JPH0119543Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0119543Y2
JPH0119543Y2 JP1982048206U JP4820682U JPH0119543Y2 JP H0119543 Y2 JPH0119543 Y2 JP H0119543Y2 JP 1982048206 U JP1982048206 U JP 1982048206U JP 4820682 U JP4820682 U JP 4820682U JP H0119543 Y2 JPH0119543 Y2 JP H0119543Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clip
board
locking
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982048206U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58153525U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4820682U priority Critical patent/JPS58153525U/ja
Publication of JPS58153525U publication Critical patent/JPS58153525U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0119543Y2 publication Critical patent/JPH0119543Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車等においてボデイパネルに
ワイヤハーネスを配索するときに、パネルの孔に
装着されるクリツプに係り、さらに詳しくは着脱
自在なワイヤハーネスのクリツプに関するもので
ある。
従来、この種のクリツプとしては、例えば第1
図〜第3図に示すようなものがある。(実開昭56
−124374号公報の第3図参照) 符号1はクリツプで、合成樹脂で一体成形され
ている。クリツプ1は、ワイヤハーネス取付用基
板2、基板2の図において下面に基板の長手方向
を横切つて突設された板状の主脚3、主脚3の先
端から左右に基板2の下面に向つて延出された一
対の脚4,4とから構成されており、一対の脚
4,4の基板2側の端部は切欠されて、第3図に
示すように、ボデイパネル7の孔7aに装着・固
定される係止部4aが形成されている。6は、ワ
イヤハーネス5を基板2の上面に固定するテープ
である。
しかしながら、このような従来のクリツプ1に
あつては、クリツプ1が装着されるボデイパネル
7の孔7aの位置を誤つて取り付けてしまつた場
合あるいは、ワイヤハーネス5を交換する場合等
には、クリツプ1をボデイパネル7の孔7aから
取り外さなければならないのであるが、この取り
外しの作業が煩わしいものであつた。すなわち、
ペンチなどの工具8の先端をクリツプ1の基板2
とボデイパネル7とで形成される空間A,Bにそ
れぞれ挿入し、一対の脚4,4の端部を挾圧し、
係止部4a,4aとボデイパネル7の孔7aとの
係合を解除することによつて、クリツプ1をボデ
イパネル7から取り外していた。従つて、クリツ
プ1の正位置への取り付けおよびワイヤハーネス
5を交換する作業の能率が悪いという問題点があ
つた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、基板の上面にワイヤハーネス
を配設すると共に、基板の下面に一体に形成した
係止脚をパネルに嵌め込み係止させるワイヤハー
ネスのクリツプにおいて、係止脚は、基板に突設
された支持部の先端から基板方向に分岐しワイヤ
ハーネスの配設方向に対して直交方向に拡開する
一対のバネ片を有し、各バネ片の中間部外表面に
はパネルに係止させる係止部が形成されると共に
各バネ片の先端は基板裏面に沿つてワイヤハーネ
ス外に延在する構成とすることにより、上記問題
点を解決することを目的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第4図〜第6図は、この考案の一実施例を示す
図である。
まず、構成を説明すると、上面にワイヤハーネ
スを配設する基板12と、基板12の下面に形成
された、支持脚13及び一対のバネ片14,14
を有する係止脚15とからなるクリツプ11は、
合成樹脂で以下に説明するように一体成形されて
いる。
係止脚15の構成部分である板状を呈する支持
部13は、基板12の下面にここではその長手方
向に沿つて突設され、この支持部13の先端から
基板12方向に分岐し、基板12の長手方向(ワ
イヤハーネスの取り付け方向)と直交して両側部
12a,12a側方に開脚するように一対のバネ
片14,14が設けられている。一対のバネ片1
4,14の中間部にはそれぞれ基板12側である
外表面に溝が切られてボデイパネル7の孔7aに
装着・固定される係止部14aが形成され、開脚
する一対のバネ片14,14の各開放先端14
b,14bは基板12の裏面に沿つて基板12の
上面に配設されたワイヤハーネス5の外にそれぞ
れ延在している。そして、一対のバネ片14,1
4はそれぞれ、常時拡開するように付勢されてい
る。尚一対のバネ片14,14が設けられた支持
部13の先端はボデイパネル7の孔7aに挿入し
易いように尖端となつていることが望ましい。
次に作用を説明する。
第5図に示すように、ワイヤハーネス5をクリ
ツプ11の基板12の上面に長手方向に配置しテ
ープ6で巻き付けて取り付けた後、このクリツプ
11の係止脚15をボデイパネル7の孔7aに挿
入し、各バネ片14,14に形成された各係止部
14a,14aと孔7aとを弾発付勢力により係
合させて装着し、ワイヤハーネス5を配索する。
その後、クリツプ11のボデイパネル7の孔7
aへの装着位置が誤つていたり、又ワイヤハーネ
ス5を交換する等の場合において、クリツプ11
を孔7aから取り外す際には、第6図に示すよう
に、手指で一対のバネ片14,14の開放先端1
4b,14bをその付勢力に抗して矢印の方に挟
圧することにより、支持部13の先端13aを固
定支点として、一対のバネ片14,14がそれぞ
れ支持部13側へと移動して各係止部14a,1
4aと孔7aとの弾発付勢力による係合を解除
し、クリツプ11を引き抜けばクリツプ11は孔
7aから素早く取り外されることとなる。そし
て、次の作業に移ることとなる。
尚、クリツプ11は一対のバネ片14,14の
各開放先端14b,14bが基板12の上面に配
設されたワイヤハーネス5に邪魔されずに操作で
きるように設けられていればよく、形状について
は、図示したものに限られないことは勿論であ
る。
以上、説明してきたようにこの考案によれば、
ワイヤハーネスのクリツプの構成を、基板の上面
にワイヤハーネスを配設すると共に、基板の下面
に一体に形成した係止脚をパネルに嵌め込み係止
させるワイヤハーネスのクリツプにおいて、係止
脚は、基板に突設された支持部の先端から基板方
向に分岐しワイヤハーネスの配設方向に対して直
交方向に拡開する一対のバネ片を有し、各バネ片
の中間部外表面にはパネルに係止させる係止部が
形成されると共に各バネ片の先端は基板裏面に沿
つてワイヤーハーネス外に延在する構成としたた
め、工具を使うことなく手指の簡単な操作だけで
ボデイパネルへの装着及びボデイパネルからの取
り外しが自在となるので、取り外しの作業及びこ
れに続く取り付け、あるいは交換の作業の能率が
向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図には、従来例を示し、第1図は
クリツプの斜視図、第2図はワイヤハーネスに取
り付けられたクリツプのボデイパネルへの装着説
明図、第3図はワイヤハーネスに取り付けられた
クリツプがボデイパネルに装着された状態を示す
ワイヤハーネス配設方向中央断面図、第4図〜第
6図には、この考案の一実施例を示し、第4図は
クリツプの斜視図、第5図は第2図と同様な説明
図、第6図は第3図と同様な装着状態を示すワイ
ヤハーネス配設方向に直角な断面図である。 5……ワイヤハーネス、11……クリツプ、1
2……基板、13……支持部、13a……先端、
14……バネ片、14a……係止部、14b……
開放先端、15……係止脚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板の上面にワイヤーハーネスを配設すると共
    に、前記基板の下面に一体に形成した係止脚をパ
    ネルに嵌め込み係止させるワイヤーハーネスのク
    リツプにおいて、 前記係止脚は、前記基板に突設された支持部の
    先端から前記基板方向に分岐し前記ワイヤーハー
    ネスの配設方向に対して直交方向に拡開する一対
    のバネ片を有し、該各バネ片の中間部外表面には
    前記パネルに係止させる係止部が形成されると共
    に前記各バネ片の先端は前記基板裏面に沿つて前
    記ワイヤーハーネス外に延在することを特徴とす
    る着脱自在なワイヤーハーネスのクリツプ。
JP4820682U 1982-04-05 1982-04-05 着脱自在なワイヤハ−ネスのクリツプ Granted JPS58153525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4820682U JPS58153525U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 着脱自在なワイヤハ−ネスのクリツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4820682U JPS58153525U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 着脱自在なワイヤハ−ネスのクリツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58153525U JPS58153525U (ja) 1983-10-14
JPH0119543Y2 true JPH0119543Y2 (ja) 1989-06-06

Family

ID=30059137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4820682U Granted JPS58153525U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 着脱自在なワイヤハ−ネスのクリツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58153525U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1876361A1 (en) 2006-07-05 2008-01-09 Piolax Inc. Clip

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4812517B2 (ja) * 2005-05-30 2011-11-09 株式会社ニックス 固定具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564014B2 (ja) * 1973-08-29 1981-01-28

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564014U (ja) * 1979-06-22 1981-01-14
JPS6139910Y2 (ja) * 1981-04-16 1986-11-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564014B2 (ja) * 1973-08-29 1981-01-28

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1876361A1 (en) 2006-07-05 2008-01-09 Piolax Inc. Clip
US8113756B2 (en) 2006-07-05 2012-02-14 Piolax Inc. Clip

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58153525U (ja) 1983-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5031904B2 (ja) 支持部材に取付部材を固定するための固定具、並びに該固定具を備えた固定装置
JPH0119543Y2 (ja)
JP3022813B2 (ja) スナップ取付構造
JP2600587Y2 (ja) 取り外し可能なクリップ
JPS6114736Y2 (ja)
JPH0724647Y2 (ja) 部品の取付構造
US2317561A (en) Clip fastener
JPH0327003Y2 (ja)
JP4053349B2 (ja) ファスナ構造
JP3423435B2 (ja) 部品取付用クリップ
JPS6123749Y2 (ja)
JPH0134377Y2 (ja)
JPH0135925Y2 (ja)
JPS6347159Y2 (ja)
JPS642950Y2 (ja)
JP3965923B2 (ja) 電気接続箱の取付構造
JP3318651B2 (ja) 計器ケースの取付装置
JPH0541467Y2 (ja)
JP2900145B2 (ja) 電線ボックス支持用棒材の取付具とその取付具を用いた電線ボックス取付構造
JPH0231631Y2 (ja)
JPH038012Y2 (ja)
JPS61187755U (ja)
JPS6018973Y2 (ja) 接着式ウインドのモ−ル取付装置
JPH0332821Y2 (ja)
JP2600914Y2 (ja) 操作レバーのノブ取付装置