JPH0541467Y2 - - Google Patents

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JPH0541467Y2
JPH0541467Y2 JP14969588U JP14969588U JPH0541467Y2 JP H0541467 Y2 JPH0541467 Y2 JP H0541467Y2 JP 14969588 U JP14969588 U JP 14969588U JP 14969588 U JP14969588 U JP 14969588U JP H0541467 Y2 JPH0541467 Y2 JP H0541467Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、押しボタン、セレクトスイツチ等
種々のスイツチの操作部をパネル等に取りつけた
後に、スイツチ部を操作部に着脱可能とした操作
スイツチ、及び上記着脱に使用されるスイツチ部
取外し治具に関するものである。
(従来の技術) 従来、押しボタン、セレクトスイツチ等への配
線は、パネル等に押しボタン等を取りつけた後に
行つていた。この為作業性が悪い欠点があつた。
そこでスイツチの操作部とスイツチ部を分離し、
操作部をパネルに取付けた後に、配線を完了した
スイツチ部を操作部に取付ける操作スイツチが考
えれた。そしてこの操作スイツチのスイツチ部取
外しをより容易かつ確実なものとすべくなした技
術として実開昭61−87420号公報に記載のものが
ある。
(考案が解決しようとする課題) スイツチの操作部とスイツチ部を分離可能な構
成の操作スイツチにおいては、取付け後の操作部
とスイツチ部の結合が完全であることが要求され
る。また従来の技術として示した実開昭61−
87420号公報に記載の技術は、スイツチ部の取外
しは押圧片を摘むことにより係合片の解除を行う
形式で、スイツチ部を操作部から取外しが容易に
行える特徴を有する。
しかしながらパネルに複数の操作スイツチを近
接して、例えばマトリツクススイツチの如く密集
取付けをした場合には、上記技術では事実上押圧
片を摘むことが出来ず、操作スイツチは取外すこ
とが出来ない。従つて操作スイツチを使用出来る
場所が制限されていた。
本考案は、スイツチの操作部とスイツチ部を分
離可能でありながら密集取付けが可能な操作スイ
ツチを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、操作部1の両端部に弾性材よりなる
係合片3を対向させて突出形成し、スイツチ部2
の両外側面に係合片3の間へ重合する回路4を形
成して操作部1とスイツチ部2とを着脱自在に連
結し、係合片3の途中にあけた係止窓5に着脱自
在に係合する係止突起6を回路4に形成すると共
に、回路4の係合片3の先端部の重合する側にス
イツチ部取外し治具係合用凹7を形成し、係合片
3の先端に内側へ傾斜させたテーパ部分12を形
成した操作スイツチ。
更に、金属、合成樹脂等適宜材質よりなる板体
8をコ字形状に折曲し、板体8の先端に対向させ
て突出形成した板状の把持部9の間隔を操作スイ
ツチのスイツチ部の両外側面に形成した回路4の
間隔よりやや狭く設け、把持部9の先端に係合片
3のテーパ部分12に対向するテーパ部分10を
設けると共に、把持部9の内面にスイツチ部取外
し治具係合用凹7に着脱自在に係合する突起11
を形成したスイツチ部取外し治具である。
なお、13はパネルである。
(作用) 本考案の操作スイツチは、操作部1の両端部に
対向させて形成した弾性材よりなる係合片3の間
へスイツチ部2の両外側面に形成した回路4を着
脱自在に設けると共に、係合片3の途中にあけた
係止窓5に着脱自在に係合する係止突起6を回路
4に形成したから、スイツチ部2の回路4を係合
片3の間へ挿入すると、係合片3が回路4を挟持
すると共に係止窓5と係止突起6が係合し、操作
部1とスイツチ部2とを確実に連結でき、又、後
述のスイツチ部取外し治具を回路4と係合片3の
テーパ部分12の間に挿入し、押し込むと、回路
4から両方の係合片3が容易に離れ、スイツチ部
2を係合片3から簡単に外すことができ、更に、
操作部1とスイツチ部2との連結を、回路4内に
重合係止させる係合片3で行うようにし、操作部
1及びスイツチ部2の外部に内も設けないから、
材料、製造行程を少なくして低コストで作れると
共に軽量化でき、且つ、小型化して狭い場所でも
取り付けられ、しかも、係合片3を回路4内に重
合係止させるから、係合片3が回路4内に嵌め込
まれた状態となり、ぐらつく等しないように確実
に連結できる為、、振動や衝撃があつても、スイ
ツチ部2が係合片3から外れることがなく、その
上、回路4の係合片3の先端部の重合する側にス
イツチ部取外し治具係合用凹7を形成したから、
スイツチ部取外し治具係合用凹7がスイツチ部取
外し治具の突起に係合し、スイツチ部2を係合片
3から簡単で且つ確実に外すことができる。
又、本考案のスイツチ部取外し治具は、板体8
にスイツチ部の回路4の間隔とやや狭い間隔で板
状の把持部9を板体8に対向させて突出形成し、
把持部9の内面にスイツチ部2のスイツチ部取外
し治具係合用凹7に係合する突起11を形成した
から、把持部9を係合片3と回路4の間に挿入
し、把持部9が係合片3を外方に開くと共に、突
起11をスイツチ部取外し治具係合用凹7に係合
させ、スイツチ部2を係合片3から容易で且つ確
実に外すことができ、更に、把持部9の先端に係
合片3のテーパ部分12に対向するテーパ部分1
0を設けたから、把持部9を係合片3と回路4の
間に円滑に挿入させて、両方の係合片3を同時に
外方へスムーズに開くことができ、しかも、把持
部9の間隔の幅を回路4の間隔の幅以下にやや狭
く設け、且つ、把持部9を板状に形成してあるか
ら、把持部9が回路4を確実に挟持すると共に、
突起11がスイツチ部取外し治具係合用凹7にし
つかりと係合し、スイツチ部2が把持部9から外
れることがなく、スイツチ部2を確実に外すこと
ができると共に、外したスイツチ部2を把持部9
から脱落させることなく確実に回収でき、その
上、板体8をコ字形状に折曲したから、把持しや
すく、楽くに取り外し作業ができる。
また、本考案は上述のように構成することよ
り、スイツチ部2を操作部1へ挿入する時は、第
2図右側操作スイツチの如くパネル13へ取付け
た操作部1の係合片3をスイツチ部2の凹部4に
挿入するようにスイツチ部2を装着する。
係合片3はスイツチ部2の係止突起6により外
方に押開され、係合片3は外方に撓む。そして係
止突起6が係合片3の係止窓5の位置に達した
時、係合片3は弾性力により撓みが解かれ、スイ
ツチ部2は操作部1に固定される。
次ぎにスイツチ部2を操作部1から取外す時
は、第4図に示すスイツチ部取外し治具の板体8
に有する把持部9の先端を、スイツチ部2と係合
片3の間に挿入させ押し込む。把持部9の先端に
はテーパ部分10が形成されている為、把持部9
をスイツチ部2へスムーズに挿入が行える。この
時係合片3はテーパ部分10によつてゆつくり外
方に撓み、係合片3に過度な応力が加わることが
防止される。
スイツチ部取外し治具を挿入を続けると、先端
が係止突起6に当接したとき、第5図に示す如く
把持部9に有する突起11がスイツチ部2に有す
るスイツチ部取外し治具係合用凹7に係合し、ス
イツチ部2はスイツチ部取外し治具の板体8に自
動的に装着される。この状態でスイツチ部取外し
治具の板体8を第6図の図示の如く下方に引き下
ろすと、係合片3は把持部9により外方に撓みが
与えられている為、係止突起6が係止窓5に係止
されることなくスイツチ部2を引き出すことが出
来る。
また突起11は把持部9の内面に存在し、突起
11がスイツチ部取外し治具係合用凹7に装着直
前には、係合片3は板体8の厚みと突起11の高
さ分だけ外方に撓ませるように作用し、係合片3
は係止窓5から係止突起6の離脱をより容易にし
ている。
なおこの時板体8の把持部9は突起11を支点
として撓むことが可能である為、把持部9に加わ
る過度の力は突起11を支点として吸収すること
も可能である。
更に係合片3はスイツチ部2に有する凹部4内
に挿入される為、スイツチ部2の装着、或いは取
外しに於いては係合片3が外方に撓んでも、他の
操作スイツチの邪魔とならないように作用する。
なお上述の構成に於いてスイツチ部取外し治具
の先端が係止突起6に当接した時に、突起11が
スイツチ部取外し治具係合用凹7に係合されるよ
うに、構成作用させているが、係合片3の係止窓
5と係止突起6の係止が確実に解かれているもの
であれば当接の有無は問わない。
(実施例) 以下本考案の一実施例について詳述する。
押ボタン、照光部材を内蔵している操作部1は
例えば合成樹脂等適宜材料で製作されている。
この操作部1はパネル13に設けた孔内に装入
後、取付ワツシヤ14、取付リング15で固定さ
れている。また操作部1の後端に対向して対の係
合片3が設けられており、係合片3の途中に係止
窓5が形成されている。この係合片3は先端が外
方にやや撓む材質であることが必要である。
ただ操作部1と同様の材質として合成樹脂で製
作した場合であつても、多少撓むものであれば、
これを一体的に形成しても良い。
なお係合片3の先端部分には内方をテーパ形状
12とし、スイツチ部2の装着或いは後述するス
イツチ部取外し治具の挿入を容易としている。
一方前記操作部1に取付けるスイツチ部2は、
対向する側面に凹部4を前記係合片3の厚みより
深い大きさとして形成する。凹部4内のスイツチ
部2には係止突起6が形成されており、係合片3
が装着特に係止窓5と係合可能となつている。
また係止突起6の下方の凹部4内にスイツチ部
取外し治具係合用凹7を形成している。
またスイツチ部2の凹部4の下端部分に係合片
3の場合と同様にテーパ形状12が形成されてお
りスイツチ部取外し治具の挿入を容易としてい
る。
なお上述の実施例に於いて凹部4の深さを係合
片3の厚みより深く形成するが、スイツチ部2の
大きさを操作部1とほぼ同じ大きさとした場合に
は、凹部4の深さは係合片3の装着、取外し時の
撓み量以上に形成することが望ましい。但し凹部
4を相隣合わせて設ける場合には、装着、取外し
時の撓み量を隣の凹部4で吸収させることが出来
る為、撓み量の半分の深さとすることが出来る。
また第2図、第4図〜第6図に示す如くスイツ
チ部2に有する筒体18は操作部1に内蔵する照
光部材と操作部照光電源端子16を接続するスプ
リングを内蔵する円筒接続部17を案内してい
る。
第3図はスイツチ部2を操作部1から取り外す
スイツチ部取外し治具の斜視図である。スイツチ
部取外し治具は鉄板等を長尺の板体8に切断し、
コ字形状に折曲げた形状としている。板体8の先
端の幅を前記操作スイツチのスイツチ部の凹部4
それ以下とした把持部9を形成し、かつ把持部9
先端の外方をテーパ部分10を設けている。
又把持部9内面に先端方向から漸増する高さの
突起11が形成されている。
なおスイツチ部取外し治具は上記の如く形成す
るが板体8の形状は長方形に限るものではない。
即ち把持部9が確実にスイツチ部2と係合片3間
に装着出来るものであれば良い。従つて把持部9
以外の板体8を弧状に形成し把持部9を目視し易
くすることも出来る。
(考案の効果) 本考案は上述のように構成作用することより、
スイツチの操作部とスイツチ部を分離可能な構成
の操作スイツチを提供するにあたり、スイツチ部
のとり付けは、スイツチ部を操作部に後方から単
に押し込むだけですみ簡易に取り付けが行える。
また取外しにおいては、スイツチ部取外し治具を
後方から係合片とスイツチ部の間に挿入すると、
自動的にスイツチ部取外し治具にスイツチ部が装
着され、これを下方に引き抜くのみで取外しが出
来、簡易な作業を行える。従つて操作スイツチを
近接して密集して取付ける場合であつても隣の操
作スイツチに邪魔されることなく取り付け及び取
り外しをすることが出来、操作スイツチの使用用
途を広範囲に拡大することが出来る。
また操作スイツチ或いはスイツチ部取外し治具
自体の構成も簡易であり安価に生産出来る等優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は本考案の操作スイツチの分解斜視図、第2
図は同上の取付け状態を示す正面図、第3図は本
考案のスイツチ部取外し治具の斜視図、第4図〜
第6図はスイツチ部を取外す状態を示す説明図で
ある。 1は操作部、2はスイツチ部、3は係合片、4
は凹部、5は係止窓、6は係止突起、7はスイツ
チ部取外し治具係合用凹、8は板体、9は把持
部、10,12はテーパ部分、11は突起、13
はパネル、14は取付ワツシヤ、15は取付リン
グ、16は操作部照光電源端子、17は円筒接続
部、18は筒体、19はスイツチ端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 操作部の両端部に弾性材よりなる係合片を対
    向させて突出形成し、スイツチ部の両外側面に
    係合片の間へ重合する回路を形成して操作部と
    スイツチ部とを着脱自在に連結し、係合片の途
    中にあけた係止窓に着脱自在に係合する係止突
    起を回路に形成すると共に、回路の係合片の先
    端部の重合する側にスイツチ部取外し治具係合
    用凹を形成し、係合片の先端に内側へ傾斜させ
    たテーパ部分を形成したことを特徴とする、操
    作スイツチ。 (2) 金属、合成樹脂等適宜材質よりなる板体をコ
    字形状に折曲し、板体の先端に対向させて突出
    形成した板状の把持部の間隔を請求項1の操作
    スイツチのスイツチ部の両外側面に形成した回
    路の間隔よりやや狭く設け、把持部の先端に係
    合片のテーパ部分に対向するテーパ部分を設け
    ると共に、把持部の内面にスイツチ部取外し治
    具係合用凹に着脱自在に係合する突起を形成し
    たとを特徴とする、スイツチ部取外し治具。
JP14969588U 1988-11-18 1988-11-18 Expired - Lifetime JPH0541467Y2 (ja)

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