JP2001138728A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2001138728A
JP2001138728A JP32847699A JP32847699A JP2001138728A JP 2001138728 A JP2001138728 A JP 2001138728A JP 32847699 A JP32847699 A JP 32847699A JP 32847699 A JP32847699 A JP 32847699A JP 2001138728 A JP2001138728 A JP 2001138728A
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door
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seat
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    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通の軸に固定されたフェイスドアおよびフ
ットドアにより、フェイス吹出開口部およびフット吹出
開口部をともに閉塞する状態(シャットモード)を設定
可能にする。 【解決手段】 フェイスドア43およびフットドア44
がフットモード位置を超えてさらに回動可能な構成と
し、かつフットモード位置を超えた回動位置ではフェイ
ス吹出開口部41およびフット吹出開口部42がともに
閉じられるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関し、特に、吹出モードを切り替えるドアの構造に関す
るもので、前席および後席に空調空気を吹き出し可能な
車両用空調装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用空調装置の動向として、高
級車では、前席および後席に空調空気を吹き出し可能
で、しかも、後席の快適性向上のために、後席乗員が自
由に吹出モードや吹出温度を設定することが可能な独立
制御へのニーズが高まっている。
【0003】このような独立制御を行う車両用空調装置
として、本出願人は特願平11−207717号にて図
11、12に示す装置を提案している。図11、12は
空調ユニットの後席配風部を示すもので、空気を後席乗
員頭部に向けて吹き出す後席用フェイス吹出開口部41
と、この後席用フェイス吹出開口部41を開閉するバタ
フライ型の後席用フェイスドア43と、空気を後席乗員
足元に向けて吹き出す後席用フット吹出開口部42と、
この後席用フット吹出開口部を開閉するバタフライ型の
後席用フットドア44とを備え、回動自在な軸45に後
席用フェイスドア43および後席用フットドア44をと
もに結合している。
【0004】そして、図示しない1つの駆動手段にて軸
45を介して後席用フェイスドア43および後席用フッ
トドア44を回動させることにより、吹出モードを切り
替えるようになっている。具体的には、図13に示すよ
うに、後席乗員頭部に向けて空気を吹き出すフェイスモ
ード、後席乗員足元に向けて空気を吹き出すフットモー
ド、さらには、両吹出開口部41、42からともに空気
を吹き出すバイレベルモードが設定可能になっている。
【0005】ここで、前席側の吹出モードが、前面窓ガ
ラスに向けて空気を吹き出すデフロスタモードの場合、
後席側の吹出モードはフットモードに設定されるように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前席側の吹
出モードがデフロスタモードの場合、前面窓ガラスへの
吹出風量を増やして防曇性能を高めるために、後席用の
フェイス吹出開口部41およびフット吹出開口部42を
ともに閉塞するシャットモードにするのが望ましい。ま
た、後席に乗員がいない場合にも、後席吹出モードをシ
ャットモードにして、後席への空気吹出を停止するのが
望ましい。
【0007】しかしながら、上記の装置においては、図
13から明らかなように、フェイスモード時にはフェイ
ス吹出開口部41が開き、フットモード時にはフット吹
出開口部42が開き、さらに、バイレベルモード時には
両吹出開口部41、42が開くようになっており、両吹
出開口部41、42をともに閉じることができない。こ
のため、前席側の吹出モードがデフロスタモードの場合
や、後席に乗員がいない場合に、後席への空気吹出を停
止することができず、種々の空調制御状態に適した吹出
モードを設定することできなかった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、共通の軸に結合された吹出モード切り替え用のフェ
イスドアおよびフットドアにより、フェイス吹出開口部
およびフット吹出開口部をともに閉塞する状態を設定可
能にした車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、フェイスドア(43、
60、70)およびフットドア(44、80、90)を
回動自在な軸(45)にともに結合し、軸(45)が第
1位置に操作されると、フェイス吹出開口部(41)を
開くとともにフット吹出開口部(42)を閉じ、軸(4
5)が第1位置から所定方向に回動された第2位置に操
作されると、フェイス吹出開口部(41)を閉じるとと
もにフット吹出開口部(42)を開くようにした車両用
空調装置において、軸(45)は第2位置からさらに所
定方向に回動された第3位置まで回動可能で、かつ軸
(45)が第3位置に操作されると、フェイスドア(4
3、60、70)がフェイス吹出開口部(41)を閉じ
るとともに、フットドア(44、80、90)がフット
吹出開口部(42)を閉じるように構成したことを特徴
とする。
【0010】これにより、フェイス吹出開口部のみを開
いた状態、フット吹出開口部のみを開いた状態、さらに
は両開口部をともに閉塞した状態(シャットモード)を
設定することができ、従って、種々の空調制御状態に適
した吹出モードを設定することができる。
【0011】請求項2に記載の発明では、前席乗員に向
けて空気を吹き出す前席用吹出開口部(25a、25
b,29a、29b、30a、30b)を有し、前席用
吹出開口部として、前面窓ガラスに向けて空気を吹き出
すデフロスタ吹出開口部(25a、25b)を備える車
両用空調装置であって、フェイス吹出開口部(41)は
後席乗員頭部に向けて空気を吹き出すとともに、フット
吹出開口部(42)は後席乗員足元に向けて空気を吹き
出すように構成し、前席用吹出開口部として、前面窓ガ
ラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出開口部(2
5a、25b)を備え、前席側の吹出モードとして、デ
フロスタ吹出開口部(25a、25b)から空気を吹き
出すデフロスタモードが選択されると、軸(45)が第
3位置に操作されることを特徴とする。
【0012】これにより、デフロスタモードが選択され
ると、軸が第3位置に操作されて後席用のフェイス吹出
開口部およびフット吹出開口部がともに閉塞される。従
って、後席への空気吹出を停止し、前面窓ガラスへの吹
出風量を増やして防曇性能を高めることができる。
【0013】請求項3に記載の発明では、第1位置と第
2位置との間の中間位置では、フェイス吹出開口部(4
1)およびフット吹出開口部(42)がともに開かれる
ように構成したことを特徴とする。
【0014】これにより、フェイス吹出開口部とフット
吹出開口部の両方から同時に空気を吹き出すバイレベル
モードが設定可能である。
【0015】請求項4に記載の発明のように、フェイス
ドア(43、60)およびフットドア(44、80)の
うち少なくとも一方を板状のドアで構成することができ
る。
【0016】請求項5に記載の発明のように、フェイス
ドア(70)およびフットドア(90)のうち少なくと
も一方を、吹出開口部(41、42)を開閉する外周板
部(70b、90b)と、この外周板部(70b、90
b)と軸(45)を連結する連結板部(70a、90
a)とを有するロータリドアで構成することができる。
【0017】請求項6に記載の発明では、フェイスドア
(43、60)を板状のドアで構成し、ケース(11)
には、第2位置と第3位置間でのフェイスドア(43、
60)の回動を許容する逃がし部(47、61)と、第
2位置と第3位置でフェイスドア(43、60)と協同
してフェイス吹出開口部(41)を閉じる2つのフェイ
ス用シート面(48、49、62、63)とを設けたこ
とを特徴とする。
【0018】ところで、図11〜13に示す先願に記載
した装置においては、各ドア43、44は、各シート面
100、101に接する位置を超えてさらに回動するこ
とはできないため、後席用フェイスドア43がシート面
100に接する位置(第2位置)と、後席用フットドア
44がシート面101に接する位置(第1位置)との間
でのみ、各ドア43、44は回動可能である。そして、
その回動範囲内では、図13から明らかなように、後席
用のフェイス吹出開口部41およびフット吹出開口部4
2をともに閉塞する状態(シャットモード)を設定する
ことができない。
【0019】従って、後席側をシャットモードにするに
は、一般的には、シャットモード設定用の専用のドアお
よび駆動手段を別に設ける必要があり、その分、コスト
および設置スペースの増加を招いてしまう。
【0020】これに対し、請求項6の発明によれば、第
2位置と第3位置間でのフェイスドアの回動を許容する
逃がし部を設けることにより、共通の軸に結合したフェ
イスドアおよびフットドアを第3位置まで回動可能にし
ている。そして、この第3位置でシャットモードを設定
することにより、シャットモード設定用の専用のドアお
よび駆動手段を別に設ける必要がなくなり、その分、コ
ストおよび設置スペースを低減することができる。
【0021】請求項7に記載の発明では、フェイスドア
(70)は、フェイス吹出開口部(41)を開閉する外
周板部(70b)と、この外周板部(70b)と軸(4
5)を連結する連結板部(70a)とを有し、ケース
(11)には、第2位置と第3位置間でのフェイスドア
(70)の回動を許容する逃がし部(74)を形成し、
外周板部(70b)の回動方向の長さを、第2位置から
第3位置の範囲でフェイス吹出開口部(41)を閉塞可
能な長さに設定したことを特徴とする。
【0022】これにより、第2位置と第3位置間でのフ
ェイスドアの回動を許容する逃がし部を設けることによ
り、共通の軸に結合したフェイスドアおよびフットドア
を第3位置まで回動可能にしている。そして、この第3
位置でシャットモードを設定することにより、シャット
モード設定用の専用のドアおよび駆動手段を別に設ける
必要がなくなり、その分、コストおよび設置スペースを
低減することができる。
【0023】請求項8に記載の発明のように、フットド
ア(44、80)を板状のドアで構成し、ケース(1
1)には、第1位置と第3位置でフットドア(44、8
0)と協同してフット吹出開口部(42)を閉じる2つ
のフット用シート面(50、51、82、83)を設け
ることができる。
【0024】請求項9に記載の発明のように、フットド
ア(90)は、フェイス吹出開口部(41)を開閉する
外周板部(90b)と、この外周板部(90b)と軸
(45)を連結する連結板部(90a)とを有し、ケー
ス(11)には、第1位置で外周板部(90b)の回動
方向の一端が当接するフット用第1シート面(91)
と、第3位置で外周板部(90b)の回動方向の他端が
当接するフット用第2シート面(92)と、第1位置と
第3位置間で常時外周板部(90b)が当接するフット
用第3シート面(93)とを形成し、第1位置では、外
周板部(90b)がフット用第1シート面(91)とフ
ット用第3シート面(93)にともに当接してフット吹
出開口部(42)が閉じられるとともに、第3位置で
は、外周板部(90b)がフット用第2シート面(9
2)とフット用第3シート面(93)にともに当接して
フット吹出開口部(42)が閉じられるように構成する
ことができる。
【0025】請求項10に記載の発明では、気体が通過
する第1開口部(41)と、この第1開口部(41)を
開閉する第1ドア(43、60、70)と、気体が通過
する第2開口部(42)と、この第2開口部(42)を
開閉する第2ドア(44、80、90)と、第1ドア
(43、60、70)および第2ドア(44、80、9
0)がともに結合された回動自在な軸(45)を備え、
軸(45)が第1位置に操作されると、第1ドア(4
3、60、70)が第1開口部(41)を開くととも
に、第2ドア(44、80、90)が第2開口部(4
2)を閉じ、軸(45)が第1位置から所定方向に回動
された第2位置に操作されると、第1ドア(43、6
0、70)が第1開口部(41)を閉じるとともに、第
2ドア(44、80、90)が第2開口部(42)を開
くようにした気体通路開閉装置において、軸(45)は
第2位置からさらに所定方向に回動された第3位置まで
回動可能で、かつ軸(45)が第3位置に操作される
と、第1ドア(43、60、70)が第2開口部(4
1)を閉じるとともに、第2ドア(44、80、90)
が第2開口部(42)を閉じるように構成したことを特
徴とする。
【0026】これにより、第1開口部のみを開いた状
態、第2開口部のみを開いた状態、さらには両開口部を
ともに閉塞した状態を設定することができる。
【0027】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本実施形
態による車両用空調装置の空調ユニット部の断面図、図
2は平面図、図3は図1のA−A断面図、図4は図2の
C−C断面図、図5は図1の空調ユニットの後席配風部
の分解斜視図、図6は後席吹出モード切り替え用ドアの
作動状態を示す断面図である。
【0029】この車両用空調装置の通風系は、大別し
て、空調ユニット10と、この空調ユニット10に空気
を送風する送風機ユニット(図示せず)との2つの部分
に分かれている。送風機ユニットは車室内の計器盤下方
部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置さ
れており、これに対し、空調ユニット10は車室内の計
器盤下方部のうち、車両左右方向の略中央部に配置され
ている。送風機ユニットは、周知のごとく外気(車室外
空気)と内気(車室内空気)を切替導入する内外気切替
箱と、この内外気切替箱を通して空気を吸入して送風す
る送風機とから構成されている。
【0030】空調ユニット10部は、具体的には1つの
共通の空調ケース11内に蒸発器(冷房用熱交換器)1
2とヒータコア(暖房用熱交換器)13を両方とも一体
的に内蔵するタイプのものである。空調ユニット10部
は、車室内の計器盤下方部の略中央部に、車両の前後、
左右方向および上下方向に対して、図1、2の矢印で示
す搭載方向で配置されている。
【0031】空調ケース11の、最も車両前方側の部位
の側面には空気入口14が形成されている。この空気入
口14には、前述の送風機ユニットの送風機のケース出
口からの送風空気が流入する。
【0032】空調ケース11内において空気入口14直
後の部位に蒸発器12が配置されている。この蒸発器1
2は車両前後方向には薄型の形態で空調ケース11内通
路を横断するように略垂直に配置されている。従って、
蒸発器12の車両上下方向に延びる前面に空気入口14
からの送風空気が流入する。この蒸発器12は周知のご
とく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱
して、空調空気を冷却するものである。
【0033】そして、蒸発器12の空気流れ下流側(車
両後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア13が配
置されている。このヒータコア13は空調ケース11内
の下方側において、車両後方側に若干量傾斜して配置さ
れている。なお、蒸発器12の両左右方向の幅寸法は、
図2に示すように空調ケース11の幅寸法と略同等に設
計されている。図2にヒータコア13は図示しないが、
ヒータコア13の車両左右方向の幅寸法も空調ケース1
1の幅寸法と略同等に設計されている。
【0034】ヒータコア13は、蒸発器12を通過した
冷風を再加熱するものであって、その内部に高温の温水
(エンジン冷却水)が流れ、この温水を熱源として空気
を加熱するものである。ヒータコア13は周知のごとく
温水が通過する偏平チューブとこれに接合されたコルゲ
ートフィンとからなる熱交換用コア部13aを有してお
り、この熱交換用コア部13aの空気流路は第1仕切り
部材15により上側の前席用流路16と下側の後席用流
路17とに仕切られている。
【0035】ここで、第1仕切り部材15はヒータコア
13の空気流れ上流側に配置され、かつ、空調ケース1
1内部空間の車両左右方向の全長にわたって延びるよう
に形成されている。
【0036】さらに、上側の前席用流路16は、図2、
3に示すように第2仕切り部材18により車両左側に位
置する運転席側流路16aと車両右側に位置する助手席
側流路16bとに仕切られている。第2仕切り部材18
は空調ケース11内部空間において車両左右方向の中央
部に配置され、かつ、蒸発器12の直後の部位から後述
の前席用吹出開口部に至る部位の全体にわたって配置さ
れる。
【0037】従って、上側の前席用流路16は蒸発器1
2の直後の部位以降の全体が車両左右方向に2分割され
ている。なお、第1、第2仕切り部材15、18は、空
調ケース11と別体であっても、空調ケース11と一体
成形であってもよい。
【0038】空調ケース11内の空気通路において、ヒ
ータコア13の上方部位には、このヒータコア13をバ
イパスして空気(冷風)が流れる前席用冷風バイパス通
路19a、19bが形成されている。前席用冷風バイパ
ス通路19a、19bは第2仕切り部材18により運転
席側と助手席側とに仕切られている。
【0039】また、ヒータコア13と蒸発器12との間
の部位には平板状の前席用エアミックスドア20a、2
0bが運転席側流路16aと助手席側流路16bにそれ
ぞれ配置されている。この前席用(運転席側および助手
席側)エアミックスドア20a、20bは、ヒータコア
13の熱交換用コア部13aの前席用流路16(16
a、16b)で加熱される温風と、前席用冷風バイパス
通路19a、19bを通ってヒータコア13をバイパス
する冷風との風量割合を調整する。
【0040】前席用エアミックスドア20a、20bは
水平方向(車両左右方向)に配置された回転軸21a、
21bと一体に結合されており、この回転軸21a、2
1bを中心として車両上下方向に独立に回動可能になっ
ている。この前席用エアミックスドア20a、20bは
上記風量割合の調整により車室内前席の運転席側および
助手席側への吹出空気温度を独立に調整する前席側温度
調整手段をなす。
【0041】回転軸21a、21bは、空調ケース11
に回転自在に支持され、かつ回転軸21a、21bの一
端部はそれぞれ空調ケース11の外部に突出して、図示
しないリンク機構を介して、サーボモータを用いた独立
のアクチュエータ機構に別々に連結され、このアクチュ
エータ機構によりエアミックスドア20a、20bの回
動位置を独立に調整するようになっている。
【0042】一方、空調ケース11において、ヒータコ
ア13の空気下流側(車両後方側)の部位には、ヒータ
コア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延びる壁
面22が空調ケース11に一体成形されている。この壁
面22によりヒータコア13の直後から上方に向かう前
席用温風通路23a、23bが形成されている。
【0043】前席用温風通路23a、23bの下流側
(上方側)はヒータコア13の上方部において冷風バイ
パス通路19a、19bの下流側と合流し、冷風と温風
の混合を行う前席用空気混合部24a、24bを形成し
ている。上記前席用温風通路23a、23bおよび前席
用空気混合部24a、24bも第2仕切り部材18によ
り運転席側と助手席側とに仕切られている。
【0044】そして、空調ケース11の上面部におい
て、前席用空気混合部24a、24bに隣接する部位
に、運転席側および助手席側のデフロスタ吹出開口部2
5a、25bが開口している。このデフロスタ吹出開口
部25a、25bは空気混合部24a、24bから温度
制御された空調空気が流入するものであって、図示しな
いデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続さ
れ、このデフロスタ吹出口から、車両前面窓ガラスの内
面に向けて風を吹き出す。
【0045】空調ケース11において、前席用空気混合
部24a、24bの空気下流側で、かつデフロスタ吹出
開口部25a、25bに隣接する部位に、運転席側と助
手席側に仕切られた連通口28a、28bが設けられて
いる。この連通口28a、28bは、空気混合部24
a、24bからの空調空気を後述の前席用フェイス吹出
開口部29a、29bと前席用フット吹出開口部30
a、30b側へ流すための通路となる。
【0046】デフロスタ吹出開口部25a、25bと連
通口28a、28bは、運転席側および助手席側の平板
状のデフロスタドア26a、26bにより切替開閉さ
れ、このデフロスタドア26a、26bは、空調ケース
11の上面部近傍にて水平方向に配置された回転軸27
a、27bを中心として回動するようになっている。
【0047】空調ケース11の上面部において、デフロ
スタ吹出開口部25a、25bよりも車両後方側(乗員
寄り)の部位にフェイス吹出開口部29a、29bが設
けられており、このフェイス吹出開口部29a、29b
は図示しないフェイスダクトを介して、計器盤上方側に
配置されているフェイス吹出口に接続され、このフェイ
ス吹出口から車室内の乗員頭部に向けて風を吹き出す。
【0048】空調ケース11において、フェイス吹出開
口部29a、29bの下方側にフット吹出開口部30
a、30bが設けられている。このフット吹出開口部3
0a、30bは、空調ケース11の左右両側の側面(図
2参照)に開口しており、前席の運転席側および助手席
側の乗員足元に空気を吹き出す。
【0049】上記のフェイス吹出開口部29a、29b
とフット吹出開口部30a、30bとの間に平板状のフ
ットフェイス切替用ドア31a、31bが回転軸32
a、32bにより回動可能に配置されている。この切替
用ドア31a、31bによりフェイス吹出開口部29
a、29bとフット吹出開口部30a、30bの入口側
通路33a、33bが切替開閉される。
【0050】ここで、デフロスタドア26a、26bと
フットフェイス切替用ドア31a、31bは、前席用吹
出モード切替手段であって、運転席側のデフロスタドア
26aとフットフェイス切替用ドア31aは、図示しな
いリンク機構を介して、サーボモータからなる共通のア
クチュエータ機構に連結されて、このアクチュエータ機
構により連動操作されるようになっている。
【0051】同様に、助手席側のデフロスタドア26b
とフットフェイス切替用ドア31bは、図示しないリン
ク機構を介して、サーボモータからなる共通のアクチュ
エータ機構に連結されて、このアクチュエータ機構によ
り連動操作されるようになっている。
【0052】次に、空調ケース11の内部においてヒー
タコア13の下方側部位に、蒸発器12出口からの冷風
をヒータコア13をバイパスして通過させる後席用冷風
バイパス通路34が形成されている。
【0053】また、ヒータコア13の空気下流側部位に
は、後席用流路17に対向するように固定仕切り部材3
5が配置され、この固定仕切り部材35にて前席用温風
通路23a、23bと後席用温風通路37が隔てられて
いる。この後席用温風通路37は、ヒータコア13の後
席用流路17の下流側を、空調ケース11の内部におい
て下方側に位置する後席用空気混合部38に連通させる
通路である。
【0054】一方、ヒータコア13の上流側のうち、後
席用流路17側の部位に、平板状の後席用エアミックス
ドア39が回転軸40により回動可能に配置されてい
る。そして、後席用流路17を通過する温風と後席用冷
風バイパス通路34を通過する冷風との風量割合を、後
席用エアミックスドア39により調整し、温風と冷風を
後席用空気混合部38において混合して所望温度の空気
とする。この後席用エアミックスドア39は、車室内後
席側への吹出空気温度を調整する後席側温度調整手段を
構成する。
【0055】後席用エアミックスドア39の回転軸40
は水平方向(車両左右方向)に配置され、その一端部は
空調ケース11の外部に突出して、図示しないリンク機
構を介して、サーボモータ等を用いた独立のアクチュエ
ータ機構に連結され、このアクチュエータ機構により後
席用エアミックスドア39の回動位置を調整するように
なっている。
【0056】空調ケース11の下方側部位において後席
用空気混合部38の下流側(車両後方側)には、後席用
フェイス吹出開口部41と後席用フット吹出開口部42
が配置されている。本例では、図2、5に示すように車
両左右方向の中央部に後席用フェイス吹出開口部41が
配置され、この後席用フェイス吹出開口部41の左右両
側に後席用フット吹出開口部42が配置されている。
【0057】後席用フェイス吹出開口部41は、図示し
ない接続ダクトを介して後席用のフェイス吹出口に接続
され、後席用空気混合部38で混合した空気を、このフ
ェイス吹出口から後席乗員の頭部側に向けて吹き出すよ
うになっている。また、後席用フット吹出開口部42
は、図示しない接続ダクトを介して後席用のフット吹出
口に接続され、後席用空気混合部38で混合した空気
を、このフット吹出口から後席乗員の足元側に向けて吹
き出すようになっている。
【0058】そして、後席用フェイス吹出開口部41に
は、このフェイス吹出開口部41を開閉する後席用フェ
イスドア43が配置され、この後席用フェイスドア43
は平板状の片持ちドアからなる。一方、後席用フット吹
出開口部42には、このフット吹出開口部42を開閉す
る後席用フットドア44が配置され、このフットドア4
4は平板状のバタフライドアからなる。
【0059】これらのドア43、44は共通の回転軸4
5に連結され、図1、4に示すように、実線で示す位置
から一点鎖線で示す位置までの90度の範囲で回動する
ようになっている。回転軸45は空調ケース11に回転
自在に支持され、かつ回転軸45の一端部は空調ケース
11の外部に突出して、図示しないリンク機構を介し
て、サーボモータを用いた独立のアクチュエータ機構
(駆動手段)により駆動される。
【0060】空調ケース11において後席用フェイス吹
出開口部41が形成された部位には、後席用フェイスド
ア43との干渉を避けるために、このフェイスドア43
の先端部の回動軌跡に沿うように円弧状に形成されたフ
ェイス用逃がし部47が設けられている。ここで、フェ
イスドア43の先端部とフェイス用逃がし部47との関
係は、フェイスドア43の外周縁部に装着されたシール
用パッキン43aがフェイス用逃がし部47に接触しつ
つ、フェイスドア43が回動可能なように設定されてい
る。
【0061】フェイス用逃がし部47の図1において左
端部には、後席用フェイスドア43が実線位置から45
度回動した位置で後席用フェイスドア43の先端部が接
するフェイス用第1シート面48が形成されている。ま
た、フェイス用逃がし部47の図1において右端側に
は、後席用フェイスドア43が実線位置から90度回動
した位置で後席用フェイスドア43が接するフェイス用
第2シート面49が、空気通路側に突出するようにして
形成されている。
【0062】また、空調ケース11において後席用フッ
ト吹出開口部42が形成された部位には、後席用フット
ドア44が実線位置にあるときにフットドア44が接す
るフット用第1シート面50と、後席用フットドア44
が90度回動した位置でフットドア44が接するフット
用第2シート面51とが、空気通路側に突出するように
して形成されている。
【0063】なお、図示は省略したが、フェイスドア4
3以外の各ドアにも、周知のシール用パッキンが接着等
にて装着されている。
【0064】次に、上記構成において本実施形態の作動
を吹出モードごとに説明する。
【0065】(1)フェイスモード 前席側および後席側の吹出モードとしてフェイスモード
が選ばれると、デフロスタドア26a、26bによりデ
フロスタ吹出開口部25a、25bを閉じて連通口28
a、28bを全開する。また、フットフェイス切替用ド
ア31a、31bは前席用フット吹出開口部30a、3
0bの入口側通路33a、33bを全閉する。また、図
6に示すように、後席用フェイスドア43は後席用フェ
イス吹出開口部41を全開し、後席用フットドア44は
フット用第1シート面50に接して後席用フット吹出開
口部42を閉塞する。
【0066】このとき、前席用エアミックスドア20
a、20bを図1のa位置に操作すると、ヒータコア1
3の前席用流路16を全閉し、前席用冷風バイパス通路
19a、19bを全開する最大冷房状態が設定される。
この状態において、送風機ユニットおよび冷凍サイクル
が運転されると、送風機ユニットからの送風空気が空気
入口14より流入した後、蒸発器12で冷却されて冷風
となる。
【0067】最大冷房状態ではこの冷風がそのまま、前
席用冷風バイパス通路19a、19bを通過して前席用
空気混合部24a、24b、および連通口28a、28
bを経て前席用フェイス吹出開口部29a、29bへ向
かい、前席用フェイス吹出口から前席乗員の頭部に向け
て冷風が吹き出す。
【0068】車室内吹出空気温度の制御のために、前席
用エアミックスドア20a、20bを図1のa位置(最
大冷房位置)から中間開度位置に操作すると、前席用エ
アミックスドア20a、20bの開度位置に従って冷風
の大部分が前席用冷風バイパス通路19a、19bを通
過し、残余の一部の冷風はヒータコア13の前席用流路
16に流入して加熱され、温風となり、前席用温風通路
23a、23bを上昇する。そして、前席用冷風バイパ
ス通路19a、19bの冷風と前席用温風通路23a、
23bからの温風とが前席用空気混合部24a、24b
にて混合され、所望温度に調整される。
【0069】ここで、前席の運転席用エアミックスドア
20aと助手席用エアミックスドア20bの開度位置を
独立制御することにより、運転席側と助手席側への吹出
温度を独立制御できる。
【0070】一方、後席用エアミックスドア39を図1
の一点鎖線位置(最大冷房位置)に操作すると、ヒータ
コア13の後席用流路17への空気流れが遮断され、後
席用冷風バイパス通路34が全開されるので、後席側の
最大冷房状態が設定される。この最大冷房状態では、蒸
発器12出口からの冷風がそのまま、後席用冷風バイパ
ス通路34を通過して後席用空気混合部38を経て後席
用フェイス吹出開口部41へ向かい、後席用フェイス吹
出口から後席乗員の頭部に向けて冷風が吹き出す。
【0071】後席用エアミックスドア39を図1の一点
鎖線位置から中間開度位置に操作すると、後席用エアミ
ックスドア39の開度位置に従って、後席用冷風バイパ
ス通路34からの冷風と後席用温風通路37からの温風
との風量割合を調整でき、後席用空気混合部38にて冷
風と温風が混合され、所望温度に調整できる。
【0072】従って、前席用エアミックスドア20a、
20bと後席用エアミックスドア39の操作位置(回動
位置)をそれぞれ独立に制御することにより、前席の運
転席側、助手席側および後席側の3席のフェイス吹出空
気温度を独立に制御できる。
【0073】(2)バイレベルモード デフロスタドア26a、26bを図1の実線位置に操作
するとともに、フットフェイス切替用ドア31a、31
bを図1の実線位置に操作して前席用フェイス吹出開口
部29a、29bと前席用フット吹出開口部30a、3
0bの入口通路部30a、30bをともに開放する。
【0074】また、図6に示すように、後席用フェイス
ドア43はフェイスモード時の位置から時計回りに2
2.5度回動して、後席用フェイス吹出開口部41を半
開し、後席用フットドア44はフェイスモード時の位置
から時計回りに22.5度回動して、後席用フット吹出
開口部42を半開する。
【0075】バイレベルモードは、通常、春秋の中間シ
ーズンで用いられるので、前席用エアミックスドア20
a、20bが中間開度位置に操作され、所望温度に調整
された風が、前席用フェイス吹出開口部29a、29b
と前席用フット吹出開口部30a、30bの両方から車
室内前席側の上下に同時に吹き出す。
【0076】また、後席用エアミックスドア39を中間
開度位置に操作することにより、後席側でも所望温度に
調整された風をフェイス吹出開口部41とフット吹出開
口部42の両方から車室内後席側の上下に同時に吹き出
すことができる。
【0077】(3)フットモード デフロスタドア26a、26bは、デフロスタ吹出開口
部25a、25bを少量開放するとともに連通口28
a、28bを開放(ほぼ全開)する位置に操作する。ま
た、フットフェイス切替用ドア31a、31bは、前席
用フェイス吹出開口部29a、29bを閉塞し、前席用
フット吹出開口部30a、30bの入口通路部30a、
30bを全開する位置に操作する。
【0078】また、図6に示すように、後席用フェイス
ドア43はフェイスモード時の位置から時計回りに45
度回動し、後席用フェイスドア43のシール用パッキン
43aがフェイス用第1シート面48に接して後席用フ
ェイス吹出開口部41を閉じる。一方、後席用フットド
ア44はフェイスモード時の位置から時計回りに45度
回動して、後席用フット吹出開口部42を全開する。
【0079】このとき、前席用エアミックスドア20
a、20bを図1の一点鎖線位置bに操作すると、冷風
バイパス通路19a、19bを全閉し、ヒータコア13
の前席用流路16を全開する最大暖房状態が設定され
る。この状態では、送風機ユニットからの送風空気が空
気入口14より流入した後、蒸発器12を通過してヒー
タコア13の前席用流路16に流入して加熱され、温風
となる。この温風は前席用温風通路23a、23bを上
昇して前席用空気混合部24a、24bに至り、ここか
ら連通口28a、28bを経て前席用フット吹出開口部
30a、30bへ向かい、ここから前席乗員の足元部に
向けて温風が吹き出す。
【0080】また、このとき、後席用エアミックスドア
39を図1の実線位置に操作して、後席用冷風バイパス
通路34を全閉し、ヒータコア13の後席用流路17を
全開すると、後席側の最大暖房状態が設定される。この
状態では、仕切り部材15の下方の後席側送風空気の全
量がヒータコア13の後席用流路17で加熱されて温風
となり、この温風は後席用温風通路37、後席用空気混
合部38を通過して後席用フット吹出開口部42に向か
う。さらに、この後席用フット吹出開口部42から後席
用のフット吹出口を経て後席乗員の足元部に向けて温風
が吹き出す。
【0081】前席用エアミックスドア20a、20bお
よび後席用エアミックスドア39をそれぞれ独立に図1
の一点鎖線位置(最大暖房位置)から任意の中間開度位
置に操作すると、前席側および後席側の双方において冷
風と温風との混合割合をそれぞれ独立に調整することが
でき、これにより、前席側と後席側のフット吹出空気温
度を独立に制御できる。
【0082】なお、フットモードでは、前席側におい
て、デフロスタ吹出開口部25a、25bからの吹出風
量と前席用フット吹出開口部30a、30bからの吹出
風量との割合は通常、3対7程度の割合であるが、デフ
ロスタドア26a、26bを、フットモードの場合より
デフロスタ吹出開口部25a、25bの開口度合いが増
加し、連通口28a、28bの開口度合いが減少する位
置に操作すれば、デフロスタ吹出開口部25a、25b
からの吹出風量と前席用フット吹出開口部30a、30
bからの吹出風量との割合を5対5程度の割合にするこ
とができる。これにより、フットモードよりも窓ガラス
の曇り止め効果の高いフットデフロスタモードを設定で
きる。
【0083】(4)デフロスタモード デフロスタモードが選択されると、デフロスタドア26
a、26bを図1の一点鎖線位置に操作して、デフロス
タ吹出開口部25a、25bを全開し、連通口28a、
28bを閉塞する。そして、前席用エアミックスドア2
0a、20bを図1の一点鎖線位置(最大暖房位置)b
に操作すれば、ヒータコア13の前席用流路16で加熱
された温風が前席用温風通路23a、23b、デフロス
タ吹出開口部25a、25bを通して、デフロスタ吹出
口から車両前面窓ガラスに向けて吹き出し、前面窓ガラ
スの曇り止めを行う。
【0084】また、図6に示すように、後席用フェイス
ドア43はフェイスモード時の位置から時計回りに90
度回動し、後席用フェイスドア43のシール用パッキン
43aがフェイス用第2シート面49に接して後席用フ
ェイス吹出開口部41を全閉する。一方、後席用フット
ドア44はフェイスモード時の位置から時計回りに90
度回動し、後席用フットドア44がフット用第2シート
面51に接して後席用フット吹出開口部42を全閉す
る。
【0085】本実施形態によれば、フェイス用逃がし部
47を設けてフェイスドア43およびフットドア44が
フットモード位置を超えてさらに回動可能な構成とし、
かつフットモード位置を超えた回動位置ではフェイス吹
出開口部41およびフット吹出開口部42がともに閉じ
られるように構成したことにより、フェイス吹出開口部
41のみを開いた状態、フット吹出開口部42のみを開
いた状態、さらには両開口部41、42をともに閉塞し
た状態(シャットモード)を設定することができ、従っ
て、種々の空調制御状態に適した吹出モードを設定する
ことができる。
【0086】また、フェイスドア43およびフットドア
44を共通の軸45に結合しても、フェイス吹出開口部
41およびフット吹出開口部42をともに閉塞する状態
(シャットモード)を設定することができ、従って、シ
ャットモード設定用の専用のドアおよび駆動手段を別に
設ける必要がなくなり、その分、コストおよび設置スペ
ースを低減することができる。
【0087】また、デフロスタモードが選択された際
に、後席用フェイス吹出開口部41および後席用フット
吹出開口部42をともに閉塞し、すなわち、後席側をシ
ャットモードにし、後席側への空気吹出を停止すること
により、前面窓ガラスへの吹出風量を増やして防曇性能
を高めることができる。
【0088】(第2実施形態)第1実施形態では後席用
フェイスドア43を平板状の片持ちドアとしたが、図7
に示す第2実施形態のように平板状のバタフライドアか
らなる後席用フェイスドア60を用いることができる。
なお、図7に図示しない部分は第1実施形態と同一であ
る。
【0089】図7において、空調ケース11において後
席用フェイス吹出開口部41が形成された部位には、後
席用フェイスドア60との干渉を避けるために、このフ
ェイスドア60の先端部の回動軌跡よりも外側に形成さ
れたフェイス用逃がし部61が上下各1ッ箇所設けられ
ている。このフェイス用逃がし部61の一端には、後席
用フェイスドア60がフェイスモード位置(全開位置)
から45度回動した位置で、後席用フェイスドア60の
両先端部のシール用パッキンが接するフェイス用第1シ
ート面62が形成されている。また、フェイス用逃がし
部61の他端側には、後席用フェイスドア60がフェイ
スモード位置から90度回動した位置で後席用フェイス
ドア60が接するフェイス用第2シート面63が、空気
通路側に突出するようにして形成されている。
【0090】そして、フェイスモード時には、後席用フ
ェイスドア60は後席用フェイス吹出開口部41を全開
し、バイレベルモード時には、後席用フェイスドア60
はフェイスモード時の位置から時計回りに22.5度回
動して、後席用フェイス吹出開口部41を半開する。ま
た、フットモード時には、後席用フェイスドア60はフ
ェイスモード時の位置から時計回りに45度回動し、後
席用フェイスドア60の両先端部がフェイス用第1シー
ト面62に接して後席用フェイス吹出開口部41を閉じ
る。さらに、デフロスタモード時には、後席用フェイス
ドア60はフェイスモード時の位置から時計回りに90
度回動し、後席用フェイスドア60がフェイス用第2シ
ート面63に接して後席用フェイス吹出開口部41を全
閉する。
【0091】(第3実施形態)第1実施形態では後席用
フェイスドア43を平板状の片持ちドアとしたが、図8
に示す第3実施形態のようにロータリドアからなる後席
用フェイスドア70を用いることができる。なお、図8
に図示しない部分は第1実施形態と同一である。
【0092】図8において、樹脂製の後席用フェイスド
ア70は、回転軸45に連結される扇状の連結板部70
aと、この連結板部70aの外周部に一体成形された円
弧状の外周板部70bとを有する。ここで、外周板部7
0bの回動方向(周方向)長さは、フットモード位置か
らシャットモード位置の範囲で、後席用フェイス吹出開
口部41を閉塞可能な長さに設定されている。連結板部
70aは、中心部の角度が90度であり、外周板部70
bの紙面垂直方向両端に配置されている。従って、2枚
の連結板部70aと外周板部70bとによって囲まれた
空間は、吹出空気の通路として利用される。なお、外周
板部70bの外周縁部には、図示しない周知のシール用
パッキンが装着されている。
【0093】空調ケース11には、後席用フェイスドア
70との干渉を避けるために、後席用フェイスドア70
の先端部の回動軌跡に沿う第1円弧面(フェイス用第1
シート面)71を有するフェイス用第1逃がし部72が
形成され、第1円弧面71および外周板部70bの周方
向長さは略同一に設定され、後席用フェイスドア70が
フェイスモード位置の時に、外周板部70bがフェイス
用第1逃がし部72内に完全に収納されるようになって
いる。
【0094】また、空調ケース11には、後席用フェイ
スドア70との干渉を避けるために、後席用フェイスド
ア70の先端部の回動軌跡に沿う第2円弧面(フェイス
用第2シート面)73を有するフェイス用第2逃がし部
74が形成され、第2円弧面73の周方向長さは外周板
部70bの周方向長さの半分(ないしは半分以上)に設
定され、後席用フェイスドア70がシャットモード位置
の時に、後席用フェイスドア70がフェイス用第2逃が
し部74内に一部収納されるようになっている。
【0095】そして、フェイスモード時には、後席用フ
ェイスドア70はその外周板部70bがフェイス用第1
逃がし部72内に位置し、外周板部70bは空気通路を
遮らないため、後席用フェイス吹出開口部41は全開状
態となる。バイレベルモード時には、後席用フェイスド
ア70はフェイスモード時の位置から時計回りに22.
5度回動し、外周板部70bによって空気通路が半分遮
られるため、後席用フェイス吹出開口部41は半開状態
となる。
【0096】また、フットモード時には、後席用フェイ
スドア70はフェイスモード時の位置から時計回りに4
5度回動し、外周板部70bが両円弧面71、73にと
もに接して空気通路を遮るため、後席用フェイス吹出開
口部41は全閉状態となる。さらに、デフロスタモード
時には、後席用フェイスドア70はフェイスモード時の
位置から時計回りに90度回動して、後席用フェイスド
ア70の半分がフェイス用第2逃がし部74内に位置す
る。この位置では、外周板部70bが両円弧面71、7
3にともに接して外周板部70bが空気通路を遮るた
め、後席用フェイス吹出開口部41は全閉状態となる。
【0097】(第4実施形態)第1実施形態では後席用
フットドア44を板状のバタフライドアとしたが、図9
に示す第4実施形態のように平板状の片持ちドアからな
る後席用フットドア80を用いることができる。なお、
図9に図示しない部分は第1実施形態と同一である。
【0098】図9において、空調ケース11の後席用フ
ット吹出開口部42が形成された部位には、空気通路を
なす凹形状のフット用逃がし部81が形成され、このフ
ット用逃がし部81の空気流れ上流側の角部にフット用
第1シート面82が形成され、フット用逃がし部81の
空気流れ下流側の角部にフット用第2シート面83が形
成されている。なお、後席用フットドア80の外周縁部
には、周知のシール用パッキンが接着等にて装着されて
いる。
【0099】そして、フェイスモード時には、後席用フ
ットドア80はその先端部がフット用第1シート面82
に接して後席用フット吹出開口部42を全閉する。バイ
レベルモード時には、後席用フットドア80はフェイス
モード時の位置から時計回りに22.5度回動してフッ
ト用第1シート面82から離れ、これによりフット用逃
がし部81の通路を少し開き、後席用フット吹出開口部
42を半開状態にする。
【0100】また、フットモード時には、後席用フット
ドア80はフェイスモード時の位置から時計回りに45
度回動して、後席用フットドア80はフット用逃がし部
81の通路を大きく開き、後席用フット吹出開口部42
全開状態にする。さらに、デフロスタモード時には、後
席用フットドア80はフェイスモード時の位置から時計
回りに90度回動して、後席用フットドア80はその先
端部がフット用第2シート面83に接し、後席用フット
吹出開口部42を全閉する。
【0101】(第5実施形態)第1実施形態では後席用
フットドア44を板状のバタフライドアとしたが、図1
0に示す第5実施形態のようにロータリドアからなる後
席用フットドア90を用いることができる。なお、図1
0に図示しない部分は第1実施形態と同一である。
【0102】図10において、樹脂製の後席用フットド
ア90は、回転軸45に連結される扇状の連結板部90
aと、この連結板部90aの外周部に一体成形された円
弧状の外周板部90bとを有する。連結板部90aは、
中心部の角度が90度であり、外周板部90bの紙面垂
直方向両端に配置されている。従って、2枚の連結板部
90aと外周板部90bとによって囲まれた空間は、吹
出空気の通路として利用される。なお、外周板部90b
の外周縁部には、図示しない周知のシール用パッキンが
装着されている。
【0103】空調ケース11には、フェイスモード時に
外周板部90bの周方向の一端が当接するフット用第1
シート面91と、シャットモード時に外周板部90bの
周方向の他端が当接するフット用第2シート面92とが
形成されている。また、空調ケース11には、後席用フ
ェイスドア90との干渉を避けるために、後席用フット
ドア90の先端部の回動軌跡に沿う円弧面(フット用第
3シート面)93を有するフット用逃がし部94が形成
されている。円弧面93および外周板部90bの周方向
長さは略同一に設定され、後席用フットドア90がフッ
トモード位置の時に、外周板部90bがフット用逃がし
部94内に完全に収納されるようになっている。
【0104】そして、フェイスモード時には、外周板部
90bがフット用第1シート面91と円弧面93にとも
に接して空気通路を遮るため、後席用フット吹出開口部
42は全閉状態となる。バイレベルモード時には、後席
用フットドア90はフェイスモード時の位置から時計回
りに22.5度回動し、後席用フットドア90の大半が
フット用逃がし部94内に入り込むとともに、外周板部
90bがフット用第1シート面91から離れるため、後
席用フット吹出開口部42は半開状態となる。
【0105】また、フットモード時には、後席用フット
ドア90はフェイスモード時の位置から時計回りに45
度回動して、外周板部90bがフット用逃がし部94内
に完全に収納され、外周板部90bは空気通路を遮らな
いため、後席用フット吹出開口部42は全開状態とな
る。さらに、デフロスタモード時には、後席用フットド
ア90はフェイスモード時の位置から時計回りに90度
回動して、外周板部90bがフット用第2シート面92
と円弧面93にともに接して空気通路を遮るため、後席
用フット吹出開口部42は全閉状態となる。
【0106】(他の実施形態)上記の実施形態では、ヒ
ータコア13の前席用流路16を左右方向中央部の仕切
り部材18により運転席側流路16aと助手席側流路1
6bとに仕切る場合について説明しているが、仕切り部
材18を廃止して前席用流路16を左右方向に仕切らな
い空調装置に本発明を適用してもよい。この場合は、ド
ア20a、20b、ドア26a、26b、ドア31a、
31bおよびドア350a、350bは、いずれも左右
方向に分割せず、一体ドアにすればよい。
【0107】また、前席のみ、または後席のみに空調空
気を吹き出す空調装置にも本発明は適用可能である。
【0108】さらに、第1実施形態では、後席用フェイ
スドアとしてバタフライドアを用い、後席用フットドア
として片持ちドアを用いる例を示したが、後席用フェイ
スドアおよび後席用フットドアとして、片持ちドア、バ
タフライドアおよびロータリドア等を種々組み合わせて
用いることができる。
【0109】また、上記の実施形態では、デフロスタモ
ードが選択された際に後席側をシャットモードにした
が、後席に乗員がいない場合にも同様に後席側をシャッ
トモードにしてもよい。
【0110】また、第3実施形態および第5実施形態で
は、外周板部70b、90bを円弧状にしたが、この外
周板部70b、90bを平板状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車両用空調装置の
空調ユニット部の縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】第1実施形態の要部(後席配風部)の分解斜視
図である。
【図6】第1実施形態の要部の作動状態を示す断面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施形態の要部を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第3実施形態の要部を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の第4実施形態の要部を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の第5実施形態の要部を示す断面図で
ある。
【図11】先願に記載した車両用空調装置の空調ユニッ
ト部の要部断面図である。
【図12】先願に記載した車両用空調装置の空調ユニッ
ト部の要部断面図である。
【図13】先願に記載した車両用空調装置の作動状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
12…蒸発器、13…ヒータコア、41…フェイス吹出
開口部、42…フット吹出開口部、43、60、70…
フェイスドア、44、80、90…フットドア、45…
軸。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を冷却する冷房用熱交換器(12)
    と、空気を加熱する暖房用熱交換器(13)と、乗員頭
    部に向けて空気を吹き出すフェイス吹出開口部(41)
    と、このフェイス吹出開口部(41)を開閉するフェイ
    スドア(43、60、70)と、乗員足元に向けて空気
    を吹き出すフット吹出開口部(42)と、このフット吹
    出開口部(42)を開閉するフットドア(44、80、
    90)と、前記フェイスドア(43、60、70)およ
    び前記フットドア(44、80、90)がともに結合さ
    れた回動自在な軸(45)を備え、 前記軸(45)が第1位置に操作されると、前記フェイ
    スドア(43、60、70)が前記フェイス吹出開口部
    (41)を開くとともに、前記フットドア(44、8
    0、90)が前記フット吹出開口部(42)を閉じ、 前記軸(45)が前記第1位置から所定方向に回動され
    た第2位置に操作されると、前記フェイスドア(43、
    60、70)が前記フェイス吹出開口部(41)を閉じ
    るとともに、前記フットドア(44、80、90)が前
    記フット吹出開口部(42)を開くようにした車両用空
    調装置において、 前記軸(45)は前記第2位置からさらに前記所定方向
    に回動された第3位置まで回動可能で、 かつ前記軸(45)が前記第3位置に操作されると、前
    記フェイスドア(43、60、70)が前記フェイス吹
    出開口部(41)を閉じるとともに、前記フットドア
    (44、80、90)が前記フット吹出開口部(42)
    を閉じるように構成したことを特徴とする車両用空調装
    置。
  2. 【請求項2】 前席乗員に向けて空気を吹き出す前席用
    吹出開口部(25a、25b,29a、29b、30
    a、30b)を有し、前記前席用吹出開口部として、前
    面窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出開口
    部(25a、25b)を備える車両用空調装置であっ
    て、 前記フェイス吹出開口部(41)は、後席乗員頭部に向
    けて空気を吹き出すとともに、前記フット吹出開口部
    (42)は、後席乗員足元に向けて空気を吹き出すよう
    に構成し、 前席側の吹出モードとして、前記デフロスタ吹出開口部
    (25a、25b)から空気を吹き出すデフロスタモー
    ドが選択されると、前記軸(45)が前記第3位置に操
    作されることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1位置と前記第2位置との間の中
    間位置では、前記フェイス吹出開口部(41)および前
    記フット吹出開口部(42)がともに開かれるように構
    成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両
    用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記フェイスドア(43、60)および
    前記フットドア(44、80)のうち少なくとも一方を
    板状のドアで構成したことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記フェイスドア(70)および前記フ
    ットドア(90)のうち少なくとも一方をロータリドア
    で構成し、 このロータリドアは、前記吹出開口部(41、42)を
    開閉する外周板部(70b、90b)と、この外周板部
    (70b、90b)と前記軸(45)を連結する連結板
    部(70a、90a)とを有することを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記フェイス吹出開口部(41)および
    前記フット吹出開口部(42)が形成されたケース(1
    1)を有する車両用空調装置であって、 前記フェイスドア(43、60)を板状のドアで構成
    し、 前記ケース(11)には、前記第2位置と前記第3位置
    間での前記フェイスドア(43、60)の回動を許容す
    る逃がし部(47、61)と、前記第2位置と前記第3
    位置で前記フェイスドア(43、60)と協同して前記
    フェイス吹出開口部(41)を閉じる2つのフェイス用
    シート面(48、49、62、63)とを設けたことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車
    両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記フェイス吹出開口部(41)および
    前記フット吹出開口部(42)が形成されたケース(1
    1)を有する車両用空調装置であって、 前記フェイスドア(70)は、前記フェイス吹出開口部
    (41)を開閉する外周板部(70b)と、この外周板
    部(70b)と前記軸(45)を連結する連結板部(7
    0a)とを有し、 前記ケース(11)には、前記第2位置と前記第3位置
    間での前記フェイスドア(70)の回動を許容する逃が
    し部(74)を形成し、 前記外周板部(70b)の回動方向の長さを、前記第2
    位置から前記第3位置の範囲で前記フェイス吹出開口部
    (41)を閉塞可能な長さに設定したことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
  8. 【請求項8】 前記フェイス吹出開口部(41)および
    前記フット吹出開口部(42)が形成されたケース(1
    1)を有する車両用空調装置であって、 前記フットドア(44、80)を板状のドアで構成し、 前記ケース(11)には、前記第1位置と前記第3位置
    で前記フットドア(44、80)と協同して前記フット
    吹出開口部(42)を閉じる2つのフット用シート面
    (50、51、82、83)を設けたことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
  9. 【請求項9】 前記フェイス吹出開口部(41)および
    前記フット吹出開口部(42)が形成されたケース(1
    1)を有する車両用空調装置であって、 前記フットドア(90)は、前記フェイス吹出開口部
    (41)を開閉する外周板部(90b)と、この外周板
    部(90b)と前記軸(45)を連結する連結板部(9
    0a)とを有し、 前記ケース(11)には、前記第1位置で前記外周板部
    (90b)の回動方向の一端が当接するフット用第1シ
    ート面(91)と、前記第3位置で前記外周板部(90
    b)の回動方向の他端が当接するフット用第2シート面
    (92)と、前記第1位置と前記第3位置間で常時前記
    外周板部(90b)が当接するフット用第3シート面
    (93)とを形成し、 前記第1位置では、前記外周板部(90b)が前記フッ
    ト用第1シート面(91)と前記フット用第3シート面
    (93)にともに当接して前記フット吹出開口部(4
    2)が閉じられるとともに、前記第3位置では、前記外
    周板部(90b)が前記フット用第2シート面(92)
    と前記フット用第3シート面(93)にともに当接して
    前記フット吹出開口部(42)が閉じられるように構成
    したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つ
    に記載の車両用空調装置。
  10. 【請求項10】 気体が通過する第1開口部(41)
    と、この第1開口部(41)を開閉する第1ドア(4
    3、60、70)と、気体が通過する第2開口部(4
    2)と、この第2開口部(42)を開閉する第2ドア
    (44、80、90)と、前記第1ドア(43、60、
    70)および前記第2ドア(44、80、90)がとも
    に固定された回動自在な軸(45)を備え、 前記軸(45)が第1位置に操作されると、前記第1ド
    ア(43、60、70)が前記第1開口部(41)を開
    くとともに、前記第2ドア(44、80、90)が前記
    第2開口部(42)を閉じ、 前記軸(45)が前記第1位置から所定方向に回動され
    た第2位置に操作されると、前記第1ドア(43、6
    0、70)が前記第1開口部(41)を閉じるととも
    に、前記第2ドア(44、80、90)が前記第2開口
    部(42)を開くようにした気体通路開閉装置におい
    て、 前記軸(45)は前記第2位置からさらに前記所定方向
    に回動された第3位置まで回動可能で、 かつ前記軸(45)が前記第3位置に操作されると、前
    記第1ドア(43、60、70)が前記第2開口部(4
    1)を閉じるとともに、前記第2ドア(44、80、9
    0)が前記第2開口部(42)を閉じるように構成した
    ことを特徴とする気体通路開閉装置。
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