JP2003039929A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JP2003039929A
JP2003039929A JP2001228379A JP2001228379A JP2003039929A JP 2003039929 A JP2003039929 A JP 2003039929A JP 2001228379 A JP2001228379 A JP 2001228379A JP 2001228379 A JP2001228379 A JP 2001228379A JP 2003039929 A JP2003039929 A JP 2003039929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
mix damper
heater core
flow path
flow passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001228379A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Sasaki
敬弘 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001228379A priority Critical patent/JP2003039929A/ja
Publication of JP2003039929A publication Critical patent/JP2003039929A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度コントロールを線形に保ち、かつ、冷房
時の圧力損失の低下を防ぐことができる空気調和装置を
提供すること。 【解決手段】 空気を冷却するエバポレータ7と、空気
を加熱するヒータコア6と、回動自在であって、その回
動角に応じて、前記エバポレータ7を通過した空気を、
前記ヒータコア6側へ送る暖気流路(一側流路)と、前
記ヒータコア6を通さない冷気流路(他側流路)41と
に分岐させるエアミックスダンパ30を備え、該エアミ
ックスダンパ30には、前記冷気流路側の側面に、空気
の流動を抑制する抵抗板(抵抗体)33が設けられてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載され
る空気調和装置に関し、特にエアミックスダンパの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に示したものは、HVAC
(Heating, Ventilation, and Air-Conditioning)ユニ
ットと呼ばれる車両用温調ユニットである。該温調ユニ
ット1には、ケーシング2、外気導入口3、内気導入口
4、モータを内蔵したブロアファン5、ヒータコア6、
エバポレータ7を備えている。ケーシング2の一方の端
部にブロアファン5が設けられており、ブロアファン5
に近接したケーシング2の側部に外気導入口3および内
気導入口2が設けられ、さらに、ケーシング2の他端部
の上部にデフロスト及びフェイス吹き出し用の空調空気
吹出口10が設けられ、底部にフット吹出口11が設け
られている。また、符号15は、外気導入口3から空気
を取り入れる場合に外気の汚れ等を取り除くためのフィ
ルタであり、外気導入口3に着脱自在に取り付けられ
る。これら空調空気吹出口10及びフット吹出口11に
は、不図示のダクトが接続され、車内の所定の位置(ダ
ッシュボード等)に空調空気を送ることができるように
なっている。外気および内気導入口3,4と吹出口1
0,11との間にヒータコア6およびエバポレータ7が
設けられており、また、導入空気を外気導入口3と内気
導入口2のいずれか一方に切り替える内外気切替ダンパ
13、ヒータコア6により加熱される空気量を調整する
エアミックスダンパ12が設けられている。このように
構成されているので、外気または内気導入口3,4から
流入した空気は、エバポレータ7またはヒータコア6を
通過して空調された後、各吹出口10,11を経て車室
内に吹き出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、図6において、
符号20で示したものは壁部である。壁部20が設けら
れていない場合、図7のグラフのようにダンパの開度と
空調温度とが線形で対応せず、温度コントロールに不具
合が生じる。これは次の事項が原因とされている。すな
わち、壁部20が設けられていないと、図8のようにエ
アミックスダンパ13が中間部に開いている場合、ヒー
タコア6側は流路の圧損が大きいため、空気はヒータコ
ア6側には流れにくい。このため、エアミックスダンパ
13を開いても、温度が上昇しにくいのである。これを
解決するためには、エアミックスダンパ13を開閉する
リンク機構を改良してエアミックスダンパ13を非線形
状に開閉させるようにすることもできるが、リンク構造
が複雑になってしまう。このため、容易に温度コントロ
ールを可能とする構成として、図6に示した壁部20を
設けることにより、エアミックスダンパ13の上部の流
路断面積を小さくして空気を流れにくくさせることによ
り、空気のヒータコア6への流動を促して線形の温度上
昇を実現させている。しかしながら、上記の構成では、
冷房時においては壁部20が圧損となって風量が減少し
てしまうという問題があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、温度コントロールを線形に保ち、かつ、冷房時の
圧力損失の低下を防ぐことができる空気調和装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、空気を冷却するエバポレータと、空気を加熱するヒ
ータコアと、回動自在であって、その回動角に応じて、
前記エバポレータを通過した空気を、前記ヒータコア側
へ送る一側流路と、前記ヒータコアを通さない他側流路
とに分岐させるエアミックスダンパとを備え、該エアミ
ックスダンパには、前記他側流路側の側面に、空気の流
動を抑制する抵抗体が設けられていることを特徴とす
る。
【0006】この発明においては、エアミックスダンパ
によって分岐された流路のうち、ヒータコアを通らない
他側流路側に抵抗体が設けられているため、該他側流路
側には空気が流れにくくなる。相対的にヒータコアによ
り多くの空気が流れるため、エアミックスダンパの開度
と空調温度とを線形に近づけることができる。エアミッ
クスダンパが他側流路側が全開となる状態に位置した場
合、エアミックスダンパは前記一側流路のあった側に位
置するため、他側流路の流路断面積は十分に確保され
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気調和装置において、前記エアミックスダンパに
は、回動軸を中心として回動自在に設けられた板体と、
該板体から前記他側流路側に垂直に立設された前記抵抗
体としての抵抗板が設けられていることを特徴とする。
【0008】この発明においては、抵抗体として抵抗板
が立設されていることにより、空調空気が抵抗板に阻ま
れて圧損となり、他側流路への流動が抑制される。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の空気調和装置において、前記抵抗体は、前記
エアミックスダンパの先端から所定距離基端側に位置し
て設けられていることを特徴とする。
【0010】この発明においては、エアミックスダンパ
が前記一側流路が全開となる位置にある場合、抵抗体が
エアミックスダンパの背後に収納され、風量への影響が
防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、従来と同一の構成
については同一の符号を用い、その説明を省略する。図
1に空気調和装置としての温調ユニットの断面図を示し
た。ケーシング2の内部は空気流路となっており、エバ
ポレータ7は流路断面積全体を占めている。エバポレー
タ7と吹出口10,11との間の下部にはヒータコア6
が設けられている。符号30はエアミックスダンパであ
る。エアミックスダンパ30は、回動軸31を中心とし
て回動自在に設けられた板体32と、該板体32に垂直
に立設された抵抗板(抵抗体)33とを備えている。回
転軸31は、ケーシング2内部の空気流路の幅方向に延
在し、その高さ位置はケーシング2の略中央部でヒータ
コア6の上端近傍となっている。板体32は、先端をエ
バポレータ7側に向け、ケーシング2内部の空気流路
を、下部の暖気流路(一側流路)40と、上部の冷気流
路(他側流路)41とに仕切り、回動によりこれらの仕
切りの分割比が変わることにより空調空気の温度がコン
トロールされるようになっている。抵抗板33は、板体
32の冷気流路41側の側面に垂直に立設されている。
その位置は、板体32の先端から所定距離基端側、すな
わち、板体32を最も上方に回動させて、その先端をケ
ーシング2と接触させたときに、板体32とケーシング
2との間に抵抗板33が収容される位置となっている。
これにより、抵抗体33は板体32の上方への回動を規
制しないようになっている。また、板体32の長さは1
20mm、抵抗体33は、板体32の先端から72mm
の位置に設けられており、その高さは36mmとなって
いる。
【0012】このように構成されていることにより、本
例での空気調和装置は、以下のようにエアミックスダン
パが回動する。図1は暖気流路40が全開(冷気流路4
1が全閉)となった状態である。この状態では、板体3
2の先端がケーシング2と接触し、抵抗体33は板体3
2とケーシング2との間に収容されている。したがっ
て、抵抗板33は暖気流路40における風量を抑制しな
い。エアミックスダンパ30が回動すると、図2のよう
に中間状態となる。この状態では、エアミックスダンパ
30によって分岐された空気は、冷気流路41と暖気流
路40との双方に流れるが、冷気流路41側には抵抗板
33が設けられているため、抵抗板33が圧損となって
冷気流路41に空気が流れにくくなる。相対的にヒータ
コア6には多くの空気が流れるため、この状態における
空調空気の温度が上昇し、エアミックスダンパ30の開
度と空調温度との関係を、図3に示すように線形に近づ
けることができる。さらにエアミックスダンパ30が回
動すると、図4に示すように冷気流路41が全開(暖気
流路40が全閉)となる。この状態では、エアミックス
ダンパ30は暖気流路40側に位置して冷気流路41の
障害とならないため、抵抗板33は冷気の風量を抑制し
ない。
【0013】以上のように、本例の空気調和装置におい
ては、冷房運転時の圧損を生ずることなく、温度コント
ロールを線形に近づけることができる。
【0014】なお、抵抗体として抵抗板33を挙げて説
明したが、空気の流動を抑制するものであれば、いかな
るものであってもよい。また、板状でなく、ブロック状
などであってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
以下の効果を得ることができる。請求項1及び2に記載
の発明によれば、冷房運転時の圧損を生ずることなく、
温度コントロールを線形に近づけることができる。請求
項3に記載の発明によれば、エアミックスダンパが、一
側流路が全開となる位置にある場合、抵抗体がエアミッ
クスダンパの背後に収納されるため、風量への影響が防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態として示した空気調和装
置の温調ユニットの断面図である。
【図2】 同温調ユニットの断面図であり、エアミック
スダンパが中間部に回動した状態を示した図である。
【図3】 同空気調和装置におけるエアミックスダンパ
と空調温度との関係を示した図である。
【図4】 同温調ユニットの断面図であり、エアミック
スダンパが最も下方に回動した状態を示した図である。
【図5】 従来の空気調和装置の温調ユニットの斜視図
である。
【図6】 同温調ユニットの断面図である。
【図7】 従来の空気調和装置におけるエアミックスダ
ンパと空調温度との関係を示した図である。
【図8】 従来の空気調和装置において、エアミックス
ダンパが中間部に位置した場合を示した断面図である。
【符号の説明】
6 ヒータコア 7 エバポレータ 30 エアミックスダンパ 31 回転軸 32 板体 33 抵抗板(抵抗体) 40 暖気流路(一側流路) 41 冷気流路(他側流路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を冷却するエバポレータと、空気を
    加熱するヒータコアと、回動自在であって、その回動角
    に応じて、前記エバポレータを通過した空気を、前記ヒ
    ータコア側へ送る一側流路と、前記ヒータコアを通さな
    い他側流路とに分岐させるエアミックスダンパとを備
    え、 該エアミックスダンパには、前記他側流路側の側面に、
    空気の流動を抑制する抵抗体が設けられていることを特
    徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和装置におい
    て、 前記エアミックスダンパには、回動軸を中心として回動
    自在に設けられた板体と、該板体から前記他側流路側に
    垂直に立設された前記抵抗体としての抵抗板が設けられ
    ていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和装置
    において、 前記抵抗体は、前記エアミックスダンパの先端から所定
    距離基端側に位置して設けられていることを特徴とする
    空気調和装置。
JP2001228379A 2001-07-27 2001-07-27 空気調和装置 Withdrawn JP2003039929A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001228379A JP2003039929A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001228379A JP2003039929A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003039929A true JP2003039929A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19060897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001228379A Withdrawn JP2003039929A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003039929A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104442279A (zh) * 2014-11-12 2015-03-25 无锡科思电子科技有限公司 一种基于路程规划的车载空调控制方法
US9656134B2 (en) 2000-06-16 2017-05-23 Skyhawke Technologies, Llc. Personal golfing assistant and method and system for graphically displaying golf related information and for collection, processing and distribution of golf related data
US9656147B2 (en) 2000-12-19 2017-05-23 Appalachian Technology, Llc Golf player aid with stroke result forecasting
WO2022255347A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社ヴァレオジャパン 車両用空調装置
WO2022255345A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社ヴァレオジャパン 車両用空調装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9656134B2 (en) 2000-06-16 2017-05-23 Skyhawke Technologies, Llc. Personal golfing assistant and method and system for graphically displaying golf related information and for collection, processing and distribution of golf related data
US9656147B2 (en) 2000-12-19 2017-05-23 Appalachian Technology, Llc Golf player aid with stroke result forecasting
CN104442279A (zh) * 2014-11-12 2015-03-25 无锡科思电子科技有限公司 一种基于路程规划的车载空调控制方法
WO2022255347A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社ヴァレオジャパン 車両用空調装置
WO2022255345A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社ヴァレオジャパン 車両用空調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3937626B2 (ja) 車両用空調装置
JP3584681B2 (ja) 車両用空調装置
JP6101065B2 (ja) 車両用空調装置
JP4811385B2 (ja) 車両用空調装置
JPH1148752A (ja) 車両用空調装置
JP2003039929A (ja) 空気調和装置
JP4178866B2 (ja) 車両用空調装置
JP4811384B2 (ja) 車両用空調装置
CN110871662B (zh) 车辆用空调装置
KR20030016820A (ko) 2층 공기유동형 자동차용 공기조화장치
JP3694990B2 (ja) 車両用空調装置
JPS62155115A (ja) 車両用空気調和装置
JP2001097022A (ja) 車両用空気調和装置
KR102533416B1 (ko) 차량용 공조장치
JP2000296712A (ja) 車両用空調装置
JP2001171332A (ja) 車両用空調装置
JP2007153235A (ja) 車両用空調装置
JP2003211934A (ja) 車両用空調装置
JP3815319B2 (ja) 車載用空調装置
JP2000185541A (ja) 車両用空調装置
JP2000085334A (ja) 車両用空調装置
KR101997620B1 (ko) 차량용 공조장치
KR101438090B1 (ko) 차량용 공조장치
JP2002264633A (ja) 空気通路開閉装置および車両用空調装置
JPH10250352A (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007