JPH0636976Y2 - ウインドウモールディング - Google Patents

ウインドウモールディング

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JPH0636976Y2
JPH0636976Y2 JP1988024897U JP2489788U JPH0636976Y2 JP H0636976 Y2 JPH0636976 Y2 JP H0636976Y2 JP 1988024897 U JP1988024897 U JP 1988024897U JP 2489788 U JP2489788 U JP 2489788U JP H0636976 Y2 JPH0636976 Y2 JP H0636976Y2
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JP
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window plate
molding
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JP1988024897U
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利幸 茂澤
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橋本フォーミング工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両のフロントウインドウに取付けられるウ
インドウモールディングに関するものである。
〔従来の技術〕
第7図は車両のフロントウインドウの正面図、第8図は
例えば実開昭63-4712号に示された従来のウインドウモ
ールディングの一部を示す斜視図である。図において、
1は車体、2はフロントウインドウ、3はウインドウプ
レート、4はウインドウモールディングである。
従来のウインドウモールディング4は、ウインドウプレ
ート3と車体パネル5の間隙Sを覆うように取付けられ
るモールディング本体4aと、このモールディング本体4a
からウインドウプレート3の外周部を覆うように突出す
るリップ6と、モールディング本体4aから間隙Sに伸び
る脚部7と、この脚部7からウインドウプレート3側に
伸びて、リップ6との間に、サイド部8では集水溝9を
形成し、かつアッパー部10ではウインドウプレート挿入
溝11を形成する第1支持片12と、脚部7の先端側からウ
インドウプレート3側に伸びて、サイド部8では第1支
持片12との間にウインドウプレート挿入溝11aを形成
し、かつアッパー部10では切除された第2支持片13とを
有している。
上記のウインドウモールディング4は、サイド部8では
ウインドウプレート挿入溝11aに、またアッパー部10で
はウインドウプレート挿入溝11にウインドウプレート3
を挿入するように取付けて使用され、サイド部8に形成
される集水溝9に雨水を集水して流下させ、サイドウイ
ンドウへの横流れを防止する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに上記のような従来のウインドウモールディング
においては、サイド部8とアッパー部10では異なるウイ
ンドウプレート挿入溝11a、11にウインドウプレート3
を挿入して取付けるため、サイド部8とアッパー部10と
ではウインドウモールディングはウインドウプレート3
に支持されているものの、その間であるコーナー部14ま
たはその近傍で第1支持片12とウインドウプレート3の
外周縁(厳密には、支持片12の先端とウインドウプレー
ト外周縁の端面)が干渉してしまうので、ウインドウプ
レート3の挿入が困難であるがばかりでなく、車体に取
付けた状態でもコーナー部14またはその近傍でウインド
ウプレート3の外周縁と第1支持片12とは何らの支持ま
たは係合関係にないので、この部分でモールディング4
に車内側に向く力が掛ったときには、車内側に移動し
て、いわゆる落込んだり、あるいは車外側に引っ張る力
が掛ったときには車外側へ移動して外れたりするなどの
保持品質に不安定特性がある。またコーナー部14におい
て異常に変形したり、あるいは形状にバラツキが生じて
外観を害するなどの問題点があった。
この考案の目的は、上記問題点を解決するため、コーナ
ー部におけるウインドウプレートの挿入が容易で、かつ
コーナー部における落込みなどの異常な変形や、形状の
バラツキなどがなく、優れた外観を有し、安定しが取付
状態を保つことができるウインドウモールディングを提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、ウインドウプレートのアッパー部からコー
ナー部を経てサイド部に至る外周縁と車体パネルとの間
隙に沿って取付けられる連続して一体的に形成された長
尺なモールディング本体と、 このモールディング本体からウインドウプレートの外表
面中心側に向けて、ウインドウプレートの外周部を車外
側から覆うように突出し、サイド部ではウインドウプレ
ート外表面から車外側に離れて位置するリップと、 前記モールディング本体の裏面側から前記間隙に伸び、
コーナー部またはその近傍で欠除部を有する脚部と、 この脚部からウインドウプレート側に伸びて、サイド部
ではウインドウプレート外表面と前記車外側に離れて位
置するリップとの間に集水溝を形成し、アッパー部では
前記リップとの間にウインドウプレートの外周縁を挿入
して保持するウインドウプレート保持溝を形成し、かつ
コーナー部またはその近傍の欠除部では除去されるよう
に長手方向に連続した第1支持片と、 前記脚部の先端側からウインドウプレート側に伸びて、
サイド部では前記第1支持片との間にウインドウプレー
ト保持溝を形成し、かつコーナー部またはその近傍の欠
除部では除去されるように長手方向に連続した第2支持
片と、 前記コーナー部またはその近傍における脚部の欠除部
に、前記サイド部における第1支持片とアッパー部にお
けるリップを実質的に連続させてサイド部の集水溝を終
了させる射出成形部と を有するウインドウモールディングである。
〔作用〕
この考案のウインドウモールディングは、コーナー部ま
たはその近傍の位置で、モールディング本体を残して第
1および第2支持片の両方を含む脚部が長手方向に沿っ
て部分的に除去された欠除部となっており、この欠除部
には、サイド部における第1支持片と、アッパー部にお
けるリップとを実質的に連続させる射出成形部を備えて
いるので、この連続する第1支持片およびリップに沿っ
て保持ウインドウプレートを保持して取付ける。
このウインドウプレートの取付は、実質的と連続したサ
イド部の第1支持片とアッパー部のリップに沿った取付
であるため容易であり、またコーナー部付近においても
モールディングはウインドウプレートに支持された状態
にあり、車内側に向けた変位、すなわち落込み等の異常
な変形や形状のバラツキもないので、優れた外観と安定
した保持状態が得られる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例に基づいて説明する。
第1図は実施例のウインドウモールディングの一部の斜
視図、第2図はその正面図、第3図はモールディング材
の正面図、第4図(A)、(B)、(C)はそれぞれ第
2図のA−A、B−B、C−C断面図、第5図(a)、
(b)、(c)はそれぞれ第3図のa−a、b−b、c
−c断面図であり、第7図および第8図と同一符号は同
一または相当部分を示す。
ウインドウモールディング4は、ウインドウプレート3
のアッパー部からコーナー部を経てサイド部に至る外周
縁と車体パネル5の間隙Sに沿って取付けられる連続し
て一体的に形成された長尺なモールディング本体4aと、
このモールディング本体4aからウインドウプレートの外
表面中心側に向けてウインドウプレート3の外周部を車
外側から覆うように突出し、サイド部8ではウインドウ
プレート3の外表面から車外側に離れて位置するリップ
6と、モールディング本体4aの裏面側から間隙Sに伸
び、コーナー部14またはその近傍で欠除部としての切欠
部17を有する脚部7と、この脚部7からウインドウプレ
ート3側に伸びて、サイド側8ではウインドウプレート
3の外表面から車外側に離れて位置するリップ6との間
に集水溝9を形成し、かつアッパー部10ではリップ6と
の間にウインドウプレート保持溝11を形成し、切欠部17
では除去されるように長手方向に連続した第1支持片12
と、脚部7の先端側からウインドウプレート3側に伸び
て、サイド部8では第1支持片12との間にウインドウプ
レート保持溝11aを形成し、欠除部17およびアッパー部1
0で除去されるように長手方向に連続した第2支持片13
とを有している。またウインドウモールディング4のコ
ーナー部14付近ではモールディング本体4aを残して第1
支持片12および第2支持片13とともに脚部7が長手方向
に沿って部分的に除去された欠除部としての切欠部17に
は射出成形部15が形成されて、サイド部8における第1
支持片12とアッパー部10におけるリップ6、ならびにサ
イド部8における第2支持片13とアッパー部10における
第1支持片12とを連続させ、これにより、サイド部8お
よびアッパー部10のウインドウプレート保持溝11a、11
をコーナー部14付近で連続させるとともに、サイド部8
における集水溝9を終端9aで終了させている。
射出成形部15は、押出成形品からモールディング材16の
コーナー部14付近に形成された切欠部17に、コーナー部
14付近を幅方向に曲げた状態を保った、射出成形(いわ
ゆるアウトサート成形)により形成することができ、モ
ールディング4は射出成形部15により、コーナー部付近
でほぼ直角に折曲がっている。射出成形部15には、サイ
ド部8のウインドウプレート保持溝11aとアッパー部10
のウインドウプレート保持溝11とを連続させるウインド
ウプレート保持溝11bを形成するように、サイド部8の
第2支持片13とアッパー部10の第1支持片12を連続させ
る第3支持片18、ならびにサイド部8の第1支持片12と
コーナー部14およびアッパー部10のリップ6とを第4支
持片19aを介して連続させる支持ブロック19が形成され
ている。
15aはモールディング材16と射出成形部15を接合する接
着剤であるが、相溶性の樹脂に一体成形する場合は省略
することができる。20はモールディング4の脚部7を車
体パネル5のフランジ部5aに固着する接着剤である。
上記のウインドウモールディング4は押出成形により得
られたモールディング材16のコーナー部14において第1
および第2支持片とともに脚部7を除去して切欠部17を
形成するとともに、アッパー部10の第2支持片13ととも
に脚部7の一部を切除し、射出成形により切欠部17に射
出成形部15を形成して製造される。
こうして得られたウインドウモールディング4は、サイ
ド部8におけるウインドウプレート保持溝11aと、アッ
パー部10におけるウインドウプレート保持溝11とがコー
ナー部14付近において射出成形部15のウインドウプレー
ト保持溝11bにより連続しているので、この連続するウ
インドウプレ−ト保持溝11a、11b、11にウインドウプレ
ート3を挿入して取付ける。こうしてウインドウプレー
ト3にウインドウモールディング4を取付けた後、接着
剤20を利用して車体パネル5に取付け、フロントウイン
ドウ2を完成する。
上記のウインドウプレート3へのウインドウモールディ
ング4の取付は、連続したウインドウプレート保持溝11
a、11b、11への取付であるため容易であり、またコーナ
ー部14付近において、ウインドウプレート3とモールデ
ィング4とは射出成形部15によって機械的に係合してい
るので、モールディング4はウインドウプレート3に支
持され、この部分においても安定した保持状態を保つこ
とができ、異常な変形は形状のバラツキも生じないの
で、優れた外観が得られる。
第6図は他の実施例を示す第5図(a)に対応する断面
図である。この実施例ではモールディング本体4aの外表
面側に本体とは異色の光輝フィルム等の装飾フィルム21
が埋設され、その上面に透明樹脂層22が形成されてお
り、このような装飾部を有する場合でも、変形は少ない
ため、優れた外観が得られる。
なお、上記の説明において、射出成形部15を形成する位
置はアッパー部10とサイド部8との間のコーナー部14ま
たはコーナー部14近傍であれば、若干サイド側またはア
ッパー側によっていてもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、コーナー部またはその近傍の位置
で、モールディング本体を残して第1、および第2支持
片の両方を含む脚部が長手方向に沿って部分的に除去さ
れた欠除部となっており、この欠除部には、サイド部に
おける第1支持片と、アッパー部におけるリップとを実
質的に連続させる射出成形部を備えているので、コーナ
ー部におけるウインドウプレートの挿入が容易で、安定
した保持状態が保て、かつコーナー部における異常な変
形や形状のバラツキがなく、優れた外観を有するウイン
ドウモールディングが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のウインドウモールディングの一部斜視
図、第2図はその正面図、第3図はモールディング材の
正面図、第4図(A)、(B)、(C)はそれぞれ第2
図のA−A、B−B、C−C断面図、第5図(a)、
(b)、(c)はそれぞれ第3図のa−a、b−b、c
−c断面図、第6図は他の実施例の断面図、第7図はフ
ロントウインドウの正面図、第8図は従来のウインドウ
モールディングの一部の斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、3はウ
インドウプレート、4はウインドウモールディング、4a
はモールディング本体、5は車体パネル、6はリップ、
7は脚部、8はサイド部、9は集水溝、9aは集水溝の終
端、10はアッパー部、11、11a、11bはウインドウプレー
ト保持溝、12は第1支持片、13は第2支持片、14はコー
ナー部、15は射出成形部、18は第3支持片、19aは第4
支持片である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドウプレートのアッパー部からコー
    ナー部を経てサイド部に至る外周縁と車体パネルとの間
    隙に沿って取付けられる連続して一体的に形成された長
    尺なモールディング本体と、 このモールディング本体からウインドウプレートの外表
    面中心側に向けて、ウインドウプレートの外周部を車外
    側から覆うように突出し、サイド部ではウインドウプレ
    ート外表面から車外側に離れて位置するリップと、 前記モールディング本体の裏面側から前記間隙に伸び、
    コーナー部またはその近傍で欠除部を有する脚部と、 この脚部からウインドウプレート側に伸びて、サイド部
    ではウインドウプレート外表面と前記車外側に離れて位
    置するリップとの間に集水溝を形成し、アッパー部では
    前記リップとの間にウインドウプレートの外周縁を挿入
    して保持するウインドウプレート保持溝を形成し、かつ
    コーナー部またはその近傍の欠除部では除去されるよう
    に長手方向に連続した第1支持片と、 前記脚部の先端側からウインドウプレート側に伸びて、
    サイド部では前記第1支持片との間にウインドウプレー
    ト保持溝を形成し、かつコーナー部またはその近傍の欠
    除部では除去されるように長手方向に連続した第2支持
    片と、 前記コーナー部またはその近傍における脚部の欠除部
    に、前記サイド部における第1支持片とアッパー部にお
    けるリップを実質的に連続させてサイド部の集水溝を終
    了させる射出成形部と を有するウインドウモールディング。
  2. 【請求項2】射出成形部はサイド部における第2支持片
    とアッパー部における第1支持片とをつなぎ実質的に連
    続したウインドウプレート保持溝を形成するようにした
    請求項1記載のウインドウモールディング。
  3. 【請求項3】モールディング本体の外表面側に装飾フィ
    ルムが配置されている請求項1または2記載のウインド
    ウモールディング。
JP1988024897U 1988-02-26 1988-02-26 ウインドウモールディング Expired - Lifetime JPH0636976Y2 (ja)

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JPH01128411U JPH01128411U (ja) 1989-09-01
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