JPS6128489Y2 - - Google Patents

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JPS6128489Y2
JPS6128489Y2 JP3814681U JP3814681U JPS6128489Y2 JP S6128489 Y2 JPS6128489 Y2 JP S6128489Y2 JP 3814681 U JP3814681 U JP 3814681U JP 3814681 U JP3814681 U JP 3814681U JP S6128489 Y2 JPS6128489 Y2 JP S6128489Y2
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JP
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clip
molding
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width
wedge member
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、装飾用のモールを車輛ボデイ等のパネ
ル面へ取付けるプラスチツク・クリツプの改良に
関する。
第1A,B図に示すように、モール1をプラス
チツク・クリツプ2でパネル3に取付ける取付構
造自体は周知である。が、この種在来装置では、
モール1に予じめクリツプ2を取付けた際、その
位置決めができないか、或いは余分な手間を必要
としていた。この欠点を顕らかにするため、図示
の従来例に就き説明する。
モール1は内部に、長さ方向に連通する中空部
4を持つた金属長尺材で、パネル3に取付後に外
から見える面、即ち両側面5,5、表面6は意匠
面であつて、様々なデザイン化が図られるが、裏
面は大体共通の構造で、内部中空部4を露呈する
長さ方向の開口を挾んで対向する一対の開口縁
7,7がある。
クリツプ2は、概ねどれもプラスチツクの一体
成形品で、モールに係止する基板部8と、この基
板部から伸び出し、パネル3の取付孔9に係止す
るフアスナ部10とから成つている。取付孔9へ
のフアスナ部乃至係止部10は、公知のプラスチ
ツク・フアスナ技術が援用されていて、単なる片
面からの押込操作で取付孔にスナツプ係止するも
ので、構造や形態は様々なものがあり、今や、あ
りふれた機素となつている。本案では後述の所か
ら顕らかなように、このフアスナ部10を特定す
るものではなく、考案の要旨はモールとクリツプ
との係合関係に関るものであるから、特に詳細な
説明は不要であるが、第1A,B図にて例示され
ているものは所謂アンカー型と呼ばれるものであ
る。即ち、基板部8から伸び出した幹部11の先
端に折返し状に弾性腕12,12を設けたもの
で、取付孔9の裏縁にこの腕外面の係止面を引掛
けるものである。
偖、こうした取付構造では、先づ、クリツプ2
をモール1に予組立せねばならない。図示従来方
法では、モール1の端部開口から第1A図矢印A
で示すようにクリツプ2の基板部8を挿入し、所
定の位置迄、ずらしてくる。而して、一般にこの
種モールでは、一本に就き何個ものクリツプ2を
使うため、その数多いクリツプを総てずらして
夫々の所定位置迄持つてくる作業は一個当たり、
できるだけ軽い力で動かせるようにしておかない
と極めて大変なものとなる。具体的には、クリツ
プ基板部の巾をω、モールの両側面5,5の内面
間巾をWとすると、ω<Wであつてモール内壁面
の抵抗を受けないことが望ましいのである。
然し、一方で、各クリツプ2を所定位置迄、ず
らして来た後には、このクリツプ2はずれてしま
つては具合が悪い。対応する取付孔との整合が採
れないからである。今、仮に、ω>Wであるとす
れば、即ち、素材の弾性を利用して基板部8をモ
ール中空部の両内壁面間に押し込み、強引に所定
位置迄持つてきたとすれば、その後のずれに就い
ては心配がない。而し、これは先に述べた通り、
作業性を著しく低下させることになつてしまう。
即ち、在来構造では、クリツプのモールへの取
付作業性とクリツプの位置ずれ防止とは相反する
要素であつたのである。
従来は一般には前者を好み、従つて、クリツプ
2を所定位置迄、ずらして来たならば、第1B図
示のようにクリツプの両側の開口縁7,7をかし
めて内部への隆起部13…を作り、クリツプのず
れを防いでいた。
然し、この手法は言う迄もなく極めて面倒で、
先に述べたように一本のモールに多数個のクリツ
プを用いる場合には大変な手間と時間を要してし
まう。
本案は以上に鑑てなされたもので、モールに予
じめクリツプを留め付けるため、モールの長さ方
向端部開口からクリツプ基板部を挿入して所定位
置迄ずらしてくる作業は軽く行える一方で、位置
決めした後はずれないクリツプを提供せんとする
ものである。
本案は、端的に言えば、クリツプ基板部の巾ω
をモール内壁面間巾Wに対してω<Wとω≧Wと
の間で可変にするもので、挿入作業時はω<Wと
して軽くずらし動かせるようにし、所定位置に付
けたらω>W乃至少くともω=Wとして、素材の
弾性変形性で圧接力を生じさせ、以後のずれ防止
を図るものである。
以下、第2図以降に即し、本案クリツプの実施
例に就き詳記する。
第2図には、この実施例のプラスチツク・クリ
ツプ20が二つ示されていて、図面上、左手の一
つはモール内中空部4をずらしている時の状態
で、右手のもう一つは所定位置に付いてずれ防止
機能を発揮した状態で示されている。第3図の側
面図も参照し乍ら説明を行うと、先づ、モール
1、パネル3には本案にても特に改変を要するも
のではない。従つてこれ等に就いては第1A,B
図示の従来例に就いての説明を援用し、同一符号
を付すに留める。
プラスチツク・クリツプ20も、基板部8と、
これから伸び出し、モール開口縁7,7も越えて
突き出すパネル取付孔9への係止部10を持つて
いることは従前と変わりがなく、係止部10の構
成は本案が直接これを規定するものではない。図
示のものは第1A,B図示の従来例と同様に、ア
ンカー型を採用していて、幹部11の先端から折
り返し状に一対の弾性腕12,12を設け、基板
部10に向けて拡径していつたその先端自由端に
パネル3の取付孔縁への係合面を形成している。
但し、この先端係合面に対向して、吸盤状のフ
ランジ21が設けられているが、これはパネルを
取付いた後の水密性を得るためであつて、特には
なくとも良い。
本案の特徴部分は、モールの側面5の内壁面に
沿う基板部8の両側面の中、少くとも一側面に、
少くとも一つの、外方に反ることのできる拡巾部
材を設け、この拡巾部材の内側(基板部中心の方
に向いた面)に沿つて楔部材を挿入する楔受容溝
を設けたことである。
図示実施例における拡巾部材22,楔23、そ
の受容溝24の構成は次の通りである。
拡巾部材22は一対であつて、この場合は中央
で互いに一連に基板部8に連結し、自由端をモー
ル長さ方向で互いに逆方向に向けている。それ等
の外側面26,26は、通常は一直線となつてい
て、この外側面26と基板部の他側面27との巾
が非固定時のクリツプ巾(既述のω)である。こ
のクリツプ巾は、モール内壁面間巾Wよりも短く
設計する(ω<W)。
拡巾部材22,22の内側面に沿つて楔受容溝
24,24が設けられており、この空間は夫々、
モール長さ方向に開口部28,28で開口し、互
いに背向している。
楔部材23,23は、この受容溝24,24の
巾よりも広巾で、従つてこの溝の中に挿入する時
には無理に行うようにする。
楔部材23,23は、クリツプ本体とは独立し
た別個な部品でも良いが、粉失の虞れや別途の保
管の手間、作業性等に鑑み、この実施例では移動
可能に基板部8に連結してある。
即ち、この場合の楔部材23は、その後端に腕
片乃至弾性片29,29の先端自由端を連結して
おり、この片29,29の基端30,30が基板
部8に一体化されているのである。そして、クリ
ツプ非固定時においては楔部材23が受容溝24
の開口の横に臨むように、弾性片は基端30から
斜めに張出し、楔部材23はその先端自由端で基
板部側に折れ返つたような形となつている。
上述の説明は第2図中、左側のクリツプの状態
における説明である。従つて、モールにクリツプ
を取付ける当初の工程として、クリツプ基板部8
をモール1の端部開口から中空部4内に挿入し、
矢印Aで示すように所定の位置迄ずらしてくる作
業は、基板部巾ωが内壁面巾Wよりも短いため、
抵抗を受けずにいともた易く行える。場合によつ
てはモールを立て、端部開口から基板部を入れた
クリツプを自重で落下させるとさえできる。所定
位置の所に指でも当てておいて落ちてくるクリツ
プに留めを掛ければ良い。
次に、所定位置に付けた後のずれ防止のための
作業を説明する。作業といつても簡単で、楔部材
23を受容溝24内に押し込めば良い。この実施
例に就いて言えば、双方の腕片29,29を矢印
B,−Bで示すように夫々基板部8の体側に沿う
ように付勢し、自由端の楔部材23を開口28か
ら溝24の奥に向けて横方向に押し込む。
これにより、溝巾は無理に拡がり、この拡がり
力は拡巾部材22,22を外方へ押しやる。この
ようにして拡がつた時の拡巾部材の外面26と他
面27との間隔ω′をモールデイング内壁間Wよ
りも大きくなるように設計しておけば、第2図右
手のクリツプに示すように、ω′−Wの分は基板
部8乃至拡巾部材22の弾性により吸収され、言
つてみれば、狭い巾Wの中に大きな巾ω′のもの
を無理に挿入してその巾をWに縮めているのと等
価な結果となるため、クリツプ20は素材の弾性
でどうにか巾Wの中に収まつているものの、常に
巾ω′に戻ろうとする力を蓄えており、従つて、
この力が基板部両側面26,27(一面26は拡
巾部材の外面でもある。)を内壁面に押し付ける
力となつて、クリツプ20のずれが防止されるの
である。
尚、受容溝24に打ち込んだ楔23も、無理に
押し入つた結果としての摩擦力がが大きいため、
そのままでもその場に留まることもできるが、万
一の抜けを防ぐ手法として、この実施例では、楔
部材23と受容溝24の相接し合う一面に互いに
噛み合う相補係止面31a,31bを設け、押込
時にスナツプ係止させるようにしている。
上記の記述からして、顕らかなように、拡巾部
材22は少くとも一つあれば足りる。が逆に、図
面上のもう一方の基板側面27にも同様の拡巾部
材構成を施して良い。
上述の実施例では、楔部材23は基板部8と同
一平面内で溝24に押し込んでいるが、垂直方向
からの押込みでも良い。第4図はそうした実施例
である。
この実施例では、拡巾部材22は両端が基板部
8に連結した棧状のもので、中央付近の内側面に
沿つて楔受容溝24が設けられている。
楔部材23は、右半面に示すように、基板部8
に対して垂直方向からこの溝24内に挿入し、拡
巾部材22を外方に押しやつて基板部を等価的に
拡巾させる。
尚、この実施例では、また、楔挿入の邪魔にな
らないように、モール開口縁の当該部分を切欠い
てある。このようにすると、別途、各クリツプ位
置決め用のテンプレート等がなくとも、取付ける
べき位置が分かる利点もある。
更に、この実施例では、楔部材23は独立別体
の部材であるが、先の実施例同様に、弾性片を介
して基板部8と一体成形することもできる。
第5図はそうした実施例で、基板部8の係止部
10が設けられている面に基板30を一体化した
弾性片乃至腕片29の先端に楔部材23がその下
の受容溝24に向けて設けられており、矢印C方
向に腕片29を押すことにより、この相対的に細
巾の溝24内に楔部材を押し込んで拡巾部材を外
方に脹らませる。脹らんだ時の外面を26′で仮
想線で示している。
尚また、このようにした時には、基板部面から
腕片29が突出することのないように、腕片29
の下はこの腕片を収める空間32となつている。
いづれの実施例も、モールに対してクリツプ2
0を位置決め固定した後にパネルPの取付孔に対
して各クリツプの係止部10をスナツプ係止させ
るが、先に述べた通り、この点に就いては本案に
おいてこうでなければならないという構成はない
ため、取付後の状況を第一の実施例で代表して第
3図に付示しておくに留める。
また、基板部8も、本案と直接の関係の関係は
ない他の付帯構成はいくら持つていても良い。
ともかくも、以上詳記のように、本案に依れ
ば、極めて簡単な構成の付与によつて、モールへ
の当初の挿入作業の向上と位置決め後のクリツプ
のずれ防止というこれまで予盾していた要素を両
立でき、その効果大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1A,B図は従来のモール取付用プラスチツ
ク・クリツプの説明図、第2図は本案第一の実施
例のクリツプの底面図、第3図は第一実施例クリ
ツプを用いて取付けの終わつた状態での要部側断
面図、第4図は第二実施例のクリツプの底面図、
第5図は第三の実施例の斜視図、である。 図中、1はモール、3はパネル、4はモール中
空部、5はモール側面、7は裏面開口縁、8はク
リツプ基板部、10は係止部、20は全体として
のクリツプ、22は拡巾部材、23は楔部材、2
4は楔部材受容溝、29は弾性片、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) モールの中空部内に収められる基板部と、パ
    ネルの取付孔に係止する係止部とを一体に成形
    して成るプラスチツク・クリツプであつて、 上記モールの中空部の内壁面に沿う基板部両
    側面の中、少くとも一側面には外方に広がるこ
    とのできる少くとも一つの拡巾部材を設け、該
    拡巾部材の内側面に沿つて楔部材受容溝を設け
    ると共に、該溝内に押入される楔部材を有する
    ことを特徴とするプラスチツク・クリツプ。 (2) 楔部材は弾性片を持ち、該弾性片の基端は基
    板部に一体化されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲(1)に記載のクリツプ。
JP3814681U 1981-03-20 1981-03-20 Expired JPS6128489Y2 (ja)

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JP3814681U JPS6128489Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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JP3814681U JPS6128489Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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JPS57153812U JPS57153812U (ja) 1982-09-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4542391B2 (ja) * 2004-08-20 2010-09-15 シロキ工業株式会社 車両ドアのウェザーストリップ取付構造

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JPS57153812U (ja) 1982-09-27

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