JP2005061382A - エアークリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 下ケースに対して上ケースを着脱させる際に、上ケースの開口周縁部がフィルタ部材のシール部と干渉するのを避ける。
【解決手段】 流入口を有する下ケース2と、流出口25を有する上ケース20と、下ケース2内に設けられるとともに、周縁部のシール部17が両ケース2、20の開口周縁部間で挟持されるフィルタ部材15と、両ケース2、20の着脱方向と略直交する方向への移動を規制する移動規制手段30と、両ケース2、20をフィルタ部材15のシール部17を挟持した状態に保持する保持手段40とを備える。下ケース2の開口周縁部には凸部53が設けられ、凸部53に対応する上ケース20の部分には凸部53をスライドさせる案内部51が設けられ、凸部53と案内部51とによって両ケース2、20の間隔を規制する間隔規制手段50が構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気中のダスト捕捉するフィルタを備えたエアークリーナに関し、特に、組立て・分解時にフィルタとケースとの干渉を避ける機能を備えたエアークリーナに関するものである。
一般に、自動車等のエンジンにはエアークリーナが装着され、エアークリーナのフィルタで空気中のダストを捕捉することにより、エンジン内にダストが含まれていない空気を吸入し、ダストによってエンジン内が摩耗するのを防止している。
このような機能を有するエアークリーナの一例として、空気の流入口を有する下ケースと、空気の流出口を有する上ケースと、下ケース内に設けられるとともに、外周部のシール部が両ケースのシール面間で挟持されるフィルタ部材と、下ケースの開口部の外周側に設けられる被係合部と、上ケースの開口部の外周側に設けられるとともに、被係合部と相互に係合する係合部と、被係合部及び係合部から離れた下ケースと上ケースとの外周部間をクランプするクランプ部材とを備えたエアークリーナが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この場合、下ケースの被係合部の近傍及び上ケースの係合部の近傍にはそれぞれ案内部が設けられるとともに、被係合部及び係合部から離れた下ケース及び上ケースの部分にもそれぞれ案内部が設けられ、これらの案内部によって下ケースと上ケースとの組立て時に、上ケースのシール面がフィルタ部材のシール部と干渉するのを防止し、シール部が異常変形、捲れ等を起こしてシール性が低下し、エアークリーナとしての機能が低下するのを防止している。
しかし、上記のような構成のエアークリーナにあっては、フィルタ部材の着脱の際に、上ケースと下ケースとの間に十分な間隔(開き角度)を取らなくても、両ケースの着脱が可能な構造となっているため、上ケースの係合部の近傍のシール面によってフィルタ部材のシール部を圧迫してしまい、シール部が異常変形、捲れ等を起こしてシール性が低下し、エアークリーナとしての機能が低下しまうことがある。また、フィルタ部材のシール部が必要以上に押圧されて、シール部が損傷を受けたり、異常変形してシール性が低下してしまうことがある。
特許第3299622号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、フィルタ部材の着脱時に、ケースを組立て、分解しても、ケースのシール面によってフィルタ部材のシール部が圧迫されて、シー部が異常変形、捲れ等を起こすようなことはなく、常に良好な状態でフィルタ部材のシール部をシール面間に介装させることができて良好なシール性が得られ、エアークリーナとしての機能を長期的に安定して発揮することができるとともに、フィルタ部材のシール部が必要以上に押圧されて、シール部が損傷を受けたり、異常変形してシール性が低下してしまうようなことがない、エアークリーナを提供することを目的とするものである。
上記のような課題を解決するために、本発明は以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、開口周縁部にシール面を有する一方のケースと、開口周縁部にシール面を有するとともに、前記一方のケースの開口部に対して相対的に着脱自在な他方のケースと、前記何れか一方のケース内に設けられるとともに、周縁部のシール部が前記両ケースの両シール面間で挟持されるフィルタ部材と、前記両ケース間に設けられて両ケースの着脱方向と略直交する方向への相対的な移動を規制する移動規制手段と、前記両ケース間に設けられて両ケースを前記フィルタ部材の周縁部を挟持した状態に保持する保持手段とを備えたエアークリーナにおいて、前記両シール面のうちの少なくとも前記両ケースの着脱方向に沿う部分に、前記両ケースの着脱の際に、前記両シール面間の間隔を規制して前記フィルタ部材の周縁部のシール部と前記何れか一方のケースとの干渉を避ける間隔規制手段を設けたことを特徴とする。
本発明によるエアークリーナによれば、何れか一方のケースに対して何れか他方のケースを相対的に着脱させる際に、両ケースの着脱方向に沿うシール面の部分に設けられている間隔規制手段により、両シール面間の間隔が規制されることになるので、何れか一方のケースとフィルタ部材の周縁部のシール部との干渉が避けられることになる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のエアークリーナにおいて、前記間隔規制手段は、前記何れか一方のケースの前記両ケースの着脱方向に沿うシール面の部分に、着脱方向に沿って全長に渡って設けられる案内部と、前記何れか他方のケースの前記案内部に対向するシール面の部分に設けられて、前記両ケースの着脱時に前記案内部上をスライドする凸部とからなることを特徴とする。
本発明のエアークリーナによれば、何れか一方のケースに対して何れか他方のケースを相対的に着脱させる際に、何れか一方のケースの両ケースの着脱方向に沿うシール面の部分に着脱方向に沿って全長に渡って設けられている案内部上を、何れか他方のケースの案内部に対向するシール面の部分に設けられている凸部がスライドすることにより両シール面間の間隔が規制され、何れか一方のケースとフィルタ部材の周縁部のシール部との干渉が避けられることになる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のエアークリーナにおいて、前記移動規制手段は、前記何れか一方のケースに設けられる係合部と、前記何れか他方のケースの前記係合部に対応する部分に設けられるとともに、前記係合部と相互に係合する被係合部とからなり、前記被係合部の少なくとも1箇所に、前記両ケースの着脱の際に、前記係合部を案内することにより前記両シール面間の間隔を規制する案内部を設けたことを特徴とする。
本発明によるエアークリーナによれば、何れか一方のケースに設けられている被係合部と何れか他方のケースに設けられている係合部とが相互に係合する際に、被係合部に設けられている案内部によって係合部が案内されることにより両シール面間の間隔が規制されることになる。
以上説明したように、本発明の請求項1に記載のエアークリーナによれば、何れか一方のケースに対して何れか他方のケースを相対的に着脱させる際に、両ケースの着脱方向に沿うシール面の部分に設けられている間隔規制手段により、両シール面間の間隔を規制することができるので、何れか一方のケースとフィルタ部材の周縁部のシール部との干渉を避けることができる。
従って、両ケースの着脱時にフィルタ部材の周縁部のシール部が何れか一方のケースによって圧迫されて異常変形や捲り等を起こすことがないので、使用時にシール性が低下して、ダストの捕捉機能が低下するようなことはなく、エアークリーナとしての機能を十分に発揮させることができる。
また、請求項2に記載のエアークリーナによれば、何れか一方のケースに対して何れか他方のケースを相対的に着脱させる際に、何れか一方のケースの両ケースの着脱方向に沿うシール面の部分に着脱方向に沿って全長に渡って設けられている案内部上を、何れか他方のケースの案内部に対向するシール面の部分に設けられている凸部がスライドすることにより、両シール面間の間隔を規制することができるので、何れか一方のケースとフィルタ部材の周縁部のシール部との干渉を避けることができる。
従って、両ケースの着脱時にフィルタ部材の周縁部のシール部が何れか一方のケースによって圧迫されて異常変形や捲り等を起こすことがないので、使用時にシール性が低下して、ダストの捕捉機能が低下するようなことはなく、エアークリーナとしての機能を十分に発揮させることができる。また、案内部がシール面の全長に渡って設けられているので、両ケースの着脱の際に、着脱の開始から終了までの全範囲において、両シール面間の間隔を規制することができるので、フィルタ部材の周縁部のシール部の異常変形、捲り等を確実に防止することができる。
さらに、請求項3に記載のエアークリーナによれば、何れか一方のケースに設けられている被係合部と何れか他方のケースに設けられている係合部とが相互に係合する際に、被係合部に設けられている案内部によって係合部が案内されることにより両シール面間の間隔が規制されることになるので、両ケースの組立て後における両シール面間の間隔を所定間隔に規制することができる。
従って、フィルタ部材の周縁部のシール部が両シール面間で必要以上に押圧されて、シール部が損傷したり、異常変形するようなことはなく、長期的に良好なシール性を発揮することができ、エアークリーナとしての機能を長期的に発揮することができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6には、本発明によるエアークリーナの一実施の形態が示されていて、図1は全体を示す斜視図、図2は図1の平面図、図3は図1の側面図、図4は図2のA−A線に沿って見た一部断面図、図5は図4のV部の拡大図、図6は上ケースの斜視図である。
すなわち、この実施の形態に示すエアークリーナ1は、下ケース2と、下ケース2に対して相対的に着脱自在な上ケース20と、下ケース2内に設けられるとともに、周縁部が両ケース2、20間で挟持されるフィルタ部材15と、両ケース2、20間に設けられる移動規制手段30と、両ケース2、20間に設けられる保持手段38と、両ケース2、20間に設けられる間隔規制手段50とを備えている。
下ケース2は、前板3と後板4と2枚の側板5、5と底板6とからなる上端が開口する角箱状をなすものであって、前板3の中心部に下ケース2内外を貫通する筒状の流入口7が一体に設けられている。
下ケース2の開口周縁部には、外方に張り出る所定の幅のフランジ部8が全周に渡って一体に設けられ、このフランジ部8が上ケース20の開口周縁部との間をシールするシール面8に形成されている。
フランジ部8の外縁部には、前板3側に位置する前壁部10と後板4側に位置する後壁部11と各側板5側に位置する側壁部12とからなる角環状の外壁9が所定の高さで一体に立設され、下ケース2の開口部に上ケース20を取り付けたときに、この外壁9の外面側に上ケース20の後述する外壁27が被嵌されるようになっている。
フィルタ部材15は、流入口7から下ケース2内に流入した空気中に含まれるダストを捕捉するフィルタ本体16と、フィルタ本体16の周縁部に一体に設けられるシール部17とから構成されている。シール部17は、ゴム等の弾性体からなる断面コ形状をなすものであって、内周側にフィルタ本体15の外周部を嵌合させることにより、フィルタ本体15の外周部に一体に取り付けられている。
フィルタ部材15は、フィルタ本体16を下ケース2の内側に位置し、シール部17をシール面8上に位置し、この状態で下ケース2の開口部に上ケース20を取り付けることにより、上ケース20の開口周縁部(シール面26)と下ケース2の開口周縁部(シール面8)との間で挟持される。
上ケース20は、前板21と後板22と2枚の側板23、23と上板24とからなる下端が開口する角箱状をなすものであって、前板21の中心部に上ケース20内外を貫通する筒状の流出口25が一体に設けられている。
上ケース20の開口周縁部には、外方に張り出る所定の幅のフランジ部26が全周に渡って一体に設けられ、このフランジ部26が下ケース2の開口周縁部(シール面8)との間をシールするシール面26に形成されている。
上ケース20のフランジ部26の外縁部には、前板21側に位置する前壁部28と、各側板23側に位置する側壁部29とかなるコ形状の外壁27が所定の高さで一体に立設され、上ケース20を下ケース2に取り付けた際に、この外壁27が下ケース2の外壁9の外面側に被嵌されるようになっている。
移動規制手段30は、下ケース2の後壁部11の外面側の両端部にそれぞれ設けられる被係合部31と、上ケース20の後板22側のフランジ部26の外面側の両端部にそれぞれ設けられるとともに、下ケース2の被係合部31と相互に係合可能な係合部38とを備えている。
各被係合部31は、下ケース2の後壁部11の長手方向に所定の間隔をおいて一体に設けられる一対の略L形板状のリブ32、32と、両リブ32、32間を水平方向(後壁部11の長手方向)に一体に連結する板状のブリッジ33とから構成されている。
各リブ32は、後壁部11の外面との間に水平方向に所定の間隙が形成されるように、かつ、上端部が後壁部11の上端よりも上方に所定の長さ突出するように、形状、取付け位置が設定されている。
ブリッジ33は、両リブ32、32の上端部の前端部(後壁部11側に位置する部分)間を水平方向(後壁部11の長手方向)に一体に連結する板状の上ブリッジ部34と、上ブリッジ部34の下端に位置する両リブ32、32間を両リブ32、32の全幅に渡って水平方向に一体に連結する板状の中ブリッジ部35と、中ブリッジ部35の後端に位置する両リブ32、32間を水平方向に一体に連結する板状の下ブリッジ部36とから構成されている。
中ブリッジ部35の下面と後壁部11の上端面と両リブ32、32とによって囲まれる部分には、後壁部11側が開口する所定の深さの係合穴37が設けられ、この係合穴37内に上ケース20の係合部38が係合されるようになっている。
各係合部38は、上ケース20の後板22側に位置するフランジ部26の外面側の両端部(下ケース2の被係合部31に対応する部分)に、フランジ部26から外方に突出した状態で一体に設けられるものであって、下ケース2の被係合部31の係合穴37に合致する板状に形成されている。
そして、上記のように構成した下ケース2の各被係合部31の係合穴37内に上ケース20の各係合部38を係合させることにより、両ケース2、20の着脱方向と直交する方向(上下方向)への相対的な移動が規制される。
保持手段40は、下ケース2の各側壁部12の外面側の前壁部10に隣接する部分にそれぞれ設けられる支持部41と、支持部41に対応する上ケース20の各側壁部29の部分に設けられる凹部45と係止部46と、支持部41と係止部46との間に取り付けられるクランプバネ43とから構成されている。
各支持部41は、下ケース2の各側壁部12の長手方向に所定の間隔をおいて設けられる略L形板状の2枚のリブ42、42を有し、両リブ42、42と側壁部12の外面との間には、上ケース20の外壁27を嵌合させるための間隙が形成されている。
各支持部41には、円弧板状のクランプバネ43の一端部がピン44によって取り付けられ、このクランプバネ43の他端部を上ケース20の係止部46に係止させることにより、クランプバネ43のバネ力により上ケース20を下ケース2に取り付け状態に保持することができる。
凹部45は、上ケース20の各側壁部29の下端面の下ケース2の支持部41に対応する部分に設けられるものであって、下ケース2に上ケース20を取り付けたときに、この凹部45内に支持部41の両リブ42、42が係合される。
係止部46は、上ケース20の各側壁部29の凹部45に対応する上端面に上方に突出した状態で設けられるものであって、この係止部46の内面側(側板23側)にクランプバネ43の他端部が係止されるようになっている。
間隔規制手段50は、下ケース2の各側壁部12と兼用の案内部51と、上ケース20の各側板23に沿うシール面26の後板22に隣接する部分にそれぞれ設けられる凸部53とから構成され、下ケース2に対して上ケース20を着脱させる際に、下ケース2の案内部51の上端面に上ケース20の凸部53が当接し、凸部53が案内部51の上端面上をスライドするように構成されている。
この場合、各凸部53の下端面は、上ケース20のシール面26に対して所定の角度(A°)傾斜する傾斜面(後板22側から前板21側に向かって順次シール面26から離れる傾斜面)、すなわち、図4及び図5に示すように、下ケース2に対して上ケース20を着脱させる際、両ケース2、20間の開き角度が所定の角度(A°)になるような傾斜面に形成されている。
下ケース2の各案内部51の上ケース20の凸部53に対応する部分には、凸部53と合致する内面形状の凹部52が設けられ、下ケース2に上ケース20を取り付けた際に、各凹部52内に上ケース20の各凸部53が係合するようになっている。
そして、上記のような間隔規制手段50の案内部51と凸部53との協働により、下ケース2に対して上ケース20を図4の矢印方向から着脱させる場合に、上ケース20の開口周縁部のシール面26がフィルタ部材15のシール部17と干渉するのを避けることができるものである。
なお、各凸部53の下端面をシール面26と平行な面に形成するとともに、この凸部53の下端面に合致するように各凹部52の内面を形成しても良いし、各凸部53の下端面をシール面26に対して傾斜する傾斜面又は平行な面に形成するとともに、各凹部52の内面をその凸部53の下端面と異なる角度の傾斜面に形成しても良い。
移動規制手段30の各被係合部31には、前述した間隔規制手段50と同様の機能を有する間隔規制手段55が設けられている。この間隔規制手段55は、下ケース2の各被係合部31の各リブ32の内面側(中ブリッジ部35の下方の部分)に、上面が後壁部11の上端面よりもやや下方に位置するように一体に設けられる板状の案内部56と、下ケース2の後壁部11と兼用の案内部57とから構成されている。
そして、下ケース2に対して上ケース20を着脱させる際に、これらの案内部56、57の上面側に上ケース20の開口周縁部のシール面26の下面側を当接させることにより、上ケース20の開口周縁部のシール面26がフィルタ部材15のシール部17を必要以上に圧迫することがなくなるので、シール部17が必要以上に圧迫されて損傷したり、異常変形したりするようなことがなくなる。なお、上記の説明においては、案内部56、57を2箇所に設けたが、何れか一方に設ければ良い。
上記のように構成したこの実施の形態によるエアークリーナ1にあっては、下ケース2に対して上ケース20を着脱させる際に、下ケース2の案内部51の上端面に上ケース20の凸部53の下端面を当接させることにより、下ケース2のシール面8と上ケース20のシール面26との間の間隔が所定の間隔に規制されるとともに、凸部53が案内部51上をスライドすることにより、着脱の全範囲において、両シール面8、26間の間隔が所定の間隔に規制されることになる。従って、両シール面8、26の間隔が狭すぎることによって、上ケース20のシール面26でフィルタ部材15のシール部17を圧迫し、シール部が異常変形や捲り等を起こすようなことが全くなく、良好なシール性を発揮し、エアークリーナとしての機能を有効に発揮することができる。
また、下ケース2の被係合部31に設けられている案内部56、57によって上ケース20の係合部38が案内されることになるので、下ケース2に上ケース20を取り付けたときに、フィルタ部材15のシール部17が必要以上に押圧されて、シール部17が損傷したり、異常変形したりするようなことはなく、良好なシール性を長期的に発揮することができ、エアークリーナとしての良好な機能を長期的に発揮することができる。
なお、前記の説明においては、下ケース2に対して上ケース20を着脱させたが、上ケース20に対して下ケース2を着脱させても同様の作用効果を奏するのは勿論のことである。
本発明によるエアークリーナの一実施の形態の全体を示した斜視図である。 図1の平面図である。 図1の側面図である。 図1のA−A線に沿って見た一部断面図であって、着脱途中の状態を示した説明図である。 図4のV部の拡大図である。 図1の上ケースの斜視図である。
符号の説明
1 エアークリーナ 2 下ケース
3、21 前板 4、22 後板
5、23 側板 6 底板
7 流入口 8、26 フランジ部(シール面)
9、27 外壁 10、28 前壁部
11 後壁部 12、29 側壁部
15 フィルタ部材 16 フィルタ本体
17 シール部 20 上ケース
24 上板 25 流出口
30 移動規制手段 31 被係合部
32、42 リブ
33 ブリッジ 34 上ブリッジ部
35 中ブリッジ部 36 下ブリッジ部
37 係合穴 38 係合部
40 保持手段 41 支持部
43 クランプバネ 44 ピン
45 凹部 46 係止部
50、55 間隔規制手段 51、56、57 案内部
52 凹部 53 凸部

Claims (3)

  1. 開口周縁部にシール面を有する一方のケースと、開口周縁部にシール面を有するとともに、前記一方のケースの開口部に対して相対的に着脱自在な他方のケースと、前記何れか一方のケース内に設けられるとともに、周縁部のシール部が前記両ケースの両シール面間で挟持されるフィルタ部材と、前記両ケース間に設けられて両ケースの着脱方向と略直交する方向への相対的な移動を規制する移動規制手段と、前記両ケース間に設けられて両ケースを前記フィルタ部材の周縁部を挟持した状態に保持する保持手段とを備えたエアークリーナにおいて、前記両シール面のうちの少なくとも前記両ケースの着脱方向に沿う部分に、前記両ケースの着脱の際に、前記両シール面間の間隔を規制して前記フィルタ部材の周縁部のシール部と前記何れか一方のケースとの干渉を避ける間隔規制手段を設けたことを特徴とするエアークリーナ。
  2. 前記間隔規制手段は、前記何れか一方のケースの前記両ケースの着脱方向に沿うシール面の部分に、着脱方向に沿って全長に渡って設けられる案内部と、前記何れか他方のケースの前記案内部に対向するシール面の部分に設けられて、前記両ケースの着脱時に前記案内部上をスライドする凸部とからなる請求項1に記載のエアークリーナ。
  3. 前記移動規制手段は、前記何れか一方のケースに設けられる係合部と、前記何れか他方のケースの前記係合部に対応する部分に設けられるとともに、前記係合部と相互に係合する被係合部とからなり、前記被係合部の少なくとも1箇所に、前記両ケースの着脱の際に、前記係合部を案内することにより前記両シール面間の間隔を規制する案内部を設けた請求項1又は2に記載のエアークリーナ。
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