JPH0513607Y2 - - Google Patents

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JPH0513607Y2
JPH0513607Y2 JP1985077479U JP7747985U JPH0513607Y2 JP H0513607 Y2 JPH0513607 Y2 JP H0513607Y2 JP 1985077479 U JP1985077479 U JP 1985077479U JP 7747985 U JP7747985 U JP 7747985U JP H0513607 Y2 JPH0513607 Y2 JP H0513607Y2
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JP
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duct
air conditioning
differential
vent
instrument panel
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用空調ダクト構造に関するもの
である。
従来の技術 自動車の空調装置は、一般にインストルメント
パネルの中央部附近下部に空調ユニツトを取付
け、該空調ユニツトの吹出風をインストルメント
パネル部に設けた各種吹出口に導く空調ダクト
を、各吹出口毎に別々にインストルメントパネル
内に配設固定した構造としているのが普通である
(例えば実開昭58−194924号公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 一般にインストルメントパネルの内部は各種部
品の密集場所であり、空調ダクト類も僅少隙間を
通してインストルメントパネル内に配設されるの
で、上記従来構造のように各空調ダクトをそれぞ
れ別々にインストルメントパネル内に通す構造と
すると、各空調ダクトの振動及びそれに伴なう異
音発生を防止する為に各空調ダクトをそれぞれ僅
少隙間部でビス止めしたり空調ダクトに緩衝材を
貼布したりしなければならず、空調ダクトの取付
作業が極めて厄介である上に、空調ダクトは成形
時に生ずるバリが近接して配設される他の空調ダ
クト或は他の機器類と干渉するおそれがあるの
で、各空調ダクト成形後バリ取りを行わねばなら
ず、その仕上げ加工が厄介であると言う問題を有
している。
本考案は上記のような従来構造の問題に対処す
ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、前端部に空調ユニツトの吹出口に連
通される嵌合口をもち後端部にセンタベント吹出
口をもつセンタベントダクト部と、下端部に空調
ユニツトのデフロスタ用吹出口に連通される嵌合
口をもち上端部にフロントデフ吹出口をもつフロ
ントデフダクト部と、該フロントデフダクト部か
ら分岐し側端部にサイドデフ吹出口をもつ助手席
側サイドデフダクト部と、上記センタベントダク
ト部より分岐し側端部にサイドベント吹出口をも
つ助手席側サイドベントダクト部と、該助手席側
サイドベントダクト部と上記助手席側サイドデフ
ダクト部との間を連接しインストルメントパネル
に設けられるアツパポケツトの底部となる平板部
とからなる一体構造の空調ダクト部材を構成し、
該空調ダクト部材をインストルメントパネルに取
付固着したことを特徴とするものである。
作 用 上記の構成をとる本考案においては、近接ダク
ト類が平板部にて連結された状態にて一体形成さ
れているので、ダクトの単品剛性が著しく向上し
耐振性の向上及びそれに伴ない雑音発生の防止を
はかり得ると共に、空調ダクト部材自体がインス
トルメントパネルの補剛フレームとしての機能を
有し、インストルメントパネルフレーム構成の簡
略化をはかり得るものである。
実施例 以下本考案の実施例を附図を参照して説明す
る。
図において、1はブロー成形によつて一体形成
された合成樹脂製の空調ダクト部材であり、該空
調ダクト部材1は、前端部に空調ユニツトAの吹
出口Bに嵌合連通される嵌合口2aをもち後端部
に車室内に向くセンタベント吹出口2bをもつセ
ンタベントダクト部2と、下端部に空調ユニツト
Aのデフロスタ用吹出口Cに嵌合連通される嵌合
口3aをもち上端部にフロントガラス以後内面に
向けて空気を吹きつけるフロントデフ吹出口3b
をもつフロントデフダクト部3と、該フロントデ
フダクト部3に一端部4aが連通し一側方(助手
席側)に延びてその側端部に助手席側のサイドガ
ラス内面に空気を吹きつけるサイドデフ吹出口4
bをもつサイドデフダクト部4と、一端部5aが
上記センタベントダクト部2に連通し一側方(助
手席側)に延びてその側端部に助手席乗員に向け
て空気を吹き出すサイドベント吹出口5bをもつ
サイドベントダクト部5との各ダクト部を、相互
のダクト部間を融着(つぶし成形)して平板部と
することにより、それぞれ独立管路とすると共
に、互にほぼ平行配置となつているサイドデフダ
クト部4とサイドベントダクト部5との間の平板
部6を後述するインストルメントパネル8のアツ
パポケツト9の底部とし、更に前記フロントデフ
ダクト部3及びセンタベントダクト部2から運転
席側サイドガラス方向にそれぞれ突出する運転席
側サイドデフダクト接続口4′及び運転席側サイ
ドベントダクト接続口5′を一体に形成した構造
に形成される。
上記のようにブロー成形により一体形成された
空調ダクト部材1には複数個所(大体5個所程
度)の取付部7が形成され、インストルメントパ
ネル8の内側において第2,3図に示すようにセ
ンタベント吹出口2b及びフロントデフ吹出口3
bをインストルメントパネル8のセンタベントグ
リル10及びフロントデフグリル11にそれぞれ
嵌装連結すると共にサイドデフ吹出口4b及びサ
イドベント吹出口5bを図示は省略しているがイ
ンストルメントパネル8の助手席側のサイドデフ
グリル及びサイドベントグリルにそれぞれ連結さ
せた上で、取付部7をビス7′にてインストルメ
ントパネル8に固定することにより、空調ダクト
部材1をインストルメントパネル8に取付ける。
この空調ダクト部材1の取付状態においては、
前述したように平板部6は第2図に示す如くリツ
ド9′にて開閉されるインストルメントパネル8
のアツパポケツト9の底部となる。
そして空調ユニツトAの吹出口B及びデフロス
タ用吹出口Cを第3図に示すように空調ダクト部
材1の前記嵌合口2a及び3aに嵌合結合させて
該空調ユニツトAを図示しないブラケツト等を介
して車体部材に取付けた後、第1図に示すように
空調ダクト部材1の運転席側のサイドデフダクト
接続口4′及びサイドベントダクト接続口5′と図
示しない運転席側のサイドデフグリル及びサイド
ベントグリルとを独立部品として構成したサイド
デフダクト12及びサイドベントダクト13にて
連結するものである。
上記運転席側サイドデフダクト及びサイドベン
トダクトを独立部品とした理由は、運転席側のイ
ンストルメントパネル部は、内部に種々のメータ
類が取付けられ且つステアリング装置が設けられ
るので、運転席側のダクトはこれらメータ類やス
テアリング装置を避けて迂回させねばならず屈曲
が大きくて一体ブロー成形が困難であるためであ
る。
尚図においてDは空調ユニツトAのロア吹出口
であり、E,Fは空調ユニツトAの各吹出口B,
C,D等の開閉及び開度の制御用シヤツタであ
り、14はグローブボツクス、14′はグローブ
ボツクスのリツドをそれぞれ示している。
空調ユニツトA内には冷房装置のエバパレータ
と例えばエンジン冷却後の温水を用いたヒータコ
アとブロアとが装備されており、例えば冷房時は
ブロアにて吸い込まれた外気又は車室内空気がエ
バポレータにて冷却され冷風となり、センタベン
トダクト部2を通りセンタベント吹出口2bより
吹き出すと共に、サイドベントダクト部5および
サイドベントダクト13を通つてサイドベント吹
出口より吹き出し車室内の冷房を行い、暖房時は
ブロアにて吸い込まれた外気又は車室内空気がヒ
ータコアで加温されて温風となりロア吹出口Dよ
り乗員の足元附近に吹き出して暖房を行い、デフ
ロスト時は上記温風がフロントデフダクト部3及
びサイドデフダクト部4、サイドデフダクト12
を通つてフロントガラス15及びサイドガラスに
吹きつけ窓ガラスの曇りを除去するものである。
考案の効果 上記のように本考案は、センタベントダクト
部、フロントデフダクト部、助手席側のサイドデ
フダクト部及び助手席側のサイドベントダクト部
を、各ダクト部間をつぶし成形してそれぞれ独立
管路として構造に、ブロー成形により一体形成す
ると共に、このように一体形成された空調ダクト
部材をインストルメントパネル下面に複数個所に
おいてビス等により取付固定した状態で上記サイ
ドデフダクト部とサイドベントダクト部との間の
つぶし成形による平板部がインストルメントパネ
ルのアツパポケツトの底部となる構造としたこと
により、各ダクト部間の取付寸法が固定で各ダク
ト部間の干渉がなく、空調ダクト部材そのものの
剛性が高く、取付剛性も著しく向上し、車体振動
等による空調ダクト部材の異音発生は大幅に逓減
されると共に、該空調ダクト部材自体がインスト
ルメントパネルの補剛フレームとしての機能をも
果し、インストルメントパネルの強度向上をはか
ることができるものである。
又ダクト部成形時のつぶし成形部分をアツパポ
ケツトの底面部として利用できインストルメント
パネル構成の簡易化をはかり得るもので、空調ダ
クト部材の取付けが極めて簡単であること及び非
常に安価であること等と相俟つて実用上多大の効
果をもちらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す空調ダクト部材
の斜視図、第2図及び第3図は第1図の空調ダク
ト部材をインストルメントパネルに取付けた状態
を示すもので、第2図は第1図のX−X部、第3
図は第1図のY−Y部の各断面を示している。 1……空調ダクト部材、2……センタベントダ
クト部、3……フロントデフダクト部、4……サ
イドデフダクト部、5……サイドベントダクト
部、6……平板部、7……取付部、8……インス
トルメントパネル、9……アツパポケツト、A…
…空調ユニツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前端部に空調ユニツトの吹出口に連通される嵌
    合口をもち後端部にセンタベント吹出口をもつセ
    ンタベントダクト部と、下端部に空調ユニツトの
    デフロスタ用吹出口に連通される嵌合口をもち上
    端部にフロントデフ吹出口をもつフロントデフダ
    クト部と、該フロントデフダクト部から分岐し側
    端部にサイドデフ吹出口をもつ助手席側サイドデ
    フダクト部と、上記センタベントダクト部より分
    岐し側端部にサイドベント吹出口をもつ助手席側
    サイドベントダクト部と、該助手席側サイドベン
    トダクト部と上記助手席側サイドデフダクト部と
    の間を連接しインストルメントパネルに設けられ
    るアツパポケツトの底部となる平板部とからなる
    一体構造の空調ダクト部材を構成し、該空調ダク
    ト部材をインストルメントパネルに取付固着した
    ことを特徴とする自動車用空調ダクト構造。
JP1985077479U 1985-05-24 1985-05-24 Expired - Lifetime JPH0513607Y2 (ja)

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JP1985077479U JPH0513607Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

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Publication Number Publication Date
JPS61191914U JPS61191914U (ja) 1986-11-29
JPH0513607Y2 true JPH0513607Y2 (ja) 1993-04-12

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ID=30620584

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JP1985077479U Expired - Lifetime JPH0513607Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727616Y2 (ja) * 1978-03-03 1982-06-16
JPS5821766Y2 (ja) * 1978-03-17 1983-05-09 株式会社日立製作所 自動車用空気調和装置
JPS57142610U (ja) * 1981-03-04 1982-09-07

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Publication number Publication date
JPS61191914U (ja) 1986-11-29

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