JP4145829B2 - 自動車のインストルメントパネル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、メータを支持するインストルメントパネル本体と、心材および表皮で構成されてメータの周囲を囲む開口が形成され、インストルメントパネル本体に固定されるパネルと、メータの周囲をパネルの開口に接続するメータバイザとを備えた自動車のインストルメントパネル構造に関する。
道路地図情報のような情報量は多いが緊急性の低い情報を表示するエンターテイメントディスプレイを車幅方向中心位置に配置するとともに、経路誘導情報、緊急の道路交通情報、障害者接触警報のような情報量は少ないが緊急性の高い情報を表示するドライビングディスプレイを、エンターテイメントディスプレイよりもドライバー側であって、かつ高い位置に配置することで、ドライビングディスプレイの視認性を高めるものが、下記特許文献1により公知である。
またインストルメントパネルの表面に配置した複数のメータを覆うメータフードを、インストルメントパネルに形成した取付孔に爪を係合させることで取り付けるものが、下記特許文献2により公知である。
特開2000−168400号公報 特公昭63−1212号公報
ところで、インストルメントパネルに形成した開口の前方に配置したメータと前記開口との間を筒状のメータバイザにより接続する場合、メータバイザの端縁とインストルメントパネルの開口との接続部の処理を適切に行わないと外観が低下する問題があり、またメータバイザの上部とインストルメントパネルの開口との接続部をコンパクトに構成しないと、インストルメントパネルの開口の上縁が上方に盛り上がってドライバーの前方視界を妨げる可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、インストルメントパネルの開口とメータバイザとの接続部の外観を高めるとともに、前記開口の上縁の上方への盛り上がりを最小限に抑えることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、メータを支持するインストルメントパネル本体と、心材および表皮で構成されてメータの周囲を囲む開口が形成され、インストルメントパネル本体に固定されるパネルと、メータの周囲をパネルの開口に接続するメータバイザとを備えた自動車のインストルメントパネル構造であって、前記メータバイザを上部メータバイザおよび下部メータバイザで構成し、上部メータバイザは、前記パネルに前方から後方に向けて装着されるようにするとともに、その装着時に、上部メータバイザの後端に形成した溝、前記開口の上縁を下前方に向けて折り返した縁部に係合かつタッピングスクリューで前記パネルに固定されるようにし、一方、下部メータバイザは、前記パネルに後方から前方に向けて装着されるようにするとともに、その装着時に、下部メータバイザに設けたクリップがパネルに設けたクリップに係合し、かつ下部メータバイザに設けたピンが上部メータバイザに設けたピン孔に嵌合することで、前記パネルおよび上部メータバイザに固定されるようにし、更に、前記上部メータバイザによって覆われるパネルの開口の裏面側にリブを設け、このリブで上部メータバイザをパネルに固定するタッピングスクリューが貫通するボス部を補強したことを特徴とする、自動車のインストルメントパネル構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記下部メータバイザの後端で前記開口の下縁を上方から押さえたことを特徴とする、自動車のインストルメントパネル構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記上部メータバイザは前記開口の上縁に接続され、前記下部メータバイザは前記開口の下縁および左右両側縁に接続されたことを特徴とする、自動車のインストルメントパネル構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記下部メータバイザは、前記パネルの表面に滑らかに連なる化粧面を有することを特徴とする、自動車のインストルメントパネル構造が提案される。
請求項1の構成によれば、メータの周囲をパネルの開口に接続するメータバイザを上部メータバイザおよび下部メータバイザで構成し、上部メータバイザを後方から前方に装着するのではなく、前方から後方に装着するようにしたので、その装着時に前記開口の上縁を上方に押し曲げる必要をなくして上部メータバイザの装着性を高めることができる。しかも、その装着時、上部メータバイザの後端に形成した溝、パネルの開口の上縁を下前方に向けて折り返した縁部に係合るので、パネルの開口の上縁に上部メータバイザの後端を取り付けるための取付座を設ける必要なくなり、これによりパネルの開口の上縁の上方への盛り上がりを小さく抑えてドライバーの前方視界を確保することができる。更に、上部メータバイザの後端の溝をパネルの開口の縁部に係合させるので、パネルの表皮の折り返し部(耳部)を前記溝で押さえ込んで外観を向上させることができる。更にまた、上部メータバイザによって覆われるパネルの開口の裏面側にリブを設けたので、そのリブによってパネルの開口の周囲の剛性まり、上部メータバイザをパネルに確実に固定することができるだけでなく、前記リブを利用して上部メータバイザをパネルに固定するタッピングスクリューが貫通するボス部を補強することができる。また、下部メータバイザの装着時、下部メータバイザに設けたクリップがパネルに設けたクリップに係合するとともに、下部メータバイザに設けたピンが上部メータバイザに設けたピン孔に嵌合するようにしたので、下部メータバイザをパネルに後方から前方に向けて装着するだけで、その下部メータバイザをパネルおよび上部メータバイザに固定することができる。
請求項2の構成によれば、下部メータバイザの後端でパネルの開口の下縁を上方から押さえたので、パネルの開口の下縁を目視不能にして外観を向上させることができる。
請求項3の構成によれば、上部メータバイザをパネルの開口の上縁に接続し、下部メータバイザをパネルの開口の下縁および左右両側縁に接続したので、上部メータバイザおよび下部メータバイザの継ぎ目がメータバイザの角部に位置し、かつ視線と平行に離れるように延びるために目立ち難くなる。
請求項4の構成によれば、下部メータバイザにパネルの表面に滑らかに連なる化粧面を設けたので、化粧面を利用して下部メータバイザをパネルに固定する固定部の面積を確保し、下部メータバイザをパネルに強固にかつ体裁良く取り付けることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の一実施例を示すもので、図1は自動車のインストルメントパネルの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3方向矢視図、図4は上部パネルおよびメータバイザの分解斜視図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図4の7−7線断面図、図8は下部左パネルおよびメータバイザの分解斜視図、図9は図8の9−9線断面図、図10は図8の10−10線断面図、図11は図9の11−11線断面図である。尚、本明細書における前後左右とは、車両の前後左右に対応するものとして定義される。
図1および図2に示すように、自動車の車室前部に配置されるインストルメントパネル11は、合成樹脂で一体成形されたインストルメントパネル本体12と、運転席の前方位置でインストルメントパネル本体12の後面に装着される、何れも合成樹脂製の上部パネル13、下部左パネル14および下部右パネル15とで構成される。インストルメントパネル本体12は前方から後方に向かって階段状に低くなる板状の部材であって、その前部の高い位置に上部メータ16がタッピングスクリュー17で後向きに固定されるとともに、その後部の低い位置に下部メータ18がタッピングスクリュー19で後向きに固定される。
上部メータ16はフロントガラス20の下縁に近い位置にあり、かつドライバーから遠い位置にあるため、フロントガラス20を通して前方を見つめるドライバーが視線を上部メータ16に移し、かつ目の焦点を上部メータ16に合わせることが比較的に容易である。このように視認性の高い上部メータ16に比較的に重要度および緊急度の高い走行情報系の表示手段、つまりスピードメータやタコメータが配置される。
一方、下部メータ18はフロントガラス20の下縁から遠い位置にあり、かつドライバーから近い位置にあるため、フロントガラス20を通して前方を見つめるドライバーが視線を下部メータ18に移し、かつ目の焦点を下部メータ18に合わせることが比較的に困難である。このように視認性の低い下部メータ18に比較的に重要度および緊急度の低い車両情報系の表示手段、つまり燃料計、水温計、警報ランプ、各種インジケータ等が配置される。
カウルトップ21の後端にフロントガラス20の下端、インストルメントパネル本体12の前端およびダッシュボードロア22の上端が固定され、ダッシュボードロア22の下端は車体左右方向に延びる横梁23にブラケット24を介して接続される。横梁23にはインストルメントパネル本体12の後部下面がボルト25で固定され、更に横梁23に接続されたステー26にステアリングコラムチューブ27が固定される。
またインストルメントパネル本体12の下面には合成樹脂でブロー成形した第1空調用ダクト28および第2空調用ダクト29が車体左右方向に配置されており、第1空調用ダクト28から前上方に延びる腕部28aがダッシュボードロア22およびインストルメントパネル本体12に振動溶着され、第1空調用ダクト28から後下方に延びる腕部28bがブラケット24にタッピングスクリュー30で固定される。また第2空調用ダクト29から後方に延びる腕部29aがインストルメントパネル本体12に振動溶着され、前記腕部29aから下方に延びる腕部29bがブラケット24にボルト31で固定される。
このように、インストルメントパネル本体12の前部および後部にはそれぞれ重量の大きい上部メータ16および下部メータ18が支持されるが、下部メータ18の近傍でインストルメントパネル本体12は強固な横梁23に結合されるため、インストルメントパネル本体12の後部の支持剛性は充分なものとなる。それに対して、上部メータ16の近傍でインストルメントパネル本体12はダッシュボードロア22に結合されるが、それだけではインストルメントパネル本体12の支持剛性が不足してしまう。
そこで本実施例では、ダッシュボードロア22の下部と横梁23とを強固なブラケット24で結合し、更に第1空調用ダクト28を利用してインストルメントパネル本体12の前部とブラケット24とを接続したので、横梁23、ダッシュボードロア22、ブラケット24および第1空調用ダクト28が相互に補強しあってインストルメントパネル本体12の前部を強固に支持することができる。特に、既存の第1空調用ダクト28を利用することにより、補強のための部品点数の増加を最小限に抑えることができる。しかも第1空調用ダクト28とインストルメントパネル本体12とを振動溶着したので、第1空調用ダクト28およびインストルメントパネル本体12を強固に一体化して支持剛性を更に高めることができる。
次に、図1および図4〜図7に基づいて上部メータ16の周辺の構造を説明する。
ドライバーの正面のインストルメントパネル本体12に上部パネル13の上縁が複数のクリップ13a…で着脱自在に係止されるとともに、その下縁に設けたクリップ13b…に下部左パネル14の上縁に設けたクリップ14a…が着脱自在に係止される。尚、下部右パネル15も同様にして上部パネル13の下縁に係止される。上部パネル13は心材41の表面を表皮42で覆った構造を有しており、その中央に上部メータ16の後面に臨む開口13cが形成される。上部メータ16と上部パネル13の開口13cとの間を接続するメータバイザ43は、上部メータバイザ44および下部メータバイザ45に2分割して構成される。
上部メータバイザ44は上部パネル13の開口13cの上縁に沿うように前方から後方に装着され、4本のタッピングスクリュー46で上部パネル13に固定される。このとき、上部パネル13の開口13cの上縁には下前方に向けてJ字状に折り返された縁部eが形成されており、この縁部eに、上部メータバイザ44の後縁に沿って形成した溝gが係合する。
このように、上部パネル13の開口13cに対して上部メータバイザ44を後方から前方に装着するのではなく、前方から後方に装着するので、その装着時に前記開口13cの上縁を上方に押し曲げる必要をなくして上部メータバイザ44の装着性を高めることができる。また上部メータバイザ44の後端に形成した溝gを、上部パネル13の開口13cの上縁を下前方に向けて折り返した縁部eに係合させるので、上部パネル13の開口13cの上縁に上部メータバイザ44の後端を取り付けるための取付座を設ける必要をなくし、これにより上部パネル13の開口13cの上縁の上方への盛り上がりを小さく抑えてドライバーの前方視界を確保することができる。
しかも上部メータバイザ44の後端の溝gを上部パネル13の開口13cの縁部eに係合させるので、上部パネル13の表皮42の折り返し部(耳部)を前記溝gで押さえ込んで外観を向上させることができる。また上部メータバイザ44が取り付けられる上部パネル13の開口13cの縁部eの内側には三角形をなす複数のリブ13d…(図6参照)が設けられているため、タッピングスクリュー46…が貫通するボス部を補強することができる。
下部メータバイザ45は上部パネル13の開口13cの下縁および左右両側縁に沿うように後方から前方に装着されるもので、下壁45aおよび左右の側壁45b,45cよりなるU字状のバイザ面と、上部パネル13の表面に滑らかに連なる化粧面45dとを備える。下部メータバイザ45の下壁45aおよび左右側壁45b,45cは、上部メータバイザ44と共同して上部メータ16の周囲を覆うことができる。上部メータバイザ44および下部メータバイザ45の継ぎ目は、上部メータバイザ44の左右の端部と、下部メータバイザ45の左右の側壁45b,45cの上端とが突き合わされる角部に位置し、かつ視線と平行にドライバーから離れる方向に延びるため、その継ぎ目を目立たなくして外観を向上させることができる。
上部メータバイザ44が上部パネル13に前方から後方に向けて装着されるのに対し、下部メータバイザ45は上部パネル13に後方から前方に向けて装着されるようになっており、その際に下部メータバイザ45に設けた複数のクリップ45e…が上部パネル13に設けた複数のクリップ13e…に係合し、下部メータバイザ45に設けた複数のリブ45f…が上部パネル13に設けた複数のスリット13f…に係合し、かつ下部メータバイザ45に設けた2本のピン45g,45gが上部メータバイザ44に設けたピン孔44a,44aに嵌合することで、上部パネル13に上部メータバイザ44および下部メータバイザ45が固定される。したがって、下部メータバイザ45は、上部パネル13および上部メータバイザ44の両方に固定される。
このように、下部メータバイザ45に化粧面45dを設けたことにより、それを上部パネル13に固定するクリップ45e…やリブ45f…を設ける場所を容易に確保し、下部メータバイザ45の取付剛性を高めることができる。しかも下部メータバイザ45の後端で上部パネル13の開口13cの下縁を上方から押さえられるので、上部パネル13の開口13cの下縁が見えなくなって外観が向上する。
次に、図1および図8〜図11に基づいて下部メータ18の周辺の構造を説明する。
上部パネル13の下側に下部左パネル14および下部右パネル15が取り付けられており、下部左パネル14には逆U字状の開口14bと、その左側に位置する空調用吹き出し口14cとが形成される。また下部右パネル15にはナビゲーション装置のモニタの取付開口15aと、オーディオ装置の取付開口15bと、空調用吹き出し口15cとが形成される。また下部左パネル14の逆U字状の開口14bの上部前方には四角形の下部メータ18が位置しており、その開口14b内に上部メータバイザ51および下部メータバイザ52よりなるメータバイザ53が取り付けられる。上部メータバイザ51および下部メータバイザ52は共に逆U字状に形成されており、上部メータバイザ51の下部両端に設けたブラケット51a,51aが下部メータバイザ52の上部両端にけたブラケット52a,52aに各2本のタッピングスクリュー54…で固定される。
組み立てられたメータバイザ53は、下部左パネル14の開口14bに前方から後方に装着され、上部メータバイザ51の上面に設けた2個のブラケット51b,51bを貫通する各2本のタッピングスクリュー55…で下部左パネル14に設けたボス部14d…に締結される。更に、下部左パネル14の開口14bの下部両側に突設した2個のリブ14e,14eが下部メータバイザ52に形成した2個のスリット52b,52bに係合するとともに、上部メータバイザ51のブラケット51,51に形成したピン孔51f,51fに下部左パネル14の開口14bの中央部両側に突設した2個のピン14f,14fが係合することで、メータバイザ53が下部左パネル14に対して正しく位置決めされる。
図9から明らかなように、下部左パネル14の開口14bに配置されたメータバイザ53の上壁51cおよび下壁52cは、下部メータ18に向けて、つまり前方に向けて角度αだけ先すぼまりになっている。シートに着座したドライバーの目の高さは身長によって大きく異なるが、メータバイザ53の開口53aから上壁51cおよび下壁52cの間隔が下部メータ18に向けて狭まっているので、下部メータ18の上下縁がメータバイザ53の開口53aの上下縁に隠されて見えなくなるのを防止することができる。
一方、ドライバーがシートに正しく着座している限り、ドライバーの身長が異なっても目の左右方向の位置は殆ど変化しない。従って、図11に示すように、メータバイザ53の左右の側壁51d,51eの間隔を開口53aから下部メータ18に向けて、つまり前方に向けて角度βだけ先広がりにしても、下部メータ18の左右の側縁がメータバイザ53の開口53aの左右の側縁に隠されて見えなくなる虞がない。これにより、メータバイザ53の開口53aの面積をできるだけ小さくし、下部メータ18の表面の光の反射を抑制して視認性を高めるとともに、下部左パネル14の表面の面積を大きく確保して有効利用することができる。
またメータバイザ53の上壁51cおよび下壁52cの間隔が前方に向けて狭まり、左右の側壁51d,51eの間隔が前方に向けて広がると、アンダーカットあるいは抜き勾配の関係でメータバイザ53を一部材で成形することが困難になるが、メータバイザ53を上部メータバイザ51および下部メータバイザ52に2分割したことでその成形が容易になる。
しかも上壁51cおよび左右の側壁51d,51eを有する上部メータバイザ51と、下壁52cを有する下部メータバイザ52とを結合してメータバイザ53を構成したので、その継ぎ目が矩形状断面のメータバイザ53の左右下側の角部に位置し、かつ視線と平行にドライバーから離れる方向に延びるために目立ち難くなる。更に、メータバイザ53を上部メータバイザ51および下部メータバイザ52で構成し、後端にステアリングハンドル56を有するステアリングシャフト57が貫通する開口52dの上面を下部メータバイザ52で区画したので、ステアリングシャフト57が貫通する開口52dの上面を区画するための特別の部材が不要になって部品点数が削減されるだけでなく、部品点数の削減により部品の継ぎ目の数が減少して外観が向上する。
更に、図3から明らかなように、インストルメントパネル本体12の前上部に設けた上部メータ16がステアリングハンドル56の上半部の上側に位置し、インストルメントパネル本体12の後下部に設けた下部メータ18がステアリングハンドル56の上半部の下側に位置するので、ステアリングハンドル56に邪魔されずに上部メータ16および下部メータ18を確実に視認することができる。また従来の上部メータはドライバーの正面からずれた位置、つまりインストルメントパネル本体の左右方向中央部に配置されていたが、本実施例では上部メータ16を有する上部パネル13の上縁をステアリングハンドル56の上半部に概ね沿う円弧形状としたことにより、その円弧形状部に上部メータ16をドライバーの正面に位置するように配置しても違和感がない。
またインストルメントパネル本体12に対して上部パネル13、下部左パネル14および下部右パネル15が着脱自在なので、これらのパネル13,14,15を取り外して上部メータ16や下部メータ18を容易にメンテナンスすることができるだけでなく、上部パネル13を表皮有り、下部左パネル14および下部右パネル15を表皮無しのように、構造や材料を変化させてデザイン性を高めることができる。しかもフロントガラス20を通してのドライバーの前方視界を確保するために上部メータ16を覆う上部パネル13の庇部の後縁を下向きに湾曲させても、上部メータ16をインストルメントパネル本体12に取り付ける際に邪魔になることがない。
更にまた、インストルメントパネル本体12の上部に上部メータ16を配置したので、フロントガラス20の前方の景色と上部メータ16との間で視線を移動させるときに視線の移動量が少なくて済み、上部メータ16の視認性が高められる。またインストルメントパネル本体12の前部に上部メータ16を配置したので、ドライバーから上部メータ16までの距離が大きくなって眼球のピント調整が容易になり、上部メータ16の視認性が更に高くなる。このように視認性の高い上部メータ16に重要度の高いスピードメータおよびタコメータを設けたことでそのスピードメータやタコメータを確実に読み取ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
自動車のインストルメントパネルの斜視図 図1の2−2線拡大断面図 図2の3方向矢視図 上部パネルおよびメータバイザの分解斜視図 図4の5−5線断面図 図4の6−6線断面図 図4の7−7線断面図 下部左パネルおよびメータバイザの分解斜視図 図8の9−9線断面図 図8の10−10線断面図 図9の11−11線断面図
符号の説明
12 インストルメントパネル本体
13 上部パネル(パネル)
13c 開口
13d リブ
16 上部メータ(メータ)
41 心材
42 表皮
43 メータバイザ
44 上部メータバイザ
45 下部メータバイザ
45d 化粧面
46 タッピングスクリュー
g 溝
e 縁部

Claims (4)

  1. メータ(16)を支持するインストルメントパネル本体(12)と、
    心材(41)および表皮(42)で構成されてメータ(16)の周囲を囲む開口(13c)が形成され、インストルメントパネル本体(12)に固定されるパネル(13)と、
    メータ(16)の周囲をパネル(13)の開口(13c)に接続するメータバイザ(43)と、
    を備えた自動車のインストルメントパネル構造であって、
    前記メータバイザ(43)を上部メータバイザ(44)および下部メータバイザ(45)で構成し、
    上部メータバイザ(44)は、前記パネル(13)に前方から後方に向けて装着されるようにするとともに、その装着時に、上部メータバイザ(44)の後端に形成した溝(g)、前記開口(13c)の上縁を下前方に向けて折り返した縁部(e)に係合かつタッピングスクリュー(46)で前記パネル(13)に固定されるようにし、
    一方、下部メータバイザ(45)は、前記パネル(13)に後方から前方に向けて装着されるようにするとともに、その装着時に、下部メータバイザ(45)に設けたクリップ(45e)がパネル(13)に設けたクリップ(13e)に係合し、かつ下部メータバイザ(45)に設けたピン(45g)が上部メータバイザ(44)に設けたピン孔(44a)に嵌合することで、前記パネル(13)および上部メータバイザ(44)に固定されるようにし、
    更に、前記上部メータバイザ(44)によって覆われるパネル(13)の開口(13c)の裏面側にリブ(13d)を設け、このリブ(13d)で上部メータバイザ(44)をパネル(13)に固定するタッピングスクリュー(46)が貫通するボス部を補強したことを特徴とする、自動車のインストルメントパネル構造。
  2. 前記下部メータバイザ(45)の後端で前記開口(13c)の下縁を上方から押さえたことを特徴とする、請求項1に記載の自動車のインストルメントパネル構造。
  3. 前記上部メータバイザ(44)は前記開口(13c)の上縁に接続され、前記下部メータバイザ(45)は前記開口(13c)の下縁および左右両側縁に接続されたことを特徴とする、請求項1に記載の自動車のインストルメントパネル構造。
  4. 前記下部メータバイザ(45)は、前記パネル(13)の表面に滑らかに連なる化粧面(45d)を有することを特徴とする、請求項1に記載の自動車のインストルメントパネル構造。
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