JPS6233617Y2 - - Google Patents

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JPS6233617Y2
JPS6233617Y2 JP9615081U JP9615081U JPS6233617Y2 JP S6233617 Y2 JPS6233617 Y2 JP S6233617Y2 JP 9615081 U JP9615081 U JP 9615081U JP 9615081 U JP9615081 U JP 9615081U JP S6233617 Y2 JPS6233617 Y2 JP S6233617Y2
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outlet
damper
air
rotary
air outlet
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用空調装置において、特に吹出
口切替用ダンパ構造の改良、および上部吹出口切
替用ダンパと下部吹出口切替用ダンパの連動装置
に関するものである。 従来、自動車用空調装置は、例えば第1図に示
すような構成になつており、暖房用のヒータコア
10を収納しているヒータユニツト部のケーシン
グ18に、乗員の上半身に風を吹き出す上方吹出
口5と下方通路2とを切り替えるダンパ1を有し
ており、また下方通路2にはデフロスタ吹出口4
と乗員の足元に風を吹き出す下方吹出口3を有し
ている。そして、ダンパ1を破線位置に、かつダ
ンパ6を実線位置に閉じた場合デフロスタ吹出口
4のみ開口され、この状態からダンパ6を破線位
置に開放した場合は下方吹出口3とデフロスタ吹
出口4の両者を開放する構造となつている。ま
た、7は窓ガラスの曇り除去用デフロスタノズ
ル、7aはこのノズル7および吹出口4を連結す
るホースである。ダンパ1を実線位置にした場合
上方吹出口5のみ開放となる。 ところで、上方吹出口5は、一般に冷房感の向
上を目的とし、送風量を増すため下方吹出口3お
よびデフロスタ吹出口4に比べ大きな面積を有し
ている。従つて、この大きな通路を開閉するダン
パ1は必然的に大きなものとなり、従つて開閉作
動時におけるダンパ1の打音が大きなものになる
という欠点がある。また、送風中におけるダンパ
1の開閉はその面積および送風量が多いので、風
圧に打ち勝つための大きな荷重(ダンパ6に比
べ)を必要とし、ダンパ操作が重くなるという欠
点がある。さらに、本考案における吹出しモード
と各吹出口開閉との関係は表−1に示す如くであ
り、従来このような開閉を行なうには複雑なピン
付リンクと溝付リンク(図示せず)を必要とし、
モード切替の操作荷重が重くかつ荷重変動が大き
くなるという欠点がある。 本考案は上記点に鑑みてなされたもので、デフ
ロスタ吹出口と上方吹出口を選択的に開閉し得る
第1の吹出口切替ダンパと、下方吹出口を開閉す
る第2の吹出口切替ダンパとを回転式ダンパにし
て、これらの回転式ダンパを連動連結し、各吹出
口の開度制御を行なうことにより、開閉作動時に
おけるダンパの打音を小さくするとともに、ダン
パ操作荷重を軽くし、モード切替時の操作荷重の
変動を小さくすることができる自動車用空調装置
を提供することを目的とするものである。 以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。第2図から第5図までは第1実施例を示すも
ので、12は電動送風機であつて、内外切替えダ
ンパ14の開閉により外気吸込口13aまたは内気
吸込口13bから吸入した空気を吹出口側へ送る
ものである。15は冷凍サイクルの冷媒蒸発器で
あり、吸入空気の除湿、冷却を行うものである。
11は温度コントロールダンパであり、除湿、冷
却された空気のうちダクト下部を通過しヒータコ
ア10において加熱される暖気Bと、ダクト上部
のバイパス路10aを通過する冷気Aとの混合割
合を調整して吹出空気温度を調節するものであ
る。前記冷気Aと暖気Bは混合室8において混合
されたあと、後述の吹出口側へ送られるようにな
つている。前記ヒータコア10は自動車のエンジ
ン(図示せず)の冷却水を熱源として吸入空気を
加熱するためのものである。18はヒータコア1
0等を収納するとともに混合室8を形成している
ヒータユニツト部のケーシングである。このケー
シング18の上部位置には、デフロスタ吹出口4
と上方吹出口5が隣接して開口している。そし
て、この両吹出口4,5を選択する第1の回転式
吹出口切替ダンパ16がケーシング18内に回動
自在に配設され、このダンパ16の回動軸16e
はケーシング18に回動自在に軸支されている。
この第1のダンパ16は、第4図に示すごとく円
弧状の外周面16fを有し、この外周面16fの
両側端にそれぞれ扇状の側板16gを形成し、こ
の両側板16gの扇のかなめの位置に回動軸16
eを配設して両側板16cを連結している。この
回動軸16eは第5図に示すごとくケーシング1
8の軸受孔18aに嵌挿され、回動自在に軸支さ
れている。また、円弧状の外周面16fは第5図
に示すごとくケーシング18内に固定されたフエ
ルトまたは樹脂の発泡材等からなるパツキン19
の内面を密接摺動することによりケーシング18
との間のシールが維持されるようになつている。
この実施例では、ケーシング18の一部にダンパ
16の円弧状外周面16fと同心の円弧面18b
が形成してある。また、ダンパ16の回動軸16
eと側板16gと円弧状外周面16fは例えば樹
脂にて一体成形してある。この実施例では、前記
デフロスタ吹出口4をケーシング18の上部に設
けることにより、このデフロスタ吹出口4に窓ガ
ラスに温風を吹付け、曇りを除去するためのデフ
ロスタノズル6を直接接続して、第1図に示すデ
フロスタホース7aを廃止するようにしてある。
17は第2の回転式吹出口切替ダンパであつて、
乗員足元に温風を吹出す下方吹出口3を開閉する
ことができる。この第2の回転式吹出口切替ダン
パ17は板と、この板のほぼ中央部においてこの
板を横切つて延びる中心軸を有する軸部17eと
を有していて、風圧によりこの中心軸のまわりに
左右でほぼ同等のモーメントが働くようになつて
いる。下方吹出口3は壁18aにおいて区画成形
された下方通路2を通して混合室8に通じるもの
であつて、ケーシング18の下部に開口してい
る。 そして、これらの第1と第2の回転式切替ダン
パ16,17は、これらのダンパの軸部16e,
17eに取り付けられたレバー16d,17dを
ロツド21によつて作動連結し、連動するように
なつている。さらに、レバー17dに連結された
コントロールケーブル22を介して、空調制御パ
ネル20に設けられたレバー23を乗員が操作
し、各ダンパ16,17の開閉を行う構造を有し
ている。また、温度コントロールダンパ11、内
外気切替ダンパ14も同様に空調制御パネル20
の温度コントロールレバー(図示せず)、内外気
切替レバー(図示せず)によつて手動操作され
る。 次に、上記構成において作動を説明する。乗員
が空調制御パネル20に設けられたレバー23を
第2図の実線位置20aにセツトすると、コント
ロールケーブル22およびレバー17dを介して
第2の回転式吹出口切替ダンパ17に操作力が伝
わり、第2の回転式吹出口切替ダンパ17は第2
図の実線位置17a(第2図)にセツトされる。
さらに、ロツド21およびレバー16dを介して
第1の回転式吹出口切替ダンパ16に作動が伝わ
り、第1の回転式吹出口切替ダンパ16は、第2
図の実線位置16a(第2図)にセツトされ、3
つの吹出口すなわちデフロスタ吹出口4、下方吹
出口3および上方吹出口5は表−1のデフロスタ
モードの状態となる。次に、乗員が空調制御パネ
ル20に設けられたレバー23を第2図の一点鎖
線の位置20bにセツトすると、同様にして第1
および第2の回転式吹出口切替ダンパ16,17
は、第2図の一点鎖線17bおよび16bの位置
にセツトされ、3つの吹出口3,4,5は表−1
の足元吹出しモードの状態になる。さらに、乗員
が空調制御パネル20に設けられたレバー23を
第2図の二点鎖線の位置20cにセツトすると、
同様にして第1および第2の回転式吹出口切替ダ
ンパ16,17は、第2図の二点鎖線の位置にセ
ツトされ、3つの吹出口は表−1の上方吹出しモ
ード状態になる。
【表】 第1の回転式吹出口切替ダンパ16を第2図の
3つの位置のうち、いかなる位置から他のいかな
る位置に回動操作する場合にも、第1の回転式吹
出口切替ダンパ16がその円弧状外周面16f
(第6図)において吹出口4,5の開閉を行なう
構成であつて、その側板16g(第4図)は送風
空気流と平行になつているので、送風空気流の風
圧によつてダンパ16に回動方向のモーメント作
用が加わることがなく、その結果ダンパ16の回
動操作力が小さくてすむ。 また、第2の回転式吹出口切替ダンパ17を第
2図の実線17a、1点鎖線17bおよび2点鎖
線17cの3位置のうち、いかなる位置から他の
いかなる位置に動かす場合でも、第2の回転式吹
出口切替ダンパ17全体に常に下方向の風圧が加
わつており、軸部17eのまわりに左右でほぼ同
等のモーメントが働くようになつているから、第
2の回転式吹出口切替ダンパ17の回動操作力も
小さく、変動の少ないものとなる特徴を有する。 さらに、空調制御パネル20の操作力を2つの
ダンパ16,17に伝える経路に複雑なリンクを
使用しないため、リンク21における操作力のロ
スが少ない。 以上の3つの理由から吹出モード切替の際の吹
出モード切替レバー20aに加えるべき操作力は
かなり小さくてすむという特徴を備えている。 また、ダンパ16がその円弧状外周面16fに
おいて吹出口4,5の開閉を行なうことにより、
ダンパ開閉時の打音も発生しない。 第6図は、第2実施例を示すもので、上述の第
1実施例ではケーシング18に第5図に示すごと
くダンパ16の円弧状外周面16fと同心の円弧
形状の部分18bを設けているが、第2実施例で
は第6図に示すごとくケーシング18を箱形と
し、その代りにパツキング19の内面を第1の吹
出口切替ダンパ16の円弧状面とシールする構造
にしてもよい。 また、第1実施例においては第2図に示すごと
くデフロスタ吹出口4の下方に上方吹出口5を隣
接して設置しているが、これとは逆にデフロスタ
吹出口4の上方に上方吹出口5を設置しても同様
の効果が得られる。 また、第3図に示すごとく第1の吹出口切替ダ
ンパ16と第2の吹出口切替ダンパ17の連動
は、ロツド等により直接連動させるほか、空調制
御パネル20のモード切替レバー23からそれぞ
れのダンパ16,17に別のコントロールケーブ
ルを接続し、この両ダンパ16,17を連動作動
させるようにしてもよい。 また、本考案は冷媒蒸発器15を持たない、暖
房機能のみの空調装置にも全く同様に適用できる
ことはいうまでもない。 本考案装置は以上述べた通りであり、その効果
を列挙すれば次のごとくである。 (1) デフロスタ吹出口4と上方吹出口5の選択開
閉作用を第1の回転式吹出口切替ダンパ16の
円弧状外周面16fの回動により行つているの
で、作動時のダンパ打音が生じないという効果
がある。 (2) 上記(1)項の構成を有するので、さらに送風空
気流の風圧によつて第1の回転式吹出口切替ダ
ンパ16の操作荷重が増加するということがほ
とんどなく、そのため上方吹出口5が大きな開
口面積を有していても第1の回転式吹出口切替
ダンパ16は小さな操作力で軽快に操作できる
という効果がある。また、第2の回転式吹出口
切替ダンパ17には(第2図の実線と2点鎖線
の位置)常にダンパ全体に下向きの風圧が加わ
るため中心軸まわりに左右でほぼ同等のモーメ
ントが働くので、操作力が小さく、変動の少な
いものですむという効果がある。 (3) 表−1に示すごとく各吹出口の選択開閉を行
う場合単に第1と第2の回転式吹出口切替ダン
パ16,17をロツド等で連結させるのみでよ
く、複雑なカムリンクを使用する必要がなく、
作動力も軽くできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の模式的要部断面図、第2図
および第3図は本考案装置の第1実施例を示す模
式的断面図、第4図は第2図図示のダンパ16の
斜視図、第5図は同ダンパの設置部位の部分断面
図、第6図は本考案の第2実施例の要部断面図で
ある。 3……下方吹出口、4……デフロスタ吹出口、
5……上方吹出口、8……混合室、10……ヒー
タコア、10a……バイパス器、16……第1の
回転式吹出口切替ダンパ、16e……回動軸、1
6f……円弧状外周面、16g……側板、17…
…第2の回転式吹出口切替ダンパ、18……ケー
シング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくともヒータコアを収納するケーシング
    と、該ケーシングに開口されたデフロスタ吹出
    口、上方吹出口及び下方吹出口と、前記デフロス
    タ吹出口と上方吹出口を選択的に開閉し得る第1
    の回転式吹出口切替ダンパと、前記下方吹出口を
    開閉する第2の回転式吹出口切替ダンパとを具備
    し、前記第1の回転式吹出口切替ダンパは、前記
    デフロスタ吹出口及び上方吹出口を開閉する円弧
    状の外周面および前記ケーシングに回転自在に軸
    支された回動軸を有しており、前記第2の回転式
    吹出口切替ダンパは板と、該板のほぼ中央部にお
    いて該板を横切つて延びる中心軸を有する軸部と
    を有していて、風圧により該中心軸のまわりに左
    右でほぼ同等のモーメントが働くようになつてお
    り、また、前記第1の回転式吹出口切替ダンパと
    前記第2の回転式吹出口切替ダンパとは連動連結
    されて、各吹出口の開度制御を行なうようになつ
    ていることを特徴とする自動車用空調装置。
JP9615081U 1981-06-30 1981-06-30 自動車用空調装置 Granted JPS583306U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9615081U JPS583306U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 自動車用空調装置

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JP9615081U JPS583306U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 自動車用空調装置

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Publication Number Publication Date
JPS583306U JPS583306U (ja) 1983-01-10
JPS6233617Y2 true JPS6233617Y2 (ja) 1987-08-28

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ID=29891031

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JP9615081U Granted JPS583306U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 自動車用空調装置

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