JP3144594B2 - 自動車の空調装置 - Google Patents

自動車の空調装置

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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空調装置に関
し、詳しくは、アウターパネルとインナーパネルとから
構成されるドア内に、パイプ材によって形成された補強
部材を配設し、該補強部材の内部をエア通路とし、イン
ストルメントパネル内から上記補強部材の内部を介して
車内の各部にエアを供給する自動車の空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車には、その空調装置の送風
口を、インストルメントパネルに加えて、ドアにも設け
たものがある。
【0003】このような自動車では、図4に示すよう
に、インストルメントパネル1の側部に設けたダクト入
口部材2からダクト3を延設して、これをドア4内に予
め設けた専用ダクト5に連接し、該専用ダクトを介して
車内5の各部に送風するようにしている。
【0004】なお、図4において、6はフロントフェン
ダである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動車では、専用ダクト5として通常用いられる
のが蛇腹状のダクトであるため、その配設スペースを広
く要する。このため、専用ダクト5をドア4内に配設す
るのは、スペース上困難であった。
【0006】また、蛇腹状のダクトから成る専用ダクト
5は、振動し易いため、ドア4内で振動しないように確
実に固定するのが難しく、騒音発生の原因ともなってい
た。
【0007】そこで、従来より、ドア内に配設された補
強部材をパイプ材によって形成し、この補強部材の内部
をエア通路として利用する空調装置が提案されている。
このような従来の空調装置では、ドアのインナーパネル
側に設けた開口を介して車室内と連通させると同時に、
ウィンドガラスの昇降を妨げることがないように、上記
補強部材を該ウィンドガラスとインナーパネルとの間に
配設する必要があった。これに伴い、ウィンドガラスを
昇降させるためのレギュレータ(図示せず)やドアロッ
ク機構の各部品やロッド等の取付け位置を変更をする必
要があった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、ウィンドガラスを昇降させるためのレギュレータや
ドアロック機構の各部品やロッド等の取付け位置を変更
することなしに、ドア内にエア通路を設けることができ
る自動車の空調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するため、アウターパネルとインナーパネルとから
構成されるドア内に、パイプ材によって形成された補強
部材を配設し、該補強部材の内部をエア通路とし、イン
ストルメントパネル内から上記補強部材の内部を介して
車内の各部にエアを供給する自動車の空調装置におい
て、上記補強部材としてサイドインパクトビームを用
い、該サイドインパクトビームを上記アウターパネル側
に配設し、該サイドインパクトビームの途中から分岐し
てエアを車内に導くダクトを略U字形状に形成し、該ダ
クトを、降下時にあるウィンドガラスの下方で折り返す
ように配設した構成としている。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る自動車の空調装置の実施
例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明の一実施例を示すも
のである。本実施例の空調装置10は、フロントドア1
1およびリヤドア12内にサイドインパクトビーム(補
強部材)13,14を備えた自動車15に適用されたも
のである。
【0011】空調装置10では、特に、サイドインパク
トビーム13,14をパイプ材によって形成している。
【0012】インストルメントパネル16の側部に設け
られた孔16aには、ダクト入口部材17が嵌着設置さ
れ、該ダクト入口部材は、蛇腹状ダクト18を介してフ
ロントドア11のサイドインパクトビーム13の一端に
連通されている。
【0013】また、サイドインパクトビーム13の他端
は、センタピラー19内の設置した連結パイプ20を介
してリヤドア12内のサイドインパクトビーム14に接
続されている。
【0014】サイドインパクトビーム14の他端は、ク
ォータアウタパネル21内に配設され、かつ後方に向か
うに従って湾曲されたダクト22を介してトランクルー
ム223内に開口されている。
【0015】これらのダクト17,サイドインパクトビ
ーム13,14およびダクト22によりエア通路24が
形成されている。
【0016】エア通路24は、サイドインパクトビーム
13,14のそれぞれの途中で、ダクト25,26を介
して車内27に分岐されている。
【0017】ダクト25,26は、フロントドア11お
よびリヤドア12の降下時にあるウィンドガラス28,
29を避けるため、略U字形状に折曲されている(図3
参照)。
【0018】なお、図1〜図3において、30はフロン
トフェンダ、31はドアトリム、32はエア吹き出し口
である。
【0019】本実施例の空調装置10では、暖気または
冷気は、サイドインパクトビーム13,14等によって
構成されたエア通路24を介して車内27の各部にエア
が供給される。
【0020】これにより、車内27(特にサイドドアポ
ケット等)およびトランクルーム23内は、冷暖房可能
となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
車の空調装置によれば、アウターパネルとインナーパネ
ルとから構成されるドア内に、パイプ材によって形成さ
れた補強部材を配設し、該補強部材の内部をエア通路と
し、インストルメントパネル内から上記補強部材の内部
を介して車内の各部にエアを供給する自動車の空調装置
において、上記補強部材としてサイドインパクトビーム
を用い、該サイドインパクトビームを上記アウターパネ
ル側に配設し、該サイドインパクトビームの途中から分
岐してエアを車内に導くダクトを略U字形状に形成し、
該ダクトを、降下時にあるウィンドガラスの下方で折り
返すように配設した構成としているので、次のような効
果を得ることができる。
【0022】すなわち、本発明では、上記補強部材とし
てサイドインパクトビームを用い、該サイドインパクト
ビームを上記アウターパネル側に配設したので、スペー
スに十分な余裕のあるアウターパネルとウィンドガラス
の降下位置との間に上記エア通路を設けることができ、
しかも、上記補強部材の途中から分岐してエアを車内に
導くダクトを、降下時にあるウィンドガラスの下方で折
り返して配設できるようにしたので、ウィンドガラスを
昇降させるためのレギュレータやドアロック機構の各部
品やロッド等の取付け位置を変更することなしに上記エ
ア通路を設けることができる。また、上記エア通路を上
記サイドインパクトビームを用いて形成しているので、
その振動も無くなり、騒音発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の空調装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】従来の自動車の空調装置を示す図2に対応する
断面図である。
【符号の説明】
11 フロントドア 12 リヤドア 13,14 サイドインパクトビーム 15 自動車 16 インストルメントパネル 18,20,22 ダクト 23 トランクルーム 24 エア通路 27 車内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターパネルとインナーパネルとから
    構成されるドア内に、パイプ材によって形成された補強
    部材を配設し、該補強部材の内部をエア通路とし、イン
    ストルメントパネル内から上記補強部材の内部を介して
    車内の各部にエアを供給する自動車の空調装置におい
    て、上記補強部材としてサイドインパクトビームを用
    い、該サイドインパクトビームを上記アウターパネル側
    に配設し、該サイドインパクトビームの途中から分岐し
    てエアを車内に導くダクトを略U字形状に形成し、該ダ
    クトを、降下時にあるウィンドガラスの下方で折り返す
    ように配設したことを特徴とする自動車の空調装置。
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