JPH10250352A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10250352A
JPH10250352A JP9059270A JP5927097A JPH10250352A JP H10250352 A JPH10250352 A JP H10250352A JP 9059270 A JP9059270 A JP 9059270A JP 5927097 A JP5927097 A JP 5927097A JP H10250352 A JPH10250352 A JP H10250352A
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air passage
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恒吏 高橋
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誠一 長屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両幅方向の両端それぞれに設けられた吹出
口から、乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すように
構成された車両用空調装置において、各吹出口から吹き
出される空調風の温度差を低減することを目的とする。 【解決手段】 第1の側方用吹出開口部19aと第2の
側方用吹出開口部19bとは、冷風通路と湾曲した温風
通路との併設方向(車両幅方向)と直交する方向に並ぶ
ように形成されている。そして、これら開口部には三方
分岐ダクト13取り付けられ、三方分岐ダクト13によ
り、第1の側方用吹出開口部19aに送風された空調風
を、車両一端側(右側)に送風し、第2の側方用吹出開
口部19bに送風された空調風を車両他端側(左側)に
送風する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関するもので、特に車両幅方向の両端部に設けられた吹
出口から吹き出される空調風の温度調整に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の全体概略構成を
図7に示す。車両用空調装置100は、車室内に向かう
流路をなす空調ケース101内に、エバポレータ102
とヒータコア103とを車両幅方向に並ぶように配置
し、エバポレータ102とヒータコア103とを車両幅
方向に送風空気が流れるようになっている(一般的に横
置ユニットと称され、以下横置ユニットと言う)。
【0003】そして、ヒータコア103がエバポレータ
102の下流側流路の一部に配置されていることから、
空調ケース101内にはエバポレータ102を通過した
冷風がヒータコア103をバイパスする冷風通路104
と、ヒータコア103を通過した温風が流れる温風通路
105とが形成されている。そして、温風通路105の
下流部は、冷風通路側(車両後方側)に湾曲するように
流路が形成されている。また、これら冷風通路104を
通過する冷風と、温風通路105を通過する温風との風
量割合は、エアミックスドア110にて調整される。
【0004】冷風通路104と湾曲した温風通路105
との空気下流側における空調ケース101には、乗員の
上半身に向けて空調風を送風するためのフェイス用開口
部107と、乗員の下半身に向けて空調風を送風するた
めのフット用開口部108と、車両窓ガラスの内面に向
かって空調風を吹き出すためのデフロスタ用開口部10
9とが設けられている。
【0005】そして、上記車両用空調装置におけるフェ
イス用開口部107は、車両制約上空調ケース101の
車両前方側の壁面に開口しており、車両幅方向中央に設
けられたセンターフェイス吹出口(図示しない)に空調
風を送風するためのセンターフェイス用開口部107a
と、車両幅方向の両端にそれぞれ設けられたサイドフェ
イス用開口部107bとサイドフェイス用開口部107
cとから構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そして、このような横
置ユニットにおいて、サイドフェイス用開口部107
b、107cには、これら開口部から吹き出された送風
空気を車室内に設置された吹出口に導くために延長ダク
トにて連結されている。詳しく説明するとサイドフェイ
ス用開口部107bは、延長ダクトによって車両幅方向
の一端側に設置された吹出口に連通しており、一方、サ
イドフェイス用開口部107cは、延長ダクトによって
車両幅方向の他端側に設置された吹出口に連通してい
る。
【0007】従って、図に示すようにサイドフェイス用
開口部107bと107cとは、それぞれ対応する吹出
口の位置に合わせて車両幅方向に並ぶように形成する
と、延長ダクトを複雑な形状とせずに、延長ダクトの取
り回し(接続作業)を容易に行うことができる。しかし
ながら、例えば上述した横置ユニットでは、その空調ケ
ース101の形状から、温風通路105を流れた温風は
矢印Xで示すように冷風通路104と温風通路105と
の併設方向(車両前後方向)のうち、冷風通路104側
に湾曲するように流れる。
【0008】一方、冷風通路104からの冷風は車両幅
方向に流れ、湾曲して向きを変えた温風と直交するよう
にぶつかって混合されるのであるが、冷風と温風とを良
好に混合することは難しく、冷風は矢印Yで示すように
冷風通路104の下流側に位置するサイドフェイス用開
口部107bに流れ込みやすく、湾曲するように流れる
温風は矢印Xで示すように温風通路105の下流側に位
置するサイドフェイス用開口部107cに流れ込みやす
くなる。
【0009】この結果、サイドフェイス用開口部107
bと107cとに送風される空調風に温度差が生じると
いう問題がある。つまり、上述した車両用空調装置にお
いて、矢印X、Yで示す流れを冷風通路104、温風通
路105とすると、冷風通路104と温風通路105と
は車両幅方向に並ぶように併設されていると考えられ
る。そして、この冷風通路104と温風通路105との
併設方向と同じ方向にサイドフェイス用開口部107b
とサイドフェイス用開口部107cが併設され、さらに
冷風通路104の下流側にサイドフェイス用開口部10
7bが、温風通路105の下流側にサイドフェイス用開
口部107cが設けられているので、サイドフェイス用
開口部107bと107cとに送風される空調風に温度
差が生じるのである。
【0010】そこで、本発明者は、冷風通路104と温
風通路105との併設方向に対して直交する方向にサイ
ドフェイス用開口部107bと107cとを並ぶように
形成すれば、一方の開口部に冷風が他方の開口部に温風
が流れ込み易くなるといったことが無く、各開口部に同
じ温度の空調風が送風でき、この結果上記温度差を低減
できるのでないかと考えた。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような考えにより、
本発明では上記目的と達成するために請求項1ないし請
求項3記載の発明では、第1の上半身用送風路(22、
24)と第2の上半身用送風路(23)との各空気取入
部である第1、第2の上半身用開口部(19a、19
b)は、冷風通路(6)と温風通路(7)との併設方向
と直交する方向に並ぶように設けられており、さらに第
1の上半身用送風路(22、24)は、車両幅方向の一
端側に延びるように形成されており、第2の上半身用開
口部(23)は、車両幅方向の他端側に延びるように形
成されており、第1の上半身用送風路(22、24)と
第2の上半身用送風路(23)とは、空調ケース(3、
4)のうち、冷風通路(6)および温風通路(7)の空
気下流側に接続された分岐ダクト(13)にて構成され
ていることを特徴としている。
【0012】これにより、冷風通路を流れる冷風もしく
は温風通路を流れる温風が、第1の上半身用開口部と第
2の上半身用開口部のうち一方に流れ込みやすくなると
いうことが無くなり、第1の上半身用開口部と第2の上
半身用開口部とに送風される空調風の温度差を低減する
ことができる。これに加え、第1の上半身用送風路は、
車両幅方向の一端側に延び、第2の上半身用送風路は、
車両幅方向の他端側に延び、これら第1の上半身用送風
路と第2の上半身用送風路とは分岐ダクトにて構成され
ているので、これら送風路と対応する車室内の吹出口と
を連通するダクトを、複雑な形状にしなくても済む。こ
の結果、上記ダクトの取り回しを容易に行うことができ
る。
【0013】また、請求項3記載の発明では、空調ケー
ス(2、3)のうち、冷風通路(6)および温風通路
(7)の空気下流側には、三方分岐ダクト(3)に空気
を送風する吹出用開口部(9)が形成されており、第1
の上半身用開口部(19a)と第2の上半身用開口部
(19b)とは常時開口するように構成され、分岐ダク
ト(16)が前記空調ケース(3、4)に接続された状
態では、吹出用開口部(9)から送風された空調風は、
第1の上半身用開口部(19a)と第2の上半身用開口
部(19b)とに分かれるように送風され、さらに分岐
ダクト(16)内には、中央送風路(20)を第1の上
半身用送風路(22、24)および第2の上半身用送風
路(23)に対して仕切る仕切部(17)が形成されて
おり、空調ケース(3、4)内には、中央送風路(2
0)を開閉するドア部材(11)が設けられており、ド
ア部材(11)が中央送風路(20)を閉塞するときに
は、仕切部(17)と前記ドア部材(11)とが当接す
ることで、ドア部材(11)と中央送風路(20)とを
シールするように構成されていることを特徴としてい
る。
【0014】これにより、前記ドア部材にて前記中央送
風路を閉塞するときには、上記仕切部にて、ドア部材と
中央送風路とを容易にシールすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に本実施形態における車両用空
調装置の概略構成図を示す。なお、本実施形態における
車両用空調装置は左ハンドル用のものである。本実施形
態における車両用空調装置1は、複数の空調ケースが結
合されることで車室内に向かう空気流路を構成してい
る。そして、空調ケースは大別して3つの空調ユニット
部が結合されて構成されており、具体的には内外気送風
ユニット部(図示しない)、クーラーユニット部2と、
ヒータユニット部3とからなる。そして、これらユニッ
ト部は、図1に示すように車両幅方向で、車両右側から
車両左側に順に並ぶように設置されている。
【0016】内外気送風ユニット部は、図1中図示しな
いが最空気上流側に、内気導入口と外気導入口とが形成
されており、これら導入口は、内外気切換ドアにて選択
的に切り換えらえる。そして、内外気送風ユニット部内
で、上記内外気切換ドアの空気下流側には、送風機が設
置されており、この送風機が作動することにより、内外
気切換ドアにて選択された空気(内気もしくは外気)を
ユニット内に吸引するようになっている。
【0017】クーラユニット部2内には、冷凍サイクル
の一構成部であるエバポレータ(冷却用熱交換器)4
が、クーラーユニット部2内の流路を全面塞ぐように設
置されている。なお、上記冷凍サイクルは、圧縮機と、
凝縮器と、膨張手段と、上記エバポレータ4である蒸発
器とを備える周知のものである。ヒータユニット部3
は、上記エバポレータ4を通過した空気を適度加熱する
加熱部を構成するもので、内部にエンジン冷却水を熱源
としたヒータコア5(加熱用熱交換器)が設置されてい
る。そして、エバポレータ4とヒータコア5とは、図1
に示すように車両幅方向に並ぶように設置されている。
これにより、エバポレータ4およびヒータコア5を通過
する空気は、車両幅方向に向かって流れるようになって
いる。
【0018】そして、ヒータコア5が、図1に示すよう
にヒータユニット部3内の流路の一部に設置されている
ことから、ヒータユニット部3内には、上記エバポレー
タ4にて冷却された冷風が、ヒータコア5をバイパスす
る冷風通路6が設けられている。ヒータコア5の下流側
には、ヒータコア5を通過して加熱された温風が流れる
温風通路7が設けられている。この温風通路7は、図1
に示すように上記冷風通路6と車両前後方向に並ぶよう
に併設されている。
【0019】図1に示すように温風通路7の下流側は、
冷風通路6と温風通路7との併設方向(車両前後方向)
において、冷風通路6側(車両後方側)に向かって湾曲
するように形成されている。さらに、図1に示すように
ヒータユニット部3内には、冷風通路6を流れる冷風
と、温風通路7を流れる温風との風量割合を調節するエ
アミックスドア8が、図1中矢印aで示す範囲を回動可
能に設けられている。そして、このエアミックスドア8
の回動位置により、冷風通路6と温風通路7との風量割
合が調節され、これらを冷風と温風とを混合させること
で、所望の空調風を温度に調節される。なお、本実施形
態では、このエアミックスドア8は、乗員によって手動
にて切り換えるマニュアルタイプのものである。
【0020】冷風通路6と温風通路7との空気下流側に
おけるヒータユニット部3には、車室内に設けられた吹
出口(図示しない)に空調風を送風するための吹出開口
部が形成されている。具体的には、乗員の上半身に向け
て空調風を吹き出すためのフェイス吹出開口部9と、乗
員の下半身に向けて空調風を吹き出すためのフット吹出
開口部(図1中紙面裏側、図示されていない)と、車両
窓ガラス(図示しない)の内面に向かって空調風を吹き
出すためのデフロスタ吹出開口部10とが形成されてい
る。
【0021】フェイス吹出開口部9の空気下流側には、
後述する三方分岐ダクト13が取り付けられるが、この
フェイス吹出開口部9と三方分岐ダクト13との詳細
は、後にする。デフロスタ吹出開口部10は、図1に示
すようにヒータユニット部3の上方に位置する壁面に形
成されており、フット吹出開口部は、図1中図示されて
いないが丁度デフロスタ吹出開口部10とは反対側で、
ヒータユニット部3の下方に位置する壁面に形成されて
いる。これらフット吹出開口部とデフロスタ吹出開口部
10とは、それぞれ図示しないフット用切換ドアとデフ
ロスタ用切換ドアとにて開閉される。
【0022】また、フェイス吹出開口部9は、図1に示
すようにフェイス切換ドア11にて開閉される。そし
て、このフェイス切換ドア11は、回転軸12によりヒ
ータユニット部3内を回動可能となっている。また、こ
の回転軸12は、軸方向が天地方向(図1中紙面表裏方
向)となるように、かつヒータユニット部3内で最も右
側に設置されている。これにより、フェイス切換ドア1
1は、図1中矢印bで示す範囲を回動可能となってい
る。なお、本実施形態では、上記切換ドアは乗員により
手動にて切り換えるマニュアルタイプのものである。
【0023】次に、フェイス吹出開口部9の詳細を図2
に基づいて説明する。なお、図2は三方分岐ダクト13
をヒータユニット部3から取り外し、図1中矢印A方向
から見た概略正面図である。図2に示すようにフェイス
吹出開口部9は、ヒータユニット部3の車両前方側(冷
風通路6と湾曲した温風通路7との空気下流側)の壁面
14に開口しており、本実施形態では略長方形状を呈し
ている。また、本実施形態においては、この壁面14の
うち、フェイス吹出開口部9は、図2中左側部分に形成
されている。
【0024】そして、ヒータユニット部3の壁面14に
は、フェイス吹出開口部9の開口縁の一部に沿って車両
前方側(図2中紙面上方側)に突出するように取付部1
5が形成されている。取付部15は、図2に示すように
略長方形状のフェイス吹出開口部9の開口縁の三辺を含
み、図2中右側に延びるように略5角形状に形成されて
いる。
【0025】そして、このヒータユニット部3の壁面1
4には、上記フェイス吹出開口部9を覆うように三方分
岐ダクト13が取付られるのであるが、以下図3および
図4に基づきこの三方分岐ダクト13を説明する。な
お、図3は、三方分岐ダクト13をヒータユニット部3
から図1中下方に取り外し、図1中矢印B方向から見た
図であり、三方分岐ダクト13の単体図である。図4は
図1中矢印A方向から見た概略透視図である。
【0026】三方分岐ダクト13は、図3に示すように
ポリプロピレン等の樹脂材にて上記取付部15に合わせ
て外形が約5角形状のダクトとなっている。そして、三
方分岐ダクト13は、内部に取り入れられた空調風が3
方に分岐するような流路を構成するものである。三方分
岐ダクト13は、図3中紙面手前側(空気上流側)に位
置する略五角形状の空気取入口16は、ほぼ同一平面状
に開口している。
【0027】三方分岐ダクト13内のほぼ中央部には、
図3、4に示すように三方分岐ダクト13内を仕切るよ
うに略六角形状の仕切部17が一体形成されている。そ
して、この六角形状の仕切部17により、上記フェイス
吹出開口部9から送風される空調風は、上記仕切部17
を開口縁とした中央用吹出開口部18と、この中央用吹
出開口部18のまわりに位置し、空気取入口16と仕切
部17とで形成された側方用吹出開口部19とに分流さ
れる。
【0028】側方用吹出開口部19は、図3に示すよう
に丁度中央用吹出開口部18の周囲に沿って略環状に形
成されているが、本実施形態では、仕切部17の一部
が、図3中上方に延びるようにして環状の側方吹出開口
部19の一部を仕切っている。これにより、側方用吹出
開口部19は、その空気取入口の形状が略C字状になっ
ている。
【0029】次に、三方分岐ダクト13のヒータユニッ
ト部3への取付構造を図2および図3に基づき簡単に説
明する。このような三方分岐ダクト13は、三方分岐ダ
クト13の空気取入口16が、丁度ヒータユニット部3
の壁面14と対向するように取り付けられる。なお、こ
の三方分岐ダクト13は、例えばビス等の固定部材や、
爪嵌合などでヒータユニット部3の壁面14に取り付ら
れる。
【0030】そして、この際、三方分岐ダクト13の空
気取入口16の開口縁部は、丁度、ヒータユニット部3
の壁面14から突出した取付部15に嵌合するようには
め込まれる。具体的には、本実施形態では、ヒータユニ
ット部3の取付部15は、先端部が薄肉状に形成されて
おり、一方、空気取入口16の開口縁部は、取付部15
の先端部がはまり込むように溝形状を呈している。
【0031】さらに、三方分岐ダクト13の仕切部17
と対向する壁面14には、図2に示すようにヒータユニ
ット部3の壁面14から突出するように突出部22が形
成されている。そして、この突出部の22形状も、先端
部が薄肉形状に形成されており、上記仕切部17が、こ
の先端部がはまり込むように溝形状を呈している。そし
て、図4に示すように三方分岐ダクト13がヒータユニ
ット部3の壁面14に取り付けられた状態では、三方分
岐ダクト13の仕切部17が壁面14の突出部22に嵌
合する。また、仕切部17のうち、図4中左側半分は、
丁度壁面14に開口したフェイス吹出開口部9と対向配
置されている。つまり、図4に示すように中央用吹出開
口部部18と側方用吹出開口部19との右側半分は、丁
度壁面14にて塞がれるようになっている。
【0032】次に、三方分岐ダクト16内の空気流路に
ついて図3および図4に基づき説明する。三方分岐ダク
ト16は、図3に示すように仕切部17によって中央用
吹出開口部18から取り入れられた空調風が、上記側方
用吹出開口部19から取り入れられた空調風と混ざらな
いように中央用流路20(中央用送風路)が形成されて
いる。そして、この中央用流路20は、図3中矢印dで
示すように車両前方側、かつ上方に向かって延びるよう
に形成されている。
【0033】そして、この中央用流路20の下流側の中
央吹出部21は、図4に示すように略長方形状を呈して
いる。中央吹出部21は、車両幅方向における車室内中
央部設けられ、乗員の上半身に空調風を吹き出すための
センターフェイス吹出口(図示しない)に連通してい
る。つまり、中央用流路20は、車室内の車両幅方向の
ほぼ中央部から、乗員の上半身に向けて空調風を送風す
るためのものである。
【0034】一方、側方用吹出開口部19に送風される
空調風は、図4に示すように壁面14によって側方用吹
出開口部19の半分が塞がれるように構成されているの
で、側方用吹出開口部19は、図3中上方に位置する第
1の側方用吹出開口部19a(第1の上半身用開口部)
と、図3中下方に位置する第2の側方用吹出開口部19
b(第2の上半身用開口部)の2つに仕切られる。
【0035】そして、第1の側方用吹出開口部19aか
ら取り入れられた空調風は、流路22(第1の上半身用
送風路)図3および図4中矢印eで示す車室内のうち車
両幅方向の一端側から乗員の上半身に向かって送風され
る。なお、この流路22は、三方分岐ダクト13の内壁
面とヒータユニット部3の壁面14によって形成されて
いる。
【0036】流路22の空気下流側における三方分岐ダ
クト13には、右側用空気吹出部24が形成されてお
り、この空気吹出部24は車室内の車両幅方向一端側
(右側)に設置されたサイドフェイス用吹出口(図示し
ない)に連通している。また、右側用空気吹出部24と
上記サイドフェイス用吹出口とは、実際には延長ダクト
にて連結されている。
【0037】前記空調ケース(2、3)のうち、前記冷
風通路および前記温風通路の空気下流側に設けられ、車
室内のうち車両幅方向の他端側から乗員の上半身に向け
て空調風を送風するための第2の上半身用送風路(2
3)とを有する車両用空調装置において、一方、第2の
側方用吹出開口部19bから取り入れられた空調風は、
図3および図4中矢印f、gで示すように送風される。
つまり、矢印fで示すように流路23(第2の上半身用
送風路)によって空調風は、下方から上方に流れたのち
に、車両幅方向の他端側(左側)に向かって送風される
ようになっている。また、矢印gで示す空調風は、流路
24(第1の上半身用送風路)によって下方から上方で
車両幅方向一端側(右側)に向けて送風されるようにな
っている。
【0038】なお、流路23は三方分岐ダクト13の内
壁面と、三方分岐ダクト13に一体的に形成された側方
ダクト部25によって形成されている。また、流路24
は、三方分岐ダクト13の内壁面とヒータユニット部3
の壁面14にて形成されている。また、流路24は上述
の右側用空気吹出部24と連通している。そして、図4
に示すように側方ダクト部25の空気下流側には、左側
用空気吹出部26が形成されている。左側用空気吹出部
26は、車室内で車両幅方向他端側(左側)に設置され
たサイドフェイス用吹出口(図示しない)と連通してい
る。また、この左側用空気吹出部26と上記サイドフェ
イス用開口部とは、実際には延長ダクトにて連通されて
いる。
【0039】ここで、右側用空気吹出部24には、第1
の側方用吹出開口部19aと第2の側方用吹出開口部1
9bとの双方から空調風が送られるようにしたのは以下
の理由からである。つまり、空調風は、図4中車両幅方
向右側から左側に向かって送風されたのち、紙面上方側
に湾曲するように流れる。そして、右側用空気吹出部2
4に送風される空調風は、矢印e、gで示すように再度
車両幅方向右側に戻るように流れるので通風抵抗が大き
く、風量が出にくい。
【0040】従って、右側用空気吹出部24には、第1
の側方用吹出開口部19aと第2の側方用吹出開口部1
9bとの双方から空調風が送られるようにすることで、
右側用空気吹出部24から吹き出される風量が減少する
ことを防止すると共に、右側用空気吹出口24と左側用
空気吹出部26とからほぼ等量の空調風が吹き出される
ようにしてある。
【0041】中央用吹出部21と、右側用空気吹出部2
4と、左側用空気吹出部26とは、ほぼ車両幅方向に並
ぶように形成配置されている。また、中央吹出部21と
右側用吹出部24とは、車両後方側に開口するように形
成されており、残りの左側用用開口部26は、車両左側
を向くように開口している。ところで、図4に示すよう
に回転軸12の軸方向におけるフェイス切換ドア11の
長さは、上記フェイス吹出開口部9の長さより小さくな
っている。これにより、フェイス切換ドア11が、図1
中矢印hで示す回動位置(後述のフェイスモード以外)
である場合は、フェイス切換ドア11の軸方向の両端側
に位置する、第1の側方用吹出開口部19aと第2の側
方用吹出開口部19bとの一部が開口するようになって
いる。
【0042】つまり、本実施形態における車両用空調装
置は、どのような吹出モードであっても、常時第1およ
び第2の側方用吹出開口部19a、19bとに空調風が
送風されるように構成されている。以下、図4および図
5に基づき、このフェイス切換ドア11が中央用吹出開
口部18を閉塞している状態を説明する。なお、図5
は、図4のE─E断面図である。
【0043】後述するフェイスモード以外の吹出モード
では、中央用吹出開口部18はフェイス切換ドア11に
よって閉塞されるのであるが、この際フェイス切換ドア
11は、図4に示すように中央吹出開口部18の仕切部
17の端面と当接するとともに、ヒータユニット部3の
壁面14の内壁部ととも当接する。つまり、図4に示す
ように中央吹出開口部18の一部は、ヒータユニット部
3の壁面14と対向配置されているので、フェイス切換
ドア11が中央吹出開口部18の仕切部17全部と当接
することはできない。そこで、本実施形態では、この壁
面14の内壁部の一部をシール面として利用している。
【0044】さらに、このフェイス切換ドア11は平板
状を呈しているので、上記内壁部と上記仕切部17とを
同一平面上となるように形成すると、シールが行い易く
なる。をこで、本実施形態では、図5に示すようにフェ
イス吹出開口部9と対向する仕切部17は、ヒータユニ
ット部3の壁面14と対向する仕切部17よりも、フェ
イス吹出開口部9内に突出するように形成されている。
なお、図5中31はフェイス切換ドア11にはりつけら
れたシール部材で、例えば発泡樹脂材にて形成されたパ
ッキンである。
【0045】次に、本実施形態における吹出モードにお
ける空気の流れを説明する。 (フェイスモード)フェイスモードでは、フェイス切換
ドア11が図1中kで示す回動位置となり、フェイス吹
出開口部9を全開する。また、フット切換ドアにてフッ
ト吹出開口部が全閉されると共に、デフロスタ用開口部
10がデフロスタ切換ドアにて全閉される。これによ
り、エアッミクスドア8にて温調された空調風は、全て
フェイス吹出開口部9に送風されることになる。そし
て、フェイス吹出開口部9から吹き出された空調風は、
三方分岐ダクト13に形成された中央吹出開口部18
と、第1の側方用吹出開口部19aと、第2の側方用吹
出開口部19bとに送風される。
【0046】中央吹出開口部18に送風された空調風
は、図3中矢印dに示すように流路20を通過して、中
央用吹出部21から上記センタフェイス吹出口に送風さ
れる。第1の側方用開口部19aに送風された空調風
は、図3中矢印eで示すように流路22を流れて右側用
吹出部24に送風される。一方、第2の側方用開口部1
9bに送風された空調風は、図3中矢印gで示すように
中央吹出開口部18の仕切部17を回り込むようにして
流路23を流れて右側用吹出部24に送風されると共
に、図3中矢印fで示すように流路24を流れて左側用
吹出部26に送風される。
【0047】ところで、上記第1の側方用吹出開口部1
9aと、第2の側方用吹出開口部19bとは、図4に示
すように冷風通路6と湾曲した温風通路7との併設方向
(図3中車両幅方向)と直交する方向(上下方向)に中
央用吹出開口部18を挟んで並ぶように形成されてい
る。つまり、第1の側方用吹出開口部19aと第2の側
方用吹出開口部19bとを上記併設方向に並ぶように形
成すると、第1の側方用吹出開口部19aと第2の側方
用吹出開口部19bと似送風される空調風に温度差が生
じるという問題がある。
【0048】しかしながら、本実施形態では、上記第1
の側方用吹出開口部19aと、第2の側方用吹出開口部
19bとは、上記併設方向と直交する方向に並ぶように
形成したので、これら開口部のいずれかに冷風もしくは
温風が流れ込みやすくなるということは無い。この結
果、上記第1の側方用吹出開口部19aと、第2の側方
用吹出開口部19bとに送風される空調の温度差を低減
することができる。
【0049】さらに、本実施形態では、上述したように
第1の側方用吹出開口部19aと第2の側方用吹出開口
部19bとを上下方向に並ぶように配置し、さらにこれ
ら開口部を覆うように三方分岐ダクト13を接続した。
そして、三方分岐ダクト13内の流路22により、第1
の側方用吹出開口部19aに送風された空調風を車両一
端側(右側)に取り出した。また、三方分岐ダクト13
内の流路23により、第2の側方用吹出開口部19aに
送風された空調風を車両他端側(左側)に取り出した。
【0050】そして、上述したように三方分岐ダクト1
3には、車室内の一対の図示しないサイドフェイス吹出
口まで流路を延長する延長ダクトが取り付けられる。こ
の延長ダクトは、例えばヒータユニット部3の下流側か
ら車両幅方向一端側(右側)に延びるように配置される
ものと、ヒータユニット部3の下流側から車両幅方向他
端側(左側)に延びるように配置されるものとがある。
【0051】従って、本実施形態のように三方分岐ダク
ト13に上記流路22、23、24を形成しておくこと
で、これら流路と対応する上記サイドフェイス吹出口と
を連通する上記延長ダクトを複雑な形状とせずにすむ。
この結果、、容易に延長ダクトの取り回しを行うことが
でき、延長ダクトの接続作業を容易に行うことができ
る。
【0052】(バイレベルモード)バイレベルモードで
は、フェイス切換ドア11が図1中mの中間回動位置と
なり、フェイス吹出開口部9を開口するとと共に、フッ
ト切換ドアにてフット吹出開口部が開口し、デフロスタ
吹出開口部10は、デフロスタ切換ドアにて全閉され
る。
【0053】これにより、エアッミクスドアにて温調さ
れた空調風は、フェイス吹出開口部9とフット吹出開口
部との双方に送風されることになる。そして、フェイス
吹出開口部9から吹き出された空調風は、三方分岐ダク
ト13に形成された中央吹出開口部18と、第1の側方
用吹出開口部19aと、第2の側方用吹出開口部19b
とに送風される。以後、空調風の流れは上記フェイスモ
ードと同様なので、説明は省略する。
【0054】(フットモード)フットモードでは、フェ
イス切換ドア11が図1中hの回動位置となり、中央用
吹出開口部18を全閉するとと共に、フット切換ドアに
てフット吹出開口部が全開されると共に、デフロスタ吹
出開口部10は、デフロスタ切換ドアにて若干開口され
る。
【0055】これにより、エアッミクスドアにて温調さ
れた空調風は、大部分がフット吹出開口部に送風され、
残りの一部はデフロスタ吹出開口部10に送風されるこ
とになる。この後、フェイス吹出開口部8から吹き出さ
れた空調風は、三方分岐ダクト13に形成された中央吹
出開口部18と、第1の側方用吹出開口部19aと、第
2の側方用吹出開口部19bとに送風される。
【0056】また、このフットモードにおいては、フェ
イス切換ドア11にて、第1の側方用吹出開口部19a
の一部と、第2の側方用吹出開口部19bとの一部とを
塞ぐので、上記フェイスモードに比べ、第1の側方用吹
出開口部19aと第2の側方用吹出開口部19bとの開
口面積は小さくなる。このようにした理由としては、フ
ェイスモード以外の吹出モードでは、第1の側方用吹出
開口部19aと第2の側方用吹出開口部19bとから吹
き出される空調風の風量は、それほぼ多くする必要はな
いからである。
【0057】(フットデフモード)フットデフモードで
は、フェイス切換ドアが、図1中hで示す回動位置とな
り、中央用吹出開口部を全閉するとと共に、フット切換
ドアにてフット吹出開口部が全開されると共に、デフロ
スタ吹出開口部10は、デフロスタ切換ドアにて開口さ
れる。
【0058】また、中央用吹出開口部18と、第1の側
方用吹出開口部19aと、第2の側方用吹出開口部19
bとににも空調風は送風されるが、これについては上記
フットモードと同様であるので、説明は省略する。 (デフロスタモード)デフロスタモードでも、フェイス
切換ドア11が、図1中hで示す回動位置となり、中央
用吹出開口部18を全閉するとと共に、フット切換ドア
にてフット吹出開口部が全開し、デフロスタ吹出開口部
10は、デフロスタ切換ドアにて全開される。
【0059】これにより、エアッミクスドアにて温調さ
れた空調風は、デフロスタ吹出開口部10のみに送風さ
れることになる。また、第1の側方用吹出開口部19a
と、第2の側方用吹出開口部19bとににも空調風は送
風されるが、これについては上記フットモードと同様で
あるので、説明は省略する。ところで、以上説明した実
施形態では、どの吹出モードであっても、上記第1の側
方用吹出開口部19aと第2の側方用吹出開口部19b
とが開口するようにし、さらに三方分岐ダクト13に仕
切部17を形成し、この仕切部17をフェイス切換ドア
11とのシール面として利用した。
【0060】以下にこの理由を図6に基づき説明する。
なお、図6はヒータユニット部3と三方分岐ダクト13
とを模式的に表したものであり、上記図1ないし図5の
ものとは若干異なる。つまり、第1の側方用吹出開口部
19aと第2の側方用吹出開口部19aとがどの吹出モ
ードであっても開口している車両用空調装置において
も、必ず中央用吹出開口部18を閉塞する吹出モード
(フットモード、フットデフモード、デフロスタモー
ド)が存在する。
【0061】従って、フェイス切換ドア11にて、中央
用吹出開口部18を確実に閉塞するにはシール部が必要
となる。そこで、図6に示すように例えばヒータユニッ
ト部3の壁面14に開口したフェイス吹出開口部9に仕
切部30を形成することが考えられる。しかしながら、
この仕切部30とフェイス切換ドア11と当接させてシ
ールを行ったとしても、図6に示すようにフェイスモー
ド以外では、第1の側方用吹出開口部19aと第2の側
方用吹出開口部19bとから、中央用吹出開口部18に
空調風が漏れないようにシールしなければならない。従
って、上記仕切部30と中央用吹出開口部18とを確実
に連結しなければならなくなる。
【0062】この結果、中央用吹出開口部18に空調風
が入り込まないようにするには、例えば仕切部30と中
央用吹出開口部18との間に、シール部材等を介在させ
たりする必要があり、組み付け工数の増加、作業性の悪
化等の問題がある。また、仕切部30と三方分岐ダクト
13とを嵌合させるように構成することも考えられる
が、構造的に複雑となり成形が困難になるという問題が
ある。
【0063】従って、本実施形態のように、フェイス吹
出開口部9には仕切部30を形成せず、三方分岐ダクト
13内に仕切部17を形成し、フェイス切換ドア11に
て中央流路20を閉塞するときには、上記仕切部17に
て、フェイス切換ドア11と中央送風路20とを容易に
シールすることができる。この仕切部17をシール部と
して利用することで容易にシールすることができる。
【0064】以上、本発明の実施形態を述べたが、本発
明は以下に述べるような変形例に適用できる。上記実施
形態では、第1の側方用吹出開口部19aと第2の側方
用吹出開口部19bとをヒータユニット部3の車両後方
側に配置したが、例えばヒータユニット部3の上方部位
に配置するようにしてもよい。そして、この場合、第1
の側方用吹出開口部19aと第2の側方用吹出開口部1
9bとは車両幅方向に並ぶように形成すれば良い。
【0065】また、この形成位置を図1にて模式的に説
明すると、車両幅方向においてエアミックスドア8の回
転軸200右側に並ぶように形成すると良い。なお、こ
の場合、温風通路7を車両後方側に湾曲させる必要は必
ずしも無い。また、上記各実施形態において、例えばフ
ェイス切換ドア11にて中央吹出開口部18を閉塞する
とともに、第1の側方用吹出開口部19aと第2の側方
用吹出開口部19bとも閉塞するようなものに適用して
もよい。
【0066】また、上記各実施形態において、中央吹出
開口部18を挟むように、第1の側方用吹出開口部19
aと、第2の側方用吹出開口部19bとを形成したが、
この形成位置は任意に変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両用空調装置の
概略構成図である。
【図2】上記実施の形態におけるヒータユニット部3か
ら三方分岐ダクト13を取り外した状態における、図1
中矢印A方向から見た図である。
【図3】上記実施の形態における三方分岐ダクト13の
単体図であって、図1中B方向から見た図である。
【図4】上記実施の形態における図1中矢印A方向から
見た概略透視図である。
【図5】上記実施の形態における図4中E─E断面図で
ある。
【図6】ヒータユニット部3と三方分岐ダクト13とを
示す概略構成図であり、比較例を示す図である。
【図7】従来の車両用空調装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2 クーラーユニット部 3 ヒータユニット部 4 エバポレータ 5 ヒータコア 6 冷風通路 7 温風通路 19a 第1の側方用吹出開口部 19b 第2の側方用吹出開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ケース(2、3)内に空調風が車両
    幅方向へ送風されるように、車両幅方向に並ぶように冷
    却用熱交換器(4)と加熱用熱交換器(5)とを配置
    し、 前記空調ケース内(2、3)内に設けられ、前記冷却用
    熱交換器を通過した冷風が前記加熱用熱交換器をバイパ
    スする冷風通路(6)と、 前記空調ケース(2、3)内に設けられ、前記冷風通路
    (6)と車両前後方向に並ぶように併設され前記加熱用
    熱交換器を通過した温風が流れる温風通路(7)と、 前記空調ケース(2、3)のうち、前記冷風通路(6)
    および温風通路(6)の空気下流側に設けられ、車室内
    のうち前記車両幅方向の一端側から乗員の上半身に向け
    て空調風を送風するための第1の上半身用送風路(2
    2、24)と、 前記空調ケース(2、3)のうち、前記冷風通路および
    前記温風通路の空気下流側に設けられ、車室内のうち前
    記車両幅方向の他端側から乗員の上半身に向けて空調風
    を送風するための第2の上半身用送風路(23)とを有
    する車両用空調装置において、 前記第1の上半身用送風路(22、24)と前記第2の
    上半身用送風路(23)との各空気取入部である第1、
    第2の上半身用開口部(19a、19b)は、前記冷風
    通路(6)と前記温風通路(7)との併設方向と直交す
    る方向に並ぶように設けられており、 さらに前記第1の上半身用送風路(22、24)は、車
    両幅方向の一端側に延びるように形成されており、前記
    第2の上半身用送風路(23)は、車両幅方向の他端側
    に延びるように形成されており、 前記第1の上半身用送風路(22、24)と前記第2の
    上半身用送風路(23)とは、前記空調ケース(3、
    4)のうち、前記冷風通路(6)および前記温風通路
    (7)の空気下流側に接続された分岐ダクト(13)に
    て構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記分岐ダクト(13)は、前記車両幅
    方向のほぼ中央部から、乗員の上半身に向けて空調風を
    送風するための中央送風路(20)が形成された三方分
    岐ダクト(13)であることを特徴とする請求項1記載
    の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記空調ケース(2、3)のうち、前記
    冷風通路(6)および前記温風通路(7)の空気下流側
    には、前記三方分岐ダクト(3)に空気を送風する吹出
    用開口部(9)が形成されており、 前記第1の上半身用開口部(19a)と前記第2の上半
    身用開口部(19b)とは常時開口するように構成さ
    れ、 前記分岐ダクト(16)が前記空調ケース(3、4)に
    接続された状態では、前記吹出用開口部(9)から送風
    された空調風は、前記第1の上半身用開口部(19a)
    と前記第2の上半身用開口部(19b)とに分かれるよ
    うに送風され、 さらに前記分岐ダクト(16)内には、前記中央送風路
    (20)を前記第1の上半身用送風路(22、24)お
    よび前記第2の上半身用送風路(23)に対して仕切る
    仕切部(17)が形成されており、 前記空調ケース(3、4)内には、前記中央送風路(2
    0)を開閉するドア部材(11)が設けられており、 前記ドア部材(11)が前記中央送風路(20)を閉塞
    するときには、前記仕切部(17)と前記ドア部材(1
    1)とが当接することで、前記ドア部材(11)と前記
    中央送風路(20)とをシールするように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の車両用空調装置。
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