JP2006168648A - アウターミラー - Google Patents

アウターミラー Download PDF

Info

Publication number
JP2006168648A
JP2006168648A JP2004366846A JP2004366846A JP2006168648A JP 2006168648 A JP2006168648 A JP 2006168648A JP 2004366846 A JP2004366846 A JP 2004366846A JP 2004366846 A JP2004366846 A JP 2004366846A JP 2006168648 A JP2006168648 A JP 2006168648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
opening
vehicle body
mirror housing
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004366846A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Matsuura
正明 松浦
Masahiro Motomiya
正宏 本宮
Hisaya Suzuki
久也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
Priority to JP2004366846A priority Critical patent/JP2006168648A/ja
Priority to TW094126188A priority patent/TW200621549A/zh
Priority to US11/239,216 priority patent/US7055974B1/en
Priority to KR1020050095977A priority patent/KR20060069242A/ko
Priority to CNA2005101168180A priority patent/CN1789035A/zh
Priority to EP05256733A priority patent/EP1671843A1/en
Publication of JP2006168648A publication Critical patent/JP2006168648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/08Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/10Front-view mirror arrangements; Periscope arrangements, i.e. optical devices using combinations of mirrors, lenses, prisms or the like ; Other mirror arrangements giving a view from above or under the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/08Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors
    • B60R1/081Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors avoiding blind spots, e.g. by using a side-by-side association of mirrors
    • B60R1/082Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors avoiding blind spots, e.g. by using a side-by-side association of mirrors using a single wide field mirror or an association of rigidly connected mirrors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】 構成部品の取付作業性に優れ、しかも長期間にわたって優れた耐久性を確保する。
【解決手段】 自動車の車体Aの側面からその側方に向かって張り出す張出部11Aを有するミラーベース10と、張出部11Aに立設されたシャフト10Aと、シャフト10Aに回動自在に取り付けられ、車体Aの後方を映すミラー30が設けられたミラーハウジング20と、を備え、ミラーハウジング20の車体側側面に、開口20Bが設けられている構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車のサイドドア付近に付設されるアウターミラーに関する。
従来のアウターミラーは、図11に示すように、図示しない車体の側面からその側方に向かって張り出す張出部100を有するミラーベース110と、この張出部100上に固定されるシャフト111と、このシャフト111に駆動ユニット112を介して回動可能に取り付けられるミラーハウジング113と、このミラーハウジング113の後面側の開口113Aに、鏡面の向きを調節するアクチュエータ114を介して取り付けられるミラー115とを主要部として構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−299481号公報
ところで、前記した従来のアウターミラーでは、主としてミラーハウジング113の後面側の開口113Aを利用して、駆動ユニット112が装着されたフレーム120をミラーハウジング113に組み付ける必要があり、取付作業性に改善の余地がある。
また、ねじ116によるフレーム120の止め付け方向と、自動車走行時にアウターミラーが走行風を受ける方向とが同じ方向であるため、振動等に抗して耐久性を確保することのできる取り付けを実現したいという要望もあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成部品の取付作業性に優れ、しかも長期間にわたって優れた耐久性を確保できるアウターミラーを提供することにある。
前記課題を達成するために本発明のアウターミラーは、自動車の車体の側面からその側方に向かって張り出す張出部を有するミラーベースと、前記張出部に立設されたシャフトと、このシャフトに回動自在に取り付けられ、前記車体の後方を映すミラーが設けられたミラーハウジングと、を備えたアウターミラーであって、前記ミラーハウジングの前記車体側側面に、開口が設けられていることを特徴とする。
かかるアウターミラーによると、ミラーハウジングの車体側側面に開口が設けられているので、この開口を利用して、例えば、ミラーハウジング内への構成部品の挿入や取り付け、さらには、締付工具等による構成部品の取付作業を円滑に行うことができる。したがって、構成部品の取付作業性が向上するという利点が得られる。
また、ミラーハウジングの後面側の開口を利用した取付作業と相俟って作業性がより向上するという利点も得られる。
さらに、前記のように開口を利用して締付工具等を挿入することができるので、例えば、従来、締付工具が入らないなどの理由から、ミラーハウジング内において構成部品のレイアウトが成立し得なかったり、構成部品を固定することができなかったりした不具合を解消することができるようになる。
また、構成部品の取り付けにあたっては、従来のミラーハウジングの後面側の開口から行う取り付けと、車体側側面の開口から行う取り付けとの少なくとも2つの方向からの取り付けを行うことができるので、ミラーハウジングに対する構成部品の取付強度を増大させることができる。したがって、長期間にわたって優れた耐久性を確保した構成部品の取り付けが実現される。
また、本発明のアウターミラーは、前記開口を通じて前記ミラーハウジング内が、外部に臨まれる構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、開口を通じて、ミラーハウジング内を目視することができ、例えば、ミラーハウジング内にフレームを固定する際の作業性が向上する。また、開口を通じてミラーハウジング内を目視確認することができるので、従来であればミラーハウジングを分解しなければ確認できなかった構成部品の状況も簡易に確認することができるようになる。
さらに、前記シャフトは、前記張出部の底部側から挿入される固定用ねじによって前記張出部に固定される構成であり、前記開口は、前記固定用ねじの挿入口を形成する構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、開口が、固定用ねじの挿入口を形成するので、開口を通じて挿入される固定用ねじにより、張出部にシャフトを固定することができる。また、仮に、張出部の底部側の固定用ねじの挿入口がミラーハウジングによって一部あるいは全部が覆われるような構成であっても、この開口が形成されていることにより、開口を通じて固定用ねじを挿入することができ、固定用ねじによるシャフトの固定を確実に行うことができる。
また、前記開口は、前記車体の側方の前方を映す補助ミラーで塞がれる構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、開口が補助ミラーで塞がれるようになっているので、補助ミラーで開口を隠すことができ、外観を向上させることができる。また、開口は前記のようにミラーハウジングの車体側の側面に設けられているので、この開口を塞ぐ状態の補助ミラーは、運転席から容易に目視することができる状態にあり、これによって、運転席に居ながらにして車体の側方の前方を補助ミラーを用いて容易に確認することができる。
さらに、前記ミラーハウジングは、前記張出部の下方に張り出す膨出部を備え、この膨出部の前記車体側の側面に、前記開口が設けられているとともに、この膨出部の前記張出部との対向部に、前記固定用ねじを前記張出部の底面側から螺入する際の挿通孔が形成されており、前記挿通孔は前記開口を通じて前記膨出部の外側から臨まれる構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、膨出部の車体側側面に設けられた開口から、膨出部の張出部との対向部に形成された挿通孔を通じて、固定用ねじを、張出部の底面側から螺入することができる。つまり、ミラーハウジングが張出部の下方に張り出す膨出部を備えている構成であるにもかかわらず、固定用ねじによるシャフトの固定を行うことができる。したがって組立作業の行いやすいアウターミラーが得られる。
また、前記膨出部は前記ミラーハウジングと別体に設けられ、前記ミラーハウジングに取付可能な取付部を備えて構成するのがよい。
かかるアウターミラーによると、ミラーハウジングに対して後付けで膨出部を設けることができ、ミラーハウジングを成形する際の自由度やデザインの自由度が高まるようになる。また、ミラーハウジングに対して後付けで膨出部を設けることができるので、固定用ねじを張出部の底面側から螺入して張出部にシャフトを固定する際に、膨出部が邪魔になることがない。したがって、組立工程の自由度が高まるという利点が得られる。
また、前記ミラーを支持し、前記ミラーハウジングに取り付けられるフレームを備え、前記フレームは、少なくとも一箇所が、前記開口を通じて前記ミラーハウジング内に挿入される取付ねじにより、前記フレームに対して前記ミラーを取り付ける方向と交差する方向に取り付けられる構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、フレームは、少なくとも一箇所が、開口を通じてミラーハウジング内に挿入される取付ねじにより、フレームに対してミラーを取り付ける方向と交差する方向に取り付けられるようになっているので、ミラーハウジングへのフレームの固定を、異なる2方向から行うことができ、フレームの取付強度を容易に高くすることができる。
本発明によれば、構成部品の取付作業性に優れ、しかも長期間にわたって優れた耐久性を確保できるアウターミラーが得られる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、同一の要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。また、以下の説明において、方向を示す「前後」「左右」、「上下」などの文言は、いずれも車体を基準としたものとする。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るアウターミラーが取り付けられた自動車の車体左側の部分斜視図、図2はアウターミラーを運転席側から見たときの様子を示す斜視図、図3はアウターミラーの概略構造を示す分解斜視図である。図1、図2に示すように、アウターミラーは、自動車の車体Aの助手席側のフロントサイドドアDに付設されるいわゆるドアミラーであり、車体Aの側面からその側方に向かって張り出す張出部11Aを有するミラーベース10と、この張出部11Aの上側に取り付けられるミラーハウジング20とから構成されている。ミラーハウジング20には、図2に示すように、後側面に後方視認用のミラー30が装着され、また、ミラーハウジング20の車体側側面に、運転席からは直接に見ることのできない、車体Aの助手席側の側方の前方を視認するための補助ミラー40が設けられている。
そして、ミラーハウジング20には、図3に示すように、補助ミラー40が取り付けられる車体側側面に開口20Bが設けられている。
また、本実施形態に係るアウターミラーは電動格納式であり、ミラーハウジング20は、ミラーベース10の張出部11Aに立設されるシャフト10A(図2参照)に対して回動可能に取り付けられている。
以下、各部について詳細に説明する。
ミラーベース10は、本実施形態では、図1、図2に示すように、フロントサイドドアDの枠D1に固定されるようになっており、図3に示すように、ベース本体11と、このベース本体11の車外側A1の側面に覆設されるベースカバー12と、ベース本体11の車体側側面に固定されるシール部材13と、パッキン14とを備えて構成される。
ベース本体11は、アルミダイキャストなどの鋳造法で製作され、板状の基部11aと、この基部11aの中央のやや下側位置から側方に(車体Aの側方に)向けて張り出す張出部11Aとを備えている。基部11aには、ベースカバー12が図示しない固定ねじで固定されるとともに、シール部材13との対向面に、縦長の枠形状の取付ボス部11bが突設されている。この取付ボス部11bの上部および下部、さらには取付ボス部11bの中間部には、ベース本体11にシール部材13をねじ止めする際のねじ穴となる固定穴11eがそれぞれ設けられている。張出部11Aは、後面または前面から見た形状が基部11a側から先端部に向かうにつれて細くなる三角状を呈しており、さらに、平らに形成された上面には、シャフト10Aを固定するための取付穴11c、およびミラーハウジング20内からの図示しないワイヤーハーネスを車体A側へ配索するための導出孔11dが開口形成されている。なお、ワイヤーハーネスは、この導出孔11dを通じて取付ボス部11bの内側に形成された開口11fから引き出される。
ベースカバー12には、ベース本体11の張出部11Aを少なくとも上面側が露出する状態に覆うカバー部12aが、車外側A1に張り出す状態に形成されており、また、ベースカバー12のベース本体11との取付面に、このカバー部12aに通じる挿入孔12b、およびベース本体11を固定する際のねじ穴となる固定穴12c,12cが設けられている。なお、カバー部12aの底部には、ベース本体11の張出部11Aの取付穴11cを臨む挿入孔12eが形成されている。このようなベースカバー12をベース本体11に取り付けるには、ベース本体11の車体側から各固定穴12cに図示しないねじを螺入すればよい。また、固定穴12c,12cの近傍には、シール部材13に設けられた図示しない係合部と係合するフック12d,12dが突設されている。
シール部材13はシート状に形成されており、上部13aおよび下部13bがベースカバー12の車体側側面にそれぞれ係合するように傾斜状に形成されている。シール部材13の中央部には、ベース本体11の取付ボス部11bが収容される収容凹部13cが形成されている。この収容凹部13cには、ベース本体11の各固定穴11eに対応する位置に図示しない固定ねじを挿入するためのねじ穴13eが形成されている。また、収容凹部13cには、前記ワイヤーハーネスを車内側に引き出すための引出孔13fが、ベース本体11の開口11fに対応する位置に形成されている。さらに、シール部材13の車体側側面には、パッキン14の納まりをよくするための折れ部13gが形成されている。
このようなシール部材13をベース本体11に取り付けるには、シール部材13の車体側側面の各ねじ穴13eを通じてベース本体11の各固定穴11eに図示しないねじをそれぞれ螺入すればよい。なお、パッキン14は、シール部材13と図示しない車体側の取付座との間に装着される。
ミラーハウジング20は、図2に示すように、シャフト10Aを介して張出部11Aの上側に水平回動可能に取り付けられる。本実施形態では、前記したように、ミラーハウジング20の車体側側面に矩形状の開口20Bが設けられており、この開口20Bを通じてミラーハウジング20内に取り付けられるフレーム51等の構成部品が外部に臨まれるようになっている。本実施形態では、開口20Bが、補助ミラー40を取り付けるための部材として機能する取付部材41で塞がれるように構成されている。
そのための構成として取付部材41には、補助ミラー40が取り付けられる面と反対側の面に、係合フック41aが突設されており、この係合フック41aをミラーハウジング20の車体側側面の下部に形成された係合穴20bに係合させることにより、ミラーハウジング20に取付部材41が取り付けられるようになっている。ここで、取付部材41は、ミラーハウジング20と別部材で構成されるので、左右方向の厚みを変更して形成したものを適宜用いることにより、車体Aとの間隙S、具体的には、補助ミラー40の鏡面とミラーベース10のベースカバー12の車外側側面との距離を調整することができる。したがって、車種によって変化する像の見え方を、左右方向の厚みの異なる取付部材41に交換することによって、補助ミラー40に像が適切な状態に映るようにすることができる。この場合、間隙Sの調整は、取付部材41を交換することによって行うことができるので、ミラーハウジング20自体を車種によって交換する煩雑さがなくなり、共通化を図りながらコストを低減することができるという利点が得られる。しかも、取付部材41は、ミラーハウジング20の大きさに対して極めて小さい部品であるので、交換の用に供する部品の取り置きが行い易く、交換も行い易い。
このような取付部材41は、特許請求の範囲にいう「膨出部」に相当し、取付部材41をミラーハウジング20に取り付けると、張出部11Aの下側には、取付部材41がミラーハウジング20から張り出した状態に位置することとなる。なお、前記間隙Sが設けられているので、図8(a)(b)に示すように、自動車走行時にアウターミラーへ流れてくる走行風の一部を、車体後方へ向けてスムーズに通過させることができる。これにより、アウターミラーによる走行風の乱れが低減され、風切り音の発生による騒音も低減される。また、間隙Sを通過する走行風により補助ミラー40に付着した雨水等を吹き飛ばすことができる。また、間隙Sを通過した後の走行風によって、自動車のサイドウインドウSWに付着した雨水等をも吹き飛ばすことができる。したがって、運転席からアウターミラーを視認したときの視線に重なるサイドウインドウSWのエリアが見易くなる。
なお、ミラーハウジング20は、補助ミラー40がミラーベース10の張出部11Aの上面11A1よりも下側に位置するようにミラーハウジング20の車体側側面の略中央位置で張出部11Aに支持されるように構成されている。つまり、本実施形態のアウターミラーは、従来の一般的なアウターミラー(図11参照)と同様の、張出部11Aの上側にミラーハウジング20が支持されるという構造を採用しながらも、張出部11Aの上面11A1よりも下側に補助ミラー40が位置するようになっている。また、補助ミラー40は、取付部材41を介してミラーハウジング20に取り付けられた状態で、車体AのサイドウインドウSWの下端ラインLよりも上側に位置するようになっている。なお、運転席から補助ミラー40を見ることができる範囲であれば、補助ミラー40は、下端ラインLよりも下側の位置に設けてもよい。
さらに、ミラーハウジング20は、張出部11Aの張り出し方向の外方に、ミラーハウジング20の組立品の重心Gが位置するように構成されている。つまり、張出部11Aから重心Gまでの距離LGが、図11に示した従来のアウターミラーよりも短く(近く)なり、その分、張出部11Aに対してミラーハウジング20が安定した状態で支持されるようになる。したがって、自動車走行時におけるミラーハウジング20の組立品の振動を効果的に軽減することができる。
補助ミラー40は、広角曲面鏡となっており、ミラーハウジング20の車体側側面の限られた面積において、車体Aの側方の前方のエリアを広く映し出すことができる。この広角鏡面鏡の鏡面は、球面の一部を切り取った形状である。補助ミラー40の曲率半径は、100mmから1000mm、好ましくは100mmから500mmである。曲率半径が100mmより小さいと補助ミラー40に映った像の歪みが大きすぎて見づらくなり、また、曲率半径が1000mmよりも大きいと、平面鏡に近くなって広角ミラーの特徴が薄くなってしまう。このため、補助ミラー40の曲率半径を前記した100mmから1000mmの範囲に設定して、補助ミラー40に映った像の歪みを小さくしながらも、広いエリアを映し出すことができるようにしてある。また、前記のように補助ミラー40の曲率半径を100mmから500mmの範囲に設定することにより、車体Aの側方の前方のエリアを映し出すとともに、ミラーベース10の直下のエリアをも含む、助手席側の車体側方の広いエリアを映し出すことが可能となる。
また、図2に示すように、補助ミラー40は、やや下向きとなるように、つまり、補助ミラー40の鏡面の少なくとも一部が張出部11Aの下方(真下を含む)から見えるような向きで取り付けられる。この場合、前記したように補助ミラー40の曲率半径を100mmから500mmの範囲に設定することで、ミラーベース10の下方から車体Aの側方の前方の広いエリアを好適に映し出すことができるようになる。また、補助ミラー40の取り付けられるミラーハウジング20の車体側側面の下部は、通常、自動車走行時の走行風の流れを考慮して前後方向に分厚く形成される部分であり、その分、その他の部分に設けたときと比べて、形状の大きくされた補助ミラー40を使用することができる。このため、このような位置に取り付けられる補助ミラー40は、車体Aの側方の前方の広いエリアを映し出すのに好適である。
ここで、前記したシャフト10Aは、前記したミラーベース10のベース本体11に設けられた張出部11Aに、固定用ねじ10Bで固定され、張出部11Aの上面に立設されるようになっている。このため、シャフト10Aの固定にあたっては、ベースカバー12のカバー部12aの底部側から挿入孔12eを通じて固定用ねじ10Bを螺入することにより行う必要がある。この場合、ミラーハウジング20の下部が張出部11Aの下側まで張り出した形状であると、カバー部12aの挿入孔12eがミラーハウジング20の下部で隠れて、シャフト10Aを固定するための固定用ねじ10Bの挿入が不可能になるおそれがある。これに対して、前記のように、補助ミラー40が取付部材41を介して取り付けられる構成では、ミラーハウジング20の車体側側面の下部を、図3に示すように、張り出しを無くして、端面を平らに形成することができるので、カバー部12aの挿入孔12eが完全に露出するようになり、固定用ねじ10Bの挿入および螺入が容易に行われるようになる。
また、ミラーハウジング20には、張出部11Aの上側となる位置(側方上部20a)に、ミラーハウジング20を格納あるいは使用位置へ復帰させるための駆動装置50が内蔵されている(図3において一点鎖線で図示)。
駆動装置50は、図示は省略するが、シャフト10Aに装着される減速機と駆動力を発生させるモータとを備え、モータの駆動力は減速機を介してシャフト10Aに伝達される。そして、このモータを駆動させるとミラーハウジング20がシャフト10Aを中心として回動し、モータの回転方向を適宜制御することでミラーハウジング20の格納と使用位置への復帰とが行われる。
本実施形態では、駆動装置50が、ミラーハウジング20の内部(ミラー30の前方位置)に取付固定されるフレーム51の車体側側方に形成された保持部51aに収容されて保持されるようになっている。このフレーム51の後面側側部には、ミラー30の角度を調節するためのアクチュエータ52を介してミラーホルダ53が取り付けられ、このミラーホルダ53にミラー30が取り付けられている。なお、ミラーホルダ53とミラー30との間には、ミラー30の曇りを除去するシート状のヒータ54が介設されている。
また、フレーム51の車体側側面の下部には、ねじ穴51bが開口を車体側へ向けて形成されており、ミラーハウジング20内に形成された取付穴20cを通じてねじが螺入されるようになっている。この螺入は、前記した開口20Bから挿入されるねじによって後記のように行われる。
なお、ミラーハウジング20の寸法・形状等は、デザイン等に応じて変更可能であり、図示のものに限定されることはない。ここで、前記のように、ミラーハウジング20の車体側側面の下部を前後方向に分厚くなるように形成することで、取付部材41の形状を大きく形成することができ、形状の大きくされた補助ミラー40を取り付けることができるようになる。これによって、より広いエリアを補助ミラー40で映し出すことができる。この場合、開口20Bも必要に応じて大きく形成することができる。これにより、締付工具等による螺入作業がより行い易くなる。
また、駆動装置50およびアクチュエータ52へ電源を供給するための図示しないワイヤーハーネスは、シャフト10Aの内部を利用して配線される。すなわち、ワイヤーハーネスは、シャフト10Aの内部を通って、張出部11Aの導出孔11dからミラーベース10の内部(ベース本体11)に導出され、さらに、ミラーベース10のシール部材13の引出孔13fを通って車体Aの内部に導出され、図示しない運転席周りのコントロールユニットに接続される。
次に、本実施形態に係るアウターミラーの組立手順を、図3を参照して説明する。
まず、フレーム51に駆動装置50およびアクチュエータ52を組み付けたうえで、フレーム51をミラーハウジング20の後面側の開口20Aから内部に挿入し、図示しない固定ねじでフレーム51をミラーハウジング20に固定する。このとき、フレーム51の固定は、ミラーハウジング20の後面側の開口20Aから行うことができるとともに、ミラーハウジング20の車体側側面の開口20Bを通じて行われる。つまり、フレーム51は、前記2つの開口20A,20Bを利用して交差する方向に挿入され螺入されるねじによってミラーハウジング20に固定されることとなる。この開口20Bを利用した固定は、図3に示すように、開口20Bから図示しないねじを挿入して、このねじをミラーハウジング20の取付穴20cに通した後に、フレーム51のねじ穴51bに螺入することにより行うことができる。
このようにしてミラーハウジング20に固定される駆動装置50には、あらかじめシャフト10Aを組み付けておき、ワイヤーハーネスはシャフト10Aを利用して外部に導出させておく。したがって、フレーム51をミラーハウジング20に組み付けると、ミラーハウジング20の側方上部20aからシャフト10Aの下部が露出する。
次に、アクチュエータ52に、図示しない爪と引掛け構造でミラーホルダ53を取り付け、さらに、このミラーホルダ53の後面に、粘着テープ等によってヒータ54を貼り付ける。その後、ヒータ54の後面に、粘着テープ等によってミラー30を貼り付ける。
そして、ベース本体11にベースカバー12を被せ、ベース本体11の車体側からベースカバー12の各固定穴12cに図示しないねじを螺入してベース本体11とベースカバー12とを一体にする。
続いて、前記のようにして組み立てたミラーハウジング20のシャフト10Aをベース本体11の張出部11Aに近づけ、張出部11Aの導出孔11dにワイヤーハーネスを挿通させたうえで、シャフト10Aを張出部11Aに合わせ、ベースカバー12のカバー部12aの底部側から張出部11Aの取付穴11cを通じて、シャフト10Aに固定用ねじ10Bを螺入し、シャフト10Aを張出部11Aに固定する。
そして、ミラーハウジング20の車体側側面の下部に取付部材41を取り付け、取付部材41に補助ミラー40を粘着テープ等により貼り付ける。このように取付部材41をミラーハウジング20に後付で固定することができるので、前記のように張出部11Aにシャフト10Aを固定する際に取付部材41が邪魔にならない。したがって、組立工程の自由度が高まるという利点が得られる。なお、取付部材41にあらかじめ補助ミラー40を取り付けておくことにより、組立作業をよりスムーズに行うことができる。
続いて、シール部材13のねじ穴13eを通じてベース本体11の固定穴11eにねじを止め、ベース本体11にシール部材13を取り付ける。このとき、シール部材13の引出孔13fからワイヤーハーネスを引き出しておく。
そして、最後に、パッキン14を介してシール部材13を車体AのフロントサイドドアDの枠D1に取り付けた図示しない固定座等に固定ねじ等を用いて固定する。これにより、車体Aへのアウターミラーの取り付けが完了する。
次に、図4〜図6を参照して、本実施形態のアウターミラーを装着した自動車における運転席からの視認エリアについて説明する。
図4はアウターミラーにより映し出されるエリアの模式説明図、図5はアウターミラーにより映し出されるエリアの一部を車体の側方から示した模式説明図、図6はアウターミラーに映し出される像を示した図で、(a)は通常時における様子を示した図、(b)はシフトレバーをリバースポジションに入れた状態(リバース時)における様子を示した図である。なお、アウターミラーの後方視認用のミラー30は、上部に曲率半径700mmの球面部31、下部に非球面部32を備えたものを用い、また、図6(b)に示すように、図示しない運転席側方のシフトレバーをリバースポジションに入れたときに、助手席側方の後方の路面へ向けて鏡面全体が所定角度傾くように設定されたものを使用した。そして、補助ミラー40は、曲率半径200mmで面積が約55cm2のものを使用した。
図4において、太い破線で示す視認エリアP1は、補助ミラー40により映し出される視認エリアを示している。この視認エリアP1は、図6(a)(b)に示すように、補助ミラー40上に映し出される。
また、図4において、太い実線で示す視認エリアP2は、ミラー30によるリバース時の視認エリアを示している。この視認エリアP2は、図6(b)に示すように、ミラー30の球面部31および非球面部32にわたって映し出される。
さらに、図4において、細い実線で示す視認エリアP3は、ミラー30の非球面部32によるリバース時の視認エリアを示している。この視認エリアP3は、図6(b)に示すように、ミラー30の非球面部32上に映し出される。
また、図4において、細い破線で示す視認エリアP4は、ミラー30の非球面部32による通常時の視認エリアを示している。この視認エリアP4は、図6(a)に示すように、ミラー30の非球面部32に映し出される。
このように、本実施形態のアウターミラーを装着することにより、車体Aの助手席側の側方の前方および後方の広いエリアを、補助ミラー40およびミラー30で同時に映し出すことが可能となる。
なお、図4,図5に示すように、助手席側のアウターミラーの直下に、車体Aに接触させる状態で、高さ1m、直径30cmの物体Bを配置したところ、図6(a)に示すように、ミラー30と補助ミラー40との両方のコーナー部分P5,P6にわたる状態に、この物体Bが映し出された。これは、図5に示すように、物体Bの頂部の角部が、補助ミラー40により映し出される視認エリアP1の像、およびミラー30の非球面部32により映し出される視認エリアP3の像に、それぞれかかる状態となるからである。したがって、このアウターミラーでは、アウターミラーの直下の死角となり易いエリアにある物体Bをも認識が可能である。
図7(a)(b)は本実施の形態のアウターミラーの変形例を示す図である。
図7(a)に示したアウターミラーでは、取付部材41が平面視略コ字形に形成され、上面側およびミラーハウジング20への取付面側に連続する開口部41b,41cが形成されている。また、補助ミラー40の取付面側に開口部41dが形成されており、この開口部41dの口縁に形成された段部に補助ミラー40が嵌め入れられるようになっている。
このようなアウターミラーによると、取付部材41に開口部41b,41c,41dが形成されているので、これらの開口部41b,41c,41dを有効に利用したアウターミラーの組み立てを行うことができる。つまり、ミラーハウジング20のシャフト10A(適宜図3参照)をミラーベース10のベース本体11に形成された張出部11Aに固定する際、前記した実施形態の組立手順では、実施形態で示した取付部材41の厚みによって、取付部材41が固定用ねじ10Bの挿入の妨げとなる場合があるので、固定用ねじ10Bの螺入後に取付部材41を取り付ける必要があったが、この変形例の取付部材41では、先にこれをミラーハウジング20に取り付けておいても、開口部41b,41dを利用して、固定用ねじ10Bの挿入および螺入を行うことができる。したがって、組立工程の自由度が高まるようになる。なお、取付部材41をミラーハウジング20に取り付けた後でも、補助ミラー40を取り付ける前の段階であれば、開口部41dが開口しているので、この開口部41dからミラーハウジング20の開口20Bを通じて、ミラーハウジング20内を臨むことができ、フレーム51等の固定もこの開口部41d,開口20Bを通じて挿入する締付工具により行うことができる。また、補助ミラー40の取付後も、補助ミラー40を取り外して開口部41dを露出させることにより、簡単に分解を行うことができる。また、開口20Bを通じてミラーハウジング20内の様子を把握することができ、メンテナンス等が行い易い。また、分解を行う際には、開口20Bを通じて締付工具等を挿入し、フレーム51の固定を解除することができる。
図7(b)に示したアウターミラーでは、ミラーハウジング20の車体側側面の下部が張出部11Aの下側に一体的に張り出した形状に形成されている。つまり、このアウターミラーでは、ミラーハウジング20に対して前記の図7(a)に示した取付部材41が一体的に形成された構成となっている。
このようなアウターミラーによると、張り出した部分に形成された開口部41b,41dを利用した前記と同様の組立手順によりアウターミラーの組み立てやメンテナンス、さらには分解等を行うことができる。つまり、ミラーハウジング20が張出部11Aの下方に張り出す膨出部(取付部材41)を備えている構成であるにもかかわらず、固定用ねじ10Bによるシャフト10Aの固定を行うことができる。また、このアウターミラーでは、前記のように取付部材41を取り付ける工程が必要とならないので、その分、組立工程が簡略化される。
以上説明したアウターミラーによると、ミラーハウジング20の車体側側面に開口20Bが設けられているので、この開口20Bを利用して、例えば、ミラーハウジング20内への構成部品の挿入や取り付け、さらには、締付工具等による構成部品の取付作業を円滑に行うことができる。したがって、構成部品の取付作業性が向上するという利点が得られる。
また、ミラーハウジング20の後面側の開口20Aを利用した取付作業と相俟って作業性がより向上するという利点も得られる。
さらに、前記のように開口20Bを利用して締付工具等を挿入することができるので、例えば、従来、締付工具が入らないなどの理由から、ミラーハウジング20内において構成部品のレイアウトが成立し得なかったり、構成部品を固定することができなかったりした不具合を解消することができるようになる。
また、構成部品の取り付けにあたっては、従来のミラーハウジング20の後面側の開口20Aから行う取り付けと、開口20B側から行う取り付けとの少なくとも2つの方向からの取り付けを行うことができるので、ミラーハウジング20に対する構成部品の取付強度を増大させることができる。したがって、長期間にわたって優れた耐久性を確保した構成部品の取り付けが実現される。
また、開口20Bを通じてミラーハウジング20内が、外部に臨まれるので、ミラーハウジング20内を目視することができ、例えば、ミラーハウジング20内にフレーム51を固定する際の作業性が向上する。また、開口20Bを通じてミラーハウジング20内を目視確認することができるので、従来であればミラーハウジング20を分解しなければ確認できなかった構成部品の状況も簡易に確認することができるようになる。
さらに、シャフト10Aは、張出部11Aの底部側から挿入される固定用ねじ10Bによって張出部11Aに固定される構成であり、開口20Bは、固定用ねじ10Bの挿入口を形成するので、開口20Bを通じて挿入される固定用ねじ10Bにより、張出部11Aにシャフト10Aを固定することができる。また、仮に、張出部11Aの底部側の固定用ねじ10Bの挿入口がミラーハウジング20によって一部あるいは全部が覆われるような構成であっても、この開口20Bが形成されていることにより、開口20Bを通じて固定用ねじ10Bを挿入することができ、固定用ねじ10Bによるシャフト10Aの固定を確実に行うことができる。
また、開口20Bは、車体Aの側方の前方を映す補助ミラー40が取り付けられた取付部材41で塞がれるようになっているので、補助ミラー40および取付部材41で開口20Bを隠すことができ、外観を向上させることができる。また、開口20Bは前記のようにミラーハウジング20の車体側側面に設けられているので、この開口20Bを塞ぐ状態の補助ミラー40は、運転席から容易に目視することができる状態にあり、これによって、運転席に居ながらにして車体Aの側方の前方を補助ミラー40を用いて容易に確認することができる。
また、フレーム51は、少なくとも一箇所が、開口20Bを通じてミラーハウジング20内に挿入される取付ねじにより、フレーム51に対してミラー30を取り付ける方向と交差する方向に取り付けられるようになっているので、ミラーハウジング20へのフレーム51の固定を、異なる2方向から行うことができ、フレーム51の取付強度を容易に高くすることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るアウターミラーは、図9,図10に示すように、ミラーハウジング60に後方補助ミラー70を設けたものである。
後方補助ミラー70は、ミラーハウジング60の張出部11Aの上側となる位置(側方上部60a)に、鏡面が路面側へ向くように下向きに傾斜させた状態に取り付けられている。このような後方補助ミラー70を用いることにより、車体Aの側方の後方の、車体側面に近い側を映し出すことができる。
このようなアウターミラーによると、後方補助ミラー70を用いて、車体Aの側方の後方を確認することができ、後方視認用のミラー30の使用と相俟って、車体Aの後方の、運転席からでは通常見ることのできないエリアを簡単に視認することができる。しかも、後方補助ミラー70は、ミラーハウジング60の張出部11Aの上側に設けられているので、後方視認用のミラー30からの視線の移動が最小限で済み、視認性にも優れている。
また、このアウターミラーにおいても、補助ミラー40は、ミラーハウジング60の車体側側面の下部に形成された開口20Bを塞ぐ状態に取り付けられている。したがって、この開口20Bを補助ミラー40で塞ぐ前の状態であれば、前記した第1の実施形態のアウターミラーと同様に、開口20Bを通じてミラーハウジング20内を臨むことが可能であり、組立作業やメンテナンス、さらには分解作業が行い易いという利点を有している。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらをさらに種々変更して用いることも可能である。
前記した各実施形態では、開口20Bをミラーハウジング20の車体側側面の下部に設けたが、これに限られることはなく、車体側側面の上部や斜め側方等に設けることができる。また、開口20Bの形状は、種々選択可能であり、その大きさも適宜設定可能である。例えば、締付工具等の先端部が挿入可能な程度の大きさに開口20Bが形成されていてもよい。
なお、補助ミラー40を必要としない車両の仕様によっては、開口20Bに補助ミラー40を設けていない取付部材を取り付けてもよい。その場合の取付部材の形状は、ミラーハウジング20の形状に併せて(沿って)滑らかな外観を有するものが好ましい。
さらに、前記した各実施形態では、ミラーハウジング20がミラーベース10のベース本体11から張り出された張出部11Aに固定される構成としたが、これに限られることはなく、張出部11Aのみでミラーベースを構成してもよい。つまり、張出部11Aが車体Aのピラーや取付座に直接取り付けられるように構成してもよいし、サイドウインドウSWの三角コーナー部等から車体Aの側方へ張り出すように設けてもよい。
また、前記した各実施形態では、助手席側に設けられるアウターミラーについて説明したが、運転席側に設けても差し支えない。この場合、図示は省略するが補助ミラー40が車体Aの後方を映し出すようにミラーハウジング20に対して取り付けられるように構成してもよい。
また、前記した各実施形態に係るアウターミラーは、電動格納式であったが、これに限定されることはなく、手動格納式や固定式のものであっても差し支えない。
本発明の第1の実施形態に係るアウターミラーが取り付けられた自動車の車体左側(助手席側)の部分斜視図である。 アウターミラーを運転席側から見たときの様子を示す斜視図である。 アウターミラーの概略構造を示す分解斜視図である。 アウターミラーにより映し出されるエリアの模式説明図である。 アウターミラーにより映し出されるエリアの一部を車体の側方から示した模式説明図である。 アウターミラーに映し出される像を示した図で、(a)は通常時における様子を示した図、(b)はシフトレバーをリバースポジションに入れた状態(リバース時)における様子を示した図である。 (a)(b)は本実施の形態のアウターミラーの変形例を示す図である。 (a)(b)は走行風の流れを示した説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るアウターミラーの前面側から見た斜視図である。 同じく本発明の第2の実施形態に係るアウターミラーの後面側から見た斜視図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
10 ミラーベース
10A シャフト
11 ベース本体
11A 張出部
11A1 上面
12 ベースカバー
12a カバー部
12d フック
13 シール部材
20 ミラーハウジング
20B 開口
20a 側方上部
30 ミラー
31 球面部
32 非球面部
40 補助ミラー
41 取付部材(膨出部)
50 駆動装置
51 フレーム
52 アクチュエータ
70 後方補助ミラー
A 車体
A1 車外側
P1〜P4 視認エリア

Claims (7)

  1. 自動車の車体の側面からその側方に向かって張り出す張出部を有するミラーベースと、
    前記張出部に立設されたシャフトと、
    このシャフトに回動自在に取り付けられ、前記車体の後方を映すミラーが設けられたミラーハウジングと、を備えたアウターミラーであって、
    前記ミラーハウジングの前記車体側側面に、開口が設けられていることを特徴とするアウターミラー。
  2. 前記開口を通じて前記ミラーハウジング内が、外部に臨まれることを特徴とする請求項1に記載のアウターミラー。
  3. 前記シャフトは、前記張出部の底部側から挿入される固定用ねじによって前記張出部に固定される構成であり、前記開口は、前記固定用ねじの挿入口を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアウターミラー。
  4. 前記開口は、前記車体の側方の前方を映す補助ミラーで塞がれることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアウターミラー。
  5. 前記ミラーハウジングは、前記張出部の下側に張り出す膨出部を備え、この膨出部の前記車体側側面に、前記開口が設けられているとともに、この膨出部の前記張出部との対向部に、前記固定用ねじを前記張出部の底面側から螺入する際の挿通孔が形成されており、
    前記挿通孔は前記開口を通じて前記膨出部の外側から臨まれる構成であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のアウターミラー。
  6. 前記膨出部は前記ミラーハウジングと別体に設けられ、前記ミラーハウジングに取付可能な取付部を備えて構成されることを特徴とする請求項5に記載のアウターミラー。
  7. 前記ミラーを支持し、前記ミラーハウジングに取り付けられるフレームを備え、
    前記フレームは、少なくとも一箇所が、前記開口部を通じて前記ミラーハウジング内に挿入される取付ねじにより、前記ミラーハウジングの後面側から前記フレームに対して前記ミラーを取り付ける方向と交差する方向に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアウターミラー。

JP2004366846A 2004-12-17 2004-12-17 アウターミラー Pending JP2006168648A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004366846A JP2006168648A (ja) 2004-12-17 2004-12-17 アウターミラー
TW094126188A TW200621549A (en) 2004-12-17 2005-08-02 Outer mirror
US11/239,216 US7055974B1 (en) 2004-12-17 2005-09-30 Vehicle side mirror assembly with rearward and forward viewing
KR1020050095977A KR20060069242A (ko) 2004-12-17 2005-10-12 아우터 미러
CNA2005101168180A CN1789035A (zh) 2004-12-17 2005-10-27 外部反光镜
EP05256733A EP1671843A1 (en) 2004-12-17 2005-10-31 Outer mirror

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004366846A JP2006168648A (ja) 2004-12-17 2004-12-17 アウターミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006168648A true JP2006168648A (ja) 2006-06-29

Family

ID=36075703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004366846A Pending JP2006168648A (ja) 2004-12-17 2004-12-17 アウターミラー

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7055974B1 (ja)
EP (1) EP1671843A1 (ja)
JP (1) JP2006168648A (ja)
KR (1) KR20060069242A (ja)
CN (1) CN1789035A (ja)
TW (1) TW200621549A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162439A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mitsubishi Motors Corp ミラーの取付構造
JP2013018431A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Toyota Motor Corp 車両用ドア構造
JP2013116683A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Murakami Corp カバー部材の固定構造
JP2013163451A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Murakami Corp 車両用ホルダー付きミラー
JP2013163450A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Murakami Corp 車両用ホルダー付きミラー
WO2014002802A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 株式会社村上開明堂 アウターミラー
JP2015024755A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 市光工業株式会社 車両用アウトサイドミラー装置
JP2015107755A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 いすゞ自動車株式会社 荷室全高目印器、貨物車両、及び貨物車両の荷室全高確認方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060279864A1 (en) * 2005-06-14 2006-12-14 Wei-Pin Lee On structure of a side mirror
JP4765446B2 (ja) * 2005-07-13 2011-09-07 日産自動車株式会社 車両用サイドミラー
WO2011146043A1 (en) * 2010-05-17 2011-11-24 Volvo Group North America, Llc Improved rearward and forward viewing vehicular mirror assembly
US11697372B1 (en) 2011-01-04 2023-07-11 Spirited Eagle Enterprises, LLC System and method for enhancing situational awareness in a transportation vehicle
JP2013028214A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Ichikoh Ind Ltd 車両用サイドミラー
US9227568B1 (en) * 2012-01-04 2016-01-05 Spirited Eagle Enterprises LLC System and method for managing driver sensory communication devices in a transportation vehicle
JP2014008897A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Murakami Corp ドアミラー
JP6013151B2 (ja) * 2012-11-26 2016-10-25 株式会社村上開明堂 補助ミラー付きドアミラー
DE102012023269A1 (de) * 2012-11-29 2014-06-05 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Außenspiegelanordnung für ein Kraftfahrzeug
JP6040049B2 (ja) * 2013-02-20 2016-12-07 株式会社村上開明堂 車両用ミラー装置の鏡面角度検出装置のシール構造および車両用ミラー装置
US20160207464A1 (en) * 2014-05-15 2016-07-21 Kevin Anthony Smith Forward and Rearward Viewing Mirror Device
US10745147B2 (en) * 2016-11-11 2020-08-18 Bell Helicopter Textron Inc. Detachable cargo mirror
CN110901668A (zh) * 2019-11-22 2020-03-24 中车株洲电力机车有限公司 一种动车组及其后视镜

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1291101A (en) * 1969-01-02 1972-09-27 Desmo Ltd Improvements in or relating to rear-view vehicle driving mirrors
FR2501599A1 (fr) * 1981-03-10 1982-09-17 Manzoni Bouchot Sa Dispositif de montage d'un boitier de retroviseur sur un organe de support
EP0064335B1 (en) * 1981-05-02 1985-07-17 Britax (Wingard) Limited Rear-view mirror for motor vehicles
FR2554066B1 (fr) * 1983-10-28 1989-03-10 Britax Geco Sa Systeme de construction de retroviseurs de vehicules
JPS6339064U (ja) * 1986-09-01 1988-03-14
US4988068A (en) * 1988-06-09 1991-01-29 Murakami Kameido Co., Ltd. Remote control mechanism
US4890907A (en) * 1989-07-10 1990-01-02 Vu Thuan D Automatic mirror light
IT220764Z2 (it) * 1990-12-21 1993-11-08 Gilardini Spa Specchio retrovisore per un veicolo.
JPH05338495A (ja) * 1992-06-11 1993-12-21 Tokai Rika Co Ltd 自動車の補助ミラー
JPH06293238A (ja) * 1993-04-06 1994-10-21 Kanto Auto Works Ltd 車両のミラー装置
JPH08238984A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Tadashi Kanbe ドアミラー
US6015215A (en) * 1997-02-28 2000-01-18 Herman; Michael J. Non-obstructive, auxiliary rear view mirror assembly and mounting apparatus
JPH10309988A (ja) * 1997-05-08 1998-11-24 Atsushi Sasaki 自動車用ドアミラー
JP2001039221A (ja) * 1999-07-27 2001-02-13 Hironobu Kondo 自動車用サイドミラー
JP3771773B2 (ja) * 2000-04-14 2006-04-26 株式会社東海理化電機製作所 ドアミラー構造
US6916100B2 (en) * 2001-06-27 2005-07-12 Donnelly Corporation Vehicle exterior rearview mirror assembly
DE60301319T2 (de) * 2002-12-20 2006-06-01 Murakami Corp. Aussenrückspiegel
EP1445149B1 (en) * 2002-12-20 2006-01-18 Murakami Corporation Outer mirror
JP2004299481A (ja) 2003-03-31 2004-10-28 Murakami Corp 電動リモコン鏡面調整装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162439A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mitsubishi Motors Corp ミラーの取付構造
JP2013018431A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Toyota Motor Corp 車両用ドア構造
JP2013116683A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Murakami Corp カバー部材の固定構造
JP2013163451A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Murakami Corp 車両用ホルダー付きミラー
JP2013163450A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Murakami Corp 車両用ホルダー付きミラー
US9102270B2 (en) 2012-02-10 2015-08-11 Murakami Corporation Holder attached mirror for vehicle
US9103979B2 (en) 2012-02-10 2015-08-11 Murakami Corporation Holder attached mirror for vehicle
WO2014002802A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 株式会社村上開明堂 アウターミラー
US9340158B2 (en) 2012-06-29 2016-05-17 Murakami Corporation Outer mirror
JP2015024755A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 市光工業株式会社 車両用アウトサイドミラー装置
JP2015107755A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 いすゞ自動車株式会社 荷室全高目印器、貨物車両、及び貨物車両の荷室全高確認方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20060069242A (ko) 2006-06-21
TW200621549A (en) 2006-07-01
US20060132944A1 (en) 2006-06-22
EP1671843A1 (en) 2006-06-21
US7055974B1 (en) 2006-06-06
CN1789035A (zh) 2006-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7055974B1 (en) Vehicle side mirror assembly with rearward and forward viewing
US7659868B2 (en) Head-up display apparatus and cover-mirror unit used for the same
KR20060069241A (ko) 아우터 미러
US5563620A (en) Head up display installation arrangement
JP5186866B2 (ja) ラジエターグリルへの車載カメラ取付方法及びラジエターグリルへの車載カメラ取付構造
WO2017090522A1 (ja) 車両の内装構造
EP1640215B1 (en) Outside rear-view mirror assembly for vehicle, which is designed to support an image-detector device
JP2004082829A (ja) 車載カメラ
JP4263658B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置及びこれに用いられるミラーユニット
JP4034257B2 (ja) リヤビューカメラ取付け構造
JP2003300426A (ja) 車両用表示装置及び車両用補強部材
JP6527849B2 (ja) 表示装置、及び、内装部材ユニット
JP2005349957A (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
JP4681431B2 (ja) 直左鏡の取付構造
JP4254433B2 (ja) エア吹出し装置の取付構造
JPS5915724Y2 (ja) 自動車用ドアミラ−取付部構造
JP2004196219A (ja) アウターミラー
JP4267381B2 (ja) 車両用モニタ装置
JP2004210111A (ja) 風向調整装置
JP2004196206A (ja) アウターミラー
JP3994252B2 (ja) メーターの取付構造
JP2004291744A (ja) メータ取付構造
JP4440935B2 (ja) 車両用アウターミラー
JP4680731B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JPH082324A (ja) 可倒式ドアミラー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091201