最外側の視線に沿ってテーパ状
    に形成されており、このテーパ状の縦壁の乗員側の基端
    部がメータ側に張り出して面部を形成するとともに、該
    面部の少なくともいずれか一つには、上記乗員に向けて
    空調風を吹き出す吹出口が設けられていることを特徴と
    する自動車のメータフード構造。
JP1990066903U 1990-06-25 1990-06-25 自動車のメータフード構造 Expired - Lifetime JP2529896Y2 (ja)

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