JPH042357Y2 - - Google Patents

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JPH042357Y2
JPH042357Y2 JP18993586U JP18993586U JPH042357Y2 JP H042357 Y2 JPH042357 Y2 JP H042357Y2 JP 18993586 U JP18993586 U JP 18993586U JP 18993586 U JP18993586 U JP 18993586U JP H042357 Y2 JPH042357 Y2 JP H042357Y2
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air outlet
duct
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のインストルメントパネルよ
り空調空気を吹出す空調用空気吹出口構造に関
し、特に上下に二つ隣接された吹出口より吹出す
空調空気が配風可能になされている吹出口構造の
改良に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の吹出口構造には各種のもの
が知られている。例えば、実開昭59−132411号広
報に開示されているものでは、車両のインストル
メントパネルに、1本のメインダクトから上下に
分岐したダクトがそれぞれ連通する2つの吹出口
が上下に隣接して設けられ、該上部吹出口には送
風方向を調節するフインが上下に回動自在に設け
られている一方、上記二つのダクトを隔てる隔壁
にはその二つのダクトを開閉する一枚の開閉弁が
設けられ、この開閉弁を、該開閉弁に連設された
レバーで開閉操作するように構成されている。従
つて、上記フインを回動させて上部吹出口より吹
出す空調空気の送風方向を上下に調節する一方、
開閉弁を回動させて、上部及び下部吹出口より吹
出す空調空気の配風を行うようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来のようなものでは、一つの
配風状態に調節しようとするのに対し、上部吹出
口のフインによる送風方向操作と、シヤツトレバ
ーの開閉操作による配風操作と二つの個別な操作
が必要になる。すなわち、例えば、上部吹出口よ
り車室内の上部に空調空気を吹出している状態よ
り、乗員の足下にも空調空気を吹出そうとする
と、フインを下方に回動させると共に、レバーに
より開閉弁をも操作しなければならず、操作が複
雑になり、その操作性に欠くところがある。しか
も、開閉弁の操作を忘れると、フインを上方に向
けても、上方の配風量が充分確保できないという
欠点があつた。また、この二つの操作の必要性に
伴つて構造が複雑化し、そのために部品点数が増
加する等という問題が生じる。
そこで、本考案の目的とするところは、上記し
たフインと開閉弁とを連結することによつて、そ
の操作性の向上を図るとともに、その構造を簡単
にして部品点数を少なくしようとすることにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的の達成のため、本考案の解決手段は、
自動車のインストルメントパネルに、一体のダク
トから分岐したそれぞれのダクトと連通した2つ
の吹出口が上下に隣接して設けられて成る空調用
吹出口構造を前提とする。
まず、上側の上部吹出口に空調風の送風方向を
上下に調整するフインを設ける一方、また下側の
下部吹出口と連通するダクトに該下部吹出口を開
閉する開閉弁を設ける。そして、上記フインの送
風下方向への送風操作に連動して上記開閉弁が開
くように、上記フインと開閉弁とを連結手段によ
り連結する構成としたものである。
(作用) 上記構成により、本考案では、上部吹出口のフ
インと下部吹出口の開閉弁とが連結手段により連
結されているので、上記フインの送風下方向への
送風操作をすることにより、その操作と連動して
上記開閉弁が開かれて、下部吹出口から空調風が
吹き出すようになつている。
よつて、上部吹出口のフインによる一つの送風
操作でもつて下部吹出口の開閉による配風操作が
行えるので、同時に二つの操作ができることにな
り、その操作性が向上する。
また、フインの送風および開閉弁の開閉による
配風操作が連結手段によつて一つにまとめられて
いるので、構造が簡単になり部品点数が少なくな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は第1実施例を示し、1は
自動車の車室2前面に車幅方向に沿つて配置され
るインストルメントパネルであつて、該インスト
ルメントパネル1の内部には図外の空調装置から
空調空気を導くメインダクト3の端部が延設され
ている。
上記インストルメントパネル1には上記メイン
ダクト3内の空調空気を車室2内に吹き出すため
の上部吹出口4および下部吹出口5が各々上下に
隣接して設けられている。そして、該両吹出口
4,5の各々には、上記メインダクト3より上下
に分岐する上部ダクト6および下部ダクト7がそ
れぞれ連通して接続されて空調空気を車室2内に
吹出すように成つている。
上記上部吹出口4にはその上部吹出口4より吹
き出る空調空気の送風方向を上下方向に調整する
複数個のフイン8,8…が設けられている。該フ
イン8,8…は、板状に形成されて車幅方向に配
設され、その外端部(車室2側端部)にてそれぞ
れ図外のピンを介して上下方向に回動自在に固定
支持されている。また各上記フイン8,8…の内
端部(ダクト6側端部)には、上部のフイン8か
ら下部のフイン8の内端部側に亘つてピン9,9
…を介して連動部材10が回動自在に連接されて
おり、該フイン8,8…がこの連動部材10を介
して一体に動くように構成されている。
一方、上記下部吹出口5と連通する下部ダクト
7には、上記上部ダクト6の分岐部において下部
吹出口5を開閉する開閉弁11が設けられ、その
外端部(車室2側端部)にてピン12を介し上下
方向に回動自在に支持されている。該開閉弁11
の中央上面には台形状のフランジ13が一体に設
けられ、該フランジ13にはスライド穴14が穿
設されている。該スライド穴14は、開閉弁11
と略平行な水平部14aと、該水平部14aの車
室2側端部より、斜め下方に延びる傾斜部14b
とにより形成されている。そして、該スライド穴
14には、スライド軸16が嵌挿されており、該
スライド軸16は上記連動部材10の下端に一体
に連設されたアーム15のダクト側端部に取付け
られている。そして、上記アーム15、スライド
軸16およびフランジ13によつて連結手段Aが
構成されており、フイン8を下方に回動して、空
調空気の送風方向を下方に変化させると、該フイ
ン8の回動に伴つて、スライド軸16がスライド
穴14の水平部14aを移動して、開閉弁11が
開動するように成つている。
したがつて、本考案による第1実施例によれ
ば、フイン8を操作して、フイン8,8…を第1
図および第2図の実線で示すように略水平位置に
配置させた状態においては、スライド軸16はス
ライド穴14における水平部14aと傾斜部14
bとの屈折部に位置し、開閉弁11は下部ダクト
5を閉鎖している。そして、メインダクト3から
の空調空気を全て上部ダクト6に導いて、その空
調空気を上部吹出口4から車室2内へその正面に
向つて吹き出すようにしている。そして、その状
態からフイン8を上向きに操作すると、連動部材
10及びアーム15は第1図鎖線で示すように下
方に移動する一方、スライド軸16はスライド穴
14の傾斜部14bに沿つて下方へスライドする
ことになり、開閉弁11は閉鎖状を維持し、この
際においても、上部ダクト6に導かれるメインダ
クト3の空調空気は全て上部吹出口4から車室2
内へ上方向に向つて吹き出すことになり、上方に
向う空調空気が充分確保される。
また、フイン8を下方向へ操作すると、第2図
鎖線で示すように連動部材10及びアーム15は
上方に移動する一方、その操作と連動してアーム
15のスライド軸16がスライド穴14の水平部
14a内を移動して、開閉弁11をピン12を中
心に持ち上げることになり、開閉弁11が下部ダ
クト7を開放することになる。このことにより、
上記メインダクト3の空調空気は上部および下部
ダクト6,7にそれぞれ効果的に配分されること
になり、上部ダクト6に導かれた空調空気は、上
部吹出口4から車室2内へ下方向に向つて吹き出
される一方、下部ダクト7に導かれた空調空気
は、下部吹出口5から乗員の足下付近に隠やかに
送り出される。
よつて、フイン8の送風操作をすることで開閉
弁11の開閉操作が行えるので操作が著しく容易
になり、一つの簡単な操作でもつてメインダクト
3内の空調空気を車室2内に効果的に導くことが
できる。そして、連結手段Aのアーム15が連動
部材10に一体に設けられているので構造が簡単
であり、部品点数が少なくて済む。
第3図および第4図は第2実施例を示し、以下
上記第1実施例と同じ部分については同じ符号を
用いて説明する。
本実施例の連結手段A′は第1実施例の連結手
段Aのアーム15を連動部材10に一体に連設し
ていたのに代え、アーム15′を連動部材10′に
回動自在に連設したものである。すなわち、連動
部材10′にはその中央部付近に凸部10′aが一
体に形成され、該凸部10′aにアーム15′の上
端部がピン17′を介して回動自在に設けられて
いる。そして、該アーム15′の下端部には長穴
状のスライド穴14′が穿設されており、このス
ライド穴14′に開閉弁11′の中央部上面に設け
たスライド軸16′がスライド自在に嵌挿されて、
以上により連結手段A′が構成されている。
よつて、本実施例では、フイン8′が水平状態
から上方に回動する際は、第3図鎖線で示すよう
に、スライド軸16′がアーム15′に干渉するこ
となくスライド穴14′内を移動し、開閉弁1
1′は閉鎖状態を維持する。
一方、フイン8′を下方に回動すると、連動部
材10′を介してアーム15′が上方へ持ち上げら
れ、スライド軸16′がスライド穴14′の下端に
当接して、第4図鎖線で示すように開閉弁11′
が開動する。
従つて、スライド穴14′が連動部材15′に直
接設けられているので、第1実施例でのフランジ
13が不用になりその構造がより簡単化されて、
第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
第5図および第6図は第3実施例を示し、この
実施例では、第1および第2実施例の開閉弁1
1,11′が下部ダクト7,7′を単に開閉してい
たのに代え、開閉弁11″の最大開放時に、上部
ダクト6″を閉鎖するようにしたものである。す
なわち、開閉弁11″は上方に回動すると、上部
ダクト6″の上面に当接するように長弁に形成さ
れている。一方、連動部材10″の上端部にアー
ム15″の上端部がピン17″を介して回動自在に
支持されており、該アーム15″の下端部には長
穴状のスライド穴14″が穿設形成されている。
そして、このスライド穴14″に開閉弁11″の回
動部付近に設けたスライド軸16″がスライド自
在に嵌挿支持されていて、以上によりフイン8″,
8″…と開閉弁11″とを連結する連結手段A″が
構成されている。
したがつて、この第3実施例では、アーム1
5″が開閉弁11″の回動部付近に連結されている
ので、フイン8″の小さな下方向への送風操作に
よつて開閉弁11″が大きく開閉されることにな
り、フイン8″の最下方向への操作によつて開閉
弁11″は、第6図鎖線で示すように、その端部
が上部ダクト6″の上壁に当接することにより、
上部ダクト6″を閉鎖して、メインダクト3″から
の空調空気を全て下部ダクト7″へ導くことにな
る。よつて、暖房時に全ての温かい空気を乗員の
足下付近に送ることができるので、第1および第
2実施例に比べて一層有利である。
第7図および第8図は第4実施例を示し、この
第4実施例では、上記各実施例における複数のフ
イン8,8′,8″をそれぞれ複数のピンで個別に
枢支していたのに代え、複数のフインを両側に
て、円盤状の連動部材1に一体連設し、該連動
部材10をその中心点にて一つのピン18に
より回動自在に枢支したものである。
すなわち、上部吹出口4に円盤状の連動部材
10が一つのピン18を介して回動自在に支
持されており、この連動部材10の車室2側
の外面部に、上部ダクト6の空調空気の車室2
内への送風方向を上下方向に調整するフイン8
,8…が一体に連接されている。
一方、上記連動部材10における上部ダクト
6側の側縁には円弧状のスライド穴14が穿
設されている。そして、このスライド穴14に
アーム15″の上端に一体形成されたスライド軸
16がスライド自在に嵌挿されており、該アー
ム15の下端部が、開閉弁11の中央部上面
に一体形成するブラケツト11aにピン11
bを介して回動自在に支持されて、以上によりフ
イン8,8…と開閉弁11とを連結する連
結手段Aが構成されている。よつて、上記フイ
ン8を上方に回動すると、アーム15のスラ
イド軸16が、連動部材10に干渉すること
なく、スライド穴14内を第7図破線で示すよ
うに上方に移動して、開閉弁11を閉鎖状態に
留める一方、フイン8を下方に回動すると、ス
ライド軸16が、その回動に伴つて上方に移動
するスライド穴14の下端に当接してアーム1
5を上方へ持ち上げることになり、開閉弁11
が第8図鎖線で示すように開動する。
従つて、この第4実施例では、フイン8,8
…およびスライド穴14が円盤状の連動部材
10に直接設けられているので、第1ないし第
3実施例に比べ、さらにその構造が極めて簡単に
且つコンパクトになつており、作用効果について
は第1実施例と同様である。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案によれば、上部吹出口
のフインと下部吹出口の開閉弁とを連結手段によ
り連結したために、フインの回動により開閉弁が
連動化されて自動的に開閉されるので、1つの送
風操作で配風操作を行うことができることから、
個別な操作の必要性がなくなり、配風および開閉
操作を極めて簡単に行うことができる。
しかも、この開閉弁はフインの下方への送風操
作に対してのみ連動するので、フインの上方への
送風操作を行う場合は、開閉弁が下部吹出口を閉
鎖していることになり、上部吹出口への空調空気
量を効果的に確保することができる。
さらに、上記連動化により操作機構が簡単化さ
れているので部品点数の減少を図ることができる
という実用上優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図と第2図
は第1実施例の吹出口構造を示す側方断面図、第
3図と第4図、第5図と第6図および第7図と第
8図はそれぞれ第2、第3および第4実施例に係
る第1図相当図と第2図相当図である。 1……インストルメントパネル、2,2……
車室、4,4……上部吹出口、5……下部吹出
口、8,8′,8″,8……フイン、11,1
1′,11″,11……開閉弁、13……フラン
ジ、14,14′,14″,14……スライド
穴、15,15′,15″,15……アーム、1
6,16′,16″,16……スライド軸、A,
A′,A″,A……連結手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の車室前面に車軸方向に沿つて配置され
    るインストルメントパネルに、上部吹出口と下部
    吹出口とを設けてなる空調用空気吹出口構造であ
    つて、上記インストルメントパネルの上部吹出口
    には送風方向を上下方向に調節するフインが設け
    られている一方、上記下部吹出口と連通するダク
    ト内には下部吹出口を開閉する開閉弁が設けられ
    ており、上記フインと開閉弁とはフインの送風下
    方向への操作に連動して開閉弁が開くように連結
    手段により連結されていることを特徴とする自動
    車の空調用空気吹出口構造。
JP18993586U 1986-12-10 1986-12-10 Expired JPH042357Y2 (ja)

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JP18993586U JPH042357Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10

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JPS6395051U JPS6395051U (ja) 1988-06-18
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JP6634808B2 (ja) * 2015-12-11 2020-01-22 トヨタ自動車株式会社 車両用レジスタ

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