JPH0641852Y2 - 自動車の空気吹出部構造 - Google Patents

自動車の空気吹出部構造

Info

Publication number
JPH0641852Y2
JPH0641852Y2 JP14396189U JP14396189U JPH0641852Y2 JP H0641852 Y2 JPH0641852 Y2 JP H0641852Y2 JP 14396189 U JP14396189 U JP 14396189U JP 14396189 U JP14396189 U JP 14396189U JP H0641852 Y2 JPH0641852 Y2 JP H0641852Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fins
horizontal
vertical
rotating
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14396189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0383756U (ja
Inventor
浩二 中崎
久也 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP14396189U priority Critical patent/JPH0641852Y2/ja
Publication of JPH0383756U publication Critical patent/JPH0383756U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0641852Y2 publication Critical patent/JPH0641852Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ハウジングに左右方向に回動可能な複数の縦
フィンと上下方向に回動可能な複数の横フィンとが設け
られた自動車の空気吹出部構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動車のインストルメントパネル部には、第5
図に示すように、インストルメントパネル101の中央部
付近にセンタベントルーバー102が、左右側部に同じく
サイドベントルーバー103,103がそれぞれ配設され、空
調装置よりの空調風が風向きを調整されて吹出すように
なっている。
そのようなルーバーは、例えば特開昭62-178838号公報
に記載されるように、送風ダクトの端部に、吹出口を有
するハウジングを嵌装し、該ハウジング内に、各々連係
された複数の縦フィンと横フィンとを回動自在に軸支
し、該各フィンを回動操作して前記吹出口から給送され
る空気の指向方向を調整するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、そのような構造では、縦フィン若しくは横フ
ィンを単独で回動できるだけであるので、風向きの調整
は両フィンについて行わなければならず、操作性が悪い
という問題がある。
本考案はかかる点に鑑みてなれたもので、一操作により
両フィンを所定方向に同時に回動させることができ、風
向き調整の操作が簡単になる自動車の空気吹出部構造を
提供することを目的とする。
一方、特開昭60-178242号公報には、モータによりフィ
ンを動かす技術として、縦フィンと横フィンとを1つの
モータ軸により同時に動かす構造が開示されているが、
これは複雑なリンク機構を要するものであるので、この
複雑なリンク機構によって大きなスペースを取るため、
コンパクト性が要求される車載用には適さないものであ
る。また、実開昭62-141151号公報には、操作レバーの
中間部及び先端部にそれぞれ縦フィン用及び横フィン用
の操作部を設ける構造が開示されているが、これでは、
操作レバーの支点から摘みまでの距離が短くならざるを
得ず、操作力が大となる問題がある。
このため、本考案では、更に、縦フィンと横フィンとを
同時に回動可能とする構造を、リンク機構を可及的に減
らしてスペースの取らない簡単でコンパクトな構造とす
るとともに、小さな操作力でもって操作できるようにす
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、平板状の操作部
材とその上に設けられる傾斜面とにより、一方のフィン
の回動時に、他方のフィンも回動するようにしたもので
ある。
そのための具体的な解決手段は、送風ダクトの端部にハ
ウジングが固定され、該ハウジングに左右方向に回動可
能な複数の縦フィンと上下方向に回動可能な複数の横フ
ィンとが設けられ、上記縦フィン及び横フィンがそれぞ
れ連結部材によって連結された空気吹出部において、上
記縦フィン又は横フィンのいずれか一方に対してその一
方のフィンを回動させる平板状の操作部材が設けられ、
該平板状操作部材による上記一方のフィンの回動操作時
に、他方のフィンを所定方向に回動させる傾斜面からな
る回動部材が上記平板状操作部材に連係されている構成
とする。
(作用) これにより、本考案では、平板状操作部材の操作によ
り、一方のフィンが回動せしめられると、他方のフィン
も、該平板状操作部材に連係された傾斜面からなる回動
部材によって所定方向に回動せしめられる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
右側のサイドベントルーバーに適用した例を示す第1図
乃至第3図において、1はサイドベントルーバーで、そ
のハウジング2は、空調装置に接続された送風ダクト
(図示せず)の端部に嵌着固定されて、空調風を車室内
に吹出す空気吹出部を構成している。
上記ハウジング2内には、前側に複数の横フィン3,3,4,
3,3がその軸部(横フィン3についての軸部3a,3bのみ図
示)について上下方向に回動可能に軸支され、該横フィ
ン3,3,4,3,3の後側に複数の縦フィン5,5,6,5,5がその軸
部(縦フィン6についての軸部6a,6bのみ図示)につい
て左右方向に回動可能に軸支されている。
上記横フィン3,3,4,3,3は、それらの左右方向及び前後
方向の中間部付近において、上下方向に延びる連結部材
7に回動可能に連結され、また、上記横フィン3,3,4,3,
3のうち上下方向の中間に位置する横フィン4には前方
に突出した把持部4aが形成され、それによって、上記把
持部4aを把持して横フィン4を回動することで他の横フ
ィン3,3,3,3も一体的に同一方向に回動するようになっ
ている。また、縦フィン5,5,6,5,5は、上下方向の中間
部付近で前後方向の後端縁付近において、左右方向に延
びる連結部材8に回動可能に連結され、縦フィン5,5,6,
5,5を一体的に同一方向に回動できるようになってい
る。
上記横フィン3,3,4,3,3の中央部下方には、扇形平板状
の操作部材9がハウジング2に対して水平面内において
回動軸10回りに回動可能なるように枢支されている。操
作部材9は、円弧状部9aがハウジング2の外方に、三角
形状部9bがハウジング2の内方に位置するようになって
おり、該三角形状部9bの先端部が左右方向の中央に位置
する縦フィン6の下端部に回動可能に連結されている。
これによって、操作部材9を回動することで、縦フィン
5,5,6,5,5を同一方向に回動せしめることができる。
また、上記操作部材9の上面には、左右方向の中央部側
が直線的に低くなった上側傾斜面11aを有する回動部材1
1が固設され、該回動部材11の上側傾斜面11a上を連結部
材7の下端が、回動部材11の回動によって摺動するよう
になっている。従って、操作部材9による縦フィン5,5,
6,5,5の回動操作時に、連結部材7と上側傾斜面11aとの
係合関係により、横フィン3,3,4,3,3も回動するように
なっている。
上記のように構成すれば、操作部材11を例えばA方向に
回動操作すれば、その回動操作によって縦フィン5,5,6,
5,5が左方向(車室内方側)に回動することになる。そ
れと同時に、横フィン3,3,4,3,3を連結する連結部材7
の下端が回動部材11の上側傾斜面11a上を摺動して、徐
々に上方に変位するようになるので、横フィン3,3,4,3,
3がそれに伴って上方向に回動する。
このようにすることによって、操作部材11の操作によ
り、縦フィン5,5,6,5,5を左方向に、横フィン3,3,4,3,3
を上方向にそれぞれ回動させ、空調風が左側上方に吹出
すように風向き調整がなされる。
さらに、扇形平板状の操作部材9とその上に設けられる
上側傾斜面11aからなる回動部材11とによって両フィン
の同時回動を可能としたので、リンク機構が少なくて済
み、スペースの取らない簡単でコンパクトな構造とする
ことができるとともに、その操作力も小さくて済む。
上記実施例では、風向きが左側上方になるようにしてい
るが、それに限定されるものではなく、操作部材を設け
る位置や回動部材の形状及び位置などを変更することに
よって、風向きを任意に設定することができるのは言う
までもない。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、平板状操作部材とその上に設
けられる傾斜面とにより、縦フィンと横フィンとを同時
に所定方向に回動できるようにしたから、フィンの風向
き調整の操作が簡単でかつ小さな操作力となり、操作性
が向上するとともに、スペースの取らない簡単でコンパ
クトな構造とすることができ、車載用に適したものとな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は自動車の空気吹
出部に配設されるサイドベントルーバーの正面図、第2
図は同縱断面図、第3図は同横断面図、第4図は操作部
材と回動部材との斜視図である。 第5図は自動車のインストルメントパネル部を示す説明
図である。 1……サイドベントルーバー 2……ハウジング 3,4……横フィン 5,6……縦フィン 7,8……連結部材 9……操作部材 11……回動部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風ダクトの端部にハウジングが固定さ
    れ、該ハウジングに左右方向に回動可能な複数の縦フィ
    ンと上下方向に回動可能な複数の横フィンとが設けら
    れ、上記縦フィン及び横フィンがそれぞれ連結部材によ
    って連結された空気吹出部において、 上記縦フィン又は横フィンのいずれか一方に対してその
    一方のフィンを回動させる平板状の操作部材が設けら
    れ、該平板状操作部材による上記一方のフィンの回動操
    作時に、他方のフィンを所定方向に回動させる傾斜面か
    らなる回動部材が上記平板状操作部材に連係されている
    ことを特徴とする自動車の空気吹出部構造。
JP14396189U 1989-12-12 1989-12-12 自動車の空気吹出部構造 Expired - Lifetime JPH0641852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14396189U JPH0641852Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 自動車の空気吹出部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14396189U JPH0641852Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 自動車の空気吹出部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0383756U JPH0383756U (ja) 1991-08-26
JPH0641852Y2 true JPH0641852Y2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=31690709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14396189U Expired - Lifetime JPH0641852Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 自動車の空気吹出部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0641852Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3865657B2 (ja) * 2002-05-27 2007-01-10 西川化成株式会社 車両用空調吹出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0383756U (ja) 1991-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8403734B2 (en) Vent control system
JPH07237441A (ja) 自動車用ベンチレータルーバー
JPH07205648A (ja) 空調用ルーバ構造
JP2003146052A (ja) キャビンの構造
JPH0641852Y2 (ja) 自動車の空気吹出部構造
JPH09300942A (ja) 車両用空気調和装置
JP3344171B2 (ja) 空気吹出しルーバ
JPH0334592Y2 (ja)
JP2000318439A (ja) 空気吹出調整用レジスタ
JP4165219B2 (ja) 風向調整装置
JP2006240512A (ja) 車両用空気調和装置
JPS6228498Y2 (ja)
JP4132964B2 (ja) 車両用空調吹出装置
JPH053015U (ja) 車両のサイドベンチレータ
JP2543899Y2 (ja) 自動車用ベンチレータルーバー
JP4362816B2 (ja) 空調ユニット
JPH0712836Y2 (ja) 風向調整装置
JP3264039B2 (ja) 車両用ベンチレータグリル
JPH055397Y2 (ja)
JP3617147B2 (ja) 車両の空調操作装置
JPH0334593Y2 (ja)
JPH089563Y2 (ja) 空調用グリル
JPH0533878Y2 (ja)
JPH0236726Y2 (ja)
JPH07228136A (ja) 自動車用ベンチレータルーバー