JP4148926B2 - コンロ用ガラス天板 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロ等におけるコンロ用ガラス天板であって、隣接する2つの加熱源間ピッチが異なる場合でも構成部品の共用化を図ったコンロ用ガラス天板に関するものである。
例えば、ガスコンロのコンロ本体の上方開放部を被覆する天板としてはガラス板を用いたガラス天板がある(特許文献1)。図8に示すように、このガラス天板800は、外枠810にガラス板803が嵌め込まれており、このガラス板803には、加熱源として複数のガスバーナ802に対応して複数のバーナ用開口部806が設けられている。例えば、バーナ用開口部806としては、ガラス板803上の隣接する左右にそれぞれ円形孔が設けられる。また、このガラス天板800には、ガラス板803の下にこれと平行な金属製の裏板805が配設されており、この裏板805においても上記ガラス板803のバーナ用開口部806と整合させた複数の開口部807が設けられている。この裏板805を設けることにより、コンロ本体801の内部の光(例えば、外界から進入した光の反射光や、ガスバーナの炎による光など)がガラス板803を透過して上方に透けて見えるのを防ぐことができ、また、万一ガラス板803が割れたときのガラス片の飛散防止ともなる。なお、上記ガラス板803の各バーナ用開口部806には、その開口縁を保護するため、金属製の上部材(上リング)と下部材(下リング)とからなる保護カバー(保護リング)が装着される(特許文献2)。
実開平6−28507号公報 特開2003−343842号公報
ところで、ガスコンロにおいては、隣接する左右のガスバーナ802間のピッチが広いものと狭いものとの2タイプ揃えられていることがある。この場合、外枠810に嵌め込むガラス板803は、その左右のバーナ用開口部806が左右のガスバーナ802間ピッチと整合するように広いものと狭いものとの2タイプ揃える必要がある。これに伴って、ガラス板803に配設される裏板805や保護カバー等の構成部品も各タイプに合わせて揃えておく必要がある。そのため、ガラス天板810における構成部品の部品点数が多くなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ガラス板に配設される構成部品として、少なくとも隣接する2つの加熱源間ピッチが広狭に異なるコンロに対しても共通に使用できるようにその共用化を図ったコンロ用ガラス天板を実現するものである。
)本発明に係るコンロ用ガラス天板は、少なくとも隣接する2つの加熱源を臨ませる複数の熱源用開口部を設けたガラス板と、上記加熱源に対応して複数の開口部を設けると共にガラス板の裏面に配設される裏板とを備えたコンロ用ガラス天板において、上記裏板の開口部は、上記ガラス板の熱源用開口部よりも大径であって、隣接する2つの加熱源間ピッチが広いガラス板に対応した上記熱源用開口部と、隣接する2つの加熱源間ピッチが狭いガラス板に対応した上記熱源用開口部とを含む大きさに設定され、上記ガラス板に設けた各熱源用開口部には、その周縁を被覆する金属製の保護カバーが装着されており、この保護カバーは、上記ガラス板の表面側に配設される上部材と、上記ガラス板の裏面側に配設される下部材とを有し、この下部材は、上記ガラス板の熱源用開口部の周縁裏面に沿って配設される枠片を備え、この枠片の大きさが上記裏板の開口部を含む大きさに設定されているものである。
これにより、隣接する2つの熱源用開口部間ピッチの異なる各々のガラス板に対してその裏面に上記裏板を配設させても、各々のガラス板の熱源用開口部をこの裏板の開口部から露出させることができる。従って、隣接する2つの加熱源間ピッチが広狭に異なるコンロに対して、本コンロ用ガラス天板の構成部品である裏板を共用化することができ、その分部品点数を少なくすることができる。
また、上記ガラス板に設けた各熱源用開口部には、その周縁を被覆する金属製の保護カバーが装着されており、この保護カバーは、上記ガラス板の表面側に配設される上部材と、上記ガラス板の裏面側に配設される下部材とを有し、この下部材は、上記ガラス板の熱源用開口部の周縁裏面に沿って配設される枠片を備え、この枠片の大きさが上記裏板の開口部を含む大きさに設定されている。これにより、熱源用開口部の周縁にあって裏板の開口部によって露出される部分を上記下部材の枠片で目隠しすることができる。従って、このものでは、保護カバーによって裏板の開口部におけるガラス板の透け防止を担保することができる。
)また、上記裏板の開口部は、隣接する2つの上記熱源用開口部の並ぶ方向に長い長孔としてもよい。
これにより、熱源用開口部間のピッチが広いガラス板に対しては裏板の隣接する2つの開口部において外側寄りにガラス板の各熱源用開口部を露出させ、一方、熱源用開口部間のピッチが狭いガラス板に対しては裏板の隣接する2つの開口部において内側寄りにガラス板の各熱源用開口部を露出させることができる。従って、隣接する2つの熱源用開口部のピッチが広狭に異なるガラス板に対して、構成部品の裏板を共用化するに際して裏板の開口部の開口面積を必要最小限に小さくすることができる。
)また、上記下部材の枠片は、隣接する2つの上記熱源用開口部の並ぶ方向の一方側を幅広の幅広枠片部とし、他方側を幅狭の幅狭枠片部としてもよい。
このものでは、ガラス板として、隣接する2つの加熱源間ピッチが広いコンロに対応して熱源用開口部間ピッチを広く形成するものに対しては、上記各熱源用開口部に装着する各下部材の幅広枠片部を隣接する2つの熱源用開口部間の内側に向けて配置させるようにする。一方、ガラス板として、隣接する2つの加熱源間ピッチの狭いコンロに対応して熱源用開口部間ピッチを狭く形成するものに対しては、上記各熱源用開口部に装着する各下部材を上記の配置状態から180度回転させてその幅広枠片部を隣接する2つの熱源用開口部間の外側に向けて配置させるようにする。
これにより、熱源用開口部の周縁にあって裏板の開口部によって露出される部分を上記下部材の枠片で目隠しするに際してこの枠片の大きさを必要限度に小さくすることができる。しかも、隣接する2つの熱源用開口部間ピッチの異なるガラス板に対して、隣接する2つの下部材をそれぞれ180度回転させて配置することで、下部材を含む保護カバーを共通に使用することができる。従って、このコンロ用ガラス天板にあっては、隣接する2つの加熱源間ピッチが広狭に異なるコンロに対して、ガラス板以外の構成部品をも共用化することができ、その部品点数を少なくすることができる。
以上のように、本発明によれば、隣接する2つの熱源用開口部間ピッチの異なる各々のガラス板に対してその裏面に上記裏板を配設させても、各々のガラス板の熱源用開口部をこの裏板の開口部から露出させることができる。これにより、隣接する2つの加熱源間ピッチが広狭に異なるコンロに対して使用されるコンロ用ガラス天板としては、その構成部品である裏板を共用化することができる。従って、コンロ用ガラス天板における構成部品の部品点数を少なくすることができる。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態によるコンロ用ガラス天板は、加熱源をガスバーナとしたドロップインコンロに実施したものであり、システムキッチンのカウンタートップに嵌め込んで固定したコンロ本体の上方開放部を被覆させるものである。そして、このコンロ用ガラス天板は、ガラス板に配設される構成部品である裏板および保護カバーについて、左右に隣接するバーナ間ピッチが広狭に異なるコンロに対しても共通に使用できるようにその共用化を図ったものである。
以下、本実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態によるコンロ用ガラス天板の外観構成を示す平面図である。図1に示すように、このコンロ用ガラス天板1は、複数のガスバーナB1,B2,B3(加熱源)を臨ませており、外枠2に囲まれる枠内に、複数のバーナ用開口部31,32,33(熱源用開口部)を設けたガラス板3が組付けられると共に、このガラス板3の後方にグリル部(図示略)等の排気を排出させる排気枠4が組付けられた構成のものである。
外枠2は、アルミニウム材を押出し成形した長尺材を矩形状に形成したものであり、上部には内方に張出した内縁フランジ部21を設けると共に、下部には凹溝22を設けている(図2参照。)。ガラス板3は、長方形形状に形成されたセラミックガラスからなり、このガラス板3に設けたバーナ用開口部31,32,33は、前側に隣接する左右に1つずつと(31,32)、後側の小バーナB3に対応する1つと(33)の合計3個有している。各バーナ用開口部31,32,33には、その周縁の欠けや割れ等を防止するため、保護カバーKが装着されており、そして、保護カバーK上には鍋等を載せるための五徳8が載置される。
図2は、図1中のX−X断面であって上記五徳8を除いた本コンロ用ガラス天板1の断面図を示している。図2に示すように、上記ガラス板3は、外枠2の上部の内縁フランジ部21の下面にコーキング材(図示略)を介して接着固定されている。また、このガラス板3の裏面には、裏板7が配設されており、この裏板7は、外枠2の下部の凹溝22に差込まれ、排気枠4の裏面に設けた細溝41(図3参照)にビス止めして固定されている。この裏板7には、所用箇所に上方に突出したリブ部74が形成されてガラス板3を下方から支持するようにしている。
図3は、上記コンロ用ガラス天板1の下方から見た一部分解斜視図を示している。上記ガラス板3の各バーナ用開口部31,32,33に装着される保護カバーKは、ステンレス等の金属製からなる上リング体5(上部材)と下リング板体6(下部材)とで構成されている。また、上記ガラス板3の裏面に配設される裏板7は、ガラス板3の中央に配設される中央裏板70Aと、その両側に配設される2枚の側方裏板70Bとの3枚で構成されている。
上記中央裏板70Aとその両側の側方裏板70Bとの対向する側辺には、それぞれ結合片75,76が切り起こして形成されており、そして、これら中央裏板70Aと両側の側方裏板70Bとの対向する側辺同士をオーバーラップさせて互いの結合片75,76同士を重ね合わせて両者をビス止めして、これによって、中央裏板70Aと両側の側方裏板70Bとを相互に連結一体化させる。
また、中央裏板70Aには、ガラス板3の上記各バーナ用開口部31,32,33にそれぞれ対応する3つの開口部71,72,73が設けられている。この中央裏板70Aの各開口部71,72,73においては、前側に隣接する左右の開口部71,72は横方向に長い長孔に形成されており、後部の開口部73はガラス板3後部の小バーナB3用のバーナ用開口部33と相似形の円形孔に形成されている。
ところで、ドロップイン式のガスコンロ等においては、ガラス天板1の横幅が広いもの(例えば、75cm)と狭いもの(例えば、60cm)とがあり、これ対応して、隣接する左右のガスバーナB1,B2間のピッチW(図1参照)が広いもの(例えば、33cm)と狭いもの(例えば、30cm)との2タイプ揃えられている。この場合、左右のバーナ用開口部31,32間ピッチW1,W2の異なる各々のガラス板3A,3Bに対して上記裏板7を配設させても、上記のように中央裏板70Aにおける左右の開口部71,72が長孔に形成されているので、各々のガラス板3A,3Bのバーナ用開口部31,32を中央裏板70Aの開口部71,72から露出させることができる。
すなわち、図7(a)に示すように、バーナ用開口部31,32間のピッチW1が広いガラス板3Aに対しては、中央裏板70Aの左右の開口部71,72において外側寄りにガラス板3Aの左右のバーナ用開口部31,32(保護カバーKによる開口)を露出させる。一方、図7(b)に示すように、バーナ用開口部31,32間のピッチW2が狭いガラス板3Bに対しては、中央裏板70Aの左右の開口部71,72において内側寄りにガラス板3Bの左右のバーナ用開口部31,32(保護カバーKによる開口)を露出させることができる。
従って、左右のガスバーナB1,B2間のピッチWが広狭に異なるコンロに対して、本コンロ用ガラス天板1の構成部品である裏板7を共用化することができ、その分部品点数を少なくすることができる。しかも、この中央裏板70Aの各開口部71,72を長孔に形成することで、左右のガスバーナB1,B2間のピッチWが広狭に異なるコンロに対して中央裏板70Aを共用化するに際して開口部71,72の開口面積を必要最小限に小さくすることができ、ガラス板3の支持力を強く保持させることができる。
図4は、上記ガラス板3における左右のバーナ用開口部31,32に装着される上記保護カバーKを構成する上リング体5(上部材)の平面図を示している。なお、図4は、ガラス板3の表面側からの平面視である。
図4と共に図2を参照して、上リング体5は、円形の開口50を設けた環状板であって、その構成は、ガラス板3のバーナ用開口部31,32,33の周縁表面に載置される環状の外フランジ部51と、この外フランジ部51の内周縁からバーナ用開口部31,32,33内に挿入される筒部52と、この筒部52の下端からバーナ用開口部31,32,33内に張り出される環状の内フランジ部53とを備える。
内フランジ部53の内周縁には、上記下リング板体6と結合させるための連結片54が合計6つ突設されている。また、この上リング体5は、この上に載置される五徳8の固定用突起(図示略)を係合させる切欠55が上記内フランジ部53の前後に対向して2ヶ所に設けられており、また、外フランジ部51上面には取付け方向を示す三角印56が前後に対向して2ヶ所に膨出形成されている。
上記上リング体5は、前側に隣接する左右のバーナ用開口部31,32に装着されるものであるが、これらよりも小径の後側のバーナ用開口部33に装着される上リング体5aとは、サイズが異なる以外は同様の構成を有する(図3参照)。なお、下リング板体6は、ガラス板3における左右のバーナ用開口部31,32に装着されるものと、これらよりも小径の後側のバーナ用開口部33に装着されるものとでは、そのサイズが異なる他に構成も若干異なっている。
図5は、上記ガラス板3における左右のバーナ用開口部31,32に装着される上記保護カバーKを構成する下リング板体6の平面図を示している。図5は、ガラス板3の裏面側からの平面視である。
図5と共に図2をも参照して、下リング板体6は、円形の開口60を設けた横長長方形の板体であって、その構成は、ガラス板3のバーナ用開口部31,32の周縁裏面に沿って配置される長方形形状の枠片61と、バーナ用開口部31,32内に張り出している環状の内フランジ部62とを備える。
なお、内フランジ部62の内周縁は、裏側(ガラス板3の裏面に向く側)に折り返されている(図5中の点線部分を参照)。これにより、下リング板体6の内フランジ部62の内周エッジがガラス板3の裏面に直接接触して傷付けたりすることもない。
上記枠片61の大きさは、上記裏板7を構成する中央裏板70Aに設けた開口部71,72を含む大きさに設定されており、その左右の一方を幅広の幅広枠片部63とし、他方を幅狭の幅狭枠片部64としている。なお、枠片61の前後も幅狭枠片64とする。
また、上記枠片61の四隅部近傍には、上方(この下リング板体6をガラス板3に取付けたときは下方の裏板7側に向く側)に膨出させた4個の凸部66が形成されている。これらの凸部66は、中央裏板70Aの開口部71,72の近傍に近接または接触しており、これにより、五徳8に載置された鍋の荷重でガラス板3のバーナ用開口部31,32付近が下方に若干撓むように変形しても、下リング板体6の凸部66部分で中央裏板70Aに部分的に受け止められてその応力を吸収させることができる。
また、この下リング板体6についても、五徳8の固定用突起(図示略)を係合させる切欠65が上記内フランジ部62の前後に対向して2ヶ所に設けられている。
一方、後側の小径のバーナ用開口部33に装着される下リング板体6aは、図3を参照して、ほぼ正方形形状の枠片(上記枠片61に相当)を備え、この枠片全体が内縁フランジ部(上記内縁フランジ部62に相当)を内接させるように幅狭に形成されている。また、その枠片の一部を膨出させた凸部(上記凸部66に相当)は、前側(ガラス板3の中央側)に向く2つの隅部近傍にそれぞれ1個ずつ合計2個形成される。この下リング板体6aのその他の構成は、上記前側に隣接して左右に配置される上記下リング板体6と同様の構成である。
そして、上リング体5,5aをガラス板3のバーナ用開口31,32,33の周縁上面にパッキン(図示略)を介して装着させると共に、下リング板体6,6aをバーナ用開口部31,32,33の周縁下面にパッキン(図示略)を介して装着させた状態にし、上リング体5,5aの連結片54を基端部で外側に折り曲げて、下リング板体6,6aの内フランジ部62の裏面に係止させる(図2、図6を参照)。これにより、ガラス板3の各バーナ用開口部31,32,33の周縁にて、上リング体5,5aと下リング板体6,6aとは一体的に連結された保護カバーKが装着されることとなる。
このとき、隣接する左右のガスバーナB1,B2間のピッチWの広いものに対応して、図6(a)に示すように、隣接する左右のバーナ用開口部31,32間のピッチW1を広く形成するガラス板3Aに対しては、上記左右のバーナ用開口部31,32に装着する各下リング板体6の幅広枠片部63を左右のバーナ用開口部31,32間の内側に向けて配置させるようにする。一方、隣接する左右のガスバーナB1,B2間のピッチWの狭いものに対応して、図6(b)に示すように、隣接する左右のバーナ用開口部31,32間のピッチW2を狭く形成するガラス板3Bに対しては、上記左右のバーナ用開口部31,32に装着する各下リング板体6を上記の配置状態から180度回転させてその幅広枠片部63を左右のバーナ用開口部31,32間の外側に向けて配置させるようにする。
これにより、バーナ用開口部31,32の周縁にあって裏板7の開口部71,72によって露出される部分を上記下リング板体6の枠片61で目隠しするに際してこの枠片61の大きさを必要限度に小さくすることができる。しかも、左右のバーナ用開口部31,32間ピッチW1,W2の異なるガラス板3A,3Bに対して、左右の下リング板体6をそれぞれ180度回転させて配置することで、下リング板体6および上リング体5を含む保護カバーKを共通に使用することができる。従って、コンロ用ガラス天板1は、左右のバーナ間B1,B2ピッチWが広狭に異なるコンロに対してガラス板3以外の構成部品をすべて共用化することができる。
なお、裏板7は、保護カバーKの下リング板体6,6a上に配設されるが(図2、図3、図7等を参照)、この裏板7(中央裏板70A)のリブ部74が下リング板体6,6aの外周囲を囲うように形成されているので、これによって、下リング板体6,6aの回り止めがなされる。例えば、五徳8が周方向に回動されようとしたとき、切欠55,65を通じて下リング板体6,6aも回動されようとする。ところが、下リング板体6,6aが回動されようとすると、これが裏板7のリブ部74に当接されることで、保護カバーK全体として回り止めされる。その結果、切欠55,65に固定用突起(図示略)を差込んだ五徳8に対しても回り止め作用が働く。
以上のように、本実施の形態によるコンロ用ガラス天板1によれば、中央裏板70Aの左右の開口部71,72を横長の長孔としたので、左右のバーナ用開口部31,32間ピッチW1,W2が広狭に異なるガラス板3A,3Bに対しても各々のガラス板3A,3Bのバーナ用開口部31,32を上記中央裏板70Aの左右の開口部71,72から露出させることができる。従って、前側に隣接する左右のガスバーナB1,B2間のピッチWが広狭に異なるコンロに対して使用されるコンロ用ガラス天板1として、その構成部品である裏板7(中央裏板70A)を共用化することができる。
また、ガラス板3の左右のバーナ用開口部31,32周縁を被覆する保護カバーKを構成する下リング板体6(下部材)は、その枠片61の左右の一方を幅広の幅広枠片部63とし、他方を幅狭の幅狭枠片部64としたので、上述のとおり、ガラス板3A,3Bの左右のバーナ用開口部31,32間ピッチW1,W2の広狭に応じて180度回転させて幅広枠片部63の向きを変えて共通に使用することができる。これにより、隣接する左右のバーナ開口部31,32間ピッチW1,W2の異なるガラス板3A,3Bに対して、下リング板体6を含む保護カバーKを共通に使用することができる。しかも、上記下リング板体6の幅広枠片部63によって、バーナ用開口部31,32の周縁にあって裏板7(中央裏板70A)の開口部71,72によって露出される部分を目隠しすることができ、ガラス板3の透け防止を担保することができる。
従って、このコンロ用ガラス天板1にあっては、前側に隣接する左右のガスバーナ間ピッチWが広狭に異なるコンロに対して、ガラス板3以外の構成部品をも共用化することができ、その部品点数を少なくすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限定されず、本発明の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であり、例えば、中央裏板70Aの左右の開口部71,72は、図3、図7等に図示したものの他に楕円孔でもよいし、また、大きい円形孔等の種々の形状を採用してもよい。
また、上記下リング板体6は、枠片61が左右とも幅広枠片部63で構成されてもよいし、また、枠片61のすべてが幅広枠片部63で構成されてもよい。
また、上記下リング板体6は、長方形形状とするが、正方形や円形等の種々の形状を採用してもよい。
また、裏板7は、1枚板で構成してもよいし、また、3枚以外の複数枚で構成してもよい。
さらに、上記実施の形態では、熱源用開口部としてのバーナ用開口部31,32が前側に隣接する左右のバーナ用開口部間ピッチW1,W2が広狭に異なる場合として説明するが、複数のバーナ用開口部31,32,33が、例えば前後方向にずらされて配置された各ガラス板3に対しても、裏板7の開口部71,72,73を大径にして各ガラス板3間の複数のバーナ用開口部31,32,33をそれぞれ露出させる大きさに設定して裏板7を共用化するようにしてもよい。
その他、本コンロ用ガラス天板1は、ドロップインコンロの他に、テーブルコンロ等において採用してもよい。
本実施の形態によるコンロ用ガラス天板の外観構成を示す平面図である。 図1中のX−X断面であって五徳を除いた本実施の形態によるコンロ用ガラス天板の断面構成を示す断面図である。 本実施の形態によるコンロ用ガラス天板の各構成部品を示す分解斜視図である。 ガラス板の隣接する左右のバーナ用開口部に装着される保護カバーを構成する上リング体(上部材)を示す平面図である。 ガラス板の隣接する左右のバーナ用開口部に装着される保護カバーを構成する下リング板体(下部材)を示す平面図である。 ガラス板の各バーナ用開口部に保護カバーを装着した状態の裏面側を示す平面図であり、図6(a)は、前側の隣接する左右のバーナ用開口部間のピッチが広いガラス板の場合であり、図6(b)は、上記バーナ用開口部間のピッチが狭いガラス板の場合である。 ガラス板の裏面に裏板を装着した状態の裏面側を示す平面図であり、図7(a)は、前側の隣接する左右のバーナ用開口部間のピッチが広いガラス板の場合であり、図7(b)は、上記バーナ用開口部間のピッチが狭いガラス板の場合である。 従来のコンロ用ガラス天板の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 コンロ用ガラス天板
2 外枠
3,3A,3Bガラス板
4 排気枠
5,5a 上リング体(上部材)
6,6a 下リング板体(下部材)
7 裏板
8 五徳
31,32,33 バーナ用開口部(熱源用開口部)
61 枠片
63 幅広枠片部
64 幅狭枠片部
70A 中央裏板
70B 側方裏板
71,72,73 裏板の開口部
B1,B2,B3 ガスバーナ(加熱源)
K 保護カバー
W バーナ間ピッチ(加熱源間ピッチ)
W1,W2 バーナ用開口部間ピッチ(熱源用開口部間ピッチ)

Claims (3)

  1. 少なくとも隣接する2つの加熱源を臨ませる複数の熱源用開口部を設けたガラス板と、上記加熱源に対応して複数の開口部を設けると共にガラス板の裏面に配設される裏板とを備えたコンロ用ガラス天板において、
    上記裏板の開口部は、上記ガラス板の熱源用開口部よりも大径であって、隣接する2つの加熱源間ピッチが広いガラス板に対応した上記熱源用開口部と、隣接する2つの加熱源間ピッチが狭いガラス板に対応した上記熱源用開口部とを含む大きさに設定され
    上記ガラス板に設けた各熱源用開口部には、その周縁を被覆する金属製の保護カバーが装着されており、
    この保護カバーは、上記ガラス板の表面側に配設される上部材と、上記ガラス板の裏面側に配設される下部材とを有し、
    この下部材は、上記ガラス板の熱源用開口部の周縁裏面に沿って配設される枠片を備え、この枠片の大きさが上記裏板の開口部を含む大きさに設定されているコンロ用ガラス天板。
  2. 請求項1に記載のコンロ用ガラス天板において、
    上記裏板の開口部は、隣接する2つの上記熱源用開口部の並ぶ方向に長い長孔としたコンロ用ガラス天板。
  3. 請求項1または2に記載のコンロ用ガラス天板において、
    上記下部材の枠片は、隣接する2つの上記熱源用開口部の並ぶ方向の一方側を幅広の幅広枠片部とし、他方側を幅狭の幅狭枠片部としたコンロ用ガラス天板。
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