JP2005055046A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガラス裏面側の金属板を高い固定強度で固定できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】 ガスコンロは本体ケース2と、本体ケース2の上面を覆うガラス天板3を備えている。ガラス天板3の裏面に金属板19が配設されている。金属板19はガラス板12の裏面ほぼ全域を覆っており、その周縁がガラス板12と枠体13とで挟持されることにより支持されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、天板(トッププレート)にガラス板を用いた加熱調理器に関する。
従来、この種のガスコンロとして、コンロ本体の前面に操作部を設けてガスバーナを操作するガスコンロが、例えば特許文献1等に開示されている。このガスコンロは操作部が前面に配置されているので、ガスバーナからの熱影響を受けることがないものの、カウンタトップの開口にコンロ本体を埋設する、いわゆるドロップイン式のガスコンロでは、操作部がカウンタトップの下に位置することから操作性が悪いという問題があった。
そこで、ガスコンロの天板に操作部を設けたガスコンロが、例えば特許文献2等に開示されている。一方、コンロ本体の上面開口を覆う天板として、ガラス板を採用したものがある。ガラス天板は清潔感があり、汚れ難い等の理由から賞用されている。
特開平10−89704号公報 特開昭59−186302号公報
しかし、この加熱調理器は、ガラス天板を用いているため、外側からガラス天板を介して調理器本体の内部が透けて見えてしまう。調理器本体内には光センサ等の電装品、ガスバーナ、ガス制御弁等の多数の機器が収容されているので、外側から調理器本体内が見えてしまうと、外観を損ねる問題が生じる。そこで、ガラス天板の裏面に、調理器本体内を隠す板材を接着剤等で取り付けることが考えられるが、ガラス天板に対する接着剤の接着性はそれほど高くなく、接着剤による固定では板材の固定強度が低いという問題が生じる。
本発明は、ガラス裏面側の金属板を高い固定強度で固定できる加熱調理器を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、加熱調理器は熱源を収容する調理器本体と、前記調理器本体の上面を覆うガラス天板とを備え、該ガラス天板はガラス板と、該ガラス板を少なくとも相対向する二側で支持する枠体とからなる。そして、前記ガラス板の裏面を覆う金属板を設け、前記枠体に前記金属板の周縁を係止した。
この発明によれば、枠体に金属板の周縁を係止して金属板を加熱調理器に固定する構成をとっている。ここで、例えば接着剤を用いてガラス板に金属板を直に固定する構成をとると、ガラス板と接着剤との接着性の問題から充分な固定強度が確保できないという問題が生じる。しかし、本発明の構成を用いればガラス板に接着剤という構成を用いずに済み、高い固定強度で金属板を固定することが可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記枠体は、前記ガラス板の外縁下面に沿って略水平に延びる水平板部と、前記水平板部の外縁から前記ガラス板の外側面に沿って略垂直に起立する垂直板部とを備える。そして、前記金属板の周縁を前記水平板部で支持した。この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、ガラス天板を支持するためにガラス天板の下面に位置する枠体の水平板部で金属板は支持されるので、金属板のガラス天板への距離が近く、しかも支持構造が簡単となる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記金属板の周縁を前記ガラス板と前記枠体の水平板部とで挟持した。この発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、相対的に重量が重い部材であるガラス板を重しとして用い、ガラス板と枠体とによって金属板の周縁を挟持することにより金属板を固定したので、より一層固定強度の高い状態で金属板を固定することが可能となる。
請求項4に記載の発明では、請求項2又は3に記載の発明において、前記水平板部には先端寄りを段形状とすることで支持片が形成され、前記支持片に前記金属板の周縁が支持されている。この発明によれば、請求項2又は3と同様の作用が得られる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記熱源はガスバーナであり、前記ガラス板には前記ガスバーナと対応する位置にバーナ開口部が形成されている。前記金属板には前記バーナ開口部に対応する位置にバーナ孔部が形成されている。この発明によれば、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、ガスバーナを有するガス式に対応可能となる。特に、ガス式はガスバーナの炎によってその周りが高温になり易いが、金属板を配置することで熱をガラス天板に伝わり難くすることが可能となる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の発明において、前記金属板のバーナ孔部の縁部を上方に屈曲させることで、前記バーナ孔部の開口内壁を覆う折曲部を前記ガラス板の上面より突出した状態で前記金属板に設けた。この発明によれば、請求項5に記載の発明の作用に加え、例えば調理中の鍋から煮こぼれが生じても、折曲部が塞き止めとなって煮こぼれがバーナ開口部から調理器本体内へ流れ込み難くなる。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の発明において、前記金属板の折曲部には前記ガラス板のバーナ開口部を保護する保護リングが取り付けられている。この発明によれば、請求項6に記載の発明の作用に加え、鍋等をガスコンロに置く場合には、五徳等を介してバーナ開口部に衝撃が加わるが、バーナ開口部に保護リングを取り付けたので、このような条件下であってもバーナ開口部に傷が付き難くなる。
請求項8に記載の発明では、請求項2〜7のうちいずれか一項に記載の発明において、前記枠体の水平板部の側端面に溝部を形成し、該溝部に前記金属板の周縁を係止することで前記金属板を固定した。この発明によれば、請求項2〜7のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、枠体の水平板部に設けた溝部に金属板の周縁を係合して金属板を加熱調理器に取り付けるので、金属板を簡単に加熱調理器に取り付けることが可能となる。
請求項9に記載の発明では、請求項1〜8のうちいずれか一項に記載の発明において、前記ガラス板には調理器操作用の操作手段の操作軸を挿通するための操作軸用開口部が形成され、前記金属板には前記操作軸用開口部と対応する位置に操作軸用孔部が形成されている。そして、前記金属板の操作軸用孔部の縁部を上方に屈曲させることで、前記操作軸用孔部の開口内壁を覆う折曲部を前記ガラス板の上面より突出した状態で前記金属板に設けた。この発明によれば、請求項1〜8のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、操作軸を有する接点式の操作手段を用いた場合でも、煮こぼれの調理器本体内への入り込みを防ぐことが可能となる。
本発明によれば、ガラス天板を構成する枠体の周縁に金属板を固定したので、高い固定強度でガラス裏面側に金属板を固定できる。
以下、本発明を具体化した加熱調理器の一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1〜図3に示すように、加熱調理器としてのガスコンロ1は、上面が開口した調理器本体としての箱形状の本体ケース2と、本体ケース2の開口を塞ぐガラス天板3とを備えている。図2に示すように、ガスコンロ1はカウンタトップ4の取付孔4aに本体ケース2を埋没して取り付けたドロップイン式ガスコンロであり、本体ケース2の開口周縁に位置するフランジ部2aと、ガラス天板3の縁部とがカウンタトップ4の上面に支持されている。
図3に示すように、本体ケース2には熱源としての一対のガスバーナ5,6が配設され、ガスバーナ5,6は環状で炎口5a,6aが内方を向く内炎式バーナである。本体ケース2の底部にはガス供給口7が配設され、そのガス供給口7がガス管8を介してガスバーナ5,6に接続されている。ガス供給口7にはガスバーナ5,6へのガス供給を通断するためのメイン開閉バルブ9が接続され、そのメイン開閉バルブ9の出力側には各ガスバーナ5,6へのガス供給を通断するとともに、ガス供給量を調節するためのガス量調節バルブ10,11が接続されている。
図1及び図2に示すように、ガラス天板3は、耐熱性の高いガラス板12と、ガラス板12をその周縁で支持する額縁状の枠体13とからなる。このガラス天板3としては、結晶化ガラス、例えば独国のショット社製の「セラン」ガラス(「セラン」はショット日本株式会社の登録商標)が使用されている。ガラス板12にはガスバーナ5,6と対応する位置に一対のバーナ開口部14が形成され、バーナ開口部14の周縁には五徳15が取り付けられている。ガスバーナ5,6の上方には、炎を中心に集めてバーナ開口部14から上方に案内整流する整流板5bが配設されている。
図3に示すように、本体ケース2の底面には、その前端側の位置に制御ボックス16が配設されている。制御ボックス16には、メイン開閉バルブ9やガス量調節バルブ10,11等を制御する制御装置(図示省略)、及び制御装置を動作するためのプログラムデータや一時的なワーキングデータを記憶するメモリ(図示省略)が実装されている。本体ケース2の底面において制御ボックス16の両側には一対のイグナイタ17,18が配置され、イグナイタ17,18は各々対応する電極17a,18aで高電圧放電によりガスバーナ5,6を点火させる。
図4〜図8に示すように、枠体13は、前枠片13a、後枠片13b、右枠片13c及び左枠片13dの四枠片からなり、それぞれが角部で結合されている。詳しくは、図4及び図5に示すように、右枠片13c及び左枠片13dの両側端部に舌片13eが形成され、前枠片13a及び後枠片13bの両側端部に切欠部13fが形成されており、舌片13eを切欠部13fに係止することで枠体13が組み立てられる。
図5〜図8に示すように、これら各枠片13a〜13dは、ガラス板12下面に沿って水平に延びガラス板12の外縁下面を支持する水平板部13sと、その水平板部13sの外縁からガラス板12の外側面に沿って垂直方向に立ち上がった垂直板部13tとを備えている。図6に示すように、前枠片13aは垂直板部13tの上端から外方に湾曲状に降下する外縁部13gを有している。また、図7に示すように右枠片13c及び左枠片13dは水平板部13sの根元から垂下する脚部13zを備えている。
図8に示すように、後枠片13bは垂直板部13tの上端から斜め上方に向かい湾曲するフード13hと、垂直板部13tの外方に位置しカウンタトップ4の上面に支持される外縁部13iとを備えている。垂直板部13tと外縁部13iとの間には、ガスバーナ5,6の燃焼に必要な空気を本体ケース2の内部に導入する導入口13jが形成されている。また、ガラス板12の外周と垂直板部13tとの間にはコーキング剤Cが全周に充填されている。
図6〜図8に示すように、各枠片13a〜13dの水平板部13sは、メッキ鋼板からなる金属板19を係止するための支持片13kを備えている。支持片13kは、金属板19の板厚よりも若干大きめの段差幅を有するように屈曲形成されている。金属板19はガラス板12の裏面全域を覆っており、その周縁が支持片13k上に載置された状態でガラス板12と枠体13の水平板部13sとの間で支持されている。
図1,図3及び図9(a),(b)に示すように、金属板19には、バーナ開口部14と対応する位置に一対のバーナ孔部20が形成され、前端側の位置に長四角形状のケース孔部21が形成されている。また、図9(a),(b)に示すように金属板19にはガラス板12に対して反対側に突出する断面円弧形状のリブ22が突設されている。
図10に示すように、金属板19にはバーナ孔部20の孔縁を上方に切り起すことで折曲部23が形成され、折曲部23はその先端がガラス板12の上面よりも上方に延びている。バーナ開口部14には、この開口周縁を保護するための保護リング24が取り付けられている。保護リング24は上フランジ部24aと筒部24bとからなる断面略L字形状をなし、折曲部23に対して平行に立設する筒部24bには係止孔24cが開口形成されている。保護リング24は折曲部23の側面に突設された係止片23aを係止孔24cに係止することで金属板19に取り付けられている。
また、ガラス板12の上面と保護リング24の内面との間には断熱性を確保する2層のグラスウール25aが介装され、一方、バーナ開口部14付近においてガラス板12の下面と金属板19との間には1層のグラスウール25bが介装されている。ここで、保護リング24は先端側がグラスウール25aを介してガラス板12の上面に乗った状態をとり、かつ筒部24b側で金属板19を支持する構成をとっていることから、金属板19を上下方向に支持した状態となり、バーナ開口部14付近における金属板19の下側への撓みを規制する。
図6及び図11に示すように、前枠片13aの水平板部13sには、支持片13kが内方に延びることによって平板状の幅広部26が形成されている。幅広部26には金属板19のケース孔部21と対応する位置にケース開口27が形成されている。幅広部26にはケース開口27の孔縁を下方に折り曲げることでブラケット部28が形成され、ブラケット部28にはスイッチ用基板(以下、単に基板と記す)29を支持する基板ケース30が取り付けられる。基板ケース30は下側が開口した箱形状をなし、その外面側がブラケット部28にシリコンゴム等の接着剤を用いて固着されている。
図6及び図12に示すように、基板29は複数のネジ31によって基板ケース30の内部に取り付けられている。図12に示すように、基板29の上面前縁には検出手段としての複数の非接点型スイッチ32〜34が横方向に間隔をおいて配設されている。詳しくは、電源スイッチ32はガスコンロ1の電源を通断するスイッチで、操作スイッチ33,34はガスバーナ5,6の点消火や火力調節を行うスイッチである。操作スイッチ33,34は、点消火スイッチ33a,34a、火力調節用の一対の火力上昇スイッチ33b,34b及び火力下降スイッチ33c,34cからなる。
スイッチ32〜34は、赤外線を発光する発光素子35aと、赤外線を受光する受光素子35bとを有する光センサである。光センサは、ガラス天板3上の指等で反射した発光素子35aの赤外線を、組をなす受光素子35bが受光可能である。また、基板29の上面においてスイッチ32〜34の後方位置には、例えば発光ダイオードよりなる表示手段としての複数の表示ランプ36〜38が配設されている。電源表示ランプ36は電源の投入状態を点灯表示するランプで、火力表示ランプ37,38はガスバーナ5,6の火力の調節状態(強弱状態)を5段階(最弱の1個から最強の5個)で点灯表示するランプである。
図6及び図11に示すように、基板ケース30においてガラス板12に面する板面30aには、スイッチ32〜34及び表示ランプ36〜38と対応して、これらがガラス板12の裏面に面するように開口39が形成されている。図11及び図12に示すように、スイッチ32〜34の開口39aは上下方向に延びる周壁40を有しており、基板29が基板ケース30に取り付けられたとき、スイッチ32〜34は周壁40によって側方を囲まれるとともに、頂部が開口40aを介してガラス板12に対向した状態となる。なお、ガラス板12はスイッチ32〜34の赤外線や表示ランプ36〜38の表示光が透過可能な材質が採用される。
図1に示すように、ガラス板12の上面には操作部41a〜41gが印刷又は着色によって付設されている。これら操作部41a〜41gはスイッチ32〜34に対応した位置に配置され、電源操作部41aが電源通断用、点消火操作部41b,41cがガスバーナ5,6の点消火用、火力調節操作部41d〜41gが火力調節用の操作部である。また、ガラス板12の上面において火力表示ランプ37,38の両側には、火力表示マーク42a〜42dが印刷又は着色によって付設されている。
そして、これら操作部41a〜41gが操作されると、選択操作された操作部のスイッチ32〜34では、光センサの発光素子35aから出された赤外線が操作者の指で反射し、その反射光が同じ光センサの受光素子35bで感知される。ここで、制御ボックス16内の制御装置は配線を介して光センサと接続されており、光センサからの出力信号に基づきメイン開閉バルブ9やガス量調節バルブ10、11を制御するとともに、表示ランプ37,38の表示制御を行う。
さて、本例ではガラス板12の裏面に金属板19を配置し、金属板19の周縁を枠体13の水平板部13s(支持片13k)で支持することで金属板19をガスコンロ1に取り付けた。ここで、例えば金属板19を接着剤によりガラス板12の裏面に固定することも考えられるが、接着剤のガラス板12との接着性はそれほど高くなく、固定強度が低くなってしまう問題が生じる。しかし、本例の構成であれば接着剤を用いても取付先が金属であることから、充分な固定強度が確保され、固定強度の高い状態で金属板19を固定することが可能となる。また、金属板19の周縁をガラス板12と枠体13の水平板部13sとで挟持すれば、より固定強度が増すことになる。
この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ガラス板12の裏面を覆う金属板19は枠体13の水平板部13sで支持されることによってガスコンロ1に固定されるので、ガラス板12に接着剤という構成を用いずに済み、高い固定強度で金属板19を固定することができる。また、相対的に重量が重い部材であるガラス板12を重しとして用い、金属板19をガラス板12と枠体13とで挟持すれば、より一層固定強度の高い状態で金属板19を固定することができる。
(2)ガス式のガスコンロ1はガスバーナ5,6の炎によってその周りが高温になり易いが、金属板19を配置したので、ガスバーナ5,6の熱をガラス板12に伝え難くすることができる。
(3)バーナ孔部20の孔縁にガラス板12の上面よりも突出する折曲部23を形成したので、調理中の鍋から煮こぼれが生じても、折曲部23が塞き止めとなり、煮こぼれがバーナ開口部14から本体ケース2の内部へ流れ込まずに済む。
(4)五徳15に鍋等を置く際にはバーナ開口部14に衝撃が加わるが、バーナ開口部14に保護リング24を取り付けたので、鍋等を置く際に衝撃が加わってもバーナ開口部14に傷が付き難くなる。
(5)金属板19にはリブ22が形成されているので、金属板19に剛性を持たせることができ、金属板19が熱膨張してもリブ22が作用して全体の面積に変化は生じ難くなるので、熱膨張による面積変化(面積膨張)を抑制できる。
(6)金属板19は保護リング24に係止されているので、保護リングに24によって上下方向に位置規制された状態となり、バーナ開口部14付近での撓みが生じ難くなる。
なお、本実施形態は前記に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ 図13に示すように、折曲部23の先端をバーナ開口部14の中心側に向かって内方へ折り返すことで、折曲部23の先端に折返部41を形成してもよい。この場合、折曲部23の先端に尖った部位が生じずに済む。
・ 金属板19の固定はガラス板12と枠体13との間で周縁を支持する構成に限定されない。例えば、図14に示すように枠体13の水平板部13sにおいて互いに対向する側端面13uに一対の溝部42を設け、そこに金属板19の端縁を嵌入して金属板19を固定してもよい。
・ ガスコンロ1の操作部は光センサを用いた非接点式に限らず、例えば図15に示すように接点式のつまみ式スイッチ(操作手段)43でもよい。この場合、ガラス板12につまみ式スイッチ43の操作軸43aを通すための操作軸用開口部44を形成し、操作軸用開口部44に合わせて金属板19にも操作軸用孔部45を設けるが、この操作軸用孔部の孔縁に折曲部46を形成してもよい。従って、折曲部46が塞き止めとして作用して操作軸用開口部44から本体ケース2内へ煮こぼれが入り込まずに済む。また、折曲部46の上端に折返部47を設けてもよい。
・ 金属板19のガラス板12と枠体13との間の支持は、例えば図16に示すようにネジ48によって金属板19を枠体13の水平板部13sに固定する方法を用いてもよい。
・ 金属板19はその周縁が支持されることに限らず、少なくとも対向する二側が支持されていればよい。即ち、前枠片13aと後枠片13bの水平板部13sで先の各例のように金属板19を支持するようにしてもよい。また、この場合、二側の一部で支持する構成としてもよい。
・ 金属板19のガラス板12と枠体13の水平板部13sに金属板19を乗せるだけの構造でもよい。
・ 金属板19はガラス板12の裏面全域を覆うことに限らず、本体ケース2内の部品が隠れれば一部のみでもよい。
・ 枠体13は必ずしも支持片13kを有することに限らず、支持片13kがなく、面一の水平板部13sで金属板19を支持する構成でもよい。
・ ガラス板12への熱伝導の抑制方法として、例えば図9(a)の二点差線で示すように金属板19に複数の通気孔49或いはリブ22の側面に通気孔を形成し、ガラス板12と金属板19との間に空気の流れ(対流)を発生させることで、ガラス板12への熱伝導を抑制してもよい。また、ガスバーナ5,6からの熱により金属板19が熱せられて熱膨張が生じても、通気孔が作用して全体の面積に変化は生じ難くなるので、熱膨張による面積変化(面積膨張)を抑制できる。
・ ガスバーナ5,6は内炎式に限らず、炎口が外方を向いた外炎式でもよい。
・ ガスバーナ5,6の個数は必ずしも2個に限らず、これ以外でもよい。
・ 光センサは赤外線を投受光する素子に限らず、例えば可視光線を投受光可能な素子でもよい。また、検出手段は光センサに限らず、例えば天板上の静電容量の変化により動作する静電容量スイッチを用いてもよい。
・ 金属板19はメッキ鋼板に限らず、例えばステンレススチール板等の材質を用いてもよい。
・ 加熱調理器はガス式に限らず、コイルに電流を流して電磁力を発生させ、電磁力により鍋等に熱を発生させて加熱する電磁式でもよい。また、加熱調理器はガス式や電磁式に限らずクロムヒータ式の調理器でもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)ガラス板と保護リングとの間には断熱材(25a,25b)が介装されている。この場合、保護リングが熱くなっても、その熱をガラス板に伝え難くすることができる。
一実施形態におけるガスコンロの平面図。 ガスコンロの側断面図。 ガスコンロの内部を示す平面図。 枠体の平面図。 枠体の角部を示す斜視図。 基板ケースの取付部分を示す拡大断面図。 図4のII−II線断面図。 図4のIII −III 線断面図。 (a)は金属板の平面図、(b)はその断面図。 バーナ開口部付近の拡大断面図。 基板ケースの取付部分を示す模式斜視図。 基板ケースの内部を示す平断面図。 別例におけるバーナ開口部付近の拡大断面図。 ガラス天板の側断面図。 ガラス天板の部分側断面図。 ガラス天板の部分側断面図。
符号の説明
1…加熱調理器としてのガスコンロ、2…調理器本体としての本体ケース、3…ガラス天板、5,6…熱源としてのガスバーナ、12…ガラス板、13…枠体、13k…支持片、13s…水平板部、13t…垂直板部、13u…側端面、14…バーナ開口部、19…金属板、20…バーナ孔部、23,46…折曲部、24…保護リング、42…溝部、43…操作手段としてのつまみ式スイッチ、43a…操作軸、44…操作軸用開口部、45…操作軸用孔部。

Claims (9)

  1. 熱源を収容する調理器本体と、前記調理器本体の上面を覆うガラス天板とを備え、該ガラス天板はガラス板と、該ガラス板を少なくとも相対向する二側で支持する枠体とからなる加熱調理器において、
    前記ガラス板の裏面を覆う金属板を設け、前記枠体に前記金属板の周縁を係止したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記枠体は、前記ガラス板の外縁下面に沿って略水平に延びる水平板部と、前記水平板部の外縁から前記ガラス板の外側面に沿って略垂直に起立する垂直板部とを備え、
    前記金属板の周縁を前記水平板部で支持したことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記金属板の周縁を前記ガラス板と前記枠体の水平板部とで挟持したことを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記水平板部には先端寄りを段形状とすることで支持片が形成され、前記支持片に前記金属板の周縁が支持されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の加熱調理器。
  5. 前記熱源はガスバーナであり、前記ガラス板には前記ガスバーナと対応する位置にバーナ開口部が形成され、前記金属板には前記バーナ開口部に対応する位置にバーナ孔部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記金属板のバーナ孔部の縁部を上方に屈曲させることで、前記バーナ孔部の開口内壁を覆う折曲部を前記ガラス板の上面より突出した状態で前記金属板に設けたことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記金属板の折曲部には前記ガラス板のバーナ開口部を保護する保護リングが取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記枠体の水平板部の側端面に溝部を形成し、該溝部に前記金属板の周縁を係止することで前記金属板を固定したことを特徴とする請求項2〜7のうちいずれか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記ガラス板には調理器操作用の操作手段の操作軸を挿通するための操作軸用開口部が形成され、前記金属板には前記操作軸用開口部と対応する位置に操作軸用孔部が形成され、前記金属板の操作軸用孔部の縁部を上方に屈曲させることで、前記操作軸用孔部の開口内壁を覆う折曲部を前記ガラス板の上面より突出した状態で前記金属板に設けたことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか一項に記載の加熱調理器。
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