JPH0736810Y2 - 空調用グリル - Google Patents

空調用グリル

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JPH0736810Y2
JPH0736810Y2 JP14580488U JP14580488U JPH0736810Y2 JP H0736810 Y2 JPH0736810 Y2 JP H0736810Y2 JP 14580488 U JP14580488 U JP 14580488U JP 14580488 U JP14580488 U JP 14580488U JP H0736810 Y2 JPH0736810 Y2 JP H0736810Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のインストルメントパネル等に組付けら
れる空調用グリルに関するものである。
[従来の技術] 自動車のインストルメントパネル等に組付けられる空調
用グリルとしては、例えば第15図に示すものが提案され
ている。この空調用グリルは、風Wが通過可能な本体ケ
ース31内に湾曲可能な4枚の風向偏向板32を配設し、各
風向偏向板32の前端(図の右端)を前記本体ケース31に
金属製の軸33にて軸支するとともに、後端の金属製の軸
35部分を同風向偏向板32とは別体に上下2個所に設けら
れた連結部材34に固定し、さらに同本体ケース31内には
前記連結部材34に支持された操作レバー36を回動可能に
設けたものである。この空調用グリルによれば、操作レ
バー36を回動操作することにより、連結部材34を左右
(図の上下)方向に移動させて各風向偏向板32を湾曲さ
せることができる。
そして、前記空調用グリルにおいては各風向偏向板32を
滑らかな円弧状に湾曲させるために、同風向偏向板32の
ほぼ全体を湾曲が容易な軟質樹脂等からなる軟質材で形
成するとともに、両端部の軸33,35を金属等の剛性体で
形成している。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記従来の空調用グリルにおいては、4枚の
風向偏向板32の後端部が上下2個所で連結部材34に連結
されているため、それらの組付作業が必要となり、組付
作業性が悪いという問題点があった。
また、風向偏向板32の後端部が上下2個所のみで連結部
材34に連結されているので、風向偏向板32の中間部分の
剛性が弱くなるという問題点があった。
また、風向偏向板の端部に針金等の芯材をインサートし
ているので、風向偏向板の組付性が悪く、製造コストが
上昇するという問題点があった。
本考案の目的は、製造時における風向偏向板の組付作業
性が良好で、風向偏向板全体の剛性に優れ、しかも製造
コストの低減された空調用グリルを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案の空調用グリルは、風が
通過可能な本体部材内に、湾曲部と同湾曲部の後方に一
体的に形成された非湾曲部とを有し、表面が滑らかな複
数枚の風向偏向板を互いに離間した状態で配設し、各風
向偏向板の一端部を前記本体部材に支持し、他端部を互
いに連結するとともに、前記各風向偏向板の湾曲部を軟
質材で形成し、非湾曲部を風向偏向板の強度を保持する
硬質材で形成するという手段を採用している。
[作用及び効果] 上記手段を採用したことにより、風向偏向板の湾曲部を
非湾曲部に対して例えば嵌合等の簡易な一体化手段によ
り一体的に形成したので、組付作業性が良好となるとと
もに、風向偏向板の湾曲部と非湾曲部とを全体にわたっ
て一体化したので、風向偏向板全体の強度が向上し、さ
らに製造コストの低減をはかることができる。また、風
向偏向板の湾曲部が軟質材で形成され、非湾曲部が硬質
材で形成されているので、風向偏向板が確実に動作し、
各風向偏向板の湾曲部は滑らかの円弧状に湾曲する。従
って、本体部材内を通過する風は上記風向偏向板の湾曲
部に沿って滑らかに流れ、同本体部材の前端部から吹き
出す。
[第1実施例] 以下、本考案を自動車のインストルメントパネルに組付
けられる空調用グリルに具体化した一実施例を第1〜5
図に従って説明する。
第1,2図に示すように、本実施例の空調用グリルの一部
を構成する本体部材としての本体ケース1は前後両面が
開口された四角筒状をなし、後方(図の左方)から導入
された風Wが前方への通過可能となっている。前記本体
ケース1内には平板状をなす複数枚(本実施例では4
枚)の表面が滑らかな風向偏向板2が左右に等間隔に配
設されている。これら風向偏向板2の前部は湾曲が容易
な軟質材によって形成され、左右(第2図上下)方向へ
の湾曲可能な湾曲部2aを構成している。前記軟質材とし
てはポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、塩化ビニル
系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂やソリッドゴム、
スポンジゴム等の弾性体が適している。
前記湾曲部2aの前端部には金属等の硬質材からなる軸5
が設けられており、その上端及び下端は同湾曲部2aから
突出し、本体ケース1の上板1a及び底板1bに対してそれ
ぞれ回動可能に支持されている。また、風向偏向板2の
後部は風向きと同一方向(第2図左右方向)に延び、硬
質材で形成された非湾曲部2bが設けられている。
互いに隣接する風向偏向板2後部の非湾曲部2bの上下
は、左右方向に延びる上部及び下部連結部3,4によって
一体に連結されている。これら風向偏向板2の後部及び
上下両連結部3,4は硬質塩化ビニル樹脂等の硬質樹脂、
硬質ゴム等からなる硬質材によって形成されている。な
お、湾曲部2aと非湾曲部2bとからなる前記風向偏向板2
及び上下両連結部3,4はいわゆる二色成形によって形成
される。
なお、湾曲部2aと非湾曲部2bとを一体的に連結する方法
としては、第6図に示すように、湾曲部2a後端部に形成
された凸部12aと非湾曲部2bの前端部に形成された凹部1
3aを嵌合させることによって接合する方法、第7図に示
すように、湾曲部2a後端部の凸部12bと非湾曲部2b前端
部の凸部13bとを接着により接合する方法、第8図に示
すように、湾曲部2aの凸部12cと非湾曲部2bの凹部13cと
を嵌合させる方法及び第9図に示すように、湾曲部2aの
凸部12dと非湾曲部2bの凹部13dとを嵌合させる方法等も
採用される。
前記本体ケース1の上板1a前部には、操作レバー6がそ
のほぼ中央部に突設された軸7において回動可能に支持
されている。第4図において、前記風向偏向板2の湾曲
部2aの自然長における軸5以後の間の距離と操作レバー
6における軸7と上部連結部3との間の距離の比は1/0.
75に設定されている。上記操作レバー6の後端は前記上
部連結部3に連結されている。また、同操作レバー6の
前部は本体ケース1の前部開口部分から突出しており、
搭乗者が回動操作することにより前記連結部3を左右方
向へ移動させるようになっている。
さらに、前記操作レバー6の側方にはこれよりも短い補
助ロッド8が、同操作レバー6と互いに平行となるよう
に配設されている。そして、この補助ロッド8の前端か
ら上方へ突出する軸9は本体ケース1の上板1aに回動可
能に支持され、また同補助ロッド8の後端は上部連結部
3に連結されている。これら操作レバー6及び補助ロッ
ド8によって平行リンクが構成されている。
次に、前記のように構成された本実施例の作用及び効果
を説明する。
第3,4図は操作レバー6、補助ロッド8及び各風向偏向
板2が本体ケース1の側板1cに対し互いに平行となった
状態を示している。この状態では後方から導入された風
Wがそれらの風向偏向板2に沿って流れ、本体ケース1
から前方へ真直ぐに吹き出す。
前記状態から第1,2図に示すように、軸7を中心として
操作レバー6を右方へ回動操作すると、その回動にとも
なって操作レバー6の後端と上部連結部3との連結部分
が左方へ移動する。従って、上下両連結部3,4によって
連結された風向偏向板2の後端部も同方向へ移動するこ
とになる。このとき、風向偏向板2前部の湾曲部2aが軟
質材によって形成され、しかも風向偏向板2の後部の非
湾曲部2bが硬質材によって形成されており、湾曲部2aの
根元には前後方向を維持しようとする力が作用している
ので、前記湾曲部2aは左方へふくらむようにきれいな円
弧状に湾曲する。
この際、前記のように、風向偏向板2における軸5以後
の距離と操作レバー6における軸7と上部連結部3との
間の距離と比が1/0.75となっているので、風向偏向板2
後部の非湾曲部2bと湾曲部2aとの接合部には、引き裂き
応力がかからず、両者が剥がれたりするおそれはない。
前記各風向偏向板2が円弧状に湾曲した状態では、本体
ケース1後方から導入された風Wは表面が滑らかな風向
偏向板2の湾曲部2aに沿って円滑に流れ、同本体ケース
1前端部から右方へ吹き出す。
また、前記操作とは逆に第3,4図の状態から第5図に示
すように、軸7を中心として操作レバー6を左方へ回動
操作すると、その回動にともなって操作レバー6の後端
と上部連結部3との連結部分が右方へ移動する。従っ
て、上下両連結部3,4によって連結された風向偏向板2
の後端部も同方向へ移動することになる。このときにも
風向偏向板2の湾曲部2aの根元には前後方向を維持しよ
うとする力が作用しているので、前記湾曲部2aは右方へ
ふくらむようにきれいな円弧状に湾曲する。
前記各風向偏向板2が円弧状に湾曲した状態では、本体
ケース1後方から導入された風Wはそれらの風向偏向板
2の湾曲部2aに沿って円滑に流れ、同本体ケース1前端
部から左方へ吹き出す。
このように、本実施例の空調グリルにおいては風向偏向
板2前部の湾曲部2aが軟質材で形成されるとともに、上
下両連結部3,4及び同風向偏向板2後部の非湾曲部2bが
硬質材で形成されているため、操作レバー6の操作時に
はこれら上下両連結部3,4及び風向偏向板2の非湾曲部2
bが確実に動作し、かつその各風向偏向板2の湾曲部2a
は滑らかな円滑状に湾曲する。従って、本体ケース1を
通過する風Wは前記風向偏向板2の湾曲部2aに沿って滑
らかに流れ、同本体ケース1前端部から吹き出す。
ところで、本実施例では従来の空調用グリルとは異な
り、各風向偏向板2の後端部が上下両連結部3,4によっ
て連結されて一体構造となっているので、風向偏向板32
と上下2個所の連結部材34とを別々に形成した従来の空
調用グリルよりも部品点数が少なくてすむ。従って、こ
れら両者を組付ける作業が不要となり、ひいては製造コ
ストの低減を図ることができる。
[第2実施例] 次に、本考案を同じく自動車の車内のインストルメント
パネルに装着されている空調用グリルに具体化した別の
実施例を第10〜13図に基づいて説明する。
第10図及び第12図に示すように、前後方向に孔のあいた
直方体状の本体部材としての送風ダクト11内のほぼ中央
部には、湾曲部12eを有する4枚の湾曲可能な風向偏向
板12がほぼ等間隔に配設されている。同風向偏向板12の
湾曲部12e後端部には第6図に示すように、凸部12aが形
成され、また湾曲部12eの延長線上には、上記送風ダク
ト11と同時成形され、その上下で一体化された板状の非
湾曲部としての支持部材13がその前端部に形成された凹
部13aが上記湾曲部12eの凸部12aと嵌合されることによ
って一体的に連結されている。この支持部材13は風Wに
よって湾曲しない硬質材から形成されている。そして、
上記支持部材13は送風ダクト11後部からの風Wと常に同
一方向となっている。
なお、上記風向偏向板12と支持部材13とを一体的に連結
する方法としては、前記第1実施例で述べたような第7
〜9図に示す方法を採用することもできる。
上記風向偏向板12の表面は滑らかであり、その湾曲部12
eの材質としては、前記第1実施例の風向偏向板2と同
様のものが使用される。第11図に示すように、同風向偏
向板12の前端部には、凹部14が設けられ、同凹部14内に
は露出した状態で上下方向に延びた棒状の係合部材15が
設けられている。
一方、第10〜12図に示すように、上記風向偏向板12の前
面には、横方向に3枚の湾曲しない剛性のある樹脂製の
風向偏向板16が配設され、その後端部が上記送風ダクト
11に回動可能に軸17支されている。同風向偏向板16の前
端部には3枚の風向偏向板16を回動可能に連結する連結
棒18が設けられている。そして、同連結棒18と上記軸17
とで平行リンクを構成し、連結棒18を上下動させると3
枚の風向偏向板16が各々軸17を中心として上下に回動す
るようになっている。
上記風向偏向板16のうち中段の風向偏向板16の左右方向
中央部には、操作部材としての操作レバー19が同風向偏
向板16を包み込むように設けられ、その状態で左右方向
にスライド操作できるようになっている。同操作レバー
19の後部は左右方向に延びた風向偏向板12の連結部とし
ての案内部19aとなっている。同案内部19aの後端部に
は、前後方向に延びた細長い溝としてのスリット20が4
個所設けられている。これらスリット20は、第12図に示
すように、前記風向偏向板2前端部に設けられた4つの
係合部材15がそれぞれ挿入されて互いに係合されるよう
になっている。
この係合部材15と風向偏向板12との結合方法としては、
第13図に示すように、係合部材15の上部及び下部に湾曲
した突起15aを設けるとともに、同突起15a内に貫通孔15
bを透設し、インサート成形することによって行われ
る。
なお、操作レバー19が左右方向の中央位置にあるとき、
前記風向偏向板12が前後方向に直線状に延びた状態とな
り、そのとき係合部材15はスリット20内の最奥部(最前
部)に位置するようになっている。そして、操作レバー
19を左右方向に移動させたとき、係合部材15はスリット
20と係合した状態で移動するとともに、係合部材15はス
リット20内の後方へ徐々に移動するようになっている。
このとき、風向偏向板12の湾曲部12eはその後端部が支
持部材13に固着されているので、湾曲するようになって
いる。
上記のように構成された空調用グリルについて作用及び
効果を説明する。
まず、第11図及び第12図に示すように、操作レバー19を
中央位置に置いた状態では、後面の風向偏向板12は前後
方向に延びた湾曲しない状態にある。このとき、同風向
偏向板12前端部の係合部材15は案内部19aに設けられた
スリット20内に深く入った位置にある。
次に、第10図に示すように、操作レバー19を中央から右
方向に所定の位置まで移動させると、スリット20も同時
に右方向へ移動する。このとき、後面の風向偏向板12前
端部に設けられた係合部材15は操作レバー19のスリト20
内に係合された状態で右方向へ移動するとともに、同風
向偏向板12の後端部の支持部材13が送風ダクト11に固定
されているので、同係合部材15はスリット20内を後方へ
移動する。そして、風向偏向板12の湾曲部12eはその後
端部と係合部材15との間で左方向に向かって突状に湾曲
する。
従って、送風ダクト11の後方からの風Wは、表面が滑ら
かな風向偏向板12に沿って滑らかに右方向へ流れ、さら
に同風向偏向板12の前面の風向偏向板16に沿ってほぼ水
平方向に流れ送風ダクト11の前端部から吹き出す。
次に、この状態で操作レバー19を上方へ回動させると、
同操作レバー19に中央部で内包された前面の風向偏向板
16は軸17を中心にして上方へ回動するとともに、3枚の
風向偏向板16は連結棒18で連結されているので、同様に
軸17を中心として上方へ回動する。よって、後面の風向
偏向板12からの風Wは、上記前面の風向偏向板16に沿い
上方に向かって流れる。
前記操作レバー19を、前記とは逆に左方へ移動させる
と、上記と同様にして風向偏向板16は右方へ向かって突
状に湾曲する。また、操作レバー19を下方へ回動させる
と、上記と同様にして3枚の風向偏向板16は下方へ回動
する。よって、送風ダクト11の後方からの風Wは後面の
風向偏向板12に沿って滑らかに左方向へ流れ、さらに前
面の風向偏向板16に沿って下方に流れ送風ダクト11の前
端部から吹き出す。
上記のように、本実施例の空調用グリルは、風向偏向板
12の湾曲部12eの後端部を同風向偏向板12の延長方向に
配設された支持部材13と嵌合又は係合により一体化させ
たので、風向偏向板12の後端部に芯材をインサートする
必要がなく、部品点数を削減することができ、製造コス
トを低減させることができる。
また、後面の風向偏向板2の風W導入側端部の支持部材
13が導入される風Wの方向と常に同一方向となるので、
風Wを整流する効果が発揮され、例えば強風を吹き出す
際に騒音の発生が低減される。
[第3実施例] 本実施例では、同じく自動車の車内のインストルメント
パネルに装着されている空調用グリルに具体化した別の
実施例を第14図に基づいて説明する。本実施例の空調用
グリルは、第14図に示すようないわゆるバレル型の構造
を採用している。
即ち、第14図に示すように、送風ダクト11内に前記風向
偏向板16と一体形成された本体部材としての内ケース21
を設け、同内ケース21を前記第2実施例と同様の送風ダ
クト11に回動可能に軸22支する。また、前記風向偏向板
12の軸17を同内ケース21に軸支する。さらに、風向偏向
板12と支持部材13との連結方法としては、前記した第7
図に示す方法が採用される。その他は前記第2実施例と
同様に構成する。
このようなバレル型の空調用グリルも、後面の風向偏向
板12の左右方向への湾曲は前記実施例と同様にして行わ
れる。また、前面の風向偏向板16の上下方向への回動
は、操作レバー19を上下方向へ移動させることによって
内ケース21が軸22を中心として回動することにより行わ
れる。このように構成することによって、前記第2実施
例と同様の作用及び効果が奏せられる。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の
趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができ、例
えば以下のように構成することもできる。
(1)前記第1実施例では湾曲部2a前端部の軸5を金属
によって形成したが、これを硬質樹脂等の樹脂で形成し
てもよい。
(2)前記第1実施例において、各風向偏向板2の非湾
曲部2bを本体ケース1の上板1a及び底板1bに固定し、同
風向偏向板2の前端部を操作レバー6により移動する上
下両連結部3,4によって一体に連結してもよく、この場
合にも前記第1実施例と同様の作用及び効果を奏する。
(3)前記第1実施例では風向偏向板2を左右方向に配
設し、風向を上下に調節するようにしたが、これらの風
向偏向板2を水平方向に配設して風向を上下方向に調節
するように構成することもできる。
また、これら2種の風向偏向板2を1つの本体ケース1
内に併設することもできる。即ち、一方の風向偏向板2
を本体ケース1の前部に上下方向又は左右方向に配設
し、他方の風向偏向板2を本体ケース1後部に左右方向
又は上下方向に配設することができる。
また、第2実施例及び第3実施例の空調用グリルにおい
ては、後面の風向偏向板12を左右方向に配設し、前面の
風向偏向板16を上下方向に配設することもできる。ま
た、両風向偏向板12,16の各々の数は適宜設定すること
ができる。
(4)前記第1実施例において、上下両連結部3,4、操
作レバー6及び補助ロッド8を一体的に形成するととも
に、これらの連結部分を薄肉状にしてヒンジ等を形成し
てもよく、このようにすれば、さらに部品点数を少なく
することができる。
(5)第2実施例又は第3実施例において、操作レバー
19の位置を上部又は下部の風向偏向板16の位置に設け、
同操作レバー19の案内部19aのスリット20に対応する位
置の後面の風向偏向板12前端部の凹部14内に係合部材15
を設けることもできる。
(6)本考案の空調用グリルは、前記実施例の自動車の
インストルメントパネルの吹き出し口以外に、家庭用の
暖房器やエアコンの吹き出し口等に利用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図は本考案の第1実施例を示す図であって、第
1図は風向偏向板を湾曲させた状態を示す斜視図、第2
図は同じく横断面図、第3図は風向偏向板を平らにした
状態を示す斜視図、第4図は同じく横断面図、第5図は
風向偏向板を第2図とは逆方向に湾曲させた状態を示す
横断面図、第6〜9図は風向偏向板を示す平面図、第10
〜13図は第2実施例を示す図であって、第10図は空調用
グリルの横断面図、第11図は空調用グリルの内部を示す
分解斜視図、第12図は空調用グリルの斜視図、第13図は
風向偏向板を示す正面図、第14図は第3実施例の空調用
グリルを示す横断面図、第15図は関連技術を示す空調用
グリルの横断面図である。 1……本体部材としての本体ケース、2……風向偏向
板、2a……湾曲部、2b……非湾曲部、11……本体部材と
しての送風ダクト、12……風向偏向板、12e……湾曲
部、13……非湾曲部としての支持部材、21……本体部材
としての内ケース、W……風

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】風(W)が通過可能な本体部材(1,11,2
    1)内に、湾曲部(2a,12e)と同湾曲部(2a,12e)の後
    方に一体的に形成された非湾曲部(2b,13)とを有し、
    表面が滑らかな複数枚の風向偏向板(2,12)を互いに離
    間した状態で配設し、各風向偏向板(2,12)の一端部を
    前記本体部材(1,11,21)に支持し、他端部を互いに連
    結するとともに、前記各風向偏向板(2,12)の湾曲部
    (2a,12e)を軟質材で形成し、非湾曲部(2b,13)を風
    向偏向板(2,12)の強度を保持する硬質材で形成したこ
    とを特徴とする空調用グリル。
JP14580488U 1988-07-27 1988-11-08 空調用グリル Expired - Fee Related JPH0736810Y2 (ja)

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