JP2004210111A - 風向調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数で構成でき、しかも操作性も改善した風向調整装置を提供する。
【解決手段】自動車の車室内に開口する空気吹き出し口3aより吹き出される空気の風向を調整する後ルーバ8の回動中心より偏心した位置に、後ルーバ8と一体に作動ピン8cを突設し、かつ後ルーバ8を支承するスペーサ7に、軸部10bがスペーサ7のピン孔7eに圧入された操作ダイヤル10を回動自在に設けると共に、操作ダイヤル10より突設した作動レバー10fに作動ピン8cを係合させたことから、後ルーバ8を回動する手段が、後ルーバ8より一体に突設された作動ピン8cと、操作ダイヤル10より突設された作動レバー10fの2点より構成できるため、部品点数及び組み立てに要する工数の削減とコストの低減が図れる上、操作ダイヤル10の回転が直接後ルーバ8に伝達されるため、操作性も向上する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の車室内へ吹き出される空気の風向を調整する風向調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来エアコンデショナ(エアコン)が搭載された自動車には、車室の例えばインストルメントパネル等に空気吹き出し口が開口されていて、エアコンにより調和された空気は、この空気吹き出し口より車室内へ吹き出されるようになっている。
【0003】
また空気の吹き出し口には、吹き出される空気の風向を調整する風向調整装置が設けられており、この種の風向調整装置としては、例えば特許文献1や図8に記載されたものが公知である。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−318439号公報
【0005】
前記特許文献1に記載された風向調整装置は、空気吹き出し口に設けられた複数の横フィンの後方に、リンクバーにより互に連動された複数の縦フィンが設けられている。
【0006】
中央に位置する縦フィンの下部回動軸は、リテーナの下方に突設されていて、下部回動軸の下端はリンク機構を介して操作ノブに連動されており、操作ノブを左右に操作すると、リンク機構を介して下部回動軸が回動されるため、リンクバーにより互に連動された各縦フィンが回動軸を中心に回動されて、空気吹き出し口より吹き出される空気の吹き出し方向を左右方向へ調整できるように構成されている。
【0007】
また図8に示す従来の風向調整装置は、ケースaの前端に開口する空気吹き出し口bに複数の横ルーバcが回動自在に設けられており、これら横ルーバcの後方にリンクdにより連動された複数の縦ルーバeがピンfを中心に回動自在に設けられている。
【0008】
中央に位置する縦ルーバeの後縁には、下端が開口するボスgが突設されていて、このボスgに下方より軸ピンhの上端が嵌着されており、軸ピンhの下端は、ケースaの下側に設けられた二股レバーjの先端に係合されている。
【0009】
操作ダイヤルiの外周部は、空気吹き出し口bの下方に突設されていて、この外周部を指等で回動することにより、縦ルーバeを任意な方向へ回動できるようになっており、これによって空気吹き出し口bより吹き出される空気の吹き出し方向を左右へ調整できるようになっていると共に、操作ダイヤルiは、ケースaの下面に突設された筒状部nの端面に、皿ばねよりなる付勢手段oにより圧接されていて、筒状部nの端面と操作ダイヤルiの摩擦力により縦ルーバeを調整位置に保持できるように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記公報に記載の風向調整装置では、操作ノブと縦フィンを連動するのにリンク機構を必要とするため、部品点数が多くなって組み立てるのに多くの工数を必要とし、コスト高になると共に、操作ノブにより縦フィンも回動させる構造のため、縦フィンの下部回動軸を下方へ長く突出させる必要があり、空気吹き出し口の下方にスペースが余りない場合、風向調整装置が設置できない等の問題がある。
【0011】
また図8に示す風向調整装置では、縦ルーバeの後縁に突設されたボスgに軸ピンhを嵌着して組み立てると共に、付勢手段oをビスpにより加圧して筒状部nの端面に操作ダイヤルiを圧接して摩擦力(トルク)を発生させる構成のため、部品点数が多くなって組み立てるのに多くの工数を必要としてコスト高となる上、ビスpを締め付けてトルクを発生させる際、部品間に寸法のバラツキがあると所定のトルクが得られない等の問題がある。
【0012】
本発明はかかる従来の問題を解決するためになされたもので、少ない部品点数で構成でき、しかも操作性も改善した風向調整装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の風向調整装置は、自動車の車室内に開口する空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調整するルーバをケース内に回動自在に設けた風向調整装置であって、ルーバの回動中心より偏心した位置に、ルーバと一体に作動ピンを突設し、かつルーバを支承するスペーサに、軸部がスペーサのピン孔に圧入された操作ダイヤルを回動自在に設けると共に、操作ダイヤルより突設した作動レバーに作動ピンを係合させたものである。
【0014】
前記構成により、ルーバを回動する手段が、ルーバより一体に突設された作動ピンと、操作ダイヤルより突設された作動レバーの2点より構成できるため、従来のリンク機構や別部材のピンを用いたものに比べて部品点数及び組み立てに要する工数の削減が図れるため、コストを低減することができる上、操作ダイヤルの回転が直接後ルーバに伝達されるため、操作性も向上する。
【0015】
またスペーサに設けたピン孔に操作ダイヤルの軸部を圧入することにより、ルーバを調整位置に保持するトルクを得るようにしたことから、トルクを得るための付勢手段等が不要となり、これによっても部品点数及び組み立て工数の削減が図れる上、スペーサのピン孔と軸部の寸法を管理するだけで、所定のトルクが得られるようになるため、トルク管理も容易になると共に、作動ピンをケースの下方に長く突出させる必要がないので、空気吹き出し口の下方にスペースがない場所にも容易に組み込むことができる上、装置本体の小型化も図れるようになる。
【0016】
前記目的を達成するため本発明の風向調整装置は、ルーバの両端部を回動自在に支承するスペーサの一方に、操作ダイヤルを組み込むことによりルーバの組み立て体を形成し、かつルーバの組み立て体をケースの空気吹き出し口に組み込むことにより、風向調整装置本体を構成したものである。
【0017】
前記構成により、予めルーバとスペーサ及び操作ダイヤルを組み立てた状態でケース内に組み込むことができるため、風向調整装置本体の組み立て作業が短時間で容易に行えるようになる。
【0018】
前記目的を達成するため本発明の風向調整装置は、操作ダイヤルを組み込んだスペーサの上面が、ケースの内面と同一平面となるようスペーサをケース内に組み込んだものである。
【0019】
前記構成により、ケース内を通過して空気吹き出し口より吹き出される空気の気流に乱れが生じないので、風切り音のような異音が発生することがない上、空気を所望の方向へ効率よく吹き出すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
【0021】
図1は風向調整装置の斜視図、図2は同縦断面図、図3は前ルーバを取り外した状態の斜視図、図4は後ルーバを取り外した状態の斜視図、図5は後ルーバと操作ダイヤルの連動構造を示す斜視図、図6は後ルーバと操作ダイヤルの組み立て状態の斜視図、図7は図6のA円内の拡大図である。
【0022】
風向調整装置本体1は、例えば車室の前部に設けられたインストルメントパネル2内に図2に示すように設置されていて、角筒状のケース3を有している。
【0023】
ケース3の前面には、空気吹き出し口3aが開口されていて、この空気吹き出し口3aに、空気吹き出し口3aとほぼ同面積の開口部4aを有するフィニッシャ4が取り付けられている。
【0024】
フィニッシャ4は、インストルメントパネル2の曲面とほぼ同じ曲率で湾曲されており、ケース3の前端面も同様に湾曲されていると共に、空気吹き出し口3a内には、前ルーバ5が設けられている。
【0025】
前ルーバ5は、例えば単一又は複数の横ルーバ5aより構成されていて、両端部の前縁側に突設されたピン5bが空気吹き出し口3aの両側内面に嵌着されたスペーサ6に回動自在に支承されている。
【0026】
各横ルーバ5aは図示しない連動リンクにより互に連動されていて、下段に設けられた横ルーバ5aに突設された操作ノブ5cを上下に操作することにより、各横ルーバ5aがピン5bを中心に上下方向に回動し、これによって空気吹き出し口3aより吹き出される空気の風向を上下方向へ調整できるようになっている。
【0027】
また空気吹き出し口3aの上部と下部の内面には、スペーサ7が嵌着されている。
【0028】
ケース3の上面側に設けられた上部スペーサ7aは、長手方向に等間隔にピン孔7bが穿設されていて、これらピン孔7bに後ルーバ8を構成する例えば縦ルーバ8aの上端に突設されたピン8bが回動自在に嵌合されている。
【0029】
後ルーバ8は、空気吹き出し口3a内に設けられた前ルーバ5の後方に位置するようにケース3内に設けられた単一又は複数の縦ルーバ8aより構成されていて、上端側が後傾するように設置されており、下端側に突設されたピン8bは、ケース3の下面側に設けられた下部スペーサ7cのピン孔7dに回動自在に嵌合されていると共に、各縦ルーバ8aは連動リンク9により互に連動されている。
【0030】
下部スペーサ7cは図4ないし図6に示すように偏平な箱形に形成されていて、ケース3の内底面に形成された凹入部3b内に嵌着されており、上面にピン孔7dが左右方向に等間隔に穿設されており、中央のピン孔7dの前方には、別のピン孔7eが上面と下面に穿設されていて、これらピン孔7eに、下部スペーサ7c内に収容された操作ダイヤル10の軸部10a,10bが圧入されている。
【0031】
操作ダイヤル10の軸部10a,10bは、図2に示すように操作ダイヤル10の上面と下面にそれぞれ突出されていて、上面側の軸部10aは軸状に、そして下面側の軸部10bは筒状となっており、筒状の軸部10bを下部スペーサ7cのピン孔7eに圧入することにより、縦ルーバ8aを風向調整位置に保持するトルクを発生させるようになっており、各軸部10a,10bの周囲には、下部スペーサ7cの上下内面に当接する筒状部10cが操作ダイヤル10の上下面に突設されている。
【0032】
操作ダイヤル10の外周面には、滑り止め溝10dが形成された操作部10eが円弧状に突設されていて、この操作部10eは、フィニッシャ4の下部に形成された左右方向に細長い長孔4bよりフィニッシャ4の前方へ突出されており、軸部10a,10bを挟んで操作部10eと対向する外周面には、作動レバー10fが突設されている。
【0033】
作動レバー10fは先端部に二股部10gが形成されていて、この二股部10gに中央に位置する縦ルーバ8aの下端に一体に突設された作動ピン8cが上方より嵌合されている。
【0034】
縦ルーバ8aの作動ピン8cは、図2に示すように縦ルーバ8aの後縁より斜め下方に向けて突設されていて、下部スペーサ7cの上面に形成された長孔7fより下部スペーサ7c内へ挿入されており、長孔7fはピン8bを中心に回動する縦ルーバ8aの回動を妨げないように、ピン8bを中心とする円弧状に形成されている。
【0035】
なお図2中12はケース3の後端と図示しないエアコンの間を接続するダクトである。
【0036】
次に前記構成された風向調整装置の作用を説明する。
【0037】
風向調整装置本体1を組み立てるに当っては、予め前ルーバ5と後ルーバ8を別個に組み立ててケース3内へ組み込むもので、まず後ルーバ8の組み立てを次のように行う。
【0038】
すなわち後ルーバ8を構成する複数枚の縦ルーバ8aの上下ピン8bを上部スペーサ7aと下部スペーサ7cのピン孔7b,7dにそれぞれ図5に示すように嵌合し、中央の縦ルーバ8aより突設された作動ピン8cを下部スペーサ7cの長孔7fより挿入して、下部スペーサ7c内に予め回動自在に支承した操作ダイヤル10の作動レバー10fの二股部10gに作動ピン8cを図7に示すように嵌挿したら、各縦ルーバ8aの上端間を連動リンク9により連結して後ルーバ8の組み立て体を構成する。
【0039】
また前ルーバ5は、各横ルーバ5aの両端に突設されたピン5bを左右スペーサ6のピン孔6aに嵌挿した後、各横ルーバ5a間を連動リンクにより連結して、図3に示すように前ルーバ5の組み立て体を構成する。
【0040】
以上のようにして予め組み立てた前ルーバ5の組み立て体と後ルーバ8の組み立て体は、まず後ルーバ8の組み立て体を空気吹き出し口3aよりケース3内に挿入して、上下スペーサ7a,7cをケース3の上部と下部に図3に示すように固着するが、このとき下部スペーサ7cをケース3の内底部に形成した凹入部3bに嵌着することにより、ケース3の内底面と下部スペーサ7cの上面が同一平面となるため、ケース3内を通過して空気吹き出し口3aより吹き出される空気の気流を乱さないので、風切り音のような異音が発生することがない上、空気を所望の方向へ効率よく吹き出すことができるようになる。
【0041】
そして後ルーバ8の組み立て体の組み込みが完了したら、次に前ルーバ5の組み立て体を空気吹き出し口3aに図1に示すように嵌合して、左右スペーサ6をケース3内の内側面に固着する。
【0042】
以上のようにして風向調整装置本体1の組み立てが完了したら、インストルメントパネル2の開口部に内側より取り付けた後、ケース3の空気吹き出し口3aに開口部4aが合致するようにフィニッシャ4を取り付けると、下部スペーサ7c内に収容された操作ダイヤル10の操作部10eがフィニッシャ4の長孔4bよりフィニッシャ4の前面側に突出するので、この状態で操作ダイヤル10の操作部10eを指等で回転することにより、縦ルーバ8aにより風向調整が行える。
【0043】
すなわち操作ダイヤル10の操作部10eを回転すると、操作ダイヤル10が軸部10a,10bを中心に回動するのに伴い操作ダイヤル10より突設された作動レバー10fの二股部10gが左右へ移動する。
【0044】
これによって二股部10gに係合された縦ルーバ8aの作動ピン8cも左右方向へと移動されて、連動リンク9により連動された各縦ルーバ8aがピン8bを中心に回動されるため、空気吹き出し口3aより吹き出される空気の風向を左右方向へ調整できるようになる。
【0045】
また操作ダイヤル10の下面に突設された筒状の軸部10bが下部スペーサ7cのピン孔7eに圧入されていて、両者の摩擦によりトルクが発生しているため、このトルクにより縦ルーバ8aを調整位置に保持することができると共に、この状態で下段の横ルーバ5aに突設された操作ノブ5cを上下に操作することにより、空気吹き出し口3aより吹き出される空気を上下方向へ調整することもできる。
【0046】
なお前記実施の形態では、インストルメントパネル2に設けられた空気吹き出し口3aに実施した場合について説明したが、インストルメントパネル2以外に設けられた空気吹き出し口3aにも実施できることは勿論である。
【0047】
また前ルーバ5を横ルーバ5aにより、そして後ルーバ8を縦ルーバ8aにより構成したが、前ルーバ5を縦ルーバ8aにより、そして後ルーバ8を横ルーバ5aにより構成してもよい。
【0048】
また、操作ダイヤル10は後ルーバ8の風向調整するために構成していたが、これに限定されず、前ルーバ5側の風向調整をすべく構成できること勿論である。下部スペーサ7cは平板状、断面コ字状であってもよい。この場合には、操作ダイヤル10の上面に筒状の軸部10bを設け、下部スペーサ7cのピン孔7eに圧入することで、縦ルーバ8aの風向調整位置に保持するトルクを発生させることができる。平板状の下部スペーサ7cでは、更に、ケース3に下部スペーサ7cを載置するリブ、突起などを設けてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、自動車の車室内に開口する空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調整するルーバの回動中心より偏心した位置に、ルーバと一体に作動ピンを突設し、かつルーバを支承するスペーサに、軸部がスペーサのピン孔に圧入された操作ダイヤルを回動自在に設けると共に、操作ダイヤルより突設した作動レバーに作動ピンを係合させたことから、ルーバを回動する手段が、ルーバより一体に突設された作動ピンと、操作ダイヤルより突設された作動レバーの2点より構成できるため、従来のリンク機構や別部材のピンを用いたものに比べて部品点数及び組み立てに要する工数の削減が図れるため、コストを低減することができる上、操作ダイヤルの回転が直接後ルーバに伝達されるため、操作性も向上する。
【0050】
またスペーサに設けたピン孔に操作ダイヤルの軸部を圧入することにより、ルーバを調整位置に保持するトルクを得るようにしたことから、トルクを得るための付勢手段等が不要となり、これによっても部品点数及び組み立て工数の削減が図れる上、スペーサのピン孔と軸部の寸法を管理するだけで、所定のトルクが得られるようになるため、トルク管理も容易になると共に、作動ピンをケースの下方に長く突出させる必要がないので、空気吹き出し口の下方にスペースがない場所にも容易に組み込むことができる上、装置本体の小型化も図れるようになる。
【0051】
さらにルーバの両端部を回動自在に支承するスペーサの一方に、操作ダイヤルを組み込むことによりルーバの組み立て体を形成し、かつルーバの組み立て体をケースの空気吹き出し口に組み込むことにより、風向調整装置本体を構成したことから、予めルーバとスペーサ及び操作ダイヤルを組み立てた状態でケース内に組み込むことができるため、風向調整装置本体の組み立て作業が短時間で容易に行えると共に、操作ダイヤルを組み込んだスペーサの上面が、ケースの内面と同一平面となるようスペーサをケース内に組み込んだことから、ケース内を通過して空気吹き出し口より吹き出される空気の気流に乱れが生じないので、風切り音のような異音が発生することがない上、空気を所望の方向へ効率よく吹き出すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる風向調整装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態になる風向調整装置の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態になる風向調整装置の前ルーバを外した状態の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態になる風向調整装置の後ルーバを外した状態の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態になる風向調整装置を構成する後ルーバと操作ダイヤルの組み立て状態の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態になる風向調整装置を構成する後ルーバと操作ダイヤルの組み立て状態の斜視図である。
【図7】図6のA円内の拡大図である。
【図8】従来の風向調整装置の説明図である。
【符号の説明】
3 ケース
3a 空気吹き出し口
5 前ルーバ
7 スペーサ
7e ピン孔
8 後ルーバ(ルーバ)
8c 作動ピン
10 操作ダイヤル
10a 軸部
10b 軸部
10f 作動レバー

Claims (3)

  1. 自動車の車室内に開口する空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調整するルーバをケース内に回動自在に設けた風向調整装置であって、前記ルーバの回動中心より偏心した位置に、前記ルーバと一体に作動ピンを突設し、かつ前記ルーバを支承するスペーサに、軸部が前記スペーサのピン孔に圧入された操作ダイヤルを回動自在に設けると共に、前記操作ダイヤルより突設した作動レバーに前記作動ピンを係合させたことを特徴とする風向調整装置。
  2. 前記ルーバの両端部を回動自在に支承するスペーサの一方に、前記操作ダイヤルを組み込むことにより前記ルーバの組み立て体を形成し、かつ前記ルーバの組み立て体を前記ケースの空気吹き出し口に組み込むことにより、風向調整装置本体を構成してなる請求項1に記載の風向調整装置。
  3. 前記操作ダイヤルを組み込んだ前記スペーサの上面が、前記ケースの内面と同一平面となるよう前記スペーサを前記ケース内に組み込んでなる請求項1または2に記載の風向調整装置。
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