JPH1044762A - リィンフォースバーを有する乗用車 - Google Patents
リィンフォースバーを有する乗用車Info
- Publication number
- JPH1044762A JPH1044762A JP22055096A JP22055096A JPH1044762A JP H1044762 A JPH1044762 A JP H1044762A JP 22055096 A JP22055096 A JP 22055096A JP 22055096 A JP22055096 A JP 22055096A JP H1044762 A JPH1044762 A JP H1044762A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- reinforce
- air
- passenger car
- passenger compartment
- Prior art date
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- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 乗員室の内部空間の拡大を容易に実現すると
共に、調温空気の吹出構造の新たな提案を可能とした車
両構造を提供する。 【解決手段】 中空管体からなるリィンフォースバー1
0を乗員室12に露出させて配置すると共に、該リィン
フォースバー10に所要数の調温空気の吹出口を開設す
る。このリィンフォースバー10の中空部18aにエア
コンディショナ42からの吹出管44Aを連通接続し
て、調温された空気を前記吹出口を介して乗員室12へ
吹出させる。更にリィンフォースバー10にブラケット
を設け、このブラケットを介して、例えば安全確保用の
エアバッグや身の回り品収納用のグラブボックスの如き
内装部材を取付け得るよう構成する。
共に、調温空気の吹出構造の新たな提案を可能とした車
両構造を提供する。 【解決手段】 中空管体からなるリィンフォースバー1
0を乗員室12に露出させて配置すると共に、該リィン
フォースバー10に所要数の調温空気の吹出口を開設す
る。このリィンフォースバー10の中空部18aにエア
コンディショナ42からの吹出管44Aを連通接続し
て、調温された空気を前記吹出口を介して乗員室12へ
吹出させる。更にリィンフォースバー10にブラケット
を設け、このブラケットを介して、例えば安全確保用の
エアバッグや身の回り品収納用のグラブボックスの如き
内装部材を取付け得るよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リィンフォース
バーを有する乗用車に関し、更に詳細には、リィンフォ
ースバーを乗員室に露出させて配置するようにした乗用
車に関するものである。
バーを有する乗用車に関し、更に詳細には、リィンフォ
ースバーを乗員室に露出させて配置するようにした乗用
車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車における乗員室内の前側には、一
般にダッシュボードが設けられている。このダッシュボ
ードの本体部には、スピードメータやタコメータ等の各
種計器類を備えた計器板が運転席側に配設され、各種の
身の回り物や車検証等を収納するグラブボックスやエア
バッグ等が必要に応じて助手席側に配設される。また、
エアコンディショナやオーディオ機器等の各種操作部を
備えるセンターコンソールが、運転席と助手席との中央
部に配設されている。更に、前記エアコンディショナに
連通する複数の吹出口が、センターコンソールの前面や
ダッシュボードの所要部位に設けられている。
般にダッシュボードが設けられている。このダッシュボ
ードの本体部には、スピードメータやタコメータ等の各
種計器類を備えた計器板が運転席側に配設され、各種の
身の回り物や車検証等を収納するグラブボックスやエア
バッグ等が必要に応じて助手席側に配設される。また、
エアコンディショナやオーディオ機器等の各種操作部を
備えるセンターコンソールが、運転席と助手席との中央
部に配設されている。更に、前記エアコンディショナに
連通する複数の吹出口が、センターコンソールの前面や
ダッシュボードの所要部位に設けられている。
【0003】また図13に示すように、乗用車における
前部エンジン室13と乗員室12とを区画する境界付近
には、リィンフォースバー80が車体内部の対向し合う
両内側壁16,16に端部接続されて横方向に延在し
て、横方向の剛性を確保すると共に側面からの衝突に対
する大きな衝撃を受け止め得るようになっている。この
リィンフォースバー80は、例えば断面円形状をなす中
空管体であって、その両端部に固着した取付部材82,
82を、前記内側壁16,16にボルトまたは溶接等で
回動不能に固着するようになっている。なお、図14に
示すように、ステアリング56のシャフト56aやエア
バッグ(図示せず)等は、このリィンフォースバー80を
利用して装着するようになっている。
前部エンジン室13と乗員室12とを区画する境界付近
には、リィンフォースバー80が車体内部の対向し合う
両内側壁16,16に端部接続されて横方向に延在し
て、横方向の剛性を確保すると共に側面からの衝突に対
する大きな衝撃を受け止め得るようになっている。この
リィンフォースバー80は、例えば断面円形状をなす中
空管体であって、その両端部に固着した取付部材82,
82を、前記内側壁16,16にボルトまたは溶接等で
回動不能に固着するようになっている。なお、図14に
示すように、ステアリング56のシャフト56aやエア
バッグ(図示せず)等は、このリィンフォースバー80を
利用して装着するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の乗用
車の実施されるリィンフォースバー80は、図13から
判明する如く、ダッシュボード84で全体的に覆うこと
により、乗員室12の側に露出しない構造になってい
る。すなわちダッシュボード84は、前記リィンフォー
スバー80を覆蓋すると共に、各種計器や機器類を搭載
保持したりエアコンディショナからの調温空気の吹出部
を備える機能も併合的に果たしている。このため該ダッ
シュボード84は、図14に示すように、必然的にドア
の見切り14より乗員室12の後方へ突出した構成とな
っている。従って前記リィンフォースバー80を有する
乗用車は、一般に前部座席および後部座席を順次後方側
へ設置せざるを得ず、殊に小型車にあっては室内空間を
拡張する上での大きな障害となっていた。更にダッシュ
ボード84は、各種機器を確実に保持するために適宜位
置にリブ等を配設した成形品であることが要求され、こ
れを製造する成形金型は精密かつ複雑なものとなるため
に、該金型の製作費用も嵩んでしまう等の難点もあっ
た。
車の実施されるリィンフォースバー80は、図13から
判明する如く、ダッシュボード84で全体的に覆うこと
により、乗員室12の側に露出しない構造になってい
る。すなわちダッシュボード84は、前記リィンフォー
スバー80を覆蓋すると共に、各種計器や機器類を搭載
保持したりエアコンディショナからの調温空気の吹出部
を備える機能も併合的に果たしている。このため該ダッ
シュボード84は、図14に示すように、必然的にドア
の見切り14より乗員室12の後方へ突出した構成とな
っている。従って前記リィンフォースバー80を有する
乗用車は、一般に前部座席および後部座席を順次後方側
へ設置せざるを得ず、殊に小型車にあっては室内空間を
拡張する上での大きな障害となっていた。更にダッシュ
ボード84は、各種機器を確実に保持するために適宜位
置にリブ等を配設した成形品であることが要求され、こ
れを製造する成形金型は精密かつ複雑なものとなるため
に、該金型の製作費用も嵩んでしまう等の難点もあっ
た。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、リィン
フォースバーを乗員室内へ露出させた状態で配設し、こ
のリィンフォースバーにエアコンディショナからの調温
空気の吹出口を開設することにより、該乗員室の内部空
間の拡大を容易に実現すると共に調温空気の吹出構造の
新たな提案を可能とした車両構造を提供することを目的
とする。
を好適に解決するべく提案されたものであって、リィン
フォースバーを乗員室内へ露出させた状態で配設し、こ
のリィンフォースバーにエアコンディショナからの調温
空気の吹出口を開設することにより、該乗員室の内部空
間の拡大を容易に実現すると共に調温空気の吹出構造の
新たな提案を可能とした車両構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係るリィンフォ
ースバーを有する乗用車は、乗用車の前部エンジン室と
乗員室とを区画する境界付近で横方向に位置し、車体の
対向し合う両内側壁を端部で接続して横方向の剛性を補
強するようにしたリィンフォースバーにおいて、中空管
体からなるリィンフォースバーを乗員室に露出させて配
置すると共に、該リィンフォースバーに所要数の調温空
気の吹出口を開設し、このリィンフォースバーの中空部
にエアコンディショナからの調温空気吹出管を連通接続
して、調温された空気を前記吹出口を介して乗員室へ吹
出させるよう構成したことを特徴とする。
の目的を好適に達成するため、本発明に係るリィンフォ
ースバーを有する乗用車は、乗用車の前部エンジン室と
乗員室とを区画する境界付近で横方向に位置し、車体の
対向し合う両内側壁を端部で接続して横方向の剛性を補
強するようにしたリィンフォースバーにおいて、中空管
体からなるリィンフォースバーを乗員室に露出させて配
置すると共に、該リィンフォースバーに所要数の調温空
気の吹出口を開設し、このリィンフォースバーの中空部
にエアコンディショナからの調温空気吹出管を連通接続
して、調温された空気を前記吹出口を介して乗員室へ吹
出させるよう構成したことを特徴とする。
【0007】同じく前記課題を克服し、所期の目的を好
適に達成するため、本発明に係る別のリィンフォースバ
ーを有する乗用車は、乗用車の前部の荷物室等と乗員室
とを区画する境界付近で横方向に位置し、車体の対向し
合う両内側壁を端部で接続して横方向の剛性を補強する
ようにしたリィンフォースバーにおいて、中空管体から
なるリィンフォースバーを乗員室に露出させて配置する
と共に、該リィンフォースバーに所要数の調温空気の吹
出口を開設し、このリィンフォースバーの中空部にエア
コンディショナからの調温空気吹出管を連通接続して、
調温された空気を前記吹出口を介して乗員室へ吹出させ
るよう構成したことを特徴とする。
適に達成するため、本発明に係る別のリィンフォースバ
ーを有する乗用車は、乗用車の前部の荷物室等と乗員室
とを区画する境界付近で横方向に位置し、車体の対向し
合う両内側壁を端部で接続して横方向の剛性を補強する
ようにしたリィンフォースバーにおいて、中空管体から
なるリィンフォースバーを乗員室に露出させて配置する
と共に、該リィンフォースバーに所要数の調温空気の吹
出口を開設し、このリィンフォースバーの中空部にエア
コンディショナからの調温空気吹出管を連通接続して、
調温された空気を前記吹出口を介して乗員室へ吹出させ
るよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るリィンフォース
バーを有する乗用車につき、好適な実施例を挙げて、添
付図面を参照しながら、以下説明する。なお、前記従来
技術において示した部材と同一部材については、同一の
符号を付して説明する。
バーを有する乗用車につき、好適な実施例を挙げて、添
付図面を参照しながら、以下説明する。なお、前記従来
技術において示した部材と同一部材については、同一の
符号を付して説明する。
【0009】
【第1実施例について】図1は、本発明の第1実施例に
係るリィンフォースバーを有する乗用車における乗員室
の前方部を概略で示す斜視図であって、従来実施されて
いたダッシュボードが廃止されて、リィンフォースバー
10が乗員室12内に完全に露出した状態で配設されて
いる。なお本実施例では、乗員室12の前方にエンジン
室13を有する「フロントエンジン」タイプの乗用車を例
示している。前記リィンフォースバー10は、図3に示
すように、区画壁15とフロントドアの見切り14との
間において対向し合う両内側壁16,16間に、その端
部を接続した状態で略水平に架設されている。またリィ
ンフォースバー10は、車体の横方向の剛性を補強する
と共に側面からの衝突等に対する外部からの衝撃を受け
止め得る強度を得るために、図5に示すように、例えば
鉄や鋼等を材質とする所要の肉厚を有する円筒状をなす
中空管体18に形成されている。
係るリィンフォースバーを有する乗用車における乗員室
の前方部を概略で示す斜視図であって、従来実施されて
いたダッシュボードが廃止されて、リィンフォースバー
10が乗員室12内に完全に露出した状態で配設されて
いる。なお本実施例では、乗員室12の前方にエンジン
室13を有する「フロントエンジン」タイプの乗用車を例
示している。前記リィンフォースバー10は、図3に示
すように、区画壁15とフロントドアの見切り14との
間において対向し合う両内側壁16,16間に、その端
部を接続した状態で略水平に架設されている。またリィ
ンフォースバー10は、車体の横方向の剛性を補強する
と共に側面からの衝突等に対する外部からの衝撃を受け
止め得る強度を得るために、図5に示すように、例えば
鉄や鋼等を材質とする所要の肉厚を有する円筒状をなす
中空管体18に形成されている。
【0010】前記リィンフォースバー10は、乗員室1
2の前方に露出した状態で配設されるので、図5および
図6に示すように、外観のグレードアップを図るために
塩化ビニール(PVC)等の表皮材20が外装されている
と共に、乗員の安全を図るために前記中空管体18と表
皮材20との間に、柔軟性と弾力性に富む発泡樹脂等の
クッション材22を介在させてある。また、図1および
図5に示すように、乗員室12の後方側を指向した部分
には、内部の中空部18aと連通した吹出口24(実施
例では4個)が開設してあり、後述のエアコンディショ
ナ42からの調温空気を該中空部18aに導いて乗員室
12内に吹出し得るようになっている。更に左右中央に
は、エアコンディショナ42に対する操作盤26が、開
閉可能に配設されている。
2の前方に露出した状態で配設されるので、図5および
図6に示すように、外観のグレードアップを図るために
塩化ビニール(PVC)等の表皮材20が外装されている
と共に、乗員の安全を図るために前記中空管体18と表
皮材20との間に、柔軟性と弾力性に富む発泡樹脂等の
クッション材22を介在させてある。また、図1および
図5に示すように、乗員室12の後方側を指向した部分
には、内部の中空部18aと連通した吹出口24(実施
例では4個)が開設してあり、後述のエアコンディショ
ナ42からの調温空気を該中空部18aに導いて乗員室
12内に吹出し得るようになっている。更に左右中央に
は、エアコンディショナ42に対する操作盤26が、開
閉可能に配設されている。
【0011】前述したように、本実施例の乗用車ではダ
ッシュボードを廃止したことに伴い、運転席と助手席
(共に図示せず)との間に、各種計器類や付属機器の操作
部が配設されたセンターコンソール30が設置されてい
る。このセンターコンソール30は、図2に示すよう
に、前記リィンフォースバー10の前側から上方へ延出
する前半体32Aと、該リィンフォースバー10の下側
から後方へ延在する後半体32Bとからなり、全体とし
て縦断面略L形の箱体に形成されている。前記前半体3
2Aの上部には、スピートメータ34を代表とする各種
計器類や、オーディオや携帯電話等の音声を出力するス
ピーカ36等が配設されている。また後半体32Bの上
面には、身の回り物を収納するためのコンソールトレイ
38が画成されていると共に、その後方には変速チェン
ジレバー40等が配設されている。
ッシュボードを廃止したことに伴い、運転席と助手席
(共に図示せず)との間に、各種計器類や付属機器の操作
部が配設されたセンターコンソール30が設置されてい
る。このセンターコンソール30は、図2に示すよう
に、前記リィンフォースバー10の前側から上方へ延出
する前半体32Aと、該リィンフォースバー10の下側
から後方へ延在する後半体32Bとからなり、全体とし
て縦断面略L形の箱体に形成されている。前記前半体3
2Aの上部には、スピートメータ34を代表とする各種
計器類や、オーディオや携帯電話等の音声を出力するス
ピーカ36等が配設されている。また後半体32Bの上
面には、身の回り物を収納するためのコンソールトレイ
38が画成されていると共に、その後方には変速チェン
ジレバー40等が配設されている。
【0012】前記センターコンソール30における前半
体32Aの下方には、前記エアコンディショナ42が内
装されている。このエアコンディショナ42からは調温
空気の吹出管としての複数のダクトが延出しており、そ
のうちのダクト44Aが、前記リィンフォースバー10
の背面側における左右中央部に開設した通孔28に接続
されており、該エアコンディショナ42で調温された空
気が、該ダクト44Aおよび通孔28を介して、リィン
フォースバー10の中空部18aに導入されるようにな
っている。すなわちリィンフォースバー10には、前述
したように、4個の吹出口24が開設されているので、
前記エアコンディショナ42からの調温空気は該各吹出
口24から吹出され、乗員室12内の空調がなされる。
なお各吹出口24には、図5に示すように、枢支軸46
aを中心に回動可能なフィン46が配設されており、調
温空気の吹出し方向を任意に調整し得るようになってい
る。
体32Aの下方には、前記エアコンディショナ42が内
装されている。このエアコンディショナ42からは調温
空気の吹出管としての複数のダクトが延出しており、そ
のうちのダクト44Aが、前記リィンフォースバー10
の背面側における左右中央部に開設した通孔28に接続
されており、該エアコンディショナ42で調温された空
気が、該ダクト44Aおよび通孔28を介して、リィン
フォースバー10の中空部18aに導入されるようにな
っている。すなわちリィンフォースバー10には、前述
したように、4個の吹出口24が開設されているので、
前記エアコンディショナ42からの調温空気は該各吹出
口24から吹出され、乗員室12内の空調がなされる。
なお各吹出口24には、図5に示すように、枢支軸46
aを中心に回動可能なフィン46が配設されており、調
温空気の吹出し方向を任意に調整し得るようになってい
る。
【0013】また、前記エアコンディショナ42から延
出した別のダクト44B,44Cが、前記前半体32A
の上面に開設された吹出口48および後半体32Bの後
側面に開設された吹出口50に夫々連通接続されてお
り、該エアコンディショナ42で調温された空気が該吹
出口48,50からも吹出して、乗員室12全体が好適
に空調されるようになっている。
出した別のダクト44B,44Cが、前記前半体32A
の上面に開設された吹出口48および後半体32Bの後
側面に開設された吹出口50に夫々連通接続されてお
り、該エアコンディショナ42で調温された空気が該吹
出口48,50からも吹出して、乗員室12全体が好適
に空調されるようになっている。
【0014】乗員室12に露出させて配置した前記リィ
ンフォースバー10は、各種内装部材の取付けを許容す
る支持体として機能するようになっている。すなわちリ
ィンフォースバー10における運転席と助手席の前方に
位置した背面下部には、図3および図4に示すように、
略水平に延出したブラケット52,52が一体的に配設
されており、このブラケット52に、ボルト54等を介
して内装部材が取付けられる。例えば運転席側では、図
3に示すように、ステアリング56のステアリングシャ
フト56aに外装した取付部材58を、前記ブラケット
52にボルト54を介して取付けることにより、該ステ
アリング56が回動可能に固定される。なお前記ブラケ
ット52部は、コラムカバー60で好適に覆蓋される。
ンフォースバー10は、各種内装部材の取付けを許容す
る支持体として機能するようになっている。すなわちリ
ィンフォースバー10における運転席と助手席の前方に
位置した背面下部には、図3および図4に示すように、
略水平に延出したブラケット52,52が一体的に配設
されており、このブラケット52に、ボルト54等を介
して内装部材が取付けられる。例えば運転席側では、図
3に示すように、ステアリング56のステアリングシャ
フト56aに外装した取付部材58を、前記ブラケット
52にボルト54を介して取付けることにより、該ステ
アリング56が回動可能に固定される。なお前記ブラケ
ット52部は、コラムカバー60で好適に覆蓋される。
【0015】一方助手席側では、図4に示すように、内
装部材としてのエアバッグ62やダストボックス64等
を選択的に取付け得るようになっている。この内装部材
としては、これらエアバッグ62やダストボックス64
の他に、図7に示すように、身の回り品を収納するため
のグラブボックス66や上部に載置されるカバー68、
そして図示しないが、スナック等を載置するテーブル、
携帯電話や煙草等の小間物を収納する小型ホルダ、ナビ
ゲーションシステムのモニタの取付けホルダ等、多種多
様なオプション部材として準備されている。また、前記
左右のブラケット52は、左右対称位置に配設されてい
るので、図1に示した右ハンドル車に限らず、図示しな
い左ハンドル車にも好適に対応し得る。
装部材としてのエアバッグ62やダストボックス64等
を選択的に取付け得るようになっている。この内装部材
としては、これらエアバッグ62やダストボックス64
の他に、図7に示すように、身の回り品を収納するため
のグラブボックス66や上部に載置されるカバー68、
そして図示しないが、スナック等を載置するテーブル、
携帯電話や煙草等の小間物を収納する小型ホルダ、ナビ
ゲーションシステムのモニタの取付けホルダ等、多種多
様なオプション部材として準備されている。また、前記
左右のブラケット52は、左右対称位置に配設されてい
るので、図1に示した右ハンドル車に限らず、図示しな
い左ハンドル車にも好適に対応し得る。
【0016】更に、エンジン室13と乗員室12とを区
画する区画壁15における乗員室12側には、図1〜図
4に示すように、表皮材付きのダッシュサイレンサ70
が、全面に亘って展着状態に配設されている。このダッ
シュサイレンサ70は、前記エンジン室13に搭載され
た図示しないエンジンのノイズやロードノイズ等を遮断
したり、各種計器類やエアコンディショナ42等に連結
されるハーネス76を覆蓋するためのもので、乗員室1
2側に面した前面は塩化ビニール(PVC)等の表皮材7
2で覆われており、外観上のグレードアップが図られて
いる。
画する区画壁15における乗員室12側には、図1〜図
4に示すように、表皮材付きのダッシュサイレンサ70
が、全面に亘って展着状態に配設されている。このダッ
シュサイレンサ70は、前記エンジン室13に搭載され
た図示しないエンジンのノイズやロードノイズ等を遮断
したり、各種計器類やエアコンディショナ42等に連結
されるハーネス76を覆蓋するためのもので、乗員室1
2側に面した前面は塩化ビニール(PVC)等の表皮材7
2で覆われており、外観上のグレードアップが図られて
いる。
【0017】
【第1実施例の作用について】次に、前述のように構成
した本発明に係るリィンフォースバーを有する乗用車の
作用につき説明する。実施例のリィンフォースバー10
は、区画壁15とフロントドアの見切り14との間にお
いて対向し合う両内側壁16,16間に、その端部を接
続した状態で略水平に架設されており、車体の横方向の
剛性を補強すると共に側面からの衝突等に対する外部か
らの大きな衝撃を受け止め、乗員室12内の乗員を保護
する。
した本発明に係るリィンフォースバーを有する乗用車の
作用につき説明する。実施例のリィンフォースバー10
は、区画壁15とフロントドアの見切り14との間にお
いて対向し合う両内側壁16,16間に、その端部を接
続した状態で略水平に架設されており、車体の横方向の
剛性を補強すると共に側面からの衝突等に対する外部か
らの大きな衝撃を受け止め、乗員室12内の乗員を保護
する。
【0018】そして図1に示すように、右ハンドル仕様
の乗用車においては、リィンフォースバー10の右側背
面に配設されたブラケット52を利用して、ステアリン
グシャフト56aを取付けてステアリング56を固定す
る。また図4に示すように、リィンフォースバー10の
左側背面に配設されたブラケット52を利用して、例え
ばエアバッグ62やダストボックス64等の内装部材を
選択的に取付ける。
の乗用車においては、リィンフォースバー10の右側背
面に配設されたブラケット52を利用して、ステアリン
グシャフト56aを取付けてステアリング56を固定す
る。また図4に示すように、リィンフォースバー10の
左側背面に配設されたブラケット52を利用して、例え
ばエアバッグ62やダストボックス64等の内装部材を
選択的に取付ける。
【0019】このように構成された乗用車を運行するに
際して、乗員室12内の空調をする場合には、リィンフ
ォースバー10に配設された操作盤26を開けて所要の
操作をすることにより、エアコンディショナ42が駆動
される。これによりエアコンディショナ42で調温され
た空気が、ダクト44Aを介して中空部18a内に導入
された後に各吹出口24から吹出し、乗員室12内が所
望の温度に調温される。なお前記各吹出口24に配設さ
れたフィン46により、調温空気の吹出し方向を任意に
変更する。
際して、乗員室12内の空調をする場合には、リィンフ
ォースバー10に配設された操作盤26を開けて所要の
操作をすることにより、エアコンディショナ42が駆動
される。これによりエアコンディショナ42で調温され
た空気が、ダクト44Aを介して中空部18a内に導入
された後に各吹出口24から吹出し、乗員室12内が所
望の温度に調温される。なお前記各吹出口24に配設さ
れたフィン46により、調温空気の吹出し方向を任意に
変更する。
【0020】またリィンフォースバー10の表面は、柔
軟性と弾力性とに富むクッション材22および表皮材2
0による被覆処理がなされているので、例えば正面衝突
等により乗員が該リィンフォースバー10に衝突して
も、その衝撃を吸収して怪我等を好適に軽減させる。
軟性と弾力性とに富むクッション材22および表皮材2
0による被覆処理がなされているので、例えば正面衝突
等により乗員が該リィンフォースバー10に衝突して
も、その衝撃を吸収して怪我等を好適に軽減させる。
【0021】
【第2実施例について】図8および図9は、本発明の第
2実施例に係るリィンフォースバーを有する乗用車を示
すものであり、リィンフォースバー10の中央部を、前
後方向へ湾曲するカーブを付与させたものである。この
ように形成することにより、調温空気の吹出口24を手
前側へ位置させて乗員室12内の空調効果を向上させ得
ると共に、乗員室12前方のデザインの変更を行なうこ
とができる。そして、カーブを付与した部分に補強板7
4を設けることにより、リィンフォースバー10の本来
の目的である車体の横方向に対する剛性の補強に好適に
対応している。前記エアコンディショナ42からのダク
ト44Aは、図9に示すように延出長さを適宜延長させ
ることで、該エアコンディショナ42と中空部18aと
を連通させる。また図示しないが、中央部を上下方向へ
適宜湾曲するカーブを付与させたリィンフォースバーも
好適に実施し得る。なお、リィンフォースバー10の表
面の被覆処理およびセンターコンソール30は、前記第
1実施例と基本的に同一である。
2実施例に係るリィンフォースバーを有する乗用車を示
すものであり、リィンフォースバー10の中央部を、前
後方向へ湾曲するカーブを付与させたものである。この
ように形成することにより、調温空気の吹出口24を手
前側へ位置させて乗員室12内の空調効果を向上させ得
ると共に、乗員室12前方のデザインの変更を行なうこ
とができる。そして、カーブを付与した部分に補強板7
4を設けることにより、リィンフォースバー10の本来
の目的である車体の横方向に対する剛性の補強に好適に
対応している。前記エアコンディショナ42からのダク
ト44Aは、図9に示すように延出長さを適宜延長させ
ることで、該エアコンディショナ42と中空部18aと
を連通させる。また図示しないが、中央部を上下方向へ
適宜湾曲するカーブを付与させたリィンフォースバーも
好適に実施し得る。なお、リィンフォースバー10の表
面の被覆処理およびセンターコンソール30は、前記第
1実施例と基本的に同一である。
【0022】
【第3実施例について】図10および図11は、本発明
の第3実施例に係るリィンフォースバーを有する乗用車
を示すものであり、リィンフォースバー10を所要のブ
ラケット76,76を介して端部接続することにより、
フロントドアの見切り14よりも乗員室12の後方へ変
位した位置に取付けたものである。例えば、フロントガ
ラス17とフロントドアの見切り14との間隔が短い車
種では、リィンフォースバー10を適切な位置に取付け
不可能となる場合があり、前記センターコンソール30
を装備し得ない不都合が生じてしまう。従って、リィン
フォースバー10の取付け位置を乗員室12の後方へ適
宜変位することにより、前述の如き不都合は解消され
る。なお、リィンフォースバー10そのものは、前記第
1実施例に示したものと基本的に同一に構成されてい
る。
の第3実施例に係るリィンフォースバーを有する乗用車
を示すものであり、リィンフォースバー10を所要のブ
ラケット76,76を介して端部接続することにより、
フロントドアの見切り14よりも乗員室12の後方へ変
位した位置に取付けたものである。例えば、フロントガ
ラス17とフロントドアの見切り14との間隔が短い車
種では、リィンフォースバー10を適切な位置に取付け
不可能となる場合があり、前記センターコンソール30
を装備し得ない不都合が生じてしまう。従って、リィン
フォースバー10の取付け位置を乗員室12の後方へ適
宜変位することにより、前述の如き不都合は解消され
る。なお、リィンフォースバー10そのものは、前記第
1実施例に示したものと基本的に同一に構成されてい
る。
【0023】
【第4実施例について】図12は、本発明の第4実施例
に係るリィンフォースバーを有する乗用車に実施される
該リィンフォースバーを断面状態で示すものであって、
前記各実施例で示したリィンフォースバーが断面略真円
の中空管体に形成されていたのに対し、このリィンフォ
ースバー10は異形中空管体として成形されている。従
って材質は鉄や鋼等に限定されるものではなく、例えば
高剛性樹脂や、カーボン繊維,ガラス繊維等で補強した
強化プラスチックとすることもでき、インジェンション
成形や押出成形等により製作が可能となる。また前記各
実施例同様に、回動可能なフィン46を備えた吹出口2
4が、外表部の所要位置に開設されている。このリィン
フォースバー10は、前記第1実施例および第3実施例
に示した直線形態のリィンフォースバー10や、第2実
施例に示したカーブを付与した形態のリィンフォースバ
ー10としても製作可能である。
に係るリィンフォースバーを有する乗用車に実施される
該リィンフォースバーを断面状態で示すものであって、
前記各実施例で示したリィンフォースバーが断面略真円
の中空管体に形成されていたのに対し、このリィンフォ
ースバー10は異形中空管体として成形されている。従
って材質は鉄や鋼等に限定されるものではなく、例えば
高剛性樹脂や、カーボン繊維,ガラス繊維等で補強した
強化プラスチックとすることもでき、インジェンション
成形や押出成形等により製作が可能となる。また前記各
実施例同様に、回動可能なフィン46を備えた吹出口2
4が、外表部の所要位置に開設されている。このリィン
フォースバー10は、前記第1実施例および第3実施例
に示した直線形態のリィンフォースバー10や、第2実
施例に示したカーブを付与した形態のリィンフォースバ
ー10としても製作可能である。
【0024】
【変更例】前記各実施例に示したリィンフォースバー1
0は、基本的には乗用車の車体に対し完全に固着した状
態で取付けられるようになっているが、両端で軸支させ
て径方向へ回動自在に取付ることも可能である。このよ
うに取付けることにより、リィンフォースバー10の回
動に伴い、外周に開設した吹出口24の位置が変位する
ので、調温空気の吹出し方向を変更することができる。
0は、基本的には乗用車の車体に対し完全に固着した状
態で取付けられるようになっているが、両端で軸支させ
て径方向へ回動自在に取付ることも可能である。このよ
うに取付けることにより、リィンフォースバー10の回
動に伴い、外周に開設した吹出口24の位置が変位する
ので、調温空気の吹出し方向を変更することができる。
【0025】また本発明のリィンフォースバーを有する
乗用車は、前記各実施例で示したように、乗員室12の
前方に画成したエンジン室13にエンジン(図示せず)を
搭載したタイプ、すなわち「フロントエンジン」タイプに
のみ実施されるものではない。例えば、乗員室12の下
方または後方にエンジンを搭載すると共に、該乗員室1
2の前方に荷物室19あるいは機器の搭載スペースを画
成したタイプ、すなわち「ミッドシップ」または「リアエ
ンジン」タイプの乗用車であってもよい。
乗用車は、前記各実施例で示したように、乗員室12の
前方に画成したエンジン室13にエンジン(図示せず)を
搭載したタイプ、すなわち「フロントエンジン」タイプに
のみ実施されるものではない。例えば、乗員室12の下
方または後方にエンジンを搭載すると共に、該乗員室1
2の前方に荷物室19あるいは機器の搭載スペースを画
成したタイプ、すなわち「ミッドシップ」または「リアエ
ンジン」タイプの乗用車であってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るリィン
フォースバーを有する乗用車によれば、該リィンフォー
スバーを乗員室内に露出させて配置すると共に所要数の
調温空気の吹出口を開設したことにより、エアコンディ
ショナからの調温空気を該吹出口を介して乗員室へ吹出
させることができる。また乗員室内に露出したリィンフ
ォースバーは、各種内装部材の取付けを許容する支持体
としても機能するので、エアバッグやグラブボックス
等、必要とする内装部材を選択的に取付け得る利点があ
る。更に、従来のダッシュボードを不要としたので、乗
員室の前方部を開放的に画成して室内空間を拡張し得る
と共に、該ダッシュボードの製作に係る金型製作費用を
削減し得る等の有益な効果が得られる。
フォースバーを有する乗用車によれば、該リィンフォー
スバーを乗員室内に露出させて配置すると共に所要数の
調温空気の吹出口を開設したことにより、エアコンディ
ショナからの調温空気を該吹出口を介して乗員室へ吹出
させることができる。また乗員室内に露出したリィンフ
ォースバーは、各種内装部材の取付けを許容する支持体
としても機能するので、エアバッグやグラブボックス
等、必要とする内装部材を選択的に取付け得る利点があ
る。更に、従来のダッシュボードを不要としたので、乗
員室の前方部を開放的に画成して室内空間を拡張し得る
と共に、該ダッシュボードの製作に係る金型製作費用を
削減し得る等の有益な効果が得られる。
【図1】本発明の第1実施例に係るリィンフォースバー
を有する乗用車における乗員室の前方部を概略で示す斜
視図である。
を有する乗用車における乗員室の前方部を概略で示す斜
視図である。
【図2】リィンフォースバーを配置した乗員室の前方部
を、センターコンソール部で破断して示す縦断側面図で
ある。
を、センターコンソール部で破断して示す縦断側面図で
ある。
【図3】リィンフォースバーを配置した乗員室の前方部
を、運転席側で破断して示す縦断側面図である。
を、運転席側で破断して示す縦断側面図である。
【図4】リィンフォースバーを配置した乗員室の前方部
を、助手席側で破断して示す縦断側面図である。
を、助手席側で破断して示す縦断側面図である。
【図5】吹出口の開設位置で破断して示すリィンフォー
スバーの断面図である。
スバーの断面図である。
【図6】リィンフォースバーの一部拡大断面図である。
【図7】リィンフォースバーに各種内装部材を取付ける
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るリィンフォースバー
を有する乗用車における乗員室の前方部を概略で示す斜
視図である。
を有する乗用車における乗員室の前方部を概略で示す斜
視図である。
【図9】第2実施例に係るリィンフォースバーを中央部
において破断して示す概略断面図である。
において破断して示す概略断面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るリィンフォースバ
ーを有する乗用車における乗員室の前方部を概略で示す
斜視図である。
ーを有する乗用車における乗員室の前方部を概略で示す
斜視図である。
【図11】第3実施例に係るリィンフォースバーが配設
された乗員室の前方部の概略側断面図である。
された乗員室の前方部の概略側断面図である。
【図12】第4実施例に係るリィンフォースバーの側断
面図である。
面図である。
【図13】従来のリィンフォースバーを有する乗用車に
おける乗員室の前方部を概略で示す斜視図である。
おける乗員室の前方部を概略で示す斜視図である。
【図14】従来のリィンフォースバーを有する乗用車に
おける乗員室の前方部の側断面図である。
おける乗員室の前方部の側断面図である。
10 リィンフォースバー 12 乗員室 13 エンジン室 16 内側壁 18a 中空部 19 荷物室 22 クッション材 24 吹出口 44A ダクト(調温空気吹出管) 52 ブラケット 62 エアバッグ 66 グラブボックス 76 ブラケット
Claims (7)
- 【請求項1】 乗用車の前部エンジン室(13)と乗員室(1
2)とを区画する境界付近で横方向に位置し、車体の対向
し合う両内側壁(16,16)を端部で接続して横方向の剛性
を補強するようにしたリィンフォースバー(10)におい
て、 中空管体からなるリィンフォースバー(10)を乗員室(12)
に露出させて配置すると共に、該リィンフォースバー(1
0)に所要数の調温空気の吹出口(24)を開設し、 このリィンフォースバー(10)の中空部(18a)にエアコン
ディショナ(42)からの調温空気吹出管(44A)を連通接続
して、調温された空気を前記吹出口(24)を介して乗員室
(12)へ吹出させるよう構成したことを特徴とするリィン
フォースバーを有する乗用車。 - 【請求項2】 前記乗員室(12)に露出するよう配置した
リィンフォースバー(10)は各種内装部材の取付けを許容
する支持体として機能し、このリィンフォースバー(10)
にブラケット(52)を介して、例えば安全確保用のエアバ
ッグ(62)や身の回り品収納用のグラブボックス(66)の如
き内装部材を取付けるようになっている請求項1記載の
リィンフォースバーを有する乗用車。 - 【請求項3】 前記乗員室(12)に露出するよう配置した
リィンフォースバー(10)は、その表面に柔軟性と弾力性
とに富むクッション材(22)の被覆処理がなされている請
求項1記載のリィンフォースバーを有する乗用車。 - 【請求項4】 前記乗員室(12)に露出するよう配置した
リィンフォースバー(10)は、必要に応じて前後方向また
は上下方向に湾曲するカーブを付与し得るようになって
いる請求項1記載のリィンフォースバーを有する乗用
車。 - 【請求項5】 前記リィンフォースバー(10)は、車体の
両内側壁(16,16)に所要のブラケット(76)を介して端部
接続することにより、前記乗員室(12)に露出させるよう
になっている請求項1記載のリィンフォースバーを有す
る乗用車。 - 【請求項6】 前記乗員室(12)に露出させられるリィン
フォースバー(10)は、車体の両内側壁(16,16)に所要中
心角の範囲内で回動可能に接続し、このリィンフォース
バー(10)を回動させることにより、前記吹出口(24)から
の調温空気の吹出し角度を変化させ得るようになってい
る請求項1記載のリィンフォースバーを有する乗用車。 - 【請求項7】 乗用車の前部の荷物室(19)等と乗員室(1
2)とを区画する境界付近で横方向に位置し、車体の対向
し合う両内側壁(16,16)を端部で接続して横方向の剛性
を補強するようにしたリィンフォースバー(10)におい
て、 中空管体からなるリィンフォースバー(10)を乗員室(12)
に露出させて配置すると共に、該リィンフォースバー(1
0)に所要数の調温空気の吹出口(24)を開設し、 このリィンフォースバー(10)の中空部(18a)にエアコン
ディショナ(42)からの調温空気吹出管(44A)を連通接続
して、調温された空気を前記吹出口(24)を介して乗員室
(12)へ吹出させるよう構成したことを特徴とするリィン
フォースバーを有する乗用車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22055096A JPH1044762A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | リィンフォースバーを有する乗用車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22055096A JPH1044762A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | リィンフォースバーを有する乗用車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1044762A true JPH1044762A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16752754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22055096A Pending JPH1044762A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | リィンフォースバーを有する乗用車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1044762A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2820088A1 (fr) | 2001-01-30 | 2002-08-02 | Honda Motor Co Ltd | Dispositif de detection de pression d'air d'une roue |
US6533025B1 (en) * | 2000-04-22 | 2003-03-18 | Benteler Ag | Instrumental panel support |
JP2003095138A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Shigeru Co Ltd | 車両用ステアリングビーム |
EP1685989A2 (en) | 2005-01-26 | 2006-08-02 | Calsonic Kansei Corporation | Airflow distribution structure of vehicular air conditioning system |
US20080217963A1 (en) * | 2005-08-31 | 2008-09-11 | Faurecia Interieur Industrie | Ventilation Crossmember for a Motor Vehicle |
CN115140188A (zh) * | 2021-03-31 | 2022-10-04 | 丰田自动车株式会社 | 汽车 |
-
1996
- 1996-08-01 JP JP22055096A patent/JPH1044762A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6533025B1 (en) * | 2000-04-22 | 2003-03-18 | Benteler Ag | Instrumental panel support |
FR2820088A1 (fr) | 2001-01-30 | 2002-08-02 | Honda Motor Co Ltd | Dispositif de detection de pression d'air d'une roue |
JP2003095138A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Shigeru Co Ltd | 車両用ステアリングビーム |
EP1685989A2 (en) | 2005-01-26 | 2006-08-02 | Calsonic Kansei Corporation | Airflow distribution structure of vehicular air conditioning system |
EP1685989A3 (en) * | 2005-01-26 | 2007-05-02 | Calsonic Kansei Corporation | Airflow distribution structure of vehicular air conditioning system |
US20080217963A1 (en) * | 2005-08-31 | 2008-09-11 | Faurecia Interieur Industrie | Ventilation Crossmember for a Motor Vehicle |
US9499211B2 (en) * | 2005-08-31 | 2016-11-22 | Faurecia Interieur Industrie | Ventilation crossmember for a motor vehicle |
CN115140188A (zh) * | 2021-03-31 | 2022-10-04 | 丰田自动车株式会社 | 汽车 |
CN115140188B (zh) * | 2021-03-31 | 2024-02-27 | 丰田自动车株式会社 | 汽车 |
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