JP4130262B2 - 車両におけるグローブボックスの配設構造 - Google Patents

車両におけるグローブボックスの配設構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両における乗員室の内部前方に設置されて、小間物や車検証等を収納するグローブボックスの配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に乗用車等の車両における乗員室内の前方には、所要形状に成形されて車幅方向に延在するインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルには、スピードメータやタコメータその他各種表示灯等を備えた計器盤が運転席からの視認容易な位置に配設され、助手席側に身の回りの小間物や車検証等の各種物品を収納するグローブボックスが配設されると共に、左右略中央にエアコンユニット用の空調操作ユニットやオーディオユニット等が位置している。
【0003】
また乗員室の内部前方には、前記空調操作ユニットで運転制御されるエアコンユニットが配設されており、前記インストルメントパネルの所要位置に設けた空気吹出口とを空気案内ダクトで連通接続して、該エアコンユニットから送出される調温空気を空気吹出口から乗員室内に吹出すようになっている。なお前記エアコンユニットは、一般的に前記インストルメントパネルで完全に覆蓋して、乗員室側へは露出させないような考慮が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように従来のグローブボックスは、各種車載機器,部材の総合的な設置基体として機能する前記インストルメントパネルにおける助手席側の手前下部に設置されるため、助手席前方の足元空間が狭くなる問題があった。しかも、インストルメントパネル自体の上下方向の寸法も大きくなるため、車体に対する組付位置を上方に変位させて足元空間を確保しようとすれば、該パネルの上面部がフロントガラスの下端見切線よりも上方へ突出するようになり、場合によっては前方視界が遮られて安全運転に支障を来たす不都合が指摘される。また、インストルメントパネルの前後方向の寸法もかなり大きくなるため、前部座席および後部座席を順次後方側へ位置させて設置せざるを得ず、殊に小型車においては室内空間の拡大を図るうえで大きな障害となっていた。更にインストルメントパネルは、それ自体の大型化に伴って適宜位置にリブ等を配設して剛性を確保する必要が生じ、これを製造する成型金型が大型で精密かつ複雑なものとなり、該金型設備費が嵩んで製造コストアップを招来する欠点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するため新規に提案されたもので、インストルメントパネルに対するグローブボックスの設置を廃止することで、該パネルの廃止化または小型化を図って前方視界の確保および助手席前方の足元空間の拡大を可能とする車両におけるグローブボックスの配設構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、初期の目的を達成するため、本発明に係る車両におけるグローブボックスの配設構造は、
車両の助手席側前方の所要位置に設けられ、各種物品を収納するグローブボックスの配設構造であって、
乗員室の室内幅方向に沿って空気案内ダクトを配設し、
ケース体に内蔵されて乗員室へ前記空気案内ダクトを介して調温空気を送出すエアコンユニットを、該乗員室における内部前方の中央に設置し、
前記エアコンユニットのブロアを内蔵した空気取入れ用のケース部品を、前記空気案内ダクトの下方であって前記ケース体における助手席側の側面に配設し、
前記ケース部品における乗員室を指向する壁面部に、前記各種物品の出し入れをなし得る開口部を有する収納部を、前記空気案内ダクトの乗員室に臨む面を構成する外側壁体よりも前方に位置するよう形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る車両におけるグローブボックスの配設構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は、本発明の好適な一実施例に係るグローブボックスの配設構造を示した乗員室前方の概略斜視図であり、また図2は、図1に示すグローブボックスの配設構造を一部破断して示す縦断側面図である。なお本実施例では、室内全幅に亘って延在する従来形態の大型インストルメントパネルが廃止され、車体の横方向の剛性を高めると共に側面からの衝突に対する衝撃を受け止めるリィンフォースバー12が、乗員室10に露出した状態で配設されている。そしてこのリィンフォースバー12には、後で詳述する空気案内ダクト70が配設されている。
【0008】
(センターユニット部)
そして本実施例の乗用車では、前述したように、各種車載機器を固定設置するためのインストルメントパネルを廃止したことに伴い、乗員室10の前方中央における前記リィンフォースバー12とファイヤーウォール(区画壁)14との間に、各種車載機器を総合的に配置セットして構成されるセンターユニット部20が配置されている。なお、説明の便宜上、図1における左側をセンターユニット部の「左側」、右側をセンターユニット部の「右側」とすると共に、同図の手前側を「側」、フロントガラス側を「側」とする。
【0009】
本実施例のセンターユニット部20は、図2および図3に示すように、蒸発器やヒータコアからなる熱交換系を備えたエアコンユニット22を、筺体形状のケース本体24内に収容する共に、該ケース本体24の左側面に該ユニット22の一構成部品であるブロア26を内蔵した空気取入れ用のブロアケース(ケース部品)28が固定されている。前記ケース本体24は、左右対称形に成形されたバケット状の半体24a,24aから構成され、これら各半体24a,24aを互い合体させることにより前記エアコンユニット22を収納し得る内部空間30が画成される。また、ケース本体24における両側面の後端部には、上下に所要間隔に離間した位置で側外方へ延出して取付孔34を形成した取付片32が一体成形されており、また前記ファイヤーウォール14の所要位置には、各取付孔34に対応的に整合するネジ孔18が形成されている。従って、互いに整合させた各取付孔34とネジ孔18との間にボルト36を締め付けることにより、前記ケース本体24が該ファイヤーウォール14に固定される。
【0010】
前記ケース本体24の上面前側には、スピードメータやタコメータおよび各種表示灯等を総合的に備えた計器盤44を設置するための第1設置部38が形成され、上面後側には前記上面カバー部材50を設置するための第2設置部40が形成される一方、ケース本体24の前面には、オーディオユニット60や空調操作ユニット62および灰皿(図示せず)等を設置するための第3設置部42が形成されている。
【0011】
(計器盤)
前記計器盤44は、前記フード部材46の内側において、その表示面44aを前面開口部46aに整合させた状態で組み付けられ、このフード部材46を前記第1設置部38に設置することでケース本体24の上面に位置決めされる。すなわち図4に示すように、前記フード部材46における左右両側の下端縁部には、下方に突出した鉤状の係止フック48が形成されており、また第1設置部38には、該係止フック48に対応する位置に上方開口した係止孔38aが形成してある。従って、前記各係止フック48を対応の係止孔38aに整合させた状態において、フード部材46を上方から押圧することにより、該フード部材46は前記ケース本体24に好適に設置される。なお前記フード部材46は、ネジやボルト等によって前記ケース本体24に固定するようにしてもよい。
【0012】
(上面カバー部材)
前記上面カバー部材50は、図4に示すように、正面倒伏コ字形のバケット状を呈し、前記第2設置部40に設置された際に、その前端縁が前記フード部材46の後端縁に整合すると共に該フード部材46の外郭形状に連続的に延在し、デザイン的に一体化する形状となっている。そして、上面カバー部材50における左右両側の下端縁部には、下方に突出した鉤状の係止フック52が形成されており、また第2設置部40には、該係止フック52に対応した位置に上方開口した係止孔40aが形成してある。従って、前記各係止フック52を対応の係止孔40aに整合させた状態において、上面カバー部材50を上方から押圧することにより、該上面カバー部材50は前記ケース本体24に好適に設置される。なお、上面カバー部材50も、前記フード部材46と同様に、ネジやボルト等によって前記ケース本体24に固定するようにしてもよい。
【0013】
また、前記上面カバー部材50には、図2および図4に示すように、その上面から左右側面に亘って横長に延在する空気吹出口56と、該部材50の裏側に配設されて前記空気吹出口56に整合して下方に延在する空気案内筒58とから構成される空気吹出部54が形成されている。この空気案内筒58における空気流入口58aは、前記上面カバー部材50を第2設置部40に設置した際に、前記エアコンユニット22の第1空気排出口76に好適に整合するように設定されており、該第1空気排出口76と前記空気吹出口56とが連通接続される。そして、実施例のエアコンユニット22が乗員室10の前方中央に設置された際には、空気吹出部54の前記空気吹出口56がフロントガラス18の下方に臨むようになり(図2参照)、前記エアコンユニット22から第1空気排出口76側へ送出される調温空気は、該フロントガラス18の内面に吹き付けられる。すなわち、上面カバー部材50に形成された空気吹出部54は、前記フロントガラス18の内面に付着する曇りや外面に形成される霜等の除去(デフロスト)のために供される。
【0014】
(オーディオユニットおよび空調操作ユニット)
前記オーディオユニット60および空調操作ユニット62は、図1および図4に示すように、ケース本体24の乗員室10に臨む面において前記第3設置部42の左右両側に設置固定される一対のブラケット64,64を利用して、該第3設置部42に所要の傾斜状態で上下段状に設置される。また、前記オーディオユニット60の下方には、乗員室10内での喫煙に供される灰皿(図示せず)が、スライド可能に配設されている。なお前記各ブラケット64は、その上部側が前記リィンフォースバー12に固定されるようになっており、このリィンフォースバー12の中央部がセンターユニット部20で車体に間接的に固定されると共に、前記オーディオユニット60や空調操作ユニット62の重量が該リィンフォースバー12で受け止められるようになる。これによりセンターユニット部20は、前記ファイヤーウォール14およびリィンフォースバー12の両部材で固定保持されるので、例えば前記ブロア26の回転駆動による振動や共鳴音の発生が好適に阻止される。なおケース本体24の乗員室10に臨む側には、前記オーディオユニット60や空調操作ユニット62の操作面に整合する開口部68a,68bを形成した所要形状の化粧板68が取り付けられる。
【0015】
(空気案内ダクト)
前記空気案内ダクト70は、図2に示すように、前記リィンフォースバー12の外周部にボルト等を利用して固定され、前記センターユニット部20側に位置する内側壁体72と、乗員室10の後方側へ位置する外側壁体74とから構成され、これら両壁体72,74を長手方向に接合することで、前記エアコンユニット22から送出される調温空気用の空気流通路が内部に画成される。そして前記内側壁体72では、その長手方向における中央部に、前記エアコンユニット22の第2空気排出口78に整合する第1空気流入口82と、第3空気排出口80,80に整合する第2空気流入口84,84が開口形成されている。また前記外側壁体74では、乗員室10後方を指向した長手方向中央および左右両端近傍に、上下左右に姿勢変向する風向制御板88を備えて調温空気を後方へ吹出し案内する合計4個の空気吹出装置86が配設され、また乗員室10上方を指向した左右両端近傍に、調温空気を左右へ吹出し案内する2個の空気吹出口90,90が配設されている。
【0016】
そして空気案内ダクト70の内部は、図5に示すように、外側壁体74の所要位置に成形したリブ状の隔壁92により、前記第1空気流入口82と前記各空気吹出装置86とを連通する第1空気流通路94と、正面左側の第2空気流入口84と左側の空気吹出口90とを連通する第2空気流通路96と、正面右側の第2空気流入口84と右側の空気吹出口90とを連通する第3空気流通路98とが画成されている。従って、エアコンユニット22から前記第2空気排出口78側へ送出された調温空気は、第1空気流入口82を介して第1空気流通路94へ流入した後に各空気吹出装置86から乗員室10の後方側へ吹出し、後部座席側を含む乗員室10全体の空気調温に供される。また、エアコンユニット22から左側の第3空気排出口80側へ送出された調温空気は、第2空気流入口84を介して第2空気流通路96へ流入した後に左側の空気吹出口90から吹出し案内され、左ドアのサイドガラスに対する霜取り(デフロスト)に供される。同様に、エアコンユニット22から右側の第3空気排出口80側へ送出された調温空気は、右側の第2空気流入口84を介して第3空気流通路98へ流入した後に右側の空気吹出口90から吹出し案内され、右ドアのサイドガラスに対する霜取りに供される。
【0017】
また、前記外側壁体74の外郭意匠面には、表面にシボ加工等が施されて適宜の弾力性および断熱性を有すると表皮材100が貼着されており、質感向上と空気案内ダクト70内部と乗員室10(外部)との温度差によって起こる結露発生を好適に防止するようになっている。また、前記内側壁体72の裏側には、前記エアコンユニット22,計器盤44,オーディオユニット60,空調操作ユニット62等の車載機器を電気的に接続するワイヤーハーネス104用の係止片102が一体成形されている。なお、前記表皮材108を貼着しないインストルメントパネルにおいては、例えば前記外側壁体74の裏面に適宜の断熱材を装着して結露発生の防止が図られる。
【0018】
(グローブボックス)
そして本実施例では、前記センターユニット部20におけるケース本体24の左側面に配設して助手席前方に臨んだ前記ブロアケース28を利用して、身の回りの小間物や車検証等の各種物品を収納するためのグローブボックス106が形成配置されている。このグローブボックス106は、図2および図3に示すように、前記ブロアケース28における乗員室10を指向した壁面部側において、上端縁部が平面略コ字状を呈した壁部107が該ケース28に一体的に膨出成形され、この壁部107により上方に開口部108を有する有底ポケット状の収納部110が画成されている。そして各種物品は、前記開口部108を介して収納部110へ収納されるようになっている。すなわち実施例のグローブボックス106は、前記リィンフォースバー12よりも前方に配設される前記センターユニット部20の側方において、図1および図2から判明するように、助手席前方の奥まった位置でかつ乗員が手を差し入れ得る位置に臨んでいる。
【0019】
なお、その他の構成として、助手席側の前方において、前記ファイヤーウォール14とリィンフォースバー12との間に、該リィンフォースバー12に固定された助手席乗員用のエアバッグ112が配設される。また、運転席側の前方には、前記リィンフォースバー12を利用してステアリングコラム114が配設固定される。
【0020】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された本実施例に係る車両におけるグローブボックスの配設構造の作用につき説明する。なお乗員室10の前方には、ファイヤーウォール14およびリィンフォースバー12が配設されている。
【0021】
(センターユニット部の形成および取付け)
前記各半体24a,24aを合体接合させるに際して前記エアコンユニット22をケース本体24の内部に収納固定すると共に、該ケース本体24の左側面にブロア26を内蔵したブロアケース28を組み付ける。なお、このブロアケース28は、グローブボックス106が一体的に形成してあり、このグローブボックス106を前面側に位置させた状態で前記ケース本体24に組み付けられる。また、計器盤44を組み付けたフード部材46を該ケース本体24の第1設置部38に設置し、空気吹出部54を備えた上面カバー部材50を第2設置部40に設置すると共に、オーディオユニット60,空調操作ユニット62を第3設置部42に設置した後に、前記化粧板68を取り付ける。このようにして組み立てられたセンターユニット部20は、乗員室10の内部前方における左右中央において、前記ファイヤーウォール14とリィンフォースバー12との間に位置決めし、各取付片32および前記ブラケット64,64を利用してファイヤーウォール14およびリィンフォースバー12へ固定する。なお、センターユニット部20が所定位置に固定設置されると、前記グローブボックス106は、助手席側の前方において乗員室10側に臨んでいる。
【0022】
そして、内側壁体72と外側壁体74とを長手方向に接合して形成した空気案内ダクト70を、前記リィンフォースバー12を利用して車体に取付ける。また、助手席側の前方に、前記リィンフォースバー12を利用して助手席乗員用のエアバッグ112を固定設置すると共に、運転席側の前方に、該リィンフォースバー12を利用してステアリングコラム114を固定する。
【0023】
(グローブボックスの使用態様)
前述のように構成された本実施例のグローブボックス106では、小間物等の物品を収納するに際しては、前記空気案内ダクト70(リィンフォースバー12)の下方から手を差し込み、開口部108を介して上方から収納部110へ該物品を挿入する。従って、開閉蓋の開閉操作等を一切必要とせずに、物品の簡単かつ容易な収納をなし得る。またグローブボックス106は、空気案内ダクト70の前面部から奥まった位置に配設されているので、助手席前方の足元空間が狭くなることがなく、該助手席に着座した乗員の居住性が損なわれることはない。また、グローブボックス106に収納した物品の取出しに際しては、前記空気案内ダクト70の下方から手を差し込めば収納部110まで容易に手が届き、該物品を簡単かつ容易に取り出すことが可能である。なお前記収納部110は、開口部108を介して常に上方へ開口しているので、該収納部110へ収まりきれない長尺物の物品であっても好適に収納し得る(図3参照)。
【0024】
また本実施例では、前記センターユニット部20のブロアケース28にグローブボックス106を配設したので、従来から実施されていた大型のインストルメントパネルを不要とし、乗員室10の居住空間の拡大化を容易に図得ると共に、前方視界の拡大化をも可能となる。また、大型のインストルメントパネルの製作費用が不要となるから、コストの大幅な低減も可能となる。
【0025】
【変更例】
図6は、本発明に係る車両におけるグローブボックスの配設構造の変更例を示すもので、前記グローブボックス106とは物品の収納形態が相違している。すなわち変更例のグローブボックス120は、インストルメントパネルに設置される従来のグローブボックスと基本的に同一形態であって、前記ブロアケース28の面に開閉可能なバケット状の収納ケース122を設置して構成されている。この収納ケース122は、起立した閉成状態に係止された状態においては、その外郭面が前記ブロアケース28と一対となる形状に成形されており(図6(a)参照)、方へ傾倒した開放状態においては、その上部開口部124を乗員室側に指向させて、収納部126に対する物品の収納および取出しを簡単かつ容易に行ない得るようになっている(図6(b)参照)。
【0026】
なおグローブボックスは、図3に示した固定タイプや図6に示した開閉タイプの他に、前記ブロアケース28における乗員室10を指向した前面に対して着脱可能に装着する形態であってもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る車両におけるグローブボックスの配設構造によれば、各種物品を収納するグローブボックスを、エアコンユニットを内蔵したケース体の一部を構成して助手席前方で乗員が手を差し入れ得る位置に臨ませたケース部材の該乗員室を指向した壁面部に設けるようにしたので、インストルメントパネルにおいてグローブボックスを配置していた部位を廃止することが可能となり、コスト低減の大幅な削減を図り得る極めて有益な効果を奏する。またグローブボックスは、助手席前方の奥まった位置に配設されるので、該助手席前方の足元空間が広くなる利点もある。
【0028】
そして、エアコンユニットのケース部材に固定されて上方に開口部を有するタイプのグローブボックスでは、収納部が該開口部を介して常に上方へ開口しているので、収納部内に収まりきれない長尺の物品を収納し得る利点がある。また、前記ケース部材に開閉可能に設置したタイプのグローブボックスでは、開口部が乗員室側に臨むので物品の出し入れを簡単かつ容易になし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るグローブボックスの配設構造を示す概略斜視図である。
【図2】実施例に係るグローブボックスの配設構造を示す縦断側面図である。
【図3】実施例に係るグローブボックスの配設構造が実施されるエアコンユニットの斜視図である。
【図4】図3に示すエアコンユニットの各構成部材を、組付前の状態で示す分解斜視図である。
【図5】エアコンユニットに接続される空気案内ダクトの概略構成図である。
【図6】変更例に係るグローブボックスの配設構造を示す概略斜視図であって、(a)は収納ケースを閉成した状態を示し、(b)は収納ケースを開放した状態を示している。
【符号の説明】
10 乗員室
22 エアコンユニット
24 ケース本体
26 ブロア
28 ブロアケース(ケース部品)
70 空気案内ダクト
74 外側壁体
107 壁部
108 開口部
110 収納部
122 収納ケース
124 開口部
126 収納部

Claims (3)

  1. 車両の助手席側前方の所要位置に設けられ、各種物品を収納するグローブボックスの配設構造であって、
    乗員室 (10) の室内幅方向に沿って空気案内ダクト (70) を配設し、
    ケース体(24)に内蔵されて乗員室(10)へ前記空気案内ダクト (70) を介して調温空気を送出すエアコンユニット(22)を、該乗員室(10)における内部前方の中央に設置し、
    前記エアコンユニット (22) のブロア (26) を内蔵した空気取入れ用のケース部品 (28) を、前記空気案内ダクト (70) の下方であって前記ケース体 (24) における助手席側の側面に配設し、
    前記ケース部品(28)における乗員室(10)を指向する壁面部に、前記各種物品の出し入れをなし得る開口部(108/124)を有する収納部(110/126)を、前記空気案内ダクト (70) の乗員室 (10) に臨む面を構成する外側壁体 (74) よりも前方に位置するよう形成した
    ことを特徴とする車両におけるグローブボックスの配設構造。
  2. 前記収納部(110)は、前記ケース部品(28)の壁面部と、該ケース部品(28)固定的に形成された壁部(107)との間に画成される請求項1記載の車両におけるグローブボックスの配設構造。
  3. 前記収納部(126)は、前記ケース部品(28)の面に枢支されて、起立した閉成状態と傾倒した開放状態とに回動させ得る収納ケース(122)の内部に画成される請求項1記載の車両におけるグローブボックスの配設構造。
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