JP2002362132A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2002362132A
JP2002362132A JP2001174034A JP2001174034A JP2002362132A JP 2002362132 A JP2002362132 A JP 2002362132A JP 2001174034 A JP2001174034 A JP 2001174034A JP 2001174034 A JP2001174034 A JP 2001174034A JP 2002362132 A JP2002362132 A JP 2002362132A
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foot
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outlet
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Hiroshi Tsuzuki
洋 都築
Masami Nohara
正美 野原
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フット取出口を空調ケースの側部に形成する
車両用空調装置において、通気抵抗の増大を避けつつ、
フット取出口に対して温風を供給しやすくする。良好な
エアミックス性を確保しつつ、フット取出口の開口面積
を大きくする。 【解決手段】 エバポレータ4を通過した空気を温水ヒ
ータ5をバイパスして下流側へ導く冷風主流通路6と、
温水ヒータ5を通過した空気を下流側へ導く温風主流通
路7と、冷風主流通路6を流れる空気と温風主流通路7
を流れる空気との割合を調節するエアミックスドア8
と、エアミックスドア8の下流側に設けられる空調空気
を取り出す取出口とを有する。取出口のうち、足元へ供
給する空調空気を取り出すためのフット取出口13を、
冷風主流通路6を介して流れる空気と温風主流通路7を
介して流れる空気とを混合させる混合エリア9、また
は、これよりも温風主流通路側に位置する空調ケース2
の側部に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、足元へ供給する
空調空気を取り出すためのフット取出口を空調ケースの
側部に形成するようにした車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のセンターコンソール部などに送風
機、エバポレータ、温水ヒータなどの空調機器を集約し
て配置するするようにした所謂センター置きの車両用空
調装置は、図7に示されるように、ステアリングメンバ
31に対して空調ケース2の車室側の側面上部がブラケ
ット30を介して固定され、図示しないインテーク部を
介して導入された空気が送風機3によって下方のエバポ
レータ4へ導かれ、しかる後に、温水ヒータ5をバイパ
スする冷風主流通路6を流れる空気と、温水ヒータ5の
下流側に形成される温風主流通路7を流れる空気との割
合がエアミックスドア8によって調節されるようになっ
ている。そして、エアミックスドア8の上方において、
冷風主流通路6を通過した空気と温風主流通路7を通過
した空気とを混合させる混合エリア9が形成され、ま
た、エアミックスドア8の下流側に空調された空気を取
り出すための取出口(センタベント取出口10、デフロ
スト取出口11、サイドベント取出口12、フット取出
口13、リアフット取出口14)が形成され、取出口の
手前に配されたモードドア40,41を介して開放され
た取出口から空調空気を取り出すことができるようにな
っている。
【0003】ここで、センタベント取出口10は、エア
ミックスドア8の上方に延びる通路に臨むように車室側
の側面上部に形成され、デフロスト吹出口11とサイド
ベント吹出口12とは、エアミックスドア8の上方に延
びる通路の最下流端に位置する空調ケース2の上部に形
成され、フット取出口13は、空調ケース2の中ほどに
位置する側部に形成されている。また、空調ケース2の
車室側に向けられる側面の下部には、この側面に沿って
空調ケース2の中程から下方にかけて形成されるリア導
出通路16を介してエアミックスドア8の下流側に通じ
るリアフット取出口14が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなセンター置きの車両用空調装置は、車両のセンター
コンソール部の限られたスペースに配置されることか
ら、ステアリングメンバ31から車両の下方へ延びるス
テイ32が空調ケース2の脇を過ぎることとなり、この
ため、フット取出口13は、このステイ32を避けるよ
うな位置に形成するようにしていた。即ち、フット取出
口13から取り出される空気は、足元に開口するフット
ダクト33へ導く必要があるが、このフットダクト33
をフット取出口13に直接接続する場合には、フットダ
クト33の取り付けがステイ32によって妨げられない
ように、フット吹出口13を冷風主流通路6と温風主流
通路7とが混合する混合エリア9よりも冷風主流通路側
6にずらした位置に形成しなければならなかった。この
ため、フット取出口13に対して温風が供給されにくく
なり、これを実現するためには、空調ケースの内部に温
風をフット取出口13へ導くガイド部を設ける必要があ
り、このガイド部の存在によって通気抵抗が増大して送
風量の低下を招くという問題点があった。
【0005】また、このようなセンター置きの車両用空
調装置は、車両の前後方向の寸法をできるだけ抑える必
要があるが、空調ケース2の中程に形成されるフット取
出口13を板ドア式のモードドア41によって開閉する
構成においては、混合エリア9が小さくなり、良好なエ
アミックス性を得ることができなくなる不都合がある。
これを避けるために、限られた空間内に混合エリア9を
大きく確保しようとすると、フット取出口13の開口面
積を小さくしなければならなくなり、足元への風量を十
分に確保することができなくなる。
【0006】そこで、この発明においては、通気抵抗の
増大を避けつつ、フット取出口に対して温風を供給しや
すくすることで風量の低下を抑えることができる車両用
空調装置を提供することを主たる課題としている。ま
た、車両の前後方向の寸法を抑えつつ、空調ケースの中
程にフット取出口形成する場合でも、良好なエアミック
ス性を確保できると共に、フット取出口の開口面積を大
きくとることが可能な車両用空調装置を提供することを
も課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明にかかる車両用空調装置は、空調ケースを
介して空気を送風する送風手段と、前記空調ケース内に
配されて該空調ケース内に導入された空気を冷却する冷
却用熱交換器と、前記空調ケース内に配されて前記冷却
用熱交換器よりも下流側の部位に配された加熱用熱交換
器と、前記冷却用熱交換器を通過した空気を前記加熱用
熱交換器をバイパスして下流側へ導く冷風主流通路と、
前記加熱用熱交換器を通過した空気を下流側へ導く温風
主流通路と、前記冷風主流通路を流れる空気と前記温風
主流通路を流れる空気との割合を調節するエアミックス
ドアと、前記エアミックスドアの下流側に設けられた空
調空気を取り出す取出口とを有し、前記取出口のうち、
足元へ供給する空調空気を取り出すためのフット取出口
を、前記冷風主流通路を介して流れる空気と前記温風主
流通路を介して流れる空気とを混合させる混合エリア、
または、これよりも温風主流通路側に位置する空調ケー
スの側部に形成するようにしたことを特徴としている
(請求項1)。
【0008】したがって、フット取出口が混合エリア又
はこれよりも温風主流通路側に設けられているので、フ
ット取出口に温風が供給されやすくなり、通気抵抗の増
大に伴う風量の低下を避けることが可能となる。
【0009】さらに、フット取出口に対応して設けられ
るフットドアを、回転軸と、この回転軸に対して凹状を
なす内周面を有する湾曲部と、回転軸から湾曲部にかけ
て立設された立設部とを有して構成し、立設部によって
フット取出口の開度を可変するような構成にするとよい
(請求項2)。
【0010】このようにフットドアを構成することで、
フットドアの内側の中空部分を冷風主流通路と温風主流
通路とが混合する混合エリアの一部とすることができる
ようになり、混合エリアを大きく確保することが可能と
なる。また、フットドアを大きくしても混合エリアを確
保することができることから、フット取出口の開口面積
も大きくすることが可能となる。
【0011】また、上述のようにフット取出口を混合エ
リア又はこれよりも温風主流通路側に設けるようにする
と、ステアリングメンバから垂下するステイとフットダ
クトとの干渉が心配されるが、フット取出口が形成され
た空調ケースの部分に所望の箇所へ取出口を変更する中
継通路部材を設けることで、ステイとフットダクトとの
干渉を避けるようにするとよい(請求項3)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1において、車両のセンターコン
ソール部に搭載されるセンター置きタイプの空調ユニッ
ト1が示されている。この空調ユニット1は、図中の左
方に設けられるエンジンルームと車室とを区画する仕切
板よりも車室側に配されているもので、空調ケース2
に、送風機3、エバポレータ4、温水ヒータ5が車幅方
向のほぼ同位置に収納されており、送風機3に対峙して
設けられた図示しないインテーク部を介して内気や外気
を空調ケース内に導入するようになっている。
【0013】この例において、エバポレータ4は送風機
3の下流側となる下方に配置され、温水ヒータ5はエバ
ポレータ4のさらに下流側に配置されている。これらエ
バポレータ4と温水ヒータ5とは、共に立設させた状態
で空調ケース2の前後方向にずらして配置され、温水ヒ
ータ5はエバポレータ4よりも空調ケース2の車室側に
配置されている。
【0014】温水ヒータ5は、エバポレータ4の下半分
に対峙するように設けられているもので、温水ヒータ5
の上方には、エバポレータ4を通過した空気を温水ヒー
タ5をバイパスして下流側へ導く冷風主流通路6が形成
されている。また、温水ヒータ5を通過した空気を下流
側へ導く温風主流通路7が温水ヒータ5の後方から上方
に向かって形成されている。
【0015】温水ヒータ5の上方には、冷風主流通路6
を流れる空気と温風主流通路7を流れる空気との割合を
調節するエアミックスドア8が配置されている。このエ
アミックスドア8はバタフライ式の板ドアによって構成
されているもので、冷風主流通路6を全閉にする位置か
ら温風主流通路7を全閉にする位置にかけて回動するよ
うになっており、冷風主流通路6を全閉にする場合には
温風主流通路7が全開となり、温風主流通路7を全閉に
する場合には、冷風主流通路6が全開となるようになっ
ている。
【0016】そして、エアミックスドア8の下流側に
は、冷風主流通路6を通過した空気と温風主流通路7を
通過した空気とを混合させる混合エリア9が形成され、
また、エアミックスドア8よりも下流側には温調された
空気を取り出すセンタベント取出口10、デフロスト取
出口11、サイドベント取出口12、フット取出口1
3、及びリアフット取出口14が設けられている。
【0017】センタベント取出口10は、エアミックス
ドア8の上方に形成された空調通路15に臨むように空
調ケース2の車室側に向けられた側面の上部に形成さ
れ、また、デフロスト取出口11及びサイドベント取出
口12は、前記空調通路15の最下流端に位置する空調
ケース2の上部に形成されている。さらに、リアフット
吹出口14は、空調ケース2の車室側に向けられる側面
の下部に形成され、この車室側の側面に沿って空調ケー
スの中程から下部にかけて形成されるリア導出通路16
を介してエアミックスドア8の下流側の部分に連通され
ている。
【0018】また、フット取出口13は空調通路15の
中程に臨むように空調ケース2の左右の両側部に形成さ
れているもので、エアミックスドア8の下流側の混合エ
リア9、または、これよりも温風主流通路側7に位置す
る空調ケース2の側部に形成されている。
【0019】そして、センタベント取出口10、デフロ
スト取出口11、及びサイドベント取出口12は、温水
ヒータ5の上方に配された板ドア状のデフベントドア1
8,19によって開度が調節され、また、フット取出口
13は、下記するドラム状のフットドア20によって開
度が調節されるようになっている。
【0020】フット取出口13の開度を調節するフット
ドア20は、図2に示されるように、回転軸21と、こ
の回転軸21に対して凹状をなす内周面を有する湾曲部
22と、湾曲部22の軸方向の両端部に回転軸21から
湾曲部22にかけて立設された扇状の立設部23とを有
して構成され、湾曲部22の内側をエアミックスドア8
の側に向けてフット取出口13の脇に回動自在に取り付
けられており、エアミックスドア8を介して上方へ送ら
れる空気を湾曲部22の内周面に沿って流すことができ
るようになっている。そして、立設部23は、フット取
出口13が形成された部分の内壁面と平行に且つフット
取出口13の全体を覆うことができるような大きさに形
成されている。したがって、フットドア20を回動させ
ることによって立設部23で覆うフット取出口13の量
が調節され、フット取出口13を全閉にする状態から全
開にする状態にかけて開口状態が調節されるようになっ
ている。また、フット取出口13を全閉にする状態にお
いては、リア導出通路16がフットドア20の湾曲部2
2によって閉塞されるようになっている。
【0021】上記構成において、送風機3から送られる
空気は、エバポレータ4を通過する際に冷却され、エア
ミックスドア8の開度に応じて、温水ヒータ5をバイパ
スして冷風主流通路6を通過する量と温水ヒータ5を通
過して温風主流通路7を通過する量との割合が調節され
る。そして、冷風主流通路6を通過する空気と温風主流
通路7を通過する空気とは、エアミックスドア8の下流
側の混合エリア9において混合され、吹出モードに応じ
て開放された取出口から吹き出されるようになってい
る。
【0022】即ち、デフロストモードやベントモード時
においては、図3に示されるように、フットドア20が
フット取出口13を全閉する位置に回動され、エアミッ
クスドア8の下流側に空調ケース2とフットドア20の
内周面との間に混合エリア9が形成される。エアミック
スドア8を介して冷風主流通路6と温風主流通路7とを
通過する空気は、この混合エリア9でエアミックスされ
た後に、エアミックスドア8の上方に形成された空調通
路15を介して上方へ供給され、センタベント取出口1
0、デフロスト取出口11、サイドベント取出口12の
うち、開口している取出口から送出されることとなる。
【0023】また、バイレベルモード時においては、図
4に示されるように、フットドア20がフット取出口1
3の一部を閉塞する位置に回動され、エアミックスドア
8の下流側の空調ケース2とフットドア20の内周面と
の間に形成される混合エリア9でエアミックスされた空
気が空調通路15を介して上方へ供給される。それと同
時に、フット取出口13が、混合エリア9、または、こ
れよりも温風主流通路7側に位置する空調ケース2の側
部に形成されているので、温風主流通路7を介して上方
へ流れる温風が、フット取出口13へ導かれて送出され
ると共にリア導出通路16を介してリアフット取出口1
4から送出されることとなる。
【0024】さらに、フットモード時においては、図5
に示されるように、フットドア20がエアミックスドア
8の上方に形成される空調通路15を閉塞する位置に回
動され、フット取出口13が全開状態に設定される。こ
のようなフットモード時においては、通常、エアミック
スドアが冷風主流通路6を流れる空気量を少なく又は無
くすようにするため、主として温風主流通路7を介して
下流側に温風が流れることになるが、フット取出口13
は、混合エリア9、または、これよりも温風主流通路側
7に位置する空調ケース2の側部に形成されているの
で、温風主流通路7を介して上方へ流れる温風がスムー
ズにフット取出口13へ導かれて送出されると共に、リ
ア導出通路16を介してリアフット取出口14から送出
されることとなる。
【0025】よって、上述の構成においては、フット取
出口13へ至る経路の通気抵抗を小さくすることがで
き、フット取出口13から取り出される送風量を十分に
確保することができるようになる。また、フットドア2
0にドラム状の回転ドアを用いたので、空調ケース2の
中程にフット取出口13を形成する場合においても、空
調ケース2の車両の前後方向の寸法を抑えつつ、良好な
エアミックス性を確保することが可能となる。
【0026】ところで、上述のように、フット取出口1
3が混合エリア9、または、これよりも温風主流通路側
7に設けられた空調ユニット1を、図6(a)に示され
るように、空調ケース2の車室側の側面上部に形成され
たブラケット30を介してステアリングメンバ31に固
定するようにすると、ステアリングメンバ31から下方
へ延びるステイ32がフット取出口13上を過ぎること
となる。このため、フット取出口13にフットダクト3
3を直接接続できなくなることから、フット取出口13
が形成された空調ケース2の部分にエンジンルーム側へ
取出口を変更する中継通路部材34を取り付け、この中
継通路部材34を介してフットダクト33を接続するよ
うにしている。
【0027】この中継通路部材34は、図6(b)、
(c)に示されるように、空調ケース2の外側にフット
取出口13を覆うように取り付けられているもので、空
調ケース2の側面との間で前後方向に延びる中継通路3
5を構成するようになっており、フット取出口13と対
峙する部分から離れた端部にフットダクト33を接続す
るための取出口36が形成されている。
【0028】よって、このような中継通路部材34を設
けたことにより、ステイ32とフットダクト33との干
渉を避けることができ、フット取出口13へ供給される
温風を確保しつつ、フットダクト33を所望の位置へ配
設することができるようになる。
【0029】尚、上述の構成においては、フットドア2
0としてドラム式の回転ドアを用いた最良の形態を示し
ているが、フット取出口13の開度を板ドアによって調
節するようにしてもよい。このような場合においても、
フット取出口13を、冷風主流通路6を介して流れる空
気と温風主流通路7を介して流れる空気とが混合する混
合エリア9、または、これよりも温風主流通路側7に位
置する空調ケース2の側部に形成することで、フット取
出口13に至る経路の通路抵抗を小さくして温風をスム
ーズにフット取出口13へ導くことが可能となり、フッ
ト取出口13から取り出される送風量を十分に確保する
ことが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
送風手段と、冷却用熱交換器と、加熱用熱交換器と、冷
却用熱交換器を通過した空気を加熱用熱交換器をバイパ
スさせる冷風主流通路と、加熱用熱交換器を通過した空
気を下流側へ導く温風主流通路と、冷風主流通路を流れ
る空気と温風主流通路を流れる空気との割合を調節する
エアミックスドアと、エアミックスドアの下流側に設け
られる空気取出口とを有する車両用空調装置において、
空調空気を取り出す取出口のうち、足元へ供給する空調
空気を取り出すためのフット取出口を、冷風主流通路を
介して流れる空気と温風主流通路を介して流れる空気と
を混合させる混合エリア、または、これよりも温風主流
通路側に位置する空調ケースの側部に形成するようにし
たので、フット取出口に温風を供給しやすくなり、空調
ケースの内部にフット取出口へ温風を導くガイド部が不
要となる。よって、通気抵抗の増大に伴う風量の低下を
避けることができるようになる。
【0031】また、フット取出口に対応して設けられる
フットドアを、回転軸と、この回転軸に対して凹状をな
す内周面を有する湾曲部と、回転軸から湾曲部にかけて
立設された立設部とを有して構成し、フット取出口の開
度を立設部により変更できるようにしたので、車両の前
後方向の寸法を抑えつつ、空調ケースの中程にフット取
出口を形成した場合でも、良好なエアミックス性を確保
することができると共に、フット取出口の開口面積を大
きくとることができるようになる。
【0032】さらに、フット取出口が形成された空調ケ
ースの側部に所望の箇所へ吹出口を変更するための中継
通路部材を設けるようにしたので、フット取出口を混合
エリア又はこれよりも温風主流通路側に設けた場合で
も、車両に設けられるステイとの干渉を避けつつフット
ダクトを接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる車両用空調装置を示す
断面図である。
【図2】図2は、本発明にかかる車両用空調装置のフッ
トドアを示す図であり、図2(a)はその斜視図、図2
(b)は図2(a)のI−I線で切断した断面図であ
る。
【図3】図3は、本発明にかかる車両用空調装置の熱交
換器、エアミックスドア、フット取出口が設けられた付
近を示す拡大図であり、デフロストモード又はベントモ
ードの状態を示す図である。
【図4】図4は、本発明にかかる車両用空調装置の熱交
換器、エアミックスドア、フット取出口が設けられた付
近を示す拡大図であり、バイレベルモードの状態を示す
図である。
【図5】図5は、本発明にかかる車両用空調装置の熱交
換器、エアミックスドア、フット取出口が設けられた付
近を示す拡大図であり、フットモードの状態を示す図で
ある。
【図6】図6(a)は、本発明にかかる車両用空調装置
のフット取出口を設けた側面に中継通路部材およびフッ
トダクトを取り付けた状態を示す図であり、図6(b)
は、フット取出口に中継通路部材を取り付けた状態を示
す断面図、図6(c)は、フット取出口に中継通路部材
を取り付けた状態を示す正面図である。
【図7】図7は、従来の車両用空調装置を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 空調ユニット 2 空調ケース 4 エバポレータ 5 温水ヒータ 6 冷風主流通路 7 温風主流通路 8 エアミックスドア 9 混合エリア 13 フット取出口 20 フットドア 21 回転軸 22 湾曲部 23 立設部 34 中継通路部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野原 正美 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセルヴァレオクライメート コントロール内 Fターム(参考) 3L011 BP02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ケースを介して空気を送風する送風
    手段と、前記空調ケース内に配されて該空調ケース内に
    導入された空気を冷却する冷却用熱交換器と、前記空調
    ケース内に配されて前記冷却用熱交換器よりも下流側の
    部位に配された加熱用熱交換器と、前記冷却用熱交換器
    を通過した空気を前記加熱用熱交換器をバイパスして下
    流側へ導く冷風主流通路と、前記加熱用熱交換器を通過
    した空気を下流側へ導く温風主流通路と、前記冷風主流
    通路を流れる空気と前記温風主流通路を流れる空気との
    割合を調節するエアミックスドアと、前記エアミックス
    ドアの下流側に設けられた空調空気を取り出す取出口と
    を有する車両用空調装置において、 前記取出口のうち、足元へ供給する空調空気を取り出す
    ためのフット取出口を、前記冷風主流通路を介して流れ
    る空気と前記温風主流通路を介して流れる空気とを混合
    させる混合エリア、または、これよりも温風主流通路側
    に位置する空調ケースの側部に形成するようにしたこと
    を特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記フット取出口に対応して前記空調ケ
    ース内にフットドアを設け、このフットドアを、回転軸
    と、前記回転軸に対して凹状をなす内周面を有する湾曲
    部と、前記回転軸から前記湾曲部にかけて立設された立
    設部とを有して構成し、前記立設部によって前記フット
    取出口の開度を可変するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記フット取出口が形成された前記空調
    ケースの部分に所望の箇所へ取出口を変更する中継通路
    部材を設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の車両用空調装置。
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Cited By (4)

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