JPS5816411Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPS5816411Y2
JPS5816411Y2 JP1979161279U JP16127979U JPS5816411Y2 JP S5816411 Y2 JPS5816411 Y2 JP S5816411Y2 JP 1979161279 U JP1979161279 U JP 1979161279U JP 16127979 U JP16127979 U JP 16127979U JP S5816411 Y2 JPS5816411 Y2 JP S5816411Y2
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JP
Japan
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air
damper
outlet
casing
shaft
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JP1979161279U
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JPS5677421U (ja
Inventor
近藤進
田中登
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用空調装置において、特に吹出口切換用
のダンパ構造の改良に関する。
従来のこの種装置においては、第1図および第2図に示
すごとく、デフロスタ・室内切換用ダンパ10および上
方吹出口16,1γ、下方吹出口15切換用ダンパ14
として平板状のダンパを通常使用している。
そして、上記の両ダンパ10゜14を連動させるための
リンク機構はレバー19゜22.23,24,25およ
びロッド21,26の7点で構成されている。
ところで、上記構成の従来装置では、ダンパ10を第1
図の実線で示す中間位置に操作して、窓ガラスの曇り除
去用デフロスタ吹出口11と車室内の乗員足元に風を吹
出す下方吹出口15を両者とモ開[」させるヒータモー
ドにおいて、エアミックスダンパ5を操作して吹出空気
温度の制御を行なうと、デフロスタ・室内切換用ダンパ
10によって冷風がすぐにあげられるため、デフロスタ
吹出口11へは冷風が、また下方吹出口15へはヒータ
コア6かもの熱風がそれぞれ偏って流れ、上下の吹出口
11.15間の温度差が著しく大きくなり、その結果高
温から低温までの直線的で快適な吹出口空気温度制御が
困難となる。
また、デフロスタ吹出しから室内吹出しへ、あるいは室
内吹出しからデフロスタ吹出しへとダンパ10を切換え
作動させる時、とのダンパ10が風圧によるモーメント
を受けるため、レバー25ひいては駆動レバー19の操
作力が著しく重くなるという不具合がある。
本考案は上記点に鑑みて案出されたもので、吹出口切換
用のダンパな、従来の平板状から円弧状の外周面を持っ
た特殊形状に変更することにより、直線的な吹出口空気
温度制御が可能で、しかもダンパ操作力を大幅に軽減で
きる自動車用空調装置を提供することを目的とする。
以下本考案を図に示す実施例について説明すると、第3
図〜第1図において、1は電動送風機で、外気吸入口2
aまたは内気吸入口2bから吸入した空気を吹出口側へ
送るためのものである。
3は内外気切換ダンパ、4は冷凍サイクルのエバポレー
タ(冷媒蒸発器)であり、吸入された空気の除湿・冷却
を行なう。
5はエアミックスダンパで、除湿・冷却された空気をヒ
ータコア6側とバイパス通路γ側に分配し、この空気の
分配比率をかえることにより吹出空気温度の調節を行な
うものである。
前記ヒータコア6は自動車のエンジン冷却水を熱源とし
て空気を加熱し温風とする。
また、ヒータコア6のバイパス通路1には、冷温風の合
流攪拌を容易にするためのガイド板8が空気通路を形成
するケーシング9と樹脂により一体に形成されており、
その一部に、冷風バイパス穴8aがあげである。
10はデフロスタ・室内切換用ダンパで、温度調節され
た空気をデフロスタ吹出口11と車室内吹出口への空気
通路12側に分配、切換えするためのものであり、軸1
0aを中心として回動するものである。
このダンパ10は第5図に示すごとく、円弧状の外周面
10bを有し、この外周面10bの両側端にそれぞれ扇
状の側板10C210cを形成し、この両側板10c、
10cの扇のかなめの位置、換言すれば外周面10bの
円弧の中心に位置する部位に軸10aを配設して両側板
10c、10cを連結している。
この軸10 aは第6図に示すごとくケーシング9の軸
受孔9aに嵌挿され、回動自在に軸支されている。
ここで、軸10aは第4図の配置関係から理解されるよ
うにケーシング9内の送風空気流と直交するように配置
されており、一方側板10Cは送風空気流と平行に形成
されている。
また、円弧状の外周面10bは第4図、第6図に示すご
とくケーシング9内に固定されたフェルト、樹脂の発泡
材等よりなるパツキン13の内面を密接摺動することに
よりケーシング9との藺のシールが維持されるようにな
っている。
本例では、ケーシング9の一部にダンパ10の円弧状外
周面10bと同心の円弧面9bが形成しである。
また、ダンパ10の軸10aと側板10c、10cと円
弧状外周面10bは例えば樹脂にて一体成形しである。
前記のデフロスタ吹出口11は適宜のダクトを介して窓
ガラスに温度を吹付けるデフロスタノズル11aに接続
されている。
14は軸14aを中心として回動する平板状のダンパで
、車室内吹出口側に送られた空気をヒータ用下方吹出口
15とクーラ用・換気用の正面上方吹出口16および計
器盤左右両側のサイド上方吹出口1γとに分配、切換え
をするものである。
サイド上方吹出口11はサイドデフロスタの機能を兼ね
るものである。
デフロスタ・室内切換用ダンパ10と上方吹出口・下方
吹出口切換用ダンパ14は回動操作用のリンク機構にて
連動作動する構成にしである。
第7図にて上記リンク機構を説明すると、ダンパ10の
軸10aには、コントロールケーブル18で駆動される
駆動レバー19がビス等で直接連結されており、またケ
ーシング9にアイドルレバー20が軸20aにより回動
自在に取付けられており、このアイドルレバー20はロ
ッド21を介してレバー22に連結され、このレバー2
2は軸14aにビス等で固定されている。
またアイドルレバー20のビス20bは駆動レバー19
のカム溝19aに挿入され、これらの各部品10,19
,20,2L22,14が連動作動するようになってい
る。
なお コントロールケーブル18は車室内の計器盤又は
その近傍に設置される空調制御パネル(図示せず)の吹
出モード切換レバーにて手動操作されるようになってい
る。
また、内外気切換ダンパ3、エアミックスダンパ5も同
様に回動操作用リンク機構、コントロールケーブルを介
して空調制御パネルの内外気切換レバー、温度制御レバ
ーにてそれぞれ手動操作されろ。
次に、上記構成において作動を説明する。
電動送風機1によって外気吸入口2から吸入された車室
外空気または内気吸入口3から吸入された車室内空気は
まずエバポレータ4へ送られ、ここで除湿・冷却される
次いで、この除湿・冷却された空気はエアミックスダン
パ5によりヒータコア6側とバイパス通路7側とに分配
される。
そして、ヒータコア6を通過した空気は加熱されて温風
となり、この温風はヒータコア出口部でバイパス通路T
側の冷風と合流し、所定温度に調節される。
エアミックスダンパ5の開度る変えることにより、冷温
風の配合比率がかわり、低温から高温まで連続的に任意
の温度の空気が得られる。
この適温に調節された空気は、乗員が図示していたい吹
出モード切換レバーを操作することにより、コントロー
ルケーブル18およびリンク機構の各部品19゜20.
21.22を介してデフロスタ・室内切換用ダンパ10
と上方吹出口・下方吹出口切換用タンパ14を作動させ
て、目的とするデフロスタ吹出口11.下方吹出口15
、正面上方吹出口16およびサイド上方吹出口11等へ
送られ、車室内へ放出される。
ここで、各吹出しモードと各吹出口の開閉との関係を示
せば、下表のごとくである。
上表において、ヒータモード時にデフロスタ吹出口1.
1を閉状態とすることもある。
また、ヒータモード時にサイド上方吹出口1Tは温風を
吹出すことにより、自動車の側面窓ガラスの曇り止めの
作用を果す。
また、カイト板8は冷温風の混合を良好ならしめて吹出
空気の温度分布を均一化する作用を果すが、このガイド
板8に設けられろ。
冷風バイパス穴8aの開口面積をかえることによりデフ
ロスタ吹出口11と下方吹出口14の吹出空気温度差を
任意にかえることができろ。
従って、ヒータモード時に所望の温度差でもって快適な
る頭寒足熱の暖房を行なうことができる。
同様に、パイレベルモード時においても上方吹出口16
,17と下方吹出口15との間で所望の温度差を持たせ
ることができる。
また、ダンパ10を第4図の実線位置および1点鎖線位
置のいずれから回動操作する場合にも、ダンパ10の側
板10c、10cが送風空気流と平行になっているので
、送風空気流の風圧によってダンパ10に回動方向のモ
ーメント作用が加わることがなく、その結果ダンパ10
の回動操作力が小さくすむ。
また、ダンパ10の外周面10bはバイパス通路7から
の冷風のみをデフロスタ吹出口11側へすくい上げるこ
とがないので、ヒータモード時における吹出空気温度を
低温から高温にわたって直線的に良好に制御することが
できる。
なお、上述の実施例は冷温風エアミックス方式で、かつ
、吹出口がデフロスタ吹出口11.下方吹出口15、正
面上方吹出口16、サイド上方吹出口17等を備える空
調装置に本考案を適用した場合について説明したが、本
考案のダンパ機構はヒータコア6への温水流量を調整し
て吹出空気の温度を制御するリヒート式空調装置、ある
いは吹出口がデフロスタ吹出口11と下方吹出口15、
あるいは下方吹出口15とデフロスタ兼用の上方吹出口
の2ケ所のみの場合にも適用できる。
また、本考案はエバポレータ4を持たない、暖房機能の
みの空調装置にももちろん適用できる。
また、上述の実施例ではケーシング9に第4図に示すと
とくダンパ10の円弧状外周面10bと同心の円弧形状
の部分9bを設けているが第8図に示すごとくケーシン
グ9を箱形とし、その代りにバンキング13の内面なダ
ンパ10の円弧状外周面10bと同心メ内弧形状にして
もよい。
また、ガイド板8、冷風バイパス穴8aは空調装置の形
式によっては廃止することもできる。
またダンパ10において側板10Cは必ずしも扇状に形
成する必要はなく他の形状でもよい。
また軸10aは側板10cの外方側のみに突出形成して
、2つの側板10c、10c間に位置する部分は廃止す
ることもできる。
上述したごとく本考案では、複数の吹出口を選択的に切
換開閉するダンパ10を、円弧状の外周面10bと、こ
の外周面10bの両側端に形成された側板10c、10
cと、この側板10c。
106に設けられた回動用の軸10aとを持った特殊構
造に構成しているから、ダンパ10による冷風のすくい
上げがなく、吹出空気温度を低温から高温まで直線的に
良好に制御でき、しかもダンパ10の回動操作力を、風
圧によるモーメント作用の影響をなくして大幅に軽減で
きるという効果が犬である。
また、従来実公昭51−54352号公報により円筒状
のロータリダンパを用いて吹出口の切換を行う装置が提
案されているが、この従来装置では、ダンパ自体の重量
が重くなるのに加えて、ケーシング側との摩擦抵抗が大
きくなるので、ダンパ操作力が大きくなるという不具合
があり、またロータリダンパ内部で送風空気流が90°
方向転換する・ので、通風抵抗が大きくなり、さらには
円節状ロータリダンパの設置によりヒータユニット部の
全体形状がどうしても大きくなり、車室内への取付に苦
慮する等の不具合があるが、本考案の特殊ダンパ構造に
よれば、ケーシング側との摺動面積が小さいので、摩擦
抵抗が小さくすみ、ダンパ操作力を軽減でき、また側板
ioc、iocに沿って送風空気流をスムーズに流すこ
とができるので、通風抵抗も小さく、さらにはダンパ形
状も小形であるので、ヒータユニット部の全体形状を小
形にまとめることができる。
従って、前記公報記載の従来装置に比して実用上程々の
優れた効果が得られる。
また、上記ダンパ10の回動用軸10aに回動操作用リ
ンク機構の駆動レバー19を直接連結することにより、
リンク機構の部品点数を大幅に減少でき、リンク機構の
コスト低減と部品間のガタ、固定等による作動不良の低
減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の要部断面図、第2図は従来装置のダ
ンパ操作用リンク機構を示す要部側面図、第3図〜第γ
図は本考案の一実施例を示すもので、第3図は本考案装
置の全体構成を示す模式的断面図、第4図は第3図の要
部拡大断面図、第5図は第3図、第4図に示すダンパ1
0の斜視図、第6図は第4図のA−A断面図、第7図は
本考案装置のダンパ操作用リンク機構を示す要部側面図
、第8図は本考案の他の実施例を示す要部断面図である
。 6・−・・・化−タコア、?・・・・・・バイパス通J
9・・・・・・ケーシング、10・・・・・・ダンパ
10a・・・・・・回動用軸、10b・・・・・・円
弧状外周面、10c・・・・・・側板、11.15,1
6,17・・・・・・吹出口、19・・・・・・ダンパ
回動操作用リンク機構の駆動レバー。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 少なくともヒータコアを収納するケーシング
    と、このケーシングにおいて前記ヒータコア下流側部分
    に開口された複数の吹出口と、この複数の吹出口の1つ
    または複数を選択的に開口し得るダンパとを具備し、こ
    のダンパを、前記複数の吹出口を開閉する円弧状の外周
    面、この円弧状外周面の両側端に前記ケーシング内の送
    風空気流と平行に形成された側板、およびこの両側板の
    うち前記外周面の円弧の中心に位置する部位に設けられ
    た回動用の軸により構成し、この軸を前記送風空気流と
    直交するように前記ケーシングに回動自在に軸支すると
    ともに、この軸を回動操作用のリンク機構に連結したこ
    とを特徴とする自動車用空調装置。
  2. (2)前記ダンパの軸が前記リンク機構の駆動レバーに
    直接連結されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載の自動車用空調装置。
JP1979161279U 1979-11-21 1979-11-21 自動車用空調装置 Expired JPS5816411Y2 (ja)

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JPS5677421U JPS5677421U (ja) 1981-06-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5154352U (ja) * 1974-10-23 1976-04-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5154352U (ja) * 1974-10-23 1976-04-26

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