JP7043975B2 - センタコンソール構造 - Google Patents
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Description
近年、上述の変速操作機構(シフト操作機構)やパーキングブレーキが電子化されており、このように変速操作機構やパーキングブレーキが電子化されると、従来のリンク部材等による機械的な連結構造に代えて、電気信号により変速操作およびブレーキングが実行されるので、上述のリンク部材が不要となる。
上記構成によれば、パーティングラインから後方に離間した位置に、第2の物置空間とアームレスト部とを設けることで、センタコンソール体の有用性拡大を図ることができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はセンタコンソール構造を示し、図1は当該センタコンソール構造を示す平面図、図2はセンタコンソール構造を車両左側斜め上方から見た状態で示す斜視図、図3はセンタコンソール構造を車両右側斜め上方から見た状態で示す斜視図、図4は当該センタコンソール構造の車両左側の側面図、図5はセンタコンソール構造の車両右側の側面図である。なお、以下の実施例においては、センタコンソール構造を、左ハンドル車両に適用した実施例について説明する。
このダッシュロアパネル1は、上下方向に延びる縦壁部1aと、該縦壁部1aの下端から下方かつ後方に延びるスラント部1bと、を備えており、当該スラント部1bには車室の床面を形成するフロアパネル2を一体的に連設している。また、上述の縦壁部1aの下部前面には、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバ3を接合固定し、縦壁部1aとダッシュクロスメンバ3との間には、車幅方向に延びるダッシュクロス閉断面4を形成している。
運転席シート7は乗員の着座面を形成するシートクッション7Cと、乗員の背もたれ面を形成するシートバック7Bと、乗員の頭部を保持するヘッドレスト7Hとを備えている。
図4、図5に示すように、上述の助手席シート8は、ロアレール9とアッパレール10とから成るシートスライドレール11およびシートフレーム12を介して設けられたもので、助手席乗員の体格に応じて車両の前後方向に位置調整可能に構成されている。
同図に示すように、該インストルメントパネル14は、車両の略前後方向に延びる上面部14aと、この上面部14aの後端から下方かつ前方に延びる後面部14bと、この後面部14bの下端から車両前方に延びる下面部14cと、を有しており、当該インストルメントパネル14の運転席シート7側には、ステアリングコラムカバー15が設けられている。
図2、図4に示すように、乗員の顔部と対向するインストルメントパネル14には、ベントダクト20と連通するセンタベント吹出口21およびサイドベント吹出口22が開口形成されている。
そして、図6、図7に示すように、内部フレーム40はその前側部にて、床面側の基部ブラケット41よりも上部部材46(特に、上部ブラケット45)が前方斜め上方に位置するよう傾斜している。
さらに、図6に示すように、上述の左右の塀部51aの上方の左右両側、並びに、底部コンソール60の上壁63の上方の左右両側が、運転席シート7および助手席シート8の足元空間に開放し、かつ連通する物置部70に形成されている。
また、上述の上部体Yは、図11で示した中間ブラケット44、上部ブラケット45、後述する外装体50の上域部分を含むものである。
この実施例では、上述の延長部31はセンタコンソール面Zの車両前方への仮想延長線に対して、約60度の角度で立ち上がるように形成されているが、この数値に限定されるものではない。
図11に示すように、上述の側面パネル53の左右両側には当該側面パネル53の立上り面53aを含むように装飾用のアロング(along)パネル54が沿設されている。
図10に示すように、シフト操作機構25は、シフトノブ25aと、シフトロッド25bと、ピボット部25cとを備えており、ピボット部25cとシフトロッド25bとは上部体Yの内部空間に収納されており、シフトノブ25aはセンタコンソール面Zの上方位置に変速操作可能に配設されている。また、シフトロッド25bは上部ブラケット45に支持されたシフトガイド26,27で案内されている。
詳しくは、同図に示すように、延長部31の車両前方側部位としての上面パネル52の折返し面52bに第1係合部であるアッパブラケット32が設けられ、インストルメントパネル14の後方突出部14dに、アッパブラケット32に係合する第2係合部としてのロアブラケット33が設けられ、当該ロアブラケット33の下面には予めナット34が接合されると共に、延長部31の上方前縁部とインストルメントパネル14の後方突出部14dとの間に、各ブラケット32,33に上方からアクセスする空隙Gが設けられている。
車両左側においては、図8に示すようにスラント壁65の後端部が物置空間71の前縁65aとなり、車両右側においては、図9に示すようにスラント壁66の後端部が物置空間71の前縁66aとなる。
さらに、図8、図9に示すように、柱部Xの下部前側と底部コンソール60の壁部(すなわち、内側壁62、上壁63、外側壁64)とは外装体で左右外表面が面一になるよう形成されている。
また、図8、図9に示すように壁部(各要素61,62,63,64,51a,51b参照)において外装体を前後に分割するパーティングラインPLが設けられている。
この構成によれば、パーティングラインPLから後方に離間した位置に、第2の物置空間(前側カップホルダ72)とアームレスト部74とを設けることで、センタコンソール体30の有用性拡大を図ることができる。
この発明のフロントシートは、実施例の運転席シート7、助手席シート8に対応し、以下同様に、
フロントシート間の床面は、トンネル部5(特に、その上面)に対応し、
シートクッションよりも低い高さの左右の壁部は、塀部51a、側壁62,64に対応し、
第2の物置空間は、前側カップホルダ72に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
7…運転席シート(フロントシート)
8…助手席シート(フロントシート)
7C,8C…シートクッション
14…インストルメントパネル
14d…後方突出部
25…シフト操作機構
30…センタコンソール体
51a…塀部(壁部)
62…内側壁(壁部)
64…外側壁(壁部)
71…物置空間
72…前側カップホルダ(第2の物置空間)
74…アームレスト部
PL…パーティングライン
X…柱部
Y…上部体
Z…センタコンソール面
Claims (2)
- 左右のフロントシート間の床面に立設されシフト操作機構をその上面に備えると共に、
センタコンソール体がインストルメントパネルの直下部から左右のフロントシートのシートクッション側方部まで前後方向に延びるセンタコンソール構造であって、
センタコンソール面を含む上部体と、
上記フロントシート間に立設されて上記上部体を上記床面に支持する柱部とを備え、
上記上部体が上記柱部よりも前方へ上記インストルメントパネルの後方突出部に近接するまで突出しており、
上部が上記上部体で、下部が上記床面で、後部が上記柱部で、左右両側部がシートクッションよりも低い高さの左右の壁部でそれぞれ仕切られた物置空間が形成され、
上記柱部と上記壁部とは外装体で左右外表面が面一になるよう形成される一方、
上記壁部において当該外装体を前後に分割するパーティングラインが設けられたことを特徴とする
センタコンソール構造。 - 上記柱部の後方には、第2の物置空間を介してアームレスト部が設けられた
請求項1に記載のセンタコンソール構造。
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ID=68767330
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