JP3264039B2 - 車両用ベンチレータグリル - Google Patents

車両用ベンチレータグリル

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JP3264039B2 JP11295793A JP11295793A JP3264039B2 JP 3264039 B2 JP3264039 B2 JP 3264039B2 JP 11295793 A JP11295793 A JP 11295793A JP 11295793 A JP11295793 A JP 11295793A JP 3264039 B2 JP3264039 B2 JP 3264039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ベンチレータグ
リルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ベンチレータグリルとして
は、例えば図7及び図8に示すようなものが知られてい
る(類似構造として、特公平4−78492号公報参
照)。従来のベンチレータグリル1は、フィニッシャ2
とグリル本体3とからなっている。フィニッシャ2はイ
ンストルメントパネル4の表面に形成された開口部5へ
取付けられるものであり、インストルメントパネル4の
表面に相応した湾曲状態を呈している。
【0003】このフィニッシャ2には、左右一対の上側
開口6及び下側開口7が、それぞれ所定の間隔Sを介し
て上下に形成してある。この上側開口6及び下側開口7
は空気を車室内Rへ吹き出すために設けられているもの
であり、上側開口6には1枚の横ルーバ8が設けられて
おり、下側開口7は複数枚の横ルーバ8と縦ルーバ9が
設けられている。そして、下側開口7の上下中央の横ル
ーバ8の手前側には、該横ルーバ8を上下で挟んだ状態
で縦ルーバ9の一部と連結されたレバー10が設けられ
ており、このレバー10を上下に動かすことにより、横
ルーバ8の上下角度を変更でき、左右に動かすことによ
り、縦ルーバ9の左右角度を変更できる。更に、この下
側開口7の横にはそれぞれ縦方向の細開口11が形成し
てあり、この細開口11内に操作ダイヤル12が設けら
れている。
【0004】そして、前記フィニッシャ2の裏側に設け
られているのがグリル本体3である。このグリル本体3
は全体が筒形状を呈しており、そのフィニッシャ2側の
部分は、所定の角度θで上下に分岐形成された上側通気
路13及び下側通気路14となっている。この上側通気
路14は前記フィニッシャ2の上側開口6に接続され、
下側通気路14は下側開口17に接続されている。一
方、このグリル本体3の反対側の部分は、ベンチレータ
ダクト15を介して、ヒータユニット16に接続されて
いる。
【0005】更に、このグリル本体3内には、先端にシ
ール部材17aを有する開閉体17が軸18を中心に回
動自在に設けられている。この開閉体17は前記フィニ
ッシャ2の操作ダイヤル12と図示せぬリンク機構を介
して連結されており、操作ダイヤル12の操作方向に応
じて開方向A及び閉方向Bへ往復回動し、グリル本体3
の開閉が行えるようになっている。図中、19はオーデ
ィオ装置である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、下側開口7の横に操作ダイ
ヤル12が設けられており、その分だけ下側開口7の横
サイズW1 が小さくなるために、下側開口7の縦サイズ
1 を拡大することにより必要な開口面積を確保するよ
うにしている。従って、ベンチレータグリル1の全体的
な縦サイズH1 が増し、最終的にはインストルメントパ
ネル4の高さが増すため、インストルメントパネル4を
極力低くしようとする最近のデザイン的要請に応えられ
ない。
【0007】この発明はこのような従来の技術に着目し
たものであり、空気を吹き出すために必要な開口面積を
確保するものでありながら、全体的な縦サイズの小さい
車両用ベンチレータグリルを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用ベ
ンチレータグリルは、上記の目的を達成するために、フ
ィニッシャの上側開口と下側開口の間に操作ダイヤルを
水平状態で設け、該操作ダイヤルの回転力をリンク機構
を介して開閉体へ伝達し、該開閉体を操作ダイヤルの操
作回転方向に応じて開・閉方向へ回動させるようにした
ものである。
【0009】請求項2記載の車両用ベンチレータグリル
は、開閉体を上側通気路及び下側通気路内に各々設けた
ものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の車両用ベンチレータグリルによ
れば、操作ダイヤルが本来デッドスペースとなる上側開
口と下側開口の間に水平状態で設けられるため、下側開
口の横サイズを拡大して、下側開口の縦サイズを小さく
することができる。従って、ベンチレータグリルの全体
的な縦サイズを小さくでき、インストルメントパネルを
低くする最近のデザイン的要請に応えることができる。
請求項2記載の車両用ベンチレータグリルによれば、開
閉体が上側通気路及び下側通気路内に各々設けられてい
るため、操作ダイヤルと開閉体の位置が近くなり、操作
ダイヤルと開閉体とをリンク機構で連結し易い。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図6
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
【0012】この実施例ではフィニッシャ20の上側開
口21と下側開口22との間に設けられた間隔S部分に
水平な細開口23がそれぞれ形成してあり、この細開口
23内に操作ダイヤル24が水平状態で設けられてい
る。従って、この実施例に係るベンチレータグリル25
の上側開口21及び下側開口22の横サイズW2 は従来
よりも拡大され、且つ下側開口22の縦サイズh2 が従
来よりも縮小されている。従って、空気を吹き出すため
に必要な開口面積は維持したままでも、ベンチレータグ
リル25の全体的な縦サイズH2 が縮小され、その分、
インストルメントパネル本体4の高さが低く設定されて
いる。
【0013】一方、この実施例のグリル本体26におけ
る上側通気路27及び下側通気路28も所定の角度θで
分岐形成されており、この上側通気路27及び下側通気
路28には、各々開閉体29、30が設けられている。
この開閉体29、30は軸31、32を中心にして開方
向A及び閉方向Bへ往復回動自在とされており、先端に
はシール部材29a、30aが設けられている。
【0014】そして、操作ダイヤル24は前述のように
フィニッシャ20の上側開口21と下側開口22の間に
設けられているため、操作ダイヤル24の大半は上側通
気路27と下側通気路28との間の三角スペースT内に
位置することとなる。各操作ダイヤル24は、下側通気
路28の上面の回動ピン33にそれぞれ軸支され、その
一部に形成した突片34へ第1リンク35の一端を接続
している。そして、この第1リンク35の他端は第2リ
ンク36の一端へ回動自在に接続されている。第2リン
ク36の中央は下側通気路28の上面に形成した回動ピ
ン37にそれぞれ軸支されており、該第2リンク36の
他端には長孔36aが形成されている。図中左側の第2
リンク36の長孔36aには、下側通気路28の開閉体
30の軸32に固定されたカム38の上端が係合し、右
側の第2リンク36の長孔36aには、上側通気路27
の開閉体29の軸31に固定されたカム39の上端が係
合している。これらのカム38、39は左右の下側通気
路28及び上側通気路29の中央に位置しており、左右
の開閉体29、30を一緒に動かせるものである。この
実施例では、前記第1リンク35、第2リンク36、カ
ム38、39等により「リンク機構」が構成されてい
る。
【0015】従って、各操作ダイヤル24をb方向へ回
動させれば、第1・第2リンク35、36を介して、上
側通気路21のカム39は図中左側に倒れ(図5参
照)、下側通気路28のカム38は図中右側に倒れて、
各開閉体29、30が閉方向Bへ回動して、上側通気路
27及び下側通気路28を遮断する。逆に、操作ダイヤ
ル24をa方向へ回動させれば、開閉体29、30が開
方向Aへ回動する。このように、この実施例では、操作
ダイヤル24を操作することにより、上側通気路27と
下側通気路28を各々独立して開閉させることができ
る。また、操作ダイヤル24と各開閉体29、30との
距離が短いため、比較的簡単な構造にリンク機構で開閉
体29、30を制御できる。
【0016】尚、以上の実施例では、操作ダイヤル24
を2つ設け、上下の開閉体29、30をそれぞれ独立し
て動かすようにしたが、1つの操作ダイヤルで両方の開
閉体29、30を同時に動かすようにしても良い。ま
た、上側通気路27及び下側通気路28にそれぞれ開閉
体29、30を設ける例を示したが、従来のようにグリ
ル本体26を全体的に開閉する大きいサイズの開閉体を
設け、これを上側開口27と下側開口28との間へ水平
に設けた1つの操作ダイヤルで動かすようにしても良
い。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の車両用ベンチレータグリ
ルは、操作ダイヤルが本来デッドスペースとなる上側開
口と下側開口の間に水平状態で設けられるため、下側開
口の横サイズを拡大して、下側開口の縦サイズを小さく
することができる。従って、ベンチレータグリルの全体
的な縦サイズを小さくでき、インストルメントパネルを
低くする最近のデザイン的要請に応えることができる。
【0018】請求項2記載の車両用ベンチレータグリル
によれば、開閉体が上側通気路及び下側通気路内に各々
設けられているため、操作ダイヤルと開閉体の位置が近
くなり、操作ダイヤルと開閉体とをリンク機構で連結し
易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る車両用ベンチレータ
グリルを示す斜視図である。
【図2】ベンチレータグリルの裏側を示す斜視図であ
る。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図4】開閉体を制御するリンク機構を示す平面図であ
る。
【図5】図2中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図6】フィニッシャを省略したベンチレータグリルの
正面図である。
【図7】従来の車両用ベンチレータグリルを示す斜視図
である。
【図8】従来の車両用ベンチレータグリルを示す断面図
である。
【符号の説明】
4 インストルメントパネル 5 開口部 20 フィニッシャ 21 上側開口 22 下側開口 24 操作ダイヤル 25 ベンチレータグリル 26 グリル本体 27 上側通気路 28 下側通気路 29、30 開閉体 35 第1リンク(リンク機構) 36 第2リンク(リンク機構) 38、39 カム(リンク機構) S 所定間隔 θ 所定角度 A 開方向 B 閉方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/34 F24F 13/15

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルに形成された開
    口部へ取付けられ且つ所定間隔を介して上下に形成され
    た空気吹出し用の上側開口及び下側開口を有するフィニ
    ッシャと、一端部に前記上側開口及び下側開口に接続さ
    れる上側通気路及び下側通気路が所定角度で上下に分岐
    形成されていると共に他端部が空気供給用のベンチレー
    タダクトに接続され且つ内部に開閉体が軸支されている
    グリル本体と、から成る車両用ベンチレータグリルにお
    いて、 前記フィニッシャの上側開口と下側開口の間に操作ダイ
    ヤルを水平状態で設け、該操作ダイヤルの回転力をリン
    ク機構を介して開閉体へ伝達し、該開閉体を操作ダイヤ
    ルの操作回転方向に応じて開・閉方向へ回動させるよう
    にしたことを特徴とする車両用ベンチレータグリル。
  2. 【請求項2】 開閉体が、上側通気路及び下側通気路内
    に各々設けられている請求項1記載の車両用ベンチレー
    タグリル。
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