JP2006010281A - コンロ用天板の装着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カウンタートップ(K)に形成された開口部(K1)内に収容される本体ケース(10)と、その上方開放部から外方へ張り出させて開口部(K1)周縁に係止させる外周フランジ(14)とから構成されているコンロ本体(1)の上方に被覆させるコンロ用天板の装着構造に関し、コンロ本体(1)への天板(2)の装着を正確かつ容易に行うことができるようにすること。
【解決手段】 外周フランジ(14)の上面と、これに対応する天板(2)の裏面のどちらか一方に、凸片(11)(12)(13)が設けられると共に、どちらか他方に、凸片(11)(12)(13)を嵌合可能な大きさ形状の凹部(21)(22)(23)が設けられ、天板(2)がコンロ本体(1)に対して正確に位置合わせされたとき、凸片(11)(12)(13)と凹部(21)(22)(23)とがそれぞれ対応し合うように両者の形成位置が設定されていること。
【選択図】 図2

Description

この発明はコンロ用天板の装着構造、特に、コンロ本体の上端開放部を被覆するためのコンロ用天板をコンロ本体に適正位置に位置決めした状態で装着できる装着構造に関する。
図1は、本発明の対象となるガスコンロとしての、システムキッチンのカウンタートップ(K)に開設された開口部(K1)に落とし込み状態に装着される形式のドロップインコンロの斜視図である。
この形式のドロップインコンロは、正面に操作部(110)(111)を備えたコンロ本体(1)と、その上端開放部を被覆するコンロ用天板(2)を具備していると共に、前記コンロ用天板(2)には、ガスバーナ(31)(32)(33)に対応する各位置に、開口(2a)(2b)(2c)が開設されていると共に、前記それらの上方には五徳(41)(42)(43)が配設されている。
図9は、コンロ用天板(2)の従来の構造を示す断面図であり、図1に現れる特定のガスバーナ(31)の配設部からコンロ用天板(2)の前辺部に至る範囲を図示した要部拡大断面図である。
コンロ本体(1)を構成する本体ケース(10)の上端には、外周フランジ(14)が外側に張り出しており、この外周フランジ(14)は、コンロ本体(1)を前記開口部(K1)に落とし込む際に、前記開口部(K1)の周縁部に支持させるためのフランジであって、図示例ではこの外周フランジ(14)にはゴムパッキン(15)が外嵌されている。
一方、コンロ本体(1)の上端開放部を覆うコンロ用天板(2)の外枠(4)には、内周フランジ(49)が水平に張り出しており、前記内周フランジ(49)にガラス板(5)の外周部(59)が載置される。
また、ガラス板(5)の下方には、ガラス板(5)の破損時における破片の飛散防止や、コンロ本体(1)の内部の光がガラス板(5)を透過して上方に漏れるのを防ぐために、ガラス板(5)と平行に金属製の裏板(20)が添設されており、この裏板(20)の外周縁が、外枠(4)の内周に形成された係合溝(40)に係合されている。
前記構成のドロップインコンロにおいては、コンロ本体(1)を前記開口部(K1)に落とし込んだ後に、前記コンロ用天板(2)のバーナ用開口(2a)(2b)(2c)が前記ガスバーナ(31)(32)(33)の上方に位置するように、前記コンロ用天板(2)の位置を調節しながらコンロ用天板(2)をコンロ本体(1)に装着している。
特開平10−41727号公報 実用新案登録第2505158号公報
しかしながら、このような従来の構成では、コンロ用天板(2)のコンロ本体(1)への位置決めは、バーナ用開口(2a)(2b)(2c)とガスバーナ(31)(32)(33)の位置を目視確認しながら行っており、両者の位置合わせを正確に行うには、作業員の熟練が必要とされていた。そのため、熟練度の低い作業員では、コンロ用天板(2)の装着を迅速かつ正確に行うのが困難であった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、『カウンタートップに形成された開口部内に落とし込み状態に収容される上方開放の本体ケースと、前記本体ケースの上方開放部から外方へ張り出させて前記開口部周縁に係止させる外周フランジとから構成されているコンロ本体の上方に被覆させるコンロ用天板の装着構造』において、作業員の熟練を必要とすることなく、コンロ本体へのコンロ用天板の装着を正確かつ容易に行うことができるコンロ用天板の装着構造を提供することを課題とする。
(1)上記課題を解決するための請求項1に係る発明の技術的手段は、『前記外周フランジの上面と、これに対応する前記天板の裏面の所定箇所のどちらか一方に、凸片が設けられると共に、どちらか他方に、前記凸片を嵌合可能な大きさ形状の凹部が設けられ、
前記コンロ用天板が前記コンロ本体に対して正確に位置合わせされたとき、前記凸片と前記凹部とが対応し合うように両者の形成位置が設定されている』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
天板をコンロ本体の上面に略平行に位置させて、凸片と凹部とが対応するように、前記天板を前後左右に微調整する。前記凸片が凹部に対応して嵌り込んだ位置が、前記コンロ本体に対する前記天板の適正位置となる。
(2)上記請求項1において、『前記天板は、ガラス板と、このガラス板の裏面に添設される裏板と、前記裏板の周縁が係合される係合溝が内方に向かって形成されている外枠とからなり、前記凸片は前記外周フランジの外周縁の一部を切り起こして形成されていると共に、前記凹部は、前記裏板の外周縁を切欠いて形成された切欠である』ものでは、前記凸片は外周フランジの外周縁から切り起こされて形成されており、凹部は裏板の外周縁を外方に開放するように切り欠いて形成されている。前記外枠の係合溝には、前記前記裏板の周縁のうち、切欠が形成されていない部分が嵌め込まれる態様となる。
(3)請求項2において、『前記裏板は、中央裏板とその両脇に設けられる一対の側方裏板とから構成され、前記中央裏板の一辺の両端を側方に開放するように切欠くことにより、前記中央裏板と一対の側方裏板とを組み合わせたときに、前記中央裏板と前記側方裏板とで囲まれる範囲に前記凹部が形成されるようにした』ものでは、中央裏板と一対の側方裏板とに分割形成される裏板の場合に、前記中央裏板の両側に前記側方裏板を取り付けると同時に、前記凹部としての切欠が形成することができる。
(4)請求項2または3において、『前記凸片は、前記外周フランジから部分的に立ち上がるように設けられた立ち上がり片と、この立ち上がり片に連続して前記外周フランジの張出方向にほぼ水平に延設された水平片とから構成され、前記凹部は、前記水平片が収容可能な大きさ形状に形成されていると共に、コンロ用天板をコンロ本体に装着した際に、前記水平片の先端が、前記裏板の外周縁とともに前記外枠の前記係合溝に差し込まれる』ものでは、前記凹部は前記立ち上がり片の水平片の大きさ形状に合わせて形成された切欠となり、天板を装着させたときには、切欠かれた部分を補うように、前記凹部に前記水平片が対応し、前記裏板の外周縁の他の部分と共に前記係合溝内に差し込まれる。
(5)上記各項において、『前記凸片は、前記外周フランジのいずれか一辺にのみ形成されている』ものでは、コンロ用天板を、前記外周フランジの上方に略平行状態に保持し、これを前記外周フランジの凸片が形成されている一辺側から対向する他の一辺の側に向けてスライドさせ、前記凸片が前記凹部に対応した時点で、コンロ用天板を前記外周フランジ上に載置することにより、前記天板を適正位置に装着することができる。
(6)上記課題を解決するための請求項6に係る発明の技術的手段は、『カウンタートップに形成された開口部内に落とし込んで収容される上方開放の本体ケースと、前記本体ケースの上方開放部から外方へ張り出させて前記開口部周縁に係止させる外周フランジとからなるコンロ本体の上方に被覆させるコンロ用天板の装着構造において、
前記外周フランジの上面に、前記外周フランジから部分的に立ち上がるように設けられた立ち上がり片と、この立ち上がり片に連続して前記外周フランジの張出方向にほぼ水平に延設された水平片とを具備する凸片が形成され、
前記天板は、ガラス板と、このガラス板の裏面に添設される裏板と、前記裏板の周縁が係合される係合溝が内方に向かって形成される外枠とからなり、
前記天板が前記コンロ本体上の適正箇所に装着されるとき、前記裏板の周縁の下方に前記水平片が位置するように設定されていると共に、前記水平片の先端が対応する前記溝部の下方には、前記水平片が水平姿勢で係止可能で且つ前記水平片の幅に略一致する幅の切欠凹部が形成されている』ことを特徴とするもので、このものでは、凸片が対応する凹部を、裏板にではなく、外枠内に設ける構成としたものである。具体的には、裏板の周縁が載置される外枠の係合溝の所定箇所を、所定幅及び所定深さだけ下方へ切り欠いて切欠凹部を形成すれば良く、前記凸片を構成する立ち上り片の水平片が、前記切欠凹部に、略密嵌状態に且つ水平姿勢に差し込まれて係止されることによって、前記天板は前記コンロ本体の適正位置に装着され、左右にずれることがない。
以上のように、本発明によれば、コンロ本体の凸片にコンロ用天板の凹部を対応させるだけでコンロ用天板の位置合わせができるので、従来のような熟練を要することなく、容易かつ正確にコンロ用天板のコンロ本体への装着を行うことができる。
請求項2の発明によれば、前記凹部は、コンロ用天板の裏板を所定形状に切欠くことにより形成されるので、裏板の製作時に前記切欠き部分を打ち抜き加工等で容易に形成することができる。従って、本発明を実現するためのコンロ用天板を安価に提供できる。
請求項3の発明によれば、裏板が中央裏板と一対の側方裏板とに分割形成される場合において、前記切欠きの形成位置の決定が容易となるとともに、裏板の組付けの際に自動的に凹部が形成されることとなる。
請求項4の発明によれば、コンロ用天板をコンロ本体に装着した際に、前記水平片の先端が前記裏板の外周縁とともに前記外周枠の係合溝に係合するので、コンロ本体に装着したコンロ用天板が左右はもちろん、上方に外れる不都合も防止することができる。
請求項5の発明によれば、コンロ用天板をコンロ本体に装着するにあたり、コンロ用天板を前記コンロ本体上で、一方にスライドさせることにより、前記凸片を凹部に対応させてコンロ用天板をコンロ本体に装着することができるから、コンロ用天板の装着が一層容易なものとなる。
請求項6の発明によれば、プレスの打ち抜きにより外枠が形成されている場合にも対応させることができる。この場合、外枠の外周端縁は、内側に巻かれてカーリング部が形成され、前記カーリング部の上方域が、裏板が係合される溝部となり、前記カーリング部の頂部に、前記裏板が係止され、前記水平片が係止される切欠凹部は、前記カーリング部を切り欠いて形成することができる。
次に、本発明を適用したドロップインコンロの第1番目の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
このドロップインコンロは、図1に示すように、正面に操作部(110)(111)を備えたコンロ本体(1)とその上方開放部を被覆するコンロ用天板(以下、天板(2)という)を具備しているとともに、前記コンロ本体(1)に配設されたガスバーナ(31)(32)(33)は、天板(2)に開設されたバーナ用開口(2a)(2b)(2c)を介して露出している。また、天板(2)には、各ガスバーナ(31)(32)(33)に対して上方から臨むように五徳(41)(42)(43)が載置されている。
そして、図2に示すように、コンロ本体(1)を構成する本体ケース(10)には、コンロ本体(1)をシステムキッチンのカウンタートップ(K)に形成されるコンロ落とし込み用の開口部(K1)に落とし込んだ際に、前記開口部(K1)の内周縁と係合してコンロ本体(1)を落とし込み状態で保持させるための外周フランジ(14)が本体ケース(10)の上端から外側に水平に張り出すように形成されている。
尚、図2は、図1のガスバーナ(31)に対応するバーナ用開口(2a)付近から天板(2)の前辺部に至る範囲の断面構造を図示している。
外周フランジ(14)は、前記本体ケース(10)の上端全周に形成されており、この外周フランジ(14)のうち、少なくとも一辺(本実施の形態ではコンロ本体(1)の正面側の前端辺(14a)とする。)には、天板(2)の装着時に位置合わせ用の係合部として作用する、上向きに突出する形状の3つの凸片(11)(12)(13)が設けられている。
前記凸片(11)(12)(13)は、図3に示すように、外周フランジ(14)の前端辺(14a)の3箇所を切り起こして設けたものであり、図4の、図3のX−X断面に示すように、それぞれ、前記外周フランジ(14)から立ち上がるように設けられた立ち上がり片(11b)(12b)(13b)と、この立ち上がり片(11b)(12b)(13b)に連続して前記外周フランジ(14)の張出方向に沿ってほぼ水平に延設された水平片(11a)(12a)(13a)とから構成される。
そして、この水平片(11a)(12a)(13a)は、後述する如く、天板(2)をコンロ本体(1)に装着する際に、その先端が、裏板(20)の外周縁とともに天板(2)の外枠(4)に形成された係合溝(40)内に係合するように、外周フランジ(14)の端縁よりも外方に突出するように形成されている。
なお、本実施形態では、前記凸片(11)(12)(13)を設けるにあたり、前記外周フランジ(14)の一部を打ち抜き曲折することにより形成している。
次に、天板(2)について説明する。
図5は、天板(2)を下方から見た状態の分解斜視図である。
天板(2)は、外枠(4)と、該外枠(4)内に周縁部が収容される矩形状のガラス板(5)と、該ガラス板(5)の一方の長辺側(コンロ本体(1)の後方)に配設される排気枠(6)と、排気枠(6)上に載置される排気口カバー(7)とを備えている。また、ガラス板(5)の裏面には裏板(20)が添設されており、この裏板(20)の外周縁の、前記凸片(11)(12)(13)にそれぞれ対応する位置に、前記水平片(11a)(12a)(13a)がちょうど収容される大きさ形状の凹部(21)(22)(23)が形成されている。
尚、この実施の形態では、裏板(20)は、中央裏板(8)と、その両脇に配設される一対の側方裏板(9)(9)からなる三枚構成となっており、中央裏板(8)の一方の長辺(天板(2)の前辺側)の中央は略コ字状に、両端部は略L字状に切り欠かれた切欠(8a)(8b)(8c)が、前方及び側方に開放するように形成されている。
側方裏板(9)(9)の、中央裏板(8)との接合側の長辺部(91)(91)には結合片(92)(92)が起立しており、前記結合片(92)(92)に対応する中央裏板(8)側の両側辺には、結合片(83)(83)が形成されている。これら結合片(83)(92)相互を重ね合わせて両者をビス止めすることにより、中央裏板(8)の両側方に側方裏板(9)が連結し、裏板(20)が一体化される。
中央裏板(8)の両側方に側方裏板(9)を連結させることにより、図6に示すように、中央裏板(8)の前記一辺の両端に開放するように形成されていた切欠(8a) (8c)が、中央の切欠(8b)と同様、略コ字状の切欠となり、これにより、前記切欠(8a)(8b)(8c)が、前記凸片(11)(12)(13)の水平片(11a)(12a)(13a)にそれぞれ対応する前記凹部(21)(22)(23)として機能することとなる。
これら凹部(21)(22)(23)は、上述したように、天板(2)をコンロ本体(1)に装着する際に、前記凸片(11)(12)(13)の水平片(11a)(12a)(13a)に対応させることで、コンロ本体(1)に対して天板(2)の位置合わせができるように構成されたもので、この凹部(21)(22)(23)の配設位置や配設数は前記凸片(11)(12)(13)の位置や数に対応させてある。凹部(21)(22)(23)を前記凸片(11)(12)(13)にそれぞれ対応するように天板(2)をコンロ本体(1)上に載置することにより、前記ガラス板(5)に開口させた3つの開口(50a)(50b)(50c)が、裏板(20)に開口させた3つの開口(20a)(20b)(20c)にそれぞれ同心状に対応することとなり、天板(2)のバーナ用開口(2a)(2b)(2c)が正しく位置合わせされた状態で形成されることとなる。
又、中央裏板(8)の他方の長辺には、既述排気枠(6)側の長辺に沿ってネジ挿通孔(86)(86)が形成されており、これらネジ挿通孔(86)(86)から既述排気枠(6)の下面の細溝(65)内にタッピングビス(87)(87)を螺入することにより、中央裏板(8)は前記他方の長辺で、排気枠(6)に固定される。
前記外枠(4)は、アルミニウム材を押し出し成型した長尺状の型材を適宜長さに切断して矩形状に曲成したものである。
図2に示すように、外枠(4)の内周には、裏板(20)を係合させるための係合溝(40)が形成されている。
なお、外枠(4)は、コンロ本体(1)を構成する本体ケース(10)の上端から張り出した外周フランジ(14)に外嵌されたゴムパッキン(15)に載置されるとともに、該ゴムパッキン(15)は、システムキッチンのカウンタートップ(K)に開設されたコンロ落とし込み用の開口(K1)を包囲する位置に配設されている。
このように構成されたドロップインコンロにおいては、前記カウンタートップ(K)の開口部(K1)にコンロ本体(1)を落とし込んだ状態で、天板(2)を前記外周フランジ(14)の上方に略平行状態に保持しながら、コンロ本体(1)の前方(凸片(11)(12)(13)が配設された一辺側)から後方(排気枠(6)が配設されている側)に向けてスライドさせる。その際に、コンロ本体(1)の凸片(11)(12)(13)の水平片(11a)(12a)(13a)に天板(2)の裏板(20)の凹部(21)(22)(23)をそれぞれかみ合わせながら、左右方向の位置合わせをし、図2に示すように、天板(2)の外枠(4)に設けられた係合溝(40)に、前記裏板(20)を、水平片(11a)(12a)(13a)と共に差し込むことにより、天板(2)をコンロ本体(1)の正しい位置に容易かつ迅速に位置決め装着することができる。そして、一旦装着した状態においては、天板(2)が左右にずれたり、あるいは上方に外れたりすることがない。
尚、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、前記凸片(11)(12)(13)は、本体ケース(10)に設けられた外周フランジ(14)の一部を打ち抜き曲折することにより外周フランジ(14)と一体に構成された場合を示したが、この凸片(11)(12)(13)は外周フランジ(14)から上向きに突出して設けられていればよく、外周フランジ(14)や本体ケース(10)とは別体に構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、外周フランジ(14)の3箇所に凸片(11)(12)(13)が設けられた場合を示したが、この凸片(11)(12)(13)は外周フランジ(14)の一辺に少なくとも1箇所に設けられていればよい。なお、天板(2)の位置合わせをより正確に行わせ、また装着した天板(2)の左右方向へのずれを防止するには、複数箇所に設けるのが好ましい。
なお、上述した実施形態では、凹部(21)(22)(23)の配設位置や数、形状を、前記凸片(11)(12)(13)のそれに合わせて設定する場合を示したが、これとは反対に、凹部(21)(22)(23)の配設位置や数、形状などを先に設定し、これに対応させて凸片(11)(12)(13)を設定してもよい。
この凸片(11)(12)(13)は、天板(2)をコンロ本体(1)に装着する際に、該天板(2)の裏面外周縁に設けられる凹部(21)(22)(23)に対応させることによって天板(2)の位置合わせができるようにするためのものであるから、この凸片(11)(12)(13)の形状やその配設数や配設間隔等は、この目的の範囲内で任意に設定可能であるが、本実施形態では、上述したように、天板(2)をコンロ本体(1)の上で、一方から他方へスライドさせながら、凸片(11)(12)(13)の水平片(17)を裏板(20)に設けられた凹部(21)(22)(23)にそれぞれ係合させる装着方法を可能とするために、前記凸片(11)(12)(13)は外周フランジ(14)の少なくともいずれか一辺(図示例では前端辺(14a))に集中させて設けるようにした。
次に、第2番目の実施の形態の天板の装着構造について、図7及び図8に基づいて説明する。
上述した第1番目の実施の形態のコンロ用天板では、外枠(4)は、アルミニウム材の押し出し成型によって得られた長尺の型材を矩形状に折り曲げたものを採用したが、この実施の形態のものでは、ステンレス材のプレス成型によって、排気枠付きの一体ものとしたものを採用した。この場合、外枠(4)の外周縁は、内側にカーリングされて、所定の高さのカーリング部(44)が形成されており、前記カーリング部(44)の上方が、係合溝(40)として機能することとなる。
天板(2)は、上記第1番目に実施の形態のものと同様に、ガラス板(5)の裏側に裏板(20)が添設される構成とし、コンロ本体(1)の本体ケース(10)の上方開放端からは、全域にわたって外周フランジ(14)を張り出させている。前記外周フランジ(14)の前端辺(14a)の外周縁の所定箇所は切り起こされて、上記第1番目に実施の形態のものと同様な、水平片(11a)(12a)(13a)を具備させた凸片(11)(12)(13)が形成されている。但し、この第2番目の実施の形態のものでは、前記天板(2)をコンロ本体(1)の上方に装着させた状態にて、前記水平片(11a)(12a)(13a)は、前記裏板(20)の周縁部分の下方に位置するように設定されている。
前記天板(2)の裏板(20)の周縁部分は、図7に示すように、前記外枠(4)のカーリング部(44)の頂部(45)に係止されていることから、前記天板(2)をコンロ本体(1)の上方の適正な位置に載置させた装着状態においては、前記水平片(11a)(12a)(13a)の先端は、前記カーリング部(44)の前記頂部(45)よりも低く位置する態様となる。そこで、前記水平片(11a)(12a)(13a)が対応する、前記カーリング部(44)の各位置には、図8に示すように、前記水平片(11a)(12a)(13a)をちょうど差し込み可能な切欠凹部(46)を形成した。
これにより、プレス成型された外枠(4)のカーリング部(44)の頂部(45)に裏板(20)の周縁部が載置されるように、外枠(4)、ガラス板(5)及び裏板(20)を組み付けてなる天板(2)を、前端辺(14a)に凸片(11)(12)(13)が突設された外周フランジ(14)を具備するコンロ本体(1)の上方の適正位置に装着させると、前記カーリング部(44)の頂部(45)を部分的に切り欠いて形成した切欠凹部(46)内に、水平片(11a)(12a)(13a)がそれぞれ差し込まれて水平に係止されることとなる。このように、水平片(11a)(12a)(13a)を各切欠部(46)に対応させた状態で、天板(2)を載置することで、前記天板(2)は、コンロ本体(1)に対して適正な装着位置に装着できると共に、前記各水平片(11a)(12a)(13a)が切欠部(46)内に挟まれた状態に係止されることにより、天板(2)が左右にずれる不都合もない。すなわち、第2番目の実施の形態では、前記外枠(4)のカーリング部(44)の頂部(45)の上方に形成される隙間が、上記した第1番目の実施の形態の係合溝(40)に対応し、切欠凹部(46)が、水平片(11a)(12a)(13a)が係合する凹部(21)(22)(23)に対応する関係となっている。
上記第1及び第2番目の両実施の形態に示されているように、周縁に水平片(11a)(12a)(13a)を具備する凸片(11)(12)(13)が突設する外周フランジ(14)を具備させた構成のコンロ本体(1)は、外枠(4)が押し出し成型又はプレス成型のどちらの成型方法で製作されたものであっても、対応させることが可能である。
本発明の適用対象であるドロップインコンロの全体斜視図。 本発明の第1番目の実施の形態のコンロ用天板の要部拡大断面図。 本発明の第1番目の実施の形態のコンロ用天板を装着させるコンロ本体の部分平面図。 図3のX−X断面図。 本発明の適用対象であるドロップインコンロの天板の分解斜視図。 本発明の第1番目の実施の形態のコンロ用天板の底面図。 本発明の第2番目の実施の形態のコンロ用天板の要部拡大断面図。 本発明の第2番目の実施の形態のコンロ用天板の外枠とコンロ本体の外周フランジとの関係を示す説明図。 従来のドロップインコンロにおける天板の装着構造を示す説明図。
符号の説明
(1) コンロ本体
(10) 本体ケース
(11)(12)(13) 凸片
(14) 外周フランジ
(2) 天板
(21)(22)(23) 凹部

Claims (6)

  1. カウンタートップに形成された開口部内に落とし込み状態に収容される上方開放の本体ケースと、前記本体ケースの上方開放部から外方へ張り出させて前記開口部周縁に係止させる外周フランジとから構成されているコンロ本体の上方に被覆させるコンロ用天板の装着構造において、
    前記外周フランジの上面と、これに対応する前記コンロ用天板の裏面の所定箇所のどちらか一方に、凸片が設けられると共に、どちらか他方に、前記凸片を嵌合可能な大きさ形状の凹部が設けられ、
    前記コンロ用天板が前記コンロ本体に対して正確に位置合わせされたとき、前記凸片と前記凹部とが対応し合うように両者の形成位置が設定されていることを特徴とするコンロ用天板の装着構造。
  2. 請求項1に記載のコンロ用天板の装着構造において、前記天板は、ガラス板と、このガラス板の裏面に添設される裏板と、前記裏板の周縁が係合される係合溝が内方に向かって形成されている外枠とからなり、前記凸片は前記外周フランジの外周縁の一部を切り起こして形成されていると共に、前記凹部は、前記裏板の外周縁を切欠いて形成された切欠であることを特徴とするコンロ天板の装着構造。
  3. 請求項2に記載のコンロ用天板の装着構造において、前記裏板は、中央裏板とその両脇に設けられる一対の側方裏板とから構成され、前記中央裏板の一辺の両端を側方に開放するように切欠くことにより、前記中央裏板と一対の側方裏板とを組み合わせたときに、前記中央裏板と前記側方裏板とで囲まれる範囲に前記凹部が形成されるようにしたことを特徴とするコンロ用天板の装着構造。
  4. 請求項2または3に記載のコンロ用天板の装着構造において、前記凸片は、前記外周フランジから部分的に立ち上がるように設けられた立ち上がり片と、この立ち上がり片に連続して前記外周フランジの張出方向にほぼ水平に延設された水平片とから構成され、前記凹部は、前記水平片が収容可能な大きさ形状に形成されていると共に、前記コンロ用天板をコンロ本体に装着した際に、前記水平片の先端が、前記裏板の外周縁とともに前記外枠の前記係合溝に差し込まれることを特徴とするコンロ用天板の装着構造。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のコンロ用天板の装着構造において、前記凸片は、前記外周フランジのいずれか一辺にのみ形成されていることを特徴とするコンロ用天板の装着構造。
  6. カウンタートップに形成された開口部内に落とし込み状態に収容される上方開放の本体ケースと、前記本体ケースの上方開放部から外方へ張り出させて前記開口部周縁に係止させる外周フランジとからなるコンロ本体の上方に被覆させるコンロ用天板の装着構造において、
    前記外周フランジの上面に、前記外周フランジから部分的に立ち上がるように設けられた立ち上がり片と、この立ち上がり片に連続して前記外周フランジの張出方向にほぼ水平に延設された水平片とを具備する凸片が形成され、
    前記天板は、ガラス板と、このガラス板の裏面に添設される裏板と、前記裏板の周縁が係合される係合溝が内方に向かって形成される外枠とからなり、
    前記天板が前記コンロ本体上の適正箇所に装着されるとき、前記裏板の周縁の下方に前記水平片が位置するように設定されていると共に、前記水平片の先端が対応する前記溝部の下方には、前記水平片が水平姿勢で係止可能で且つ前記水平片の幅に略一致する幅の切欠凹部が形成されていることを特徴とするコンロ用天板の装着構造。
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