JPH0533878Y2 - - Google Patents

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JPH0533878Y2
JPH0533878Y2 JP5762388U JP5762388U JPH0533878Y2 JP H0533878 Y2 JPH0533878 Y2 JP H0533878Y2 JP 5762388 U JP5762388 U JP 5762388U JP 5762388 U JP5762388 U JP 5762388U JP H0533878 Y2 JPH0533878 Y2 JP H0533878Y2
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wind
deflection plate
wind deflection
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の車内前面のインストルメント
パネル等に設置されている空調用グリルに関する
ものである。
[従来の技術] 従来、自動車の車内のインストルメントパネル
に設けられている空調用グリルとしては、風向偏
向板を板バネ材で構成し、この風向偏向板を円弧
状に変形させた状態で本体ケース内に装着すると
ともに、同風向偏向板の中央付近に同風向偏向板
の位置を規制するピンを設け、同風向偏向板の端
部に圧力を加えて風向偏向板の円弧方向を左右に
変化させることにより、風向を偏向し得るように
した構造のものが知られている(実開昭51−2849
号)。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の空調用グリルにおいては、構造が複
雑である上に、風向偏向板の円弧が滑らかなもの
とならず、かつ同風向偏向板の風導入側端部が導
入される風と同一方向にならないため、特に強風
を吹き出す際に騒音が発生するという問題点があ
つた。
本考案の目的は上記問題点を解消し、構造が簡
易で風向偏向板の円弧が滑らかであるとともに、
強風を吹き出す際に騒音の発生が低減され、かつ
任意の方向に風を吹き出すことができる空調用グ
リルを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、本体ケー
ス内に湾曲可能な複数枚の風向偏向板を配設し、
同風向偏向板の一端を前記本体ケース内に軸支
し、他端を前記複数枚の風向偏向板の連結された
連結棒に連結するとともに、前記風向偏向板の前
面に同風向偏向板と直交する方向に別の湾曲しな
い風向偏向板を本体ケースと一体的に配設し、前
記本体ケースを送風ダクト内に前記湾曲しない風
向偏向板とほぼ平行な軸にて回動可能に支持する
という構成を採用している。
[作用] 上記構成を採用したことにより、連結棒を回動
させると、後部に位置する風向偏向板が湾曲し、
本体ケース後部からの風が湾曲した風向偏向板に
沿つて流れ、その湾曲部に従つて方向を徐々に変
え、次いでその前面に位置する風向偏向板に沿つ
て前方へ流れ、本体ケース前端部から所定方向へ
吹き出す。
[実施例] 以下に、本考案を自動車の車内のインストルメ
ントパネルに装着されている空調用グリルに具体
化した一実施例を第1〜5図に基づいて説明す
る。
第1図及び第5図に示すように、前後に孔のあ
いた直方体状の送風ダクト1内の前部(第1図下
部)には、横方向に2枚の湾曲しない剛性のある
樹脂製の風向偏向板2を有する本体ケース3が配
設されている。本体ケース3は軸21によつて上
記送風ダクト1に回動可能に支持されている。
上記風向偏向板2の後方には、同風向偏向板2
と直交する縦方向に別の湾曲可能な風向偏向板4
が4枚ほぼ等間隔に配設されている。同風向偏向
板4の前端部は、本体ケース3の上下に一体的に
配設された平板状の保持板5a,5b及び風向偏
向板2間に固定された軸6に支持されている。従
つて、同軸6はこれら保持板5a,5b及び風向
偏向板2によつてそれぞれ4個所で補強され、風
向偏向板4の湾曲が確実に行われるようになつて
いる。また、その後端部は同4枚の風向偏向板4
をその上下で連結している連結棒7に設けられて
いる軸8に固着されている。上記湾曲可能な風向
偏向板4の材質としては、クロロプレンゴム等の
ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等の合成樹脂、ステンレス等の金属が使用
される。
同4枚の風向偏向板4の後方延長線上には、さ
らに別の湾曲しない剛性を有する樹脂製の風向偏
向板9が上下の連結棒7と一体的に配設されてい
る。同風向偏向板4の後端部は、上記軸8に固着
され、前記送風ダクト1後部からの風Wと常に同
一方向になるようになつている。上記風向偏向板
9は軸8に支持されているとともに、4本の軸8
が、同風向偏向板9によつてそれぞれ補強され、
その前部に位置する風向偏向板4の湾曲に支障を
来さないようになつている。
前記本体ケース3の下部のほぼ中央部には、後
端部が上記連結棒7に軸10支され、中間部が前
記下部の保持板5bに軸11支された操作レバー
12が設けられている。そして、本体ケース3の
前方から同操作レバー12を左右方向に移動させ
ると、同操作レバー12は軸11を中心として左
右に回動し、軸10で支持された連結棒7は逆方
向に移動し、風向偏向板4を前後の軸6と軸8と
の間で湾曲させるようになつている。この際、風
向偏向板4の軸8側端部は、送風ダクト1後部か
らの風Wと同一方向となるようになつている。ま
た、前記連結棒7の左端部には、一端が連結棒7
に軸13支され、他端が前記保持板5bに固定さ
れた軸14に支持された補助ロツド15が設けら
れ、上記操作レバー12と平行リンクを形成して
いる。
上記操作レバー12の軸11より前端部の下面
には、第3図に示すように、下部が円弧状の突起
16が設けられている。また、操作レバー12の
前記軸11においては、第4図に示すように、操
作レバー12に設けられた孔17内に挿通された
軸11と操作レバー12との間にスプリング18
が設けられている。そして、同スプリング18は
操作レバー12を下方へ付勢するようになつてい
る。
一方、前記本体ケース3内の保持板5bのほぼ
中央には、第2図及び第3図に示すように、上面
が断面三角形状の凹凸形状を有し、上記操作レバ
ー12の下面の突起16の回動軌跡に対応した円
弧状の係止部材19が固着されている。同係止部
材19の上面の断面三角形状は、中央から両側に
向かつて緩やかな緩斜面19aとなり、両側から
中央に向かつて急な急斜面19bとなつている。
そして、上記操作レバー12の突起16が同係止
部材19上を中央から両端方向へは滑らかに動
き、両端から中央方向へは所望の位置で止まるよ
うになつている。なお、係止部材19上面の形状
は、緩斜面19a及び急斜面19bを有しておれ
ば断面三角形状でなくても断面台形状等の形状で
あつてもよい。
前記送風ダクト1内に配設されている風向偏向
板2,4,9、連結棒7、保持板5a,5b等は
本体ケース3と一体物をなし、軸21を中心とし
て一体となつて上下に回動するようになつてい
る。
上記のように構成された空調用グリルについて
作用及び効果を説明する。
まず、第1図に示すように、操作レバー12を
中央から右方に所定の位置まで移動させると、操
作レバー12は軸11を中心に回動するため、同
操作レバー12の後端部が軸10で連結された連
結棒7は左方へ回動する。このとき、上記操作レ
バー12の下面に設けられた突起16は、係止部
材19の中央位置から右方へ緩斜面19a上をス
プリング18の操作レバー12への付勢力に抗し
て多少上下動しながら滑らかに移動する。従つ
て、操作フイーリングが良好である。
また、風向偏向板4は連結棒7における軸8を
一方の支点とし、軸6を他方の支点にして左方に
向かつて突状に湾曲する。このとき、湾曲した風
向偏向板4は操作レバー12に対し元へ戻ろうと
する力を及ぼす。これに対し、前記操作レバー1
2下面の突起16が係止部材19の急斜面19b
と係止されるので、操作レバー12はその位置で
保持される。なお、操作レバー12はスプリング
18によつて下方へ付勢されているので、前記突
起16と係止部材19とが一層確実に係止され
る。
従つて、軸10において操作レバー12と連結
された連結棒7もその位置に保持されるので、同
連結棒7に一端が固着された風向偏向板4は、所
定の湾曲状態のままその位置に保持される。ま
た、風向偏向板4の後方に位置する風向偏向板9
は、前後方向の向きをそのまま保つている。従つ
て、送風ダクト1の後方からの風Wは風向偏向板
9を経て風向偏向板4に沿つて滑らかに右方へ流
れる。
また、本体ケース3を軸21を中心にして上方
へ回動させると、同時に風向偏向板2,4,9等
の一体物が同じく上方へ回動する。よつて、後部
に位置する前記風向偏向板4からの風Wは、上記
風向偏向板2に沿い上方に向かつて流れる。
前記操作レバー12を、前記とは逆に左方へ移
動させると、連結棒7は右方へ回動し、風向偏向
板4は右方へ向かつて突状に湾曲する。このとき
も操作レバー12下面の突起16は、係止部材1
9の緩斜面19a上を容易に移動する。また、湾
曲した風向偏向板4が操作レバー12を元の位置
へ戻そうとするが、操作レバー12下面の突起1
6が係止部材19の急斜面19bと係止するの
で、風向偏向板4の湾曲状態が保持される。な
お、操作レバー12が中立位置即ち風向偏向板4
が自然長の位置にあるときは、同風向偏向板4が
操作レバー12に対して力を及ぼさないので、第
3図に示すように、操作レバー12の突起16が
係止部材19上の中央部の緩斜面19aの位置に
あつても操作レバー12が移動することはない。
また、風向偏向板9は前後方向の向きをそのまま
保つている。よつて、本体ケース1の後部からの
風Wは、風向偏向板9を経て風向偏向板4に沿つ
て左方に向かつて流れる。
上記のように、本実施例の空調用グリルは、従
来のようにあらかじめ風向偏向板を湾曲させて装
着する必要がなく、また風向偏向板の中央付近に
その位置を規制するためのピンを設ける必要がな
いので、構造が簡易となるとともに、風向偏向板
4が操作レバー12と補助ロツド15で構成され
た平行リンクによつて連続的に滑らかに湾曲す
る。また、風向偏向板4の風W導入側端部が導入
される風Wの方向と同一方向となる。従つて、特
に、強風を吹き出す際に騒音の発生が低減され
る。
また、操作レバー12を操作することにより、
風Wを左右方向に任意に吹き出すことができ、本
体ケース3を回動させることにより、風Wを上下
方向に任意に吹き出すことができるので、所望と
する方向に容易に風Wを吹き出すことができる。
さらに、風向偏向板4の湾曲の程度にかかわら
ず、操作レバー12の突起16と係止部材19と
の間の係止と、軸6,11,14等における摩擦
力とによつて風向偏向板4の湾曲状態が元に戻る
ことがなく、操作レバー12の操作位置を任意の
位置に容易にしかも確実に設定することができ
る。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、次のように構成することもできる。
(1) 本考案の空調用グリルは、湾曲可能な風向偏
向板4の前面に、それと直交する湾曲しない風
向偏向板2を設ければよいので、風向偏向板4
を水平方向、風向偏向板2を垂直方向とするこ
ともできる。また、両風向偏向板2,4の各々
の数は適宜設定することができる。
(2) 操作レバー12下面に設けられた突起16
は、補助ロツド15又は連結棒7に設けること
もできる。その場合、係止部材19を同突起1
6に対応する位置の本体ケース3に設ける。
また、上記突起16と係止部材19との係止
機構はスプリング18を使用することなく、他
の弾性部材を使用したり、磁石を使用したりし
て構成することもできる。
(3) 操作レバー12の取付け位置は、操作レバー
12については連結棒7の右端部又は左端部に
設けることもできる。
(4) 本考案の空調用グリルは、前記実施例の自動
車のインストルメントパネルの吹き出し口以外
に、家庭用の暖房器やエアコンの吹き出し口等
に利用することもできる。
[考案の効果] 本考案の空調用グリルは、構造が簡易で風向偏
向板の円弧が滑らかであるとともに、強風を吹き
出す際に騒音の発生が低減され、かつ任意の方向
に風を吹き出すことができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の実施例を示す図であつ
て、第1図は空調用グリルの断面図、第2図は突
起と係止部材との係止状態を示す平面図、第3図
は第2図のA−A断面図、第4図は突起の取着さ
れた操作レバーを示す断面図、第5図は空調用グ
リルの斜視図である。 1……送風ダクト、3……本体ケース、2,4
……風向偏向板、6……軸、7……連結棒、21
……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ケース3内に湾曲可能な複数枚の風向偏向
    板4を配設し、同風向偏向板4の一端を前記本体
    ケース3内に軸6支し、他端を前記複数枚の風向
    偏向板4の連結された連結棒7に連結するととも
    に、前記風向偏向板4の前面に同風向偏向板4と
    直交する方向に別の湾曲しない風向偏向板2を本
    体ケース3と一体的に配設し、前記本体ケース3
    を送風ダクト1内に前記湾曲しない風向偏向板2
    とほぼ平行な軸21にて回動可能に支持するよう
    にしたことを特徴とする空調用グリル。
JP5762388U 1987-10-20 1988-04-28 Expired - Lifetime JPH0533878Y2 (ja)

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JP5762388U JPH0533878Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28
US07/258,313 US4905580A (en) 1987-10-20 1988-10-14 Grilles for air conditioning
DE3835614A DE3835614A1 (de) 1987-10-20 1988-10-19 Lueftungsgitter fuer klimatisierungseinrichtungen

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JP2588754Y2 (ja) * 1990-01-31 1999-01-13 豊田合成 株式会社 空調用グリル
JP6017094B2 (ja) * 2014-05-27 2016-10-26 三菱電機株式会社 送風機

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