JPH082324A - 可倒式ドアミラー - Google Patents

可倒式ドアミラー

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JPH082324A
JPH082324A JP14155694A JP14155694A JPH082324A JP H082324 A JPH082324 A JP H082324A JP 14155694 A JP14155694 A JP 14155694A JP 14155694 A JP14155694 A JP 14155694A JP H082324 A JPH082324 A JP H082324A
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JP
Japan
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visor
mounting
opening
stand
door mirror
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JP14155694A
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Morihiko Ogasawara
守彦 小笠原
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイザー3の下面に形成された開口3a内に
バイザー3とバイザー取付部材2との取付位置Cが設定
されたタイプのドアミラーにおいて、両者2,3の取り
付け時の作業性が悪くなるのを防止する。 【構成】 スタンド1のベース板1aに、上記開口3a
内における支点軸1b回りの取付位置Cの中心線上に位
置する取付工具用開口1cを形成し、ネジ締めをこの開
口1cを通して行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の可倒式ドア
ミラーに関し、詳しくは、ミラー本体のケーシングであ
るバイザーの回転中心を構成する支点軸が立設された支
持部材であるスタンドに回転可能に連結したバイザー取
付部材をバイザーに取り付ける部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可倒式ドアミラーは、正面図であ
る図5及び底面図である図6に示すように、一般に、バ
イザーを保持するための高剛性のバイザー取付部材12
を、バイザー13の回転中心となる支点軸11aをベー
ス板11bの上に有するスタンド11と回転可能に連結
し、さらに、バイザー取付部材12にミラー本体14の
ケーシングであるバイザー13を固定するとともに、車
体のドアに固定されるステー15にスタンド11のベー
ス板11bを固定する構成となっている。従来のドアミ
ラーでは、バイザー取付部材12は、バイザー13のミ
ラー面側開口内の周囲4カ所に形成されたボス13a〜
13dに取付部12aを固定する構成となっており、外
力や風圧がかかったときにバイザー13がねじれるのを
防止するために取付位置同士の間隔が離されている。
【0003】この構成では取付位置がバイザー13の周
囲にある関係でバイザー取付部材12を小型化するのが
困難であったため、本願出願人は、図7及び図8に示す
ような構造のドアミラーを考案し、これを既に出願して
いる(特願平5−311585号)。このドアミラーで
は、バイザー23とバイザー取付部材22との取付位置
を、バイザー23の回転中心の近傍で互いに上下に位置
する2箇所A,Bと、バイザー23の下面に形成された
開口23a内における支点軸21a回りの少なくとも1
箇所Cの合計3箇所に設定することによって、バイザー
取付部材22を小型化しながらも取付位置A,B,C同士
の間隔をできるだけ広くしてバイザー23のねじれを防
止しており、さらに、大型であればバイザー23の形状
が異なる場合には形状変更が必要となる取付部材22
を、小型化することによって共用可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にバイザー23への取り付け前に取付部材22にスタン
ド21を連結すると、ほぼ長方形に形成されたベース板
21bの一部がバイザー23の開口23a内の取付位置
Cを覆うことがあった。この場合、スタンド21を回す
ことによって、ベース板21bの邪魔になっている部分
をその取付位置Cから逃がす作業が必要となるが、スタ
ンド21と取付部材22が、バイザー23が車体から起
立した車両走行時の位置となる関係で組み付けられ、し
かもその組み付けた状態においてその関係をある一定の
力で保持する構成となっているため、スタンド21の回
転が容易でなく、作業は極めて困難であった。
【0005】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、バイザーの下面に形成された開口内にバイザーと
バイザー取付部材との取付位置が設定されたタイプのド
アミラーにおいて、両者の取り付け時の作業性が悪くな
るのを防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の技
術的課題を解決するため、本発明に係る可倒式ドアミラ
ーは以下のように構成されたことを特徴としている。す
なわち、車体に固定されるステーと、このステーに固定
されるベース板と該ベース板に立設された支点軸とを有
するスタンドと、スタンドの支点軸に回転可能に連結さ
れるバイザー取付部材と、下面側にバイザー取付部材の
挿通する開口を有するとともにバイザー取付部材に固定
されるバイザーとを備えており、バイザーとバイザー取
付部材との取付ネジによる取付位置として、上記開口内
における支点軸回りの少なくとも1箇所が設定され、さ
らに、スタンドのベース板に、その取付位置の中心線上
に位置する取付工具用開口が形成されている。
【0007】上記構成においては、バイザー取付部材に
スタンドを連結してからバイザーに取り付ける際、バイ
ザーの回転中心の近傍の2箇所の取付位置ではバイザー
の正面側(ミラー本体の取り付けられる側)から、バイ
ザーの下面の開口内の取付位置では下からネジの締め付
けが行われるが、その下からの取り付けは、工具用開口
を通して行うことができるから、スタンドを回すような
煩わしい作業が不要である。
【0008】また、上記構成においては、ステーに、ス
タンドのベース板の取付工具用開口内に嵌合する突起を
形成することが好ましい。スタンドのベース板に形成し
た取付工具用開口を塞がなければ、場合によっては自動
車の走行時の風により風切り音が発生するおそれがある
が、このように開口を塞ぐ突起をステーに形成しておけ
ば、風切り音の発生を確実に防止できる。
【0009】
【実施例】以下に、図1から図4に示した本発明の一実
施例に係る可倒式ドアミラーについて詳細に説明する。
図1はこのドアミラーの概略構成を示す正面図、図2は
このドアミラーの底面図、図3は図2のIII−III線拡大
断面図、図4は図2のIV−IV線拡大断面図である。な
お、図1はミラー本体とその角度調整機構を除いた状態
のドアミラーを示している。
【0010】図において、1はスタンド、2はバイザー
取付部材であり、両者の間にバイザー3を駆動するため
の駆動機構を組み込むことによりバイザー駆動ユニット
が構成されている。スタンド1は、このバイザー駆動ユ
ニットにバイザー3を取り付けた後にステー4に固定す
るための大略長方形形状のベース板1aと、ベース板1
aに立設された支点軸1bとから構成されている。
【0011】バイザー取付部材2は、スタンド1の支点
軸1bの周囲に位置する周壁2bと、その下端部に形成
された底壁2cとからなる、底のある筒状の本体部2a
を有し、この本体部2aの中に、バイザー3を駆動する
ための駆動機構が収納されるようになっている。また、
駆動機構に対する防水を目的として、本体部2aにはカ
バー2dが取り付けられている。
【0012】バイザー取付部材2の底壁2cには軸受け
穴2eが形成され、この軸受け穴2eに、スタンド1の
支点軸1bが下から挿入されている。支点軸1dには駆
動ギヤ5が回転不可に装着され、このギヤ5に対して、
減速ギヤ列6を介してモータ7の出力回転が伝達される
ようになっている。モータ7は、バイザー取付部材2の
本体部2aに固定されるモータベース7aに取り付けら
れており、モータベース7aは支点軸1bの上端部と嵌
合している。
【0013】この構成によれば、モータ7を起動したと
きにギヤ5に回転力が伝達されるが、ギヤ5が回転しな
いために逆にモータ7が支点軸1bを中心として旋回
し、それに伴ってバイザー取付部材2がバイザー3とと
もに回転することになる。なお、この駆動機構は、バイ
ザー3を所定位置で止めた状態を保持する一方で、駆動
時にバイザー3の回転が何らかの要因で阻止されたり、
駆動機構を作動させていないときにバイザー3を回す外
力が加わったりしたときには、故障防止のために回転力
の伝達を遮断するように構成されているが、ここではそ
の詳細な構成についての説明は省略する。
【0014】このように構成されたバイザー駆動ユニッ
トは、バイザー取付部材2にバイザー3を固定した後
に、スタンド1がステー4に固定される。バイザー駆動
ユニットをバイザー3に取り付けるため、バイザー取付
部材2には、本体部2aの外側で上下方向に延在する第
1取付部2fと、本体部2aの下端から第1取付部2f
と反対の方向へ張り出す第2取付部2gとが形成されて
いる。第1取付部2fには、バイザー3の回転中心の近
傍、具体的には支点軸1bよりも車体の外側で互いに上
下に位置する2箇所に取付穴A,Bが形成されている。
また、第2取付部2gには、バイザー3の下面にバイザ
ー取付部材2を下方から通せる寸法で形成された開口3
a内における支点軸1aの回りの1箇所、具体的には支
点軸1aよりも車体寄りの1箇所に取付穴Cが形成され
ている。
【0015】バイザー3は、バイザー取付部材2の各取
付穴A,B,Cに対応した位置にねじ穴が形成された取付
部3b,3c,3dを有している。そして、バイザー3が
バイザー取付部材2に対してこの3箇所においてビス1
0(図4参照)で取り付けられるようになっている。な
お、バイザー3には、ミラー本体8の角度調整機構9を
取り付けるためのボス3eも形成されており、角度調整
機構9がバイザー3に直接取り付けられるようになって
いる。
【0016】スタンド1のベース板1aには、取付穴C
の中心線上に位置する取付工具用開口1cが形成されて
おり、ステー4には、スタンド1のベース板1aの取付
工具用開口1c内に嵌合する突起4aが形成されてい
る。したがって、バイザー取付部材2にスタンド1を連
結してから駆動ユニットを取付ネジ10でバイザー3に
取り付ける作業は、バイザー3の回転中心の近傍の2箇
所の取付位置A,Bではバイザー3の正面側(ミラー本
体8の取り付けられる側)から行うことができ、バイザ
ー3の下面の開口3a内の取付位置Cでは工具用開口1
1aを通して下から行うことができる。本実施例では、
取付位置A,Bでのネジの締め付けを容易に行えるのは
もちろん、取付位置Cのネジを締め付けるためにバイザ
ー取付部材2に対してスタンド1を回すような煩わしい
作業が不要であるから、取付作業を容易に行える。
【0017】また、ステー4に、スタンド1のベース板
1aの取付工具用開口1c内に嵌合する突起4aを形成
しているので、スタンド1のベース板1aに形成した取
付工具用開口1cを塞がなければ生じ得る自動車の走行
時の風による風切り音の発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るドアミラーの概略構
成を、ミラー本体と角度調整機構を除いた状態で示す正
面図である。
【図2】 このドアミラーの底面図である。
【図3】 図2のIII−III線拡大断面図である。
【図4】 図2のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】 従来例に係るドアミラーの概略構成を示す正
面図である。
【図6】 図5のドアミラーの底面図である。
【図7】 他の従来例に係るドアミラーの概略構成を示
す正面図である。
【図8】 図7のドアミラーの底面図である。
【符号の説明】
1 スタンド 1a ベース板 1b 支点軸 1c 取付工具用開口 2 バイザー取付部材 3 バイザー 3a 開口 4 ステー 4a 突起 5 ギヤ 6 減速ギヤ列 7 モータ 8 ミラー本体 9 角度調整機構 10 取付ネジ A,B,C 取付位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されるステー(4)と、該ステ
    ー(4)に固定されるベース板(1a)と該ベース板(1a)に立
    設された支点軸(1b)とを有するスタンド(1)と、該スタ
    ンド(1)の支点軸(1b)に回転可能に連結されるバイザー
    取付部材(2)と、下面側に該バイザー取付部材(2)の挿通
    する開口(3a)を有するとともに該バイザー取付部材(2)
    に固定されるバイザー(3)とを備えた可倒式ドアミラー
    において、 上記バイザー(3)とバイザー取付部材(2)との取付ネジ(1
    0)による取付位置として、上記開口(3a)内における支点
    軸(1b)回りの少なくとも1箇所(C)が設定され、 さらに、上記スタンド(1)のベース板(1a)に、上記開口
    (3a)内における取付位置(C)の中心線上に位置する取付
    工具用開口(1c)が形成されたことを特徴とする可倒式ド
    アミラー。
  2. 【請求項2】 上記ステー(4)に、上記スタンド(1)のベ
    ース板(1a)の取付工具用開口(1c)に嵌合する突起(4a)が
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の可倒式ドア
    ミラー。
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