JP2022129295A - 車両用インストルメント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の前面衝突時にコラムカバーの前進性を向上させた車両用インストルメント装置を提供する。【解決手段】ステアリングコラムを構成するコラムカバー18のアッパ部44は、メータ22の下部に形成された開口部40に挿通されている。したがって、車両の前面衝突時にステアリングコラムが前進する際に、コラムカバー18がメータ22と干渉することが防止又は抑制され、ステアリングコラム及びコラムカバー18の前進性が向上する。【選択図】図4
Description
本発明は、車両用インストルメント装置に関する。
従来、インストルメントパネルの上方には、車速等を表示するメータが配置されている。また、インストルメントパネルにおいて、メータの下部には車両前後方向に延在するステアリングコラムを挿通するコラム用孔部が形成されている。さらに、ステアリングコラムの車室(車両後方)側はコラムカバーで覆われている(例えば、特許文献1参照)。
一方、車両が前面衝突した際に、乗員の胸部がステアリングホイールに衝突すると、ステアリングコラムが前進して乗員に対する傷害値を低減する技術が採用されてきている。
上記先行技術の構造の車両に上記ステアリングコラムの前進技術を適用すると、車両が前面衝突した際にコラムカバーがインストルメントパネルの上部に配置されているメータと干渉するおそれがあった。
すなわち、車両の前面衝突時にステアリングコラム(コラムカバー)の前進量を確保する点で、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両の前面衝突時にコラムカバーの前進性を向上させた車両用インストルメント装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の車両用インストルメント装置は、車室内の前部に設けられ、車両前後方向に延在するステアリングコラムが挿通される孔部が形成されたインストルメントパネルと、前記インストルメントパネルの車両上方に配置されたメータと、前記インストルメントパネルの車両後方側で前記ステアリングコラムに装着され、前記ステアリングコラムの外周を覆うコラムカバーと、を備え、前記メータは、表示部が設けられたメータ本体と、前記メータ本体の車幅方向両端部側から車両下方に延在する一対の脚部と、を有し、前記脚部が前記インストルメントパネルに装着されることで、前記メータとインストルメントパネルとの間に前記コラムカバーの車両前方側端部が挿通される開口部が形成されている。
この車両用インストルメント装置では、インストルメントパネルの車両上方に配置されるメータは、表示部が形成されたメータ本体の車幅方向両端部側から車両下方側に延在する脚部がインストルメントパネルに装着されることによって、メータのメータ本体と一対の脚部及びインストルメントパネルで、コラムカバーの車両前方側端部が挿通される開口部が形成されている。
この結果、ステアリングコラムを覆うコラムカバーの車両前方側端部は、開口部に挿通されている。
したがって、車両の前面衝突時に乗員からステリングホイールに荷重が入力した際、コラムカバーの車両前方側端部が開口部内に進入するので、コラムカバーがメータと干渉することが防止又は抑制され、ステアリングコラム及びコラムカバーの前進性に優れる。
請求項2記載の車両用インストルメント装置は、請求項1記載の車両用インストルメント装置において、前記メータの車両下方側で前記インストルメントパネルの車両前方側には車幅方向に延在する可撓性を有する空調用ダクトが配設されている。
この車両用インストルメント装置では、メータの車両下方側でインストルメントパネルの車両前方側に車幅方向に延在する空調用ダクトが配設されている。
したがって、車両の前面衝突時にステアリングコラムが前進する際、コラムカバーがインストルメントパネルと干渉しても、インストルメントパネルの車両前方側に配設されている可撓性を有する空調用ダクトが変形してステアリングコラム及びコラムカバーの前進を許容することができる。
請求項3記載の車両用インストルメント装置は、請求項2記載の車両用インストルメント装置において、前記インストルメントパネルの車両前方側に配設されているインパネリインフォースの車両後方側に前記空調用ダクトが配設されている。
この車両用インストルメント装置では、インストルメントパネルの車両前方側に配設されているインパネリインフォースの車両後方側に空調用ダクトが配設されている。
したがって、車両の前面衝突時に、ステアリングコラムが前進する際にコラムカバーがインストルメントパネルと干渉しても、インストルメントパネルとインパネリインフォースとの間に可撓性を有する空調用ダクトが配設されているため、空調用ダクトが変形してステアリングコラム及びコラムカバーの前進を許容することができる。
請求項4記載の車両用インストルメント装置は、請求項1~3のいずれか1項記載の車両用インストルメント装置において、前記インストルメントパネルにおいて前記孔部よりも車両上方側の少なくとも一部は、他の部分よりも剛性が低下された脆弱部とされている。
この車両用インストルメント装置では、インストルメントパネルにおいてステアリングコラム挿通用の孔部よりも車両上方側の少なくとも一部は、他の部分よりも剛性が低い脆弱部とされている。これにより、車両の衝突時にステリングコラムと共に前進するコラムカバーがインストルメントパネルの孔部よりも上方側と干渉した場合でも、インストルメントパネルの脆弱部が破断されてコラムカバーが装着されたステアリングコラム及びコラムカバーの前進を許容する。
請求項5記載の車両用インストルメント装置は、請求項1~4のいずれか1項記載の車両用インストルメント装置において、前記メータ本体は、前記車室内に露出されている。
この車両用インストルメント装置では、メータのメータ本体が車室内に露出されている。すなわち、メータ本体の車両上方が覆いで覆われていないため、メータ本体に脚部を設け、脚部を介してインパネにメータを装着する構成とした場合、メータ本体が従来と比較して車両上方に配置されるが、メータ本体の上部にメータカバー等が配置されていないため、フロントウインドシールドを介した運転者の視界が良好に確保される。
なお、「メータ本体が車室内に露出」とは、メータ本体の車両上方側がメータカバー部材で覆われていないことを意味する。
請求項6記載の車両用インストルメント装置は、請求項5記載の車両用インストルメント装置において、前記ステアリングコラムに支持されたステアリングホイールは、略矩形状である。
この車両用インストルメント装置では、ステアリングコラムに支持されたステアリングホイールは、円形でなく略矩形状であるため、運転席の着座乗員はステアリングホイールの車両上方からメータの表示部を良好に視認することができる。すなわち、メータ本体の位置を車両上方に移動させてもメータの視認性を良好に確保することができる。
なお、「略矩形状」とは、円形の上側と下側をカットした略矩形状を意味する。
以上説明したように、本発明に係る車両用インストルメント装置によれば、車両の前面衝突時におけるコラムカバーの前進性を向上させることができる。
一実施形態に係る車両用インストルメント装置について、図1~図11を参照して説明する。なお、各図において、矢印FRが車両前方、矢印UPが車両上方、矢印Wが車幅方向を示す。
先ず、車両用インストルメント装置10について説明する。車両用インストルメント装置10は、図1に示すように、車両12の車室14内の車両前方で車幅方向に延在して配設されたインストルメントパネル(以下、「インパネ」という)16と、インパネ16に挿通された図示しないステアリングコラムの外周を覆うコラムカバー18と、ステアリングコラムの一端に取り付けられたステアリングホイール20と、インパネ16の上部に装着されたメータ22と、を有する。
インパネ16は、図2に示すように、車両上方で車両前後方向に延在する上板部24と、前記上板部24の車両後方側端部から車両下方側に湾曲する湾曲部26と、湾曲部26の車両下方側端部から車両下方かつ車両前方側に延在する下板部28と、を有する。
また、インパネ16は、図2及び図4に示すように、湾曲部26において運転席の車両前方にステアリングコラム挿通用の孔部30が形成されている。
さらに、図3及び図4に示すように、インパネ16において孔部30の上縁から上板部24の上端(前端)部近傍までの部分が、他の部分よりも板厚が小さく剛性の低い脆弱部32とされている。なお、インパネ16の脆弱部32は、他の部分よりも板厚が小さいため、下方に凹んだ凹部33とされている。
この脆弱部32(凹部33)は、後述するコラムカバー18のアッパ部44の形状に対応して形成されており、コラムカバー18が孔部30の縁に当接するまでアッパ部44が凹部33内に進入可能とした構成である。
インパネ16の上部に配設されるメータ22は、図2に示すように、略矩形状のメータ本体34と、メータ本体34の車幅方向両端部からそれぞれ車両下方かつ車両後方側に延在する一対の脚部36と、を有する。
メータ本体34の車両後方側には表示部38(図1、図8参照)が設けられており、電気的に速度計等が表示される構成である。表示部38の表面である反射面39(図8参照)は、外光が反射面39で反射して乗員の眼に入射することを防止するための表面処理が施されている。
また、脚部36は、インパネ16の上板部24から湾曲部26に向かう表面形状に対応する形状とされている。この脚部36は、インパネ16の凹部33及び孔部30の車幅方向両側の縁部分に締結されている。この結果、インパネ16の凹部33(脆弱部32)の車両上方にメータ本体34が配設されている。
したがって、車両用インストルメント装置10は、図2、図4、図5に示すように、メータ本体34と一対の脚部36とインパネ16(脆弱部32)で構成された開口部40がインパネ16の脆弱部32の車両上方に位置することになる。
コラムカバー18は、図2~図4に示すように、車両前方側が開口された略直方体形状の本体部42と、本体部42の車両上方側から車両前方側に延在するアッパ部44と、本体部42の車両下方側から車両前方側に延在するロア部46と、を有する。
本体部42の車両後方側には、ステアリングコラム挿通用の孔部48が形成されている。
アッパ部44は、後述する図示しないチルト・テレスコピック機構でステアリングコラム(コラムカバー18)が最下部かつ最前部に移動されたとき、インパネ16の脆弱部32で形成された凹部33に嵌合するように、脆弱部32(凹部33)の形状に対応した形状とされている。
また、ロア部46は、図示しないチルト・テレスコピック機構でステアリングコラムが最下部かつ最前部に移動されたとき、インパネ16の孔部30の下端に当接するように、湾曲部26及び下板部28に対応した形状とされている。
このように構成されたコラムカバー18がステアリングコラムに装着されることにより、インパネ16とメータ22で形成された開口部40内にコラムカバー18のアッパ部44が進入し、車両前方側に位置する脆弱部32の上方に配設される。
なお、図4に示すように、インパネ16の車両下方側及び車両前方側には、車幅方向に延在するインパネリインフォース52(以下、「インパネR/F52」という)が配設されている。インパネR/F52は、ステアリングサポート54に車両下方から支持されている。ステアリングサポート54は、車両後方側に延在する舌部56を有する。
また、可撓性部材からなる空調用ダクト58が、図4に示すように、舌部56とインパネ16の下面の間に(インパネ16の車両前方側かつ車両下方側で)車幅方向に延在して配設されている。空調用ダクト58は、メータ22(メータ本体34)の車両下方側で、インパネ16の上板部24や湾曲部26の下面や湾曲部26の前面に当接するように配設されている。
また、ステアリングホイール20は、図1及び図9(B)に示すように、両サイドの一対の円弧部60と、円弧部60の上端同士を接続する上水平部62と、円弧部60の下端同士を接続する下水平部64と、を有する。なお、本実施形態では、この形状を「略矩形状」という。
なお、ステアリングホイール20は、ステアバイワイヤの一部として構成されているものである。また、ステアリングホイール20のホイールカバー65には、コンビスイッチレバー66が設けられている。
(作用)
このように構成された車両用インストルメント装置10の作用について説明する。
このように構成された車両用インストルメント装置10の作用について説明する。
車両の前面衝突時に乗員の胸部がステアリングホイール20に衝突した際にステアリングコラムが前進して着座乗員に対する傷害値を低減させる。この際、ステアリングコラムに装着されたコラムカバー18のアッパ部44はインパネ16の上部に配置されたメータ22のメータ本体34の下部に形成された開口部40に挿通されているため、車両の前面衝突時にコラムカバー18のアッパ部44の先端がメータ22(メータ本体34)に衝突(干渉)することが防止又は抑制される。すなわち、コラムカバー18(ステアリングコラム)の前進性に優れる。
また、メータ22(メータ本体34)の車両下方側で、インパネ16の車両下方側かつ車両前方側に空調用ダクト58が配設されているため、車両の前面衝突時にコラムカバー18が前進してインパネ16に衝突した際、可撓性部材から形成された空調用ダクト58が変形して、コラムカバー18(ステアリングコラム)の前進を許容する。
特に、空調用ダクト58は、剛体であるインパネR/F52とインパネ16との間(インパネR/F52の車両後方側でインパネ16の車両前方側)に配設されているため、車両の前面衝突時にコラムカバー18が前進してインパネ16に衝突した際、インパネ16がインパネR/F52に当接する前に空調用ダクト58に当接する。すなわち、インパネ16がインパネR/F52に当接することによって、コラムカバー18の前進が阻害される前に空調用ダクト58に当接し、空調用ダクト58が変形することによりコラムカバー18(ステアリングコラム)の前進を許容する。
さらに、インパネ16において孔部30の車両上方側(車両前方側)には脆弱部32が形成されている。したがって、車両の前面衝突時にステアリングコラムと共にコラムカバー18が前進してインパネ16に衝突すると、インパネ16の脆弱部32が破断され、コラムカバー18(ステアリングコラム)の前進を許容する。
車両用インストルメント装置10は、これらの構造によりコラムカバー18(ステアリングコラム)の前進性に優れる。
ところで、図示しないチルト・テレスコピック機構によって、ステアリングコラムと共にコラムカバー18はインパネ16と干渉することなく、車両上下方向、車両前後方向に位置調整することが可能である(図10(A)~(D)参照)。なお、図10(A)~(D)は、コラムカバー18をそれぞれ最前部かつ最上部、最後部かつ最上部、最前部かつ最下部、最後部かつ最下部に配置した図である。
この場合、チルト・テレスコピック機構によって、ステアリングコラム(コラムカバー18)が最前部かつ最下部になる(図10(C)参照)と、コラムカバー18のアッパ部44の先端は、インパネ16の脆弱部32(凹部33)上に載置され、コラムカバー18のロア部46がインパネ16の孔部30を覆う。
一方、チルト・テレスコピック機構によって、ステアリングコラム(コラムカバー18)が最後部かつ最上部になる(図10(B)参照)と、コラムカバー18の前端がインパネ16と十分にラップすることができず、図3に示すように、インパネ16の孔部30からインパネ16の車両前方側(内部)が視認されるおそれがあった。
しかし、本実施形態の車両用インストルメント装置10では、このインパネ16の上部にメータ22が載置されている。このメータ22は一対の脚部36がインパネ16の孔部30の車幅方向両側の縁部に取り付けられているため、図2に示すように、インパネ16とコラムカバー18との間から視認される孔部30を脚部36が覆い、外部から視認不能とできる。すなわち、メータ22をインパネ16に締結するための脚部36を、インパネ16とコラムカバー18との隙間を覆うためのカバー部材としても用いているため、部品点数を増加させることなく、外部から上記隙間を覆って美観を保つことができる。
また、図1、図2に示すように、車両用インストルメント装置10においてメータ22のメータ本体34(表示部38)は外部に露出されている。
第1比較例の車両用インストルメント装置100では、図6に示すように、メータ122はメータカバー170で覆われると共に、メータ122の表示部138の反射面139が車両上方側ほど車両前方側に傾斜して形成されている。したがって、着座乗員には反射面139で反射されたメータカバー170が視認されることになる。
第2比較例のインストルメント装置200では、図7に示すように、メータ222はメータカバー270で覆われると共に、メータ222の表示部238の反射面239が車両上方側ほど車両後方側に傾斜して形成されている。したがって、着座乗員には反射面239で反射されたコラムカバー218やコラムカバー218とインパネ216との間の隙間を覆うカバー部材280が視認されることになる。
これに対して車両用インストルメント装置10では、図8に示すように、メータ22はメータカバーに覆われることなく外部に露出されていると共に、メータ本体34が車両上方ほど車両前方側に傾斜して表示部38の反射面が着座乗員の眼(表示部38を視る視線)と略正対するように配置されている。
したがって、着座乗員にメータ22の表示部38の反射面39の反射でコラムカバー18等が視認されることはない。また、メータ22の表示部38の反射面39に外光が入射しても、反射を抑制する表面処理が反射面39に施されているため、反射面39で反射された外光が着座乗員の眼に入射して、メータ22の視認性が低下することが抑制される。すなわち、メータ22の視認性に優れる。
また、本実施形態のメータ22のメータ本体34は車室内に露出されている。すなわち、開口部40を形成するためにメータ本体34が第1比較例、第2比較例のメータ122、222と比較して車両上方に配置されるが、メータ本体34の上部にメータカバー等が配置されていないため、フロントウインドシールド72を介した運転者の視界が良好に確保される。
ところで、第1比較例の車両用インストルメント装置100等が適用された車両では、図9(A)に示すように、円形のステアリングホイール120を用いており、ステアリングホイール120の下側からメータ122の表示部138を視認可能とされている。
一方、本実施形態のメータ22は、開口部40を形成するために、第1、第2比較例のメータ122、222と比較してメータ本体34(表示部38)の位置を高くしている。
この結果、円形のステアリングホイール120を適用すると、表示部38(図9(A)、二点鎖線部参照)の視認性が低下する(損なわれる)。
本実施形態の車両用インストルメント装置10では、図1に示すように、ステアバイワイヤを採用してステアリングホイール20の操作量を小さくしてステアリングホイール20を略矩形状としている。したがって、図9(B)に示すように、着座乗員はステアリングホイール20の上水平部62の上からメータ22の表示部38を視認することができる。すなわち、メータ22のメータ本体34(表示部38)を第1比較例等(従来例)と比較して車両上方に配置しても、メータ22の視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態の車両用インストルメント装置10では、図4に示すように、インパネ16とインパネR/F52との間(インパネR/F52の車両後方側)に空調用ダクト58を車幅方向に配設している。したがって、図11に示すように、インパネR/F52の車両前方側を空調用ダクト58Aが配設されていた比較例と比較して、インパネ16に設けられた吹き出し口68までの空調用ダクト58の配索距離が短縮される。
さらに、従来コラムカバー18に設けられていたコンビスイッチレバー66(図1参照)をステアリングホイール20側(ホイールカバー65)に配設したため、コラムカバー18の設計自由度が向上し、インパネ16の孔部30を覆いやすい形状に作成することができる。
(その他)
本実施形態の車両用インストルメント装置10では、左ハンドルの車両(図1参照)で説明したが、右ハンドルの車両にも同様に適用できる。
本実施形態の車両用インストルメント装置10では、左ハンドルの車両(図1参照)で説明したが、右ハンドルの車両にも同様に適用できる。
また、本実施形態の車両用インストルメント装置10では、メータ22の表示部38は車速等をデジタル的に表示するものとしたが、機械的に表示するものであっても良い。
さらに、本実施形態では、ステアリングホイール20を略矩形状としたが、メータ22の表示部38の視認性が確保されるものであれば、これに限定するものではない。
以上、実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両用インストルメント装置
16 インストルメントパネル
18 コラムカバー
20 ステアリングホイール
22 メータ
30 孔部
34 メータ本体
36 脚部
38 表示部
40 開口部
52 インパネリインフォース
58 空調用ダクト
Claims (6)
- 車室内の前部に設けられ、車両前後方向に延在するステアリングコラムが挿通される孔部が形成されたインストルメントパネルと、
前記インストルメントパネルの車両上方に配置されたメータと、
前記インストルメントパネルの車両後方側で前記ステアリングコラムに装着され、前記ステアリングコラムの外周を覆うコラムカバーと、
を備え、前記メータは、
表示部が設けられたメータ本体と、
前記メータ本体の車幅方向両端部側から車両下方に延在する一対の脚部と、
を有し、前記脚部が前記インストルメントパネルに装着されることで、前記メータとインストルメントパネルとの間に前記コラムカバーの車両前方側端部が挿通される開口部が形成されている車両用インストルメント装置。 - 前記メータの車両下方側で前記インストルメントパネルの車両前方側には車幅方向に延在する可撓性を有する空調用ダクトが配設されている請求項1記載の車両用インストルメント装置。
- 前記インストルメントパネルの車両前方側に配設されているインパネリインフォースの車両後方側に前記空調用ダクトが配設されている請求項2記載の車両用インストルメント装置。
- 前記インストルメントパネルにおいて前記孔部よりも車両上方側の少なくとも一部は、他の部分よりも剛性が低下された脆弱部とされている請求項1~3のいずれか1項記載の車両用インストルメント装置。
- 前記メータ本体は、前記車室内に露出されている請求項1~4のいずれか一項記載の車両用インストルメント装置。
- 前記ステアリングコラムに支持されたステアリングホイールは、略矩形状である請求項5記載の車両用インストルメント装置。
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