JP7293922B2 - 車両用フォグランプ固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用フォグランプ固定構造に関するものである。
自動車等の車体の前部には、車幅方向に長手の車両用バンパが取り付けられている。車両用バンパの意匠面には、例えば商品価値を高めるために所定の意匠を形成する加飾部材(バンパガーニッシュ)が車両前側から設置される。さらにフォグランプを設置する仕様では、バンパガーニッシュの範囲内にフォグランプが固定される。
特許文献1には、加飾部材としてのフロントバンパカバーが記載されている。フロントバンパカバーは、フォグランプを組付ける組付用開口と、組付用開口の周縁から車両後側すなわちフロントバンパに向かって延びフォグランプを支持する支持部とを有する。そしてフロントバンパカバーは、フォグランプを支持部で支持しさらに組付用開口に組付ける。
またフロントカバーには、フォグランプの前面を覆うフォグランプカバーが車両前側から取り付けられる。さらにフォグランプカバーは、車両後側に向けて円筒状に立設した円筒部を有する。このフォグランプカバーの円筒部には、フォグランプからの光が照射される。
特開2012-247037号公報
特許文献1に記載の構造では、フォグランプおよびフォグランプカバーいずれもフロントバンパカバーに取り付けられている。このため、加飾部材であるフロントバンパカバーの形状およびその成形金型が複雑化する。またフロントバンパカバーの組付用開口の精度が低い場合、フォグランプおよびフォグランプカバーの組付けが困難となり、さらに見栄えが損なわれることもある。
本発明は、このような課題に鑑み、加飾部材であるバンパガーニッシュの形状を簡素化でき、各部材の組付けも簡易に行うことができ、さらに見栄えも損なわれない車両用フォグランプ固定構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用フォグランプ固定構造の代表的な構成は、車幅方向に長手のバンパと、バンパの意匠面に設置されるバンパガーニッシュとを備え、バンパガーニッシュの範囲内にフォグランプが固定される車両用フォグランプ固定構造において、バンパに形成されフォグランプが固定されるフォグランプ用開口と、バンパガーニッシュに形成されフォグランプを露出させる露出口と、バンパガーニッシュとバンパとの間に位置しフォグランプ用開口に固定される円環状のフォグガーニッシュと、バンパガーニッシュの前方から露出口の縁部を覆い露出口を通じてフォグガーニッシュに固定されフォグガーニッシュとともにバンパガーニッシュを挟持する円環状のベゼルとをさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、加飾部材であるバンパガーニッシュの形状を簡素化でき、各部材の組付けも簡易に行うことができ、さらに見栄えも損なわれない車両用フォグランプ固定構造を提供することができる。
本発明の実施例に係る車両用フォグランプ固定構造の外観を示す図である。 図1の車両用フォグランプ固定構造のフォグガーニッシュを示す図である。 図1の車両用フォグランプ固定構造のベゼルを示す図である。 図1(b)の車両フォグランプ固定構造の要部を拡大して示す図である。 図4の車両用フォグランプ固定構造の裏面を示す図である。 図4(b)および図5(b)の車両用フォグランプ固定構造のA-A断面図である。 図4(b)および図5(b)の車両用フォグランプ固定構造のB-B断面図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用フォグランプ固定構造の代表的な構成は、車幅方向に長手のバンパと、バンパの意匠面に設置されるバンパガーニッシュとを備え、バンパガーニッシュの範囲内にフォグランプが固定される車両用フォグランプ固定構造において、バンパに形成されフォグランプが固定されるフォグランプ用開口と、バンパガーニッシュに形成されフォグランプを露出させる露出口と、バンパガーニッシュとバンパとの間に位置しフォグランプ用開口に固定される円環状のフォグガーニッシュと、バンパガーニッシュの前方から露出口の縁部を覆い露出口を通じてフォグガーニッシュに固定されフォグガーニッシュとともにバンパガーニッシュを挟持する円環状のベゼルとをさらに備えることを特徴とする。
上記構成では、ベゼルとフォグガーニッシュとでバンパガーニッシュを挟持して、さらにベゼルがフォグガーニッシュに固定される。このため、バンパの意匠面に設置されるバンパガーニッシュは、フォグランプを露出させる露出口を設定するだけでよい。このため、バンパガーニッシュは、その形状を簡素化でき、成形金型も簡素化できる。そしてバンパガーニッシュを成形する場合、フォグランプを設置する仕様では露出口を開け、フォグランプを設置しない仕様では露出口を開けなければよい。このため、バンパガーニッシュを一つの成形金型で仕様に応じて作り分けることができ、製造コストや工数を低減できる。
さらにバンパガーニッシュの露出口は、フォグランプを露出でき、かつ、ベゼルとフォグガーニッシュで縁部が挟まれるような大きさに設定すればよい。このため、露出口には、高い精度が要求されない。そして、このような露出口であっても、その縁部がベゼルとフォグガーニッシュとで挟まれさらにベゼルにより覆われるため、見栄えが損なわれることがなく、さらに組付けも簡易に行うことができる。
ここで仮にバンパガーニッシュとベゼルが係止あるいは嵌合する構成であれば、バンパガーニッシュが塗装部材、ベゼルがメッキ部材である場合、これらの部材同士の擦れによって音が発生することがある。これに対して上記構成では、バンパガーニッシュとベゼルが係止あるいは嵌合せず、バンパガーニッシュは、ベゼルとフォグガーニッシュで挟持されているだけであるため、音の発生を防止できる。
上記のフォグガーニッシュは、円環状の土台部と、土台部からバンパの意匠面に向かって延び意匠面を貫通しさらにフォグランプの側面の所定箇所に嵌合する脚部とを有する。
このようにフォグガーニッシュは、円環状の土台部から延びる脚部がフォグランプの側面の所定箇所に嵌合する。つまりフォグガーニッシュは、ベゼルが固定され、バンパのフォグランプ用開口に固定されるだけでなく、さらにフォグランプにも嵌合している。このため、ベゼルとフォグランプの位置決めは、フォグガーニッシュを介して行われる。したがって上記構成では、ベゼルとフォグランプとの位置ずれを低減し見栄えを向上できる。
またフォグガーニッシュは、バンパのフォグランプ用開口、フォグランプおよびベゼルに固定されているため、フォグランプとバンパとの組付け公差により発生し得るフォグランプとベゼルの軸ずれも小さくできる。
上記のフォグガーニッシュは、土台部の前側に設けられフォグランプの周囲を囲んでいてベゼルの後側に隣接する円環部を有し、ベゼルはメッキ部材であり、フォグガーニッシュは、材料に着色して成形された材着部材である。
このように、メッキ部材であるベゼルの後側に、材着部材であるフォグガーニッシュの円環部が隣接していて、フォグランプの周囲を囲んでいる。このため、フォグランプの光は、フォグガーニッシュの円環部に主に照射されて、ベゼルのメッキによって反射することが抑えられ、メッキ加飾によるグレア現象の発生を防止できる。
上記のフォグガーニッシュはさらに、円環部の輪郭に沿って断続的に設けられ、円環部の輪郭からバンパガーニッシュに向かって延びるリブを有する。これにより、バンパガーニッシュの露出口の周囲すなわち縁部を、フォグガーニッシュの円環部の輪郭に設けられたリブで支持することができる。このため、ベゼルとバンパガーニッシュの見切り(間隔)のずれを防止でき、見栄えが損なわれない。さらにベゼルとバンパガーニッシュとの間でのガタツキの発生を防止できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両用フォグランプ固定構造100の外観を示す図である。図1(a)は、車両用フォグランプ固定構造100を斜め前側から見た状態を示す分解図である。図1(b)は、図1(a)の車両用フォグランプ固定構造100の各部材を組付けた状態を示す図である。なお以下各図において、車両前後方向をそれぞれ矢印Front、Back、車幅方向の左右をそれぞれ矢印Left、Right、車両上下方向をそれぞれ矢印Up、Downで例示する。
車両用フォグランプ固定構造100は、車体の前部を構成する車両用バンパ(フロントバンパ102)を備える。フロントバンパ102は、成形金型などを用いて一体成形された樹脂製の部材であり、車幅方向に長手に延びている。フロントバンパ102の車幅方向の両端部104、106には、図1(a)に示すようにフォグランプ用開口108、110が形成されている。またフォグランプ用開口108、110の周囲には、フォグランプ用開口108、110を挿通したフォグランプ112、114を固定するフォグランプ固定部116、118が形成されている。
車両用フォグランプ固定構造100はさらに、バンパガーニッシュ120と、フォグガーニッシュ122、124と、ベゼル126、128とを備える。バンパガーニッシュ120は、フロントバンパ102の意匠面130に設置される加飾部材であって、例えば商品価値を高めるために所定の意匠を形成している。
ここではフォグランプ112、114を設置する仕様であるため、バンパガーニッシュ120には、露出口132、134が形成されている。露出口132、134は、前面視でフォグランプ用開口108、110と重なる位置にあり、フォグランプ112、114を露出させる。
フォグガーニッシュ122、124は、図1(a)に示すように円環状の部材であって、バンパガーニッシュ120とフロントバンパ102との間に位置していて、フォグランプ用開口108、110に固定される。またフォグガーニッシュ122、124は、材料に着色して成形された材着部材である。
ベゼル126、128は、円環状のメッキ部材であって、バンパガーニッシュ120の前方から露出口132、134の縁部136(図6および図7参照)を覆う。またベゼル126、128は、詳細は後述するが、露出口132、134を通じてフォグガーニッシュ122、124に固定され、さらにフォグガーニッシュ122、124とともにバンパガーニッシュ120を挟持する。
またバンパガーニッシュ120は、フロントバンパ102の意匠面130に向かって突出した複数の爪部138を有する。そしてバンパガーニッシュ120は、ベゼル126、128とフォグガーニッシュ122、124とで挟持された状態で、爪部138がフロントバンパ102の意匠面130に形成された係合孔140に挿入され係合する(図4(b)参照)。
このようにしてバンパガーニッシュ120は、図1(b)に示すように、フロントバンパ102の意匠面130に設置される。なお上記の各部材は、図1(a)に示すように車幅方向中央を基準にして対称構造となっている。このため、以下では車両用フォグランプ固定構造100の車幅方向左側の構造について主に説明する。
図2は、図1の車両用フォグランプ固定構造100のフォグガーニッシュ122を示す図である。図2(a)、図2(b)は、フォグガーニッシュ122を斜め前側から見た状態、斜め後側から見た状態をそれぞれ示す図である。
フォグガーニッシュ122は、円環状の土台部142と、一対の脚部144、146と、円環部148とを備える。脚部144、146は、土台部142からフロントバンパ102の意匠面130に向かって車両後側に延びていて、意匠面130を貫通する(図7参照)。また脚部144、146には、その先端に嵌合部150、152が形成されている。脚部144、146は、意匠面130を貫通しさらに嵌合部150、152が、フォグランプ112の円筒状の側面153に形成されたスリット形状部154、156に嵌合する(図5および図7参照)。円環部148は、土台部142の前側に設けられ、フォグランプ112の周囲を囲んでいてベゼル126の後側に隣接する(図4(a)参照)。
フォグガーニッシュ122はさらに、上側フランジ158および下側フランジ160を備える。上側フランジ158および下側フランジ160は、円環部148の輪郭162から径方向に上側および下側にそれぞれ張り出している。上側フランジ158および下側フランジ160には、図2(b)に示すように所定間隔を空けて円筒状の固定部164a、164b、164cが設定されている。これらの固定部164a、164b、164cは、フロントバンパ102の意匠面130に向かって立設している。
さらに上側フランジ158および下側フランジ160には、図2(a)に示す上側リブ166a、166b、166cおよび下側リブ168a、168b、168cが設けられている。これらの各リブ166a~166cおよび168a~168cは、円環部148の輪郭162から径方向に離間し、輪郭162に沿うように断続的に設けられ、バンパガーニッシュ120の露出口132の縁部136に向かって延びている(図6参照)。また円環部148の輪郭162には、図2(b)に示すように所定間隔を空けて挿入孔170a、170b、170c、170d、170eが形成されている。
図3は、図1の車両用フォグランプ固定構造100のベゼル126を示す図である。図3(a)、図3(b)は、ベゼル126を斜め前側から見た状態、斜め後側から見た状態をそれぞれ示す図である。図4は、図1(b)の車両フォグランプ固定構造100の要部を拡大して示す図である。図4(a)は、車両フォグランプ固定構造100の要部を斜め前側から見た状態を示す図である。図4(b)は、図4(a)の車両フォグランプ固定構造100の要部を車両前側から見てさらにバンパガーニッシュ120を一部透過して示す図である。
円環状のベゼル126は、図3(a)に示すように外側円環部172と内側円環部174とを有する。外側円環部172は、図4(a)に示すようにバンパガーニッシュ120の露出口132の縁部136を覆っている。また外側円環部172は、図4(b)に示すように正面視でフォグガーニッシュ122の上側リブ166a、166b、166cおよび下側リブ168a、168b、168cの内側に位置している。
内側円環部174には、図3(b)に示すように係合爪176a、176b、176c、176d、176eが設けられている。係合爪176a、176b、176c、176d、176eは、図2(a)および図2(b)に示すフォグガーニッシュ122の円環部148の輪郭162に形成された挿入孔170a、170b、170c、170d、170eに向かって延びている。
そしてベゼル126は、内側円環部174の係合爪176a、176b、176c、176d、176eがフォグガーニッシュ122の挿入孔170a、170b、170c、170d、170eに挿入され係合することで、フォグガーニッシュ122に固定される。このとき、ベゼル126は、フォグガーニッシュ122とともにバンパガーニッシュ120を挟持する(図6および図7参照)。
また図4(a)に示すように、メッキ部材であるベゼル126の内側円環部174の後側には、材着部材であるフォグガーニッシュ122の円環部148が隣接していて、フォグランプ112の周囲に囲んでいる。このため、フォグランプ112の光は、フォグガーニッシュ122の円環部148に主に照射されて、ベゼル126のメッキによって反射することが抑えられる。このため車両用フォグランプ固定構造100では、メッキ加飾によるグレア現象の発生を防止できる。
図5は、図4の車両用フォグランプ固定構造100の裏面を示す図である。図5(a)、図5(b)は、図4(a)、図4(b)の車両用フォグランプ固定構造100の裏面をそれぞれ示す図である。
フロントバンパ102は、図5(a)に示す周壁部178を有する。周壁部178は、フォグランプ用開口108の縁180からフォグランプ112の円筒状の側面153を包囲するように後側に突出している。周壁部178の後端のうち、車幅方向の両端には、図5(b)に示すように切欠部182、184が形成されている。
この周壁部178の切欠部182、184は、フォグランプ112の円筒状の側面153に形成されたスリット形状部154、156を収容するように形成されている。そしてスリット形状部154、156には、フォグガーニッシュ122の脚部144、146の嵌合部150、152が嵌合している。さらにフォグガーニッシュ122の固定部164a、164b、164cは、フロントバンパ102のフォグランプ固定部116に重ねられ例えばネジなどと螺合して、フォグランプ122を固定する。そしてフォグガーニッシュ122は、固定部164a、164b、164cによりフロントバンパ102のフォグランプ用開口108に固定されている。
図6は、図4(b)および図5(b)の車両用フォグランプ固定構造100のA-A断面図である。図7は、図4(b)および図5(b)の車両用フォグランプ固定構造のB-B断面図である。
バンパガーニッシュ120の露出口132の周囲すなわち縁部136は、図6に示すようにフォグガーニッシュ122に設けられたリブ166b、168bで車両後側から支持されている。一方、露出口132の縁部136は、図6および図7に示すように、ベゼル126の外側円環部172により車両前側から覆われている。このようにしてバンパガーニッシュ120は、ベゼル126とフォグガーニッシュ122とで挟持されている。
そしてベゼル126は、上記したように図2および図3に示す内側円環部174の係合爪176a、176b、176c、176d、176eがフォグガーニッシュ122の挿入孔170a、170b、170c、170d、170eに挿入され係合する。このため、ベゼル126は、フォグガーニッシュ122に固定される。さらにフォグガーニッシュ122は、図5に示したように固定部164a、164b、164cによりフロントバンパ102のフォグランプ用開口108に固定される。
したがって車両用フォグランプ固定構造100では、フロントバンパ102の意匠面130に設置されるバンパガーニッシュ120は、フォグランプ112を露出させる露出口132、134を設定するだけでよい。このため、バンパガーニッシュ120は、その形状を簡素化でき、成形金型も簡素化できる。さらにバンパガーニッシュ120を成形する場合、フォグランプ112、114を設置する仕様では露出口132、134を開け、フォグランプ112、114を設置しない仕様では露出口132、134を開けなければよい。このため、バンパガーニッシュ120を一つの成形金型で仕様に応じて作り分けることができ、製造コストや工数を低減できる。
またバンパガーニッシュ120の露出口132、134は、フォグランプ112、114を露出でき、かつ、ベゼル126、128とフォグガーニッシュ122、124で縁部136を挟持できるような大きさに設定すればよい。このため、露出口132、134には、高い精度が要求されない。そして、このような露出口132、134であっても、その縁部136がベゼル126、128とフォグガーニッシュ122、124とで挟まれ、さらにベゼル126、128により覆われる。このため、車両用フォグランプ固定構造100では、見栄えが損なわれることがなく、さらに組付けも簡易に行うことができる。
ここで仮にバンパガーニッシュ120とベゼル126、128が係止あるいは嵌合する構成であれば、塗装部材あるいは材着部材のバンパガーニッシュ120が、メッキ部材のベゼル126、128と擦れて音が発生する場合があり得る。これに対して車両用フォグランプ固定構造100では、バンパガーニッシュ120は、ベゼル126、128とフォグガーニッシュ122、124で挟持されているだけであるため、上記のような音の発生を防止できる。
またフォグガーニッシュ122は、図7に示すように脚部144、146の嵌合部150、152がフォグランプ112の側面153のスリット形状部154、156に嵌合する。つまりフォグガーニッシュ122、124は、ベゼル126、128が固定され、フロントバンパ102のフォグランプ用開口108、110に固定されるだけでなく、さらにフォグランプ112、114にも嵌合している。
このため、車両用フォグランプ固定構造100では、ベゼル126、128とフォグランプ112、114の位置決めは、フォグガーニッシュ122、124を介して行われる。したがって車両用フォグランプ固定構造100では、ベゼル126、128とフォグランプ112、114との位置ずれを低減し見栄えを向上できる。
またフォグガーニッシュ122、124は、フロントバンパ102のフォグランプ用開口108、110、フォグランプ112、114およびベゼル126、128に固定されている。このため車両用フォグランプ固定構造100では、フォグランプ112、114とフロントバンパ102との組付け公差により発生し得るフォグランプ112、114とベゼル126、128の軸ずれも小さくできる。
さらに車両用フォグランプ固定構造100では、バンパガーニッシュ120の露出口132の縁部136を、フォグガーニッシュ122に設けられた上側リブ166a、166b、166cおよび下側リブ168a、168b、168cで支持できる。したがって車両用フォグランプ固定構造100では、ベゼル126、128とバンパガーニッシュ120の見切りのずれを防止でき、見栄えが損なわれず、さらにベゼル126、128とバンパガーニッシュ120との間でのガタツキの発生も防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用フォグランプ固定構造に利用することができる。
100…車両用フォグランプ固定構造、102…フロントバンパ、104、106…フロントバンパの両端部、108、110…フォグランプ用開口、112、114…フォグランプ、116、118…フォグランプ固定部、120…バンパガーニッシュ、122、124…フォグガーニッシュ、126、128…ベゼル、130…フロントバンパの意匠面、132、134…露出口、136…露出口の縁部、138…バンパガーニッシュの爪部、140…フロントバンパの係合孔、142…土台部、144、146…脚部、148…円環部、150、152…嵌合部、153…フォグランプの側面、154、156…スリット形状部、158…上側フランジ、160…下側フランジ、162…円環部の輪郭、164a、164b、164c…固定部、166a、166b、166c…上側リブ、168a、168b、168c…下側リブ、170a、170b、170c、170d、170e…円環部の挿入孔、172…ベゼルの外側円環部、174…ベゼルの内側円環部、176a、176b、176c、176d、176e…内側円環部の係合爪、178…フロントバンパの周壁部、180…フォグランプ用開口の縁、182、184…周壁部の切欠部

Claims (3)

  1. 車幅方向に長手のバンパと、該バンパの意匠面に設置されるバンパガーニッシュとを備え、前記バンパガーニッシュの範囲内にフォグランプが固定される車両用フォグランプ固定構造において、
    前記バンパに形成され前記フォグランプが固定されるフォグランプ用開口と、
    前記バンパガーニッシュに形成され前記フォグランプを露出させる露出口と、
    前記バンパガーニッシュと前記バンパとの間に位置し前記フォグランプ用開口に固定される円環状のフォグガーニッシュと、
    前記バンパガーニッシュの前方から前記露出口の縁部を覆い該露出口を通じて前記フォグガーニッシュに固定され該フォグガーニッシュとともに前記バンパガーニッシュを挟持する円環状のベゼルとをさらに備え
    前記フォグガーニッシュは、
    円環状の土台部と、
    前記土台部から前記バンパの意匠面に向かって延び該意匠面を貫通しさらに前記フォグランプの側面の所定箇所に嵌合する脚部とを有することを特徴とする車両用フォグランプ固定構造。
  2. 前記フォグガーニッシュは、前記土台部の前側に設けられ前記フォグランプの周囲を囲んでいて前記ベゼルの後側に隣接する円環部を有し、
    前記ベゼルはメッキ部材であり、
    前記フォグガーニッシュは、材料に着色して成形された材着部材であることを特徴とする請求項に記載の車両用フォグランプ固定構造。
  3. 前記フォグガーニッシュはさらに、前記円環部の輪郭に沿って断続的に設けられ、該円環部の輪郭から前記バンパガーニッシュに向かって延びるリブを有することを特徴とする請求項に記載の車両用フォグランプ固定構造。
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