JP2006193008A - フォグランプフィニッシャ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 剛性向上と面直方向の荷重に対する撓みを防止し得るようにする。
【解決手段】 フォグランプが覗くランプ開口部31を有するフォグランプフィニッシャ本体32と、ランプ開口部31の縁部に配設されるリング部材33とを備え、フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33とを爪嵌合により結合させるようにしたフォグランプフィニッシャ構造であって、フォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31の周縁部が奥側へ向って口径が縮小する傾斜面部41を有すると共に、リング部材33が傾斜面部41とほぼ合致するテーパ状縮径部44を有し、更に、フォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31の傾斜面部41における周方向数箇所の位置に、奥側へ向って凹陥する袋状凹陥部55,56を形成し、リング部材33の裏面に袋状凹陥部55,56の底部62へ当接する受リブ57,58を形成するようにしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、フォグランプフィニッシャ構造に関するものである。
自動車などの車両には、図8に示すように、フロントバンパ1の部分にフォグランプフィニッシャ2を備えているものが存在する(例えば、特許文献1参照)。なお、図8は車両のフロント部分を示しており、符号3はエンジンフード、符号4はラジエータグリル、符号5はヘッドランプである。そして、フォグランプフィニッシャ2は、フロントバンパ1の両側部に取付けられている。
このフォグランプフィニッシャ2は、図9〜図14に示すように、フォグランプ7が覗くランプ開口部8を有するフォグランプフィニッシャ本体9と、ランプ開口部8の縁部に配設されるリング部材10とを備えており、フォグランプフィニッシャ本体9とリング部材10とは爪嵌合により結合されるようになっている。なお、フォグランプフィニッシャ2をフォグランプフィニッシャ本体9とリング部材10とに分けたのは、少なくとも一方を塗装するなどして、異なる質感を演出し得るようにするためである。フォグランプフィニッシャ本体9とリング部材10は、共に樹脂成形によって構成されており、成形上の都合から、それぞれ所要の肉厚で構成されている。
従来のフォグランプフィニッシャ本体9のランプ開口部8の周縁部には、内側から順番に、フォグランプフィニッシャ本体9の一般面12よりも僅かに高いレベルに隆起したフランジ部13と、上記した一般面12よりも僅かに低いレベルに陥没した凹溝部14とがそれぞれ全周に亘って形成されている。フランジ部13と凹溝部14とは、それぞれ上記一般面12とほぼ平行な頂部および底部を有しており、これらはほぼ垂直な段差を介してつながっている。そして、凹溝部14には複数の爪穴部16が形成されている。また、凹溝部14には複数のロケート穴17が形成されている。
一方、リング部材10は、奥側へ向って縮径形状の内周傾斜面部21と奥側へ向って拡径形状の外周傾斜面部22とを上記一般面12とほぼ平行な頂部23を介して連結するほぼ山型の断面形状を有している。内周傾斜面部21の奥側の縁部24は上記フランジ部13よりも一回り小さな口径とされてフランジ部13の内側へ入るように構成されている。一方、外周傾斜面部22の奥側の縁部25は上記凹溝部14の底部に全周に亘って軽く線接触され得るように構成されている。外周傾斜面部22の奥側の縁部25からは爪穴部16に爪嵌合される爪部26が突設されている。爪部26は弾性舌片と係止爪片とで構成されている。同様に、外周傾斜面部22の奥側の縁部25からはロケート穴17に嵌合されるロケートピン27が突設されている。ロケートピン27と爪部26は、上記一般面12に対しほぼ面直に形成されている。そして、ロケートピン27は爪部26よりも短く形成されている。更に、外周傾斜面部22と内周傾斜面部21と頂部23の内壁面間にはフォグランプフィニッシャ本体9のランプ開口部8のフランジ部13の平坦な頂部を受け面としてこれに当接し上記一般面12の面直方向に支持される受リブ28が架設されている。
ここで、上記受リブ28は、ランプ開口部8の周方向に所要の間隔を有して6箇所(上、下、斜右上、斜右下、斜左上、斜左下)形成されている。そして、爪部26および爪穴部16は、上、下を除く、斜右上、斜右下、斜左上、斜左下の受リブ28と対応する位置に4箇所設けられている。また、ロケートピン27およびロケート穴17は、隣接する受リブ28の中間位置に6箇所設けられている。
このような構成のフォグランプフィニッシャ2では、フォグランプフィニッシャ本体9の爪穴部16にリング部材10の爪部26の先端の位置を合せ、そのまま爪穴部16へ爪部26を差込んで行き、途中、フォグランプフィニッシャ本体9のロケート穴17にリング部材10のロケートピン27を差込むことにより正確な位置決めを行い、更に、深く爪穴部16へ爪部26を差込んで爪嵌合を行わせることにより、フォグランプフィニッシャ本体9とリング部材10とが結合される。両者が結合されると、リング部材10の内周傾斜面部21の奥側の縁部24はフォグランプフィニッシャ本体9のランプ開口部8のフランジ部13の内側へ入み、リング部材10の外周傾斜面部22の奥側の縁部25はフォグランプフィニッシャ本体9のランプ開口部8の凹溝部14の底部に全周に亘って軽い線接触状態となる。且つ、リング部材10の受リブ28がフォグランプフィニッシャ本体9のランプ開口部8のフランジ部13の平坦な頂部を受け面としてこれに当接し上記一般面12の面直方向に支持される。
特開平08−119030
しかしながら、上記従来のフォグランプフィニッシャ構造では、以下のような問題があった。
即ち、フォグランプフィニッシャ本体9のランプ開口部8は、フランジ部13と凹溝部14とが一般面12とほぼ平行であり、比較的平坦な形状をしているため、ランプ開口部8周辺の面剛性の確保が難しい。
また、フォグランプフィニッシャ本体9とリング部材10とは、ランプ開口部8の凹溝部14の底部と、外周傾斜面部22の奥側の縁部25とが全周に亘って軽く線接触した状態となるが、平面合せであるため、上記一般面12の面方向への位置ズレを阻止することができない。
そして、リング部材10に、上記一般面12の面直方向の荷重が作用した場合に、リング部材10の受リブ28とフォグランプフィニッシャ本体9のフランジ部13とで主に荷重を受けることとなるので、両者間に撓みが生じて爪外れや爪破損などの不具合を生じるおそれがある。
更に、リング部材10は、内周傾斜面部21と外周傾斜面部22と頂部23とを有するほぼ山型の断面形状(或いは、二重壁形状)を呈しているので、上記一般面12からの突出量や幅寸法が大きくなる傾向があり、フォグランプフィニッシャ2の大型化を招く原因となり、また、デザイン上の制限ともなっている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、フォグランプが覗くランプ開口部を有するフォグランプフィニッシャ本体と、前記ランプ開口部の縁部に配設されるリング部材とを備え、前記フォグランプフィニッシャ本体とリング部材とを爪嵌合により結合させるようにしたフォグランプフィニッシャ構造において、前記フォグランプフィニッシャ本体のランプ開口部の周縁部が奥側へ向って口径が縮小する傾斜面部を有すると共に、前記リング部材が前記傾斜面部とほぼ合致するテーパ状縮径部を有し、更に、前記フォグランプフィニッシャ本体のランプ開口部の傾斜面部における周方向数箇所の位置に、奥側へ向って凹陥する袋状凹陥部を形成し、前記リング部材の裏面に前記袋状凹陥部の底部へ当接する受リブを形成したフォグランプフィニッシャ構造を特徴としている。
請求項1の発明によれば、フォグランプフィニッシャ本体のランプ開口部は、周縁部の傾斜面部によって比較的立体的な形状となるため、ランプ開口部周辺の面剛性を確保することが容易である。
また、フォグランプフィニッシャ本体とリング部材とは、傾斜面部とテーパ状縮径部とが向い合せに配置されるため、楔効果によってランプ開口部の中心へ向かう力が発生されることとなるので、フォグランプフィニッシャ本体の一般面の面方向への位置ズレを起こし難い。
そして、リング部材に、フォグランプフィニッシャ本体の一般面の面直方向の荷重が作用した場合に、フォグランプフィニッシャ本体の袋状凹陥部とリング部材の受リブとで主に荷重を受けることとなるが、袋状凹陥部が剛性向上と位置規制に寄与するので、両者間の撓みによる爪外れや爪破損などの不具合が生じ難い。しかも、上記したように、ランプ開口部周辺の面剛性が向上しており、フォグランプフィニッシャ本体とリング部材との間にランプ開口部の中心へ向かう位置決め機能が発動するので、一層効果的に上記不具合を解消することができる。
更に、リング部材は主にテーパ状縮径部によって構成されているので、フォグランプフィニッシャ本体の一般面からの突出量や幅寸法を小さくすることができ、ランプ開口部の口径が同じならフォグランプフィニッシャをより小型化することができると共に、デザイン自由度も増すことができる。
剛性向上と面直方向の荷重に対する撓みを防止するという目的を、フォグランプフィニッシャ本体のランプ開口部の周縁部が奥側へ向って口径が縮小する傾斜面部を有すると共に、リング部材が傾斜面部とほぼ合致するテーパ状縮径部を有し、更に、フォグランプフィニッシャ本体のランプ開口部の傾斜面部における周方向数箇所の位置に、奥側へ向って凹陥する袋状凹陥部を形成し、リング部材の裏面に袋状凹陥部の底部へ当接する受リブを形成する、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、図8に示すような自動車などの車両における、フロントバンパ1の部分にフォグランプフィニッシャ2を設ける。
このフォグランプフィニッシャ2は、図1〜図7に示すように、フォグランプ7が覗くランプ開口部31を有するフォグランプフィニッシャ本体32と、ランプ開口部31の縁部に配設されるリング部材33とを備えており、フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33とは爪嵌合により結合されるようになっている。フォグランプフィニッシャ本体32は、正面視ほぼ矩形状をしており、その周縁部には面取りが施されると共に、奥側へ延びるフランジ部34が形成されている。フォグランプフィニッシャ本体32の一般面35は多少の湾曲を有するが、ほぼ平面形状をしている。フォグランプフィニッシャ本体32のフランジ部34には、フロントバンパ1の部分に取付けるための爪部36,37が設けられている。フォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31は円形でも良いし、楕円形や長円形などとしても良い。場合によっては、矩形状や多角形状などであっても良い。なお、フォグランプフィニッシャ2をフォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33とに分けたのは、少なくとも一方を塗装するなどして、異なる質感を演出し得るようにするためである。フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33は、共に樹脂成形によって構成されており、成形上の都合から、それぞれ所要の肉厚で構成されている。フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33の材質は、同じであっても、異なっていても良い。
この実施例のものでは、フォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31の周縁部に、奥側へ向って口径が縮小する傾斜面部41を形成する。そして、この傾斜面部41の外周側には、フォグランプフィニッシャ本体32の一般面35よりも僅かに低いレベルに陥没した段差面部42が形成されている。段差面部42は上記一般面35とほぼ平行とされており、上記一般面35とほぼ垂直な段差を介してつながっている。また、傾斜面部41の内周側には、上記一般面35の面直方向へ僅かに延びる環状縁部43が形成されている。
これに対応させて、リング部材33に傾斜面部41とほぼ合致するテーパ状縮径部44を形成する。テーパ状縮径部44は、奥側へ向って口径が縮小する形状を有しており、上記傾斜面部41に対して面接触可能とされている。そして、このテーパ状縮径部44の外周側には、段差面部42とほぼ合致する外縁部45が形成されている。この外縁部45は裏面が段差面部42に対して線接触可能とされている。外縁部45の表面は、テーパ状縮径部44と滑らかに連続するよう面取加工が施されている。また、テーパ状縮径部44の内周側には、上記環状縁部43よりも一回り小さな口径とされて環状縁部43の内側へ入る内縁部46が形成されている。この内縁部46は、環状縁部43と同様に上記一般面35の面直方向へ僅かに延びている。
傾斜面部41とテーパ状縮径部44とは全周に亘り設けられる。また、フォグランプフィニッシャ本体32の段差面部42と環状部、および、リング部材33の外縁部45と内縁部46とは、それぞれ全周に亘って形成されている。
そして、フォグランプフィニッシャ本体32の傾斜面部41と段差面部42との境界部分には複数の爪穴部48が形成されている。また、上記境界部分には複数のロケート穴49が形成されている。
これに対応させて、リング部材33の外縁部45の裏面側からは爪穴部48に爪嵌合される爪部50が突設されている。爪部50は、弾性舌片と係止爪片52とで構成されている。係止爪片52は、弾性舌片に形成したU字状のスリットの内側に形成されている。同様に、リング部材33の外縁部45の裏面側からはロケート穴49に嵌合されるロケートピン53が突設されている。ロケートピン53と爪部50は、上記一般面35に対しほぼ面直に形成されている。そして、ロケートピン53は爪部50よりも短く形成されている。
更に、フォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31の傾斜面部41における周方向数箇所の位置に、奥側へ向って凹陥する袋状凹陥部55,56を形成する。これに対応させて、リング部材33の裏面に袋状凹陥部55,56の底部62へ当接する受リブ57,58を形成する。受リブ57,58は、袋状凹陥部55,56の断面形状とほぼ対応する形状を有しており、上記一般面35のほぼ面直方向の荷重を受けられるようになっている。
袋状凹陥部55,56は、傾斜面部41を斜辺とし、傾斜面部41の奥行と幅を直交する二辺とする直角三角形をランプ開口部31に沿って延びたようなほぼ三角柱状を呈しており、上記一般面35とほぼ垂直な縦壁部61と、一般面35とほぼ平行な底部62と、直角三角形状をした両側壁部63とを有している。袋状凹陥部55,56はフォグランプフィニッシャ本体32の肉厚よりも大きく陥没されているため、フォグランプフィニッシャ本体32の裏面側へ突出されている。
袋状凹陥部55,56には、大きいものと、小さいものとが存在する。大きい袋状凹陥部55は上下左右にそれぞれ1箇所ずつ合計4箇所に形成されている。小さい袋状凹陥部56は、左右の大きい袋状凹陥部55の斜上下の位置にそれぞれ1箇所ずつ合計4箇所に形成されている。
そして、上記受リブ57,58は、各大きい袋状凹陥部55に対し2箇所、小さい袋状凹陥部56に対し1箇所の合計12箇所に形成されている。大きい袋状凹陥部55と対応する2箇所の受リブ57は、両側壁部63とほぼ摺接する位置に形成される。また、小さい袋状凹陥部56と対応する1箇所の受リブ58は、両側壁部63のほぼ中間位置に形成される。
また、爪部50および爪穴部48は、袋状凹陥部55,56および受リブ57,58を避けた左右の斜上下の位置にそれぞれ1箇所ずつ合計4箇所に形成されている。
また、ロケートピン53およびロケート穴49は、隣接する爪部50および爪穴部48間の位置で且つ、受リブ57,58を避けた位置に所要の間隔を有して2箇所ずつ合計8箇所設けられている。なお、ロケートピン53およびロケート穴49は、場合により省略することができる。
次に、この実施例の作用について説明する。
上記構成のフォグランプフィニッシャ2では、フォグランプフィニッシャ本体32の爪穴部48にリング部材33の爪部50の先端の位置を合せ、そのまま爪穴部48へ爪部50を差込んで行き、途中、フォグランプフィニッシャ本体32のロケート穴49にリング部材33のロケートピン53を差込むことにより正確な位置決めを行い、更に、深く爪穴部48へ爪部50を差込んで係止爪片52による爪嵌合を行わせることにより、フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33とが結合される。
フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33とが結合されると、リング部材33の内縁部46はフォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31の環状縁部43の内側へ入み、リング部材33の外縁部45はフォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31の段差面部42に全周に亘って軽い線接触状態となる。且つ、リング部材33の受リブ57,58がフォグランプフィニッシャ本体32の袋状凹陥部55,56の底部62を受け面としてこれに当接し上記一般面35の面直方向に支持される。更に、大きい袋状凹陥部55と対応する2箇所の受リブ57は、大きい袋状凹陥部55の両側壁部63とほぼ摺接した状態となって、上記一般面35の面方向への支持がなされる。
この実施例によれば、フォグランプフィニッシャ本体32のランプ開口部31は、周縁部の傾斜面部41によって比較的立体的な形状となるため、ランプ開口部31周辺の面剛性を確保することが容易である。
また、フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33とは、(すり鉢状の)傾斜面部41とテーパ状縮径部44とが向い合せに配置されるため、斜面合せによる楔効果によってランプ開口部31の中心へ向かう力が発生されることとなるので、フォグランプフィニッシャ本体32の一般面35の面方向への位置ズレが起こり難い。よって、自動的に位置決めが行われるようになり、ロケートピン53およびロケート穴49を、省略することも可能となる。
そして、リング部材33に、フォグランプフィニッシャ本体32の一般面35の面直方向の荷重が作用した場合に、フォグランプフィニッシャ本体32の袋状凹陥部55,56とリング部材33の受リブ57,58とで主に荷重を受けることとなるが、袋状凹陥部55,56が剛性向上と位置規制に寄与するので、両者間の撓みによる爪外れや爪破損などの不具合が生じ難い。しかも、上記したように、ランプ開口部31周辺の面剛性が向上しており、フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33との間にランプ開口部31の中心へ向かう位置決め機能が発動するので、一層効果的に上記不具合を解消することができる。
更に、リング部材33は主に(傾斜面部41に納まる)テーパ状縮径部44によって構成されているので、フォグランプフィニッシャ本体32の一般面35からの突出量や幅寸法を小さくすることができ、ランプ開口部31の口径が同じならフォグランプフィニッシャをより小型化することができると共に、デザイン自由度も増すことができる。
また、袋状凹陥部55,56および受リブ57,58、爪部50および爪穴部48、ロケートピン53およびロケート穴49の配置および個数を上記したようなものとすることにより、ランプ開口部31の周方向に対して、各機能を最適に分散させることができるので、フォグランプフィニッシャ本体32とリング部材33との結合強度を向上することができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかるフォグランプフィニッシャの分解斜視図である。 図1のフォグランプフィニッシャ本体の正面図である。 図1のフォグランプフィニッシャ本体の部分拡大斜視図である。 図1のリング部材の背面図である。 図1のリング部材の背面側から見た斜視図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 図2のB−B線に沿った断面図である。 車両のフロント部分の斜視図である。 従来例にかかるフォグランプフィニッシャの分解斜視図である。 図9のフォグランプフィニッシャ本体の正面図である。 図9のフォグランプフィニッシャ本体の部分拡大斜視図である。 図9のリング部材の背面図である。 図10のC−C線に沿った断面図である。 図10のD−D線に沿った断面図である。
符号の説明
31 ランプ開口部
32 フォグランプフィニッシャ本体
33 リング部材
41 傾斜面部
44 テーパ状縮径部
55 凹陥部
56 凹陥部
62 底部
57 受リブ
58 受リブ

Claims (1)

  1. フォグランプが覗くランプ開口部を有するフォグランプフィニッシャ本体と、前記ランプ開口部の縁部に配設されるリング部材とを備え、前記フォグランプフィニッシャ本体とリング部材とを爪嵌合により結合させるようにしたフォグランプフィニッシャ構造において、
    前記フォグランプフィニッシャ本体のランプ開口部の周縁部が奥側へ向って口径が縮小する傾斜面部を有すると共に、前記リング部材が前記傾斜面部とほぼ合致するテーパ状縮径部を有し、
    更に、前記フォグランプフィニッシャ本体のランプ開口部の傾斜面部における周方向数箇所の位置に、奥側へ向って凹陥する袋状凹陥部を形成し、
    前記リング部材の裏面に前記袋状凹陥部の底部へ当接する受リブを形成したことを特徴とするフォグランプフィニッシャ構造。
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