JPH055396Y2 - - Google Patents

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JPH055396Y2
JPH055396Y2 JP14182488U JP14182488U JPH055396Y2 JP H055396 Y2 JPH055396 Y2 JP H055396Y2 JP 14182488 U JP14182488 U JP 14182488U JP 14182488 U JP14182488 U JP 14182488U JP H055396 Y2 JPH055396 Y2 JP H055396Y2
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wind
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wind deflection
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の車内前面のインストルメント
パネル等に設置されている空調用グリルに関する
ものである。
[従来の技術] 本考案者らは先に、自動車室内の主にインスト
ルメントパネルに設けられる空調用グリルとし
て、第7図に示すような構造のものを提案した。
即ち、上下方向に配設された湾曲可能な4枚の風
向偏向板20の後端部は図示しない本体ケースに
軸支され、一方前端中央部にはコの字状の凹部2
1が設けられ、同凹部21内には上下方向に軸2
2が固定されている。
同風向偏向板20の前面には、左右方向に延び
る3枚の別の風向偏向板23が配設され、同風向
偏向板23の後部は本体ケースに軸支され、前端
部は連結棒24で互いに連結されている。中央に
位置する風向偏向板23には、略T字状の操作レ
バー25が嵌合し、左右方向にスライドできるよ
うになつている。同操作レバー25の後端部に
は、前後方向に延びる4つの溝26が設けられ、
前記風向偏向板20の軸22と係合するようにな
つている。そして、操作レバー25を左右方向に
スライドさせると、風向偏向板20が湾曲し、風
向きを左右方向に変えるようになつている。ま
た、操作レバー25を上下方向へ回動させると、
前面の風向偏向板23が上下に回動し、風向きを
上下方向に変えるようになつている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来の空調用グリルは、操作レ
バー25を上下方向に回動させると、操作レバー
25後端部の溝26を上下に回動するため、風向
偏向板20前端部の凹部21の上下方向の長さを
大きくしなければならず、そのため風向偏向板2
0の有効面積が減少する上に、風向き角等の性能
が低下するという問題点があつた。
本考案の目的は風向偏向板の有効面積を十分に
確保できるとともに、風向き等の性能を向上させ
ることができる空調用グリルを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の空調用グリルは上記目的を達成するた
めに、本体部材内に湾曲可能な複数枚の風向偏向
板を配設し、同風向偏向板の一端を前記本体部材
に軸支し、他端に露出した棒状の係合部材を有す
る凹部を設けるとともに、前記風向偏向板の前面
において本体部材に軸支され、前記風向偏向板と
直交する別の複数枚の風向偏向板を配設し、前記
風向偏向板の前端部に設けられ係合部材と係合し
てこれを案内する溝を有し前記前面の風向偏向板
の軸に回動可能に支持された案内部材と、同案内
部材と係合し、自身が回動したとき案内部材が回
動せず、前面の風向偏向板上をスライドし、かつ
前面の風向偏向板と一体に回動する操作部材を設
けるという構成を採用している。
[作用] 上記構成を採用したことにより、操作部材を前
面の風向偏向板に沿つてスライドさせると、案内
部材の溝が風向偏向板の棒状の係合部材を案内す
るため風向偏向板は湾曲して、その湾曲方向に風
が吹き出し、操作部材を前面の風向偏向板と直交
する方向に回動させると、同時に前面の風向偏向
板も回動し、前面の風向偏向板の偏向方向に風が
吹き出す。後者の場合、操作部材を回動させたと
き、案内部材が前面の風向偏向板の軸に回動可能
に支持されているため案内部材は回動せず、同案
内部材後端部の溝も回動しないので、風向偏向板
の棒状の係合部材を収容する凹部は小さくて済
み、風向偏向板の有効面積は広く、風向き角は確
実に所定の角度となる。
[実施例] 以下、本考案を自動車の車内のインストルメン
トパネルに装着されている空調用グリルに具体化
した一実施例を第1〜6図に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、前後に孔のあ
いた直方体状の本体部材としての送風ダクト1内
のほぼ中央部には、後端部が送風ダクト1の上下
に固定された軸3に固着された4枚の湾曲可能な
風向偏向板2がほぼ等間隔に配設されている。同
風向偏向板2の後端部は軸3に固着されているの
で、送風ダクト後部からの風Wと常に同一方向と
なるようになつている。
上記湾曲可能な風向偏向板2の材質としては、
クロロプレンゴム等のゴム、ポリ塩化ビニル、ポ
リプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂、ステ
ンレス等の金属が使用される。同風向偏向板2の
前端部には、凹部4が設けられ、同凹部4内には
露出した状態で上下方向に延びた棒状の係合部材
5が取付けられている。
一方、上記風向偏向板2の前面には、左右方向
に3枚の湾曲しない剛性のある樹脂製の風向偏向
板6が配設され、その後端部が上記送風ダクト1
に可動可能に軸7支されている。同風向偏向板6
は第5図に示すような形状を有し、その前端部に
は3枚の風向偏向板6を回動可能に連結する連結
棒8が設けられている。そして、同連結棒8と上
記軸7とで平行リンクを構成し、連結棒8を上下
動させると3枚の風向偏向板6が各々軸7を中心
として上下に回動するようになつている。
上記風向偏向板6のうち中段の風向偏向板6の
左右方向中央部には、第6図に示すような形状の
操作部材としての操作レバー9が第3図に示すよ
うに、同風向偏向板6及びその軸7を包み込むよ
うに設けられ、その状態で左右方向にスライド操
作できるようになつている。同操作レバー9の後
部には、第2図に示すように、凹部9aが設けら
れ、同凹部9a内には左右方向に延びた第4図に
示すような形状の案内部材10の凸部10aが挿
入されている。そして、第3図に示すように、同
凸部10aは上記風向偏向板6の軸7に回動可能
に係合され、操作レバー9が上下に回動したと
き、案内部材10は回動しないようになつてい
る。
第2図に示すように、同案内部材10の後端部
には、前後方向に延びた細長い溝としてのスリツ
ト11が4個所設けられている。これらスリツト
11は、第2図に示すように、前記風向偏向板2
前端部に設けられた4つの棒状の係合部材5がそ
れぞれ挿入されて互いに係合されるようになつて
いる。
なお、操作レバー9が左右方向の中央位置にあ
るとき、前記風向偏向板2が前後方向に直線状に
延びた状態となり、そのとき係合部材5はスリツ
ト11内の最奥部(最前部)に位置するようにな
つている。そして、操作レバー9を左右方向に移
動させたとき、係合部材5はスリツト11と係合
した状態で移動するとともに、係合部材5はスリ
ツト11内の後方へ徐々に移動するようになつて
いる。このとき、風向偏向板2はその後端部が軸
3に固着されているので、同軸3と係合部材5と
の間で所定方向へ湾曲する。
上記のように構成された空調用グリルについて
作用及び効果を説明する。
まず、第1図及び第2図に示すように、操作レ
バー9を中央位置にお置いた状態では、後面の風
向偏向板2は前後方向に延びた湾曲しない状態に
ある。このとき、同風向偏向板2前端部の係合部
材5は案内部材10に設けられたスリツト11内
に最も深く入つた位置にある。
次に、操作レバー9を中央から右方向に所定の
位置まで移動させると、同操作レバー9の凹部9
aと案内部材10の凸部10aが係合しているの
で、案内部材10に設けられたスリツト11も同
時に右方向へ移動する。このとき、後面の風向偏
向板2前端部に設けられた係合部材5は案内部材
10のスリツト11内に係合された状態で右方向
へ移動するとともに、同風向偏向板2の後端部が
送風ダクト1に軸3着されているので、同係合部
材5はスリツト11内を後方へ移動する。そし
て、風向偏向板2は軸3と係合部材5との間で左
方向に向かつて突状に湾曲する。
従つて、送風ダクト1の後方からの風Wは風向
偏向板2に沿つて滑らかに右方向へ流れ、さらに
同風向偏向板2の前面の風向偏向板6に沿つてほ
ぼ水平方向に流れ送風ダクト1の前端部から吹き
出す。
次に、この状態で操作レバー9を上方へ回動さ
せると、同操作レバー9に中央部に内包された前
面の風向偏向板6は軸7を中心にして上方へ回動
するとともに、3枚の風向偏向板6は連結棒8で
連結されているので、同様に軸7を中心として上
方へ回動する。このとき、案内部材10の凸部1
0aは前面の風向偏向板6の軸7に回動可能に支
持されているので、操作レバー9が上方へ回動し
ても、案内部材10は回動しない。従つて、風向
偏向板2の凹部4内に位置する案内部材10のス
リツト11も回動しないので、風向偏向板2の凹
部4の上下方向の長さが従来よりも小さくて済
み、風向偏向板2の有効面積を広く確保すること
ができ、所定の風向き角が確実に得られる。この
場合、後面の風向偏向板2らかの風Wは、上記前
面の風向偏向板6に沿い上方に向かつて流れる。
前記操作レバー9を、前記とは逆に左方へ移動
させると、上記と同様にして風向偏向板6は右方
へ向かつて突状に湾曲する。また、操作レバー9
を下方へ回動させると、上記と同様にして3枚の
風向偏向板6は下方へ回動する。このとき、操作
レバー9が回動しても案内部材10及びそのスリ
ツト11は回動しないので、後面の風向偏向板2
の凹部4は小さくて済み、風向偏向板2の有効面
積は広く、所定の風向き角が得られる。この場
合、送風ダクトの後方からの風Wは後面の風向偏
向板2に沿つて滑らかに左方向へ流れ、さらに前
面の風向偏向板6に沿つて下方に流れ送風ダクト
1の前端部から吹き出す。
上記のように、本実施例の空調用グリルは、送
風ダクト1内後部の風向偏向板2前端部の凹部4
内に係合部材5を設けるとともに、操作レバー9
と案内部材10とを別体とし、同案内部材10の
凸部10aを操作レバー9の凹部9aに挿入し、
かつ案内部材10の凸部10aを前面の風向偏向
板6の軸7に回動可能に支持するように構成した
ので、後面の風向偏向板2の有効面積を十分に確
保できるとともに、風向き等の性能を向上させる
ことができる。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、考案の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更す
ることができ、例えば次のように構成することも
できる。
(1) 本考案の空調用グリルは、湾曲可能な風向偏
向板2の前面に、それと直交する湾曲しない風
向偏向板6を設ければよいので、後面の風向偏
向板2を水平方向、前面の風向偏向板6を垂直
方向とすることもできる。また、両風向偏向板
2,6の各々の数は適宜設定することができ
る。
(2) 操作レバー9の位置を上部又は下部の風向偏
向板6の位置に設け、同前面の風向偏向板6の
スリツト11に対応する位置の後面の風向偏向
板2前端部の凹部4内に係合部材5を設けるこ
ともできる。
(3) 本考案の空調用グリルは、前記実施例の自動
車のインストルメントパネルの吹き出し口以外
に、家庭用の暖房器やエアコンの吹き出し口等
に利用することもできる。
[考案の効果] 本考案の空調用グリルは、風向偏向板の有効面
積を十分に確保できるとともに、風向き等の性能
を一層向上させることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示す図であつ
て、第1図は空調用グリルを示す縦断面図、第2
図は空調用グリルを示す横断面図、第3図は空調
用グリルを示す要部拡大断面図、第4図は案内部
材を示す平面図、第5図は前面の風向偏向板を示
す平面図、第6図は操作部材を示す平面図、第7
図は従来の空調用グリルの内部構造を示す分解斜
視図である。 1……本体部材としての送風ダクト、2……風
向偏向板、4……凹部、5……係合部材、6……
風向偏向板、7……軸、9……操作部材としての
操作レバー、10……案内部材、11……溝とし
てのスリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体部材1内に湾曲可能な複数枚の風向偏向板
    2を配設し、同風向偏向板2の一端を前記本体部
    材1に軸支し、他端に露出した棒状の係合部材5
    を有する凹部4を設けるとともに、前記風向偏向
    板2の前面において本体部材1に軸7支され、前
    記風向偏向板2と直交する別の複数枚の風向偏向
    板6を配設し、前記風向偏向板2の前端部に設け
    られた係合部材5と係合してこれを案内する溝1
    1を有し前記前面の風向偏向板6の軸7に回動可
    能に支持された案内部材10と、同案内部材10
    と係合し、自身が回動したとき案内部材10が回
    動せず、前面の風向偏向板6上をスライドし、か
    つ前面の風向偏向板6と一体に回動する操作部材
    9を設けたことを特徴とする空調用グリル。
JP14182488U 1988-07-27 1988-10-28 Expired - Lifetime JPH055396Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14182488U JPH055396Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28
US07/381,318 US4957036A (en) 1988-07-27 1989-07-18 Grilles for air conditioner

Applications Claiming Priority (1)

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JP14182488U JPH055396Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28

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JPH0262352U JPH0262352U (ja) 1990-05-09
JPH055396Y2 true JPH055396Y2 (ja) 1993-02-12

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