JPH11222021A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH11222021A
JPH11222021A JP2358098A JP2358098A JPH11222021A JP H11222021 A JPH11222021 A JP H11222021A JP 2358098 A JP2358098 A JP 2358098A JP 2358098 A JP2358098 A JP 2358098A JP H11222021 A JPH11222021 A JP H11222021A
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JP
Japan
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air
passage
door
conditioning case
defroster
Prior art date
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Application number
JP2358098A
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English (en)
Inventor
Koji Hisaka
幸司 日坂
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用空調装置において、フェイスモードに
おける吹出風の騒音低減を図ることを目的とする。 【解決手段】 車両用空調装置100の空調ケース2内
において、エアミックスドア9が全閉時に当接する仕切
り壁11は、デフロスタ通路12の入口部12aを覆う
ように形成されている。エアミックスチャンバー部8と
デフロスタ通路12との間には、回動可能なガイドドア
18が設けられ、このガイドドア18は、第1の所定位
置にあるとき、エアミックスチャンバー部8からデフロ
スタ通路12への空気流路を遮断し、第2の所定位置に
あるときは、この空気流路を開放するとともに、エアミ
ックスチャンバー部8において冷風通路6からの冷風
を、温風通路7からの温風に対して対向してぶつかるよ
うに案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、一般的な車両用空調装置200
を図6に示す。空調ケース2にて区画形成されるエアコ
ンユニット1内には、空気を冷却するエバポレータ(冷
房用熱交換器)3、空気を加熱するヒータコア(暖房用
熱交換器)4が設置されている。
【0003】そして、エバポレータ3下流には冷風が流
れる冷風通路6が、ヒータコア4下流には温風が流れる
温風通路7が形成され、これら冷風通路6および温風通
路7の下流側には、冷風と温風とを混合する混合空間で
あるエアミックスチャンバー部(空気混合部)8が設け
られている。また、空調ケース2内のエバポレータ3下
流且つヒータコア4上流には、温度調節用ドアであるエ
アミックスドア9が配置されている。このエアミックス
ドア9は、上記エアミックスチャンバー部8にて混合さ
れる温風と冷風との風量割合を調整し、空調風の温度を
所望の温度に調節するようになっている。
【0004】そして、所望の温度に調節された空調風
は、空調ケース2に設けられたデフロスタ吹出部12
b、フェイス吹出部13b及びフット吹出部140b、
141bから、吹出モード(フェイス、バイレベル、フ
ットデフ、フット、デフの各モード)に応じて、車室内
に吹出されるようになっている。なお、図6では、フェ
イスモードで、エアミックスドア9は全開の状態を示し
てある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記車両用
空調装置200においては、図6に示す様に、エアミッ
クスドア9は一端側を軸として回動する構成となってい
る。ここで、エアミックスドア9を大きくすると、エア
ミックスドア9とエバポレータ3との間隔を大きくとら
ねばならず、車両用空調装置の体格(図6の車両前後方
向の幅)が大きくなってしまう。ドアサイズを小さく
し、エバポレータ3に当たらないようにしつつ、限られ
た空間内でドアを回動させようとすると、エアミックス
ドア9の上側(全閉時)及び下側(全開時)には、デッ
ドスペースが生じてしまう。
【0006】そのため、上記車両用空調装置200にお
いては、図6に示す様に、上側及び下側のデッドスペー
ス部分に、空調ケース2から突出して形成された仕切り
壁10、11を設け、エアミックスドア9の全閉及び全
開時に、これら仕切り壁10、11にエアミックスドア
9が当接して、シール性を確保するようになっている。
【0007】ここで、エアミックスドア9が全閉時に当
接する上側の仕切り壁11は、エアミックスチャンバー
部8からデフロスタ吹出部12bへ空調風が流れるデフ
ロスタ通路12の一部を構成し、仕切り壁11の突出側
端部にデフロスタ通路12の入口部12aが位置する。
換言すれば、仕切り壁11は、デフロスタ通路12の入
口部12aを覆うようにして突出して設けられている。
【0008】そのため、図6に示す様に、フェイスモー
ドにおいて、空調風(冷風、温風またはこれらの混合
風、図6では冷風通路6からの冷風)がフェイス通路1
3だけでなく、この仕切り壁11の裏側のデフロスタ通
路12に回り込み、風の流れに乱れ(例えば渦流等)が
生じる。フェイスモードでは、車室内乗員の頭部に向か
って空調風が吹出されるため、この風の乱れによる騒音
が乗員の耳に聞こえやすく、問題となる。
【0009】本発明は上記点に鑑みて、車両用空調装置
において、フェイスモードにおける吹出風の騒音低減を
図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請
求項1記載の発明においては、空調ケース(2)内にお
いてデフロスタ通路(12)の入口部(12a)を覆う
ように形成され、温度調節用ドア(9)が全閉時に当接
する壁部(11)とを備える車両用空調装置において、
空調ケース(2)内の空気混合部(8)とデフロスタ通
路(12)との間には、回動可能なガイドドア(18)
が設けられ、このガイドドア(18)は、第1の所定位
置にあるとき、空気混合部(8)からデフロスタ通路
(12)への空気流路を遮断し、第2の所定位置にある
ときは、空気混合部(8)からデフロスタ通路(12)
への空気流路を開放することを特徴とする。
【0011】それによって、フェイスモードにおいて、
ガイドドア(18)を第1の所定位置とすることで、空
気混合部(8)からデフロスタ通路(12)への空気流
路を遮断するから、空調風が仕切り壁(11)の裏側の
デフロスタ通路(12)に回り込むのを防止できる。従
って、フェイスモードにおける吹出風の騒音低減を実現
できる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の車両用空調装置に加えて、ガイドドア(1
8)は、第2の所定位置にあるときは、空気混合部
(8)において冷風通路(6)からの冷風を、温風通路
(7)からの温風に対して対向してぶつかるように案内
することを特徴とする。それによって、フェイス部分に
吹出風が吹き出さない吹出モードにおいて、ガイドドア
(18)を第2の所定位置とすることで、冷風と温風と
を対向してぶつけ、エアミックス性を良くすることがで
きる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に本実施形態に係る車両用空調
装置100の構成図を示す。また、図1に示す方向性
は、車両用空調装置100が車両に搭載された状態のも
のである。車両用空調装置100は、内外気送風ユニッ
ト(図示しない)と、後述する空調用熱交換器を収納す
るエアコンユニット1とからなる。
【0015】内外気送風ユニットは、エアコンユニット
1内に内気または外気を選択的に送風するためのもので
ある。内外気送風ユニットには、内気導入口と外気導入
口と、これら導入口を選択的に切り換える内外気切換ド
アが設けられている。また、内外気送風ユニット内に
は、上記内気導入口または外気導入口からエアコンユニ
ット1に内気または外気を送風するための送風機が設け
られている。
【0016】エアコンユニット1は、車両幅方向(図1
中紙面表裏方向)の中央部に配置されており、上記内外
気送風ユニットと車両幅方向に並ぶように配置されてい
る。そして、エアコンユニット1においては、空調ケー
ス2が車室内への流路を構成しており、この空調ケース
2は、例えば、分割されたケース部分(図示せず)が爪
嵌合やC状のクリップ等の締結手段にて組付けられるこ
とで形成されている。
【0017】空調ケース2には、上記内外気送風ユニッ
トからの送風空気を取り入れるための空気取入口5が形
成されている。空調ケース2内には、空気取入口5から
取り入れられた空気を冷却するエバポレータ3(冷房用
熱交換器)と、通過する空気を加熱するヒータコア4
(暖房用熱交換器)とが車両前後方向に並ぶように配置
されている。
【0018】そして、上記内外気送風ユニット内の送風
機にて発生された送風空気は、車両幅方向に流れた後、
空気取入口5を通じて空調ケース2内で向きを変えて、
車両前方から後方に向かって流れ、エバポレータ3、ヒ
ータコア4の順に送風されるようになっている。上記エ
バポレータ3は、周知の冷凍サイクル装置の一構成部を
なすものであり、ここでは詳細は省略する。また、ヒー
タコア4も、エンジン冷却水を熱源とするもので周知の
ものであるので、ここでは説明は省略する。
【0019】ヒータコア4は、図1に示すように空調ケ
ース2内で、エバポレータ3の空気下流側の流路の一部
に配置されている。これにより、空調ケース2内には、
エバポレータ3にて冷却された冷風がヒータコア4をバ
イパスする冷風通路6が形成されるとと共に、ヒータコ
ア4の下流側には温風通路7が形成される。そして、こ
れら冷風通路および温風通路7との下流側には、冷風と
温風とが混合されて空調風が形成される空間であるエア
ミックスチャンバー部(空気混合部)8が設けられてい
る。
【0020】これら冷風通路6と温風通路7とは、上下
方向に並ぶように形成されており、ヒータコア4が空調
ケース2内の下方部位に配置されていることから、冷風
通路6が温風通路7の上方に位置するようになってい
る。また、冷風通路6は、車両前方から車両後方に向け
て延びるように形成されている。一方、温風通路7は、
図1に示すように上方に向かって延び、エアミックスチ
ャンバー部8に向かうように湾曲して形成されている。
これにより、エアミックスチャンバー部8において、冷
風通路6を流れる冷風と、温風通路7を流れる温風と
が、ぶつかって混合する。
【0021】本実施形態では、これら冷風通路6を流れ
る冷風と、温風通路7を流れる温風との風量割合を温度
調節用ドアであるエアミックスドア9にて調整すること
で、空調風の温度が調節されるようになっている。具体
的には、図1に示すように、エアミックスドア9はエバ
ポレータ3の下流側で、ヒータコア4の上流側に配置さ
れている。そして、このエアミックスドア9は、エアミ
ックスチャンバー部8にて混合される温風と冷風との割
合を調整し、空調風の温度を所望の温度に調節する。
【0022】エアミックスドア9は、板状に形成されて
おり、一端部に回転軸9aが設けられており、この回転
軸9aは空調ケース2に回転自在に支持されている。そ
して、エアミックスドア9は、その回転軸9aの軸方向
が図1中紙面表裏方向(車両幅方向)となるように配置
されている。、回動可能となっている。従ってエアミッ
クスドア9は、図1に示す全開時の位置から、図1の2
点鎖線で示す全閉時の位置の範囲で回動可能となってい
る。ここで、上記全開時にはエバポレータ3通過後の冷
風は、ヒータコア4を通らずにエアミックスチャンバー
部8へ流れ、上記全閉時には、エバポレータ3通過後の
冷風は、殆ど全てヒータコア4へと流れる。また、エア
ミックスドア9は、回転軸9aに連結された駆動手段と
してサーボモータ(図示しない)にて駆動されるように
なっている。
【0023】また、従来技術の欄にて述べた仕切り壁1
0、11(図6参照)と同様の仕切り壁10、11が本
実施形態においても形成されている。ここで、エアミッ
クスドア9の上側に位置する仕切り壁(壁部)11は、
空調ケース1の内壁から突出して形成されており、エア
ミックスドア9の全閉時のほかは、エバポレータ3から
の冷風は、この仕切り壁11の突出側端部とヒータコア
4上部との間を通ってエアミックスチャンバー部8へ抜
けるようになっている。
【0024】冷風通路6および温風通路7の下流側、す
なわちエアミックスチャンバー部8の下流側には、車室
内に設置された各吹出口に対応して連通する空気通路1
2〜14が形成されている。具体的には、図示しない車
両のフロントガラスの内面に向かって空調風を送風する
ためのデフロスタ通路12と、前席乗員の頭部に向かっ
て空調風を送風するためのフェイス通路13と、前席お
よび後席の乗員の足元に向かって空調風を送風するため
のフット通路14とが形成されている。
【0025】ここで、デフロスタ通路12は、仕切り壁
11の突出側端部近傍に位置するデフロスタ入口部12
aから空調ケース2外面に形成されたデフロスタ吹出部
12bまでの空気通路に相当する。デフロスタ入口部1
2aとデフロスタ吹出部12bとの間には空気通路を開
閉するデフロスタドア15が設けられており、吹出部1
2bには上記フロントガラスの内面付近に延びる図示し
ないダクト等が接続される。
【0026】フェイス通路13は、空調ケース2内のフ
ェイス入口部13aから空調ケース2外面のフェイス吹
出部13bまでの空気通路に相当する。フェイス入口部
13aには、このフェイス入口部13aを開閉するフェ
イスドア16が設けられている。また、フェイス吹出部
13bには車両計器盤(図示せず)の前面付近まで延び
る図示しないダクト等が接続される。
【0027】フット通路14は、空調ケース2内のフッ
ト入口部14aから空調ケース2外面のフット吹出部1
40b及び141bまでの空気通路に相当する。フット
入口部14aにこのフット入口部14aを開閉するフッ
トドア17が設けられている。また、フット通路14に
おいて、フット吹出部140bは、前席乗員の足元に空
調風を送風するための開口部である前席用フット吹出部
として構成され、フット吹出部141bは、フット吹出
部140bの下流側に設けられ、後席乗員の足元に空調
風を送風するための開口部である後席用フット吹出部と
して構成されている。また各フット吹出部140b及び
141bには、それぞれ図示しないダクト等が接続され
る。
【0028】また、エアミックスチャンバー部8には、
上記デフロスタ通路12の入口部12aを開閉するガイ
ドドア(例えば樹脂製)18が設けられている。ここ
で、上記各ドア15〜18は、各々空調ケース2に回転
可能に設けられた回転軸15a〜18aに固定された板
ドアであり、各回転軸に連結された駆動手段としてのサ
ーボモータ(図示しない)にて駆動されるようになって
いる。
【0029】図1において各ドア15〜18の実線で示
す位置は、デフロスタドア15は閉状態、フェイスドア
16は開状態、フットドア17は閉状態、ガイドドア1
8は閉状態(第1の所定位置)を示す。そして、それぞ
れのドアは図1に示す2点鎖線の位置まで回動可能とな
っている。ここで、ガイドドア18は、開状態(図1に
示す2点鎖線の位置)となった位置(第2の所定位置)
では、デフロスタ入口部12aを開放する。また、この
位置では、ガイドドア18の面に、冷風通路6からの冷
風と、温風通路7からの温風とが対向してぶつかるよう
に、両風が流れるようになっている。
【0030】そして、これら各通路12〜14の開閉
を、各ドア15〜18にて切り換えることで、以下の5
つの吹出モードが切換可能となっている。なお、上記内
外気送風ユニット、エバポレータ3、ヒータコア4及び
各ドア9、15〜18は、車両用空調装置100に備え
られる図示しない電子回路等よりなる制御部により、作
動制御されるようになっている。
【0031】以下、上記5つの吹出モードにおける各ド
ア15〜18の作動、および空調風の流れ方を、図2〜
図5も参照して説明する。なお、図1〜図5におけるエ
アミックスドア9の位置は、例えば、自動制御時におけ
る各吹出モードの通常位置であり、乗員のマニュアル制
御により、所望の位置に変えることもできる。 フェイスモード(図1参照) 図1に示すフェイスモードでは、フェイスドア16を開
状態とし、フェイス通路13を全開すると共に、フット
ドア17を閉状態としてフット通路14を閉塞する。ま
た、デフロスタドア15及びガイドドア18を閉状態と
し、デフロスタ通路12を閉塞する。これにより、図1
のエアミックスドア9の位置(全開時)では、エバポレ
ータ3からの冷風は、フェイス通路13のみを流れ、フ
ェイス吹出部13bから乗員のフェイス部分に吹出され
るようになる。
【0032】なお、図1においては、後述の他の吹出モ
ードの参考とするために、各吹出部12b、13b、1
40b、141b下流に白抜き矢印にて、吹出風の方向
を示してあるが、本フェイスモードでは、フェイス吹出
部13bからのみ吹出風が吹出される。このとき、ガイ
ドドア18によって、仕切り壁11の裏側のデフロスタ
通路12部分に、冷風が回り込むことはない。そのた
め、上述のような風の乱れ(例えば渦流等)が生じるこ
とはなく、フェイスモードにおいて、風の乱れによる騒
音を小さくすることができる。
【0033】バイレベルモード(図2参照) 図2に示すバイレベルモードは、春秋等の中間期にて、
乗員の足元に温風を吹き出すと共に、乗員の上半身に冷
風を吹き出すことで、乗員にとって快適と感じる頭寒足
熱を行うモードである。つまり、フェイス通路13を流
れる空調風と、フット通路14を流れる空調風とに上下
温度差を付け、フェイス通路13には冷風をフット通路
14には温風を送風する吹出モードである。
【0034】バイレベルモードでは、フェイスドア16
及びフットドア17を図2に示す中間回動位置とし、フ
ェイス通路13とフット通路14の双方を半開状態にす
る。また、デフロスタドア15及びガイドドア18を閉
状態とし、デフロスタ通路12を閉塞する。従って、吹
出風は吹出部12b、13bから吹出される。エアミッ
クスドア9は図2に示す中間回動位置となっているた
め、冷風通路6からの冷風と温風通路7からの温風と
が、エアミックスチャンバー部8にて混合する。このと
き、冷風の流れる方向にフェイス通路13が、温風の流
れる方向にフット通路14が位置するので、フェイス通
路13に冷風が、フット通路14に温風が、それぞれ流
れ込みやすくなる。従って、上記の上下温度差を広げ、
フィーリングを良くできる。
【0035】フットモード(図3参照) 図3に示すフットモードでは、デフロスタドア15及び
フェイスドア16を閉状態として、デフロスタ通路12
及びフェイス通路13を閉塞するとともに、フットドア
17を開状態としてフット通路14を全開とする。ま
た、ガイドドア18は開状態とする。従って、吹出風は
吹出部140b、141bから吹出される。
【0036】これにより、温風通路7からの温風がフッ
ト通路14に送風される。なお、フットモードにおいて
は、デフロスタドア15をわずかに開けて、温風を僅か
にデフロスタ通路12にも送風することがあるため、ガ
イドドア18は開状態としている。なお、この状態で
は、仕切り壁11の裏側のデフロスタ通路12部分に、
温風が回り込むが、フット部分つまり乗員の耳元からは
なれた部位に吹出されるので騒音はさほど問題にならな
い。
【0037】フットデフモード(図4参照) 図4に示すフットデフモードでは、フェイスドア16を
閉状態として、フェイス通路13を閉塞するともに、デ
フロスタドア15及びフットドア17を図4に示す中間
回動位置として、デフロスタ通路12とフット通路14
の双方を半開状態にする。また、ガイドドア18は開状
態としている。
【0038】エアミックスドア9はフロントガラスの曇
りを防止するために、空調風にわずかに冷風を混合すべ
く若干開いた状態としており、エアミックスチャンバー
部8からの空調風は、デフロスタ通路12とフット通路
14との双方に、約半分ずつ送風されるようになってい
る。従って、吹出風は吹出部12b、140b。141
bから吹出される。
【0039】ここで、ガイドドア18は開状態であるの
で、このガイドドア18によって冷風通路6からの冷風
と、温風通路7からの温風とが対向してぶつかる。その
ため、エアミックスチャンバー部8において、両風の混
合が十分になされる。また、本モードにおいてもフット
モードと同様に騒音はさほど問題にならない。 デフロスタモード(図5参照) 図5に示すデフロスタモードでは、デフロスタドア15
及びガイドドア18を開状態としてデフロスタ通路12
を全開するとともに、フェイスドア16及びフットドア
17を閉状態として、フェイス通路13およびフット1
4を全閉する。これにより、温風はデフロスタ通路12
だけに送風されるようになる。従って、吹出風は吹出部
12bから吹出される。
【0040】このように、本実施形態によれば、フェイ
ス部分から吹出風が吹出す場合、すなわち吹出モードが
フェイスまたはバイレベルモードのときにガイドドア1
8を閉状態とすることで、エアコンユニット1内の風の
流れをスムーズにでき、吹出風の騒音を低減できる。ま
た、本実施形態によれば、寒冷地で冬場によく使用され
るフットデフモードのときにガイドドア18を開状態と
して、冷風と温風とを対向してぶつけることで、エアミ
ックス性を良くし、フット部分の吹出風とデフロスタ部
分の吹出風の温度差を縮めている。そのため、デフロス
タ部分の吹出風の温度が下がること(クールデフ)によ
るフロントガラスの曇りといった問題を低減できる。
【0041】なお、エアミックスドア9の位置を全閉と
全開の間とし、エアミックスチャンバー部8にて冷風と
温風とを混合する場合、フェイス部分から吹出風が吹出
されるフェイスモード及びバイレベルモードを除いて、
ガイドドア18を開状態としてもよい。それによって、
上記のようにエアミックス性を良くすることができる。
【0042】また、上記図1〜図5の図示例では、デフ
ロスタ通路12の入口部12aを覆うように形成され、
エアミックスドア9が全閉時に当接する壁部は、空調ケ
ース2内壁から突出形成された仕切り壁11により構成
されているが、空調ケース2壁面をケース内部に向かっ
て略V字型に折り曲げることで壁部を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用空調装置のフェ
イスモード状態における断面構成図である。
【図2】上記車両用空調装置のバイレベルモード状態に
おける断面構成図である。
【図3】上記車両用空調装置のフットモード状態におけ
る断面構成図である。
【図4】上記車両用空調装置のフットデフモード状態に
おける断面構成図である。
【図5】上記車両用空調装置のデフモード状態における
断面構成図である。
【図6】従来の車両用空調装置の断面構成図である。
【符号の説明】
2…空調ケース、4…ヒータコア、6…冷風通路、7…
温風通路、8…エアミックスチャンバー部、9…エアミ
ックスドア、11…仕切り壁、12…デフロスタ通路、
18…ガイドドア。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に向かう空気通路をなす空調ケー
    ス(2)と、 前記空調ケース(2)内に設けられ空気を加熱する暖房
    用熱交換器(4)と、 前記空調ケース(2)内に設けられ冷風が流れる冷風通
    路(6)と、 前記空調ケース(2)内に設けられ前記暖房用熱交換器
    (4)によって温められた温風が流れる温風通路(7)
    と、 前記空調ケース(2)内に設けられ前記冷風通路(6)
    と前記温風通路(7)との風量割合を調整する温度調節
    用ドア(9)と、 前記空調ケース(2)内において前記温度調節用ドア
    (9)の下流側に設けられ、前記冷風通路(6)からの
    冷風と前記温風通路(7)からの温風とが混合されて空
    調風が形成される空間を有する空気混合部(8)と、 前記空調ケース(2)内に設けられ前記空気混合部
    (8)からの空調風を車室内の乗員頭部へ導くフェイス
    通路(13)と、 前記空調ケース(2)内に設けられ前記空気混合部
    (8)からの空調風を車両のフロントガラス内面へ導く
    デフロスタ通路(12)と、 前記空調ケース(2)内において前記デフロスタ通路
    (12)の入口部(12a)を覆うように形成された壁
    部(11)とを備え、 前記温度調節用ドア(9)は前記壁部(11)に当接し
    て全閉状態となるように構成された車両用空調装置であ
    って、 前記空調ケース(2)内において前記空気混合部(8)
    と前記デフロスタ通路(12)との間には、回動可能な
    ガイドドア(18)が設けられ、 前記ガイドドア(18)は、第1の所定位置にあると
    き、前記空気混合部(8)から前記デフロスタ通路(1
    2)への空気流路を遮断し、第2の所定位置にあるとき
    は、前記空気混合部(8)から前記デフロスタ通路(1
    2)への空気流路を開放することを特徴とする車両用空
    調装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドドア(18)は、前記第2の
    所定位置にあるときは、前記空気混合部(8)において
    前記冷風通路(6)からの冷風を、前記温風通路(7)
    からの温風に対して対向してぶつかるように案内するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
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