JPH0334592Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0334592Y2
JPH0334592Y2 JP7947585U JP7947585U JPH0334592Y2 JP H0334592 Y2 JPH0334592 Y2 JP H0334592Y2 JP 7947585 U JP7947585 U JP 7947585U JP 7947585 U JP7947585 U JP 7947585U JP H0334592 Y2 JPH0334592 Y2 JP H0334592Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
vertical
case
operating lever
vertical fins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7947585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61195248U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7947585U priority Critical patent/JPH0334592Y2/ja
Publication of JPS61195248U publication Critical patent/JPS61195248U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0334592Y2 publication Critical patent/JPH0334592Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の空調機器のルーバ装置、特に
詳細にはルーバケースが互いに隣接させて2つに
設けられるとともに、各ルーバケース内に設けら
れた縦フインが、モータによつて左右方向に揺動
されるルーバ装置に関するものである。
(従来技術) 自動車のインストルメントパネル部に設けられ
る空調機器のルーバ装置として従来より、例えば
実開昭58−110514号公報に示される装置が知られ
ている。この装置は、インストルメントパネル部
に固定されたルーバケース内に左右方向に延びる
シヤフトを設け、このシヤフトに複数枚の円板状
フインを、シヤフトに対して斜めでかつ互いに平
行となるように並設し、上記シヤフトをモータで
回転させることにより、フインの配列方向を上下
左右方向に自動的に変化させるようにしたもので
ある。
上記のようなルーバ装置は、風の吹出し方向を
ある程度上下左右方向に自動的かつ連続的に変化
させることができるが、吹出し方向の可変角度が
小さく、またルーバケース隅部からの風の吹出し
が制御し難い、といつた問題がある。
そこでルーバケース内において左右方向に揺動
自在に複数の縦フインを取り付け、これらの縦フ
インを、モータによつて往復動される作動レバー
により左右方向に自動的、連続的に揺動させるよ
うにしたルーバ装置も考えられている。このよう
なルーバ装置においては、縦フインを揺動させる
ことにより、風の吹出し方向を左右方向に大きく
変えることができ、またルーバケース隅部からの
風の吹出し方向も良好に制御できる。そしてルー
バケース自体を上下方向に回動可能にしておけ
ば、風の吹出し方向を上下方向にも大きく変える
ことができる。
ところで上記のようなルーバ装置は、インスト
ルメントパネル部に2個のルーバケースが左右に
並ぶように設けられることが多い。このような場
合、各ルーバケースからの風の吹出し方向を、マ
ニユアル操作でそれぞれ別方向に設定したいこと
がある。しかし従来の上記ルーバ装置において
は、モータによつて駆動される前記作動レバーを
介して左右のルーバケースの縦フインが連結され
ているので、一方のルーバケースの縦フインの向
きをマニユアル操作すると、それにつれて他方の
ルーバケースの縦フインも同じ向きに動いてしま
うことになる。
そこで上記作動レバーと各ルーバケースの縦フ
インとを、一端が縦フインに係合し他端が作動レ
バーに摺動可能に摩擦係止する連結部材で連結
し、縦フインがマニユアル操作された際には上記
連結部材を作動レバーに対して摺動させ、該縦フ
インの動きを他方のルーバケースの縦フインに伝
えないようにしたルーバ装置も考えられている。
しかしこのような構造を採用しても、マニユアル
操作された縦フインの動きは、作動レバーを介し
て他方のルーバケースの縦フインに多少ながら伝
達されてしまい、この他方のルーバケースの縦フ
インの向きが若干変わつてしまうことは避けられ
なかつた。
(考案の目的) そこで本考案は、上記のように2つのルーバケ
ースが隣接して設けられ、双方のルーバケースの
縦フインが共通のモータで揺動されるようにした
自動車の空調機器のルーバ装置において、各ルー
バケースの縦フインの向きを、それぞれ他のルー
バケースの縦フインに干渉することなく、独自に
マニユアル設定することができるルーバ装置を提
供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案の自動車の空調機器のルーバ装置は、前
述したような2つのルーバケースと、各ルーバケ
ースに設けられた複数の縦フインと、これらの縦
フインを揺動させる作動レバーとを備えたルーバ
装置において、 上記作動レバーは各ルーバケース毎に分割して
設け、 各作動レバーと縦フインとを、前述したように
作動レバーに摩擦係止する連結部材によつて連結
するとともに、 共通のモータで駆動される2つのカム部材を設
け、 そしてこれらのカム部材の各々を、上記作動レ
バーの各々に設けられた係合部に係合させたこと
を特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1,2,3および4図は本考案の一実施例に
よるルーバ装置を示すものであり、また第5図
は、この実施例装置を自動車に設置した状態を示
すものである。まず第2,3図に示されるよう
に、自動車の車室内に設けられるパネル部材であ
るインストルメントパネル2には左右一対の空間
部1,1が形成されており、この空間部1,1は
例えば共通のダクト(図示せず)により、自動車
前部の空気取入れ口あるいは暖房用のヒータコ
ア、冷房用の熱交換器等にフアンを介して連通さ
れている。
上記各空間部1,1内には、それぞれルーバケ
ース5が収められている。これらのルーバケース
5はそれぞれ、上記空間部1,1を画成するイン
ストルメントパネル2の側壁部2a,2aに、左
右方向に延びる回動軸6を中心として上下方向に
回動自在に支持されている。そしてこれらのルー
バケース5内にはそれぞれ、複数枚の縦フイン3
と横フイン4とが、互いに交差した状態で配設さ
れている。上記横フイン4は、互いに平行に揃え
上下に並べてルーバケース5に固設されている。
一方縦フイン3は、ルーバケース5の上下壁部5
b,5bに回動自在に支承されて上下方向に延び
る軸8に固定されている。これらの軸8は左右方
向に所定間隔で配されている。また各縦フイン3
は例えばその上端部において、、上記軸8よりも
後方側(第2図の上方側)の位置で、連結部材9
に回動自在に係止され、互いに連結されている。
そしてこれらの縦フイン3のうちの1つの縦フイ
ン3aの前面には、扇形の操作レバー10が設け
られている。したがつて上記操作レバー10を左
右方向に動かすこと、これらの縦フイン3は互い
に連動して各々が軸8を中心に同方向(左右いず
れかの方向)に揺動するので、前記フアンから送
られて来る風の吹出し方向を左右にマニユアル調
整することができる。
また複数の縦フイン3のうちの1つの縦フイン
3bには、上記連結部材9との係止部よりもさら
に後方の端部において、上下方向に延びるピン1
2が取り付けられている。そしてこのピン12に
は、作動レバー15に係止した連結部材16が係
合されている。この連結部材16は先端側に細長
い係合孔16aを有し、この係合孔16aが上記
の通りピン12に係合するとともに、後端側が作
動レバー15に係止されている。この係止状態は
第3図に明確に示されるように、連結部材16に
断面略U字状のバネ片17を固定し、このバネ片
17内に、摩擦材(滑り止め材)としての樹脂部
材18を介して作動レバー15を挟持することに
よつて維持されている。
上記作動レバー15はそれぞれルーバケース5
の側壁部5aに、左右方向に移動自在に支承され
ている。そして第1図および第4図に示されるよ
うに、これらの作動レバー15の内端部には、断
面略U字状でかつ垂直面内で湾曲した係合部15
aが固定されている。なおこれらの係合部15a
は、ルーバケース5の回動軸6と略同心となるよ
うに湾曲している。右方のルーバケース5の作動
レバー15の係合部15a内には、カム板20R
上の偏心位置に突設されたピン21Rが係合され
ている。このカム板20Rはスパーギヤ22R,
23、ピニオンギヤ24を介して、モータ25に
より回転されるようになつている。一方左右のル
ーバケース5の作動レバー15の係合部15a内
にも、カム板20L上に突設されたピン21Lが
係合されており、このカム板20Lもスパーギヤ
22Lおよび上記スパーギヤ23、ピニオンギヤ
24を介して、モータ25により回転されるよう
になつている。
モータ25が回転されると、上記2つのカム板
20R,20Lは互いに同方向に回転し、それぞ
れ係合部15aを介して左右の作動レバー15を
左右方向(第1図の矢印A方向)に往復動させ
る。作動レバー15が左右方向に往復動すると、
連結部材16を介して縦フイン3bが左右方向に
揺動を繰り返し、この縦フイン3bに連結部材9
を介して連結されたその他の縦フイン3も、左右
方向に揺動する。したがつて空間部1,1から吹
き出される風の吹出し方向は、左右方向に自動的
かつ連続的に変えられ、いわゆるスイングルーバ
が実現される。
なお上記のルーバ装置は、一例として第5図に
示すような状態で自動車のインストルメントパネ
ル2に組み込まれ、ルーバケース5,5の間に配
された操作スイツチ30のON、OFF操作によ
り、モータ25の駆動(すなわち縦フイン3の揺
動)が制御される。またルーバケース5は例えば
横フイン4を把持する等して、手動で上下方向に
回動させることができる。したがつて前記風の吹
出し方向を、適宜上下方向にも変化させることが
できる。この際、前述したように係合部15a
は、ルーバケース5の回動軸6と略同心となるよ
うに湾曲しているから、ルーバケース5がどのよ
うな回動位置に設定されても、各係合部15aと
ピン21R,21Lとの係合が維持される。また
このルーバケース回動位置は、各ルーバケース5
毎に独自に設定可能である。なおルーバケース5
は、公知の回転−往復動変換機構を介して前記モ
ータ25により、上下方向回動を繰り返すように
構成することもできる。そのようにすれば、風の
吹出し方向が上下方向にも自動的かつ連続的に変
化するスイングルーバを得ることができる。
また先に述べたように、各ルーバケース5の操
作レバー10をマニユアル操作で動かすことによ
り、縦フイン3の向きを、各ルーバケース5毎に
独立して左右方向に変えることができるが、この
際のマニユアル操作力は、縦フイン3bを介して
連結部材16まで伝達する。しかし作動レバー1
5はその係合部15a、カム板20Rあるいは2
0L、スパーギヤ22Rあるいは22L、スパー
ギヤ23、ピニオンギヤ24を介してモータ25
に連結しているので、小さな力では動き得ず、し
たがつてこのとき連結部材16は、作動レバー1
5に対して摺動することになる。つまり上記縦フ
イン3の向きをマニユアル操作する力は、他方の
ルーバケース5の作動レバー15まで伝達せず、
この他方のルーバケース5の縦フイン3が動いて
しまうことがない。
なお以上説明した実施例においては、左右に隣
接された2つのルーバケース5,5が、それぞれ
独自に上下方向に回動されうるようになつている
が、ルーバケース5,5はインストルメントパネ
ル2に対して固定してもよく、本考案はそのよう
に構成されたルーバ装置に対しても適用可能であ
る。
また、ルーバケース5,5は、車室内の側壁の
パネル部材に取付けてもよいものである。
(考案の効果) 以上詳細に説明した通り本考案の自動車の空調
機器のルーバ装置は、縦フインをモータで駆動し
て風の吹出し方向を左右方向に自動的に大きく変
化させることが可能であり、そしてこのように縦
フインを動かして風の吹出し方向を変化させるよ
うにしているから、ルーバケース隅部からの風の
吹出し方向も良好に制御可能である。しかも本考
案のルーバ装置においては、2つのルーバケース
のうちの一方の縦フインの向きをマニユアル操作
したとき、その操作力により他方のルーバケース
の縦フインが動いてしまうことがないから、一方
のルーバケースの縦フインの向きをマニユアル操
作する際に他方のルーバケースの縦フインを手で
押えておく等という面倒な操作は不要にして、簡
単な操作で各ルーバケースの縦フインの向きをそ
れぞれ独自にマニユアル設定することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置の要部を示す斜
視図、第2図は上記実施例装置の一部破断平面
図、第3図、第4図はそれぞれ第2図の−線
断面図と−線断面図、第5図は上記実施例装
置の自動車への装着状態を示す斜視図である。 2……インストルメントパネル、3……縦フイ
ン、4……横フイン、5……ルーバケース、15
……作動レバー、15a……作動レバーの係合
部、16……連結部材、17……バネ片、18…
…樹脂部材、20R,20L……カム板、21
R,21L……ピン、22R,22L,23……
スパーギヤ、24……ピニオンギヤ、25……モ
ータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車室内のパネル部材に、互いに隣接させて取り
    付けられたルーバケースと、 各ルーバケース内に、該ルーバケースの左右方
    向に揺動自在に取り付けられた複数の縦フイン
    と、 これらの縦フインを揺動させる作動レバーとを
    備えた自動車の空調機器のルーバ装置において、 前記作動レバーが各ルーバケース毎に分割して
    設けられ、 各作動レバーと前記縦フインとが、一端が該縦
    フインに係合し他端が該作動レバーに摺動可能に
    摩擦係止した連結部材によつて連結され、 共通のモータによつて駆動される2つのカム部
    材が設けられ、 これらのカム部材の各々が、前記作動レバーの
    各々に設けられた係合部に係合されていることを
    特徴とする自動車の空調機器のルーバ装置。
JP7947585U 1985-05-28 1985-05-28 Expired JPH0334592Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7947585U JPH0334592Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7947585U JPH0334592Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61195248U JPS61195248U (ja) 1986-12-05
JPH0334592Y2 true JPH0334592Y2 (ja) 1991-07-23

Family

ID=30624422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7947585U Expired JPH0334592Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0334592Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3719835A1 (de) * 1987-06-13 1988-12-22 Daimler Benz Ag Jalousieduese zur belueftung eines kraftfahrzeuginnenraumes
JP2804503B2 (ja) * 1989-04-03 1998-09-30 三洋電機株式会社 空気調和機
KR100494513B1 (ko) * 2002-12-11 2005-06-10 현대자동차주식회사 자동회전 방식의 에어벤트 구조
JP5061914B2 (ja) * 2008-01-18 2012-10-31 豊田合成株式会社 スイングレジスタ
JP2020094751A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61195248U (ja) 1986-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63315853A (ja) 自動車室内に送風するよろい戸式通気口
US5569076A (en) Oscillation fixed grille outlet
US6378388B1 (en) Control panel with double rotary control for a motor vehicle
JPH0334592Y2 (ja)
WO2023035813A1 (zh) 一种出风口装置和车内出风系统
JPH1086635A (ja) 自動車用空気調和装置のコントローラ
JP4250860B2 (ja) 車両用空調装置
JP4442015B2 (ja) 車両用空調装置
JP4356474B2 (ja) 空調装置
JP3437914B2 (ja) 車両用空気吹出口装置
JPH0334593Y2 (ja)
JPH0432650A (ja) 風向調整装置
JP2580302Y2 (ja) 車輌用風向調整装置
JPH0641852Y2 (ja) 自動車の空気吹出部構造
JP3601091B2 (ja) 吹出口切替装置
JPH0311654Y2 (ja)
JP3207640B2 (ja) エアアウトレットのフィン回動機構
JP2002321524A (ja) 空調装置の吹出口シャッタ装置
JP2522466Y2 (ja) 空気調和機
JPH0740923Y2 (ja) 空調吹出口の構造
JP2537137Y2 (ja) 風量コントロールバルブ
JPH0717529Y2 (ja) 空気調和装置のエアー吹出構造
KR100203485B1 (ko) 차량용 벤틸레이션 시스템
JPH07228136A (ja) 自動車用ベンチレータルーバー
JPH0116992Y2 (ja)