JPS63315853A - 自動車室内に送風するよろい戸式通気口 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、流れの方向に前後する２つの面に。

互いに平行な軸のまわりに一緒に旋回可能で互いに平行
なそれぞれ１組の薄板が設けられ、僅少な間隔で前後に
ある２組の薄板セットの薄板の軸および旋回方向が双方
の断面の投影において互いに直角方向に向き、水平に並
べられた前部の薄板上を変位可能な、２組の薄板セット
の薄板を旋回させる１つの共通な操作把手を備えた、自
動車室内に送風するよろい戸式通気口に関する。

〈従来の技術〉 このような空気流出口は、西ドイツ特許出願公開筒２３
１４１９１号公報から知られている。これは薄板の中央
位置付近では良好な指向作用を有しているが、端部の位
置においては不良であるため、薄板の配列に相当する空
気の方向変換を達成することができない。これは、中央
および後部の旋回軸を有する薄板の場合、それぞれの第
１の薄板の変換方向に向いた薄板前縁が、対応する通気
口壁部に著しく接近し、その結果、この壁部において空
気の方向変換が行われる事実によって説明することがで
きる。その場合、残っている狭い空隙を通して加速され
た空気が、明確に方向変換されない成分と共に流出し、
第２およびその他の薄板によって正常に方向変換された
空気の流れに加えられる。適当な寸法に設計した場合、
常に第１の薄板の前縁が最も変位した位置において対応
する通気口壁部に接触するようにすることは確かに可能
ではあるが、その場合、この薄板の前方に渦が生じ、こ
れが最も大きな方向変換角度を得るのに特に有効な後続
の薄板への流入特性に悪影響を及ぼすようになる。薄板
が、前方にある旋回軸を備えている場合、それぞれの変
換方向に向いた薄板の前縁の間に、それぞれの対応する
通気口壁部に対する一様に比較的大きな間隙が残り、し
たがって大部分の空気の方向が変換されずに、所望の変
換に逆作用を及ぼして通気口から流出する。

〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、薄板旋回軸の位置と無関係に薄板の終
端の方向変換位置において、薄板位置の１つに対応する
空気の方向変換が得られるように、冒頭に述べた形式の
よろい戸式通気口を改良することである。

く課題を解決するための手段〉 この目的は、特許請求の範囲第１項の特徴部分に記載の
構成によって達成される。

空気を上方および下方へ方向変換させる前部の薄板への
空気の改良された流入作用は、垂直方向に向いた薄板が
、水平に並べられて壁側で支承された２個の単一薄板を
旋回可能に収容する切り込みを有することによって達成
される。

〈実施例〉 次に、本発明の２つの実施例を図によって詳細に説明す
る。

互いに平行で垂直に向けられた薄板（３）を有する第１
（流れの方向に見て）の薄板列（２）が、よろい戸式通
気口のハウジング１１）に収容され、これらの薄板（３
）は、前方にある互いに平行な軸（４）のまわりに旋回
可能である。薄板（３）のうちの１つに伝えられた旋回
動作を他の薄板（３）に伝達するため、第２図に示すよ
うに、これらが連結部材（５）によって互いに連結され
ている。薄板（３）のうちの１つが、一体化されたセグ
メント歯車（６）を備えており、このセグメント歯車（
６）は、操作把手（８）の構成要素であるラック（７）
とかみ合っている。この操作把手（８）は、流れの方向
に見て薄板（２）の後に位置し水平に並べられた薄板列
（ｌＯ）に属する薄板（９）上に変位可能に設けられて
いる。操作把手（８）によって最下位の薄板（９）に伝
達された旋回動作を、互いに平行な他の薄板（９）に伝
達するため、薄板（３）と同様に、この薄板（９）が連
結部材（１１）によって互いに連結されている。

第２図から判るように、薄板（３）は、操作把手を変位
させることによって、実線で図示された中央位置から出
発して、図に示された極点まで移動可能である。垂直に
向いた単一薄板（１３）が、左側のハウジング壁（１２
）の近くに旋回可能に支承されて同じ並びの薄板（３）
の最外部の薄板の前に位置し、その場合、単一薄板（１
３）は、レバー装置（１４）を介して薄板列（２）の調
整動作に連結されている。

操作把手（８）が図示の位置から左方に動かされた場合
、薄板（３）の後縁は右に旋回され、単一薄板（１３）
は、レバー装置（１４）によって薄板（３）と反対に旋
回され、その場合、単−薄板（１３）の後縁はハウジン
グ壁（１２）の至近距離に接近するため、空気すくい動
作が行われ、そのようにして生じた空気の流れがハウジ
ング壁（１２）から向かい合って並べられた薄板（３）
の方向に向きを変えられる。この薄板（３）によって空
気の流れの方向が変換され、その場合、高速度で流出す
る空気の排気方向は薄板（３）の状態に対応する。その
ようなよろい戸式通気口が、自動車のダツシュボードの
例えば左側に取付けられている場合に、薄板（３）およ
び単一薄板（１３）が前述の状態にある際、左側前部ガ
ラス板の、このような装置を設けない場合には空気の流
れがほとんど到達しない前面部においても、曇り止め作
用が行われる。

第３図に示す実施例は第１図および第２図に示す実施例
とほとんど同じであり、したがって同一の部品は同一の
参照符号が使用されている。このよろい戸式通気口は合
計４個の単一薄板（１３）を備えているが、そのうち３
個だけ図に示されており、流れ方向に見て最初の単一薄
板（１３）が、第２図に示す単一薄板（１３）に対して
鏡像対称的に設けられている。このようにすることによ
って、空気の流れの強力な方向変換が右側の方へも得ら
れ、したがって、そのような通気口をダツシュボードの
左端および右端にはめ込むことができる。

その他の２個の単一薄板（１３）は、後部薄板（３）の
切り込み（１５）の中に入れられて水平に向いており、
前方の薄板（９）が旋回した場合、図示されていない連
結部材によって操作される。例えば操作把手（８）が上
方に動かされた場合、薄板（９）が一点鎖線で示された
位置に旋回し、空気の流れが上方へ方向変換される。上
部の単−薄板（１３）は図示のように反対に旋回するが
、下部の単一薄板（１３）はその中央位置に維持される
。変位した上部の単一薄板（１３）を通して空気が次の
薄板（９）に誘導され、この薄板（９）によって著しく
方向が変換されるため、加速されて流出する空気の方向
が１．′４板（９）の旋回状態と一致する。

図示されていないが操作把手（８）が下方に動がされた
場合、上部の単一薄板（１３）はその中央位置に維持さ
れるが、下部の単一薄板（１３）の後縁は下方に変位す
る。したがって、車両床部の方向に著しく方向変換され
た空気の流れが生じる。

【図面の簡単な説明】

第１．図は本発明の一実施例を示す斜視図。 第２図は第１図の線ＩＩ　−１［に沿った断面図。 第３図は本発明の別の実施例における第１図の線ＩＩＩ
　−ＩＩＩに相当する線に沿った断面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）流れの方向に前後する２つの面に、互いに平行な
   軸のまわりに一緒に旋回可能で互いに平行なそれぞれ１
   組の薄板が設けられ、僅少な間隔で前後にある２組の薄
   板セツトの薄板の軸および旋回方向が双方の断面の投影
   において互いに直角方向に向き、水平に並べられた前部
   の薄板上を変位可能な、２組の薄板セツトの薄板を旋回
   させる１つの共通な操作把手を備えた、自動車室内に送
   風するよろい戸式通気口において、 最初に空気が流入する薄板列（２）の前に少なくとも１
   つの単一薄板（１３）が設けられ、この単一薄板（１３
   ）は、１つの薄板列（２または１０）の同じ並びの壁近
   くの薄板（３または９）のハウジング壁（１２）の近く
   に設けられ、操作把手（８）を移動した場合にその中央
   位置を過ぎた後、駆動された薄板（３または９）の旋回
   方向と反対に選択された最終位置に動かされ、したがつ
   て空気の流れがハウジング壁（１２）から離れ、対応す
   る対向側の薄板（３または９）の方向に向きが変えられ
   ることを特徴とする、自動車室内に送風するよろい戸式
   通気口。
2. （２）垂直に向いた薄板（３）が切り込み（１５）を有
   し、この切り込み（１５）が、水平に並べられ壁側に支
   承された２つの単一薄板（１３）を旋回可能に収容する
   、請求項１記載のよろい戸式通気口。