JPH08301013A - 車両用ドアミラーの支持構造 - Google Patents

車両用ドアミラーの支持構造

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JPH08301013A
JPH08301013A JP7112006A JP11200695A JPH08301013A JP H08301013 A JPH08301013 A JP H08301013A JP 7112006 A JP7112006 A JP 7112006A JP 11200695 A JP11200695 A JP 11200695A JP H08301013 A JPH08301013 A JP H08301013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
mirror
shaft holder
base cover
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP7112006A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takigawa
和浩 瀑布川
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーベース1がベースカバー16で覆われ
るとともに、上記ミラーベースに固着されたシャフトホ
ルダ15が回動ブラケット4を回動可能に支持してお
り、この回動ブラケットがミラーハウジング5およびミ
ラー本体6を支持している構造の車両用ドアミラーを改
良して、前記ミラーハウジング5とベースカバー16と
の間隙寸法gを高精度で規制できるようにする。 【構成】 ベースカバー16には、シャフトホルダ15
を挿通するための開口16aが設けられている。一方、
シャフトホルダ15にはフランジ状部15aが一体的に
成形されていて、このフランジ状部が前記ベースカバー
の開口16aの内周縁付近をミラーベース1に向けて押
さえつけ、ベースカバー16がミラーハウジング5に対
向近接している部分を正確に位置決めし、間隙寸法gを
規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は格納式の車両用ドアミラ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ドアミラーは車体側方に突出して
いるため車庫入れの際などに邪魔になることが有り、ま
た走行中に障害物に衝突する虞れも無しとしない。この
ため、車体側方に突出しているドアミラーのミラーハウ
ジングを回動可能に支持し、該ミラーハウジングを回動
せさて車体側面に沿わせた格納姿勢ならしめ得る格納式
のドアミラーが用いられている。このように回動可能な
構造であると、ミラーハウジングが障害物に衝突した際
の衝撃を緩和することもできる。図3は格納式ドアミラ
ーの従来例として示したもので、電動格納式ドアミラー
を部分的に切断して描いた正面図である。符号1で示し
たものはミラーベースであって、車体に装着して使用さ
れる。このミラーベース1の全体的形状は図4を参照し
て後に述べるが、本図3には該ミラーベース1の一部分
の断面が現われている。2は、回動支持軸として機能す
る部材であって、シャフトホルダと呼ばれる。上記シャ
フトホルダ2はシャフトホルダ取付ネジ3によって前記
ミラーベース1に固着されている。
【0003】一方、4は回動ブラケットであって、ミラ
ーハウジング5及びミラー本体6を支持するとともに、
前記シャフトホルダ2によって回動可能に支持されてい
る。なお、本発明においては、反射鏡として機能する板
状部材の単体をミラー本体と呼び、該ミラー本体を支持
している部材を含めた組立品をドアミラーと呼んで区別
することにする。前記の回動ブラケット4には駆動モー
タ7が搭載されていて、該駆動モータは減速歯車群8を
介して前記のシャフトホルダ2に対して回転力を伝動す
る。ところが該シャフトホルダ2はミラーベース1によ
って固定的に支持されていて回動しないので、駆動モー
タ7を搭載した回動ブラケット4が反力によって回動せ
しめられる。回動ブラケットが回動すると、これに取り
付けられているミラーハウジング5やミラー本体6が回
動する。図4は前記ミラーベース1を示し、(A)は側
面図、(B)は背面図である。1aはミラーベースの本
体部であって、車体に取付けて使用される。1bは取付
け用のボスである。上記本体部1aの下端部からアーム
部1cが側方に突出していて、このアーム部に前記のシ
ャフトホルダ2(図3)が固着される。本図4に示した
軸Zはシャフトホルダ2の中心線の位置を表している。
前掲の図3は上記の軸Zを含む面による断面図であっ
て、ミラーベース1のアーム部の断面が現われている。
このミラーベース1はベースカバーによって覆われる。
図5は上記従来例におけるベースカバー10を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図である。(B)図には
ミラーベース1を仮想線で描いてベースカバー10との
関係位置を表してある。このベースカバー10には複数
個のカバー取付ボス10a(1個のみ図示す)が設けら
れていて、ミラーベース1の本体部1aに対してネジ止
めして取り付けられる。図5(A)に表されているよう
に、このベースカバー10がミラーベースのアーム部を
覆っている部分に、先に述べたシャフトホルダ2を挿通
するための開口10bが設けられ、この開口に臨ましめ
てカバー取付ネジ用の孔10cが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した従来例に
おいて、ベースカバー10は、先に図5(A)について
説明した孔10cに挿通したカバー取付ネジ11によっ
てミラーベース1に取り付けられている。そして、ベー
スカバー10で覆われているミラーベース1にシャフト
ホルダ2を取り付けるには、カバーキャップ12を取り
外してシャフトホルダ取付ネジ3をミラーベース1に挿
通し、シャフトホルダ2に螺入,締結する。以上に述べ
たベースカバー10の取付状態を考察すると、図5
(A)に表されているように、シャフトホルダ用開口1
0bの付近についてはカバー取付ネジ用の孔10cに挿
通されたカバー取付ネジ11(図5,図3を併せて参
照)1本だけであるため、シャフトホルダ用の開口10
bに関して上記カバー取付ネジ用の孔10cに対向する
部分10dの固定状態が不安定である。
【0005】図3に鎖線で囲んで示したa部付近の拡大
詳細を図6に示す。14は、回動ブラケット4の回動に
節度を与えるためのボールであり、その他の構成部材は
既に説明したとおりである。本図6においてベースカバ
ー10は、開口10bに関して取付ネジ(本図6に現わ
れていない)に対向する部分10dのみが現われてい
る。上記のベースカバーは静止部材であり、ミラーハウ
ジング5は回動する部材であるから、両者の間に間隙寸
法gを確保しないと接触して摩擦を生じ、ミラーハウジ
ング5の円滑な回動が妨げられる。ところが、この間隙
寸法gが過大であるとミラーハウジング内へ塵埃や雨が
侵入し易く、走行時に笛様の音響を発する虞れも有るの
で不都合である。これらの事項を総合して前記の間隙寸
法gは、確保が可能な範囲内でなるべく小さく、かつ、
全周に亙って均一であることが望まれる。しかし乍ら従
来例のドアミラーにおいては、先に図5(A)を参照し
て説明したようにベースカバー10は、シャフトホルダ
用の開口10bに関して取付ネジ用の孔10cに対向し
ている部分10dの支持状態が不安定であるから、ミラ
ーハウジング5との間隙寸法gの規制が困難である。詳
しくは、間隙gの図面寸法を小さく設定するとベースカ
バー10とミラーハウジング5との部分的接触を生じて
円滑な作動を妨げられる虞れが有り、上記間隙gの図面
寸法を大きく設定するとミラーハウジングの中へ塵埃や
雨が侵入し易くなるとともに、走行時に笛様音響を発す
る虞れが有る。本発明は上述の事情に鑑みて為されたも
のであって、ベースカバーがミラーハウジングに対向,
近接している部分の支持状態が確実で、間隙寸法を高精
度で規制し得る、車両用ドアミラーの支持構造を提供す
ることを目的とする。前記の間隙寸法を高精度で規制す
ることにより、ミラーハウジングとベースカバーとの接
触による回動の阻害を防止し、ミラーハウジング内への
塵埃,雨水の侵入を軽減し、走行時の笛様音響の発生を
防止することが期待される。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的(ミラーハウ
ジングに対するベースカバーの位置決め精度向上)を達
成するために創作した本発明の基本的な原理について、
その実施例に対応する図1を参照して述べると、ミラー
ベース1に対して確実に固定されていて、しかも比較的
大きい剛性を有する静止部材であるシャフトホルダ15
によって、ベースカバー16の開口16aの内周縁付近
を押さえつけてこれを位置決めする。前記シャフトホル
ダ15の剛性が比較的大きいとは、ベースカバー16と
比較して格段に剛性が大きいとの意である。上述の原理
に基づいて前記の目的を達成するため、本発明に係る車
両用ドアミラーの支持構造について、実施例に対応する
図1を参照してその要旨を述べると、ミラーベース1を
覆ってベースカバー16が取り付けられており、上記ベ
ースカバーに設けられた開口16aを貫通させて配置さ
れたシャフトホルダ15が回動ブラケット4を回動可能
に支持していて、この回動ブラケット4がミラーハウジ
ング5およびミラー本体6を支持している構造の車両用
ドアミラーを適用の対象とし、前記のシャフトホルダ1
5に、前記ベースカバーの開口16aとほぼ相似形のフ
ランジ状部15aを形成し、該フランジ状部を上記開口
の内周縁に係合させて該内周縁を押さえつけることを特
徴とする。上記の押さえつけるとは、ベースカバー16
の開口16a周辺部をミラーベース1に向けて押しつけ
る意である。上記の構成を実施する際、前記開口16a
の内周縁に段付部を形成して、この段付部に前記のフラ
ンジ状部を係合すると、開口16a付近の位置決め作用
が確実になるので望ましい。
【0007】
【作用】上述した手段によると、車体に固着されるミラ
ーベースに対して固定されている比較的剛性の大きいシ
ャフトホルダが、該シャフトホルダに形成されたフラン
ジ状部によってベースカバーの開口の内周縁近傍を押さ
えつけるので、該ベースカバーの開口部周辺が高精度で
位置決めされ、開口部周辺が浮き上がる形に歪んだりす
る虞れが無い。このため、上記ベースカバーの開口部周
辺とミラーハウジングとの間隙寸法を小さく設定しても
接触して円滑な回動を妨げる虞れが無い。上記間隙を小
さく設定できるようになると、ミラーハウジング内への
塵埃,雨水の侵入が軽減されるとともに、走行時に笛様
音響を発生する虞れが無くなる。さらに、ベースカバー
の開口部周辺をミラーベースに取り付けていた取付ネジ
を省略できるので、構成部品点数が減少するとともに組
立作業の工数が低減され、製造コストの低減にも有効で
ある。
【0008】
【実施例】次に、図1および図2を順次に参照しつつ本
発明の実施例について説明する。この実施例は、図3に
ついて説明した従来例に本発明を適用して改良した1例
であって、図3と同一の符号を付したものは前記従来例
におけると同様ないし類似の構成部分である。本図1
(実施例)が図3(従来例)に比して異なる点、すなわ
ち本発明を適用して改良した事項は下記のとおりであ
る。16はベースカバーであって、シャフトホルダ15
を挿通するための開口16aが設けられている。一方シ
ャフトホルダ15には、上記開口16aの内周縁よりも
若干大きくて該開口16aと相似形状のフランジ状部1
5aが一体に成形されている。本図1に鎖線で囲んで示
したb部の拡大詳細を図2に示す。本実施例のベースカ
バー16は、その開口16aの内周の縁に、全周に亙っ
て段付部16bが形成されていて、この段付部にシャフ
トホルダ15のフランジ状部15aが係合している。こ
のように段付部を設けると、該フランジ状部15aによ
るベースカバー16の位置決めがより確実になるので望
ましい。本実施例ではベースカバー16側に段付部を形
成したが、これと異なる実施例としてシャフトホルダ1
5のフランジ状部15aに段付部を形成しても良く、ま
たベースカバーとシャフトホルダとの両方にそれぞれ段
付部を形成して係合しても良い。
【0009】従来例におけるベースカバーは曲板状の部
材であって剛性が少ないため歪み易く、特にシャフトホ
ルダ挿通用の開口付近が浮き上がり傾向に歪み易かった
ので、該開口の周辺部の1個所をネジ止めしても、ベー
スカバーとミラーハウジングとの間隙寸法を全周にわた
って均一ならしめることができなかった。本実施例にお
けるベースカバー16も曲板状の部材であって剛性が充
分でないが、剛性の大きい部材であるシャフトホルダ1
5のフランジ状部15aで該ベースカバー16の開口1
6aの内周縁付近を押さえつけたので、該開口の全周に
わたって高精度で位置決めをすることができた。これに
より、ベースカバー16とミラーハウジング5との間隙
寸法g′を小さく設定しても、ミラーハウジング5がベ
ースカバー16に接触して円滑な回動を阻害される虞れ
が無い。前記間隙寸法g′を小さく設定できるので、こ
の間隙からミラーハウジング5内への塵埃や雨水の侵入
が軽減される。
【0010】
【発明の効果】本発明を適用すると、ミラーベースに固
定されてた剛性部材であるシャフトホルダに形成されて
いるフランジ状部が、ベースカバーの開口の周辺を押さ
えつけるので、該ベースカバーの開口部周辺が高精度で
位置決めされる。その結果、ベースカバーとミラーハウ
ジングとの間隙寸法を小さく設定しても両者が接触して
円滑な回動を妨げられる虞れが無い。そして、前記の間
隙寸法を小さく設定することにより塵埃や雨水の侵入を
軽減することができる。また該間隙寸法を小さく設定す
ると、走行時における笛状音響の発生を防止することも
できる。さらに、前述のごとくシャフトホルダのフラン
ジ状部でベースカバーの開口周辺部を押さえつけるの
で、該ベースカバーの開口周辺をネジ等で締結する必要
が無く、構成部品点数を軽減するとともに組立工数を低
減することができ、製造コストの節減にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持構造の1実施例を備えた車両
用ドアミラーの一部を切断して描いた正面図である。
【図2】上掲の図1に示した実施例のb部を拡大して描
いた断面図である。
【図3】従来例に係る支持構造を備えた車両用ドアミラ
ーの一部を切断して描いた正面図である。
【図4】上掲の図3の従来例におけるミラーベースを示
し、(A)は側面図、(B)は背面図である。
【図5】前掲の図3の従来例におけるベースカバーを示
し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図6】前掲の図3に示したa部を拡大して描いた断面
図である。
【符号の説明】
1…ミラーベース、1a…本体部、1b…取付ボス、1
c…アーム部、2…シャフトホルダ、3…シャフトホル
ダ取付ネジ、4…回動ブラケット、5…ミラーハウジン
グ、6…ミラー本体、7…駆動モータ、8…減速歯車
群、9…クラッチ機構、10…ベースカバー、10a…
カバー取付ボス、10b…シャフトホルダ挿通用の開
口、10c…カバー取付ネジ用の孔、10d…取付ネジ
(孔)に対向している部分、11…カバー取付ネジ、1
2…カバーキャップ、13…ハーネス、14…ボール、
15…シャフトホルダ、15a…フランジ状部、16…
ベースカバー、16a…開口、16b…内周縁の段付
部、17…カバーキャップ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーハウジング(5)およびミラー本
    体(6)を支持している回動ブラケット(4)と、上記
    回動ブラケットを回動可能に支持するシャフトホルダ
    (15)と、車体に固着されて上記シャフトホルダを固
    定的に支持するミラーベース(1)と、上記ミラーベー
    スを覆うベースカバー(16)とを有し、上記ベースカ
    バーには前記シャフトホルダを挿通する開口(16a)
    が設けられている車両用ドアミラーの支持構造におい
    て、 前記シャフトホルダ(15)に、前記ベースカバーの開
    口とほぼ相似形のフランジ状部(15a)を形成し、上
    記フランジ状部を上記開口の内周の縁に係合させてこれ
    を押さえつけたことを特徴とする、車両用ドアミラーの
    支持構造。
JP7112006A 1995-05-10 1995-05-10 車両用ドアミラーの支持構造 Pending JPH08301013A (ja)

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JP7112006A JPH08301013A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 車両用ドアミラーの支持構造

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JPH08301013A true JPH08301013A (ja) 1996-11-19

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JP (1) JPH08301013A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013103656A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置
JP2016107809A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 トヨタ車体株式会社 車両用アウタミラー装置

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JP2013103656A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置
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