JP2017213983A - 車両用サイドミラー - Google Patents

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貞治 西本
Sadaharu Nishimoto
貞治 西本
宏亨 大田垣
Hiroyuki Otagaki
宏亨 大田垣
友哉 森村
Tomoya Morimura
友哉 森村
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Abstract

【課題】サイドミラー内部におけるスペース効率を悪化させることなく、ミラーを保持するバイザーと複数の外観意匠部品との相対的な位置決めを行えるようにするとともに、複数の外観意匠部品の相対的な位置決めも行えるようにしてサイドミラーの外観見栄えを良好にする。
【解決手段】バイザー11には前側へ突出する位置決めピン50を設ける。バイザー11には、アッパパネル20及びロアパネル30が前側から取り付けられる。アッパパネル20には、位置決めピン50が挿入される位置決め孔26aを形成する。ロアパネル30には、位置決めピン50が挿入される位置決め孔36aを形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車等の車両の側部に設けられる車両用サイドミラーに関し、特に、各種部品をバイザーに位置決めする構造の技術分野に属する。
一般に自動車の側部にはサイドミラーが配設されている。この種のサイドミラーとしては、例えば特許文献1、2に開示されているものが知られている。特許文献1のサイドミラーは、ミラーハウジングにターンランプアッセンブリーを装着した後、該ミラーハウジングにハウジングカバーを装着するように構成されている。ハウジングカバーの裏面には突起が形成される一方、ターンランプアッセンブリーにおける突起に対応する部位には穴が形成されている。そして、ミラーハウジングにハウジングカバーを被せると、ハウジングカバーの突起がターンランプアッセンブリーの穴に差し込まれて係合し、これにより、ターンランプアッセンブリーのレンズとハウジングカバーとのずれが抑制されるようになっている。
また、特許文献2のサイドミラーは、ハウジング本体と該ハウジング本体の背面を覆うカバーとを有している。ハウジング本体の背面には複数の係合孔が形成される一方、カバーを構成している上部カバーには係合孔に係合する係合突起が形成されている。また、上部カバーには位置決め突起が設けられており、ハウジング本体に設けられた位置決めガイドによって上部カバーの位置決め突起を所定位置に導くようにしている。
特開2011−51435号公報 特開2014−172522号公報
ところで、特許文献1、2のように、車両用サイドミラーは、ミラーを保持するハウジング(バイザーともいう。)の他にも、ターンランプアッセンブリーや、ハウジングを覆うカバー等を有しており、また、カバーはアッパーカバー及びロアカバーに分割されている場合がある。そして、ターンランプアッセンブリー及びカバーは、サイドミラーの外観意匠を構成する外観意匠部品であることから、これら外観意匠部品の相対的な位置関係を狙い通りに定める必要があるとともに、外観意匠部品とハウジングとの相対的な位置関係も狙い通りに定める必要がある。
しかしながら、上記特許文献1では、ハウジングカバーの突起をターンランプアッセンブリーの穴に差し込むことによってターンランプアッセンブリーとハウジングカバーとのずれを抑制するようにしているものの、ターンランプアッセンブリー及びハウジングカバーと、ハウジングとのずれを抑制する構造は別のところに設ける必要があり、サイドミラー内部におけるスペース効率が悪い。
また、上記特許文献2では、上部カバーの位置決め突起をハウジング本体の位置決めガイドによって所定位置に導くようにしているが、上部カバーと下部カバーとの位置決めは別に行われるようになっており、サイドミラー内部におけるスペース効率が悪い。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サイドミラー内部におけるスペース効率を悪化させることなく、ミラーを保持するバイザーと複数の外観意匠部品との相対的な位置決めを行えるようにするとともに、複数の外観意匠部品同士の相対的な位置決めも行えるようにしてサイドミラーの外観見栄えを良好にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、バイザーに位置決め部を設け、この位置決め部に対して複数の外観意匠部品を位置決めするようにした。
第1の発明は、
車両の側部に配設される車両用サイドミラーにおいて、
ミラーを保持するとともに、車両に取り付けられるバイザーと、
上記バイザーを覆うように該バイザーに取り付けられ、上記サイドミラーの外観意匠を構成する第1外観意匠部品と、
上記バイザーを覆うように該バイザーに取り付けられ、上記サイドミラーの外観意匠を構成する第2外観意匠部品とを備え、
上記バイザーには、位置決め部が設けられ、
上記第1外観意匠部品には、上記バイザーの上記位置決め部に位置決めされる第1被位置決め部が設けられ、
上記第2外観意匠部品には、上記バイザーの上記位置決め部に位置決めされる第2被位置決め部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1外観意匠部品の第1被位置決め部と、第2外観意匠部品の第2被位置決め部がバイザーの位置決め部に位置決めされる。バイザーの位置決め部は第1被位置決め部及び第2被位置決め部に共通の位置決め部となっているので、別々に位置決めする場合に比べてサイドミラー内部におけるスペース効率が高くなる。そして、第1外観意匠部品と第2外観意匠部品との相対的な位置関係が位置決め部によって狙い通りに定まる。また、第1外観意匠部品と第2外観意匠部品の両方がバイザーに対して位置決めされるので、第1外観意匠部品及び第2外観意匠部品とハウジングとの相対的な位置関係も狙い通りに定まる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記第1外観意匠部品及び上記第2外観意匠部品は、上記バイザーの車両前側を覆うように該バイザーに取り付けられ、
上記バイザーの上記位置決め部は、車両前方へ突出する位置決めピンであり、
上記第1外観意匠部品の上記第1被位置決め部は、上記位置決めピンが挿入される第1位置決め孔であり、
上記第2外観意匠部品の上記第2被位置決め部は、上記位置決めピンが挿入される第2位置決め孔であることを特徴とする。
この構成によれば、第1外観意匠部品及び第2外観意匠部品がバイザーをその車両前側から覆うものであることから、第1外観意匠部品及び第2外観意匠部品をバイザーに取り付ける際に、第1外観意匠部品及び第2外観意匠部品をバイザーの前方から後方へ向けて移動させることになる。このときに、位置決めピンが車両前方へ突出していることから、第1外観意匠部品及び第2外観意匠部品を移動させる途中において、バイザーの位置決めピンを第1位置決め孔及び第2位置決め孔に容易に挿入して第1外観意匠部品及び第2外観意匠部品を位置決めすることが可能になる。
第3の発明は、第2の発明において、
上記第1外観意匠部品は、上記バイザーの車両前側における上側部分を覆うアッパパネルであり、
上記第1位置決め孔は、上記アッパパネルの下部に形成され、
上記第2外観意匠部品は、上記バイザーの車両前側における下側部分を覆うロアパネルであり、
上記第2位置決め孔は、上記ロアパネルの上部に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、アッパパネルとロアパネルとがバイザーに位置決めされる。このとき、第1位置決め孔がアッパパネルの下部に形成され、第2位置決め孔がロアパネルの上部に形成されているので、アッパパネルの下部及びロアパネルの上部がバイザーに対して位置決めされることになり、アッパパネルの下部とロアパネルの上部との間の隙が大きくなってしまうのが回避される。
第4の発明は、第3の発明において、
上記ロアパネルの上部には、上方へ突出して上記第1位置決め孔の車両後側に配置される突出部が形成され、
上記第2位置決め孔は、上記第1位置決め孔と一致するように上記突出部に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ロアパネルの突出部がアッパパネルの第1位置決め孔の後側に配置されていて、この突出部に、第2位置決め孔が第1位置決め孔と一致するように形成されているので、アッパパネルとロアパネルをバイザーに取り付ける際に、位置決めピンに第1位置決め孔及び第2位置決め孔を容易に挿入することが可能になる。
第5の発明は、第4の発明において、
上記位置決めピンには、先端部から基端側へ離れた部位に、該位置決めピンの径方向に延びるストッパ部が設けられ、
上記突出部は、上記ストッパ部に車両前側から当接して車両後側への移動が阻止されることを特徴とする。
この構成によれば、ロアパネルをバイザーに取り付ける際に第2位置決め孔を位置決めピンに挿入すると、突出部が位置決めピンのストッパ部に当接し、これにより、突出部の車両後側への移動が阻止されるので、ロアパネルの位置決めが容易に、かつ、正確に行われる。
第6の発明は、第5の発明において、
上記アッパパネルにおける上記第1位置決め孔の周縁部は、上記ロアパネルの上記突出部に車両前側から当接することを特徴とする。
この構成によれば、アッパパネルをバイザーに取り付ける際に第1位置決め孔を位置決めピンに挿入すると、第1位置決め孔の周縁部が突出部に当接し、これにより、第1位置決め孔の周縁部の車両後側への移動が阻止されるので、アッパパネルの位置決めが容易に、かつ、正確に行われる。
第1の発明によれば、バイザーの位置決め部によって第1外観意匠部品の第1被位置決め部と第2外観意匠部品の第2被位置決め部を位置決めできるので、サイドミラー内部におけるスペース効率を悪化させることなく、サイドミラーの外観見栄えを良好にすることができる。
第2の発明によれば、バイザーの位置決め部を車両前方へ突出する位置決めピンとし、第1外観意匠部品の第1被位置決め部及び第2外観意匠部品の第2被位置決め部を第1位置決め孔及び第2位置決め孔としたので、第1外観意匠部品及び第2外観意匠部品を容易に位置決めできる。
第3の発明によれば、アッパパネルの下部に第1位置決め孔を形成し、ロアパネルの上部に第2位置決め孔を形成したので、アッパパネルの下部とロアパネルの上部との間の隙が大きくなってしまうのを回避することができ、見栄えをより一層良好にできる。
第4の発明によれば、ロアパネルの上部に、第1位置決め孔の車両後側に配置される突出部を形成し、この突出部に第2位置決め孔を第1位置決め孔と一致するように形成したので、アッパパネルとロアパネルをバイザーに取り付ける際に、位置決めピンに第1位置決め孔及び第2位置決め孔を容易に挿入することができ、取り付け作業性を良好にすることができる。
第5の発明によれば、ロアパネルの突出部が位置決めピンのストッパ部に車両前側から当接するので、ロアパネルの位置決めを容易に、かつ、正確に行うことができる。
第6の発明によれば、アッパパネルにおける第1位置決め孔の周縁部がロアパネルの突出部に車両前側から当接するので、アッパパネルの位置決めを容易に、かつ、正確に行うことができる。
本発明の実施形態1に係る車両用サイドミラーの分解斜視図である。 車両前側から見たバイザー、アッパパネル及びロアパネルの分解斜視図である。 バイザーを車両前側から見た図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 図3におけるV−V線断面図である。 本発明の実施形態2に係る図1相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用サイドミラー1の分解斜視図であり、車両後側から見た図である。図2は、車両用サイドミラー1を構成する部品のうち、バイザー、アッパパネル及びロアパネルを示しており、車両前側から見た分解斜視図である。
車両用サイドミラー1は、例えば自動車の側部に配設されるドア(図示せず)の前端部に固定されて主に後方確認用として使用される、いわゆるドアミラーである。この実施形態1では、車両の右側に設けられる車両用サイドミラー1について説明するが、図示しない左側に設けられる車両用サイドミラーは、右側のものと左右対称構造であることから説明を省略する。尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車幅方向左側を単に「左」といい、車幅方向右側を単に「右」というものとする。
車両用サイドミラー1は、ドアに締結固定されるミラーベース2と、ミラーベース2に取り付けられるミラーヘッド3とを備えている。ミラーベース2の上部には上方へ突出する筒部2aが設けられている。ミラーヘッド3は、ミラー10と、バイザー11と、角度調整ユニット12と、ミラーホルダー13と、格納ユニット14とを備えている。バイザー11には、アッパパネル20と、ロアパネル30とが取り付けられるようになっており、これらアッパパネル20及びロアパネル30も車両用サイドミラー1を構成する部品である。
角度調整ユニット12はミラー10の角度を調整するためのものであり、従来から周知のものである。角度調整ユニット12はバイザー11の後側から該バイザー11に締結固定されるようになっている。ミラーホルダー13は、角度調整ユニット12に傾動可能に取り付けられる。ミラー10は、ミラーホルダー13に固定されている。
また、格納ユニット14は、上下方向に延びる軸14aと、軸14aを収容するケーシング14bとを有しており、従来から周知のものである。ケーシング14bは、バイザー11の前側から該バイザー11に締結固定されるようになっている。格納ユニット14の軸14aの下端部がミラーベース2の筒部2aに固定される。軸14a周りにケーシング14bが回動することでバイザー11が使用可能状態と格納状態とに切り替えられる。
(バイザーの構成)
バイザー11は、樹脂材からなるものであり、図3にも示すように左右方向に長い形状に形成され、ミラー10を保持するように構成されている。図1に示すように、バイザー11には、後側に開放する凹部40が形成されている。この凹部40の内部には、ミラー10、角度調整ユニット12及びミラーホルダー13が収容されるようになっている。バイザー11の後側における凹部40の周縁部には、該凹部40の外方へ延びた後、前側へ屈曲した屈曲部41が形成されている。図3にも示すように、屈曲部41における右側の上下方向中間部には、切欠部41aが形成されている。
図3に示すように、バイザー11の左側壁部11bの内面には、上側アッパパネル取付爪42と、下側アッパパネル取付爪43とが前方へ突出するように形成されている。上側アッパパネル取付爪42は、バイザー11の上下方向中央部よりも上に位置している。下側アッパパネル取付爪43は、バイザー11の上下方向中央部よりも下に位置している。バイザー11の前側の右端部には、右側アッパパネル取付孔44が形成されている。バイザー11の前側の左右方向中間部には、上側アッパパネル取付孔45と、下側アッパパネル取付孔46とが形成されている。右側アッパパネル取付孔44、上側アッパパネル取付孔45及び下側アッパパネル取付孔46は前側に開口している。右側アッパパネル取付孔44の高さは、上側アッパパネル取付爪42と、下側アッパパネル取付爪43との間である。上側アッパパネル取付孔45の高さは、上側アッパパネル取付爪42と略同じ高さである。下側アッパパネル取付孔46の高さは、下側アッパパネル取付爪43と略同じ高さである。また、上側アッパパネル取付孔45は、下側アッパパネル取付孔46よりも左側に位置している。
また、バイザー11の前側の下部には、右側ロアパネル取付片47と、ロアパネル取付孔48と、左側ロアパネル取付片49とが形成されている。右側ロアパネル取付片47、ロアパネル取付孔48及び左側ロアパネル取付片49は、下側アッパパネル取付爪43よりも下に位置している。右側ロアパネル取付片47は、右側アッパパネル取付孔44の下方に配置されて前方へ突出するように形成されている。ロアパネル取付孔48は、上側アッパパネル取付孔45の下方に配置されて前側に開口している。左側ロアパネル取付片49は、下側アッパパネル取付爪43の下方に配置されており、バイザー11の下壁部11aから上方へ突出している。
図2に示すように、バイザー11の下壁部11aの左側には、ミラーベース2の筒部2aが下方から挿入される挿入孔11cが形成されている。
バイザー11の前側には、位置決めピン(位置決め部)50が設けられている。位置決めピン50は、バイザー11の内方において上下方向に延びる板部11dから前方へ突出しており、この板部11dに一体成形されている。図4及び図5に示すように、位置決めピン50の中心線Aは前後方向に延びている。位置決めピン50は、中心線Aから上方へ突出して該中心線Aに沿って前後方向に延びる上側板部50aと、該中心線Aから下方へ突出して該中心線Aに沿って前後方向に延びる下側板部50bと、該中心線Aから左側へ突出して該中心線Aに沿って前後方向に延びる左側板部50cと、該中心線Aから右側へ突出して該中心線Aに沿って前後方向に延びる右側板部50dとを有しており、これら上側板部50a、下側板部50b、左側板部50c及び右側板部50dが一体化することによって断面が略十字に近い形状となっている。
図4に示すように、位置決めピン50の下側板部50bの上下方向の寸法は、上側板部50aの上下方向の寸法よりも長く設定されている。また、図5に示すように、右側板部50dの左右方向の寸法は、左側板部50cの左右方向の寸法よりも長く設定されている。そして、位置決めピン50の上下方向の寸法は、先端側(前側)へ行くほど短くなるように設定され、また、位置決めピン50の左右方向の寸法は、先端側へ行くほど短くなるように設定されており、これにより、位置決めピン50の外径は先端側へ行くほど小さくなる。尚、位置決めピン50の先端側へ向けての外径の変化量はわずかなものである。
図4に示すように、位置決めピン50の下側板部50bの先端部から基端側へ離れた部位には、下側ストッパ部50eが設けられている。下側ストッパ部50eは、下側板部50bの先端部分(位置決めピン50の先端部に相当する部分)を切り欠くことによって形成されたものであり、上下方向(位置決めピン50の径方向)に延びる細長い面で構成されている。下側板部50bの先端部分を切り欠くことにより、下側ストッパ部50eよりも先端側では、下側板部50bの上下方向の寸法と、上側板部50aの上下方向の寸法とが略等しくなる。
また、図5に示すように、位置決めピン50の右側板部50dの先端部から基端側へ離れた部位には、右側ストッパ部50fが設けられている。右側ストッパ部50fは、右側板部50dの先端部分を切り欠くことによって形成されたものであり、左右方向(位置決めピン50の径方向)に延びる細長い面で構成されている。下側ストッパ部50eと、右側ストッパ部50fとは、位置決めピン50の中心線A方向について同じ位置に配置されている。右側板部50dの先端部分を切り欠くことにより、右側ストッパ部50fよりも先端側では、右側板部50dの左右方向の寸法と、左側板部50cの左右方向の寸法とが略等しくなる。
(アッパパネルの構成)
図1及び図2に示すように、アッパパネル20は、バイザー11の上側を前側から覆うように該バイザー11に取り付けられ、サイドミラー1の外観意匠を構成する部品である。このアッパパネル20が本発明の第1外観意匠部品である。サイドミラー1の外観意匠部品とは、サイドミラー1の外面を形成していて外部から視認され、サイドミラー1のデザインの一部となる部品である。
アッパパネル20の上側は、バイザー11の上側を覆うように後側へ向けて湾曲しながら延びている。また、アッパパネル20の右側は、バイザー11の右側を覆うように後側へ向けて湾曲しながら延びている。アッパパネル20の下側は、バイザー11の上下方向中央部よりも下方まで延びており、バイザー11の位置決めピン50を前方から覆うことができるようになっている。つまり、バイザー11の下縁部は左右方向に延びるとともに、バイザー11の位置決めピン50よりも下に位置している。
図1に示すように、アッパパネル20の裏面(後面)の左端部には、上側取付孔21と下側取付孔22とが形成されている。上側取付孔21には、バイザー11の上側アッパパネル取付爪42が前方から挿入され、上側取付孔21の周縁部に係合するようになっている。下側取付孔22には、バイザー11の下側アッパパネル取付爪43が前方から挿入され、下側取付孔22の周縁部に係合するようになっている。
アッパパネル20の左右方向中間部には、上側アッパパネル取付爪24が前方へ突出するように形成されている。上側アッパパネル取付爪24は、バイザー11の上側アッパパネル取付孔45(図3に示す)に前側から挿入され、上側アッパパネル取付孔45の内面に係合するようになっている。アッパパネル20の下側の左右方向中間部には、下側アッパパネル取付爪25が前方へ突出するように形成されている。下側アッパパネル取付爪25は、バイザー11の下側アッパパネル取付孔46に前側から挿入され、下側アッパパネル取付孔46の内面に係合するようになっている。また、図示しないが、アッパパネル20の右側には、右側アッパパネル取付爪が前方へ突出するように形成されている。右側アッパパネル取付爪は、バイザー11の右側アッパパネル取付孔44に前側から挿入され、右側アッパパネル取付孔44の内面に係合するようになっている。
アッパパネル20には、本発明の第1被位置決め部としてのアッパ側位置決め孔(第1位置決め孔)26aが設けられている。アッパ側位置決め孔26aにバイザー11の位置決めピン50を挿入することによってアッパパネル20がバイザー11の位置決めピン50によって位置決めされる。
すなわち、図1、図4及び図5に示すように、アッパパネル20の下部における左右方向中間部には、箱状部26が該アッパパネル20の裏面から後側へ突出するように一体成形されている。この箱状部26における後壁部は、アッパパネル20の裏面から後側へ離れて上下方向に延びている。箱状部26の後壁部を前後方向に貫通するようにアッパ側位置決め孔26aが形成されている。したがって、アッパ側位置決め孔26aは前後両方に開放されている。
アッパ側位置決め孔26aは略円形である。アッパ側位置決め孔26aは、位置決めピン50の下側ストッパ部50e及び右側ストッパ部50fよりも先端側を挿入することが可能な大きさとされている。具体的には、アッパ側位置決め孔26aの内径は、位置決めピン50の下側ストッパ部50e及び右側ストッパ部50fよりも先端側の外径よりも若干大きめで、かつ、位置決めピン50の下側ストッパ部50e及び右側ストッパ部50fが形成された部分の外径よりも小さく設定されている。アッパ側位置決め孔26aの内径の大きさによってアッパパネル20の位置決め精度を調整することができる。
(ロアパネルの構成)
図1及び図2に示すように、ロアパネル30は、バイザー11の下側を前側から覆うように該バイザー11に取り付けられ、サイドミラー1の外観意匠を構成する部品である。このアッパパネル20が本発明の第2外観意匠部品である。
ロアパネル30の下側は、バイザー11の下側を覆うように後側へ向けて湾曲しながら延びている。また、ロアパネル30の右側は、バイザー11の右側を覆うように後側へ向けて延びている。ロアパネル30の上縁部は、アッパパネル20の下縁部に沿って左右方向に延び、バイザー11の位置決めピン50をよりも下に位置している。つまり、バイザー11の位置決めピン50はロアパネル30によって覆われないようになっている。また、図4に示すように、ロアパネル30の上縁部とアッパパネル20の下縁部とは上下方向に突き当てられており、この状態でロアパネル30の上縁部とアッパパネル20の下縁部との間に殆ど隙間が発生しないように設計されている。
図1に示すように、ロアパネル30の裏面(後面)の右端部には、右側ロアパネル取付爪31が前方へ突出するように形成されている。右側ロアパネル取付爪31は、バイザー11の右側ロアパネル取付片47に対して係合するようになっている。ロアパネル30の裏面の左右方向中央部には、中央ロアパネル取付爪32、32が前方へ突出するように形成されている。中央ロアパネル取付爪32、32は、バイザー11のロアパネル取付孔48に前側から挿入され、ロアパネル取付孔48の内面に係合するようになっている。ロアパネル30の裏面の左側には、左側ロアパネル取付爪33が前方へ突出するように形成されている。左側ロアパネル取付爪33は、バイザー11の左側ロアパネル取付片49に対して係合するようになっている。
ロアパネル30には、本発明の第2被位置決め部としてのロア側位置決め孔(第2位置決め孔)36aが設けられている。ロア側位置決め孔36aにバイザー11の位置決めピン50を挿入することによってロアパネル30がバイザー11の位置決めピン50に位置決めされる。
すなわち、図4及び図5にも示すように、ロアパネル30の上部における左右方向中間部には、上方へ突出してアッパ側位置決め孔26aの後側に配置される突出板部(突出部)36が形成されている。図4に示すように、突出板部36は、ロアパネル30の上部から後側へ延びた後、上方へ屈曲してアッパパネル20の箱状部26の後壁部に沿って延びている。突出板部36の上端部は、アッパパネル20の箱状部26の後壁部の上端部よりも上方に位置している。また、図5に示すように、突出板部36の左右両端部は、それぞれ、アッパパネル20の箱状部26の後壁部の左右両端部よりも外方に位置している。
突出板部36には、ロア側位置決め孔36aがアッパ側位置決め孔26aと一致するように形成されていて、ロア側位置決め孔36aがアッパ側位置決め孔26aよりも先に位置決めピン50に挿入されるように配置される。ロア側位置決め孔36aの内径は、アッパ側位置決め孔26aと同様に、略円形であり、位置決めピン50の下側ストッパ部50e及び右側ストッパ部50fよりも先端側を挿入することが可能な大きさとされている。また、位置決めピン50の外径は、上述したように基端側へ行くほど大きくなっているので、この外径の変化に対応するように、アッパ側位置決め孔26aよりも位置決めピン50の基端側に挿入されるロア側位置決め孔36aがアッパ側位置決め孔26aよりも大きな内径を有している。そして、アッパパネル20の箱状部26の後壁部におけるアッパ側位置決め孔26aの周縁部は、ロアパネル30の突出板部36に前側から当接することになる。
また、ロア側位置決め孔36aに位置決めピン50を挿入した状態で、突出板部36は、位置決めピン50の下側ストッパ部50e及び右側ストッパ部50fに前側から当接して後側への移動が阻止されるようになっている。
(アッパパネル及びロアパネルの取付方法)
次に、アッパパネル20及びロアパネル30をバイザー11に取り付ける方法について説明する。まず、ロアパネル30をバイザー11に取り付ける。このとき、ロアパネル30のロア側位置決め孔36aにバイザー11の位置決めピン50を挿入する。ロア側位置決め孔36aに位置決めピン50を挿入すると、突出板部36が位置決めピン50の下側ストッパ部50e及び右側ストッパ部50fに前側から当接して後側への移動が阻止される。これにより、ロアパネル30の左右方向中央部が位置決めピン50によってバイザー11に対して上下方向及び左右方向に殆ど動かないように位置決めされるとともに、後側へも動かないように位置決めされる。
また、右側ロアパネル取付爪31をバイザー11の右側ロアパネル取付片47に係合させ、また、中央ロアパネル取付爪32、32をバイザー11のロアパネル取付孔48に挿入してロアパネル取付孔48の内面に係合させ、また、左側ロアパネル取付爪33をバイザー11の左側ロアパネル取付片49に係合させる。
その後、アッパパネル20をバイザー11に取り付ける。このとき、アッパパネル20のアッパ側位置決め孔26aにバイザー11の位置決めピン50を挿入する。アッパ側位置決め孔26aに位置決めピン50を挿入すると、アッパパネル20の箱状部26の後壁部が突出板部36に当接して後側への移動が阻止される。これにより、アッパパネル20の左右方向中央部が位置決めピン50によってバイザー11に対して上下方向及び左右方向に殆ど動かないように位置決めされるとともに、後側へも動かないように位置決めされる。
また、アッパパネル20の上側取付孔21及び下側取付孔22に、それぞれ、バイザー11の上側アッパパネル取付爪42及び下側アッパパネル取付爪43を前方から挿入して係合させる。また、上側アッパパネル取付爪24及び下側アッパパネル取付爪25を、バイザー11の上側アッパパネル取付孔45及び下側アッパパネル取付孔46に前側から挿入して係合させる。さらに、図示しない右側アッパパネル取付爪をバイザー11の右側アッパパネル取付孔44に前側から挿入して係合させる。
以上のようにしてアッパパネル20及びロアパネル30をバイザー11に取り付けられた状態では、アッパパネル20及びロアパネル30が位置決めピン50によってバイザー11に位置決めされている。よって、アッパパネル20及びロアパネル30の相対的な位置関係が狙い通りに定まってアッパパネル20の下縁部とロアパネル30の上縁部との隙間が広がることはなくなるとともに、アッパパネル20及びロアパネル30とバイザー11との相対的な位置関係が狙い通りに定まり、アッパパネル20及びロアパネル30の周縁部とバイザー11との隙間が広がることはなくなる。
また、アッパパネル20及びロアパネル30を共通の位置決めピン50によって位置決めできるので、サイドミラー1の内部におけるスペース効率を悪化させることなく、サイドミラー1の外観見栄えを良好にすることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドミラーは、例えば自動車等の車両の側部に設けることができる。
1 車両用サイドミラー
11 バイザー
20 アッパパネル(第1外観意匠部品)
26a アッパ側位置決め孔(第1被位置決め部、第1位置決め孔)
30 ロアパネル(第2外観意匠部品)
36 突出板部(突出部)
36a ロア側位置決め孔(第2被位置決め部、第2位置決め孔)
50 位置決めピン(位置決め部)
50e 下側ストッパ部
50f 右側ストッパ部

Claims (6)

  1. 車両の側部に配設される車両用サイドミラーにおいて、
    ミラーを保持するとともに、車両に取り付けられるバイザーと、
    上記バイザーを覆うように該バイザーに取り付けられ、上記サイドミラーの外観意匠を構成する第1外観意匠部品と、
    上記バイザーを覆うように該バイザーに取り付けられ、上記サイドミラーの外観意匠を構成する第2外観意匠部品とを備え、
    上記バイザーには、位置決め部が設けられ、
    上記第1外観意匠部品には、上記バイザーの上記位置決め部に位置決めされる第1被位置決め部が設けられ、
    上記第2外観意匠部品には、上記バイザーの上記位置決め部に位置決めされる第2被位置決め部が設けられていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  2. 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記第1外観意匠部品及び上記第2外観意匠部品は、上記バイザーの車両前側を覆うように該バイザーに取り付けられ、
    上記バイザーの上記位置決め部は、車両前方へ突出する位置決めピンであり、
    上記第1外観意匠部品の上記第1被位置決め部は、上記位置決めピンが挿入される第1位置決め孔であり、
    上記第2外観意匠部品の上記第2被位置決め部は、上記位置決めピンが挿入される第2位置決め孔であることを特徴とする車両用サイドミラー。
  3. 請求項2に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記第1外観意匠部品は、上記バイザーの車両前側における上側部分を覆うアッパパネルであり、
    上記第1位置決め孔は、上記アッパパネルの下部に形成され、
    上記第2外観意匠部品は、上記バイザーの車両前側における下側部分を覆うロアパネルであり、
    上記第2位置決め孔は、上記ロアパネルの上部に形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  4. 請求項3に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記ロアパネルの上部には、上方へ突出して上記第1位置決め孔の車両後側に配置される突出部が形成され、
    上記第2位置決め孔は、上記第1位置決め孔と一致するように上記突出部に形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  5. 請求項4に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記位置決めピンには、先端部から基端側へ離れた部位に、該位置決めピンの径方向に延びるストッパ部が設けられ、
    上記突出部は、上記ストッパ部に車両前側から当接して車両後側への移動が阻止されることを特徴とする車両用サイドミラー。
  6. 請求項5に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記アッパパネルにおける上記第1位置決め孔の周縁部は、上記ロアパネルの上記突出部に車両前側から当接することを特徴とする車両用サイドミラー。
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