JP2016151380A - ガスコンロ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンロ本体の上面に配設されるトッププレートの色や模様についての自由度が高く、種々の色や模様を有するトッププレートを備えたガスコンロを、コストの増大を招くことなく提供する。
【解決手段】コンロバーナ3を備えたガスコンロ本体と、ガスコンロ本体の上面を覆うように配設された、コンロバーナ3を挿通させる貫通口31を有するトッププレート30を備えたガスコンロにおいて、トッププレート30が、透明または半透明のガラス板40と、ガラス板の下面側に配設され、上面に着色層もしくは模様52が形成された金属製の裏板50とを備えた構成とする。
【選択図】図3
【解決手段】コンロバーナ3を備えたガスコンロ本体と、ガスコンロ本体の上面を覆うように配設された、コンロバーナ3を挿通させる貫通口31を有するトッププレート30を備えたガスコンロにおいて、トッププレート30が、透明または半透明のガラス板40と、ガラス板の下面側に配設され、上面に着色層もしくは模様52が形成された金属製の裏板50とを備えた構成とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、ガスコンロに関し、詳しくは、ガラス製のトッププレートを備えたガスコンロに関する。
ガスコンロとして、近年、ガスコンロ本体の上面にガラス製のトッププレートを備えたガスコンロが広く市販されるに至っている。
そして、このようなガスコンロとして、特許文献1には、コンロ本体の上面の略全面を覆うように、ガラスを主体として構成されるトッププレートを配設したガスコンロが提案されている。
そして、このようなガスコンロとして、特許文献1には、コンロ本体の上面の略全面を覆うように、ガラスを主体として構成されるトッププレートを配設したガスコンロが提案されている。
詳しくは、トッププレートを、ガラス板と、ガラス板の周縁に配置され、ガラス板の周縁に貼り付けられたプレート枠とにより構成し、ガラス板にコンロバーナを露出させる貫通口(窓穴)を形成し、プレート枠の背部側の中央にグリル排気口を形成するとともに、グリル排気口の左右両側にガラス板の背部の両側の延出部を位置させ、ガラス板の縁部の要所に、補強部材を沿わせて貼り付けたガスコンロが開示されている。
そして、上述のように構成された特許文献1のガスコンロによれば、ガラス板の面積が上記延出部の面積だけ増え、ガラス板の露出面を広くして外観を向上させることが可能で、しかもガラス板の縁部の要所に補強部材が貼り付けられているため、ガラス板に割れが発生するおそれの少ない信頼性の高いガスコンロを提供することができるとされている。
ところで、特許文献1に提案されているようなガスコンロにおいては、一般的に、トッププレートの主体を構成するガラス(ガラス板)として、透明ガラス、または、半透明ガラスが用いられるとともに、ガラス板の裏面に印刷による着色あるいは模様付けを行って、ガラス板を、その上面側から見たときに印刷による色あるいは模様が視認され、美観が向上するように構成されている。
また、ガスコンロの使用時、天板が高温になることを考慮して、通常は、ガラス板として、熱膨張率の小さい「結晶化ガラス」からなるものを用い、温度の急変に起因する応力がガラス板に加わることによってガラス板が破損することを防止しするとともに、ガラス板の裏面に印刷により着色あるいは模様付けを行うための印刷用インク(塗料)にも、低熱膨張率のものを使用して、着色層や模様が温度の急変により熱膨張収縮し、ガラス板に応力が加わることで、ガラス板が破損することを防止するようにしている。
しかしながら、上述のように、ガラス板に「結晶化ガラス」を用い、かつ、ガラス板の裏面に印刷により着色あるいは模様付けを行うとともに、着色あるいは模様付けのための印刷用インク(塗料)にも、低熱膨張率のものを使用するようにした場合、トッププレートのコストが増大するという問題点がある。
また、ガラス板の裏面の着色層あるいは模様の色を選びたいという、顧客の要望に対応するには、色や模様の異なる複数種類のトッププレートを在庫しておくことが必要になるが、複数種類のトッププレートを在庫するようにした場合、高価な部品であるトッププレートの在庫量の増大を招き、さらなるコストの増大をもたらすという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決するものであり、コンロ本体の上面に配設されるトッププレートの色や模様についての自由度が高く、種々の色や模様を有するトッププレートを備えたガスコンロを、コストの増大を招くことなく提供できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のガスコンロは、
コンロバーナを備えたガスコンロ本体と、前記ガスコンロ本体の上面を覆うように配設された、前記コンロバーナを挿通させる貫通口を有するトッププレートを備えたガスコンロにおいて、
前記トッププレートが、透明または半透明のガラス板と、前記ガラス板の下面側に配設され、上面に着色層もしくは模様が形成された金属製の裏板とを備えた構成とされていること
を特徴としている。
コンロバーナを備えたガスコンロ本体と、前記ガスコンロ本体の上面を覆うように配設された、前記コンロバーナを挿通させる貫通口を有するトッププレートを備えたガスコンロにおいて、
前記トッププレートが、透明または半透明のガラス板と、前記ガラス板の下面側に配設され、上面に着色層もしくは模様が形成された金属製の裏板とを備えた構成とされていること
を特徴としている。
また、本発明のガスコンロにおいては、
前記裏板が、前記トッププレートの前記貫通口を経て、上端が前記トッププレートの上面より高い位置に至る筒状突出部を備えるとともに、
環状で、前記コンロバーナを挿通させるように構成されたバーナリングであって、下面が前記トッププレートの上面に当接するように配設され、前記コンロバーナと前記貫通口の隙間を覆うように構成されたバーナリングを備え、
前記バーナリングの下面側には、前記裏板の前記筒状突出部を収容するための収容部であって、前記バーナリングの径方向に所定の寸法を有する環状の収容部が形成され、
前記筒状突出部が、前記収容部に収容された状態で、平面視における相対位置が変化可能な範囲において、前記バーナリングが前記トッププレートに対し、水平方向に移動可能に構成され、かつ、
前記貫通口の内周縁と前記筒状突出部との間が第1のシール部材によってシールされていること
が好ましい。
前記裏板が、前記トッププレートの前記貫通口を経て、上端が前記トッププレートの上面より高い位置に至る筒状突出部を備えるとともに、
環状で、前記コンロバーナを挿通させるように構成されたバーナリングであって、下面が前記トッププレートの上面に当接するように配設され、前記コンロバーナと前記貫通口の隙間を覆うように構成されたバーナリングを備え、
前記バーナリングの下面側には、前記裏板の前記筒状突出部を収容するための収容部であって、前記バーナリングの径方向に所定の寸法を有する環状の収容部が形成され、
前記筒状突出部が、前記収容部に収容された状態で、平面視における相対位置が変化可能な範囲において、前記バーナリングが前記トッププレートに対し、水平方向に移動可能に構成され、かつ、
前記貫通口の内周縁と前記筒状突出部との間が第1のシール部材によってシールされていること
が好ましい。
また、前記ガラス板の周囲を取り囲む枠体を備え、前記ガラス板の周縁と前記枠体との間が第2のシール部材によってシールされ、かつ、前記ガラス板の周縁と前記裏板の周縁との間が前記第2のシール部材によってシールされていることが好ましい。
また、平面視にて、前記トッププレート上に載置された前記バーナリングにより、前記トッププレートを介して覆われた、前記裏板の前記筒状突出部の周縁領域に、温度変化による前記裏板の熱膨張収縮に起因する応力を吸収して、前記裏板の変形を抑制するための応力吸収構造部が設けられていることが好ましい。
なお、応力吸収構造部は、例えば、プレス加工などにより形成される溝状の構造部(例えば、筒状突出部の周囲を取り囲むように形成された、断面形状がU字状やV字状の溝など)、段差構造などが例示されるが、その具体的な構成に特別の制約はない。
本発明のガスコンロは、上述のように、トッププレートを、透明または半透明のガラス板と、このガラス板の下面側に配設される裏板であって、上面に着色層もしくは模様が形成された金属製の裏板とを備えた構成としているので、従来のようにガラス板の裏面に印刷により着色あるいは模様付けを行ったトッププレートを用いることが不要になり、コストの削減や、トッププレートの在庫の削減を図ることが可能になる。
すなわち、本発明によれば、裏板の上面に種々の色や模様を付すことで、ガラス板に着色層や模様を形成することを必要とせずに、種々の色あるいは模様を有するトッププレートを、顧客の要望に応じて装着することが可能で、顧客の望むような色や模様を有するトッププレートを有するガスコンロ(顧客にとって美観に優れたガスコンロ)を提供することが可能になる。
また、生産工場において種々の色あるいは模様を付した高価なガラス板を多量に在庫する必要がなくなるので、この点でもコストの低減を図ることが可能になるとともに、在庫管理を含めた生産工程の簡略化を図ることが可能になる。
また、上述のように、
(a)裏板が、トッププレートの貫通口を経て、上端がトッププレートの上面より高い位置に至る筒状突出部を備えるとともに、
(b)環状で、コンロバーナを挿通させるように構成されたバーナリングであって、下面がトッププレートの上面に当接するように配設され、コンロバーナと貫通口の隙間を覆うように構成されたバーナリングを備え、
(c)バーナリングの下面側には、裏板の筒状突出部を収容するための収容部であって、バーナリングの径方向に所定の寸法を有する環状の収容部が形成され、
(d)筒状突出部が、収容部に収容された状態で、平面視における相対位置が変化可能な範囲において、バーナリングがトッププレートに対し、水平方向に移動可能に構成され、かつ、
(e)貫通口の内周縁と筒状突出部との間が第1のシール部材によってシールされた構成とされている場合には、以下のような効果を得ることができる。
(a)裏板が、トッププレートの貫通口を経て、上端がトッププレートの上面より高い位置に至る筒状突出部を備えるとともに、
(b)環状で、コンロバーナを挿通させるように構成されたバーナリングであって、下面がトッププレートの上面に当接するように配設され、コンロバーナと貫通口の隙間を覆うように構成されたバーナリングを備え、
(c)バーナリングの下面側には、裏板の筒状突出部を収容するための収容部であって、バーナリングの径方向に所定の寸法を有する環状の収容部が形成され、
(d)筒状突出部が、収容部に収容された状態で、平面視における相対位置が変化可能な範囲において、バーナリングがトッププレートに対し、水平方向に移動可能に構成され、かつ、
(e)貫通口の内周縁と筒状突出部との間が第1のシール部材によってシールされた構成とされている場合には、以下のような効果を得ることができる。
1)バーナリングがトッププレートに沿って水平方向に移動させることができるように構成されているので、コンロ本体にトッププレートを装着する際に、バーナリングとコンロバーナとの間にずれがある場合にも、容易にコンロ本体にトッププレートを装着することができる。
2)調理容器から溢れた煮汁は、裏板の筒状突出部によって堰き止められるので、煮汁がバーナリングとガラス板(トッププレート)の間の隙間からガスコンロ本体の内部への侵入を抑制することができる。
3)調理容器から溢れた煮汁が、裏板とガラス板との間に侵入することが抑制されるので、調理容器から溢れた煮汁が裏板とガラス板との間に侵入することによるトッププレートの美観の低下を抑制することができる。
2)調理容器から溢れた煮汁は、裏板の筒状突出部によって堰き止められるので、煮汁がバーナリングとガラス板(トッププレート)の間の隙間からガスコンロ本体の内部への侵入を抑制することができる。
3)調理容器から溢れた煮汁が、裏板とガラス板との間に侵入することが抑制されるので、調理容器から溢れた煮汁が裏板とガラス板との間に侵入することによるトッププレートの美観の低下を抑制することができる。
また、ガラス板の周囲を取り囲む枠体を備え、ガラス板の周縁と枠体との間が第2のシール部材によってシールされ、かつ、ガラス板の周縁と裏板の周縁との間が第2のシール部材によってシールされた構成とした場合、ガラス板の周縁部において、調理容器から溢れた煮汁が裏板とガラス板との間に侵入することが抑制されるので、調理容器から溢れた煮汁が裏板とガラス板との間に侵入することによるトッププレートの美観の低下をより確実に抑制することができる。
また、平面視にて、トッププレート上に載置されたバーナリングにより、トッププレートを介して覆われた、裏板の筒状突出部の周縁領域に、温度変化による裏板の熱膨張収縮に起因する応力を吸収して、裏板の変形を抑制するための応力吸収構造部を設けるようにした場合、裏板の変形を確実に防止して、トッププレートの美観の低下をさらに確実に防止することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
以下、本発明の実施形態を示して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態1]
以下に、本発明の一実施形態(実施形態1)にかかるガスコンロについて、図1〜3を参照しつつ説明を行う。
なお、この実施形態1にかかるガスコンロは、コンロ部2aとグリル2bを備えたビルトイン型のガスコンロである。
以下に、本発明の一実施形態(実施形態1)にかかるガスコンロについて、図1〜3を参照しつつ説明を行う。
なお、この実施形態1にかかるガスコンロは、コンロ部2aとグリル2bを備えたビルトイン型のガスコンロである。
図1〜3に示すように、ガスコンロ1は、コンロバーナ3を備えたガスコンロ本体10と、その上面を覆うように配設された、ガラス板40と裏板50を有するトッププレート30を備えている。
この実施形態1のガスコンロにおいては、トッププレート30を構成するガラス板40として、特に着色層や模様の形成されていない、透明または半透明のものが用いられており、下面が裏板50と当接するように配置されている(図3)。
また、この実施形態1のガスコンロにおいては、トッププレート30を構成するガラス板40として、耐熱性に優れた、熱膨張率の小さい結晶化ガラスから形成されたものが用いられている。ただし、ガラス板を構成するガラスの種類などに特別の制約はなく、必要な耐熱性を備えた、公知の種々のガラス材料からなるガラス板を用いることが可能である。
そして、この実施形態1のガスコンロにおいては、裏板50として、金属製で、上面に、着色層もしくは模様52が、例えば印刷などの方法により形成されたものが用いられている。なお、着色層もしくは模様52は、例えば、耐熱塗料または耐熱インクなどから形成されている。ただし、使用条件に応じた耐熱性を備えている限り、着色層もしくは模様52を構成する材料に特別の制約はなく、公知の種々の材料を用いることができる。
また、トッププレート30は、コンロバーナ3を挿通させる貫通口(窓穴)31を備えており、トッププレート30の貫通口31にはガスコンロ本体10のコンロバーナ3が挿通されている(図1)。
また、裏板50は、ガラス板40の貫通口41に内嵌し、かつ、トッププレート30(ガラス板40)の上面より高い位置に至る筒状突出部51を備えている。
なお、トッププレート30の貫通口31は、ガラス板40の貫通口41と、裏板50の筒状突出部51の空筒部分とにより形成されている。
なお、トッププレート30の貫通口31は、ガラス板40の貫通口41と、裏板50の筒状突出部51の空筒部分とにより形成されている。
また、このガスコンロ1は、コンロバーナ3を挿通させて、コンロバーナ3とトッププレート30の貫通口31の隙間を覆うバーナリング32を備えている。この実施形態1のガスコンロにおいて用いられているバーナリング32は、図1〜3に示すように、環状で、内周部から下方に突出した筒状部33と、筒状部33の上部外周から径方向外側に突出する鍔部34とを備えている。
また、バーナリング32の筒状部33は、トッププレート30の上面側から、トッププレート30の貫通口31の内周と、コンロバーナ3の外周の間の隙間に挿入され、かつ、鍔部34の下面がトッププレート30の上面と当接するように構成されている。
さらに、バーナリング32の筒状部33には、下記のバーナリング固定板39の固定板係合部39aと係合する係合部32aを備えている。
さらに、バーナリング32の筒状部33には、下記のバーナリング固定板39の固定板係合部39aと係合する係合部32aを備えている。
さらに、バーナリング32の鍔部34の下面には、裏板50の筒状突出部51を収容するための、バーナリング32の径方向に所定の寸法(幅)(例えば、この実施形態1では5mm)を有する環状の収容部35が形成されている。
なお、この実施形態1では、バーナリング32が、筒状部33と鍔部34を備えた構造を有している場合を例にとって説明しているが、バーナリング32は、コンロバーナ3を挿通させるとともに、コンロバーナ3とトッププレート30の貫通口31の隙間を覆うことができればよいので、上述の筒状部33を備えていない、略平板環状の構造とすることも可能である。
また、トッププレート30の下面側には、バーナリング固定板39が配設されている。バーナリング固定板39は、筒状で、下方に伸びる固定板筒状部37と、固定板筒状部37の上端側から、径方向外側に突出したフランジ部38を備えており、さらに、固定板筒状部37には、バーナリング32の係合部32aと係合する固定板係合部39aを備えている。
そして、この実施形態1のガスコンロ1においては、バーナリング固定板39の固定板係合部39aが、バーナリング32の係合部32aと係合することにより、裏板50は、バーナリング固定板39とガラス板40との間に狭持され、結果として、トッププレート30が、バーナリング固定板39とバーナリング32とにより、上下両面側から挟み込まれた状態でガスコンロ本体10の上面に保持されるように構成されている(図2、図3)
なお、バーナリング32の鍔部34の下面には、上述のように、裏板50の筒状突出部51を収容するための収容部35が形成されており、裏板50の筒状突出部51の上端をトッププレート30の上面より高い位置に突出させても、筒状突出部51の上端が外部から見えないため、美観が損なわれることはない。
また、この実施形態1のガスコンロ1においては、裏板50の筒状突出部51が、バーナリング32の収容部35に収容された状態で、平面視における相対位置が変化可能な範囲において、バーナリング32がトッププレート30に対し、水平方向に移動可能に構成されている。
また、この実施形態1のガスコンロ1では、ガラス板40の貫通口41の内周縁と、裏板50筒状突出部51(の外周面)との間が第1のシール部材55aによってシールされている。
また、ガスコンロ1は、ガラス板40の周囲を囲繞する枠体60を備えており、ガラス板40の周縁と枠体60との間がシール部材55bによってシールされているとともに、ガラス板40の周縁と裏板50の周縁との間がシール部材55bによってシールされている(図2、図3)。
なお、この実施形態1では、シール部材55a,55bとしてシリコーン樹脂系の接着剤を用いている。ただし、シール部材の構成材料に特別の制約はなく、公知の種々の材料を用いることができる。
上述のように、この実施形態1のガスコンロ1においては、ガラス板40として、透明または半透明の物を用い、裏板50として、上面に、着色層もしくは模様52が形成されたものを用いているので、ガラス板40の下面に裏板50を配設するだけで、種々の色を有し、また、模様を有するトッププレート30を構成することができる。
また、従来のように、生産工程において、種々の色を有し、また、模様を有するトッププレートを製造するために、種々の色あるいは模様を付与した、高価なガラス板を多数在庫する必要がなく、表面に種々の色あるいは模様を付した、低価格の裏板を在庫するだけで、種々の色あるいは模様を付したトッププレートを備えたガスコンロを効率よく製造することができる。上述のように、一般的に裏板はガラス板より低価格であることから、生産工程(生産工場)における部品在庫金額を抑制することが可能になる。
また、上述のように、ガラス板40の貫通口41の内周縁と筒状突出部51(の外周面)との間がシール部材55aによってシールされ、かつ、ガラス板40の周縁と裏板50の周縁との間がシール部材55bによってシールされているので、調理容器から溢れた煮汁は筒状突出部51によって堰き止められるとともに、煮汁がバーナリング32と、ガラス板40の間の隙間からガスコンロ本体10の内部に侵入することが抑制されるとともに、トッププレート30の外周側において、煮汁がガラス板40と裏板50の間に浸入することが抑制されるので、煮汁が裏板50とガラス板40との間に侵入することによるトッププレート30の美観の低下が抑制される。
この実施形態1のガスコンロ1では、ガラス板の周囲を囲繞する枠体を備え、ガラス板の周縁と枠体との間がシール部材によってシールされ、ガラス板の周縁とガラス裏板の周縁との間がシール部材によってシールされる(図2、図3)。
このように構成することで、ガラス板の周縁部において、調理容器から溢れた煮汁がガラス裏板とガラス板との間に侵入することが抑制されるので、調理容器から溢れた煮汁がガラス裏板とガラス板との間に侵入することによるトッププレートの美観の低下が一層確実に抑制される。
このように構成することで、ガラス板の周縁部において、調理容器から溢れた煮汁がガラス裏板とガラス板との間に侵入することが抑制されるので、調理容器から溢れた煮汁がガラス裏板とガラス板との間に侵入することによるトッププレートの美観の低下が一層確実に抑制される。
また、実施形態1のガスコンロ1では、上述のように、バーナリング32がトッププレート30に対し、水平方向に所定の範囲で移動させることができるように構成しているので、コンロ本体10にトッププレート30を装着する際に、バーナリング32とコンロバーナ3との間にずれがある場合にも、容易にコンロ本体10にトッププレート30を装着することができる。
[実施形態2]
図4は、本発明の他の実施形態(実施形態2)にかかるガスコンロの要部(トッププレートおよびその近傍を示す部分測断面である。
図4は、本発明の他の実施形態(実施形態2)にかかるガスコンロの要部(トッププレートおよびその近傍を示す部分測断面である。
この実施形態2のガスコンロ1においては、トッププレート30を構成する裏板50として、実施形態1のガスコンロ1を構成する裏板50とは異なる構成のものが用いられているが、その他の点においては、実施形態1のガスコンロ1と同様の構成を備えている。
この実施形態2のガスコンロ1においては、図4に示すように、裏板50として、温度変化による裏板50の熱膨張収縮に起因する応力を吸収して、裏板の変形を抑制するための応力吸収構造部70を備えたものが用いられている。
詳しく説明すると、平面視にて、トッププレート30上に載置されたバーナリング32により、トッププレート30を介して覆われた領域であって、裏板50の筒状突出部51の周縁領域50aに、温度変化による裏板50の熱膨張収縮に起因する応力を吸収する応力吸収構造部70が設けられている。
なお、この実施形態2では、応力吸収構造部70として、平面形状が環状で、断面形状がU字状の溝を形成して応力吸収構造部としている。
なお、この実施形態2では、応力吸収構造部70として、平面形状が環状で、断面形状がU字状の溝を形成して応力吸収構造部としている。
この実施形態2のガスコンロ1のように、裏板50に応力吸収構造部70を設けることにより、裏板50の変形を確実に抑制、防止して、トッププレートの美観の低下をさらに確実に防止することができる。
応力吸収構造部70は、トッププレート30上に載置されたバーナリング32により、トッププレート30を介して覆われた、筒状突出部51の周縁領域50aに形成されていることから、ガスコンロ1の上面側からは見えず、美観が損なわれることもない。
なお、応力吸収構造部70は、この実施形態2の場合のように、平面形状が環状で、断面形状がU字状の溝である場合に限られるものではなく、U字状以外の形状の溝であってもよく、また、段差部などであってもよい。
なお、上記実施形態1および2では、ビルトイン型のガスコンロを例にとって説明したが、本発明は、ビルトインコンロだけではなく、卓上設置型のテーブルコンロなどにも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、コンロ部2aが2つのコンロバーナ3を備えたガスコンロ1を例にとって説明したが、コンロ部の数に特別の制約はない。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 ガスコンロ
2a コンロ部
2b グリル
3 コンロバーナ
10 ガスコンロ本体
30 トッププレート
31 トッププレートの貫通口(窓穴)
32 バーナリング
32a 係合部
33 筒状部
34 鍔部
35 収容部
37 固定板筒状部
38 フランジ部
39 バーナリング固定板
39a 固定板係合部
40 ガラス板
41 ガラス板の貫通口
50 裏板
50a 筒状突出部の周縁領域
51 筒状突出部
52 着色層あるいは模様
55a 第1のシール材
55b 第2のシール材
60 枠体
70 応力吸収構造部
2a コンロ部
2b グリル
3 コンロバーナ
10 ガスコンロ本体
30 トッププレート
31 トッププレートの貫通口(窓穴)
32 バーナリング
32a 係合部
33 筒状部
34 鍔部
35 収容部
37 固定板筒状部
38 フランジ部
39 バーナリング固定板
39a 固定板係合部
40 ガラス板
41 ガラス板の貫通口
50 裏板
50a 筒状突出部の周縁領域
51 筒状突出部
52 着色層あるいは模様
55a 第1のシール材
55b 第2のシール材
60 枠体
70 応力吸収構造部
Claims (4)
- コンロバーナを備えたガスコンロ本体と、前記ガスコンロ本体の上面を覆うように配設された、前記コンロバーナを挿通させる貫通口を有するトッププレートを備えたガスコンロにおいて、
前記トッププレートが、透明または半透明のガラス板と、前記ガラス板の下面側に配設され、上面に着色層もしくは模様が形成された金属製の裏板とを備えた構成とされていること
を特徴とするガスコンロ。 - 前記裏板が、前記トッププレートの前記貫通口を経て、上端が前記トッププレートの上面より高い位置に至る筒状突出部を備えるとともに、
環状で、前記コンロバーナを挿通させるように構成されたバーナリングであって、下面が前記トッププレートの上面に当接するように配設され、前記コンロバーナと前記貫通口の隙間を覆うように構成されたバーナリングを備え、
前記バーナリングの下面側には、前記裏板の前記筒状突出部を収容するための収容部であって、前記バーナリングの径方向に所定の寸法を有する環状の収容部が形成され、
前記筒状突出部が、前記収容部に収容された状態で、平面視における相対位置が変化可能な範囲において、前記バーナリングが前記トッププレートに対し、水平方向に移動可能に構成され、かつ、
前記貫通口の内周縁と前記筒状突出部との間が第1のシール部材によってシールされていること
を特徴とする請求項1記載のガスコンロ。 - 前記ガラス板の周囲を取り囲む枠体を備え、前記ガラス板の周縁と前記枠体との間が第2のシール部材によってシールされ、かつ、前記ガラス板の周縁と前記裏板の周縁との間が前記第2のシール部材によってシールされていることを特徴とする請求項1または2記載のガスコンロ。
- 平面視にて、前記トッププレート上に載置された前記バーナリングにより、前記トッププレートを介して覆われた、前記裏板の前記筒状突出部の周縁領域に、温度変化による前記裏板の熱膨張収縮に起因する応力を吸収して、前記裏板の変形を抑制するための応力吸収構造部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスコンロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2015
- 2015-02-17 JP JP2015028805A patent/JP2016151380A/ja active Pending
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