JPH078259Y2 - 空調用グリル - Google Patents

空調用グリル

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JPH078259Y2
JPH078259Y2 JP9969188U JP9969188U JPH078259Y2 JP H078259 Y2 JPH078259 Y2 JP H078259Y2 JP 9969188 U JP9969188 U JP 9969188U JP 9969188 U JP9969188 U JP 9969188U JP H078259 Y2 JPH078259 Y2 JP H078259Y2
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fulcrum
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敬博 古森
和夫 藤原
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の車内前面のインストルメントパネル等
に設置されている空調用グリルに関するものである。
[従来の技術] 従来、自動車の車内のインストルメントパネルに設けら
れている空調用グリルとしては、第5図に示すようなも
のが提案されている。
第5図に示す空調用グリルでは、送風ダクト21内に内ケ
ース22が回動可能に軸23支されている。同内ケース22の
前面には、左右方向に風向偏向板24が設けられている。
同風向偏向板24の後面には、同風向偏向板24と直交する
方向に4枚の風向偏向板25が配設されている。
同風向偏向板25は中央部が内ケース22に回動可能に軸支
され、後端部が4枚の風向偏向板25を連結する連結棒26
に回動可能に連結されている。また、内ケース22内の中
央部には、後端部が同連結棒26に回動可能に軸28支さ
れ、中央部が前記前面の風向偏向板24に回動可能に軸29
支された操作レバー27が設けられている。
そして、操作レバー27の前端部を左右方向に移動させる
と、同操作レバー27は軸29を中心として回動し、軸28が
連結棒26に連結されているので、連結棒26も左右に移動
し、風向偏向板25が偏向するようになっている。従っ
て、送風ダクト21後方からの風Wは左右方向に吹き出す
ようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが上記空調用グリルにおいては、操作レバー27を
左右方向に移動させると、同操作レバー27の前端部は軸
29を中心として円弧を描くため、特に操作レバー27が両
端位置にある場合に操作レバー27の前端部が風向偏向板
24の前端部からほとんど突出せず、操作性が悪くなると
いう問題点があった。
本考案の目的は上記問題点を解消し、操作位置に基づく
操作部材の操作性に優れた空調用グリルを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、本体部材内に同本
体部材に複数枚の風向偏向板を軸で支持し、この風向偏
向板の後部に一端が軸で支持され、前記風向偏向板と直
交する複数枚の風向偏向板を配設し、これら複数枚の風
向偏向板の他端を連結部材で連結し、前記前面の風向偏
向板に支点を有し前記連結部材に作用点を有する操作部
材を設けるとともに、同操作部材の風向偏向板側に係合
部材を設け、同係合部材に対応する位置の風向偏向板上
に操作部材が支点を中心にして回動したとき、操作部材
の前端部の位置が前面の風向偏向板の前端部の位置から
常に一定距離となるような前記係合部材と係合する係合
部材を設け、かつ前記支点を前記操作部材又は前記前面
の風向偏向板に対してスライド可能に設け、前記作用点
を前記連結部材又は前記操作部材に対してスライド可能
に設けるという構成を採用している。
[作用] 上記構成を採用したことにより、操作部材を移動させる
と、操作部材に設けられた係合部材が前面の風向偏向板
に設けられた係合部材と係合して移動するとともに、操
作部材の支点及び作用点がそれぞれスライドすることに
よって、操作部材の前端部と前面の風向偏向板の前端部
との距離は常に一定に保たれ、良好な操作性を維持でき
る。
[実施例] 以下に、本考案を自動車の車内のインストルメントパネ
ルに装着されている空調用グリルに具体化した一実施例
を第1〜4図に基づいて説明する。
第4図に示すように、前後に孔のあいた直方体状の本体
部材としての送風ダクト1内の前面には、同じく本体部
材としての内ケース2が回動可能に軸3支されている。
同内ケース2には水平方向に延びる3枚の風向偏向板4
が一体的に設けられている。
同風向偏向板4の後面には、第1図に示すように前端部
が同風向偏向板4の後端部に軸5支され、同風向偏向板
4と直交する垂直方向に延びた別の湾曲可能な風向偏向
板6が4枚ほぼ等間隔に配設されている。各風向偏向板
6の後端部は、4枚の風向偏向板6を連結する連結部材
としての連結棒7に回動不能に軸8着されている。そし
て、同風向偏向板6は両軸5,8間で湾曲するようになっ
ている。同風向偏向板6の材質としては、クロロプレン
ゴム等のゴム、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の合成樹脂、ステンレス等の金属が使用され
る。なお、第2図に示すように、同風向偏向板6後部の
上下両端は連結部材7aで連結されている。
上記各風向偏向板6の後部には、その前端部を連結棒7
に固着された湾曲しない別の風向偏向板9が配設されて
いる。同風向偏向板9は送風ダクト1後方からの風Wと
常に同一の方向となるように取付けられている。
前記風向偏向板4の中央後端部には操作レバー12に支点
に付与するための支点軸10が設けられ、連結棒7の中央
前端部には操作レバー12に作用点を付与するための作用
軸11が設けられている。また、操作レバー12は支点軸10
を中心にして左右に回動可能に設けられている。同操作
レバー12は第3図に示すように、支点軸10及び作用軸11
において係合する長孔13,14を有し、支点軸10及び作用
軸11がそれぞれ長孔13,14内を前後に自在にスライドで
きるようになっている。
また、操作レバー12の前部下面には、係合部材としての
突起15が設けられている。一方、風向偏向板4の上面に
は、同突起15に対応する位置に係合部材としての円弧状
の溝16が設けられている。同溝16は上記操作レバー12を
左右に移動させたとき、操作レバー12下面の突起15の移
動を案内するようになっている。そして、操作レバー12
はその前端部の位置が風向偏向板4の前端部の位置から
常に一定の距離lを保って左右に移動するようになって
いる。このとき、操作レバー12の支点軸10及び作用軸11
は操作レバー12が中央部にあるときは、それぞれ長孔1
3、14内の前方位置にあり、操作レバー12が左右に移動
したときは、それぞれ長孔13,14内の後方位置に移動す
るようになっている。
前記連結棒7aに左右両端部には、それぞれ一端が同連結
棒7aに回動可能に軸支され、他端が前記内ケース2に回
動可能に軸支された補助リンク17が設けられ、前記操作
レバー12との間で平行リンクを構成している。
上記のように構成された空調用グリルについて作用及び
効果を説明する。
まず、操作レバー12が中央位置にあるとき(第1図二点
鎖線)、後面の風向偏向板6は湾曲することなく前後方
向に延び、その後部の風向偏向板9と一直線状になって
いる。また、操作レバー12の支点軸10及び作用軸11はそ
れぞれ長孔13,14の前方側に位置している。よって、送
風ダクト1後方からの風Wは風向偏向板9及び風向偏向
板6に沿って真っ直ぐに流れるとともに、前面の風向偏
向板4に沿って流れ、送風ダクト1前端部から真っ直ぐ
に吹き出す。
次に、第1図に示すように、操作レバー12を右へ移動さ
せると、操作レバー12下面の突起15が風向偏向板4上面
の溝16に案内されるとともに、操作レバー12の支点軸10
及び作用軸11が各々長孔13,14内を後方へ移動する。よ
って、操作レバー12の前端部と風向偏向板4の前端部の
間の距離lは操作レバー12の位置にかかわらず常に一定
に保持される。
従って、操作レバー12が風向偏向板4の前端部から大き
く突出することがなく、操作レバー12の前端部を風向偏
向板4の前端部から一定の距離lで操作できるので、操
作性が向上する。また、操作レバー12は支点軸10を中心
とする単純な円弧を描くのではなく、操作レバー12の突
起15が風向偏向板4の溝16に案内され、操作レバー12の
支点軸10及び作用軸11がそれぞれ長孔13,14内を移動す
るため適度な重さの操作力が得られ、操作レバー12の操
作フィーリングが良好なものとなる。
このとき、風向偏向板6は後端部が連結棒7に回動不能
に軸8着された状態で左方へ移動し、その前端部は内ケ
ース2に回動可能に軸5支されているので、左方に向か
って突状に湾曲する。よって、送風ダクト1後方からの
風Wは最後部の風向偏向板9に沿って真っ直ぐに流れ、
後面の風向偏向板6に沿って右方へ流れ、さらに前面の
風向偏向板4に沿って前方へ吹き出す。
次に、操作レバー12を左方へ移動させると、上記とは逆
に作動して後面の風向偏向板6は右方に向かって突状に
湾曲する。よって、送風ダクト1後方からの風Wは同後
面の風向偏向板6に沿って左方へ吹き出す。また、操作
レバー12を上方へ移動させると、前面の風向偏向板4、
後面の風向偏向板6等は内ケース2と一体となっている
ので、第2図に示すように、これらは軸3を中心として
上方へ回動する。よって、送風ダクト1後方からの風W
は前面の風向偏向板4に沿って上方へ吹き出す。
なお、風向偏向板6の風W導入側端部が導入される風W
の方向と常に同一方向になるので、特に強風を吹き出す
際に騒音の発生が低減される。また、1つの操作レバー
12を左右方向又は上下方向に操作することにより、所望
とする方向に容易に風Wを吹き出すことができる。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、次のよ
うに構成することもできる。
(1)上記実施例において、操作レバー12下面に設けら
れた係合部材としての突起15及び前面の風向偏向板4上
面に設けられた係合部材としての溝16は、互いに係合し
操作レバー12側の係合部材が風向偏向板4側の係合部材
に案内されればよいので、例えば操作レバー12側の係合
部材として溝を設け、風向偏向板4側の係合部材として
突条を設けることもできる。
(2)本考案の空調用グリルは、風向偏向板6の前面
に、それと直交する風向偏向板4を設ければよいので、
風向偏向板6を水平方向、風向偏向板4を垂直方向とす
ることもできる。また、両風向偏向板4,6の各々の数は
適宜設定することができる。
(3)操作レバー12の取付け位置は、前面の風向偏向板
4のうち上段又は下段の風向偏向板4に設けることもで
き、また左右方向の位置についても適宜設定することが
できる。
(4)本考案の空調用グリルは、前記実施例の自動車の
インストルメントパネルの吹き出し口以外に、家庭用の
暖房器やエアコンの吹き出し口等に利用することもでき
る。
(5)前記実施例では、支点10及び作用点11を前面の風
向偏向板4及び連結部材7に固定し、操作部材12に長孔
13,14を設けることで操作部材12に対してスライド可能
としたが、支点10及び作用点11を操作部材12に固定し、
前面の風向偏向板4及び連結部材7に長孔13,14を設け
ることで両者に対しスライド可能としてもよい。
[考案の効果] 本考案の空調用グリルは、操作位置に基づく操作部材の
操作性に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示す図であって、第1図
は空調用グリルの横断面図、第2図は空調用グリルの縦
断面図、第3図は操作レバーの断面図、第4図は空調用
グリルの一部破断斜視図、第5図は従来の空調用グリル
の横断面図である。 1…本体部材としての送風ダクト、2…本体部材として
の内ケース、4…風向偏向板、5…軸、6…風向偏向
板、7…連結部材としての連結棒、10…支点としての支
点軸、11…作用点としての作用軸、12…操作部材として
の操作レバー、13,14…長孔、15…係合部材としての突
起、16…係合部材としての溝、l…距離

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部材(1)内に同本体部材(1)に複
    数枚の風向偏向板(4)を軸(3)で支持し、この風向
    偏向板(4)の後部に一端が軸(5)で支持され、前記
    風向偏向板(4)と直交する複数枚の風向偏向板(6)
    を配設し、これら複数枚の風向偏向板(6)の他端を連
    結部材(7)で連結し、前記前面の風向偏向板(4)に
    支点(10)を有し前記連結部材(7)に作用点(11)を
    有する操作部材(12)を設けるとともに、同操作部材
    (12)の風向偏向板(4)側に係合部材(15)を設け、
    同係合部材(15)に対応する位置の風向偏向板(4)上
    に操作部材(12)が支点(10)を中心にして回動したと
    き、操作部材(12)の前端部の位置が前面の風向偏向板
    (4)の前端部の位置から常に一定距離(l)となるよ
    うな前記係合部材(15)と係合する係合部材(16)を設
    け、かつ前記支点(10)を前記操作部材(12)又は前記
    前面の風向偏向板(4)に対してスライド可能に設け、
    前記作用点(11)を前記連結部材(7)又は前記操作部
    材(12)に対してスライド可能に設けたことを特徴とす
    る空調用グリル。
JP9969188U 1988-07-27 1988-07-27 空調用グリル Expired - Lifetime JPH078259Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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