JP7131809B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロ
従来、ガスコンロは、バーナ、グリル等が固定されるとともに上部が開口される箱状の筐体部と、筐体部の上部開口を閉塞する天板部とを備えて構成されている。そして、天板部は、バーナ開口を有しており、筐体部に組み込まれたバーナを自身に形成されたバーナ開口内に挿通させた状態で筐体上に設けられている。
この種の天板部の一例としては、例えば特許文献1のようなものが提案されている。特許文献1で開示される天板部は、ホーロー或いはガラスコーティングによる表面処理を施した板金又はガラス板よりなる天板本体と、天板本体を下側より支える補強板と、天板本体の後側に配されるとともにグリル庫からの排気を外部に導出するためのグリル排気口が形成された後板と、天板本体及び後板の全周を取り囲むように取り付けられる枠体と、を備えている。そして、枠体は、自身の上部に天板の上面と当接する庇部を有しており、庇部の下側には、天板本体及び支持板それぞれの縁部を収納する空隙部が設けられている。この空隙部には、補強板を下側から支える機能を有する支持部(例えば溝部)が設けられており、天板本体及び補強板が庇部及び支持部によって上下に挟み込まれた状態で枠体に支持されるようになっている。
特開2008-2754号公報
しかし、特許文献1で開示されるガスコンロの天板部(天板構造)は、枠体の水平方向の幅が大きくならざるを得ない構造であり、天板部全体の中で枠体が目立ちすぎるため、デザイン的に枠体が強調されすぎてしまうという問題があった。
本発明は、上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、天板本体部を囲む構成で枠体が設けられるガスコンロにおいて、枠体が水平方向に嵩張るように視認されにくい構成を実現することを目的とするものである。
本発明の一つであるガスコンロは、
上端側が開放した形態をなす筐体部と、
前記筐体部の上端側に組み付けられて前記筐体部を閉塞する天板部と、
を有するガスコンロであって、
前記天板部は、
板状の天板本体部と、
前記天板本体部の裏面側に固定され、少なくとも一部が前記天板本体部の周縁部の下方に配置される補強板部と、
前記天板本体部と前記補強板部とが一体的に組み付けられてなる組付体を外側から囲む構成をなし、少なくとも一部が、前記天板本体部及び前記補強板部に隣接し且つ露出した露出枠部として構成される枠体と、
を有し、
前記露出枠部は、
前記天板本体部よりも上側に配置される上面部と、
前記枠体によって囲まれる領域の中心側を内側とした場合において、前記上面部の内側に続く構成で連結され、内側となるにつれて下位置となるように外面が傾斜した構成をなし、下端部が前記天板本体部の上面に支持される内側延設部と、
前記上面部の外側に続く構成で連結され、前記天板本体部の前記周縁部に沿って配置され、前記周縁部を外側から覆う構成をなす外縁部と、
前記外縁部の内壁部から張り出し、前記補強板部の端部を下方側から支持する支持部と、
を備え、
前記外縁部は、
前記上面部から下側に続く上側外縁部と、
前記上側外縁部から下側に続く下側外縁部と、
を具備し、
前記上側外縁部の外面の少なくとも一部は、下位置となるにつれて外側となるように傾斜した傾斜面として構成され、且つ、前記内側延設部の外面よりも急勾配で傾斜している。
上記ガスコンロは、枠体に上面部が設けられているため、使用者の意識を上面部に集中させることができ、その分、内側延設部や上側外縁部を目立ちにくくすることができる。しかも、上側外縁部の外面を内側延設部の外面よりも急勾配で傾斜させているため、使用者には、外縁部が垂直に近い壁部であるという印象を与えることができる。これらが相乗的に影響を及ぼすことで、枠体が水平方向に嵩張るように視認されにくくなり、枠体の水平方向の幅が狭いような印象を使用者に与えやすい、スッキリとしたデザインとすることができる。
実施例1のガスコンロを概略的に例示する正面図である。 実施例1のガスコンロの天板部を斜め上側から見た斜視図である。 図2の天板部の平面図である。 図2の天板部の底面図である。 図2の天板部の正面図である。 図2の天板部の背面図である。 図2の天板部の側面図である。 図2の天板部の分解斜視図である。 図2の天板部について、図8とは異なる方向から見た分解斜視図である。 図2の天板部から後板部を取り外した状態を示す斜視図である。 図3のB-B位置で切断した断面を概略的に示す断面図である。 図11で示す断面の一部を拡大して示す断面拡大図である。 図2の一部を拡大して示す拡大図である。
本発明の望ましい例を以下に示す。但し、本発明は、以下の例に限定されない。
本発明において、下側外縁部の外面の少なくとも一部は、下位置となるにつれて内側となるように傾斜した傾斜面として構成されていてもよい。
このようにすれば、使用者が天板部を上側から見下ろしたときに下側外縁部の外面が使用者の視界に入りにくくなる。よって、使用者は、天板部を上側から見下ろしたときに、下側外縁部が存在しない印象又は下側外縁部が狭い印象をもちやすくなる。このように、枠体の領域がより狭い印象を使用者に与えやすい、よりスッキリとしたデザインとなる。
本発明において、上側外縁部の上下方向の長さが、下側外縁部の上下方向の長さよりも大きくなっていてもよい。このようにすれば、使用者が天板部を上側から見下ろしたときに下側外縁部の外面が使用者の視界により入りにくくなる。よって、外縁部を狭く認識させうる場面が生じやすくなる。
本発明は、水平方向において、上面部の内縁が、天板本体部の外縁の位置又は天板本体部の外縁よりも外側の位置に位置していてもよい。このようにすれば、上面部の内縁が天板本体部の外縁よりも大きく内側に入り込むような構成と比較して、上面部の幅がより小さくなり、上面部自体も狭い幅で認識されやすくなる。
<実施例1>
本発明の実施例1に係るガスコンロ1について、図面を参照しつつ説明する。
1-1.ガスコンロの概要
まず、ガスコンロ1の概要を説明する。図1に示すガスコンロ1は、調理鍋等の調理器具を加熱可能なビルトインコンロとして構成され、複数のこんろ部6A,6B,6Cを備えるとともに、器内にグリル庫10を内蔵してなる。このガスコンロ1は、装置本体1Aに天板部4が取り付けられた構成をなす。装置本体1Aは、ガスコンロ1から天板部4や五徳9A,9B,9Cなどを除いた部分であり、ガスコンロ1の外殻をなす筐体部2と、筐体部2内に収容される様々な部品(グリル庫10等)とを有してなる。天板部4は、筐体部2の上端部に固定されている。ガスコンロ1には、天板部4から露出するように、左こんろ部6A、右こんろ部6Bが夫々設けられ、その左右のこんろ部6A,6Bの間で後方寄りに小こんろ部6Cが設けられている。左こんろ部6Aには、コンロバーナ8Aが設けられ、右こんろ6Bには、コンロバーナ8Bが設けられ、小こんろ部6Cには、コンロバーナ8Cが設けられている。コンロバーナ8A,8B、8Cは、公知のガスバーナとして構成され、図示しないガス供給路を介してガスが供給される構成をなし、それぞれの一部が天板部4の上方側に配置されるようになっている。コンロバーナ8A,8B、8Cの周囲には、天板部4に載置された状態で五徳9A,9B,9Cがそれぞれ組み付けられている。天板部4の下方において装置本体1Aの内部中央付近にはグリル庫10が設けられている。
1-2.天板部の構成
次に、天板部4について詳述する。図1のように、天板部4は、上端側が開口してなる筐体部2の上端側に組み付けられて筐体部2を閉塞するものであり、ガスコンロ1の上面部を構成するものである。
天板部4の取付対象となる筐体部2は、図示しない左右の側壁部と、図示しない後壁部と、前壁部として機能する前面パネル2Aと、図示しない底壁部とを備え、前後左右の壁部によって部品の収容空間が囲まれた構成をなし、部品の収容空間の下方側は底壁部によって閉塞される。筐体部2は、上端側が開放した構成をなす箱状形態をなしており、グリル庫10などの各種部品を収容する。天板部4は、筐体部2の上端側に構成される開口部を閉塞する構成で筐体部2に取り付けられる。
なお、本明細書では、天板本体部20の厚さ方向(板厚方向)を上下方向とし、天板本体部20を平面視したときの長手方向を左右方向とし、上下方向及び左右方向と直交する方向を前後方向とする。上下方向において、天板本体部20の表側を上方側とし裏側を下方側とする。
天板部4は、図2~図7のような構成をなし、図8、図9で示す各部品が組み立てられてなる。図9のように、天板部4は、板状の天板本体部20と、天板本体部20の裏面側に固定される補強フレーム80と、天板本体部20の裏面側において左右方向両端付近に配置される作用部材70と、天板本体部20の一部の周縁部に沿うように天板本体部20に固定される枠体30と、枠体30に沿って配置されるパッキン102と、天板本体部20の後方に隣接して配置される後板部40と、天板本体部20における中央側の所定位置にそれぞれ固定される中央側内枠部61,62,63とを備える。
図2、図8、図9で示すように、天板本体部20は、板状に構成された部材であり、ガラス板からなる板状部材、或いは金属板材の表面にホーロー処理を施してガラスコート層を形成した板状部材などとして構成されている。天板本体部20は、全体的に均一な板厚となっており、図2で概念的に示すように、天板本体部20の中央側には、コンロバーナ8A,8B、8Cが挿し通される開口形状のバーナ挿通部21A,21B,21Cが貫通孔として形成されている。図8のように、天板本体部20の周縁部29は、平面視矩形状となっており、周縁部29のうちの前端側周縁部29A及び後端側周縁部29Bは、端部が左右方向に延びる形態をなす。周縁部29のうちの左右端側周縁部29C,29Dは、端部が前後方向に延びる形態をなす。
図2のように、天板本体部20には、中央側内枠部61,62,63がそれぞれ固定される。中央側内枠部61,62,63は、天板本体部20の中央側に形成された各バーナ挿通部21A,21B,21Cの付近にそれぞれ固定される。中央側内枠部61は、天板本体部20の裏面側に板状の組付部材61Aが固定され、天板本体部20の表面側にリング状の座金部材61Bが固定され、これらが固定部材(ねじ等)によって連結される。中央側内枠部62は、天板本体部20の裏面側に板状の組付部材62Aが固定され、天板本体部20の表面側にリング状の座金部材62Bが固定され、これらが固定部材(ねじ等)によって連結される。中央側内枠部63は、天板本体部20の裏面側に板状の組付部材63Aが固定され、天板本体部20の表面側にリング状の座金部材63Bが固定され、これらが固定部材(ねじ等)によって連結される。中央側内枠部61,62,63のそれぞれには、上下に貫通した開口部61C,62C,63Cがそれぞれ形成され、これらがバーナ挿通部21A,21B,21Cのそれぞれと連通しており、天板部4の装着時には、開口部61C,62C,63Cに対して下側からコンロバーナ(ガスバーナ)8A,8B、8Cがそれぞれ挿入されるようになっている。
枠体30は、天板本体部20と補強板部89とが一体的に組み付けられてなる組付体100を外側から囲む構成をなす部品であり、図2のように天板本体部20の領域と天板本体部20の後方側の領域とを外側から囲む構成で配置されるものである(図10も参照)。枠体30は、例えば金属材料や樹脂材料などからなり、図8のように矩形枠状に構成されている。枠体30は、接着剤などの接着媒体によって天板本体部20の周縁部29に接着される構成をなし、天板本体部20の周縁部29の近傍を補強する機能を有する。枠体30は、天板本体部20の前縁部及び両側縁部に固定される第1枠部31と、第1枠部31の後方側に続く構成をなし且つ天板本体部20の後方側の領域の周囲に配置される第2枠部32と、を備える。
具体的には、図8のように、枠体30の前後両端部が左右方向に延びる第1直線状部33,34として構成され、枠体30の左右両端部が前後方向に延びる第2直線状部35,36として構成されている。そして、第1直線状部33及び第2直線状部35,36の一部が天板本体部20の周縁部29に固定される構成をなす。なお、枠体30において天板本体部20の周縁部29に固定される部分が第1枠部31であり、この第1枠部31が露出枠部の一例に相当する。第1枠部31(露出枠部)は、天板本体部20及び補強板部89に隣接し且つ露出した構成をなす部分である。第2枠部32は、第1枠部31の後方側に続く部分であり、枠体30のうち天板本体部20の後端よりも後方側の部分である。図10のように、天板本体部20に枠体30が固定された状態では、第2枠部32が天板本体部20の後端部(後端側周縁部29B)よりも後方側に延びており、その後端部(後端側周縁部29B)と第2枠部32とによって開口部を構成している。
パッキン102は、枠体30の下面に固定されるシール部材であり、図11~図14で示すように、枠体30に沿うように配置される。パッキン102は、天板部4がキッチンカウンターの載置面(取付孔周縁部の上面)に載置されたときに、その載置面と枠体30とによって挟み込まれ、天板部4と載置面の間の隙間を埋めるようにシールする部品である。図12の例では、パッキン102は支持部118の下面部に形成された段差部119に嵌まっている。
後板部40は、例えば金属材料などからなり、天板本体部20と補強板部89と枠体30とが組み付けられてなる組付体100(図10)に固定される部品である。図10で示すように、組付体100は、天板部4から後板部40を外した構造体であり、後板部40は、組付体100において天板本体部20の後方側に構成される開口部(天板本体部20の後端部と枠体30の一部とによって構成される開口部)の開口領域を部分的に埋めるように天板本体部20及び枠体30に固定される。図2、図3のように、後板部40は、天板本体部20の上面部22の後方側に配置される環状上面部43と、環状上面部43に一体的に連結されるとともに天板本体部20の上面部22の後端22Aに沿って配置され、上面部後端22Aを上方側から覆う構成をなす第1被覆部41と、環状上面部43に一体的に連結されるとともに第2枠部32に沿って配置され、第2枠部32を外側から覆う構成をなす第2被覆部42と、を備える。環状上面部43の裏面側後端部付近には、左右方向に延びる補強部材90が固定されている。図2のように、後板部40には、グリル庫10からの排気を排出する排気口49が貫通孔として形成されている。後板部40の表面側には、下方に凹む凹部47が形成されており、凹部47には、図示しないカバー部材が嵌め込まれるようになっている。このカバー部材は、排気口49を覆うように後板部40に装着される部材であり、排気を導出するための多数の貫通孔が形成されてなるものである。このカバー部材が後板部40に装着された状態では、排気口49を介して排出される排気が、カバー部材に形成された多数の貫通孔を介して外部に放出されることになる。
図4、図8、図9のように、天板本体部20の裏面に対しては、複数のフレーム部材を備えてなる補強フレーム80が固定されている。補強フレーム80は、左右方向に延びるフレーム部材(補強部材)81,82,83と、前後方向に延びるフレーム部材(補強部材)84,85,86,87を備え、これらが接着剤などの固定手段によって天板本体部20の裏面に固定されつつ互いに連結されている。そして、フレーム部材81,84,85が補強板部89の一例として構成されている。
補強板部89を構成するフレーム部材81,84,85は、天板本体部20の裏面に固定される長手状且つ板状の部材であり、いずれのフレーム部材も、少なくとも一部が天板本体部20の周縁部29の下方に配置されるものである。フレーム部材81,84,85は、例えば金属材料などからなる。補強板部89のうちフレーム部材84は、天板本体部20の左右方向一方側の端部寄りに固定され、第2直線状部35付近において第2直線状部35に沿って配置される。フレーム部材85は、天板本体部20の左右方向他方側の端部寄りに固定され、第2直線状部36付近において第2直線状部36に沿って配置される。フレーム部材84及びフレーム部材85はいずれも、前後方向に長い板状部材として構成されている。補強板部89のうちフレーム部材81は、天板本体部20の前端部寄りに固定され、第1直線状部33付近において第1直線状部33に沿って配置される。フレーム部材81は左右方向に長い板状部材として構成されている。
図12、図13のように、第1枠部31(露出枠部)は、上面部112と、内側延設部113と、外縁部114と、支持部118とを備える。そして、上面部112、内側延設部113、外縁部114、支持部118が一体化した構成で、第1枠部31が形成されている。なお、図12では、枠体30を所定位置において当該所定位置での枠体30の延出方向と直交する方向に切断した切断面を例示したが、枠体30の周方向のいずれの位置でも枠体30が延びる方向と直交する方向に切断した切断面の形状は図12のようになっている。例えば、第1直線状部33,34のいずれの位置でも、それぞれが直線状に延びる方向と直交する方向に切断した切断面は図12のような形状であり、第2直線状部35,36のいずれの位置でも、それぞれが直線状に延びる方向と直交する方向に切断した切断面は図12のような形状である。また、第2枠部32の各位置での断面形状は、第1枠部31の各位置での断面形状と同様である。
上面部112は、枠体30の上端の面を構成する部分であり、天板本体部20の上面よりも上側に配置される。上面部112の幅は、内側延設部113の幅よりも小さい。上面部112の外面(上面)は、天板本体部20の厚さ方向と直交する平面方向に沿った平坦面(具体的にはその平面方向と略平行な平坦面)である。枠体30の周方向所定位置での上面部112及び内側延設部113の幅は、当該周方向所定位置において上面部112が延びる方向(枠体30が延びる方向)及び天板本体部20の厚さ方向と直交する方向を当該周方向所定位置での幅方向としたときの上面部112の幅方向の大きさ及び内側延設部113の幅方向の大きさである。
内側延設部113は、枠体30によって囲まれる領域の中心側(天板本体部20の中心側)を内側とした場合において、上面部112の内側に続く構成で連結され、内側となるにつれて下位置となるように外面が傾斜した構成をなす。そして、内側延設部113の下端部は、天板本体部20の上面に支持される。例えば、枠体30の周方向においていずれの位置を上記「周方向所定位置」とした場合でも、当該周方向所定位置での幅方向において、上面部112の内側に内側延設部113が連結し、内側延設部113は幅方向において上面部112から離れるほど上面が下位置となるように傾斜している。図12の例では、内側延設部113の内側の端部(幅方向一方側の端部)が支持部118の内側の端部(幅方向一方側の端部)よりも内側に入り込んでいる。
外縁部114は、上面部112の外側に続く構成で連結され、天板本体部20の周縁部に沿って配置される部分である。外縁部114は、天板本体部20の周縁部29を外側から覆う構成をなす。この外縁部114は、上面部112から下側に続く上側外縁部115と、上側外縁部115から下側に続く下側外縁部116と、を具備する。上側外縁部115の外面は、下位置となるにつれて外側となるように傾斜した傾斜面として構成され、且つ、内側延設部113の外面よりも急勾配で傾斜している。下側外縁部116の外面は、下位置となるにつれて内側となるように傾斜した傾斜面として構成されている。図12の例では、内側延設部113の外面(上面)と垂直方向(天板本体部20の厚さ方向と平行な方向)とのなす角度θ1が、上側外縁部115の外面と垂直方向(天板本体部20の厚さ方向と平行な方向)とのなす角度θ2よりも大きい。下側外縁部116の外面と垂直方向(天板本体部20の厚さ方向と平行な方向)とのなす角度θ3は、θ1よりも小さく、θ2と同程度である。また、上側外縁部115の上下方向の長さL1が、下側外縁部116の上下方向の長さL2よりも大きくなっている。
更に、枠体30の周方向においていずれの位置を上記「周方向所定位置」とした場合でも、図12のように、当該周方向所定位置での幅方向において、枠体30の内面(枠体30の内壁面において周縁部29と対向する面)から内側延設部113の先端までの幅L5が、当該内面から外縁部114の外縁までの幅L4よりも大きくなっており、上側外縁部115の外面(傾斜面)の幅L3よりも大きくなっている。また、上側外縁部115の外面(傾斜面)の幅L3は、上面部112の幅よりも小さくなっている。
図12のように、天板部4では、水平方向(天板本体部20の厚さ方向と直交する平面と平行な方向)において、上面部112の内縁が、天板本体部20の外縁の位置又は天板本体部20の外縁よりも外側の位置に位置する。具体的には、枠体30の周方向においていずれの位置を上記「周方向所定位置」とした場合でも、図12のように、当該周方向所定位置での幅方向において、上面部112の幅方向一方側の端部が、天板本体部20の幅方向他方側の端部よりも外側に位置している。
支持部118は、外縁部114の内壁部から内側に張り出し、補強板部89の端部を下方側から支持する部分である。図12の構成では、天板本体部20の周縁部29付近と補強板部89の端部付近とが内側延設部113と支持部118とによって上下に挟み込まれている。なお、図示はしていないが、図12において、枠体30、天板本体部20、補強板部89によって囲まれる領域には、接着剤などの接着媒体(図示省略)を配置することができる。
1-3.効果
ガスコンロ1は、枠体30に上面部112が設けられているため、使用者の意識を上面部112に集中させることができ、その分、内側延設部113や上側外縁部115を目立ちにくくすることができる。しかも、上側外縁部115の外面を内側延設部113の外面よりも急勾配で傾斜させているため、使用者には、外縁部114が垂直に近い壁部であるという印象を与えることができる。これらが相乗的に影響を及ぼすことで、枠体30が水平方向に嵩張るように視認されにくくなり、枠体30の水平方向の幅が狭いような印象を使用者に与えやすい、スッキリとしたデザインとすることができる。
更に、下側外縁部116の外面が、下位置となるにつれて内側となるように傾斜した傾斜面として構成されている。このようにすれば、使用者が天板部4を上側から見下ろしたときに下側外縁部116の外面が使用者の視界に入りにくくなる。よって、使用者は、天板部4を上側から見下ろしたときに、下側外縁部116が存在しない印象又は下側外縁部116が狭い印象をもちやすくなる。このように、枠体30の領域がより狭い印象を使用者に与えやすい、よりスッキリとしたデザインとなる。
更に、上側外縁部115の上下方向の長さが、下側外縁部116の上下方向の長さよりも大きくなっている。このようにすれば、使用者が天板部4を上側から見下ろしたときに下側外縁部116の外面が使用者の視界により入りにくくなる。よって、外縁部114を狭く認識させうる場面が生じやすくなる。
更には、水平方向において、上面部112の内縁が、天板本体部20の外縁の位置又は天板本体部20の外縁よりも外側の位置に位置している。このようにすれば、上面部112の内縁が天板本体部20の外縁よりも大きく内側に入り込むような構成と比較して、上面部112の幅がより小さくなり、上面部112自体も狭い幅で認識されやすくなる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、上述した実施例や後述する実施例の様々な特徴は、発明の趣旨を逸脱せず且つ矛盾しない組み合わせであればどのように組み合わせてもよい。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
実施例1では、下側外縁部の外面は、下位置となるにつれて内側となるように傾斜した傾斜面として構成されているが、垂直面(天板本体部の厚さ方向と平行な方向に沿った面)として構成されていてもよい。
実施例1では、上側外縁部の上下方向の長さが、下側外縁部の上下方向の長さよりも大きい構成を例示したが、これらが同程度の長さであってもよく、下側外縁部のほうが長くてもよい。
実施例1では、水平方向において、上面部の内縁が、天板本体部の外縁の位置又は天板本体部の外縁よりも外側の位置に位置する構成を例示したが、上面部の内縁が天板本体部の外縁よりも内側に位置してもいてもよい。
実施例1では、枠体において周方向の一部領域が露出枠部として構成されていたが、周方向の全領域が露出枠部として構成されていてもよい。
1…ガスコンロ
2…筐体部
4…天板部
20…天板本体部
29…周縁部
30…枠体
31…第1枠部(露出枠部)
89…補強板部
112…上面部
113…内側延設部
114…外縁部
115…上側外縁部
116…下側外縁部
118…支持部

Claims (4)

  1. 上端側が開放した形態をなす筐体部と、
    前記筐体部の上端側に組み付けられて前記筐体部を閉塞する天板部と、
    を有するガスコンロであって、
    前記天板部は、
    板状の天板本体部と、
    前記天板本体部の裏面側に固定され、少なくとも一部が前記天板本体部の周縁部の下方に配置される補強板部と、
    前記天板本体部と前記補強板部とが一体的に組み付けられてなる組付体を外側から囲む構成をなし、少なくとも一部が、前記天板本体部及び前記補強板部に隣接し且つ露出した露出枠部として構成される枠体と、
    を有し、
    前記露出枠部は、
    前記天板本体部よりも上側に配置される上面部と、
    前記枠体によって囲まれる領域の中心側を内側とした場合において、前記上面部の内側に続く構成で連結され、内側となるにつれて下位置となるように外面が傾斜した構成をなし、下端部が前記天板本体部の上面に支持される内側延設部と、
    前記上面部の外側に続く構成で連結され、前記天板本体部の前記周縁部に沿って配置され、前記周縁部を外側から覆う構成をなす外縁部と、
    前記外縁部の内壁部から張り出し、前記補強板部の端部を下方側から支持する支持部と、
    を備え、
    前記外縁部は、
    前記上面部から下側に続く上側外縁部と、
    前記上側外縁部から下側に続く下側外縁部と、
    を具備し、
    前記上側外縁部の外面、下位置となるにつれて外側となるように傾斜した傾斜面として構成され、且つ、前記内側延設部の外面よりも急勾配で傾斜し
    前記上側外縁部の下端は、前記支持部の上端よりも下位置に配置され、
    前記外縁部の外縁から前記内側延設部の先端までの幅が前記上側外縁部の上下方向の長さよりも小さく、
    前記天板本体部と前記補強板部の両方が前記内側延設部と前記支持部とによって上下に挟み込まれている
    ガスコンロ。
  2. 前記下側外縁部の外面の少なくとも一部は、下位置となるにつれて内側となるように傾斜した傾斜面として構成されている
    請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 前記上側外縁部の上下方向の長さが、前記下側外縁部の上下方向の長さよりも大きい
    請求項2に記載のガスコンロ。
  4. 水平方向において、前記上面部の内縁が、前記天板本体部の外縁の位置又は前記天板本体部の外縁よりも外側の位置に位置する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガスコンロ。
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