JPH07285314A - 車両の装備品搭載構造 - Google Patents

車両の装備品搭載構造

Info

Publication number
JPH07285314A
JPH07285314A JP8298994A JP8298994A JPH07285314A JP H07285314 A JPH07285314 A JP H07285314A JP 8298994 A JP8298994 A JP 8298994A JP 8298994 A JP8298994 A JP 8298994A JP H07285314 A JPH07285314 A JP H07285314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
width direction
mounting structure
vehicle width
instrument panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8298994A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Toda
功 任田
Seiichi Tsuji
誠一 辻
Kiyoshi Sakurai
潔 櫻井
Tomohiro Hori
智博 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP8298994A priority Critical patent/JPH07285314A/ja
Publication of JPH07285314A publication Critical patent/JPH07285314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インストルメントパネル20の上面部20a
の下方に空調ユニット12を配置してなる車両の装備品
搭載構造において、乗員の足元スペースを十分確保した
上で近距離前方視界を確保する。 【構成】 インストルメントパネル20の上面部20a
のうち、その位置を下げることが近距離前方視界を確保
する上で有効な車体の車幅方向中心Cb近傍部分20a
a(「良視界ゾーン」に対応する部分)を、他の部分よ
りも下方にオフセットして形成する。そして、この下方
オフセット部分20aaよりも助手席側(下方にオフセ
ットしていない空間)に空調ユニット12を配置し、運
転席乗員の足元スペースはもちろん助手席乗員の足元ス
ペースをも十分確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、インストルメントパ
ネルの上面部の下方に空調ユニット等の装備品が配置さ
れた車両に該装備品を搭載するための構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両において近距離前方視界
を確保するためには、車体のいわゆるフロントノーズを
短くすること、またボンネットの高さをできるだけ低く
することが好ましい。特に、運転者の視点の位置が比較
的低いスポーツタイプの自動車等においてはこのような
ことが重要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
フロントノーズを短くしたりボンネットの高さを低くし
たとしても、インストルメントパネルが存在するために
近距離前方視界が遮られてしまうことが多い。すなわ
ち、一般に自動車等の車両の車室前面部にはインストル
メントパネルが車幅方向に延設されているが、このイン
ストルメントパネルの上面部の下方には空調ユニット等
の装備品が配置されることが多い(例えば実開平1−1
95111号公報参照)。このような車両においては、
通常インストルメントパネルの上面部の位置はある程度
の高さに設定されるため、インストルメントパネルによ
り近距離前方視界が遮られてしまうこととなる。一方こ
れに対し、インストルメントパネルの上面部の位置を低
くしようとした場合には、これに伴って空調ユニット等
の装備品の位置を下げざるを得ないので、これにより乗
員の足元スペースが狭められてしまうこととなる。
【0004】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、インストルメントパネルの上面部の
下方に空調ユニット等の装備品が配置された車両におい
て、乗員の足元スペースを十分確保した上で近距離前方
視界を確保することができる車両の装備品搭載構造を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、近距離前方
視界を確保する上でインストルメントパネルの上面部の
位置をその車幅方向全長にわたって低くすることは必要
がないことに着目し、近距離前方視界を確保する上で有
効な部分のみを下方にオフセットして形成するととも
に、このように下方にオフセットして形成されていない
助手席側の位置に装備品を配置することにより、上記目
的達成を図るようにしたものである。
【0006】すなわち本願発明は、請求項1に記載した
ように、車室前面部において車幅方向に延設されたイン
ストルメントパネルの上面部の下方に所定の装備品が配
置された車両における前記装備品の搭載構造であって、
前記インストルメントパネルの上面部における車体の車
幅方向中心近傍部分が、他の部分よりも下方にオフセッ
トして形成されており、前記装備品が、このオフセット
して形成された部分よりも助手席側に配置されている、
ことを特徴とするものである。
【0007】上記「所定の装備品」は、典型的には請求
項3に記載したように空調ユニットであるが、一般に車
幅方向中心近傍部分においてインストルメントパネルの
上面部の下方に配置される可能性があるものであれば特
定の装備品に限定されるものではなく、例えばオーディ
オ装置、ナビゲーション装置等がこれに含まれる。
【0008】なお、上記「空調ユニット」とは、空調装
置のうち、空調装置本体すなわちブロワユニット、クー
ラユニット、ヒータユニット等の集合体であって通風用
のダクトを除いた部分をいう。つまり、通風用のダクト
については、インストルメントパネルの上面部の下方に
配置してもよいし配置しなくてもよい。
【0009】
【発明の作用および効果】一般に車体前部の車幅方向両
端部には前輪用のタイヤハウスが位置するため、たとえ
ボンネットの高さを低くしかつインストルメントパネル
の上面部の位置をその車幅方向全長にわたって低くした
としても、ボンネットのタイヤハウス部分によりその方
向の近距離前方視界は遮られてしまい、その間のある角
度範囲内の方向の近距離前方視界のみが確保可能であ
る。この範囲の近距離前方視界を確保する上でインスト
ルメントパネルの上面部の位置を低くすることが有効な
のは、その車体の車幅方向中心近傍部分である。
【0010】本願発明においては、上記構成に示すよう
に、インストルメントパネルの上面部における車体の車
幅方向中心近傍部分が、他の部分よりも下方にオフセッ
トして形成されているので、インストルメントパネルの
上面部の位置を低くすることにより確保可能な近距離前
方視界を、その一部を低くするだけで確保することがで
きる。
【0011】そして、本願発明においては、このオフセ
ットして形成された部分よりも助手席側すなわちインス
トルメントパネルの上面部の位置が低くなっていない部
位に装備品が配置されるようになっているので、運転席
乗員の足元スペースはもちろんのこと助手席乗員の足元
スペースについても十分確保することができる。
【0012】したがって、本願発明によれば、インスト
ルメントパネルの上面部の下方に空調ユニット等の装備
品が配置された車両において、乗員の足元スペースを十
分確保した上で近距離前方視界を確保することができ
る。
【0013】上述のように、近距離前方視界を確保する
上でインストルメントパネルの上面部の位置を低くする
ことが有効なのは、その車体の車幅方向中心近傍部分で
あるが、より正確には、車体の車幅方向中心に対してや
や運転席寄りである。すなわち、確保可能な近距離前方
視界を運転者の視点を基準に考えると、ボンネットの左
右のタイヤハウス部分の間の領域が左右対称であるのに
対し運転席は車体の車幅方向中心から左右にオフセット
しているため、運転者の視点を扇の要として車体正面前
方からやや助手席側に開いた扇形の角度範囲になる。し
たがって、インストルメントパネルの上面部のうちこの
扇形の角度範囲内に位置する領域は、車体の車幅方向中
心に対してやや運転席寄りとなる。そこで、請求項2に
記載したように、インストルメントパネルの上面部のう
ち下方にオフセットして形成された部分の車幅方向中心
を、車体の車幅方向中心に対して運転席側にオフセット
するように設定すれば、インストルメントパネルの上面
部のうち近距離前方視界確保に真に必要な部分のみを下
方へオフセットすることができる。
【0014】請求項3に記載したように、上記「装備
品」が空調ユニットである場合には、請求項4に記載し
たように、空調ユニットを構成する複数の空調ユニット
構成部品を車幅方向に直列に配置することが好ましい。
すなわち、仮に複数の空調ユニット構成部品を前後に配
置すればボンネットの高さを低くする上で支障が生じ、
またこれらを上下に配置すれば助手席乗員の足元の上下
スペースがその分狭くなってしまうが、これらを車幅方
向に直列に配置することにより、このような問題を生じ
ることなく空調ユニットを配置することができる。
【0015】また、一般に、複数の空調ユニット構成部
品の1つとしてヒータユニットが設けられており、か
つ、このヒータユニットのデフロスタ用エア出口は、イ
ンストルメントパネルの上面部の下方近傍において車幅
方向に延設された通風ダクトを介して車室内空間とが連
通形成されているが、このような構成では、通風ダクト
の配設スペース分だけインストルメントパネルの上面部
の高さを低くすることができなくなる。
【0016】そこで、インストルメントパネルの車体前
方側には、車幅方向に延びる閉断面を有するダッシュカ
ウルが設けられていることが多いことに鑑み、このよう
な車体構造を有する車両においては、請求項5に記載し
たように、ヒータユニットのデフロスタ用エア出口とダ
ッシュカウルの閉断面内空間とを連通形成するととも
に、ダッシュカウルの閉断面内空間と車室内空間とを連
通形成するように構成すれば、上記通風ダクトを廃止す
ることができ、これにより通風ダクトの配設スペース分
だけインストルメントパネルの上面部の高さを低くする
ことができる。
【0017】ところで、いわゆるFR車等においては、
車室床面部を構成するフロアパネルにおける車体の車幅
方向中心部分に、上方へ膨出するトンネル部が形成され
ているが、このトンネル部の助手席側の側面部に、該ト
ンネル部内に配置された動力伝達部材あるいはエンジン
等のメンテナンスのためのサービスホールが形成される
ことがある。一方、フロアパネル上には一般にフロアマ
ットが敷設されているが、上記サービスホールを使用可
能とするため、上記フロアマットは、サービスホールに
対応する位置に孔が形成されたフロアマット本体と、そ
の孔を覆うサービスホール遮蔽片とに分割形成する必要
がある。そして、この場合には、サービスホール遮蔽片
は、フロアマット本体とその孔の周辺部において重ね合
わされることとなる。その際、サービスホールの下方に
おけるフロアマット本体とサービスホール遮蔽片との重
ね合わせは、従来、トンネル部近傍のフロアパネル水平
面部において上下に重ね合わされていた。これは、トン
ネル部の運転席側の側面部にもサービスホールが形成さ
れている場合、運転席側ではペダル操作をしやすくする
ため足元の左右スペースをできるだけ広く確保するとい
う要請から、フロアパネル水平面部において上下に重ね
合わせるようにしたものである。
【0018】しかしながら、このようにフロアマット本
体とサービスホール遮蔽片とを上下に重ね合わせると、
フロアマットが部分的に上下2重になるため、その分だ
け助手席乗員の足元の上下スペースが狭くなってしま
う。このようなことは、上記のようにインストルメント
パネルの上面部の下方に装備品が配置された車両におい
ては、助手席乗員の足元の上下スペース確保が重要な課
題であることから、改善することが望まれる。
【0019】そこで、このような構成の車両において
は、請求項6に記載したように、サービスホールの下方
におけるフロアマット本体とサービスホール遮蔽片との
重ね合わせを、フロアパネル水平面部ではなくトンネル
部の助手席側の側面部において行うようにすれば、フロ
アマットを分割形成した場合においても、助手席乗員の
足元の上下スペースが狭くなってしまうのを防止するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
【0021】図1は、本発明に係る車両の装備品搭載構
造の一実施例を示す平面図であり、図2は、そのII方向
矢視図であり、図3は、図1のIII 方向矢視図である。
【0022】これらの図に示すように、本実施例に係る
車両の装備品搭載構造は、ショートノーズ低ボンネット
型の自動車に空調ユニット12を搭載するための構造で
ある。この自動車のボンネット14は、図2に示すよう
に、その左右のタイヤハウス部分14aについては、前
輪16を覆うために比較的高めに形成されているが、そ
の左右のタイヤハウス部分14aの間の部分14bにつ
いては、前方斜め下方に向けて直線的に形成されてい
る。
【0023】上記空調ユニット12は、車室18の前面
部において車幅方向に延設されたインストルメントパネ
ル20の上面部20aの下方に配置されるようになって
いる。このインストルメントパネル20の上面部20a
における車体の車幅方向中心近傍部分20aaは、他の
部分よりも下方にオフセットして形成されている。より
正確には、このオフセットして形成された部分(以下
「下方オフセット部分」という)20aaの車幅方向中
心は、車体の車幅方向中心Cbよりやや運転席寄りに設
定されており、その左端部は運転者の視点Pの真正面前
方位置に設定されており、その右端部は運転者の視点P
とボンネット14の右側タイヤハウス部分14a前端部
とを結ぶ線と略一致する位置に設定されている。
【0024】上記空調ユニット12は、空調装置の本体
であるブロワユニット22、クーラユニット24および
ヒータユニット26からなり、これら各ユニットは、上
記下方オフセット部分20aaよりも助手席側において
車幅方向に直列に配置されている。
【0025】上記空調ユニット12とインストルメント
パネル20の上面部20aとの間には、ヒータユニット
26のデフロスタ用エア出口26aと連通形成されたデ
フロスタ用エアダクト28が配置されており、このデフ
ロスタ用エアダクト28の複数箇所には、インストルメ
ントパネル20の上面部20aを貫通して、車室18内
空間にデフロスタ用エアを吹き出すエア吹出口(図示せ
ず)が形成されている。
【0026】上記インストルメントパネル20の上面部
20aの下方オフセット部分20aaよりも運転席側に
は、真空倍力装置30およびペダル類(図示せず)が配
置されている。
【0027】なお、図1において示すラインAはボンネ
ット後端縁ラインであり、ラインBはフロントウィンド
ウガラス下端縁ラインである。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。
【0029】上記ショートノーズ低ボンネット型の自動
車においては、一般の自動車に比して近距離前方視界を
確保することが容易となるが、車体前部の車幅方向両端
部には前輪16用のタイヤハウスが位置するため、たと
えボンネット14の高さを低くしかつインストルメント
パネル20の上面部20aの位置をその車幅方向全長に
わたって低くしたとしても、ボンネット16のタイヤハ
ウス部分16aによりその方向の近距離前方視界は遮ら
れてしまい、その間のある角度範囲内の方向の近距離前
方視界のみが確保可能である。この範囲の近距離前方視
界を確保する上でインストルメントパネル20の上面部
20aの位置を低くすることが有効なのは、その車体の
車幅方向中心Cb近傍部分である。
【0030】より正確には、車体の車幅方向中心に対し
てやや運転席寄りである。すなわち、図1に示すよう
に、確保可能な近距離前方視界を運転者の視点Pを基準
に考えると、ボンネット14の左右のタイヤハウス部分
14aの間の領域が左右対称であるのに対し運転席は車
体の車幅方向中心Cbから左方にオフセットしているた
め、運転者の視点Pを扇の要として車体正面前方からや
や助手席側に開いた扇形の角度範囲(図1に示す「良視
界ゾーン」)になる。したがって、インストルメントパ
ネル20の上面部20aのうちこの扇形の角度範囲内に
位置する領域は、車体の車幅方向中心Cbに対してやや
運転席寄りとなる。
【0031】本実施例においては、インストルメントパ
ネル20の上面部20aにおける車体の車幅方向中心C
b近傍部分やや運転席寄りに、下方オフセット部分20
aaが形成されているので、インストルメントパネル2
0の上面部20aの位置を低くすることにより確保可能
な近距離前方視界を、その一部を低くするだけで効率よ
く確保することができる。
【0032】そして、本実施例においては、上記下方オ
フセット部分20aaよりも助手席側すなわちインスト
ルメントパネル20の上面部の位置が低くなっていない
部位に空調ユニット12が配置されるようになっている
ので、運転席乗員の足元スペースはもちろんのこと助手
席乗員の足元スペースについても十分確保することがで
きる。
【0033】しかも、上記空調ユニット12を構成する
ブロワユニット22、クーラユニット24およびヒータ
ユニット26が下方オフセット部分20aaよりも助手
席側において車幅方向に直列に配置されているので、こ
れらを前後に配置した場合に比してボンネットの高さを
低くすることができ、これらを上下に配置した場合に比
して助手席乗員の大きな足元スペースを確保することが
できる。
【0034】したがって、本実施例によれば、インスト
ルメントパネル20の上面部の下方に空調ユニット12
が配置されたショートノーズ低ボンネット型の自動車に
おいて、乗員の足元スペースを十分確保した上で近距離
前方視界を確保することができる。
【0035】本実施例に係る自動車は、さらに以下の構
成を備えている。
【0036】すなわち、図4および5に示すように、こ
の自動車の車室18床面部を構成するフロアパネル32
における車体の車幅方向中心部分には、上方へ膨出する
トンネル部32aが形成されており、このトンネル部3
2a内にはロータリエンジン34が配置されている。そ
して、上記トンネル部32aの助手席側の側面部32a
aには、ロータリエンジン34のメンテナンスのための
サービスホール36が形成されている。このサービスホ
ール36は、該サービスホール36の周囲6箇所におい
て上記側面部32aaにボルト38により着脱自在に取
り付けられたホールカバー40で遮蔽されるようになっ
ている。
【0037】一方、フロアパネル32上にはフロアマッ
ト42が敷設されている。このフロアマット42は、上
記サービスホール36を使用可能とするため、このサー
ビスホール36に対応する位置に孔44が形成されたフ
ロアマット本体42Aと、該フロアマット本体42Aの
孔44を裏側から覆うサービスホール遮蔽片42Bとに
分割形成されている。そして、サービスホール遮蔽片4
2Bは、フロアマット本体42Aとその孔44の周辺部
において重ね合わされるようになっている。その際、サ
ービスホール36の下方におけるフロアマット本体42
Aとサービスホール遮蔽片42Bとの重ね合わせは、ト
ンネル部32aの助手席側の側面部32aaにおいて行
われるようになっている。また、サービスホール遮蔽片
42Bには、該サービスホール遮蔽片42Bを上記重ね
合わせ状態に保持するため、その四隅がマジックテープ
46を介して側面部32aaに止着されている。
【0038】このように、サービスホール36の下方に
おけるフロアマット本体42Aとサービスホール遮蔽片
42Bとの重ね合わせを、トンネル部32aの助手席側
の側面部32aaにおいて行うことにより、フロアマッ
ト42を分割形成した場合においても、その重ね合わせ
により助手席乗員の足元の上下スペースが狭くなってし
まうのを防止することができる。図示のように、ヒータ
ユニット26とフロアマット42との間の上下寸法が助
手席乗員の靴48の長さに対して余裕がない場合には特
に効果的である。
【0039】上記実施例においては、空調ユニット12
とインストルメントパネル20の上面部20aとの間に
デフロスタ用エアダクト28が配置された構成とした
が、このようなデフロスタ用エアダクト28に代えて図
6に示すような構成を採用するようにしてもよい。
【0040】すなわち、図6に示すように、インストル
メントパネル20の車体前方側に、車幅方向に延びる閉
断面を有するダッシュカウル50が設けられた車体構造
を有する車両においては、ヒータユニットのデフロスタ
用エア出口26a(ダンパ54により開閉可能とされて
いる)とダッシュカウル50の閉断面内空間52とを、
連通路56を介して連通形成するとともに、ダッシュカ
ウル50の閉断面内空間52と車室内空間18とを連通
路58を介して連通形成するように構成してもよい。
【0041】このような構成とすれば、上記実施例にお
けるデフロスタ用エアダクト28を廃止することがで
き、これによりデフロスタ用エアダクト28の配設スペ
ース分(図中一点鎖線で示す)だけインストルメントパ
ネル20の上面部20aの高さを低くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の装備品搭載構造の一実施例
を示す平面図
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】図1のIII 方向矢視図
【図4】上記実施例においてトンネル部の助手席側の側
面部を車体前方から見て示す断面図
【図5】図4のV 方向矢視図
【図6】上記実施例の変形例を示す、インストルメント
パネルの上面部の側断面図
【符号の説明】 12 空調ユニット 14 ボンネット 18 車室内空間 20 インストルメントパネル 20a 上面部 20aa 下方オフセット部分 22 ブロワユニット 24 クーラユニット 26 ヒータユニット 26a デフロスタ用エア出口 28 デフロスタ用エアダクト 32 フロアパネル 32a トンネル部 32aa 助手席側の側面部 36 サービスホール 40 ホールカバー 42 フロアマット 42A フロアマット本体 42B サービスホール遮蔽片 44 孔 50 ダッシュカウル 52 閉断面内空間 56,58 連通路
フロントページの続き (72)発明者 堀 智博 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室前面部において車幅方向に延設され
    たインストルメントパネルの上面部の下方に所定の装備
    品が配置された車両における前記装備品の搭載構造であ
    って、 前記インストルメントパネルの上面部における車体の車
    幅方向中心近傍部分が、他の部分よりも下方にオフセッ
    トして形成されており、 前記装備品が、このオフセットして形成された部分より
    も助手席側に配置されている、ことを特徴とする車両の
    装備品搭載構造。
  2. 【請求項2】 前記オフセットして形成された部分の車
    幅方向中心が、車体の車幅方向中心に対して運転席側に
    オフセットしている、ことを特徴とする請求項1記載の
    車両の装備品搭載構造。
  3. 【請求項3】 前記装備品が空調ユニットである、こと
    を特徴とする請求項1または2記載の車両の装備品搭載
    構造。
  4. 【請求項4】 前記空調ユニットを構成する複数の空調
    ユニット構成部品が、車幅方向に直列に配置されてい
    る、ことを特徴とする請求項3記載の車両の装備品搭載
    構造。
  5. 【請求項5】 前記インストルメントパネルの車体前方
    側に、車幅方向に延びる閉断面を有するダッシュカウル
    が設けられており、 前記複数の空調ユニット構成部品の1つとしてヒータユ
    ニットが設けられており、 このヒータユニットのデフロスタ用エア出口と前記ダッ
    シュカウルの前記閉断面内空間とが連通形成されてお
    り、 前記ダッシュカウルの前記閉断面内空間と車室内空間と
    が連通形成されている、ことを特徴とする請求項3また
    は4記載の車両の装備品搭載構造。
  6. 【請求項6】 車室床面部を構成するフロアパネルにお
    ける車体の車幅方向中心部分に、上方へ膨出するトンネ
    ル部が形成されており、 このトンネル部の助手席側の側面部にサービスホールが
    形成されており、 前記フロアパネル上にフロアマットが敷設されており、 このフロアマットが、前記サービスホールに対応する位
    置に孔が形成されたフロアマット本体と、前記孔を覆う
    とともに該孔の周辺部において前記フロアマット本体と
    重ね合わされたサービスホール遮蔽片とからなり、 前記サービスホールの下方における前記フロアマット本
    体と前記サービスホール遮蔽片との重ね合わせが、前記
    側面部において行われている、ことを特徴とする請求項
    1〜5いずれか記載の車両の装備品搭載構造。
JP8298994A 1994-04-21 1994-04-21 車両の装備品搭載構造 Pending JPH07285314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8298994A JPH07285314A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 車両の装備品搭載構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8298994A JPH07285314A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 車両の装備品搭載構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07285314A true JPH07285314A (ja) 1995-10-31

Family

ID=13789637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8298994A Pending JPH07285314A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 車両の装備品搭載構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07285314A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111511596A (zh) * 2017-10-31 2020-08-07 戴森技术有限公司 电动车辆
JP2021501094A (ja) * 2017-10-31 2021-01-14 ダイソン テクノロジー リミテッド 電気自動車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111511596A (zh) * 2017-10-31 2020-08-07 戴森技术有限公司 电动车辆
JP2021501094A (ja) * 2017-10-31 2021-01-14 ダイソン テクノロジー リミテッド 電気自動車
JP2021501096A (ja) * 2017-10-31 2021-01-14 ダイソン テクノロジー リミテッド 電気自動車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3033340B2 (ja) 自動車のインストルメントパネル内部品組付け構造
JPS608113A (ja) 自動車のエンジンル−ムから加熱空気を排出する装置
JPH11301516A (ja) 自動車の端壁
CN111516494B (zh) 用于车辆仪表板总成的结构仪表板构件
JPH07285314A (ja) 車両の装備品搭載構造
JP6064932B2 (ja) 助手席キックボードへのスピーカー配設構造
JPH0525289Y2 (ja)
JP3207296B2 (ja) 農用トラクターの空調装置
JP3194659B2 (ja) 自動車の後部構造
JP2003205765A (ja) 車両の空調ユニット配設構造
KR200157030Y1 (ko) 자동차 대쉬판넬의 에어콘 블로워 체결구조
JP3415206B2 (ja) 車両用空調装置
JP4013115B2 (ja) 車両の空調ユニット配設構造
JPH0538993Y2 (ja)
JPS63242712A (ja) 自動車の空調装置
JP3397380B2 (ja) 車両用空調装置
JP2512035Y2 (ja) 自動車の走行風導入構造
JP2000025650A (ja) 車体前部構造
JPS623289Y2 (ja)
JPH049269Y2 (ja)
JP3102011B2 (ja) トラクタ
JP3513889B2 (ja) 自動車の下部構造
JP3943384B2 (ja) キャビンの構造
JP2003341344A (ja) 車両用空調装置の配設構造
JPH0513607Y2 (ja)