JPH0327003Y2 - - Google Patents

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JPH0327003Y2
JPH0327003Y2 JP3804882U JP3804882U JPH0327003Y2 JP H0327003 Y2 JPH0327003 Y2 JP H0327003Y2 JP 3804882 U JP3804882 U JP 3804882U JP 3804882 U JP3804882 U JP 3804882U JP H0327003 Y2 JPH0327003 Y2 JP H0327003Y2
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JP
Japan
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retainer
hole
interior material
mounting clip
vehicle body
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JP3804882U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の車体部材等の表面に内装材
を取付ける取付クリツプを有する車両用内装材に
関する。
従来の技術 従来この種のものとしては、例えば特開昭57−
101115号公報所載のものが存在する。このものに
おいて、止め具(本考案の「取付クリツプ」に相
当する。)を飾り部品31(本考案の「内装材」
に相当する。)に嵌着するには、飾り部品31の
長円形の透孔33に止め具の長円形の頭部片6,
7を挿入し、さらにそれを90度回転させていた。
また、止め具を嵌着した飾り部品31の外壁板3
0(本考案の「車体部材」に相当する。)への取
付けは、止め具の挿入脚1を外壁板30の透孔3
2に押込み、透孔32の縁を挿入脚1の付け根に
設けた係合凹部20,21に噛みつかせることに
よつて行い、それからの取外しは、前記頭部片
6,7の間にドライバー等を割りこませて両片を
離隔させ挿入脚1の脚片2,3を寄り合わせるこ
とによつて行つていた。しかし、このものでは、
頭部片6,7が飾り部品31の表面に露出し外観
を損じてしまうのみでなく、止め具を飾り部品3
1に嵌着する際に挿入と回転という2つの動作を
要し、さらに、飾り部品31の外壁板30からの
取外しには上述のようにドライバー等を用いる作
業が不可欠のこととなつていた。
これらの難点を克服したものに第1図および第
2図に示もの(以下、「先行技術」という。)が存
在する。先行技術においては、ピラートリム等の
内装材1の裏面に、該裏面と間隙を存して取付ク
リツプ嵌着円孔2とこれに達する挿入用切欠部3
とを有するリテイナー4を配設し、このリテイナ
ー4に、車体部材5の取付孔にその弾性で係合す
る係合部6と車体部材表面への当接座板7と前記
リテイナーの表面への当接座板8とリテイナーの
裏面への当接座板9とを順次一体に成型した合成
樹脂製取付クリツプ10を、前記切欠部3から長
手方向に挿入して嵌着円孔2に嵌着し、取付クリ
ツプの係合部6を車体部材5の取付孔にその弾性
で係合させることにより内装材を車体部材に取付
けていた。
考案が解決しようとする問題点 先行技術は、前述の構成により上記公報のもの
の難点は解決できるが、以下の問題を蔵してい
た。即ち、取付クリツプ嵌着円孔2に嵌着された
後にクリツプ10が回動し易く、内装材1の、例
えば、長手方向とクリツプの板状の係合部6の向
きとを同一方向にするような嵌着が容易にできな
い等のことが生じていた。
これを詳説すると、いま第1図に示されたよう
に、挿入用切欠部3の長手方向が内装材1の長手
方向に一致するよう穿設されていたとしても、そ
れを経て挿入され円孔2に嵌着されたときの例え
ば板状の係合部6の面の方向は、必ずしも常に内
装材1の長手方向に合致しているとは限らない。
多くの場合、挿入後に係合部6をつまんで左右に
回わしその面を長手方向に向くよう調整する必要
があつた。そうしておかないと、内装材1を車体
部材に取付ける際に、クリツプ10は内装材1の
裏面にあつて見えないから、その係合部6を車体
部材の例えば方形の取付孔に当てて押し込もうと
しても、板状の係合部6の面の向きと取付孔の方
形の向きとが食い違つている場合が多いため、そ
れを取付孔に抵抗なく押し込むことが簡単にはで
きなくなるからである。さらに、正しい向きに一
旦は調整できたとしても、若干の外力が加わると
係合部6の向きはまた容易に変えられてしまう。
このことは、1個の内装材1の複数のリテイナー
4にそれぞれ複数のクリツプ10を嵌着させ、相
手方の車体部材5にも複数の方形の角孔が一直線
上に整列して設けられているような場合におい
て、殊更重大な問題になる。複数のクリツプ10
の板状の係合部6の面の向きをすべて、一直線上
に整列させておいてからそれを角孔に押し当てる
ようにしないと、全部又は一部分にあたる数個の
係合部6は、殆どの場合において相当方の角孔の
縁部に互いの形が食い違つた向きのまま当つてし
まい、それらを同時に係合させることが不可能に
なるからである。実際上、この係合部6の向きを
一定方向に並べるという操作は、極めて煩瑣なも
のとなつていた。
また、取付クリツプが合成樹脂製であつたた
め、取付けや取外しの際にその係合部が取付孔の
縁により削られあるいは変形させられ易く、嵌着
した後も締付力が弱くて取付けにガタが出易くな
る等の難点もあつた。
本考案の課題は、簡単な手段により、取付クリ
ツプの嵌着を容易にかつ堅固にし、しかも、嵌着
時の取付クリツプのリテイナー(ひいては、内装
材)に対する相対的な位置関係が一定になり容易
には変動しないようにし、さらに、車体部材への
取付けを強固にして、先行技術のもつ上記の諸問
題解消することにある。
課題を解決するための手段 本考案は、前記課題を解決するために、先行技
術に示されている車両用内装材において、取付ク
リツプ嵌着孔を方形の角孔とし、取付クリツプの
係合部を断面ほぼ菱形状に突出する如くバネ板を
屈曲して形成し、該係合部の2つの自由基端に前
記角孔の対向する内縁に当接する立上り部を連設
し、該立上り部の上端縁にはリテイナーの表面に
接する係止段部を設け、立上り部の下端縁には外
側方へ延びリテイナーの裏面に接する座板を設け
た。
作 用 取付クリツプをリテイナーの方形の角孔に嵌着
するには、まず、クリツプを左右から指でつま
み、バネ板の弾力に抗して近づけた2つの立上り
部の前端縁をリテイナーの挿入用切欠部の開口部
に臨ませ、クリツプを角孔に向けて挿入する。そ
の際、座板はリテイナーの裏面に接し、立上り部
とともにガイドとなつて安定した挿入を確実にす
る。
立上り部が角孔の最奥の内縁に衝き当つたと
き、指を離すと、係合部はその弾力により拡開し
立上り部が角孔の対向する内縁に当接し、線接触
ないし面接触の状態で弾性的に強く押し当てら
れ、同時に、係止段部と座板とがリテイナーの表
面と裏面とに接しそれを挟持する。そのため、ク
リツプの係合部は角孔の対向する内縁の方向に規
正され容易には動かされないように堅持される。
例えば、角孔の向きが、内装材の長手方向に一致
していれば、嵌着された取付クリツプの係合部の
向きもまた長手方向に整えられる。
この内装材を車体部材に取付けるには、内装材
の裏面を車体部材の表面に向け、その長手方向を
車体部材に穿たれた例えば方形の取付孔の向きに
一致させてから、係合部を取付孔に臨ませ押し込
む。該係合部はバネ板の弾力に抗して挟められそ
の菱形が平たくされた後拡開し該孔に弾性的にし
つかりと係合し、内装材は車体部材に強固に取付
けられる。
内装材を車体部材から取外すには、それをその
面から垂直の方向に引き離すだけでよい。バネ板
が撓みその菱形が平たくされ係合部が取付孔をく
ぐり抜け、内装材は容易に取外される。
さらに、クリツプを左右から指でつまみ、前記
と逆の操作をすれば、取付クリツプを角孔から容
易に脱去されることができる。
また、取付クリツプの係合部はバネ板製である
ため、車体部材の取付孔へ押し込んだり引き抜い
たりする際に損傷や変形を受けることもない。
実施例 図面の第3〜8図を参照しながら、本考案の実
施例について説明する。
内装材は、第3及び5図において符号1で示さ
れており、リテイナーは第3,5,7及び8図に
おいて符号4で示されており、取付クリツプは第
4〜8図において符号11で示されており、車体
部材は第5及び8図において符号5で示されてい
る。なお、第5図は第4図の取付クリツプ11の
嵌着状態を示す断面図であり、第4、6及び7図
はそれぞれ取付クリツプ11の変形例を示し、第
3及び8図はそれぞれリテイナー4の変形例を示
している。
内装材1の裏面には、適宜の手段で、単数又は
複数のリテイナー4が配設される。リテイナー4
には取付クリツプ嵌着孔2とそれに達する挿入用
切欠部とが設けられるが、それらは内装材1の裏
面との間に、後に詳述する取付クリツプ11の座
板15が容易に通過するに足りるだけの間隔を存
して設けられなければならない。嵌着孔2は、第
3図によく示されているように方形の角孔であ
る。リテイナー4は、金属板を板金加工により製
作してもよいが、第8図に示すように、合成樹脂
で金型を用い所望の形に成型することもできる。
取付クリツプ11は、まず、バネ板を屈曲し、
車体部材5の取付孔に係合する係合部12を断面
ほぼ菱形状に突出する如く形成する。この係合部
の2つの自由基端には立上り部14が連設され
る。該立上り部14の上端縁には係止段部が設け
られるが、この係止段部には各種の変形例が許容
される。即ち、第4図に示すように立上り部14
と同一平面内に前後に延び出る係止段部13、第
6図に示すように立上り部14の前部と後部とか
ら座板15と平行に外側方へ延び出る係止段部1
6又は第7図に示すように立上り部14の中央か
ら座板15と平行に外側方へ延び出る係止段部1
7等種々の形状のものが考えられる。立上り部1
4の下端縁には外側方へ延び出る座板15が設け
られる。これらの部分はすべてを一枚のバネ板を
打ち抜き折曲して作ることもできるが、係合部1
2だけをバネ板にし、立上り部14、係止段部1
6又は17、座板15を別の材料でつくり、互い
に接合して組立てるようにしてもよい。但し、取
付クリツプ11を切欠部3を経て嵌着孔2に挿入
し又はそれから脱去する際に、座板15がリテイ
ナー4の裏面に接し立上り部14とともにガイド
となつて安定した挿入が行え、嵌着されたとき
に、立上がり部が角孔の対向する内縁に当接し、
かつ、係止段部13、16又は17と座板15と
がリテイナー4の表面と裏面とにそれぞれ接する
ような寸法、形状を有していることが必要であ
る。
敍上の取付クリツプ11は、前記したように作
用して、リテイナー4の方形の角孔2に嵌着され
る。そのときの各部分相互の寸法関係は第5図に
明示したとおりになつている。この図からも容易
に推測できるように、内装材1の車体部材5への
取付けが最も強固になるのは、車体部材5の表面
にリテイナー4の表面が接し、かつ、係合部12
の菱形の2つの稜線に車体部材8の裏面が接して
いる状態のときである。したがつて、各部の寸法
は、車体部材5の板厚の大きさに対して常に前記
の状態を生じさせ得るようなものとなるようにす
ることが望ましい。それを簡単に遂行する1つの
手段として、第8図に示すリテイナー4が用いら
れる。即ち、リテイナー4を合成樹脂製とし、金
型を修正することは簡単にできるから、金型を修
正してリテイナー4の角孔2の対向する内縁の周
辺の表面に肉盛り17,17を設けるようにすれ
ば、車体部材5の板厚Tが薄い場合に対応して、
取付けが最も強固になる前記の条件を極めて容易
に満たさせることが可能になる。
考案の効果 本考案によれば、取付クリツプは内装材のリテ
イナーの角孔内に安定して容易に挿入され、そこ
に堅固に保持される。そのとき取付クリツプの係
合部の向きは前記角孔の向きに規定され一定の方
向に整えられ、その後はたやすく変更されること
がない。したがつて、係合部が見えなくとも、内
装材の向きにより係合部の向きを推知することが
でき、それを車体部材の取付孔の向きに合致させ
ることが容易になる。これは、複数の取付孔に対
し一個の内装材に嵌着された複数の取付クリツプ
を同時に係合させようとする場合に、とりわけ格
段の効能を発揮する。
また、取付クリツプの係合部をバネ板とし断面
ほぼ菱形状にしたこと等により、それが車体部材
の取付孔の縁により損傷を受けたりすることもな
く、ガタのない強固な取付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は先行技術についての図であり、第
1図は先行技術の斜視図、第2図はその取付クリ
ツプ嵌着状態を示す断面図である。第3〜8図は
本考案の実施例であり、第3図はリテイナーを配
設した内装材の裏側の斜視図、第4図は取付クリ
ツプの斜視図とその使用法を示し、第5図はその
嵌着状態を示す断面図、第6図は取付クリツプの
他の実施例の斜視図、第7図は取付クリツプの別
の実施例とそれをリテイナーに嵌着した状態を示
す斜視図、第8図は合成樹脂の肉盛りを施したリ
テイナーに第4及び5図の取付クリツプを嵌着し
た状態を示す断面図である。 1…内装材、4…リテイナー、2…取付クリツ
プ嵌着孔、3…挿入用切欠部、5…車体部材、1
2…係合部、14…立上り部、13,16又は1
7…係止段部、15…座板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内装材の裏面にリテイナーを配設し、該リテイ
    ナーには前記裏面との間に間隔をおいて取付クリ
    ツプ嵌着孔及びそれに達する挿入用切欠部を設
    け、取付クリツプには車体部材の取付孔にその弾
    性で係合する係合部を設け、取付クリツプをリテ
    イナーの切欠部を経て嵌着孔に挿入又は脱去可能
    に嵌着させた車両用内装材において、 前記嵌着孔を方形の角孔とし、前記係合部を断
    面ほぼ菱形状に突出する如くバネ板を屈曲して形
    成し、該係合部の2つの自由基端に前記角孔の対
    向する内縁に当接する立上り部を連設し、該立上
    り部の上端縁にはリテイナーの表面に接する係止
    段部を設け、立上り部の下端縁には外側方へ延び
    リテイナーの裏面に接する座板を設けたことを特
    徴とする、取付クリツプを有する車両用内装材。
JP3804882U 1982-03-19 1982-03-19 取付クリツプを有する車輛用内装材 Granted JPS58140845U (ja)

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JPS58140845U JPS58140845U (ja) 1983-09-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2603097Y2 (ja) * 1992-07-23 2000-02-14 トヨタ車体株式会社 車両内装材の取付け構造

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JPS58140845U (ja) 1983-09-22

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